Reggae / Dub
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12月18日発売予定。ブリティッシュ・レゲエを語る上で避けては通れない鬼才デニス・ボヴェル、1970~80年代に制作されたラヴァーズ・ロック音源の中でも、特にコアでレアな楽曲をセレクトしたコンピレーションが初LP化!
ブリティッシュ・レゲエを語る上で絶対に避けて通れないプロデューサー、ミュージシャン、エンジニア=デニス・ボヴェル。2008年に《ブリティッシュ・レゲエ再生》と題してデニス有するマスター音源集より、工藤 BIG’H’晴康監修のもと選りすぐりの楽曲をPヴァインが独自にコンパイルした『ザ・ブリティッシュ・コア・ラヴァーズ』が初LP化。7インチカットもされ話題を呼んだ、マーヴィン・ゲイやアレサ・フランクリンなど数々のミュージシャンにカヴァーされてきた大名曲、ヤング・ラスカルズ「Groovin'」のマリー・ピエールによるラヴァーズ・カヴァーをはじめ、レゲエファン垂涎ものの音源をたっぷりと収録した1枚!
★初回完全限定生産
★帯付き
★2枚組仕様
★初LP化
■Track list
SIDE A:
A1. DELROY WILSON - Hooked On You
A2. THE DUB BAND - Ang Up
A3. JANET KAY - Can't Give It Up
A4. STEVE GREGORY - Sax It Up (Instrumental - Sax)
SIDE B:
B1. DENNIS MATUMBI - Raindrops
B2. DB AT THE CONTROLS - Eye Water
B3. LOUISA MARK - Gone Out
B4. PAUL DAWKINS - To Love Someone
SIDE C:
C1. PAUL DAWKINS - Ready To Dance
C2. JULIO FINN - Nasty
C3. MARI PIERRE - Walk Away
C4. MARI PIERRE - Say A Little Prayer
SIDE D:
D1. MARI PIERRE - Groovin'
D2. ROLAND G - Hear It Through The Grapevine
D3. VIOLA WILLS - Keep On Coming
D4. 4TH STREET ORCHESTRA - Hawaii Five O
12月6日発売予定。ロンドンを拠点に活動するキーボードプレイヤー/作曲家/コラボレーター/プロデューサーのジョー・アーモン・ジョーンズが、『Aquarii In Dub』シリーズの第3弾として『Sorrow』を数量限定12インチでリリース。
リードシングル「Sorrow」では、ノッティンガム出身のリアム・ベイリーと共演し、レゲエとダブの黄金時代のクラシックな〈Studio One〉サウンドを想起させるシングルを制作。ジョー・アーモン・ジョーンズは、エズラ・コレクティヴのジェームズ・モリソンがサックスを担当するバージョンと、自身がキーボードを担当するバージョンの2つの追加バージョンが収録。どちらのバージョンもオリジナルのトラックを再構築し、新たな命が吹き込まれている。
リアム・ベイリーとジェームズ・モリソンに加えて、『Ceasefire』にはブラック・ミディのモーガン・シンプソン(ds)、ヌビヤン・ツイストのベーシストであるルーク・ウィンター、そしてロイル・カーナーやセレステのギタリストであるマーク・モリソンが参加。
プロデュースとミックスはジョー・アーモン・ジョーンズが担当し、マスタリングはノア・プリドルが行い、彼自身のである〈Aquarii Records〉からリリースされた。
「Sorrow」には、リアム・ベイリーとジェームズ・モリソンに加え、ブラック・ミディのドラマー、モーガン・シンプソン、ヌビヤン・ツイストのベーシスト、ルーク・ウィンター、そしてロイル・カーナーやセレステのギタリストであるマーク・モリソンが参加している。
U-Roy、Big Youth、Ken Boothe、Horace Andyといった面々のプロデューサーとしてもよく知られるKeith Hudsonによるダブの傑作『Playing It Cool, Playing It Right』が〈Week-End Records〉よりアナログ・リイシュー。〈Wackies〉の創設者であり首謀者であるLloyd ‘Bullywackie’ Barnesの協力を得て制作した作品であり、2人のプロデューサーによる唯一のコラボレーション作品となった一枚。この作品では、存在の深淵へと向かうハドソンの心理音響の旅を継続しており、芸術的な自己啓発の美しさでリスナーを圧倒する力を持っています。Lloyd ‘Bullywackie’ Barnesへの貴重なインタビューが収録。
日本の孤高のダブ・バンド、MUTE BEATが1987年にリリースした記念すべき1stアルバム。米国「BEAT」誌のベストアルバムに選出されるなど、インターナショナルな評価も得た彼らの入魂のアルバムが待望のアナログ盤で再発。カッティングはUKのDave Turner@CURVE PUSHERを予定。
トラックリスト:
SIDE A
1.METRO
2.HAT DANCE
3.RHYTHM AND ECHO
4.FROM RUSSIA WITH LOVE
SIDE B
1.NIGHT FLOWER
2.WHISKY BAR
3.PAIN
4.LANDSCAPE
5.BEAT AWAY
戦前のブルースから移民の音楽、南米のフォルクローレを始め、各地の骨董音楽を掘り起こす一大名所〈Death Is Not The End〉からは、レーベル10周年記念を祝し、〈NTS Radio〉でホストしているDINTE番組から選りすぐりの音源をカセットに収録したアルバム『Skateland Soundtapes, 1980-1986』が堂々リリース。1980年代前半から中期/後期のダンスホール時代の黄金期にジャマイカ・キングストンの最も有名なローラースケートリンク〈Halfway Tree〉で開催された伝説的なセッションの様子を収めた一本!当時の空気感を真空パックした様な、ヒリヒリとしたダンスホール・レゲエが満載!限定プレス。
オハイオ州シンシナティのレーベル〈Chiefdom Records〉による〈Terrestrial Radio〉シリーズからの第二弾作品!生々しくソウルフルなインストゥルメンタル・ヒップホップ・サウンドを生み出してきた同地在住のプロデューサーであり、90年代のラップグループ「MOOD」の元メンバーでもあるJason Grimezの変名Doctor Bionicの最新アルバム『Tune In』がアナログ・リリース。Jonathan Luck SpauldingやJosh “Mojo” Coleといった、シンシナティ地域の最高のミュージシャンたちが参加。ジャズ、ヒップホップ、ファンク、ソウル、レゲエなど、幅広いジャンルのファンに向けた、完璧なラジオ・ミックスとして丁寧にキュレーションされたインストゥルメンタル・フュージョンのコレクションに仕上がっています。
King TubbyやLee "Scratch" Perry、Augustus Pabloといったジャマイカの偉人や、Jah Shakaなどのサウンドシステムの命脈を継承し、クラシックなジャマイカのルーツ・レゲエと現代のUKルーツスタイルを融合させたJah Warrior。ルーツレゲエ時代からの長きに渡る活動でも知られる伝説的ディージェイU Brownとコラボレーションし、2002年に発表した、ニュー・ルーツの傑作シングル盤が待望のリイシュー!2001年にロンドンのスタジオ〈Conscious Sounds〉にて録音されたキラー曲!未発表のヴァージョンを新たに搭載した決定版です。
12月下旬再入荷。本日休演のTakujuro Iwadeと映画監督でドラマーのKaya Koike、Mayumi Sakuraiによって「向こう側のラバーズロック」をテーマに2018年に結成された要注目バンド、ラブワンダーランド。2019年から2024年の間にリリースされた3つのデモ音源からトラックを選りすぐったコンピレーション・アルバム『The Best Twilights of Love Wonderland』がフランスの目利き発掘レーベル〈Camisole Records〉よりアナログ・リリース。サイケデリアやシンセポップの影響を受けた独自の解釈でレゲエを披露するラブワンダーランドの魅力がたっぷりと詰め込まれた素晴らしい一枚!仏鬼才Krikor Kouchainによるマスタリング。限定400部。
オリジナルの10インチ・フォーマットでリマスター再発!『インスタント・ラスタ』はペッカーをリーダーにスライ&ロビー、オーガスタス・パブロにはじまり、坂田明、松岡直也、向井滋春、吉田美奈子までと豪華メンバーによるジャマイカと日本の最高な化学反応を体感できる無国籍ダブ・サウンド!
ジャズ、スカ、ダブなどを素材としながらあくまで「東京発」というクールなスタンスで音楽を主張してきた小玉和文率いるMUTE BEAT。1988年発表の本作は彼らの冴えわたるコンセプト・ワークが頂点に達したともいえる傑作2ndアルバム。ついにアナログ盤で再発。カッティングはUKのDave Turner@CURVE PUSHERを予定。
トラックリスト:
SIDE A
1.EVERYDAY
2.JAZZ MAN
3.OLD AIR
4.DUB IN THE FOG
5.RHYTHM TRAX
SIDE B
1.DOWN TRAIN
2.BLUE BEAT MELODY
3.KIYEV NO SORA
4.LULLABY FOR FRANCES
MUTE BEAT、サードアルバム「MARCH」が初のアナログ盤でリリース!
孤高のダブ・バンドMUTE BEATが生み出した1989年7月発売の3rdアルバム。朝本浩文に代わって新たにキーボードにエマーソン北村、そしてギターに、この後スーパーバッドに加わる内藤幸也という2人の新メンバーを迎えた、MUTE BEAT最後のオリジナル・アルバム。カッティングはUKのDave Turner@CURVE PUSHERを予定。
トラックリスト:
SIDE A
1.MARCH
2.MICHISHIRUBE
3.THIS MORNING
4.SUPER WOOFER DUB
5.RAINDROPS KEEP FALLIN’ ON MY HEAD
SIDE B
1.FIORINA
2.HARMONY IN MARTINIGUE
3.CARILLON
4.MARCH(REBEL MUSIC IN THE AIR)
5.TIN ROOF CHANT
12月上旬再入荷。レゲエ音楽史を代表するキーボーディスト、Jackie Mitooが、1979年に無名のレーベルだった〈Rite Sound inc.〉より発売したレアなアルバムが待望の再発。オリジナル盤はジャケットなしで販売されたものであり、ミステリアスな雰囲気が漂っていた逸品!ジャッキーの宇宙的なサイケデリアが発揮されたキーボード・サウンドが、天国のような浮遊感あるダブと絡み合うスリルは、言葉では言い表せない魅力を放っています。
70年代後半にKing Tubbyからダブのテクニックを学んだレジェンド、Scientisが、Henry 'Junjo' Lawesのプロデュースのもとで生み出した1981年の〈Greensleeves Records〉からのアルバム『Scientist Rids the World of the Evil Curse of the Vampires』が〈DUB MIR〉からアナログ・リイシュー!Roots Radicsをバックに〈Channel One〉で録音された一枚。ミキシングはKing TubbyのスタジオでScientis自身によって行われています。
限定グレイマーブル・カラーヴァイナル仕様。New Age Steppers"The New Age Steppers"と"Action Battlefield"、そしてCreation Rebel"Psychotic Jonkanoo"から選曲した曲をAdrian Sherwoodが再度ダブ・ミックスを施した1981年発表の名作が180g重量盤でヴァイナル再発!
チャールズ・ミンガスに見出され、コートニー・パインからジャイルス・ピーターソンまでをも魅了したUKジャズ界の重鎮トランペット奏者、故ハリー・ベケットと、〈On-U Sound〉総帥エイドリアン・シャーウッドが創り上げたジャズとダブが邂逅した2008年の傑作が待望の初ヴァイナル化!
ハリー・ベケットは、バルバドスに生まれ、若くしてロンドンに移住し、新興のUKジャズ・シーンの中心的存在となり、ヨーロッパ・ジャズの愛好家からはカルト的存在として崇拝されていた。チャールズ・ミンガスに演奏を目撃され、彼のバンドに誘われたことがきっかけでブレイクし、ドゥドゥ・プクワナ、グラハム・コリアー、マイク・ウェストブルック、イアン・カーといった同時代のミュージシャンとのコラボレーションを実現。やがて彼は、コートニー・パインなどの若い世代のミュージシャンにまで影響を与えるようになり、ジャイルス・ピーターソンも監修するコンピレーションにベケットの作品を多数収録している。
本作は2008年にハリー・ベケットと〈On-U Sound〉総帥エイドリアン・シャーウッドが創り上げたジャズとダブが邂逅した傑作。
ジャマイカのトップ・プロデューサー/トラックメイカーのジャズワドや、ジャマイカ出身のルーツレゲエ・シンガー、ジュニア・デルゲイド、ロンドンをベースに活躍するヴァイブラフォン奏者オーフィー・ロビンソン等が参加。また本作は、2005年に亡くなったジュニア・デルゲイドの遺作ともなっている。2008年リリース時はCDのみの発売だったが今回待望の初ヴァイナル化が実現。
ジャマイカ・ミュージック黄金時代の偉大なサックス奏者にして最重要サイドマン、長く輝かしいキャリアの中で何百枚もの作品への参加で知られる、故 デッドリー ・ヘッドリー・ベネットが1982年にリリースした唯一無二のソロLPが遂に待望の再発決定!
デッドリー ・ヘッドリー・ベネットは、本作のタイトルにもなっている名ミュージシャンを多数輩出したジャマイカのアルファ・ボーイズ・スクールを経て、1960年代から70年代にかけてはボブ・マーリーやアルトン・エリスといったスターたちのバックを務め、サウンド・ディメンション、アグロベーターズ、レヴォリューショナリーズ、ソウル・シンジケートなどの有名なグループで重要な役割を果たし、コクソン・ドッドやバニー・リーといった伝説的なプロデューサーたちとも仕事をした。 1982年にリリースされた本作は、エイドリアン・シャーウッドがプロデュースしヘッドリー・ベネットのユニークな才能のショーケース作品として、スタイル・スコット、ビム・シャーマン、ジョージ・オーバン、リザード・ローガン、クルーシャル・トニー、ボンジョ・アイヤビンギ・ノアなど、当時の<ON-U Sound>が誇る精鋭部隊をこのセットのために集結させ完成。また、アルファ・ボーイズ・スクール時代からの盟友である名トロンボーン奏者リコ・ロドリゲスも2曲に参加している。 Vinylはフランク・メリットがThe Carveryでリカット。
最近この世を去ったレゲエ・シーンのレジェンドたちであるAswadのドラマーとして知られるAngus “Drummie Zeb” Gayeと、不屈のUKサウンドマン、Mighty Zulu Warrior Jah Shakaの残した歴史的遺産へと敬意を表したトリビュート作品が、アメリカのダブレーベル〈Ital Counselor Records〉より登場。 Chris Lane (Dub Organiser、Fashion Records)、Soothsayer Horns、Inyaki BDFに加え、新しい〈IC〉コラボレーターであるGil Cang (Riz Records、Tuff Scout Records) が参加した内容となっています。
ベルリンを拠点にダブに特化した良好なリリースを展開する〈Mole Audio〉からは、〈ON-U Sound〉のAdrian Sherwoodらとの来日公演でも大いに沸いたレジェンドHorace Andyを起用した同地のデュオDaktariによるシングル盤が登場。Horace Andyによる力強い語りと共にヒプノティックで至福なダブテクノ・サウンドが炸裂した秀曲”Rasta Forever”を収録。Rhauder、Zion Trainといった面々によるリミックス・ヴァージョンも搭載。
〈777Hz〉レーベルを運営し、アブストラクトで実験的なダブサウンドを送り出してきたフランスのミステリアス・アクト、Hiss Is Blissによる最新シングル作品『Nope / Abbadia』がレフトフィールドなダブの聖地としてお馴染みの〈ZamZam Sounds〉より7インチリリース。秘教にどっぷり浸かった、ルーツレゲエやテクノ、関連するエレクトロニック・ミュージックの流派を巧みに融合させた孤高の世界観。ヒプノティックで至福でありつつ削ぎ落とされたダブ・ハウス・サウンドが展開される秀逸作品となっています。
スペイン・バルセロナを拠点に活動するレフトフィールドで実験的ダブ・バンドSTAによる”大人のためのダブ”が収められた最新作『Cobra y la hermandad de la uva』が自身らのレーベル〈STAndrius〉よりアナログ・リリースされました。実験的かつ電子的、そしてアナログ的でありながらもとても繊細なテクスチャーで仕上げられたアウトナショナルなサウンドを展開した素晴らしいアルバム。
DeadbeatやBabe Roots、Kazufumi Kodamaといった面々による傑出した作品をリリースし、その多くが現在レア化しているという、Undefined主宰のカルト人気レーベル〈Newdubhall〉からの強力物件を遂に入手!Aphex Twinのアンビエントを彷彿とさせるサウンドや数々のコラボレーションを通じて傑出した作品群を生み出してきたポーランドのミュージシャン/電子音楽家のHatti VattiことPiotr Kalińskiと、〈U Know Me Records〉などからの作品も知られる同国のDJ、Daniel Szlajndaによる先鋭的ダブユニットであるJANKAによる2024年度EP作品『Piesek Dub』が10インチ・リリースされました!
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Babe Roots、Deadbeat、Elementなど国内外のレフトフィールドなモダン・エレクトロニック・ダブのアーティストをリリースする、Undefined主宰のNewdubhall。第6弾は、ポーランドのデュオ、Jankaをフィーチャーする。
Jankaはダニエル・シュラインダ(Daniel Szlajnda)とピョートル カリンスキ(Piotr Kaliński)からなるユニット。ダニエルは本名名義で、実験的なアンビエント・テクノ、IDM的な作品を、さらにはDaniel Drumz名義ではビート・ミュージックを、どちらの名義もその拠点となるワルシャワのレーベル〈U Know Me Records〉などからアルバム・サイズの作品を複数リリースしている。そしてピョートルも主にHatti Vatti名義でリリースを重ね、ダブをひとつの起点としつつジャングル、アンビエント、ダウンテンポ、ジャズ、IDMなどジャンルを横断的に表現するアーティストと言えるだろう。まさにポーランドの実力派とも言えるこのふたりのユニットだ。Jankaとしては〈U Know Me Records〉を拠点に、2018年にそのお披露目となるシングル「Krzyżacy EP」を、そして2021年にはアルバム『MIDI Life Crisis』をリリースしている。アルバムでは、ジャングル~ジュークとIDMが絶妙に溶け込んだ冒険心に満ちあふれたリズム・デリバリーでオリジナリティ溢れるモダン・エレクトロニック・ダブ・サウンドを奏でている。本場UKとのパイプも太い、同地ポーランドを代表するダブ・レーベル〈Moonshine Recordings〉のコンピ『Dub meets Techno』にも楽曲を提供、またV.I.V.E.K が運営するロンドンのダブステップ名門〈System Music〉からもアルバム・サイズの作品をリリース予定など、今後、さらなるワールドワイドでの活躍が予見されるプロジェクトでもある。
とそんな彼らのNewdubhallからのリリースとなる10インチ「Piesek Dub / Nemurō Dub」。本作はリズムの先鋭的な冒険心と、そしてフィールド・レコーディングやコラージュなどの音響実験という、まさに彼らのサウンドを凝縮した1枚であり、日本へ、そして世界へとその才覚を知らしめる作品と言えるだろう「Piesek Dub」は、ジャングルの亡霊のようなダブ・ジョーンとも言える楽曲で、痙攣するジャングルをダブ・ミックスによって残像へと変化させることによって、ジューク的なグルーヴも想起させるダブ・サウンド、そして「Nemurō Dub」は、電子変調された子供たちの喧噪と相反するようにフリーキーな電子音が展開する、白昼夢へとトリップするヘヴィーなダーク・ダブ・アンビエントとなっている。実はこれまでにダニエルはアルバムに『こもれび』、ピョートルはフリージャズ・アンビエント・プロジェクト、ヒノデ・テープスと名付けるなど、日本になみなみならぬ関心を寄せていることがうかがえる。本作のリリースもJankaからNewdubhallへのデモのアプローチによって実現したものだという。それ故に本作のリリース、そして時を同じくして行われる来日公演は彼らにとって特別なものとなるのではないだろうか。世界的なベテラン・アーティストから、さらにはローカルな俊英も「サウンド」を価値基準に紹介するレーベル、Newdubhallのある種の確固たる姿勢も示す作品でもある。(河村祐介)
Paddy Free & Michael Hodgsonからなるオーガニック・ダブ・デュオであり、『ニュージーランドのHexstatic』とも呼ばれるPITCH BLACKの楽曲を〈ON-U Sound〉のボス・Adrian Sherwoodがリミックスした特大EPがアナログ・リリース。”Transient Transmission”での夢のようなダブから”A Doubtful Sound”のうねるリズムまで、そのオリジナル曲はシャーウッドの特徴的なスタイルでアレンジ。流れるようなメロディー、激しいベースライン、そしてエフェクトの壁に囲まれたボーカルサンプルが特徴的な逸品に仕上がっています。全4曲を収録。