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収録曲「Fabienk」が世界中のShazamチャートトップ50にランクインのAngine De Poitrineのセカンド・アルバム『Vol. II』。アシッド・テクノのうねるベースライン、ディスコのダンサブルなグルーヴ、そしてロックが持つ鋭利な破壊力という3つの要素を無駄なく高密度に凝縮。よりソリッドになったダイナミクスと不規則な楽曲構造、密かに忍ばせたユーモアが交差する唯一無二のアンサンブル!

KEXPセッションで数百万回再生を記録したAngine De Poitrineのデビュー・アルバム『Vol. I』。推進力あふれる力強いドラム・グルーヴを土台に、精密にレイヤードされたマイクロトーナル・ギターが渦を巻く唯一無二のサウンドを展開。オリエンタルな旋律とサイケデリック・ロックの破壊力が緻密に噛み合う、ロックの新たな可能性を提示するかのような一枚。
1986年に発表され、デビュー時のシンス・ポップ路線からダークかつ過激なサウンドへと劇的な変貌を遂げたMinistryの2ndアルバム『Twitch』。Sire Recordsへの移籍を経て主導権を獲得したAl Jourgensenが、UKダブシーンで頭角を現していたAdrian Sherwoodを全面的なプロデューサーに迎えて作り上げたもので、硬質なシーケンサー・ラインと無骨なドラム・マシン・ビートを骨格に、ダブ特有の空間処理や金属的なノイズ・サンプリングが縦横無尽に交錯。影を帯びたボーカルと不穏なベースラインが冷徹なアジテーションを生み出し、後のEBMやエレクトロ・インダストリアルの原形を提示するかのよう。メタル融合以前の無機質なインダストリアル・ダンス・グルーヴが冴え渡る、初期Ministryの美学が凝縮された名作。180g重量盤
オリジナルは1989年リリースの、エレクトロニックなインダストリアル・サウンドとアグレッシヴなスラッシュ・メタルを融合させたMinistryの最高峰『The Mind Is a Terrible Thing to Taste』。政治的腐敗や社会の歪みを鋭く突く過激な思想性を秘め、後進のオルタナティヴ・ロック/メタル勢にまで多大な影響を与えた重要作。無慈悲に打ち込まれる高速の機械的ビートと切り刻まれる爆音ギター・リフが猛烈な疾走感を生み出し、狂気的な音声サンプルとシャウト・ボーカルが激しく交錯。インダストリアル特有の冷徹な構造と重厚なメタルの破壊力が同居する、唯一無二のノイズと怒りが全編を支配する不朽の一作。180g重量盤
ニューオーリンズ・ファンクの至宝The Metersが1975年に発表した屈指の名作『Fire On The Bayou』。Allen Toussaintのプロデュースのもと、名門シー・セイント・スタジオで録音。Cyril Nevilleの加入によってパーカッションとヴォーカルのダイナミズムが飛躍的に増しており、Ziggy Modelisteの変幻自在なドラミングとGeorge Porter, Jr.の太く粘りあるベースが織りなす強烈なセカンドライン・ビートに、キレ味鋭いギターとアーシーなオルガンが絶妙に交錯。地元ニューオーリンズの祝祭感やパーティー精神を宿したキャッチーな歌心と、シンクロ率の高いタイトなグルーヴが全編で脈打つブラック・ミュージックの深遠。
1979年、ナイジェリア主要都市を巡る3週間の歴史的ツアーを経て結実した、アフロビートのFela Kutiとジャズ・ファンクの巨匠Roy Ayersによる奇跡のコラボレーション『Music of Many Colours』。大西洋を挟んだ2人が固い絆で結ばれ、アフリカ大陸の解放と黒人社会の連帯という熱いメッセージを刻み込んだもので、Fela Kutiが創り出すトランス感あふれる強烈なアフロビートのリズムと力強いブラスに、Roy Ayersの洗練されたヴィブラフォンとメロウなソウル・グルーヴが見事に融合。生命力あふれる躍動的なビートとダイナミックなアンサンブルが全編で炸裂する。アフロビートの重厚なうねりとジャズ・ファンクの気品が交錯する、ブラック・ミュージック史の交差点。
1970年に発表され、ジャズ・ロック/フュージョンという新ジャンルを切り拓いたMiles Davisの革新的作品『Bitches Brew』。前作で着手した電化路線を極限まで押し進め、ロックの熱量とスタジオ・エディット表現を融合。複数台のドラム、エレクトリック・ピアノ、パーカッションが織りなす重厚なポリリズムのうねりの上を、アグレッシヴに閃光を放つマイルスのトランペットと鋭利な管楽器群が自在に舞う。即興セクションを巧みなテープ編集で構築した前衛的な音響アプローチは、ジャズのみならずロックやファンクにも計り知れない影響を与えた。時代を超えて聴き手を圧倒し続ける、歴史的なマスターピース。
1995年に鮮烈なデビューを果たし、R&B/ブラック・ミュージックの歴史を再定義したD'Angeloの金字塔『Brown Sugar』。デジタル打ち込み全盛の時代にありながら、生演奏の温かみとヴィンテージ・ソウルへの深い敬意を貫き、ネオソウルという新たなムーブメントを確立。90年代ヒップホップ特有のレイドバックした重厚なグルーヴと、クラシック・ソウル/ファンク/ジャズの洗練されたハーモニーが完璧に融和。D'Angelo自らが奏でる鍵盤や艶やかなファルセット、官能的なコーラスワークが、オーガニックでスモーキーな音響空間を創り出す。時代を超越したブラック・ミュージックの真髄と至高のグルーヴが詰まったマスターピース。
Roy Ayers率いるUbiquityが、1972年に〈Polydor〉から発表したジャズ・ファンク史に燦然と輝く金字塔『He's Coming』。名曲「We Live in Brooklyn, Baby」を筆頭に、グループの音楽的アプローチが創造性の頂点へと達した黄金期のサウンドを余すところなく捉えており、浮遊感あふれるヴィブラフォンとメロウなエレピの響きを軸に、タイトなファンク・リズムと洗練されたソウル・ハーモニーが絶妙に融合。Billy CobhamやRon Carterら第一線の名奏者たちが織りなす重厚なアンサンブルに、都市の叙情とスピリチュアルな気品が重なり合う。レア・グルーヴやヒップホップのサンプリング源流としても愛され続ける、70年代ジャズ・ファンクの真髄が詰まった最高峰。

1977年に〈Studio One〉から発表され、新たな時代の幕開けを告げたSugar Minottの歴史的デビュー・アルバム『Live Loving』。名匠Sir Coxsone Doddの指揮のもと制作された本作が、最新リマスターとボーナストラック2曲を加えて待望の復刻。Studio Oneが誇る骨太でヘヴィなルーツ・リディムに、Sugar Minott特有のスウィートで温かみのある歌声が見事に融合。ラヴァーズ・ロックの甘美さとルーツ・レゲエの深遠な熱量が交差するサウンドは、後のダンスホールやサウンドシステム・カルチャーの未来を決定づけたまさに偉大なブループリント。
後に「Crown Prince of Reggae」と称され、偉大な足跡を残すシンガーDennis Brownが1972年に発表した記念すべきデビュー・アルバム『No Man Is an Island』。録音当時わずか12歳という若さでありながら、Studio Oneの名プロデューサーや伝説的ハウス・バンド群と共に創り上げた、レゲエ史に燦然と輝く不朽の金字塔。The Sound DimensionやSoul Vendorsらの芳醇なロックステディ〜初期ルーツ・グルーヴに乗せて、幼さを微塵も感じさせないシルキーでソウルフルなボーカルが伸びやかに響き渡る。R&Bやソウルの情熱を宿した歌心と、名奏者たちが織りなす洗練されたアンサンブルが見事に融和。ジャマイカン・ミュージック黄金期の熱気と、天賦の才能が交差する歴史的名盤。

1975年に〈Impact!〉から僅か200枚未満しかプレスされず、超入手困難盤として知られる、名門Randy's Studio 17にてClive ChinとKarl Pittersonが手がけた幻の音源『Clive Chin Presents Randy's Dub』。King Tubbyらに代表される過激なエフェクト処理とは異なり、あえて派手なディレイを削ぎ落としてリズムの素地とダイナミクスを際立たせる精妙なミックスを展開。Skin Flesh & BonesやThe Wailers Bandら名奏者による重厚で洗練されたリディムがそのままダイレクトに響き渡る。過剰な装飾を廃したからこそ浮き彫りになる演奏本来のグルーヴと、ルーツ・レゲエ創世記の真髄が詰まった至高の復刻盤。

ロックステディの父とも称されるAlton Ellisが〈Studio One〉に残した記念碑的傑作。代表曲「I'm Just A Guy」「Mad Mad Mad」をはじめ、Bee Gees「Massachusetts」やProcol Harum「Whiter Shade Of Pale」などのカヴァーを収録。アメリカン・ソウルやR&Bへの深い愛情を感じさせる楽曲群を、ジャマイカ独自のゆったりとしたグルーヴへと昇華した内容で、ロックステディの魅力が凝縮されている。スカの熱気が落ち着き、後のレゲエが生まれる直前の時代ならではの繊細な揺らぎの中で、Alton Ellisの甘く切ない歌声が際立つ一枚。レゲエ以前のジャマイカ音楽が持っていた豊かなソウル感覚の完成形ともいえる不朽の名作。

(日本語帯付き/解説書封入)ビビオことスティーヴン・ウィルキンソンとドリアン・コンセプトことオリヴァー・ジョンソンが、初のコラボレーション・アルバム『Answers』を〈Warp Records〉よりリリース。
2009年に初めて出会って以来、15年以上にわたり、ライブや共通の興味、そして音楽やアイデアの継続的な交換を通じてクリエイティブな関係を築いてきた二人。『Answers』では、これまで続いてきた対話が、完全なコラボレーション作品として結実している。
その根底にあるのは、「前に進むために過去を振り返る」という発想だ。ウィーン、ウルヴァーハンプトン、そしてウェールズの田園地帯を拠点に、二人はメールやWhatsApp、共有フォルダを介して楽曲や映像、アイデアを交換。相手から送られてきたものに対して、それぞれが反応を返すという方法で、聴き、変化させ、応答するという直感的なプロセスを通して音楽を発展させていった。
このコラボレーションのきっかけとなったのは、ウィルキンソンがドリアン・コンセプトによる2022年の映像作品「Let It All Go」を観たことだった。これを機にウィルキンソンからジョンソンへオーディオ・ビジュアル作品での共同制作を持ちかけ、そこから、ビビオとしてドリアン・コンセプトの2025年作品『Miniatures』にギターで参加している。
この制作プロセスは、アルバムを彩るビジュアル作品にも展開した。ウィルキンソンとジョンソンは、5本の映像作品を共同制作。アナログおよび初期デジタルのビデオカメラ、VHS-C、MiniDV、VJ機材、ビデオ・ミキサー、さらに改造を施したアナログ・ビデオ機器などを駆使し、経年した機材が生み出すグリッチや不完全さ、予期せぬ映像の乱れやアーティファクトを積極的に取り入れた。二人の身の回りで撮影された映像は、加工やレイヤーを重ねるための素材となり、自然の風景や日常の何気ない瞬間が、アナログとデジタル双方のプロセスを通じて、新たな映像表現へと姿を変えている。

メキシコの神話、民間伝承、女性的象徴性を軸に、内省的な世界観を拡張し、濃密な物語としての電子音楽へと踏み込んだKaren y Los Remediosの新作『Bestiaria』。収録曲はそれぞれ、女神、怪物、精霊、魔術的存在をモチーフにしており、伝統的ラテン音楽の影と現代的エレクトロニカが、神話的なイメージの中でゆっくりと形を変えながら流れていく。Ana Karenの声は、歌と語りの境界を行き来しながら、象徴的なキャラクターたちの気配を身体的な質感として立ち上げる。低域は深く沈み、シンセやギターは水面に反射する光のように揺れ、湿度の高い音像がアルバム全体を包み込む。神話的な存在を現代の電子音響で再解釈することで、幻想性と親密さが同時に立ち上がる、Karen y Los Remediosの世界観が鮮明に結晶したアルバム。
Pharoahe MonchとPrince Poの二人が1991年にリリースした、アングラ・ヒップホップの礎を築いた伝説のデビュー作『Organized Konfusion』が、35周年を記念して待望の公式初アナログリイシュー。長年入手困難でブートレグが出回り続けていた歴史的名盤が、レアなボーナストラック3曲を追加した豪華2LP仕様で復刻。複雑なドラムブレイクと先鋭的なプロダクションの上で、高度なワードプレイと変幻自在なライム構造が火花を散らす圧巻の仕上がり。遊び心溢れるノスタルジーから鋭利な社会批評までを緻密な語り口で魅せる、90年代黄金期の金字塔的一枚!

坂本龍一とのコラボレーション3曲収録。Lee BannonとしてもNinja Tuneなどで活躍する北カルフォルニアのプロデューサー、Fred Welton Warmsley IIIによる真打ちである、インダストリアル・ミュージックをノイズやポスト・アンビエント、モダン・クラシカルといった現代的かつ先鋭的なアプローチで革新する一大プロジェクト、Dedekind Cutの8年振りとなる待望の新作!
Dedekind Cutによる〈DED〉トリロジーの最終章『Dede-K-Tion』。長い時間をかけて構想・制作されてきたシリーズの集大成となる作品で、これまでの〈DED〉シリーズで展開されてきた音響的探究をさらに拡張し、微細でスピチリュアルな電子音響とミニマリズムが交錯する世界を形成。坂本龍一特有の洗練された静謐さも相まって、Dedekind Cutの新たな領域へ到達した重要作。

電子音響とデジタル・テクノロジーを極限まで抽象化してきた池田亮司が、ここでは一転して「擦奏」という物理的な振る舞いに向き合った新作。収録された3作品は、いずれも弦楽器の音色を素材として扱うだけではなく、演奏者の身体、楽器の構造、音の発生する時間と空間そのものを作曲の原理へと組み込んだもの。2021年にEnsemble Modernとのワークショップをきっかけに弦楽器だけに焦点を絞ることを決め、2020~2023年にかけて制作された作品群が〈The Vinyl Factory〉よりヴァイナルリリース。
「REFLECTION [for string nonet], op.13」では、9人の奏者全員が7/8拍子による同一のリズム構造を共有しながら、その開始位置をずらすことで、それぞれのパートが互いに応答し合うような複雑な時間構造を形成。
「PRISM [for string nonet], op.14」では、白色光がプリズムによってスペクトルへ分解される現象を音響へと置き換え、弦楽アンサンブルのほぼ全音域を横断しながら、個々の音高をクラスターとして抽出していきます。音を連続的な響きとしてではなく、分解可能な物理現象として捉える池田ならではの思考が、弦楽器の響きの内部に展開。
そして「MIRROR [one for two], op.12」は、一枚の楽譜を通常方向と反対方向の双方から同時に読めるよう、五線譜そのものを鏡像化(反行)。二人の奏者がひとつの楽譜を共有し、それぞれ逆方向から読み進めながら同時に演奏するという、極めて制約の多いシステムによって成立しています。池田が長年「夢」として思い描いていたこの作品は、単純に見えるルールの内部に高度な演奏上の困難を抱え、その制約そのものを音楽的構造へと変換しています。
さらに本作では、通常は互いの姿を確認できるよう半円形に配置される弦楽奏者を、一直線に並べるという舞台上の配置も試みられました。視覚的な接続を意図的に断つことで、演奏者同士の身体的な関係さえも作曲の条件へと組み込む。音を「聴く」だけでなく、楽器、身体、楽譜、配置、時間といった音楽を成立させる物理的条件そのものを露出させていく点に、池田の現在の創作姿勢が鮮明に表れています。
Ensemble Modernによって演奏され、SWRによって録音。2024年2月8日にアムステルダムで初演され、2026年2月20日にはロンドンのBarbicanでも英国初演が行われました。電子音響とアコースティックな音楽、デジタルな抽象性と楽器の物理性という対立を超え、アコースティック楽器でありながら、どこか非人間的な精密さと透明感を湛えた、池田の現在形を示す精密な音響構造を立ち上げた作品。180g重量盤 ※視聴は参考動画です

日本を代表する電子音楽家/ヴィジュアル・アーティスト池田亮司が、10本のロックド・グルーヴによって、それぞれに異なる周波数のサイン波だけを刻み、その周波数を太陽系の異なる惑星に対応させた、極限までミニマルな音響作品。
針が同じ溝を永久に回転続けるロックド・グルーヴによって、ひとつのサイン波は「楽曲」として展開することなく、ただ持続し続けます。しかし、それぞれ異なる周波数を持つ10の音は、再生することで聴覚のなかに微細な差異と緊張を生み、単純な電子音が次第に空間そのものを測定するような感覚へと変貌を遂げていきます。
量子力学や量子情報理論を美学的な視点から捉えた池田のインスタレーション〈supersymmetry〉とも連動する本作。CERNで科学者やエンジニアとの交流を重ねた経験を背景に、音を旋律やリズムとしてではなく、周波数、物質、時間、そして宇宙を構成する最小単位のようなものとして扱っています。
180g重量盤、特製シルクスクリーン・スリーヴ仕様。名匠Rashad Beckerによるマスタリング。音楽を極限までミニマルに削ぎ落とすことで、逆に「聴く」という行為そのものへ能動的に意識させる、池田ならではの実験的な作品。180g重量盤

池田亮司が、アメリカ軍によるモールス信号を着想源に制作した12インチ作品。アルファベットA–Zの26文字に対応する26種類の周波数を、それぞれひとつの音響単位として構成した、極限までミニマルな作品。
片面13本ずつ、計26本のロックド・グルーヴに刻まれるのは、それぞれ異なる周波数を持つサイン波。音は旋律やリズムへと発展することなく、針が同じ溝を繰り返し巡ることで永続的な反復へと変容。ひとつひとつの周波数が独立した音として聴こえる一方、それらを連続して再生することで、26の音がまるで無言の会話を交わしているかのような音響的な関係が顕在化。音楽を構成する要素を極限まで削ぎ落とし、周波数、反復、時間、そして情報そのものを音楽として提示する池田。
モールス信号という「情報を音へ変換するシステム」を出発点に、意味を持つ言語以前の、純粋な音響の差異へと還元していく試みともいえる内容。2017年、スイス・グシュタードで開催されたアート・フェスティヴァル〈Elevation〉における〈Test Pattern〉のサイト・スペシフィック・インスタレーションに合わせて制作された作品。限定500部
![池田亮司 Ryoji Ikeda - data-cosm [n°1] (LP)](http://meditations.jp/cdn/shop/files/6a5a55ae9c2441d225ede466_VF449RyojiIkeda_03_1_-Edited_5c1b6847-936c-4832-8040-678c565041b7_{width}x.png?v=1790500627)
池田亮司が2025年、ロンドンの〈180 Studios〉のために制作したサイト・スペシフィック・インスタレーション『data-cosm [n°1]』のための17分間のサウンドトラック。自然界に存在するデータを、素粒子物理学の極微のスケールから宇宙物理学の巨大なスケールまで横断しながら捉える、没入型オーディオ・ヴィジュアル作品。
極度に精密な電子音響と、微細な信号の集合体のようなサウンドスケープが広大な空間へと拡張され、音の内部へ身体ごと入り込んでいくような感覚を生み出します。巨大な顕微鏡、科学装置、監視システム、そして無限に広がる宇宙への窓——池田が提示する複数の視点が、ひとつの音響空間のなかで融合。2025年10月に〈180 Studios〉で初演されたインスタレーションでは、天井に設置された巨大なLEDスクリーンを床に横たわって見上げ、全身を池田の音響に包まれるという体験が提示されました。本作では、その視覚的スケールを17分間の音響へと凝縮。微細な電子音から巨大な空間感覚まで、極小と極大を同時に知覚させるような作品。限定1,000部、Single Sided、180g重量盤

電子音楽とヴィジュアル・アートを横断し、音、光、物質、物理現象、数学的概念を極度に精密な構造へと変換してきた池田亮司と、ジュネーヴを拠点とする現代打楽器集団Eklektoによる共同作品。
1974年に設立されたEklektoは、打楽器という極めて物質的な音源の可能性を拡張しながら、現代作曲家やアーティストとの協働を続けてきたパーカッション・コレクティヴ。Alexandre Babel、Stéphane Garin、Lucas Genas、Dorian Frettoの4名が参加し、これまでに100作を超える新作を初演。電子的な信号や数学的構造を音楽へと変換してきた池田の思考と、金属や木、皮膜、振動といった物質そのものから音を引き出すEklekto。その交差において、音は単なる「演奏されるもの」ではなく、物質の振動として、そして空間そのものを変化させる現象として立ち上がります。極度に研ぎ澄まされた構造性と、打楽器が生み出す生々しい物理性が交錯する音響的探究。

11月中旬再入荷。ドイツの実験音楽集団Institut für Feinmotorikによる、8台のターンテーブルと4台のミキサーを使いながら、レコードを一切使わずに制作された異色の作品『Öd』。ゴムバンド、CD、アルミ箔、廃材などをターンテーブル上でこすり合わせ、摩擦、ループ、静電気といった物理的な現象をそのまま音素材として扱っている。6つのゆるいグリッド外のリズムで構成され、即興的なプレイとランダムなループが多層的に絡み合う。輪郭だけが浮かぶようなダブのグルーヴ、揺らぐアンビエント・テクノ、金属片が転がるような即興的ノイズのあいだを絶えず行き来し、音がいつ崩れたり変形したりするかわからない不安定さが魅力になっている。ターンテーブルという物理的な装置を使った音響実験でありながら、どこか奇妙にファンキーなグルーヴが立ち上がるのが印象的で、取るに足らない素材から予想外の可能性を見つけ出すというアルバムの精神が詰まった、音響実験の枠を超えて語り継がれるべき異色の傑作。
11月上旬再入荷。初回プレスのみ、お見逃しなく!ポートランドの「偉大なブラックミュージック」の最高の実践者、The Cosmic Tones Research Trioの一員である音楽家Harlan Silvermanのソロ作『Music For Stillness』に続く作品。ヴァイオリニストGregory Allisonを迎え、ヴァイオリンとチェロだけによって静謐な瞑想的空間を描き出した、端正で美しい作品。余計な音を一切加えず、弦楽器そのものの響き、余韻、呼吸するような間を丁寧に捉えた演奏。静けさのなかに微細な揺らぎが浮かび上がり、音楽そのものが空間の一部へと溶けていくようなアンビエント感をもたらします。銀ジャケ仕様。
