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音を「構築」するというよりも、ひとつの音の内部に聴き手を留まらせるようにして、微細な倍音や音色の揺らぎを浮かび上がらせたその瞑想的な音楽性は、後の『Adnos Trilogy』、『Songs of Milarepa』、『Jetsun Mila』、そして『Trilogie de la Mort』へと続く、チベット仏教に深く触発された一連の傑作群の起点となった。今回の2LPは、作家自身が「楽曲を編集したりカットしたりせずに収録できる場合のみ、ヴァイナル化を許可する」という姿勢を貫いた作品。全3部をそのまま収録し、4面目にはエッチングを施した、高品質オーディオファイル・クオリティの特別仕様です。

10月下旬入荷予定。巨匠William Basinskiが、2020年作『Lamentations』以来実に6年ぶりとなる待望の新作スタジオ・アルバム『Passing the Cup of Sorrows』を発表。前世療法における「トラウマの記憶と許し」をテーマとした精神的エクササイズから着想を得て、現代社会に渦巻く不安や負の感情を静かなカタルシスへと昇華させたもの。モートン・フェルドマンを思わせる静謐な非対称の音響パターンを取り入れ、一台のピアノと微細なエレクトロニクスのみで構成。ゆっくりとソフトフォーカスで投射される記憶の断片のように、不気味でありながら神聖な光を孕んだ音響空間を静かに構築していく。巨匠がピアノと真摯に向き合い紡ぎ出した、悲しくも美しく胸を打つ傑作!

10月下旬入荷予定。巨匠William Basinskiが、2020年作『Lamentations』以来実に6年ぶりとなる待望の新作スタジオ・アルバム『Passing the Cup of Sorrows』を発表。前世療法における「トラウマの記憶と許し」をテーマとした精神的エクササイズから着想を得て、現代社会に渦巻く不安や負の感情を静かなカタルシスへと昇華させたもの。モートン・フェルドマンを思わせる静謐な非対称の音響パターンを取り入れ、一台のピアノと微細なエレクトロニクスのみで構成。ゆっくりとソフトフォーカスで投射される記憶の断片のように、不気味でありながら神聖な光を孕んだ音響空間を静かに構築していく。巨匠がピアノと真摯に向き合い紡ぎ出した、悲しくも美しく胸を打つ傑作!

10月下旬入荷予定。巨匠William Basinskiが、2020年作『Lamentations』以来実に6年ぶりとなる待望の新作スタジオ・アルバム『Passing the Cup of Sorrows』を発表。前世療法における「トラウマの記憶と許し」をテーマとした精神的エクササイズから着想を得て、現代社会に渦巻く不安や負の感情を静かなカタルシスへと昇華させたもの。モートン・フェルドマンを思わせる静謐な非対称の音響パターンを取り入れ、一台のピアノと微細なエレクトロニクスのみで構成。ゆっくりとソフトフォーカスで投射される記憶の断片のように、不気味でありながら神聖な光を孕んだ音響空間を静かに構築していく。巨匠がピアノと真摯に向き合い紡ぎ出した、悲しくも美しく胸を打つ傑作!
11月上旬入荷予定。名門〈Numero Group〉が発掘・初復刻を果たした、1971年メキシコ・アカプルコ録音の幻のプライベート・ボサ/アシッドフォーク名盤『Alejandro Bravo』。豪華客船でやってくる海外の観光客でにぎわう一大高級リゾート地で出会った当時のアカプルコの浮世離れしたムードを纏いつつも、実際はアレハンドロ・ブラーボが自宅で自主制作したアルバムで、アコースティックギター1本とトイ・パーカッション、そしてスペイン語特有の艶やかな歌声を武器に、ボサノヴァやサンバのステップと1950年代末〜60年代のニューヨーク的なキャッチーで洗練されたポップセンスを融合。軽快なタッピングやトリルが織りなす素朴で湿度のあるサウンドは、どこか妖しくも甘美な南国の夜の情緒を漂わせるている。ヴィンテージ・ラテンや秘境アシッドフォークとして楽しめそうな、好内容な逸品。
10月下旬入荷予定。Pharoahe MonchとPrince Poの二人が1991年にリリースした、アングラ・ヒップホップの礎を築いた伝説のデビュー作『Organized Konfusion』が、35周年を記念して待望の公式初アナログリイシュー。長年入手困難でブートレグが出回り続けていた歴史的名盤が、レアなボーナストラック3曲を追加した豪華2LP仕様で復刻。複雑なドラムブレイクと先鋭的なプロダクションの上で、高度なワードプレイと変幻自在なライム構造が火花を散らす圧巻の仕上がり。遊び心溢れるノスタルジーから鋭利な社会批評までを緻密な語り口で魅せる、90年代黄金期の金字塔的一枚!

10月9日発売予定。YMO、Aphex Twin、Art Of Noise、清水靖晃、Boards of Canada...
様々な影響を独自に再構築した、ジャンルの境界を越える電子音楽の新境地
シカゴ生まれ、ロサンゼルスを拠点に活動する作曲家/シンセサイザー奏者/ヴィジュアル・アーティスト、Jeremiah Chiuによる最新作『Edge Conditions』。Marta Sofia Honerとのエレクトロ・アコースティック作品や、共同リーダーを務める実験的クインテットSMLで注目を集めてきた彼が、より密度の高い電子音楽へと踏み込んだ意欲作だ。
YMO周辺の電子音響、Arthur Russellの12インチ・ミックス、清水靖晃、Boards of Canada、Aphex Twin、Art of Noiseなどから影響を受けつつ、テクノ、ジャズ、アンビエント、実験音楽を自在に横断。ヴィンテージ・シンセやモジュラー・シンセ、フィールド・レコーディング、ライヴ音源などを緻密に組み合わせ、ダンスフロアの高揚とチルアウトの静けさ、秩序と混沌を行き来する独自の音世界を構築している。
前作『In Electric Time』で追求した即興的な制作手法をさらに拡張し、2026年2〜3月にかけて孤独な制作と仲間との協働を重ねながら完成。Marta Sofia Honer、Marquis Hill、Will Miller、Patrick Shiroishi、Booker Stardrumらも参加する。建築における「境界領域=Edge Conditions」をコンセプトに、異なる音、ジャンル、環境の「あいだ」を探求した本作は、現代エレクトロニック・ミュージックの新たな可能性を提示する。

10月9日発売予定。 (数量限定/マーブル・クリーム・ヴァイナル)YMO、Aphex Twin、Art Of Noise、清水靖晃、Boards of Canada...
様々な影響を独自に再構築した、ジャンルの境界を越える電子音楽の新境地
シカゴ生まれ、ロサンゼルスを拠点に活動する作曲家/シンセサイザー奏者/ヴィジュアル・アーティスト、Jeremiah Chiuによる最新作『Edge Conditions』。Marta Sofia Honerとのエレクトロ・アコースティック作品や、共同リーダーを務める実験的クインテットSMLで注目を集めてきた彼が、より密度の高い電子音楽へと踏み込んだ意欲作だ。
YMO周辺の電子音響、Arthur Russellの12インチ・ミックス、清水靖晃、Boards of Canada、Aphex Twin、Art of Noiseなどから影響を受けつつ、テクノ、ジャズ、アンビエント、実験音楽を自在に横断。ヴィンテージ・シンセやモジュラー・シンセ、フィールド・レコーディング、ライヴ音源などを緻密に組み合わせ、ダンスフロアの高揚とチルアウトの静けさ、秩序と混沌を行き来する独自の音世界を構築している。
前作『In Electric Time』で追求した即興的な制作手法をさらに拡張し、2026年2〜3月にかけて孤独な制作と仲間との協働を重ねながら完成。Marta Sofia Honer、Marquis Hill、Will Miller、Patrick Shiroishi、Booker Stardrumらも参加する。建築における「境界領域=Edge Conditions」をコンセプトに、異なる音、ジャンル、環境の「あいだ」を探求した本作は、現代エレクトロニック・ミュージックの新たな可能性を提示する。

9月30日発売予定。ビジュアル・アーティスト、プログラマー、コンポーザーとして、音楽とテクノロジー、映像表現の境界を切り拓き続けてきた真鍋大度による、初のオフィシャル音源作品『dm studies 000 - 004』。2026年に真鍋が共同主催した新たなフェスティバル〈Future Frequencies Festival〉の会場限定で発売されていたCDが、一般発売される。
5つの楽曲から構成される『dm studies 000 - 004』は、「カオスと秩序」「人間性とプロセス」といった相反する概念をテーマに制作された、前衛的なエレクトロニック・ミュージック作品。古典的な数学原理、美しく緻密に構築されたキネティックなサウンドデザイン、そしてクラブ・ミュージックが交差する地点を探求し、真鍋大度独自の先鋭的な音楽世界を提示する。

10月中旬入荷予定。黒人思想の系譜を音響へと翻訳するサウンドアーティストLamin Fofanaによる2LP『Corps Perdu』。エメ・セザールが1950年に発表した同名詩集やW・E・B・デュボイスらの文献にインスピレーションを得て、パリやニューヨーク等で行われた読書、リスニングセッションを経て構想された本作は、文学的思考と音響表現を極めてパーソナルかつ前衛的な次元で結晶させた力作。緻密なプロセッシングを施された手触り感のあるメロディや、風・砂・ノイズなどのフィールド・レコーディングがレイヤーをなす音像は、液体のように変容する思考のよう。鍵盤の深い残響と不連続なリズム、逆再生される旋律が多層的な時間を交錯させ、詩情と批評性を同時にたたえた重厚なドローン、エレクトロニクスへと昇華。言葉と音覚の地層を深く掘り下げる、探求的な前衛音響作品必聴盤。

11月上旬入荷予定。Jan Jelinek主宰の名門〈Faitiche〉より、チェリストでありサウンドアーティストのTopu Lyoが東京のアパートで録音した極上のソロ・デビュー作『quiet scenes from tokyo』。長年のエレクトロニクス体験を経てセットアップを極限まで削ぎ落とし、アコースティック・チェロ1本とRoland RE-301 Space Echoのテープ・ディレイ、そして目の前を走る高速道路の交通ノイズを即興的に取り込んだ16編の音響ミニチュア集!緩やかなポルタメントやフィルターのような電子エフェクトをアコースティックの特殊奏法で再現し、フィードバック・ドローンからMoondogを思わせる軽快なピチカート、ミクロな音粒子が漂う微細なテクスチャーまで多彩な表情を提示。夕方5時の「夕焼小焼」や街のサウンドスケープが交通騒音とともに静かなアンビエンスを構築し、余白を活かしたスケッチのような親密さと現代電子音響の先鋭性が美しく共存するエレクトロアコースティック名盤!
11月中旬入荷予定。カリフォルニアのサイケ・ソウル、ジャズ・トリオBrainstoryが、現在は閉鎖されたロングビーチの極小プライベート・スタジオ「Shoebox」への愛と感謝を込めて制作した7曲入りEP『Shoebox Days』。機材でぎゅうぎゅう詰めの制限だらけの空間から生み出された本作は、困難な状況こそが豊かな芸術を育むという言葉を証明するように、彼らの瑞々しい演奏力とレイドバックしたソウルネスが凝縮された充実作。キャッチーなホーン・メロディやG-Funk調のファットなベースライン、クリスピーなドラムスが描く軽快なグルーヴに、カリフォルニアの陽光を思わせるチルなサイケ・ソウルと甘美なヴィンテージ・ソウルが鮮やかに交錯。タイトなリズム隊を軸に、ジャズの即興性を解放するダイナミックな展開から怪しげで実験的なディープゾーンまで、トリオの多彩な音楽ルーツと豊かなサウンドメイクが凝縮された、一つの時代の節目を飾るような一枚。

11月中旬入荷予定。カリフォルニアのサイケ・ソウル、ジャズ・トリオBrainstoryが、現在は閉鎖されたロングビーチの極小プライベート・スタジオ「Shoebox」への愛と感謝を込めて制作した7曲入りEP『Shoebox Days』。機材でぎゅうぎゅう詰めの制限だらけの空間から生み出された本作は、困難な状況こそが豊かな芸術を育むという言葉を証明するように、彼らの瑞々しい演奏力とレイドバックしたソウルネスが凝縮された充実作。キャッチーなホーン・メロディやG-Funk調のファットなベースライン、クリスピーなドラムスが描く軽快なグルーヴに、カリフォルニアの陽光を思わせるチルなサイケ・ソウルと甘美なヴィンテージ・ソウルが鮮やかに交錯。タイトなリズム隊を軸に、ジャズの即興性を解放するダイナミックな展開から怪しげで実験的なディープゾーンまで、トリオの多彩な音楽ルーツと豊かなサウンドメイクが凝縮された、一つの時代の節目を飾るような一枚。

9月中旬入荷。メルボルンのビート・ソウル・シーンを代表するHugh B & Setwunによる、2020年の『Yeah Definitely』と、そこから6年の時間を経て完成した続編『Nah Maybe』をまとめた作品が〈Planet Trip〉より登場。ダブ、サウンドシステム文化の低域を土台に、ポストパンクやアンビエントの質感、抽象的なヒップホップのループ、そしてネオソウル/モダンR&Bのボーカルが自然に重なり合う独特の世界観が魅力的。ざらついたテクスチャーと柔らかいコードが同居し、会話サンプルや空間的な処理が曲間の流れをつないでいくことで、16曲の長尺ながら軽やかに聴き進められる。『Yeah Definitely』の勢いあるビート感と、『Nah Maybe』の成熟した色彩がまとまることで、より深みのある一枚となっている。
11月25日発売予定。日本独自企画盤。スカやレゲエを世界に広めたジャマイカを代表するギタリスト、アーネスト・ラングリンがモンティー・アレキサンダーと1976年に独MPSに残した超人気激レア・アルバム『ラングリプソ』が世界初アナログ復刻!
DJ Mitsu the BeatsのMPS Reimaged収録のソウル名曲ロバータ・フラック「フィール・ライク・メイキン・ラヴ」カヴァー、スタイリスティックス「誓い」の絶品ジャマイカ・ジャズ・カヴァーに加え、MUROのDIGGIN' MPS収録「フリーウェイ」、須永辰緒の夜ジャズ収録「メント・タイム・イン・ジャマイカ」などジャンルを超越したモンティ―・アレキサンダー『ラス!』と双璧を成す全方位DJ必携の名盤。
10月下旬入荷予定。90年代半ばのアメリカン・アンダーグラウンドで産声をあげたエセリアル・ウェーブ、ドリーム・ポップのデュオElysiumが、1995年に〈Dewdrops Records〉から発表した唯一のアルバム『Glisten』。Cocteau TwinsやThis Mortal Coilをはじめとする名門〈4AD〉直系のゴシックな美学とメランコリーを背景に、密やかな陰影と透明感あふれるサウンドを結実させた秘宝的カルト名盤。Jenny Adamsの美しく浮遊するエアリーなヴォーカルと、Rodney Rodriguezが奏でるクリーンで端正なギターワークが緻密に交錯。霞がかった幻想的なドリーム・ポップの質感と冷たくきらめくゴシカルな情緒が溶け合い、ロサンゼルスの光と影を感じさせる静謐な音響世界を作り出している。90年代シューゲイザーからエサリアルのヒドゥン・ジェム。

11月上旬入荷予定。前衛電子音響〈Editions Mego〉の創立30周年を記念し、音響ミニマリズムの巨頭Thomas Brinkmannが届ける過激な実験『GETGETGET』。タイトルの通り、2021年に早世した主宰者Peter Rehberg(PITA)の金字塔『Get』3部作を参照し、ベルリンでの周年ライヴを皮切りにRehbergの残した音素材と自らのロジックを幻覚的に融合・変容させたコンセプチュアルなもの。LP両面に渡り展開される2つの長尺トラックは、機械とその操作者の気配が溶け合うダークで歪んだ抽象音響。思想家ギュンター・アンダースの「ネガティヴ・ミュージック」、不在による作曲の概念に触発されたサウンドは、無音を単なる余白ではなくひとつの音響シグナルとして構造化し、ノイズの連続体の中に鮮烈な明滅を描き出す。PITAの過激な精神を立ち昇らせる、Mego30周年相応しい美しい音響。

11月上旬入荷予定。ドイツの名門〈Kompakt〉が誇る名物企画「Pop Ambient」黎明期の2001年に登場し、21世紀アンビエントの方向性を決定づけたMarkus Guentnerの歴史的デビュー作『In Moll』。リリース25周年を記念し、Rafael Anton Irisarri主宰の〈Black Knoll Editions〉より完全版2LPとして待望の復刻!繊細なベルの響きや心地よいヒスノイズ、澄んだシンセの残響がデジタルな霧のように立ち込め、その深層をゆったりと漂う重厚なベースラインが美しいコントラストを描き出す。抑えの効いた密やかな旋律と絶妙なハーモニーが、あたたかみと哀愁をあわせ持つ夢心地な音響空間を形作る。Irisarriによる完全アナログ・リマスターに加え、当時LP未収録だった「In Moll 4」の初アナログ化、さらに全曲を自身で現在進行形に再構築した新規セルフ・リワーク盤まで網羅した、25年という年月を感じさせない至高の金字塔!

10月上旬入荷予定。Tom Smeyersによる、オールドスクール・ハウスの温度感を保ちながら、細部の音作りでひねりを加えた現代的なダンス・トラック集『Same Same, But Different』が、ベルギーの〈We Play House Recordings〉から登場。丸く太いベースとしっかりしたキックが強度を支え、909/808系のドラムやシンプルなコード進行がハウスの基本的な心地よさをしっかり押さえている。一方で、Broken BeatやDrum’n’Bassのニュアンスがリズムの跳ね方やベースラインの動きに自然に混ざり、曲ごとにテンションが少しずつ変化する。シンセのアタック、ハイハットの抜け、ローエンドの処理などサウンドデザインが非常に丁寧で、レーベルの中心人物Red Dも「どうしてもリリースしたかった」と語る、Smeyersの現在のスタイルを象徴するベルギー新世代の一枚。

10月中旬入荷予定。2026年リプレス!タージ・マハル旅行団やThird Ear Band、Aktualaが70年代に思い描いた音楽の20年代の姿がここに!近年、アヴァンギャルドな界隈を席巻するイタリア出身の大人気パーカッショニストValentina Magalettiに、Al Wootton、Susumu Mukaiという豪華面々からなる先鋭的トリオ、Holy Tongueと、カルト名門〈Skull Disco〉を主宰していたことも知られるトライバル・エクスペリメンタル・シーンの代表格Shackletonによる、待ってましたの歓喜のコラボ・アルバム『The Tumbling Psychic Joy of Now』がロンドンの〈AD 93〉よりアナログ・リリース。両者がスウェーデンのフェスティバルで共演した後に考案された作品との事。両者のトレードマークと言えるシャーマニックで屈折的なサウンドが見事に溶け合った本作は、サイケデリックかつ儀式的な、スピリチュアルで異形な破格のトランス・ミュージックが繰り広げられています。Rashad Beckerによるマスタリング仕様。

9月上旬入荷予定。2026年2月にリリース後、即完売したKAKUHANセカンドアルバムKAKのCD版が新たにリリース!
2022年発表の1stアルバムは、エクスペリメンタル・クラブシーンにおいて大ヒットを記録し各所で多大な評価を得た、日野浩志郎と中川裕貴によるユニットKAKUHANが、前作から約3年ぶりに届ける、乾いたエレクトロイドのビートと、ノーウェイヴ的に荒れたチェロの質感がぶつかり合う、緊張感に満ちたエレクトロアコースティック作品。チェロの生々しい弓圧やノイズ的な響きが電子音のミニマルな反復と絡み合い、構造が崩れそうで崩れないギリギリの均衡を生み出しており、音の角(KAK)を際立たせるような鋭さと、空間に滲む抽象性が同居した未踏の音響空間となっている。マスタリングはRashad Becker、アートワークは平野靖子が担当し、国内外の実験音楽シーンと強く接続した制作体制も盤石。電子と生楽器の境界を曖昧にしながら、音の物質感そのものを突き詰めた、現行エクスペリメンタルを象徴する一枚。
今回のCD版では、これまで配信限定だったボーナストラック1曲を追加し、全10曲の楽曲が収録。
2026年9月11日発売予定。
大阪拠点のコンポーザー・パフォーマー、7FOがその名を広めた名盤『竜のぬけがら』(2018)以来、満を持してエム・レコードから発表する待望のニューアルバム。そのイメージは「質量」。
ある日、ふと道でひろった石が7FOの掌で割れました。音楽家である前に東アジア人という属性をもつ7FOに突如開いた説明のつかない「自然」、そこに音楽家という性(さが)が作動して掴み取った「音の種」のようなものを育て、ある種の媒介者として、自然に投げ返した音の群れ、それが本作だと思われます。音に質量は無いはずなのに、このアルバムの音には手で触れられる実体があるかのようです。かつて武満徹は「自分を超えた自然や未知の響きに対して、自らを投げ出すことによってのみ、本当の音に出会うことができる」と言いました(『音、沈黙と測りあえるほどに』)。「質量」という言葉には、ダイナミクスのないノイズ、金属的響き、耳をつんざくダンスフロアの狂乱、様々な形態のドローンなどの音響イメージが思い浮かび、それぞれは独自に「重厚」と言えますが、7FOは重厚の異なる側面を探求しました。密度の高い低周波、彫刻のように凝縮された音の塊、微妙に揺れ動く重力場、躍動感あふれる喜びと滲み出るようなユーモアの集合体です。2024年から2025年にかけて録音された本作で、7FOはドラムマシン、ギター、シンセサイザーと音楽的ビジョンを8つのコンパクトな構造に集約しています。これらの構造は、アメリカの戦前ブルースの強烈なエッセンス、エチオピアの伝統音楽の魂からも部分的にインスピレーションを受けています。『ひろった石が割れた』の出発点は、7FOが初めてシングル曲というコンセプトに挑んだ7インチ「ヒーリング剣」(2023年)のカップリング曲であるライブ一発録りの「蛇」に遡ります。この7インチがヘンリー・ロリンズの手に渡り、彼のラジオ番組でB面の「蛇」がオンエアされたことが7FOを刺激し、それが「しろへび」という曲に変態し、アルバムの画竜点睛となって『ひろった石が割れた』が完成しました。音の種を視覚的に育てたようなアートワークは飛鷹宏明によるものです。
Tracks:
A1. 左右図形
A2. ルリホコリ拾った
A3. 化けの皮
A4. まどろみ
B1. 石が割れた
B2. 道具箱
B3. 夜の池の沼
B4. しろへび

10月16日発売予定。(日本語帯付き/解説書封入)ビビオことスティーヴン・ウィルキンソンとドリアン・コンセプトことオリヴァー・ジョンソンが、初のコラボレーション・アルバム『Answers』を〈Warp Records〉よりリリース。
2009年に初めて出会って以来、15年以上にわたり、ライブや共通の興味、そして音楽やアイデアの継続的な交換を通じてクリエイティブな関係を築いてきた二人。『Answers』では、これまで続いてきた対話が、完全なコラボレーション作品として結実している。
その根底にあるのは、「前に進むために過去を振り返る」という発想だ。ウィーン、ウルヴァーハンプトン、そしてウェールズの田園地帯を拠点に、二人はメールやWhatsApp、共有フォルダを介して楽曲や映像、アイデアを交換。相手から送られてきたものに対して、それぞれが反応を返すという方法で、聴き、変化させ、応答するという直感的なプロセスを通して音楽を発展させていった。
このコラボレーションのきっかけとなったのは、ウィルキンソンがドリアン・コンセプトによる2022年の映像作品「Let It All Go」を観たことだった。これを機にウィルキンソンからジョンソンへオーディオ・ビジュアル作品での共同制作を持ちかけ、そこから、ビビオとしてドリアン・コンセプトの2025年作品『Miniatures』にギターで参加している。
この制作プロセスは、アルバムを彩るビジュアル作品にも展開した。ウィルキンソンとジョンソンは、5本の映像作品を共同制作。アナログおよび初期デジタルのビデオカメラ、VHS-C、MiniDV、VJ機材、ビデオ・ミキサー、さらに改造を施したアナログ・ビデオ機器などを駆使し、経年した機材が生み出すグリッチや不完全さ、予期せぬ映像の乱れやアーティファクトを積極的に取り入れた。二人の身の回りで撮影された映像は、加工やレイヤーを重ねるための素材となり、自然の風景や日常の何気ない瞬間が、アナログとデジタル双方のプロセスを通じて、新たな映像表現へと姿を変えている。

10月中旬入荷予定。アンビエント、IDM、ダブテクノ、D’n’Bを横断してきたnthngが、自身の音響的ヴィジョンを長尺フォーマットに結晶させたアルバム『Last Light of the Sun』。全10曲を通して夢のようなメロディ、繊細な4/4の構造、叙情的な D’n’B、広がりのあるアンビエントが自然に連なり、ひとつの大きな音の風景を描き出す。柔らかいシンセのレイヤーがゆっくりと広がる場面では、nthng特有の淡い光の粒子のような質感が際立ち、メランコリックなD’n’Bではヴィンテージ・ハウスの声の断片が時間の層を重ねるように響く。さらに竹笛や、タイプライター音の細やかなアクセントが、電子的な空間に新しい質感をもたらし、アルバム全体の流れにさりげない深みを加えている。静かなトーンの中に多彩な表情が潜む、nthngの個性が豊かに表れた2LP。
