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Ambient / Minimal / Drone

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V.A. - Sound Surrounding On Sado (LP+DL)V.A. - Sound Surrounding On Sado (LP+DL)
V.A. - Sound Surrounding On Sado (LP+DL)Experimental Rooms
¥4,180

佐渡島の住環境に暮らす作家10組によって紡がれていくオブスキュアなサウンド・ドキュメンタリー。

現在も数多くの能舞台が各集落に残り、海山に囲まれた豊かな自然とともに能楽や鬼太鼓が今も生活に息付く佐渡島。今作は島の文化や風土を暮らしの背景に持ちながらも新たな創造の息吹を感じさせる、2025年に現存する佐渡島の音楽と人々を記録するために制作されたコンピレーション・アルバム。伝統を超え新たな地平を切り拓く太鼓芸能集団・鼓童の重要人物である「住吉佑太」と「前田順康」によるそれぞれのソロ、佐渡に自生する孟宗竹から竹太鼓を自作し独自のグルーヴを創出するグループ「サドラム」、ポップスから前衛まで多才な作曲センスを魅せる音楽家・佐藤望による「プランタール」、佐渡でレストラン<ラ・パゴッド>を営み食とアートの融合を試みるシェフ/美術家「ジル・スタッサール」、世界中の試し書きをアート作品へと昇華させる美術家であり能を題材としたアンビエント・ミックスを制作する「シャルル・ムンカ」、さどの島銀河芸術祭を先導しつつ自らも先鋭的な現代美術家として活動する「吉田盛之」、独創的な視点と美学を持った絵画や実験音楽の制作を行う「青木孝太」、90年代より音楽活動を開始し近年はラップトップを用いた新たな作曲の可能性を拡げる「福西みゆき」、ウクレレ奏者のユカとジョン・ゾーン主宰のTzadikからのリリースでも知られるベース奏者シャニール・エズラ・ブルーメンクランツによるユニット「ザ・フグ・プラン?」と総勢10組がここに大集結。更にジャケット写真には佐渡在住の写真家/僧侶である「梶井照陰」が撮影した踊る佐渡の海波を捉えた「NAMI」を起用し、ライナーノーツには美術批評家でありさどの島銀河芸術祭アドバイザーを務めている「椹木野衣」が執筆するなど、作品を構成するもの全てが佐渡ならではの人々によって制作された、佐渡の<現在>をも示す渾身の1枚。

+ 初版限定300部
+ ライナーノーツ:椹木野衣
+ カバー写真:梶井照陰

【トラックリスト】
A1 Sadrum - Kagero
A2 Yuta Sumiyoshi - Singing
A3 plantar - Subtle Whisper
A4 Gilles Stassart & La Pagode - Golden Galette
A5 Charles Munka - Holloways
B1 Morito Yoshida - Denpa
B2 Kota Aoki - Kyou
B3 Miyuki Fukunishi - From The Northwest
B4 the fugu plan? - YOSHITAYA
B5 Masayasu Maeda - 37.813, 138.270

Shabason, Krgovich, Tenniscoats - Wao (LP)Shabason, Krgovich, Tenniscoats - Wao (LP)
Shabason, Krgovich, Tenniscoats - Wao (LP)Western Vinyl
¥3,947

12月下旬入荷。カナダの音楽家ジョセフ・シャバソンとニコラス・クルゴヴィッチ、そして日本のテニスコーツによるコラボレーション・アルバム『Wao』。事前に完成曲を用意せず、ツアー中の滞在先でアイディアを持ち寄り即興的に録音。神戸の築100年を超える洋館「旧グッゲンハイム邸」で2日間にわたり収録された。シャバソンのサックス、クルゴヴィッチのメロウな歌声、テニスコーツのさや&植野隆司の繊細なヴォーカルが融合。アンビエント、フォーク、ジャズの要素を横断し、親密で柔らかな音響世界を生み出している。ゑでぃまぁこんのゑでゐ鼓雨磨もゲスト参加。

Pullman - III (LP)Pullman - III (LP)
Pullman - III (LP)Western Vinyl
¥3,575

1月上旬入荷予定。シカゴのポストロック・スーパーグループ Pullman が25年ぶりに発表する最新アルバム『III』が〈Western Vinyl〉からリリース。ドラマーのTim Barnesが病に倒れたことをきっかけに、Tortoise、Codeine、Rex、Comeといった90年代オルタナ、ポストロックの重要バンドのメンバーが再集結し、アコースティック・ギターを中心とした静謐な音響派サウンドを展開。ギターの多重奏と余白を活かしたサウンドを継承しつつ、ポストロックとアメリカーナ的要素を融合している。友情とレジリエンスによって生まれた、抑制を保ちながらも現代的な解釈が加わった重要なリリース。

Erik Hall - Solo Three (LP)Erik Hall - Solo Three (LP)
Erik Hall - Solo Three (LP)Western Vinyl
¥3,575

1月下旬入荷予定。『Music for 18 Musicians』、シメオン・テン・ホルト『Canto Ostinato』などの再解釈アルバムでも知られるマルチ奏者兼プロデューサーErik Hallによる、現代音楽の巨匠たちの作品を再解釈したミニマル、アンビエント作『Solo Three』が〈Western Vinyl〉から登場。本作ではスティーヴ・ライヒやグレン・ブランカ、シャルルマーニュ・パレスタイン、ローリー・シュピーゲルといった複数の作曲家の名作を一枚に収めており、全楽器を自身で演奏・録音し、緻密な音響構築を行っている。ミニマル音楽の歴史的名曲を現代的な解釈で蘇らせる注目作!

冥丁 - 泉涌 (LP)冥丁 - 泉涌 (LP)
冥丁 - 泉涌 (LP)KITCHEN. LABEL
¥5,500

2024年11月末、冥丁は、別府市制100周年記念事業の一環として、温泉文化をテーマにした滞在制作に招かれ、別府を訪れた。

「失日本」シリーズで知られる冥丁は、忘れ去られた日本の時代や風景を音として再構築する表現で注目を集める音楽家。今回の制作では、海辺に佇む築100年の旅館「山田別荘」の蔵に約1週間半滞在し、雨水が火山岩に染み込み、癒しの湯となって地上に戻る循環に耳を澄ませた。その結果生まれた作品『泉涌』は、温泉文化の内なる精神をたどるものである。

冥丁は竹瓦温泉、坊主地獄、へびん湯、そして山田別荘の内湯や貸切湯など別府の象徴的な温泉地を訪れ、泉源の音、泥の泡立ち、噴気孔の響き、竹林を渡る風、湯を楽しむ人々の会話などの環境音を丁寧に録音した。これらのフィールドレコーディングとその深い聴取体験を楽曲の音の土台とし、立ちのぼる湯気や体感した湯加減の塩梅までも音として描き出そうと試みている。

この作品は、一連の楽曲として展開し、硫黄と火山岩の風景の中を湯気のように漂っていく。坊主地獄に潜む狂気、山田別荘の内湯に響く幽玄な残響、苔むした竹瓦温泉の風情の中で交わされる日常の語らい。そうした断片が静かに織り込まれている。そこには水の静けさや土地に宿る記憶、そして代々ここで湯に親しんできた人々への深い敬意が込められている。

『泉涌』は、失われた日本の記憶を主題とする冥丁の探求を継承しつつ、新たな領域に踏み込んでいる。別府の風土や記憶を音 で巡礼するかのように、リスナーを深い没入体験へと誘う。マスタリングはStephan Mathieuが担当。また、本作は「失日本」 プロジェクトの新章『失日本百景』の幕開けを飾る作品。このシリーズでは、現代の生活の中でひっそりと息づく「憧憬の残る場」を探求していく。

冥丁 - 泉涌 (CD)冥丁 - 泉涌 (CD)
冥丁 - 泉涌 (CD)KITCHEN. LABEL
¥3,300

2024年11月末、冥丁は、別府市制100周年記念事業の一環として、温泉文化をテーマにした滞在制作に招かれ、別府を訪れた。

「失日本」シリーズで知られる冥丁は、忘れ去られた日本の時代や風景を音として再構築する表現で注目を集める音楽家。今回の制作では、海辺に佇む築100年の旅館「山田別荘」の蔵に約1週間半滞在し、雨水が火山岩に染み込み、癒しの湯となって地上に戻る循環に耳を澄ませた。その結果生まれた作品『泉涌』は、温泉文化の内なる精神をたどるものである。

冥丁は竹瓦温泉、坊主地獄、へびん湯、そして山田別荘の内湯や貸切湯など別府の象徴的な温泉地を訪れ、泉源の音、泥の泡立ち、噴気孔の響き、竹林を渡る風、湯を楽しむ人々の会話などの環境音を丁寧に録音した。これらのフィールドレコーディングとその深い聴取体験を楽曲の音の土台とし、立ちのぼる湯気や体感した湯加減の塩梅までも音として描き出そうと試みている。

この作品は、一連の楽曲として展開し、硫黄と火山岩の風景の中を湯気のように漂っていく。坊主地獄に潜む狂気、山田別荘の内湯に響く幽玄な残響、苔むした竹瓦温泉の風情の中で交わされる日常の語らい。そうした断片が静かに織り込まれている。そこには水の静けさや土地に宿る記憶、そして代々ここで湯に親しんできた人々への深い敬意が込められている。

『泉涌』は、失われた日本の記憶を主題とする冥丁の探求を継承しつつ、新たな領域に踏み込んでいる。別府の風土や記憶を音 で巡礼するかのように、リスナーを深い没入体験へと誘う。マスタリングはStephan Mathieuが担当。また、本作は「失日本」 プロジェクトの新章『失日本百景』の幕開けを飾る作品。このシリーズでは、現代の生活の中でひっそりと息づく「憧憬の残る場」を探求していく。

冥丁 - 古風 II (LP)
冥丁 - 古風 II (LP)KITCHEN. LABEL
¥5,500

日本の古い文化をモチーフにした唯一無比のオリジナリティーで、世界のエレクトロニック~アンビエントシーンで脚光を浴びる広島在住のアーティスト冥丁が、2020年の傑作アルバム『古風』の続編をリリース!

「LOST JAPANESE MOOD」(失われた日本のムード)をテーマに、アンビエント・ミュージックやミュージック・コンクレートを融合させて、時とともに忘れ去られる日本の古い歴史の瞬間をノスタルジックな音の情景に再構築した3部作『怪談』『小町』『古風』で非常に高い評価を得てきた冥丁。前作『古風』をリリース後、冥丁は『古風』制作のために完成させたトラックがまだ47曲ほどあることに気づき、『古風』の世界観をさらに拡張しながら、より深く日本人のアイデンティティーについて思いを巡らせた本作『古風 II』を制作した。

アルバムは陽気な口笛から虫の音や和楽器などの賑やかなハーモニーで幕を開ける。続く「八百八町」(M-3)ではピッチシフトしたボーカル・サンプルやユニークなビートでかつての江戸の活気を表現し、メランコリックな雰囲気の「カヲル」(M-4)では、冥丁が亡き祖母に捧げたアルバム『小町』制作時のセッションを用いて彼女に送る最後のレクイエムを奏でている。アルバム後半の「茶寮」(M-10)では、一音一音が筆の運びのようなシンセ音の繰り返しの中に静けさを感じさせる。この曲は、冥丁が祖母の家で眺めていた水墨画からインスピレーションを得たもので、彼が以前訪れた茶室の印象と結び付けたという。「朽ち果てた土壁や色褪せた畳に感動を覚え、その小さな部屋に漂う宇宙的な時間の流れを音楽にしてみようと思った。」と冥丁は語る。また、非常にドラマチックな展開を見せる「黒澤 明」(M-11)では、日本の豊かな伝統と第2次世界大戦後の混乱を等しく描いた黒澤作品と深く共鳴している。

冥丁は長年に渡り、彼の思い描く日本らしさや日本人らしさを見つけ出そうとしてきたが、過去3枚のアルバムでその答えを求めた後、本作でさらに多くの疑問を投げかけている。過去を振り返ることで、より明確な現在を得ることができるのか?「LOST JAPANESE MOOD」をとらえた後、現代社会の中で日本はどこへ向かうのか?『古風Ⅱ』は、さまざまなムードと質感のある音の断片の中で、我々に過去との関係を見直すことを提案している。

広島在住の音楽プロデューサー。 現代的技巧と日本への深い敬意を融合させた三部作、『怪談』、『小町』、『古風』で国内外の好評を博す。
日本古来の音楽と豊かな歴史、文化の多様性を世界の国々へ伝える、近年のアンビエント・ミュージックの先駆者の一人。

V.A - Athos: Echos from the Holy Mountain (CD)V.A - Athos: Echos from the Holy Mountain (CD)
V.A - Athos: Echos from the Holy Mountain (CD)FLEE
¥2,358

ギリシャ正教の聖地アトス山に伝わる典礼音楽のフィールド録音と、それにインスパイアされた現代の楽曲を収めたコンピレーションCD『Athos: Echoes from the Holy Mountain』。前半は現代のアーティストがアトス山の聖歌の神秘的なエッセンスを、ダブや実験的サウンドも交え、電子音楽やアンビエントに昇華。後半は1960年代から今日までの修道院でのオリジナル録音を収録。祈りと瞑想に用いられるビザンチン聖歌の荘厳で静謐な響きがそのまま伝わる。現代の音楽と聖歌を並置することで、むしろ聖歌により深く触れることができるような重要な一枚。

Rapoon - Cidar (Redux) (CD)Rapoon - Cidar (Redux) (CD)
Rapoon - Cidar (Redux) (CD)Kontakt Audio
¥2,584

英国の音響作家RapoonことRobin Storeyによる1994年発表の、アフリカのパーカッションとアジアの弦楽器を融合したトライバル・アンビエントの傑作『Cidar』が未発表音源3曲を追加、リマスタリングを施されて再発。アフリカの打楽器とアジアの弦楽器をサンプリング、加工し、深い残響と民族的リズムが交錯。旋律よりも質感と空間性を重視し、見えない風景を描くようなアプローチで、フィールドレコーディングや環境音も織り交ぜて、リバーブやディレイを多用したどこか遠くから響いてくるような断片が重なる。瞑想的かつ幻視的な時間が漂うエスノ・アンビエントの金字塔。

Rapoon - Cidar (Redux) (2LP)Rapoon - Cidar (Redux) (2LP)
Rapoon - Cidar (Redux) (2LP)Kontakt Audio
¥6,596

英国の音響作家RapoonことRobin Storeyによる1994年発表の、アフリカのパーカッションとアジアの弦楽器を融合したトライバル・アンビエントの傑作『Cidar』が未発表音源3曲を追加、リマスタリングを施されて再発。アフリカの打楽器とアジアの弦楽器をサンプリング、加工し、深い残響と民族的リズムが交錯。旋律よりも質感と空間性を重視し、見えない風景を描くようなアプローチで、フィールドレコーディングや環境音も織り交ぜて、リバーブやディレイを多用したどこか遠くから響いてくるような断片が重なる。瞑想的かつ幻視的な時間が漂うエスノ・アンビエントの金字塔。

Macintosh Plus - Floral Shoppe =フローラルの専門店 (LP)
Macintosh Plus - Floral Shoppe =フローラルの専門店 (LP)Olde English Spelling Bee
¥5,747

2025年リプレス!果てしなく続くオンライン・アンダーグラウンドを彷徨い続けたヴェイパーウェイヴ伝説の秘宝がOlde English Spelling Beeよりヴァイナルで奇跡の復刻!情報デスクVIRTUALやNew Dreams Ltd.など様々な名義で数々の傑作を作り上げたVEKTROIDことRamona Andra Xavierが最もその名を知られるMacintosh Plus名義最強のアルバム「Floral Shoppe」がレコードとなって日本上陸!

ポスト・インターネットなフィーリングでアンビエント〜ニューエイジ、ヴェイパーウェイヴを繋ぎ、拡張し、一時代を築き上げた伝説的レーベル、Beer On The Rugからデジタルで2011年にリリース、そして翌年12年カセット化。100部限定のみであったオリジナルのカセットは幾度となく今やブートレグが出回り、たまに出品されるオリジナルもマーケットプレイスでは10万円を下らない(100万円以上の値段で出品されたこともある)名実ともに究極のコレクターアイテム、そして至高の名盤として未だに威光を放つ一大傑作。新たな概念の誕生目まぐるしいヴェイパーウェイヴの世界を一躍世に知らしめたとんでもない一枚です。

いくつもの時間軸が交わる異空間を彷徨うような、そんな異質な視聴体験がこの一枚にはあります。アンビエント、ニューエイジ、ビートミュージック、インダストリアル、ファンク、エクスペリメンタル、あまりにも雑多として特定不能のサウンドが飛び交う異形の音楽。スクリューされる独特のスローモーション・ヴォイスから怒涛のサンプリング・コラージュ、ズッシリと重いビートが次々と炸裂する埋没感の極み・・・そして、Diana Ross”It's Your Move”がネタ元としても知られる大名曲”リサフランク420 / 現代のコンピュー”に至っては何度リピートしたことかと、、、そんな思い出がある人も多いのではないでしょうか。この音楽に感じるものが目新しさではなく、ノスタルジックな何かであったとしても間違いではありません。かつて大量生産され「つまらない」と思われていた過去の遺物へと新たなる価値を付与したヴェイパーウェイヴの神秘の世界を代表する一作。もちろん大・大・大・大・大推薦!お見逃しなく!

V.A. - Afrosonica (CD)V.A. - Afrosonica (CD)
V.A. - Afrosonica (CD)FLEE
¥2,358

ジュネーブ民族学博物館で開催されたサウンド・エキシビションのために制作された、西洋中心的な博物館学や音楽民族学の言説を解体することを目的としたコンピレーション『Afrosonica』。KMRU、高田みどり、Yara Mekawei、Mo Laudiら4名のアーティストが参加し、アフリカ社会とディアスポラにおける音楽の役割を探求、サウンド・アート、フィールド録音、電子音楽、民族音楽が交差する実験的な構成で、各曲が異なる文化的視点を提示している。KMRUはケニアの都市音を素材に、環境とアイデンティティの関係性を探るアンビエント作品を展開。 Yara Mekaweiはエジプトの宗教的・政治的文脈を背景に、音の構造を通じて社会的メッセージを表現。 Mo Laudiは南アフリカのポエトリーとクラブ・ミュージックを融合し、身体性と抵抗のリズムを刻む。高田みどりは日本の打楽器と電子音響を融合し、共同体、儀式、記憶、抵抗といったアフリカ的な音楽の役割を、異なる文化圏から再解釈している。アフリカ音楽とは何か?を固定的に定義するのではなく、離散と再構築というディアスポラ的視点から音楽の意味を問い直す、現代的なサウンド・エスノグラフィーの記録。

V.A. - Afrosonica (LP)V.A. - Afrosonica (LP)
V.A. - Afrosonica (LP)FLEE
¥3,929

ジュネーブ民族学博物館で開催されたサウンド・エキシビションのために制作された、西洋中心的な博物館学や音楽民族学の言説を解体することを目的としたコンピレーションLP『Afrosonica』。KMRU、高田みどり、Yara Mekawei、Mo Laudiら4名のアーティストが参加し、アフリカ社会とディアスポラにおける音楽の役割を探求、サウンド・アート、フィールド録音、電子音楽、民族音楽が交差する実験的な構成で、各曲が異なる文化的視点を提示している。KMRUはケニアの都市音を素材に、環境とアイデンティティの関係性を探るアンビエント作品を展開。 Yara Mekaweiはエジプトの宗教的・政治的文脈を背景に、音の構造を通じて社会的メッセージを表現。 Mo Laudiは南アフリカのポエトリーとクラブ・ミュージックを融合し、身体性と抵抗のリズムを刻む。高田みどりは日本の打楽器と電子音響を融合し、共同体、儀式、記憶、抵抗といったアフリカ的な音楽の役割を、異なる文化圏から再解釈している。アフリカ音楽とは何か?を固定的に定義するのではなく、離散と再構築というディアスポラ的視点から音楽の意味を問い直す、現代的なサウンド・エスノグラフィーの記録。

Yara Asmar -  everyone I love is sleeping and I love them so so much (LP)Yara Asmar -  everyone I love is sleeping and I love them so so much (LP)
Yara Asmar - everyone I love is sleeping and I love them so so much (LP)Hive Mind Records
¥4,498

ベイルートを拠点に活動し、戦争や社会的緊張の中で「日常の音」を音楽に昇華してきたYara Asmarによるフィールドレコーディングと即興演奏を融合させた幻想的な作品『everyone I love is sleeping and I love them so so much』。アコーディオン、トイピアノ、シンセサイザー、即興的な打楽器に、鳥の声やベイルートの日常の環境音を取り込み、自然と音楽が溶け合った夢のように儚く、親密で内省的な音楽。John Murchison、Gideon Forbesもゲスト参加し、音に厚みを加えている。聴く者を眠りと覚醒の間に誘うような現代的な音像。

空間現代 - 通勤族 (CD)空間現代 - 通勤族 (CD)
空間現代 - 通勤族 (CD)空間現代
¥2,000

この録音は、京都と大阪間を結ぶ京阪、JR、阪急線の発車メロディーからインスピレーションを得ています。これらの音のモチーフは、まず探求され、次に私たちの集合的記憶のプリズムを通して変容され、1時間のライブパフォーマンスに結実しました。これは記憶の機能に関する私の研究を延長するものです。私たちの記憶は現実に忠実なのか、それとも個人的な物語に適応した再構築なのか?  

岡田拓郎 - 熱のあとに Original Sound Track (LP)
岡田拓郎 - 熱のあとに Original Sound Track (LP)NEWHERE MUSIC
¥3,630

岡田拓郎の最新作、山本英監督による映画『熱のあとに』オリジナル・サウンドトラックがアナログ盤でリリース!

柴田聡子、優河、never young beachなど、今や、日本のオルタナティブ・シーンに置いて名前を聞かないことがないプロデューサー/アレンジャー/ギタリストである音楽家・岡田拓郎。

「森は生きている」解散後、2022年に彼の才能を決定づけたアルバムとなった前作『Betsu No Jikan』に続く本作がアナログ盤でリリース。

空気のように、映画の世界に溶け込みながらも必要不可避な音が、映画全体の支えるテーマ曲が緩やかに形を変え、ミニマル・アンビエント作品のように存在している。
ピアノ、アコースティックギターなど多くの楽器を岡田自身が演奏し、彼のバンド編成ライブにも参加するサックス・松丸契、ダブルベース・千葉広樹が呼吸のあった音色を重ねる。岡田が敬愛するジム・オルークのマスタリング、加瀬透によるアートワークを含め、また1枚サウンドトラックの名盤が誕生した。

V.A. - The Sounds Of Sound Sculpture (CD+Booklet)V.A. - The Sounds Of Sound Sculpture (CD+Booklet)
V.A. - The Sounds Of Sound Sculpture (CD+Booklet)Art into Life
¥2,400

1973年にバンクーバー美術館で開催された音響彫刻の展覧会"Sound/Sculpture”。この展示のオーディオカタログとして1975年に出版された、音響彫刻に関する重要書籍"Sound Sculpture”の編集者であるJohn Graysonと米コンポーザーDavid Rosenboom監修によるブックレット付きLP作品[The Sounds Of Sound Sculpture]。この分野のパイオニア的存在であるBaschet兄弟、Sonambientシリーズで知られるHarry Bertoiaの有名彫刻をDavid Rosenboom、John Graysonらが演奏した稀有なテイクや、60年代からキネティック彫刻の創作に着手したStephan Von Hueneの希少な録音、ニューヨークのサウンドアーティストDavid Jacobsの重厚な空気圧システムなど、視覚的にも惹きつける歴史的音具の記録を写真や資料と共に網羅。

David Rosenboomによる2024年リマスタリング音源を収録。12ページブックレットが付属。

Harry Van Essen, Fred Gales - Sounds Of Egiali - Amorgos (CD)Harry Van Essen, Fred Gales - Sounds Of Egiali - Amorgos (CD)
Harry Van Essen, Fred Gales - Sounds Of Egiali - Amorgos (CD)Art into Life
¥2,400

民族音楽学や人類学、宗教、歴史を専門に研究、人間の文化的な多様性、またその重要性を記録し独自の発信を行なってきたオランダの出版社Sound Reporters。ここより1988年にカセットフォーマットにてリリースされた、エーゲ海キクラデス諸島の一つであるギリシャ領”アモルゴス島"のフィールドレコーディング。数年間現地に居住していた画家Harry Van Essenがサウンドスケープを収集、Sound Reportersの創設者であり民族音楽学者のFred Galesがミックスを担当した共同作品。島の北東部に位置する港”エギアリ”近辺のサウンドをスケッチ的に結合、前半部では海の音と大衆音楽が交互に流れ、詩の朗読、漁船の音、ボードゲームを楽しむ人々、祝宴の会場と、人々の生活に根差した音風景が展開。村を通り抜け山へ登る後半部では人々の日常風景に加え、コオロギの鳴き声、ミツバチの羽音、放牧された大量のヤギが奏でるカウベルなど、島本来の素朴な環境が現れる。

リマスタリングはGiuseppe Ielasiが担当。

富岡多恵子 - 物語のようにふるさとは遠い (LP)富岡多恵子 - 物語のようにふるさとは遠い (LP)
富岡多恵子 - 物語のようにふるさとは遠い (LP)P-Vine
¥4,500

詩人、富岡多恵子が若き日の坂本龍一を迎え製作し、音楽史上に異彩を放った狂気の名作『物語のようにふるさとは遠い』が待望のLPリイシュー! アラーキーこと荒木経惟によるジャケットも必携の一枚!

詩人、富岡多恵子が音楽史上に異彩を放った狂気の名作『物語のようにふるさとは遠い』(原盤1977年ビクター、2005年PヴァインでCD化)が限定アナログLPで遂に陽の目をみる! サイケデリックと呼ぶにはあまりにもアバンギャルドで幻想的。聞く者全ての三半規管が狂わされる快盤にして狂気の傑作!
音楽製作は若き日の坂本龍一、ジャケはアラーキーこと荒木経惟による撮影。

鈴木良雄 - Morning Picture (Electric Blue Vinyl LP)
鈴木良雄 - Morning Picture (Electric Blue Vinyl LP)Victory
¥3,549

80年代中期に隆盛となった環境音楽の流行に於いて、その嚆矢となった'84年作『モーニング・ピクチャー』。
全楽曲を氏が一人で編み上げ、美しい旋律を閉じ込めた本作は当時クラウス・シュルツェ主宰<Innovative Communication>からもリリースされるほか、フローティング・ポインツが自身のDJ MIXでピックするなど、国内外問わず評価されています。
近年では純度の高いモダン・ニューエイジ~アンビエントの傑作として、さらに和レアリック("和"モノ+バレアリック)を代表する作品としても認知される名盤が待望の再発です。

【収録曲】
SIDE A
1.Kane
2.Dancing Snow
3. Meet Me In The Sheep Meadow
4.Valpolicella

SIDE B
1.September Walk
2.The Bagel
3.Morning Picture
4.The Mirage

Pharoah Sanders - Thembi (LP)
Pharoah Sanders - Thembi (LP)Audio Clarity
¥3,262

Cecil McBee、Roy Haynes、Lonnie Liston Smithらも参加!ジョン・コルトレーンやサン・ラーの命脈へと連なるスピリチュアル・ジャズの生ける伝説であるPharaoh Sandersが1971年に〈Impulse!〉から発表した珠玉の傑作『Thembi』の〈Audio Clarity〉からの23年度リイシュー盤。スピリチュアル影響下なアンビエント・フィーリングも携えたグレートな実験的なジャズ・アルバム!

Steve Reich - Six Pianos / Music For Mallet Instruments, Voices and Organ (Mint Vinyl LP)
Steve Reich - Six Pianos / Music For Mallet Instruments, Voices and Organ (Mint Vinyl LP)Klimt Records
¥3,693

ニューエイジ〜アンビエント・ファンも勿論マスト。米国のミニマル・ミュージックを代表する現代音楽の偉人、Steve Reichによる6台のピアノのためのミニマル作品であり、1973年3月に完成した『6台のピアノ』と、同年に発表された、グロッケンシュピール、マリンバ、鉄琴(共鳴ファンのないビブラフォン)、女声、オルガンのために作曲された『マレット楽器、声およびオルガンのための音楽』を収めたマスターピース的作品。ミニマル・ミュージックの歴史的金字塔として今後も永い時を堪え続けるであろう、祝福とカタルシスに満ちた永遠の名作2作品がセットになった、ライヒ入門にも相応しい決定版的一枚です!

Edward Artemiev - Solaris (LP)
Edward Artemiev - Solaris (LP)Mirumir
¥3,693

ソ連時代からの電子音楽、映画音楽の巨匠、Edward Artemievが手がけたタルコフスキー監督映画『惑星ソラリス』のオリジナル・サントラ盤。1990年に再リリースされた際にモスクワにて1989年と1989年に再レコーディングした『Зеркало(Mirror)』(1975年)と『Сталкер(Stalker)』(1979年)の音源を収録。リマスタリング、新規ジャケットを採用し、アルテミエフ自身による公式ライセンスを得て発表されたLP再発盤。

Shoji Yamashiro - Akira O.S.T. (LP)
Shoji Yamashiro - Akira O.S.T. (LP)Victory
¥3,364

日本の伝統演劇である能の謡などからインスピレーションを受け、芸能山城組の組頭、山城祥二が生み出した『AKIRA』の大傑作サウンドトラックがアナログ・リイシュー。伝統的な和楽器と未来的な電子音がユニークな融合を果たした本作は、様々な影響を織り交ぜながら、映画のディストピア的、サイバーパンク的テーマを反映した音風景を生み出しています。伝統的なチャントや太鼓、尺八のフルート、シンセサイザー、オーケストラといった多様な要素が、スクリーンのヴィジュアルを完璧に補完する、心を奪うような魅惑的な雰囲気を醸し出しているだけでなく、ポリリズミックなドラムマシンのビートとガムランの微分音音階にチューニングされたシンセを組み合わせた独特なスタイルによるパフォーマンスは『AKIRA』のディストピア的世界に儀式的な緊張感を齎しています。

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