Reggae / Dub
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Studio Oneと並びジャマイカ音楽の黄金期を築き上げた名門スタジオTreasure Isleの創始者Arthur 'Duke' Reid。彼が手掛けた数々の名音源を、ディープな音響空間へと解体・再構築した1976年のダブ金字塔『Treasure Dub』。スタジオのチーフ・エンジニアErrol Brownとのタッグにより、甘美なロックステディや初期レゲエの洗練された音像を過激なダブへと昇華させたもので、Tommy McCook & The Supersonicsによる端正な演奏をバックに、太くしなやかなベースとキレのあるドラムスが前面へと躍り出る。断片的に挿入されるボーカルやホーンセクションが濃厚なエコーやリバーブの波に呑み込まれ、突然のドロップアウトが鮮烈な空間的余白を生み出す。King Tubbyらのハードコアな質感とは一線を画す、Treasure Isle特有の上品な旋律美とダブのダイナミズムが融合した不朽のダブ・クラシック。
UKダブの重鎮TNT RootsとWinston DreadによるEarthquake Studioが1993年に残したレア盤『Dub Harder Than Steel』。オリジナルは小ロットの自主制作で、長年、高額で取引されてきた伝説的UKダブがついに本格リイシュー。音の核となるのは、極太の低域。地面を揺らすほど深く沈むベースと、乾いたキックが前へ突き進むストイックなリズムは、90年代UKサウンドシステムの現場感をそのまま伝えてくる。音数が少ないのに一音一音が異様に重く、精神性の強いダブとして響く。荒々しいエフェクトは、その粗さも含めて、UKダブが進化していく過程の生々しさが刻まれているかのよう。重量級UKダブの金字塔。
オリジナルは8万円を超える高値も付けた事のある鬼レアな作品!ジャマイカ・キングストン出身のルーツレゲエ名手David SinclairがTapper Zukie名義で1976年に自身のレーベルである〈Stars〉から発表したレゲエ/ダブの名作『In Dub』がアナログ再発。ファーストアルバムの『Man Ah Warrior』などと並んで彼のカタログの中でも最も人気の高い作品。Zukieの深く響くベースとKing Tubbyの驚異的なエンジニアリングにより孤高の次元へ達した傑作です。
King Tubbyの弟子としても知られるScientistがわずか20歳の時にレゲエ・ミュージックで最も多作で影響力のあるプロデューサーの1人Henry “Junjo” Lawesと共に作り上げた伝説的アルバム『Heavyweight Dub Champion』が堂々アナログ・リイシュー!パックマンゲームの様な音に、漫画の演出を彷彿とさせる特殊効果(鍋がぶつかり合うようなたくさんのボンボン、ブンブンという音、ブリップや金切り声など) 、サウンドサンプルを巧みに重ね合わせる事で、一貫した完全なサウンドのダブ・タペストリーを作成した遊び心に満ち溢れた一枚!すべてのトラック・タイトルはボクシングへの言及となっています。
80年代、A‑Class Studioに残されながらサウンドシステム関係者のみに共有されていたDub Organiserの秘蔵ダブプレートをまとめて公式化した発掘盤『Original & Vintage Dubs From The A‑Class Studio』。A‑Class Studioらしい 乾いたドラムと深く沈むベース。80年代ジャマイカの空気をそのまま封じ込めたようなストイックな質感で、余計な装飾を排した現場のダブが生々しく響く。エフェクトは過剰ではなく、むしろ手触りの粗さが残っていて、80年代の現場感をそのまま伝えるタイプのダブで、サウンドシステムで鳴らしたときの物理的な圧を想像させる仕上がりには、Dub Organiserの職人的なミックスが光る。
伝説的ダブ・ミュージシャン、Scientistが1982年に作り上げた傑作アルバム『Scientist Encounters Pac-Man』がアナログ・リイシュー。Linval Thompsonによるプロデュースのもと〈Greensleeves Records〉から発表された作品で、お馴染み〈Channel One Studio〉での録音。Roots Radicsをバッキング・バンドに従えたグレートなダブ・アルバム!
UKダブの重鎮TNT Rootsが〈Earthquake Studio〉に残していた未発表ダブプレート音源が公式12"化。A面「Time And Space」は、TNT Rootsらしい地を揺らすほどの低域が圧倒的。太く沈むベース、乾いたキック、ざらついたエコーとディレイが空間を切り裂き、デジタル的な硬さとアナログ的な揺らぎが交差。一方B面「Righteous Vibration」は、より霊性を帯びたムードが強く、反復するベースラインが儀式的な高揚を生む。荒々しいエフェクト処理が逆に祈りの強度を際立たせるタイプのダブで、TNT Rootsの精神性がより直接的に響く
レゲエ音楽史を代表するキーボーディスト、Jackie Mitooが、1979年に無名のレーベルだった〈Rite Sound inc.〉より発売したレアなアルバムが待望の再発。オリジナル盤はジャケットなしで販売されたものであり、ミステリアスな雰囲気が漂っていた逸品!ジャッキーの宇宙的なサイケデリアが発揮されたキーボード・サウンドが、天国のような浮遊感あるダブと絡み合うスリルは、言葉では言い表せない魅力を放っています。
ジャマイカン・オルガンの魔術師Jackie Mittooが、カナダ移住後の1978年に残した激レア盤『The Money Makers』。オリジナルは自主レーベルからの極少流通で、長らく幻の名盤としてコレクターの間で高値で取引されてきた逸品が待望のリイシュー。本作は、代表作『Macka Fat』と地続きのサウンドを持ちながら、よりメロウで深みのあるルーツ・グルーヴで、太く温かいオルガンの響きが、重心の低いベースラインと絡み合い、ジャマイカとカナダの空気が混ざり合うような独特のムードを生み出している。「Henry The Great」のリズムを別アレンジで再構築した「Casa Nova」、その他にも「Gimme Little Sunshine」「Madagascar」など、Mittooのメロディセンスと鍵盤の歌心が存分に味わえる名曲が並ぶ。
限定グレイマーブル・カラーヴァイナル仕様。New Age Steppers"The New Age Steppers"と"Action Battlefield"、そしてCreation Rebel"Psychotic Jonkanoo"から選曲した曲をAdrian Sherwoodが再度ダブ・ミックスを施した1981年発表の名作が180g重量盤でヴァイナル再発!

ロックステディの女王の異名をとるPhyllis Dillonが、名門〈Treasure Isle〉に残した音源を一堂に会したベスト・アルバム『Rocksteady』。名プロデューサーDuke Reidの手による洗練されたサウンドトラックと甘美なホーン・セクションに乗せて、彼女の可憐かつソウルフルな歌声が美しく開花。「Don't Stay Away」をはじめ、今なおダンスフロアやサウンドシステムで愛され続ける定番曲の数々が凝縮された、60年代ジャマイカン・ミュージックの最高のコンピレーション。
キーボーディスト兼プロデューサーのOssie Hibbertが1978年に残した、1970年代後半ルーツ・ダブの激レア名盤『Leggo Dub』。Gregory Isaacsの金字塔『Mr. Isaacs』のダブ・ヴァージョンを中心に構成されたもので、Sly Dunbarが叩き出す重厚で力強いドラムとThe Revolutionariesの鋭いホーン・セクションが鳴り響く、Channel One黄金期のロッカーズ・リディム。Lee "Scratch" Perryを思わせる汽笛や赤ん坊の泣き声といった遊び心あふれるエフェクトを織り交ぜつつも、バンド演奏のしなやかさと洗練された空間美を見事に結実させた70sダブの隠れた傑作。
後のRoots Radics結成でも知られるEric "Bingy Bunny" Lamont率いるThe Morwellsが、1975年に自身らの自主レーベルより発表した初期ルーツ・ダブの超重要作『Dub Me』。ダブという表現手法がLPフォーマットとして芽吹き始めた最初期に生み出され、当時最新鋭だったロッカーズ・スタイルの力強いリディムを軸に、巨匠King Tubbyがミキシングを担当。派手な音響効果や過度なエフェクト処理に頼ることなく、ドラムとベースの強固な骨格と、浮遊するヴォーカルやインストゥルメンタルの余白を繊細かつ緻密に生かしている。初期King Tubbyの卓越した手腕によるメロウで滋味深い空間美が全編を包み込む、ルーツ・ダブ黎明期ならではの洗練と美学が詰まった一枚。
巨匠Mad Professorによる名ダブ・シリーズ『Dub Me Crazy』第10弾として1990年に発表された『Psychedelic Dub』。Macka B、Kofi、Sister Audreyらのヴォーカル陣や、Rico Rodriguezによるトロンボーンをフィーチャーしながら、奥行きあるミックスワークを展開。ネルソン・マンデラを冠した楽曲を収録するなど当時の空気を映し出しつつも、タイトルが示す通り幻想的なエフェクト処理としなやかなグルーヴが全編を包み込む内容。90年代初頭のAriwaサウンドの充実ぶりを伝える、『Dub Me Crazy』シリーズを代表する一枚。
幼少期から天才的な才能を発揮し、ジャマイカ音楽史に大きな足跡を残したシンガーDelroy Wilsonが1969年に〈Studio One〉に残したロックステディの大名盤『Good All Over』。Bill Withersをはじめとするアメリカのソウル・ミュージックの情趣をジャマイカの文脈へと見事に昇華させたボーカル・スタイル。Studio Oneが誇る極上のロックステディ・リディムに乗せて、甘くシルキーなハイトーンが艶やかに伸びるサウンドは、後のラヴァーズ・ロックの源流を築いたロマンティシズムと深い情感に満ちあふれている。
1975年に〈Klik〉からリリースされた、Sidney Crooksのプロデュースによるインストゥルメンタル・レゲエ作品『Bag-O-Wire』。全12曲を収録し、歌を排した編成のなかでリズムの力強さと演奏のグルーヴをじっくりと味わわせる内容。重厚なベースラインと緩やかなうねりを軸に据えたサウンドは、70年代ジャマイカ産インストゥルメンタル作品ならではの魅力に満ちており、華美な装飾に頼ることなく、レゲエ本来の躍動感と空気感を伝える好作。
ジャマイカン・ルーツ史に燦然と輝く名シンガーBim Shermanが1978年に発表したセカンド・アルバム『Lovers Leap Showcase』。正規ライセンスにより、全曲リマスター音源、そして当時のオリジナル・ジャマイカ盤ジャケットをそのまま再現した待望のアナログリイシュー。Randy'sとChannel Oneで録音されたRoots RadicsやSoul Syndicateによる強靭なミリタント・リディムに、Bim Shermanのシルキーで切ないハイトーン・ボーカルが優美に漂う。ヴォーカルからPrince JammyがKing Tubby's Studioで手掛けた過激なダブ・ヴァージョンへと雪崩れ込む伝統のショーケース・スタイルで、音響空間を揺さぶる重低音と残響処理が深い余韻を残すルーツ・レゲエ/ダブの傑作。
80年代初頭にカナダ盤として限定リリースされ、長年カルト的人気を誇ってきたScientistの初期激レア名盤『Dub War Coxsone vs Quaker City』。Bunny Leeプロデュースのもと、Sly DunbarやAnsel Collins、Bobby Ellisをはじめとするジャマイカ最高峰のミュージシャン陣が残した極上セッションを解体・再構築。サウンド・システム同士のバトルを模した緊張感のなか、地鳴りのような超低音とミキシング・デスク上の過激なフェイダーワークが炸裂。空間を鋭く引き裂くディレイ&リバーブ処理と強靭なミリタント・ビートが組み合わさり、80sルーツ・ダブのダイナミズムとエンジニアリングの極致を立体的に捉え直した一枚。

「E2-E4」をサンプリングした名曲!1990年代初頭、日本のレゲエ/ラヴァーズ・ロックがまだ限られたシーンのなかで独自の広がりを見せ始めていた時代に生まれた、Chieko Beautyの初期重要作「Make Me Know It」が再発。
控えめで柔らかな表情を湛えたChieko Beautyのヴォーカルを支えるのは、宮崎泉ことDub Master Xによるプロダクション。ジャマイカのレゲエ/ダブの伝統を深く踏まえながら、東京の急速に拡張しつつあったクラブ・ミュージックやサウンドシステム文化の息吹をも取り込んだ、独特の音響が広がります。さらに、Sueño Latinoの楽曲によってダンス・ミュージック史に刻まれたManuel Göttsching「E2-E4」のフレーズを巧みに取り入れ、クラウトからバレアリック〜ラヴァーズレゲエにまで横断統合。
のちにMad Professor、ヤン富田、エマーソン北村らとの共演を重ね、日本のレゲエを代表するヴォーカリストのひとりとして歩んでいくChieko Beauty。その軌跡の原点に触れる、初期の貴重な一章。
1974年にWinston Edwardsが自身の〈Fay Music〉から発表した初のダブ・アルバム。ジャマイカと英国を往来しながら活動していた時期に制作された作品で、Black Ark StudioやJoe Gibbs Studioで生み出されたリディムをもとにUKでオーバーダブが施された、UKダブ黎明期を語るうえで欠かせない歴史的重要作。初期ダブ特有のヘヴィな低音を備えながらも、フルートやホーン、オルガンが印象的に配されたメロディアスな仕上がりで、荒々しいルーツ・レゲエの感触と、どこかジャジーで幻想的な空気感が同居しており、後のラヴァーズ・ロックにも通じる洗練された美意識を感じさせる。クールで神秘的、そして独創性に満ちたその音世界は、ダブの発展史を語るうえでも見逃せない、時代を先取りした名盤。

1977年に〈Studio One〉から発表され、新たな時代の幕開けを告げたSugar Minottの歴史的デビュー・アルバム『Live Loving』。名匠Sir Coxsone Doddの指揮のもと制作された本作が、最新リマスターとボーナストラック2曲を加えて待望の復刻。Studio Oneが誇る骨太でヘヴィなルーツ・リディムに、Sugar Minott特有のスウィートで温かみのある歌声が見事に融合。ラヴァーズ・ロックの甘美さとルーツ・レゲエの深遠な熱量が交差するサウンドは、後のダンスホールやサウンドシステム・カルチャーの未来を決定づけたまさに偉大なブループリント。
Augustus Pabloが自身の〈Rockers〉から1978年にリリースした、ディープ・ルーツ・ダブ史に燦然と輝く大名盤『Chanting Dub With the Help of the Father』。Horace AndyやRoman Stewart、Lacksley Castellらの名リディムをベースに、Pablo自身のプロデュースとPrince Jammyらによる神懸かったミキシングが光る。Pablo特有の哀愁漂うマイナー調サウンドを背景に、70年代ならではの豪華なホーン・セクションと繊細なピアノの音色、重厚なベースラインが交錯。ダイナミックなエコーやディレイが生み出す壮大な立体音響と、ラスタファリアニズムに裏打ちされたスピリチュアルな美学が見事に結実した一枚。
ロックステディの女王、Phyllis Dillonが、〈Treasure Isle〉のプロデューサーDuke Reidとともに1972年に残した傑作『One Life to Live』。代表曲「One Life To Live One Love To Give」をはじめ、ビートルズやカーペンターズ、ボブ・マーリーなどのポップス/ソウル名曲のカバーを散りばめた、レゲエ史に燦然と輝く名盤。〈Treasure Isle〉特有の甘美でゆったりとしたスロー・グルーヴに、彼女の可憐で伸びやかなシルキー・ヴォーカルが見事な融和。ソウルフルな心地よさとジャマイカン・ロックステディのしなやかな美学が貫かれたサウンドは、甘くノスタルジックな空気感で聴く者を包み込む。スウィート・ソウルやポップス好きにも聴いていただきたいクラシック。
