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Mohamed Bourouissa - LILA (LP)Mohamed Bourouissa - LILA (LP)
Mohamed Bourouissa - LILA (LP)PAN
¥4,854

写真、映像作品で知られるMohamed Bourouissaが初めて音楽を中心に据えて制作したアルバム『LILA』。自身の人生で出会ってきた人々を音のオブジェとして記録するというコンセプトのもと、各曲は特定の人物に捧げられ、その名前を冠している。〈PAN〉らしい鋭い編集感覚と、Bourouissaの人間的な視点が交差し、シンセの層、壊れかけたビートの断片、オートチューンの声がゆっくりと漂う。ポップ、クラブ、アンビエントの境界で、メロディは淡いタッチで置かれ、ビートは固定されずに揺れながら進む。しっかりとした構造よりも、感情の動きや記憶のニュアンスをそのまま音にしたような質感。写真家らしい距離感と共に親密さがあり、光と影のコントラストで構成されたポートレートのよう。参加ミュージシャンはLe Diouck、Valentina Fanigliuloほか多彩で、声や楽器がそれぞれの人物像を静かに浮かび上がらせる。アヴァンギャルドと日常の感情が同じフレームに収まる独自の音楽性。

Bad Brains - I And I Survive (LP)Bad Brains - I And I Survive (LP)
Bad Brains - I And I Survive (LP)Org Music
¥3,344

オリジナルは1982年に発表のBad Brainsの12インチEPで、セルフタイトル作と並ぶ初期の重要音源。ハードコア・パンクのイメージが強い彼らだが、本作ではレゲエ、ルーツ色が前面に押し出され、バンドの精神性と幅広い音楽性が鮮明に刻まれている。タイトル曲「I And I Survive」をはじめ、ラスタファリズムの思想を反映した穏やかなグルーヴと、社会的メッセージを帯びた歌詞。「Destroy Babylon」「Coptic Times」など、怒りと祈りが同居するような曲が並ぶ。Ric Ocasekによるプロデュースもポイントで、荒々しさの中にクリアな輪郭を与えている。短い作品ながら、Bad Brainsのもう一つの核を示すものであり、後の『Rock for Light』や『I Against I』へ続く流れを形作った一枚。

Eldritch Anisette - Complete Fairytales (LP)Eldritch Anisette - Complete Fairytales (LP)
Eldritch Anisette - Complete Fairytales (LP)Numero Group
¥3,720

1996年にデラウェアで結成され、わずか1年ほどの活動で姿を消した女性ヴォーカル・エモバンドEldritch Anisette。そのほぼ失われていた録音を、〈Numero〉が丁寧に掘り起こし、7インチ音源や未発表曲を含む全6曲をまとめた決定的アーカイブ盤『Complete Fairytales』。ざらついたギター、タイトで粗削りなリズム、そしてCourtney Millerの張り裂けるようなボーカルが、90年代中期のDIYエモ/インディの空気をそのまま閉じ込めた生々しい質感を生む。2〜3分台の短い曲を中心として、感情の揺れ幅は大きく、静かな緊張と爆発的なエモーションが交互に押し寄せる音楽性は、当時のローカルシーンならではの青さと切迫感に満ちている。短命バンドが残した青春の断片を、現代に鮮やかに呼び戻す一枚。  

Jejune - This Afternoons Malady (CS)Jejune - This Afternoons Malady (CS)
Jejune - This Afternoons Malady (CS)Numero Group
¥1,858

9月下旬再入荷。90年代後半のエモ・リバイバルの重要バンドのひとつとして知られ、後のインディー/ポストロック系バンドにも影響を与えたJejuneが1998年に発表したセカンド・アルバム『This Afternoons Malady』が〈Numero〉より再発。美しいメロディーと緻密なアレンジが際立ち、エモ的な激情だけでなく、インディー・ロックやポストロック的要素も取り込み、幅広い音楽性を展開。その完成度の高さからJejuneのキャリアを決定づけた本作は、90年代エモの美学を完成させた作品であり、エモとインディー・ロック双方の文脈で語り継がれる名盤。

Jejune - This Afternoons Malady (CD)Jejune - This Afternoons Malady (CD)
Jejune - This Afternoons Malady (CD)Numero Group
¥1,858

9月下旬再入荷。90年代後半のエモ・リバイバルの重要バンドのひとつとして知られ、後のインディー/ポストロック系バンドにも影響を与えたJejuneが1998年に発表したセカンド・アルバム『This Afternoons Malady』が〈Numero〉より再発。美しいメロディーと緻密なアレンジが際立ち、エモ的な激情だけでなく、インディー・ロックやポストロック的要素も取り込み、幅広い音楽性を展開。その完成度の高さからJejuneのキャリアを決定づけた本作は、90年代エモの美学を完成させた作品であり、エモとインディー・ロック双方の文脈で語り継がれる名盤。

Jejune - Junk (CS)Jejune - Junk (CS)
Jejune - Junk (CS)Numero Group
¥1,858

90年代後半のエモ・リバイバルの重要バンドのひとつとして知られ、後のインディー/ポストロック系バンドにも影響を与えたJejuneが1997年に発表したデビュー・アルバム『Junk』が〈Numero〉より再発。デュアル・ヴォーカルとメロディックなギターリフが織りなす生々しいサウンドは当時のアンダーグラウンド・シーンを象徴する一枚!

Jejune - Junk (CD)Jejune - Junk (CD)
Jejune - Junk (CD)Numero Group
¥1,858

90年代後半のエモ・リバイバルの重要バンドのひとつとして知られ、後のインディー/ポストロック系バンドにも影響を与えたJejuneが1997年に発表したデビュー・アルバム『Junk』が〈Numero〉より再発。デュアル・ヴォーカルとメロディックなギターリフが織りなす生々しいサウンドは当時のアンダーグラウンド・シーンを象徴する一枚!

Tirez Tirez - Story of the Year (Metallic Silver Vinyl LP)Tirez Tirez - Story of the Year (Metallic Silver Vinyl LP)
Tirez Tirez - Story of the Year (Metallic Silver Vinyl LP)Numero Group
¥3,720

ニューヨークの作曲家Mikel Rouseを中心に活動したプロジェクトTirez Tirezの代表作のひとつとして語られる、ベルギーの名門〈Les Disques du Crépuscule〉から1983年にリリースされた『Story of the Year』。Tirez Tirezは、Steve ReichやPhilip GlassなどNYミニマリズムの流れと、ポストパンク以降のアートロックを独自に接続した稀有な存在で、本作でも、反復するギター、シンセのミニマルな構造、乾いたドラム、抑制されたボーカルに、〈Crépuscule〉らしいヨーロッパ的な冷たさと洗練が加わり、NYのアート感覚とベルギーのポストパンク美学が交差する独特の空気が漂う。メロディよりも 質感・構造・反復が前面に出るミニマル・ポップの魅力が際立っており、Talking Headsや80年代前半NYのアートロックと共振しつつ、よりストイックで知的なアプローチが貫かれているのが印象的。

V.A. - Eccentric Sweet Soul (Opaque Peach Vinyl LP)
V.A. - Eccentric Sweet Soul (Opaque Peach Vinyl LP)Numero Group
¥4,123

大名門〈Numero〉が手がけるスウィートソウル、ローカルソウルの秘宝を掘り起こすコンピレーション『Eccentric Sweet Soul』。シリーズの中でも特に 甘くメロウで、ロマンティックなソウルに焦点を当てたもので、1960〜80年代のローカルレーベルや自主制作盤から発掘した知られざる名曲 を多数収録。コレクターが探し続けてきたシングル音源や一度も再発されていない曲も含め、失われかけたローカル・ソウル文化を丁寧に再構築している。ストリングスやホーンを使ったメロウなアレンジ、切ないファルセット、甘いハーモニーのスロウバラードは、夜のリスニングやチルアウトにぴったりのスウィートソウルの裏名盤ともいうべき好内容。どこか素朴で、手作り感のある温かいサウンドは、いわゆる大ヒット曲ではないのに、不思議と心に残るメロディと歌の喜びに満ちている。

Sooj - Crusher (CD)Sooj - Crusher (CD)
Sooj - Crusher (CD)Numero Group
¥1,946

9月下旬再入荷。USスロウコアの象徴DusterのClay PartonとCanaan Dove Amber、そしてノースカロライナのサンプリング作家Dirty Art ClubによるユニットSoojのデビュー作が〈Numero Group〉から登場。Dusterらしい沈み込むようなスロウコアの質感に、Dirty Art Clubのテープヒスやコラージュ処理が重なり、音は輪郭を失いながらもどこか温かい。ギターのフレーズは霧の中でゆっくりと漂い、サンプルは記憶の断片のように浮かんでは消える。深夜の部屋で灯りを落として聴くと、空気そのものが変質していくような没入感がある。Dusterのリイシューを全面的に手がけ、彼らの再評価を決定づけた 〈Numero Group〉からのリリースであることも相まって、90年代のスロウコアという遺産が、現代のサンプリング・アートと出会うことで、いかに新しいサイケデリアへと変容したかを示す一枚。Dusterの静かな憂鬱が、サンプルの波に溶けて消えていく様は、時間が経って、一番底に静かに溜まった、純度の高い残り香のよう。

Jejune - Wait A Lifetime (3CD Box)Jejune - Wait A Lifetime (3CD Box)
Jejune - Wait A Lifetime (3CD Box)Numero Group
¥5,644

90年代エモ/インディーの隠れた名バンドJejuneの全スタジオ録音を網羅した、〈Numero Group〉渾身の3CDボックス『Wait A Lifetime』。1st『Junk』、2nd『This Afternoon's Malady』、未発表に終わった3枚目のアルバムからの素材で拡張された『R.I.P.』、さらに7インチやスプリット、コンピ提供曲まで、バンドの全キャリアを一望できる決定版アーカイヴ。サウンドは、透明感のあるギターと胸に刺さる叙情性が同居する、90年代エモの青さそのもの。初期のストレートなエモ・パンクから、2ndでの洗練されたオルタナ的アプローチ、そして未完成3rdで垣間見える新たな方向性まで、バンドの変遷と成長がそのままパッケージされている。Sunny Day Real EstateやMineralに通じる叙情性を持ちながら、よりポップで開けたメロディが魅力。エモ再評価の流れの中で、バンドの全貌を知るうえで欠かせない一箱。Opaque Red Vinylの豪華仕様に加え、当時の写真や詳細なエッセイを収めたブックレットも付属し、資料性も抜群。

David Torn - now i imagine a place not the same (2LP)David Torn - now i imagine a place not the same (2LP)
David Torn - now i imagine a place not the same (2LP)Kou Records
¥5,879

9月下旬再入荷。エレクトリック・ギターの音響処理を数十年にわたり探求してきたDavid Tornが、Sunn O)))やThurston Mooreの作品を手がけてきたRandall Dunnを録音、プロデュースに迎えて制作した最新作『now i imagine a place not the same』。ギター、エレクトロニクス、アンプ、空間そのものを素材として扱い、即興と作曲の境界を曖昧にする音楽が全編を貫く。液体のように滑らかな質感でありながら、ざらついた倍音やフィードバックが絶えず形を変え、音が自律的に進化していくような広がりを持つ。Randall Dunnの録音は物理的な存在感を強調し、ギターが空間の中で浮遊したり沈んだりするように聴こえる。ドローンの持続と即興的なフレーズがゆっくり折り重なり、映画音楽で培われた心理的な陰影が抽象的な形で立ち上がる。静けさの中に緊張があり、映像のように風景がゆっくり変化していく感覚が続く。音の粒子一つひとつにまで美意識が行き渡った、深い没入感をもたらす緻密な傑作。

Reverend Baron - Daniel (CD)
Reverend Baron - Daniel (CD)Karma Chief Records
¥1,946

LAのシンガーソングライターDanny Garciaのソロ名義Reverend Baronによるアコースティック・インストゥルメンタル作品。父から祖父へと受け継がれ、自身の手に渡った一本のメキシコ製ナイロン弦ギターを携え、LA、メキシコシティ、ネブラスカを旅しながら紡いだ11曲を収録。録音にはほぼこの一本のギターのみが使用されており、その枯れた温かみのあるトーンが作品のアイデンティティとなっており、メキシコの伝統的ギターワークとアメリカーナの静けさが自然に混ざり合う。どの曲も短いスケッチのように風景が立ち上がり、歌がないことでかえって旅の記憶や土地の空気がそのまま音に染み込んでいるような親密さがある。山火事でスタジオを失った後に生まれた作品という背景もあり、音には語らない物語のような深い陰影が漂う。ニックドレイクにも通じるような、一本の古いギターが繋ぐ、一冊の旅日記のようなアルバム。

Joyce Moreno, Tutty Moreno, Adrian Younge - Joyce e Tutty Moreno JID027 (Translucent Violet Vinyl LP)Joyce Moreno, Tutty Moreno, Adrian Younge - Joyce e Tutty Moreno JID027 (Translucent Violet Vinyl LP)
Joyce Moreno, Tutty Moreno, Adrian Younge - Joyce e Tutty Moreno JID027 (Translucent Violet Vinyl LP)Jazz Is Dead
¥4,163

ブラジル音楽のレジェンドJoyce Morenoと、長年その音楽を支えてきた名ドラマーTutty Morenoに、アナログ・ソウルの革新者Adrian Youngeが合流し、Jazz Is Deadシリーズの枠で実現したコラボレーション作。本作は、ブラジルの巨匠João Donatoへの深い敬意から始まったセッションを基点に、彼の死後は、追悼の意を込めた作品として制作。JoyceとYoungeが共同で作曲を手がけ、Joyceの代表曲「Mandala」「Uaná Eté」「Is This Love?」の再演に加え、Youngeのインスト曲も収録。Joyceの柔らかくも芯のある歌声と、Tutty Morenoの呼吸のあるドラムが中心にあり、そこへYoungeのアレンジが重なることで、MPB、ジャズ、ソウルが有機的に溶け合う独自の世界が生まれている。アナログ録音ならではの温度感、生楽器の質感、そして即興性と詩情が同居する、豊かな音の対話。

Joyce Moreno, Tutty Moreno, Adrian Younge - Joyce e Tutty Moreno JID027 (LP)Joyce Moreno, Tutty Moreno, Adrian Younge - Joyce e Tutty Moreno JID027 (LP)
Joyce Moreno, Tutty Moreno, Adrian Younge - Joyce e Tutty Moreno JID027 (LP)Jazz Is Dead
¥3,764

ブラジル音楽のレジェンドJoyce Morenoと、長年その音楽を支えてきた名ドラマーTutty Morenoに、アナログ・ソウルの革新者Adrian Youngeが合流し、Jazz Is Deadシリーズの枠で実現したコラボレーション作。本作は、ブラジルの巨匠João Donatoへの深い敬意から始まったセッションを基点に、彼の死後は、追悼の意を込めた作品として制作。JoyceとYoungeが共同で作曲を手がけ、Joyceの代表曲「Mandala」「Uaná Eté」「Is This Love?」の再演に加え、Youngeのインスト曲も収録。Joyceの柔らかくも芯のある歌声と、Tutty Morenoの呼吸のあるドラムが中心にあり、そこへYoungeのアレンジが重なることで、MPB、ジャズ、ソウルが有機的に溶け合う独自の世界が生まれている。アナログ録音ならではの温度感、生楽器の質感、そして即興性と詩情が同居する、豊かな音の対話。

Joyce Moreno, Tutty Moreno, Adrian Younge - Joyce e Tutty Moreno JID027 (CD)Joyce Moreno, Tutty Moreno, Adrian Younge - Joyce e Tutty Moreno JID027 (CD)
Joyce Moreno, Tutty Moreno, Adrian Younge - Joyce e Tutty Moreno JID027 (CD)Jazz Is Dead
¥1,964

ブラジル音楽のレジェンドJoyce Morenoと、長年その音楽を支えてきた名ドラマーTutty Morenoに、アナログ・ソウルの革新者Adrian Youngeが合流し、Jazz Is Deadシリーズの枠で実現したコラボレーション作。本作は、ブラジルの巨匠João Donatoへの深い敬意から始まったセッションを基点に、彼の死後は、追悼の意を込めた作品として制作。JoyceとYoungeが共同で作曲を手がけ、Joyceの代表曲「Mandala」「Uaná Eté」「Is This Love?」の再演に加え、Youngeのインスト曲も収録。Joyceの柔らかくも芯のある歌声と、Tutty Morenoの呼吸のあるドラムが中心にあり、そこへYoungeのアレンジが重なることで、MPB、ジャズ、ソウルが有機的に溶け合う独自の世界が生まれている。アナログ録音ならではの温度感、生楽器の質感、そして即興性と詩情が同居する、豊かな音の対話。

Dinosaur Jr. - There Near (LP)Dinosaur Jr. - There Near (LP)
Dinosaur Jr. - There Near (LP)Jagjaguwar
¥3,674

9月下旬再入荷。Dinosaur Jr.の5年ぶりの新作『There Near』。J Mascis、Lou Barlow、Murphのトリオが、初期の轟音ギター・トーンを現代的にアップデートしたDinosaur Jr. のクラシック路線を更新するような内容で、ギターアンプにも1985年のデビュー作と同型のMesa Boogie MK1を再び使用。荒々しい中域の歪みと、鋭く切り込む高域がアルバム全体を貫く。Murphのドラムは重く速く、Barlowのベースは低域を押し出しながらメロディを支え、三位一体の推進力が曲を常に前へ押し出す。一方で、Mascisのボーカルはゆるく、メロディは素朴で親しみやすい。抽象的な歌詞が、轟音の中で独特の温度感を保つ。初期回帰と現代性が自然に同居した、Dinosaur Jr. が持つ轟音ギターの魅力を2026年の感覚で再提示するロックの塊。  

Gia Margaret - Singing (LP)Gia Margaret - Singing (LP)
Gia Margaret - Singing (LP)Jagjaguwar
¥3,475

Meditationsでも本当に長い間に渡って愛され続ける驚異の大名盤『Romantic Piano』でお馴染みの Gia Margaret の新作『Singing』がリリース!病によって声を失った経験から2020年リリースの『Mia Gargaret』、前作『Romantic Piano』でアンビエント寄りの作風へ踏み出した彼女が本作では声を取り戻しつつあり、一方で、その静けさと優しさはさらに深まっている。数年間声を出せなかった彼女は、代わりに音で語る方法を磨き、響きの細部と感情の精度を研ぎ澄ませてきた。その感覚は今作にも受け継がれ、ピアノの小さなフレーズや静かなアレンジが驚くほど繊細に響く。楽器、機材、アレンジ、声、ひとつひとつに深い情緒を見出し、信じること。その積み重ねが、音と音のあいだの空気までも音楽として息づかせているよう。透明なピアノの響きと、ささやくような歌声、余白が大きく、全てが控えめでありながら、静けさの中に確かな生命が灯る。Gia Margaret が沈黙の先で見つけた新しい声のかたちが、静かにしかし力強く、聴く者の心に触れてくる。

Greg Mendez - Beauty Land (LP)Greg Mendez - Beauty Land (LP)
Greg Mendez - Beauty Land (LP)Dead Oceans
¥3,472

2023年のセルフタイトル作が幅広い注目を集めたフィラデルフィアのSSW、Greg Mendezが、その勢いを受けてさらに深く内面へと潜るフルアルバム『Beauty Land』。本作は、窓のない自宅スタジオで一人きりでテープ録音されたもので、そのためか、音のすべてが手触りのあるローファイ質感で、まるで目の前でつぶやかれているような深みのある親密さが全編を貫いている。重いテーマを扱い、短い曲の中に、人生の痛みと救いの断片がそのまま封じ込めている。ローファイSSWの素朴さに、ドリームポップが淡くにじむ独特の質感で、トイピアノやキーボードのかすかな揺らぎ、かすかに震える歌声が、夢と現実の境界を歩くような静かな非現実感を生んでいる。短い楽曲が連なる、まるで短編集を読むような構成も魅力的。USインディの現在地を象徴する一枚として、ジャンルを越えて支持されそうな一枚。

Jason Calhoun - Revelations of Divine Love (LP)Jason Calhoun - Revelations of Divine Love (LP)
Jason Calhoun - Revelations of Divine Love (LP)Dear Life Records
¥3,154

9月下旬再入荷。フィラデルフィアを拠点に活動する音響作家Jason Calhounによる、中世神秘家Julian of Norwichの同名著作へのオマージュをタイトルに掲げ、日常の中に潜む神聖さをテーマにした全14曲のアンビエント作品『Revelations of Divine Love』。これまでの長尺ドローン中心の作風から一転し、本作は1〜2分台の短い断片が連なる構成。Calhounがペンシルベニア州の自宅周辺で録音した素材や、微細な電子音、柔らかなノイズを重ね合わせ、小さな情景がふっと立ち上がっては消えていくような質感が続く。音の余白の扱いが非常に巧みで、静けさの中に淡いメロディやパルスが浮かび上がる瞬間が印象的。短い曲の連なりが、まるで小さな祈りのように響く。

Aaron Frazer - It's a Shame b/w The Fool (7")
Aaron Frazer - It's a Shame b/w The Fool (7")Colemine Records
¥1,564

Durand Jones & The Indicationsのドラマー、シンガーとして知られるAaron Frazerの、アルバム『Into the Blue』期の重要曲を収めた7インチ。A面「It’s a Shame」はアルバム未収録の新曲で、フィンランドの名リズムセクションCold Diamond & Mink が演奏を担当。乾いたドラム、タイトなギター、柔らかいストリングスがAaronのシルキーなファルセットを美しく支えている。B面「The Fool」はアルバム『Into the Blue 』のラストを飾るバラード。映画のエンディングのように静かで、語りかけるような歌声がじんわりと胸に残る。控えめで深い演奏が、曲の持つ情感を丁寧に浮かび上がらせている。スウィートソウル、サザンソウル、ネオソウルを自然に行き来するAaron Frazerならではの世界観が感じられる仕上がり。

Okonski - Entrance Music (CS)Okonski - Entrance Music (CS)
Okonski - Entrance Music (CS)Colemine Records
¥1,858

2023年のデビュー作『Magnolia』に続き、ピアニストでリーダーのSteve Okonskが、Durand JonesやAaron Frazerといった長年の音楽コラボレーターたちを引き連れた25年度最新アルバム『Entrance Music』をアナウンス。自発的であり瞑想的なスピリットに根ざした本作は、トリオの即興性が最高潮に達した作品であり、パストラルで静謐なスピリチュアル・アンビエント・ジャズ"October"での幕開けの時点で既に天上。The Bad PlusやGerald Claytonといったレジェンドの名前も引き合いに出される珠玉のピアノ・ジャズ・アルバムに仕上がっています。

Okonski - Magnolia (CS)Okonski - Magnolia (CS)
Okonski - Magnolia (CS)Colemine Records
¥1,858
Steve Okonski率いるノース・カロライナ州アシュビルの新鋭ジャズ・トリオOkonskiによるデビュー・アルバム『Magnolia』が、良質なジャズ/ファンクの数々を送り出してきたオハイオの名門レーベル〈Colemine Records〉より待望のアナログ・リリース。真夜中の月明かりの下を歩くときの静けさ、一瞬または一生を共にする人とのつながり、新しい未知の旅に出るときに感じる緊張とカタルシスまでもが一手に繋がる、内省的にして瞑想的、そして、スピリチュアルなピアノ主体のジャズ・アルバム!
V.A. -  Can't Stop It! II - Australian Post Punk 1979-84 (2026 Deluxe Edition) (2LP)V.A. -  Can't Stop It! II - Australian Post Punk 1979-84 (2026 Deluxe Edition) (2LP)
V.A. - Can't Stop It! II - Australian Post Punk 1979-84 (2026 Deluxe Edition) (2LP)Chapter Music
¥5,397

オーストラリアの名門〈Chapter Music〉が手がける、オーストラリア・ポストパンク史を体系的に掘り起こすシリーズの第2弾『Can’t Stop It! II』。2007年CD版をベースに、未再発のボーナストラック6曲を追加した全26曲入りの2LPセットとして再登場。1979〜84年は、オーストラリアが海外の影響から離れ、独自の音楽的アイデンティティを確立し始めた時期とされ、本作はその創造性が爆発した時代を記録したもの。パンクの衝動が残る一方で、ミニマル、ノーウェイヴ、DIY、電子音楽、アートパフォーマンスなどが自由に混ざり合い、ジャンルが固まる前のエネルギーがそのまま刻まれている。不安定で危うく、アート的な知性が見え隠れしており、知的なのに衝動的、粗いのに鋭い、何かが始まる瞬間の熱をそのまま閉じ込めたような生々しさがある。ボーナストラックには、メルボルンの極めてオブスキュアなポストパンク・バンドThis Five Minutes「How」、タスマニアのDIYニューウェイヴChainmale「Freakout」など、これまで再発されてこなかった音源が多数追加され、雑食性、アーカイブ性がさらにました充実の再発。

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