Indie / Alternative
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11月17日発売予定。インディー〜R&B〜エレクトロニック〜エクスペリメンタルとジャンルを横断する独自のスタイルで高く評価を集めるティルザ (Tirzah)が、ミカチュー名義でも活躍し、映画『アンダー・ザ・スキン』や『ジャッキー』を手がけた映画音楽家としても知られるミカ・レヴィをプロデューサーに迎えた最新作『trip9love…???』を〈Domino〉よりリリース。
このアルバムは、二人の自宅スタジオとロンドン南東部およびケント州のさまざまな場所で書かれ、レコーディングされた。
およそ1年かけて何度かレコーディング・セッションを行った後、ついに彼らが追い求めたい思うサウンドが輪郭を表したという。
収録された楽曲は、一つのビートの上にピアノのループを乗せ、ディストーションを加え、ロマンティックなヴォーカルの主旋律を使って作られた。詩は、現実と想像の両方の愛をテーマにしている。スピード感、つながり、類似性から、このレコードは1曲のように感じられ、ある瞬間の日記のようでもあり、1つのサウンドに魅了され、それにしたがって進むことが重要だったという。『trip9love…』の作品性は、そういった制作状況そのものが反映されている。


ニルヴァーナ以降のグランジやローファイなインディロックが花咲く90年代の過渡期にサイケデリックでタイムレスなサザン・カリフォルニアのグルーヴを追求したサーフ・カントリー・バンドの真骨頂。緩やかな時間が流れるスローライフな西海岸の世界を味わい深く表現したソフトロック・イノヴェーションと、炭酸が淡く弾けるような哀愁のサウンド。9曲の未発表曲を収録。オリジナル・テープからのリマスター。ゲートフォールド仕様。Sam Sweetによるライナーノーツ付属。PavementやHomeshakeが好きな方にも是非!

これまで10年に渡って海外を中心に活動し、クルアンビンやキング・ギザード&ザ・リザード・ウィザードといった現在のインディーシーンの先頭を走るアーティストたちとも親交が深く、世界各国でソールドアウト公演を連発、先日にはフジロック2022への出演も発表され話題となっている。
そんな彼らが前作『Masana Temples』からおよそ4年ぶりの新作『クモヨ島 (Kumoyo Island)』を自身のレーベル〈Guruguru Brain〉からリリース。
レコーディングは、彼らが活動初期に使っていた浅草橋のツバメスタジオにて行こなわれた。ロックダウンやパンデミックによるツアー活動停止の間の拠点としてアムステルダムを選んでいた彼らは、下町もしくは故郷の町の古い繁華街に帰ってきたことで、自由な感覚が再燃したのを感じたという。東京に滞在していたおよそ1ヶ月半の間、これまでストックしていたアイデアの断片を洗い出し、それらをスタジオで構築することにより本作を完成させたのだ。
まるで60年代のプログレッシヴロックのような壮大なオープニングから一転、「モ、ナ~カ、ナカナカノ」と語感の心地よさにフォーカスしたようなユニークな歌詞を耳元でささやく冒頭曲「Monaka」や、クルアンビンを彷彿とさせるワウギターが、コロコロ転がるリズムの上で軽やかに舞う「Dancing Blue」。
ジェットコースターに乗って時空を駆け抜けていくような前半と、ビートルズの「Tomorrow Never Knows」を思わせるサイケデリックな後半、その落差が圧巻の「Cardboard Pile」や、擦り切れたテープを再生しているようなローファイチューン「Gomugomu」、ボーズ・オブ・カナダへ愛が炸裂したかのような「Daydream Soda」、変拍子とギターリフの絡みが麻薬的にループする「Field of Tiger Lilies」など、曲ごとに全く異なるアプローチをしていながらどの曲も幾何学模様としか言いようのない、強烈なオリジナリティを放っている。
美しいアンビエントソング「Maison Silk Road」の余韻とともに、アルバムは幕を閉じる。
『クモヨ島』と名付けられた本作『Kumoyo Island』は、帰国の途に着く彼らが上空から垣間見た、雲越しの島国、日本の姿にインスパイアされて付けたのだろうか。真意のほどは直接本人たちに確かめる他ないが、世界中どこにいても「オルタナティブ」であることを貫いてきた彼らにしか到達し得ない地平が、ここには広がっている。


大きな優しさと、メロディ、不協和音が共存する、アノーニ・アンド・ザ・ジョンソンズによる最新アルバム!!
イギリス生まれ、ニューヨーク在住のアーティストであるアノーニが、アノーニ・アンド・ザ・ジョンソンズ名義の最新アルバム『My Back Was A Bridge For You To Cross』を〈Rough Trade〉よりリリース。2016年の傑作『HOPELESSNESS』以来となる本作は、創作過程は痛みを伴うものでありながら、インスピレーションにあふれ、喜びと親しみを感じさせるものであり、彼女が見るままの世界に対する、新たな反応と解釈だったと説明している。
「マーヴィン・ゲイの『What's Going On』のことをよく考えていた。あれは私の中でとても重要な指標だった。アルバムの中には、50年以上前にポピュラー音楽で初めて提起された地球や環境への懸念に対して、今現在の感覚で答えている曲もある。」とアノーニは本作について話す。
2022年、アノーニは、ソウル・ミュージックに対する彼の感受性に注目して、ジミー・ホガース(エイミー・ワインハウス、ダフィー、ティナ・ターナー)と仕事を開始した。これまでのジョンソンズ名義のアルバムにおいて、作曲とプロデュースを自身で手掛けてきたアノーニにとって、このようなコラボレーションは初めてのことだった。ノートいっぱいに書き留めた歌詞のアイデアを持ち込んだアノーニは、ホガースのギターと自身のピアノに合わせて一連のデモ音源を作成した。その後、ホガースは、レオ・アブラハムズ、クリス・ヴァタラロ、サム・ディクソン、そしてストリングスアレンジャーのロブ・ムースを含むスタジオ・バンドを結成し、アルバムのレコーディングが行われた。ホガースの直感的なギターが、アメリカン・ソウル、ブリティッシュ・フォーク、実験音楽の要素に触れながら、10曲にわたってリスナーを先導していく。そこには大きな優しさと、メロディ、不協和音が共存している。
幅広いテーマを形にすることにより、今の世界の状態を表現している。アノーニは、パーソナルなレンズを通して、愛する人を失うこと、不平等、疎外感、受け入れること、残酷さ、環境破壊、アブラハムの宗教(*聖書の預言者アブラハムの神を受け継ぐと称するユダヤ教、キリスト教、イスラム教の三宗教)がもたらす壊滅的な状況、未来的フェミニズム、そして、私たちの考え方、精神性、社会構造、自然との関係を、まだ変えられるかもしれないという意図といった様々なテーマを取り上げている。








フィリピンのオルタナSSW、2023年アルバム!
galaxy trainからは6作品目。
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Holy Hour は、ロマンチックな執着と依存症という複雑なテーマを掘り下げ、感情と経験を巧みに絡み合わせて魅力的な物語を生み出します。作家は彼らの愛情の対象を彼らの世界の中心として描き、彼らを比喩的な宗教の地位にまで高めます。このアルバムは各トラックで、愛、欲望の複雑さ、そしてそれが人間の精神に与える深い影響を探求するようリスナーを誘います。
Holy Hour delves into the intricate theme of romantic obsession and addiction, artfully intertwining emotions and experiences to create a captivating narrative. The writer portrays the subject of their affection as the center of their universe, elevating them to the status of a metaphorical religion. With each track, the album invites listeners to explore the complexities of love, desire, and the profound impact it has on the human psyche.