New Wave / Post-Punk
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ベルギー版〈Music From Memory〉時代の〈STROOM.TV〉(現在はカルトな新譜系レーベルに変貌)も掘り起こしていた、グラスゴーのオブスキュアなシンセポップ・バンド、VAZZによる1986年のミニアルバム『Your Lungs and Your Tongues』の40周年記念エディションが〈Numero Group〉から登場!クレプスキュールのユーロポップ感覚と4ADの幽玄なゴス精神を受け継いだ、冷たく甘い歌声とドラムマシンの反復、ミニマルウェイヴの硬質さと無機質なファンクネスが独特のダークなテイストを放つ、一味違うネオアコ・サウンドを披露した傑作!未発表録音も追加収録。


心許す者、皆死んでいった。数々の傑作を送り出したオーストラリア発の名実験デュオ”HTRK” (=Hate Rock)。現在は、Jonnine StandishとNigel Yangのデュオ編成で活動する彼らの21年度5thアルバムが、ブルックリンの名門エクスペリメンタル・レーベル〈Ghostly International〉より待望のリプレス。麻薬的で夜行性のレンズを通して歪められたこのアルバムは、張りつめた美しさと長くなる影が織りなす謎めいたゴシック的カントリー・ミュージックも呼べる名作。


完売必至につき、絶対にお見逃しなく。全アンダーグラウンド・ミュージック・ファンに捧ぐ伝説的アイテムが奇跡の再来!甲府在住の大学生だった音楽家の鎌田忠主宰のもと、1980年から1985年にかけて海外のアングラ文化の影響を背に受けながら、222タイトルもの実験的なカセットと数枚のアナログ盤という実に膨大な作品群を残した伝説の〈DD. Records〉。近年様々な方面などから掘り起こされてきた同レーベルが85年に残した幻の傑作であり、国産ミニマル/インダストリアル/NWの破格の傑作『Disk Musik』が、英国の〈Phantom Limb〉より史上初のアナログ再発!「オルタナティブ・ミュージック・シーンを記録するために行われた最も素晴らしいDIYの取り組み」と評されたこともある〈DD. Records〉の、カルト的であり、比類のないほどに豊かなカタログを代表する一作!3人組グループ、Circadian Rhythmによる和レアリック風味抜群の白昼夢アンビエント・フォーク"Shela"から、カルト的な人気を博すミュージシャン/画家の倉地久美夫による沈鬱なプロト・ポスト・パンク・サウンドが極めてクセになる"カクスコ持った一日"、T.Isotaniによる天上的で耽美なポスト・ミニマル/ニューエイジの逸品"1/2 Orange"、Cat Dogが放つ虚脱的サイケ・エレクトロニクス"木目"など、実に実験的で多彩な表現が詰め込まれた破格の傑作。この機会に是非!


1980年代初頭のスペインにおけるシンセ・ウェイブやポスト・パンク・シーンに焦点を当てたコンピレーション・アルバム『LA CONTRA OLA Synth Wave & Post Punk from Spain 1980-86』が〈Bongo Joe〉よりリリース!スペイン国外では初の本格的な紹介となる本作は、当時のスペインで独自に発展していた電子音楽の側面を掘り下げた内容で、インダストリアルな質感を持つシンセ・ポップや、アート・ロック、ダンスフロア向けのトラック、ローファイなカセット実験音源など、全19曲を収録。パンク以降に花開いた表現の自由と、民主化を迎えた時代の空気を色濃く映し出した、創造性にあふれた音楽の記録となっている。クラシックから未発掘の名曲まで、スペインの音楽の夜明けを感じさせる選曲が魅力的!

テン年代に生み落とされたインディ・ロックの至宝!傑作セルフタイトル・デビュー作では音の大胆さを取り入れ話題を呼んだ今は亡きカナダの名インディ・バンド、Womenが作り上げた2010年の叙情的ポスト・パンク/ノイズ・ロック金字塔的アルバム『Public Strain』が〈Jagjaguwar〉より待望のアナログ・リプレス。2枚目のアルバム『Public Strain』では、バンドはリバーブに浸った、ノイズに忠実なサウンドに磨きをかけながら、ポップな感性をより明確に浮かび上がらせています。「Locust Valley」の緊迫したクラウトロック、シンプルさによるハーモニーの実践、または「Eyesore」のほろ苦いメロディーでクライマックスまで、灰色のパレットから明るいコントラストを作り上げた大名盤!


6月20日発売予定。レーベル45周年を記念した豪華ボックスセット
極めて貴重な7インチとブックレットを収録して
世界に1000個の超限定仕様でリリース決定!!!
世界で最も影響力のあるインディ・レーベル〈Rough Trade〉の物語は、1970年代後半、ロンドン西部に位置するレコード・ショップのバックヤードから始まった。
革新的なアーティストたちの作品を継続的にリリースし、音楽シーンに多大なる影響を与え続けてきた〈Rough Trade〉は、1977年の初リリース以来、パルプ、アミル・アンド・ザ・スニッファーズ、ジョックストラップ、アノーニ、ディーン・ブラント、スリーフォード・モッズ...など、多彩なアーティストを擁しながら最前線の作品を発表し続けている。
そして今回、レーベルの45周年を記念して共同マネージング・ディレクターであるジャネット・リーとジェフ・トラヴィスが、自ら厳選したボックス・セットをリリースする。付属するブックレットには、レーベル・ファンとして知られるドン・レッツや、実際にレコーディングに関わったエルヴィス・コステロなど、錚々たる著名人によるコメントが掲載され、当時を代表するフォトグラファーたちと協力した貴重なアーカイブ写真も収録されている。さらに、ジャネット・リーとジェフ・トラヴィスによる独占ロングインタビューが行われ、2人が愛情を持って選曲した各シングルへの想いや、当時の音楽シーン事情、レーベルの創設秘話などが語られている。
世界限定1,000セットでシリアルナンバー入り。うち500セットは〈Rough Trade〉のウェブストアで販売されるという超限定のボックスセットは、本作 vol.1 とは全く別のアーティストをフューチャーした vol.2 も発売予定。ヒット曲から隠れた名曲まで網羅して、コレクター心をくすぐる要素満載の充実した内容で、往年の〈Rough Trade〉ファンはもちろん、新規のファンにも絶好のガイド・ブックとなる宝箱。
【Track List】
Augustus Pablo/RT002(1978)
A. Pablo Meets Mr Bassie
B. Mr Bassie Special!
Stiff Little Fingers/RT004(1978)
A. Alternative Ulster
B. 78 Revolutions A Minute (78RPM)
Subway Sect/RT007(1978)
A. Ambition
B. Different Story
Swell Maps/RT010(1978)
A. Read About Seymour
B. Ripped & Torn and Black Velvet
The Raincoats/RT013(1979)
A. Fairytale In The Supermarket
B. In Love & Adventures Close To Home
Cabaret Voltaire/RT018(1979)
A. Nag Nag Nag
B. Is That Me (Finding Someone At The Door Again?)
The Pop Group/RT023(1979)
A. We Are All Prostitutes
B. Amnesty International Report On British Army Torture Of Irish Prisoners
Young Marble Giants/RT043(1980)
A1. Final Day
A2. Radio Silents
B. Cakewalking

戦前のブルースから移民の音楽、南米のフォルクローレを始め、各地の骨董音楽を掘り起こす一大名所〈Death Is Not The End〉から新物件!ハロウィンを記念し、1980年から1991年にかけての日本のポスト・パンク、ゴス、ニューウェーブの豪華ミックステープ作品が登場!フィラデルフィアのパンク・アーキビストであるWorld Gone Madと共同で制作された、地域に焦点を当てたミックス・シリーズの第1弾。カセットオンリーでのリリースとなります。限定プレス。

UK ダブの鬼才エイドリアン・シャーウッド主宰〈ON-U SOUND〉からの第1弾リリースとなるニュー・エイジ・ステッパーズのデビュー作『New Age Steppers』。もはや説明不要のエイドリアンを中心にポップ・グループ、スリッツ、クリエーション・レベルといった当時の先鋭達17人が集まった本プロジェクトは、ロック、パンク、ニュー・ウェイヴ、レゲエ、ダブといったカテゴリーを遥かに超えた前人未踏のサウンドを作り出した。間違いなく80年代のシーンを代表し現在でもその革新性が年々評価される名盤の40年ぶりとなるヴァイナルリイシュー!全音楽ファン必携の1枚!


ロックマガジン編集長、阿木譲氏の率いた関西アンダーグラウンドの牙城にして、国産初期エクスペリメンタル/プロト・テクノの聖地〈Vanity Records〉に残された作品群の中でも、特に際立ったアヴァン世界を提示した男女ユニットTolerance。日本のインダストリアル/ポストパンク史に残る81年の2ndアルバムにしてラスト・アルバムである『Divin』が〈Mesh Key〉から単独アナログ再発!前作『anonym』で見られたピアノやギターなどを用いたフリーフォームな楽器演奏の側面は後退し、リズムマシンとシンセサイザーをメインとした電子音楽へと大きく歩を進めた作風な、日本のインダストリアル/ポストパンク史に残る名作。


スウェーデンのミュージシャン、Dan LissvikとRasmus Häggによるプロジェクト、Studioが、自身のレーベル〈Information〉から小規模にアナログ・レコードのみでプレスした、威風と憧憬に満ちた2006年のデビュー作『West Coast』が〈Ghostly International〉よりアナログ再発。催眠的なインストゥルメンタルの領域とアンセミックなポップ構造の間を華麗に流れる、6つの自由な楽曲を収録。クラウトロックやディスコ、ダブ、アフロビートなどからの影響と、バレアリック音楽の遥かな地への視線と、ニューウェイヴから取り入れられたポップな歌詞が、ヨーテボリのアートスクール卒業生 2 人によって、現代風にアレンジされた作品であり、The CureとLindstromのミッシングリンクとも評された傑作盤。

あがた森魚、1980年の事件的名作。その後ジム・オルークを始め世界中に影響を与えた重要作「乗物図鑑」がアメリカでオフィシャル再発売。【完全限定】
1977年「君のこと好きなんだ。」発売直後から取り組んだ大作「永遠の遠国」が制作途中で頓挫し約2年も表舞台から消えたあがた森魚が、大阪の最尖鋭カルチャー音楽誌ロックマガジン編集長でヴァニティ・レコードを主宰する阿木譲から声を掛けられ、来るべき80年代に向けリセットすべく、1979年11月に2日間で作ったのが「乗物図鑑」。この直後、A児となりヴァージンVSを結成、再び成功を収め80年代前半を駆け抜けたあがた森魚の基となった重要作である。
演奏は、北田昌弘(INU)、PHEW(アーント・サリー)、Taiqui(ウルトラビデ)、篠田ジュン(SS、コンチネンタル・キッズ)、向井千恵(シェシズ、イースト・バイオニック・シンフォニア)、SAB、安田隆(飢餓同盟)、藤本由紀夫(ノーマル・ブレイン)といった関西NO WAVE、パンク、プログレ、現代音楽の各シーンを代表するメンバーが集められた。
コンセプトはテクノ・ポップ、と阿木の明確な意図のもと、飢餓同盟のSABと音を操る現代美術家、藤本由紀夫の2人が中心となりシンセイサイザーなどエレクトロニクスを紡ぎ、今となっては、そのヴィンテージ機材の響きがレトロ・フューチャーと化し、あがた森魚ならではのブリキ製ロックン・ロールとなった。
テレックス"Twist a Saint Tropez"を元にした「恋のラジオシティ」で幕を開け、INUの北田と京都ハードコアの篠田のパンク・ギターが鳴る「ブリキ・ロックンロール」に続き、ジョイ・ディヴィジョン"She's Lost Control"をアレンジした「サブマリン」、向井の胡弓インプロビゼーションが聴きものの「Rの解答」に加え、阿木から泣き節NGとの注文がありながら抗しきれず収録したピアノ弾き語り「黄昏ワルツ」など全8曲。とくに藤本が稲垣足穂の肉声をコラージュ編集しイントロに使った「エアプレイン」は、あがた的タルホ宇宙を結晶化した名曲。
1980年3月、ロックマガジン30号の附録として「恋のラジオシティ」がソノシートで、4月にLPとして300枚が発売され、あっという間に売り切れた。1986年にVIVIDからLP再発、2007年に初CD化された。
この奇蹟のローファイ・ピコピコ・テクノ・ポップは海外でカルト化し、ジム・オルークを始め世界中に影響を与えた。
あがた森魚:ボーカル、ピアノ
SAB:シンセサイザー、ストリングス、クラビネット、ギター、ベース、リズムボックス、エレクトロニクス、ほか
藤本由紀夫:エレクトロニクス、エフェクト、ほか
PHEW:コーラス
向井千恵:胡弓
安田隆:ドラムス
Taiqui:シンセ・ドラム
篠田ジュン:ギター
北田昌弘:ギター

Joy Divisionの代表曲であり、ロックにおける永遠の名曲「Love Will Tear Us Apart」。本作は、Ian Curtisの悲劇的な死からわずか1ヶ月後にリリースされ、単なるバンドの成功作に留まらず、Joy Divisionを伝説になる象徴的な楽曲となった。今回のスペシャル・エディションLPには、この楽曲の重要な3バージョンが収録されている。オリジナル・シングル・バージョンに加え、John Mellencamp作品で知られるDon Gehmanによる「ラジオ・バージョン」と、Afrika Bambaataaのヒット作も手がけたArthur Bakerによるリミックスが収められている。さらに、オリジナル・シングルのカップリング曲だった「These Days」、1979年発表のデビュー・シングル「Transmission」、フランスのみでリリースされた「Atmosphere」など、初期の重要曲が加わり、バンドの軌跡を辿る上でも欠かせない内容となっている。クリアヴァイナル仕様。

UKポストパンクの雄Public Image LimitedのベーシストでありNEW WAVE~DUBのパイオニアでもあるJAH WOBBLEによる83年作『Bedroom Album』が、イタリアン・ニューウェイヴ&アヴァンギャルドの名門のフィレンツェ拠点の老舗レーベル〈Spittle Records〉よりリイシュー!タイトル通り、自宅のベッドルームで制作された本作は、JAH WOBBLE本人によるタブラ、パーカッション、フルート、ベースなどの演奏や、ポエトリー風なヴォーカル、中東の影響を感じさせるヒプノティックな雰囲気など、ダブ・フュージョン、ポストパンク、グローバル・ビートを融合させた神秘的で内省的な作風!40年の時を経てなお全く古びないどころか今なお時代の先端を行くような驚きの出来栄え。

N.Y.パンクはオーバーグラウンドへと達することなく、その熱気は地下へと向かった。後にNO WAVEと呼ばれることとなる潮流を画期的な明晰さで捉えたブライアン・イーノ、プロデュースのコンピ『NO NEW YORK』が<LILITH>よりヴァイナル・リイシュー!!かの坂本龍一も「ロックのアルバムでいちばん好き」と言っていた当コンピは、アート・リンゼイのDNA、ジェイムズ・チャンスのコントーションズ、リディア・ランチのティーンエイジ・ジーザス・アンド・ザ・ジャークス、マーク・カニンガムのマーズというとんでもないバンドが集まった必聴不可避の一枚!1978年という瞬間を、直感と衝動だけで切り取ったような伝説のコンピレーション!すべてのオルタナティヴサウンドの源流とも言える究極の音をぜひ!

ゲルニカ活動休止を受け、自己プロデュースで1984年リリースしたソロデビューアルバム。女性の生理をテーマにしたタイトル曲や、バロック曲(パッヘルベルのカノン)に自作詞を付けた「蛹化(むし)の女」を含み、唯一無二の世界観が存分に表現された本作は、彼女を一躍80年代サブカル女王の地位に押し上げた。現在も日本の女性ロック史に刻まれる名盤としての存在感を放っている。


クラシック、シャンソン、ジャズ、バレエなど多様なバックグラウンドを持つ音楽家、コシミハルのアルファ/YENレーベル移籍第1弾アルバム(オリジナル:1983年) 。2021年“RECORD STORE DAY”限定でリリースされ即時完売したアナログ再発LPが、国内外ファンの熱い要望により一般市販で登場。『チュチュ』は細野晴臣プロデュースの下、先鋭的なテクノポップ・サウンドとコケティッシュなヴォーカルの融合が高い注目と評価を集めた。1曲除き全作詞作曲はコシミハル。「ラムール・トゥージュール」はベルギーのテクノポップ・グループ、テレックスとの共作で、演奏にもメンバーが参加。IDIOT Recordの目に留まりオランダで同時発売された。今回の基本仕様は2021年再発時と同様で、細野晴臣がプリマスタリングを手がけ、名匠エンジニア小鐵徹がカッティングを施した原版が流用されるが、カラーレコード(透明ピンク)でのプレスとなる。アルバムアートワークはオリジナル盤と異なり1992年CD発売時のジャケット写真を使用。コシミハル2021年のインタヴュー掲載(英訳付)
【収録内容】
SIDE A
1. ラムール・トゥジュール
2. レティシア
3. スキャンダル・ナイト
4. ラムール…あるいは黒のイロニー
SIDE B
1. シュガー・ミー
2. プッシー・キャット
3. キープ・オン・ダンシン
4. 日曜は行かない
5. プティ・パラディ


80年代オブスキュアNYノーウェイヴバンドBAG PEOPLEの強迫的なノイズ・ロック・サウンドが名門<DRAG CITY>より登場!7”やカセット・テープの発表はあったものの、録音された曲の大半は陽の目を見ることはなかったが、この度40年間紛失していたテープから発掘。彼らの録音はソニック・ユースやスワンズに勝るとも劣らないもので、世界が信じられないほど壊れていた時代の、アート・パンクの正義の吐息のようだ。その野蛮なサウンドは現在なおリアリティを伴って響いてくるよう!


オリジナルは高騰を極める大人気作。清水靖晃「案山子」を手にされた方も是非。シンセ・ポップ/ニューウェイヴで今も不動の人気を誇る、同氏参加の実験音楽集団、本邦のマライアの名作ラストアルバムが2LP再発。日本コロムビアからの公式リマスタリング音源、帯、60×60cmサイズのポスター付属。
近年、再評価著しい先鋭的サクソフォニストな清水靖晃、数々のアニメ・サントラからスピッツまで手がける笹路正徳、そして、渡辺モリオ、山木秀夫といった70-80年代の日本の音楽シーンを代表する豪華メンバーが集った名バンド、”マライア”。各々のミュージシャンによるプロデュース/サポート業もさることながら彼ら自身によるその音楽も圧倒的。
シンセ・ポップとジャズ、プログレ、ニューエイジまでもが溶け合う万華鏡のような音世界。「和レアリック」の鑑とも言うべき、トロピカル&レフトフィールドな異形の音楽観で世界各地からそのオリジナル盤がウォントされ、万越えの高額で取引され続けています。無限の引き出しをも感じさせる様な越境的な音楽性が軸にあるからこそ、実験的なサウンドをここまでポップに落とし込めるのでしょう。ジャパグレ文脈で残した81年名作「アウシュビッツ・ドリーム」とはまた別の軸で恐ろしい次元に到達した傑作。
ニューエイジ・リバイバルでも再評価の進む名エンジニア、オノ・セイゲンの手による録音&ミックス。Basic Channel創設の独・Dubplates and Masteringにてマスタリング。『ガロ』誌や『宝島』などで連載した漫画家・イラストレーターの奥平イラ氏が自身が手がけたオリジナル・アートワークを新装。YMOにも関わった吉田美奈子の夫で、そのプロダクションも手掛ける(故)生田朗がリリックを担当。言わずもがな、最高過ぎます。



5月上旬再入荷(4月中旬分は完売しました)。ミニマルウェイヴ/サイケデリック・フォーク作家Loopselと共に〈Mammas Mysteriska Jukebox〉レーベルを運営しているスウェーデン・ヨーテボリ拠点の実験的ミュージシャンであり、"Monokultur"名義でも知られるJJULIUSによる最新アルバムがダンス・パンクの聖地〈DFA Records〉から登場!本作には、ディスコやドリーム・ポップといった要素を加えつつ、自身が愛してやまない、Arthur RussellやAfrican Head Charge、The Fallといった偉大なアクトへの敬意が込められています。収録曲は、ストックホルムきっての現行ポスト・パンク・バンド、Viagra BoysのTor Sjödénが演奏するビートを基に制作。10年代のコペンハーゲン・インディ勢にも通じる、北欧的な威風と異都憧憬を纏ったユーフォリックなシンセ・ポップの傑作!


Maher Shalal Hash Bazの非常にアメリカ的なカウンターパートと言える存在。ポートランド拠点のアート・ロック・トリオ、Sun Footが新型コロナウイルス感染症のパンデミックの真っ只中に残した、表現主義的かつ即興実験的であり、ミニマルで感情的な知性のカタルシスに満ちた、壮大な音の断片を収めた23年作品『In the Baleen』をストック!Sonny Smith主宰の〈Rocks In Your Head Records〉と当店おなじみの名門〈Mississippi Records〉の共同でリリースされた作品。Sonny Smithプロデュースのもと休みなく創作を続けた3人の友情、独創性、そして深い音楽的探求の証が詰まった逸品。焼けつくようなギターがアクセントとなった、ニューウェイヴ/ポスト・パンク経由の脱線的ポップ・ソングから、制作の途中でこの世を去ったパーカッショニスト、Ron Burnsを含めた、3人の思慮深いミュージシャンによる、非常にパーソナルで独創的な音楽言語のやりとりに至るまで、実に多岐に渡る音楽的表現が結晶した珠玉の一枚!

1979年にアムステルダムの活気あるスクワット・シーンから生まれた伝説的アナーコパンクバンドThe Exの5枚目のアルバムであり、初の2枚組LP作品となった『Blueprints For A Blackout』が〈Superior Viaduct〉よりアナログ再発!オリジナルは1984年に〈Pig Brother Productions〉からリリース。シンガーのG.W. Sok、ギタリストのTerrie Ex、ベーシストのLucとYoke、ドラマーのSabien Wittemanからなるオランダのアンダーグラウンド・シーンを代表する名バンドによる傑作!ギザギザとしたパンク的爆発から、フィールド・レコーディングをフィーチャーした鋭利で張り詰めた即興演奏まで、その後のフリー・ジャズや実験音楽の進出への兆しとなる名演を収録。同時代のノイバウテンやNoMeansNo、Svätsoxや後のCrassレーベルのバンドが好きな人にもオススメです!24ページのブックレットが付属。




Einstürzende Neubautenの初期メンバーでも知られるGudrun Gutも参加した伝説的ジャーマン・ニューウェイヴ/ポスト・パンク・バンド、Malaria!。80年代初頭に残した初期音源を収めた1991年発売のコンピレーション・アルバム『Compiled』がさらなる追加楽曲を搭載し、表題も『Compiled 2.0』に改め〈Moabit Musik〉よりアナログ・リイシュー!1982年のデビューLP『Emotion』、デビュー・シングル、初期のEP、その他のカットなどが収録された金字塔的なセットとなっています。