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ヒカシュー - 1978 (LP)
ヒカシュー - 1978 (LP)P-Vine
¥4,950

テクノ、モンド、ロー・ファイ、彼らは1978年にその全ての宇宙を先取りしていた。

デビュー前、4chテープ・レコーダーでレコーディングされ、1996年にCD化されて大きな話題を呼んだ幻の音源集『1978』が、30年のときを経て待望の初LP化。ファンクラブ限定のソノシートに別ヴァージョンが収録された「コンフュージョン」を含む未発表3曲を収録。

東芝EMIからのデビュー盤を出す一年前、ヒカシューはすでに興味深い独自の音楽を作っていた。東京豊玉北六丁目の交差点から細い路地を線路に向かった一軒家で、雨戸を閉め、毛布を張り、激しいリズムマシーンに音を響かせていた。巻上公一

Lee Perry & The Upsetters - Return of the Super Ape (LP)
Lee Perry & The Upsetters - Return of the Super Ape (LP)VP RECORDS
¥5,314

Lee Perry率いるThe Upsettersが1978年に発表したダブ・アルバム。ブラック・アーク・スタジオが全焼する直前に残した、異形のスタジオ・ダブ到達点。幾重にも重ねられたリズム、深く沈み込むベース、幻覚的に変容するエフェクト、そして音の遠近感を自在に操るミキシング。The Upsettersによる強靭な演奏を土台に、楽器の輪郭を溶かし、残響や反復、予測不能な音の断片を複雑に絡み合わせながら、現実と幻覚の境界を漂うような音響空間を構築。
ジャマイカ音楽の伝統に根差しながら、ダブを単なるリミックスの手法ではなく、音そのものを解体し、再構築する創造的な実践へと押し広げたLee Perry。本作には、ブラック・アークという唯一無二の実験場で培われた、その奔放な音響操作とサイケデリックな想像力が凝縮されています。オリジナル・アートワークを復刻し、ディスコ・スリーヴ仕様のインナー・スリーヴも付属。

Silver Apples (LP)
Silver Apples (LP)Jackpot Records
¥5,791

オリジナル・マスターテープからの公式24bitリマスター仕様、エレクトリック・サイケの古典的名盤Silver Applesの1stが、銀ジャケでヴァイナル再発。本格的な電子音楽を学んだドープな麻薬的エレクトロニクスとサイケデリック感たっぷりのポップな楽曲に加え、ミニマルな展開が中毒性を高めるあまりに完璧な名作。内容の良さ故に多言は無用ですが、病み付きになること間違い無し。

Eliane Radigue - Triptych (2LP)
Eliane Radigue - Triptych (2LP)Important Records
¥7,989
チベット仏教と電子音楽を合一させたグルEliane Radigue(1932-2026)が、1974年にチベット密教へ傾倒後に約3年間の沈黙を経て1978年に発表された作品を収録。全宇宙を構成する根源的なエレメントである、地・水・火・風・空、五大原素をテーマに、ARP2500シンセサイザーの密教的持続音により、電子音楽でありながらテクノロジーの向こう側にある実相へと迫ることを実現した深淵なる東洋精神世界的音源。
音を「構築」するというよりも、ひとつの音の内部に聴き手を留まらせるようにして、微細な倍音や音色の揺らぎを浮かび上がらせたその瞑想的な音楽性は、後の『Adnos Trilogy』、『Songs of Milarepa』、『Jetsun Mila』、そして『Trilogie de la Mort』へと続く、チベット仏教に深く触発された一連の傑作群の起点となった。今回の2LPは、作家自身が「楽曲を編集したりカットしたりせずに収録できる場合のみ、ヴァイナル化を許可する」という姿勢を貫いた作品。全3部をそのまま収録し、4面目にはエッチングを施した、高品質オーディオファイル・クオリティの特別仕様です。
Loren Connors / Michael Vallera / Elliott Sharp - When The Moon Is New (LP)
Loren Connors / Michael Vallera / Elliott Sharp - When The Moon Is New (LP)Feeding Tube Records
¥5,952

実験ギター界の重鎮Loren ConnorsとElliott Sharp、そして新世代の音響探求者Michael Valleraによる、共同即興を実践し、ギターという楽器の輪郭を溶かし合いながら、ひとつの巨大な音響体を形成していく初共演ライブを収めた『When The Moon Is New』。Connorsのブルース由来の揺らぎ、Sharpの複雑なプラック、Valleraのテクスチャー的な音の層が、判別できないほど自然に絡み合い、音は個々の演奏ではなく集合体としての振る舞いを見せる。微細なノイズ、倍音の尾、擦過音が空間の奥行きを描き、広がりのある音響がゆっくりと立ち上がる。緊張と静けさが同時に存在し、3人が互いの動きを聴きながら音を置いていく慎重な姿勢が、演奏の密度を高めている。ギターの可能性を拡張してきた3人が、世代を越えて作り上げた抽象音響の記録。個々の声部が溶け合い、新しい第四の思考が生まれる瞬間を捉えた、現代即興ギターの重要作。

Ronnie Boykins - The Will Come Is Now (LP)
Ronnie Boykins - The Will Come Is Now (LP)ESP-DISK
¥4,971

Sun Ra Arkestraの黄金期を支えたベーシストRonnie Boykinsが、1974年に録音した唯一のリーダー作『The Will Come, Is Now』。〈ESP‑Disk〉が活動休止に入る直前に残した重要タイトルで、フルート、複数のサックス、トロンボーン、コンガ、パーカッションを含むセプテットで、Boykinsの作曲家としての幅広さと、低音の重心を軸にしたアンサンブル構築が前面に出ている。Sun Raの宇宙的な和声感の名残もありつつ、演奏の骨格はより地に足がついていて、モーダルな反復から開放的な即興、集団インプロまで自然に切り替わる流れが魅力。Boykinsのベースはグルーブとメロディ性を同時に担い、フルートやサックスが色彩を変えながら重なり、コンガやパーカッションが柔らかい揺らぎを加えることで、小さなオーケストラのような厚みが生まれる。スピリチュアル・ジャズの霊性と、ミンガス的なアンサンブルの強度が同じフレームで響く、70年代前衛ジャズの中でも特異な一枚。

Stuart Dempster - Underground Overlays From The Cistern Chapel (2LP)
Stuart Dempster - Underground Overlays From The Cistern Chapel (2LP)Important Records
¥7,636

米女性実験音楽家重鎮であり先駆者、Pauline OliverosのDeep Listening Bandにも参加したアメリカの前衛的トロンボーン/ディジリドゥー奏者、即興演奏家、作曲家のStuart Dempsterが伝説のアルバム『Deep Listening』が録音されたのと同じ貯水槽で制作し、現代音楽系名門〈New Albion〉から発表した95年のアルバム『Underground Overlays From The Cistern Chapel』が〈Important Records〉から史上初のアナログ再発。力強く深い音色が響き渡るこの2枚組LPは、高い評価を得た『Deep Listening』のコンパニオンとして制作されたものであり、これまで録音された中で最も深いドローン・アルバムのひとつ。9本のトロンボーン、ディジュリドゥ、チベットの鐘が、200万ガロンもの巨大な貯水槽を、心を揺さぶり、癒すような濃密な音の残響で満たしています。

ハレルヤズ Hallelujahs - 肉を喰らひて誓ひをたてよ Eat Meat, Swear an Oath (LP)ハレルヤズ Hallelujahs - 肉を喰らひて誓ひをたてよ Eat Meat, Swear an Oath (LP)
ハレルヤズ Hallelujahs - 肉を喰らひて誓ひをたてよ Eat Meat, Swear an Oath (LP)Black Editions
¥4,829

非常階段や螺旋階段への参加も知られる日本のカルト的なギタリスト、頭士奈生樹、渚にて率いる柴山伸二、真田佳世子、渡辺隆久といった面々が与した大阪の伝説的なサイケデリック・バンドであり、今も根強い支持を誇るハレルヤズの至上の名作『肉を喰らひて誓ひをたてよ』が〈Black Editions〉より待望のアナログ・リイシュー!柴山のレーベルである〈オルグ・レコード〉より1986年に300部という極小枚数がプレスされた幻の大名作!〈Rough Trade〉や〈Flying Nun〉といったレーベルやペイズリー・アンダーグラウンド、Galaxie 500などのサウンドとも親和性の高いシンプルで魔法のような輝きを放つ、魅惑的で優しいサイケデリック・ポップ・アルバム。オリジナル・テープからリマスタリングされたデラックス・ヴァイナル・エディション。ヘヴィ・チップオン・ジャケット仕様。

Art Ensemble of Chicago - Les Stances A Sophie (LP)Art Ensemble of Chicago - Les Stances A Sophie (LP)
Art Ensemble of Chicago - Les Stances A Sophie (LP)PLAY LOUD! PRODUCTIONS
¥5,435

フランス滞在期のArt Ensemble of Chicagoが、モシェ・ミズラヒ監督映画のために制作した1970年録音のサウンドトラック作品『Les Stances A Sophie』。Fontella Bassのソウルフルな歌声と強烈なジャズ・ファンクのグルーヴが炸裂する名曲で、今なおクラブ・クラシックとして愛され続ける一曲「Theme de Yoyo」が冒頭を飾り、その後は一転して、アンサンブル特有のアヴァンギャルドな即興、古楽の引用、緻密な音響構築が交錯し、映画音楽でありながら自由なジャズの実験場としての魅力が全編に広がる。Lester Bowie、Roscoe Mitchell、Joseph Jarman、Malachi Favors、Don Moyeという黄金期メンバーが揃い、ファンクネスとフリージャズの両極を一枚に封じ込めたサウンドは、どの時代に聴いても新鮮さを失わない。70年代激動のパリで、アフリカ回帰のスピリチュアリズムと、シカゴ仕込みの過激なフリー・ジャズ、最高にドープなファンクの肉体性が、映画というキャンバスの上で奇跡的に融合した、ジャズ史上最も自由でスタイリッシュな名盤。

Tortoise - TNT (Clear with Hi-Melt White Vinyl 2LP)Tortoise - TNT (Clear with Hi-Melt White Vinyl 2LP)
Tortoise - TNT (Clear with Hi-Melt White Vinyl 2LP)Thrill Jockey
¥6,387

Tortoiseによる1998年にリリースのあまりにも有名な3rdアルバム『TNT』がリプレス!Pro Toolsを駆使した緻密な音響構築が特徴で、ジャズ、ダブ、クラウトロック、ミニマリズムなど多様なジャンルを横断しながら、流麗で繊細なインストゥルメンタルを展開。ジェフ・パーカー加入後初の作品であり、ジャズ的な即興性と繊細なフレージングが加わったことで、バンドの音楽性が大きく広がっている。各楽曲はメロディよりも質感や空間性を重視したサウンドで、録音と編集のプロセスが創作の中心にあり、スタジオを楽器として扱う姿勢が明確に表れている。リズムの変化や音の配置が緻密で、聴くたびに新たな発見があるような構造を持つ、ポストロックの金字塔として今なお高く評価される名作。

Tortoise - Rhythms, Resolutions & Clusters (Opaque Golden Yellow LP)Tortoise - Rhythms, Resolutions & Clusters (Opaque Golden Yellow LP)
Tortoise - Rhythms, Resolutions & Clusters (Opaque Golden Yellow LP)Thrill Jockey
¥5,496

2026年リプレス!〈Thrill Jockey〉からの当時盤アナログは現在激レアな一作が遂に再発。これぞ、まさにエクスペリメンタルの一つの頂点。ロックからダブ、ジャズ、エレクトロニカにいたるまでの要素を呑み込みながら、約30年もの長きにわたり、ロックの定義を拡張してきた名バンドTortoiseが1995年にリリースした傑作『Rhythms, Resolutions & Clusters』が待望のアナログ復刻!90年代後半のリミックス作品の先駆けとなった一枚。リミックスにはJohn McEntire、Steve Albini、Jim O’Rourke、Mike Watt (Minutemen)、Brad Wood (Liz Phair)といった豪華面々が参加。トータス初期の代表的な楽曲の極上なRemixが満載。デラックス・チップオン・ジャケット仕様。

Musica Transonic + Mainliner - Solid Static (LP)
Musica Transonic + Mainliner - Solid Static (LP)Black Editions
¥5,974

南条麻人、Acid Mothers Templeの河端一、Ruinsの吉田達也という日本アンダーグラウンドを象徴する3名が1997年に残した幻のセッションが、ついに初の正式LPとして復活。Mainlinerの轟音ヘヴィ・サイケと、Musica Transonicの即興性/破壊的エネルギーが真正面からぶつかり合う記録で、さらなるサイケデリックの深淵へと突き進む姿を捉えている。河端のギターは暴れ、南条のベースは地鳴りのように唸り、吉田のドラムが空間を切り裂く。10分超の重量級トリップ「Solid Static」を筆頭に、ノイズ、サイケ、フリージャズが溶け合う、90年代ジャパニーズ・サイケ特有の濃さに満ちた内容でありながら、今の音としても聴ける鮮度を持つ、日本サイケ、ノイズ史の重要断片。

Keith Hudson - Pick A Dub (LP)
Keith Hudson - Pick A Dub (LP)VP RECORDS
¥5,318

U-Roy、Big Youth、Ken Boothe、Horace Andyといった面々のプロデューサーとしてもよく知られるKeith Hudsonによる、ダブの大名盤1974年作。バレット兄弟、ソウルシンジケート、そしてパブロなどによる素晴らしい演奏にキング・タビーの研ぎ澄まされたダブミックス。どこをとっても非の付け所の無い傑作中の傑作。

King Tubby - Dub From The Roots (LP)
King Tubby - Dub From The Roots (LP)Clocktower
¥3,673

音楽史に残るであろう技法ダブの創始者、ジャマイカのサウンドシステム機材を修理していた職人でもあったKing "The Dub Master" Tubbyの、ダブ古典「The Roots Of Dub」と並ぶ1975年発表の傑作オリジナル・ダブ・アルバム。

Vashti Bunyan - Lookaftering (Expanded) (2LP)
Vashti Bunyan - Lookaftering (Expanded) (2LP)DICRISTINA
¥7,417

英国アシッド・フォークの至宝Vashti Bunyanが、1970年の歴史的名盤『Just Another Diamond Day』以来35年ぶりの復帰作として2005年に発表した『Lookaftering』が、その発表20周年と彼女の80歳の節目を記念し、未発表音源を大幅に追加した豪華2LP仕様で〈DiCristina〉より復刻!プロデューサーのMax Richterをはじめ、Devendra BanhartやGareth Dicksonといった精鋭たちが集結した本編の静謐で美しい室内楽フォークに加え、初公開となる自宅録音デモ音源群を収録。本人が奏でるギターやアコーディオン、ハーモニウム、リコーダーなどの素朴な響きに乗せて、儚く可憐な歌声が紡がれるプライベートな音像は、楽曲のピュアな魅力と曲作りの原点を削ぎ落とされた質感のまま露わにしている。娘Whyn Lewisの絵画を配した16ページの豪華歌詞ブックレットや、Max Richterらのライナーノーツ、2006年の貴重なライヴ音源まで網羅した永久保存盤!

Jon Hassell / Farafina - Flash Of The Spirit (2LP+CD)
Jon Hassell / Farafina - Flash Of The Spirit (2LP+CD)Glitterbeat
¥6,134

「第四世界」サウンドスケープを切り拓いた米国の前衛トランペット奏者John Hassellと、西アフリカはブルキナファソの音楽集団Farafinaの88年コラボ作『Flash Of The Spirit』が〈Glitterbeat〉傘下の〈Tak:til〉より2LP+CDにてリマスター再発。U2の傑作を手掛けた直後のBrian EnoとDaniel Lanoisがプロデュースを担当し、バラフォンや打楽器群が空気を激しく揺らす脈動的なポリリズムに、エフェクトで加工されたハッセルのトランペットやキーボードが有機的に交錯。西洋の平均律を超えたマイクロトーンを自在に操るハッセルの演奏は、外来の西洋楽器という枠組みを軽やかに越え、バンドのもう一つの声として見事にアンサンブルへ溶け込んでいる。Miles Davis『Bitches Brew』期の静かな熱量を彷彿とさせる抽象的なダイナミズムと、イーノ達が構築した繊細なアンビエント空間が見事なグラデーションを描く音像は、発表から30年以上を経た今なお古びるどころか未来の音楽像を提示し続ける、ジャンルや国境を完全に超越した大傑作。

平野 剛 Go Hirano - Corridor of Daylight (LP)平野 剛 Go Hirano - Corridor of Daylight (LP)
平野 剛 Go Hirano - Corridor of Daylight (LP)Black Editions
¥4,674
オリジナルは、東京アンダーグラウンド・ミュージックの一大聖地、[PSF Records]より2004年にCDで発表。かつて下北沢に居を構えていた名店、"フィルモア・レコード"を現在鎌倉にて運営する平野剛(Go Hirano)の3rdアルバム。自宅にて録音されたフィールド・レコーディング音源で構成されており、ピアノやピアニカ、ウィンドチャイム、パーカッション、ヴォイスの演奏のほか、6曲目、"Coral"にて、3作品でコラボレーションしている盟友とも言うべきカナダ・ケベックの作曲家、Roderick Zalaによるギターとエフェクトをフィーチャー。幻想的な風景を想起させてくれるピアノの嫋やかな響き、そして、華を添えるように点描されるウィンドチャイムやピアニカの淡い音色、全てが神々しく可憐な音場へと収束した奇跡的名演。数あるPSFのカタログの中でも屈指の一枚のヒトツ。初となるヴァイナル・エディションはボーナス・トラックも追加収録したデラックス・エディション。詳細なストーリーを記載したブックレット含むインサート2枚が付属。未体験の方はもちろん、CDで聴いた方も是非ヴァイナルで浴びてください!
Jessica Williams - Blue Abstraction: Prepared Piano Project 1985–1987 (LP)Jessica Williams - Blue Abstraction: Prepared Piano Project 1985–1987 (LP)
Jessica Williams - Blue Abstraction: Prepared Piano Project 1985–1987 (LP)Pre-Echo Press
¥5,697

Thelonious Monkのよき解釈者として知られるジャズ・ピアニストJessica Williamsが1985〜1987年に密かに行なっていたプリペアド・ピアノ実験を記録した、極めて個人的で貴重なアーカイブ作品『Blue Abstraction』。弦に物を挟み、叩き、擦り、金属音や電子音のようにも変貌するその音は、John Cageの実験精神と、彼女自身の情緒的なメロディ感覚が交差する、抽象と叙情が同居する音世界。録音はスタジオでの孤独な探求そのもので、完成された楽曲というより、音を探り、触れ、形にしていくプロセスの記録に近い。しかしその中には、彼女の音楽家としての核心である繊細なタッチ、深い和声感覚、静かな情熱息づいている。静かで、抽象的で、深く美しい記録。

V.A. - Tsapiky! Modern Music From Southwest Madagascar (LP)V.A. - Tsapiky! Modern Music From Southwest Madagascar (LP)
V.A. - Tsapiky! Modern Music From Southwest Madagascar (LP)Sublime Frequencies
¥5,269

〈Sublime Frequencies〉より、マダガスカル南西部トゥリアラ周辺で生まれたツァピキ音楽の現在地を描き出す屈指のコンピレーションが登場。70年代から進化し続けるマダガスカル南西部の祝祭音楽を、ぶっ壊れ気味のシンセ入りダンス仕様から、現場そのままのアコースティック・ジャムまで縦横無尽に並べている。歪んだエレキギター、弾丸のようなベース、止まることのない高速ビートに乗って、陶酔感に満ちたヴォーカルが叫ぶ。ツァピキは、葬式、結婚式、割礼といった通過儀礼の場で数日に(!)わたって演奏される音楽で、たばこや自家製のラム酒が回され、牛と人が入り混じる赤土の広場で、電化バンドが夜を徹して演奏し続ける。機材は手作り同然、つぎはぎのアンプや木に吊るしたホーンスピーカーを通じて、音楽は何キロも先まで響き渡る。本作が捉えているのは、都市と地方、電気とアコースティック、海辺と内陸の交流から生まれる混沌とした創造の渦。どんなグローバル音楽市場とも無縁のまま、ただ現場の欲求に突き動かされて生まれる音楽は、激烈で、奔放で、そして唯一無二。まさに生と死を祝うために鳴り響く、マダガスカルの現代的祝祭音楽と呼ぶにふさわしい、土の匂いがするロックと東部アフリカならではのナチュラルなトランスが交差したような音世界!ジャケットも最高でたまりません!!

Hani from Yunnan China - Hani Polyphonic Singing in Yunnan China (LP)Hani from Yunnan China - Hani Polyphonic Singing in Yunnan China (LP)
Hani from Yunnan China - Hani Polyphonic Singing in Yunnan China (LP)SUBLIME FREQUENCIES
¥5,269

各地の骨董的な音楽を掘り起こしてきた名門レーベル〈Sublime Frequencies〉からは、Kink GongことLaurent Jeanneauが2011年に録音した、中国雲南省のハニ族のポリフォニー歌唱を収めた珠玉の1枚がアナログで登場。神秘的で別世界的な合唱の美しさが、はるか遠く外宇宙へ広がっていくような、卓越した伝統音楽アンサンブルによる、現代的な響きの、前衛的なボーカル・フュージョンと奇妙な楽器の伴奏を組み合わせた恐るべきパフォーマンスが満載。ハニ族は言語的にはチベット・ビルマ語族のイ語派に由来し、中国雲南省南部のラオスとベトナムの上流に150万人が暮らしています。この地域の他の多くの民族集団と同様に、独自の伝統的な歌唱パターンが用いられており、各歌手は文脈に合わせて歌詞を調整。物憂げでありながらも、力強く超越的な音楽のカスケードによる、これまでに聴いた事のないような、感情を揺さぶる珠玉の録音。

Mandolin Sisters - Odysseys in Electric Carnatic (LP)Mandolin Sisters - Odysseys in Electric Carnatic (LP)
Mandolin Sisters - Odysseys in Electric Carnatic (LP)DISCOSTAN
¥5,287

カルナータカ音楽において、通常使われることのないエレクトリック・マンドリンを取り入れた革新的な動画が約10年前から世界中で注目を集めてきたインドの姉妹デュオMandolin Sistersによる初のフルアルバム『Odysseys in Electric Carnatic』がヴァイナルで登場!「Vathapi」「Nagumomu」などの伝統的な南インド古典音楽の名曲をベースに現代的な感覚が融合した本作では、エレクトリック・マンドリンという楽器がカルナータカ音楽に新たな表情を与えており、まるで長いこと締め切っていた窓を開けた時のような瑞々しく鮮やかな気分が印象的。古典的なラーガの厳密な枠組みの中で、姉妹の息の合った掛け合いは、緻密でありながら自由度が高く、単なる演奏を超えて対話のような深みを感じさせ、インド古典のリズム構造であるターラも、現代的なグルーヴとして生き生きと響き渡るよう。カルナータカ音楽を次世代へ繋げるだけでなく、ジャンルや国境を越えて、音楽が持つ普遍的な力を体現する一枚として、多くのリスナーに届いてほしい作品。

Richard -  Loving You To Death (LP)Richard -  Loving You To Death (LP)
Richard - Loving You To Death (LP)STROOM.tv
¥5,187

モントリオールを拠点に活動するRichard Wengerによるソロ・プロジェクトの〈Stroom〉からのデビュー作『Loving You To Death』。自らを傷つけ続けることで、そばにいる人をも傷つけてしまう誰かとの関係についての作品。制作当初は、憂鬱な小さなリフを引き延ばし、Morphageneを通して長大なアンビエントへと変形させる試みを続けていたそうですが、あまりにも多くのサウンド・デザインに囲まれた現在の音楽環境への違和感から、最終的にはあえて音を作り込みすぎず、録音されたものをそのまま受け入れ、バンドを組まずに一人で完結。その結果生まれたのは、洗練や技巧よりも、旋律の素朴さ、録音の生々しさ、そして感情そのものの揺らぎを前面に出した音楽。執着的な関係性とドラマティックな感情、不完全さを不器用な歌心で表現した、ベッドルーム・エクスペリメンタル・ポップ。

Enno Velthuys - Music From The Other Side Of The Fence (LP)Enno Velthuys - Music From The Other Side Of The Fence (LP)
Enno Velthuys - Music From The Other Side Of The Fence (LP)STROOM.tv
¥5,247

人気作がリプレスです!カルト的人気を誇るオランダの孤高のシンセ奏者Enno Velthuysによる、1975〜1990年に録音されながら未発表だった音源をまとめたアーカイブ作品『Music From The Other Side Of The Fence』。柔らかなシンセのレイヤーと淡いメロディがゆっくりと漂う、 孤独な室内楽のようなアンビエントで、ミニマルでありながら情緒があり、夜の静けさに寄り添うような音。カセット文化の延長線にあるような、ローファイで親密な質感も印象的で、その点では当時のシンセウェイヴ/ミニマルウェイヴとも共鳴する80年代ヨーロッパのDIY電子音楽の空気も纏っている。本人の内面をそのまま音にしたような、孤独・回想・静かな希望が入り混じる内省的な作品。

池田亮司 Ryoji Ikeda - music for strings (LP)池田亮司 Ryoji Ikeda - music for strings (LP)
池田亮司 Ryoji Ikeda - music for strings (LP)The Vinyl factory
¥6,167

電子音響とデジタル・テクノロジーを極限まで抽象化してきた池田亮司が、ここでは一転して「擦奏」という物理的な振る舞いに向き合った新作。収録された3作品は、いずれも弦楽器の音色を素材として扱うだけではなく、演奏者の身体、楽器の構造、音の発生する時間と空間そのものを作曲の原理へと組み込んだもの。2021年にEnsemble Modernとのワークショップをきっかけに弦楽器だけに焦点を絞ることを決め、2020~2023年にかけて制作された作品群が〈The Vinyl Factory〉よりヴァイナルリリース。
「REFLECTION [for string nonet], op.13」では、9人の奏者全員が7/8拍子による同一のリズム構造を共有しながら、その開始位置をずらすことで、それぞれのパートが互いに応答し合うような複雑な時間構造を形成。
「PRISM [for string nonet], op.14」では、白色光がプリズムによってスペクトルへ分解される現象を音響へと置き換え、弦楽アンサンブルのほぼ全音域を横断しながら、個々の音高をクラスターとして抽出していきます。音を連続的な響きとしてではなく、分解可能な物理現象として捉える池田ならではの思考が、弦楽器の響きの内部に展開。
そして「MIRROR [one for two], op.12」は、一枚の楽譜を通常方向と反対方向の双方から同時に読めるよう、五線譜そのものを鏡像化(反行)。二人の奏者がひとつの楽譜を共有し、それぞれ逆方向から読み進めながら同時に演奏するという、極めて制約の多いシステムによって成立しています。池田が長年「夢」として思い描いていたこの作品は、単純に見えるルールの内部に高度な演奏上の困難を抱え、その制約そのものを音楽的構造へと変換しています。
さらに本作では、通常は互いの姿を確認できるよう半円形に配置される弦楽奏者を、一直線に並べるという舞台上の配置も試みられました。視覚的な接続を意図的に断つことで、演奏者同士の身体的な関係さえも作曲の条件へと組み込む。音を「聴く」だけでなく、楽器、身体、楽譜、配置、時間といった音楽を成立させる物理的条件そのものを露出させていく点に、池田の現在の創作姿勢が鮮明に表れています。
Ensemble Modernによって演奏され、SWRによって録音。2024年2月8日にアムステルダムで初演され、2026年2月20日にはロンドンのBarbicanでも英国初演が行われました。電子音響とアコースティックな音楽、デジタルな抽象性と楽器の物理性という対立を超え、アコースティック楽器でありながら、どこか非人間的な精密さと透明感を湛えた、池田の現在形を示す精密な音響構造を立ち上げた作品。180g重量盤 ※視聴は参考動画です

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