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Cocteau Twins - Heaven or Las Vegas (LP)
Cocteau Twins - Heaven or Las Vegas (LP)4AD
¥4,558

夢と現実の境界を溶かす、コクトー・ツインズ最高峰の一枚。
眩いギター、躍動するリズム、そしてエリザベス・フレイザーの天上の歌声。
ドリーム・ポップを代表する永遠の名盤として、今なお世界中で愛され続ける傑作。
1990年に4ADからリリースされた、Cocteau Twinsを代表する6thアルバム『Heaven or Las Vegas』。

7FO - ひろった石が割れた (LP)7FO - ひろった石が割れた (LP)
7FO - ひろった石が割れた (LP)Em Records
¥3,850

大阪拠点のコンポーザー・パフォーマー、7FOがその名を広めた名盤『竜のぬけがら』(2018)以来、満を持してエム・レコードから発表する待望のニューアルバム。そのイメージは「質量」。

ある日、ふと道でひろった石が7FOの掌で割れました。音楽家である前に東アジア人という属性をもつ7FOに突如開いた説明のつかない「自然」、そこに音楽家という性(さが)が作動して掴み取った「音の種」のようなものを育て、ある種の媒介者として、自然に投げ返した音の群れ、それが本作だと思われます。音に質量は無いはずなのに、このアルバムの音には手で触れられる実体があるかのようです。かつて武満徹は「自分を超えた自然や未知の響きに対して、自らを投げ出すことによってのみ、本当の音に出会うことができる」と言いました(『音、沈黙と測りあえるほどに』)。「質量」という言葉には、ダイナミクスのないノイズ、金属的響き、耳をつんざくダンスフロアの狂乱、様々な形態のドローンなどの音響イメージが思い浮かび、それぞれは独自に「重厚」と言えますが、7FOは重厚の異なる側面を探求しました。密度の高い低周波、彫刻のように凝縮された音の塊、微妙に揺れ動く重力場、躍動感あふれる喜びと滲み出るようなユーモアの集合体です。2024年から2025年にかけて録音された本作で、7FOはドラムマシン、ギター、シンセサイザーと音楽的ビジョンを8つのコンパクトな構造に集約しています。これらの構造は、アメリカの戦前ブルースの強烈なエッセンス、エチオピアの伝統音楽の魂からも部分的にインスピレーションを受けています。『ひろった石が割れた』の出発点は、7FOが初めてシングル曲というコンセプトに挑んだ7インチ「ヒーリング剣」(2023年)のカップリング曲であるライブ一発録りの「蛇」に遡ります。この7インチがヘンリー・ロリンズの手に渡り、彼のラジオ番組でB面の「蛇」がオンエアされたことが7FOを刺激し、それが「しろへび」という曲に変態し、アルバムの画竜点睛となって『ひろった石が割れた』が完成しました。音の種を視覚的に育てたようなアートワークは飛鷹宏明によるものです。

Tracks:

A1. 左右図形
A2. ルリホコリ拾った
A3. 化けの皮
A4. まどろみ

B1. 石が割れた
B2. 道具箱
B3. 夜の池の沼
B4. しろへび

Andrew Wasylyk - Irreparable Parables (White Vinyl LP)
Andrew Wasylyk - Irreparable Parables (White Vinyl LP)Clay Pipe Music
¥5,579

クラシック/ジャズ/アンビエントを横断
声と響きで描く繊細な音の物語。スチュアート・マードック(Belle and Sebastian)、グリフ・リース、上野紗也(テニスコーツ)ら参加!

スコットランドの作曲家/マルチ・インストゥルメンタリスト、アンドリュー・ワスリクによる最新作『Irreparable Parables』は、これまで稀だった“声”を軸に据えた意欲作。自身は歌わず、世界各地のシンガーに楽曲を託し、遠隔で録音されたヴォーカルを集めて完成させた。参加したのは、Belle and Sebastianのスチュアート・マードックをはじめ、Gruff Rhys、上野紗也(テニスコーツ)、Peter Brewisら多彩な面々。楽曲ごとに異なる歌声が、6種の小鳥としてジャケットにも象徴的に描かれている。

音楽はワスリク自身が手がけ、クラシック、ジャズ、アンビエントを横断する独自のサウンドスケープを展開。ブラスや木管、6人編成のストリングス、メロトロンやフェンダー・ローズなど多彩な楽器が織りなす音像は、郷愁や安らぎ、そして人間の脆さと回復力を繊細に描き出す。希望を模索する「Love Is A Life That Lasts Forever」と、遠くの苦しみに向き合う「Spectators In The Absence of God」が作品の核を成し、最後はピアノと弦によるインスト曲で静かな昇華へと導く。心に寄り添い、魂を支えるような一枚。

Kotaro Maruyama - Vapor Curve (LP)Kotaro Maruyama - Vapor Curve (LP)
Kotaro Maruyama - Vapor Curve (LP)Personal Affair
¥5,498

CMやショートフィルム等の映像音楽を手掛け、武満徹を敬愛する作曲家・丸山康太郎によるファースト・ソロ・アルバム『Vapor Curve』。小型デジタルシンセOP-Zのみを使用し、コンピューターを一切介さず全編一発録音という削ぎ落とされたスタイルで制作された、静けさと余白が美しいジャパニーズ・アンビエント。ひとつの和音を鳴らす従来の手法を排し、複数の独立した旋律を幾重にも編み込むことで立ち現れる独自の編まれたハーモニーを展開。環境音楽にも通ずる空気感のなか、重なり合うミニマルなメロディと録音時に偶発的に混入したノイズが無機質な電子音に温かな生命力を吹き込んでいる。不完全さの中に宿る生の音響美学と、武満徹の精神を受け継ぐ音の「間」へのこだわりが見事に昇華された注目の一枚!

Jon Hassell / Farafina - Flash Of The Spirit (2LP+CD)
Jon Hassell / Farafina - Flash Of The Spirit (2LP+CD)Glitterbeat
¥6,134

「第四世界」サウンドスケープを切り拓いた米国の前衛トランペット奏者John Hassellと、西アフリカはブルキナファソの音楽集団Farafinaの88年コラボ作『Flash Of The Spirit』が〈Glitterbeat〉傘下の〈Tak:til〉より2LP+CDにてリマスター再発。U2の傑作を手掛けた直後のBrian EnoとDaniel Lanoisがプロデュースを担当し、バラフォンや打楽器群が空気を激しく揺らす脈動的なポリリズムに、エフェクトで加工されたハッセルのトランペットやキーボードが有機的に交錯。西洋の平均律を超えたマイクロトーンを自在に操るハッセルの演奏は、外来の西洋楽器という枠組みを軽やかに越え、バンドのもう一つの声として見事にアンサンブルへ溶け込んでいる。Miles Davis『Bitches Brew』期の静かな熱量を彷彿とさせる抽象的なダイナミズムと、イーノ達が構築した繊細なアンビエント空間が見事なグラデーションを描く音像は、発表から30年以上を経た今なお古びるどころか未来の音楽像を提示し続ける、ジャンルや国境を完全に超越した大傑作。

Vashti Bunyan - Lookaftering (Expanded) (2LP)
Vashti Bunyan - Lookaftering (Expanded) (2LP)DICRISTINA
¥7,417

英国アシッド・フォークの至宝Vashti Bunyanが、1970年の歴史的名盤『Just Another Diamond Day』以来35年ぶりの復帰作として2005年に発表した『Lookaftering』が、その発表20周年と彼女の80歳の節目を記念し、未発表音源を大幅に追加した豪華2LP仕様で〈DiCristina〉より復刻!プロデューサーのMax Richterをはじめ、Devendra BanhartやGareth Dicksonといった精鋭たちが集結した本編の静謐で美しい室内楽フォークに加え、初公開となる自宅録音デモ音源群を収録。本人が奏でるギターやアコーディオン、ハーモニウム、リコーダーなどの素朴な響きに乗せて、儚く可憐な歌声が紡がれるプライベートな音像は、楽曲のピュアな魅力と曲作りの原点を削ぎ落とされた質感のまま露わにしている。娘Whyn Lewisの絵画を配した16ページの豪華歌詞ブックレットや、Max Richterらのライナーノーツ、2006年の貴重なライヴ音源まで網羅した永久保存盤!

Merzbow - Avian Hydraulics 鳥類用油圧機器 (10"+DL)Merzbow - Avian Hydraulics 鳥類用油圧機器 (10"+DL)
Merzbow - Avian Hydraulics 鳥類用油圧機器 (10"+DL)Frei zum Abriss Kollektiv
¥12,258

徹底したアヒンサーを提唱実践、「ノイズ」の枠を超越したオルタナティヴな表現を試み続けるジャパノイズ伝説、Merzbowが、ドイツの〈Freizum Abriss Kollektiv〉より発表した限定50部の10インチ作品『Avian Hydraulics』。2枚の透明樹脂の間に着色した液体を封入した「液体充填Lathe Cut」という極めて特殊なアート・オブジェ仕様であり、その液体が創り出す流動的な視覚イメージから構想されたフェティッシュなアヴァンギャルド作品。特殊フォーマットが持つ物質的な魅力と、長尺作品とは一線を画す研ぎ澄まされた高密度のノイズ・プラクティスが見事に融合した至高のコレクターズ・アイテム!ナンバリン入り、ダウンロード・コード付属
※製品の性質によりレコード内部の油が滲み出ることがありますのでご了承ください。詳細はBandcampページに記載しています。

Merzbow - Stu the Goat (5")Merzbow - Stu the Goat (5")
Merzbow - Stu the Goat (5")Frei zum Abriss Kollektiv
¥2,843

徹底したアヒンサーを提唱実践、「ノイズ」の枠を超越したオルタナティヴな表現を試み続けるジャパノイズ伝説、Merzbowが、ドイツの〈Frei zum Abriss Kollektiv〉から50枚限定でリリースする異色の5インチ・レースカット作品『Stu the Goat』。2026年3月に自宅スタジオMunemihouseで録音された本作は、ラッカー特有の短尺フォーマットを逆手に取り、極端に圧縮された音像と質感を前面に押し出したコレクター垂涎の一枚。ナンバリング入り。

Master Kohta - Mr. Maxmetal (7")
Master Kohta - Mr. Maxmetal (7")KUMARU RECORDS
¥1,700

京都木屋町のレトロゲームカフェ「cafe la siesta」店主であり、チップチューン界の重鎮として長年シーンを牽引するDJ/プロデューサーMaster Kohtaが〈KUMARU Records〉より発表した待望のアナログ7インチ『Mr. Maxmetal』!「Chiptune + Footwork = Chipwork」というコンセプトを掲げ、ゲーム音楽とシカゴ発祥の高速ダンス・ミュージックのまさかの融合を提示する注目作。

Loren Connors / Michael Vallera / Elliott Sharp - When The Moon Is New (LP)
Loren Connors / Michael Vallera / Elliott Sharp - When The Moon Is New (LP)Feeding Tube Records
¥5,952

実験ギター界の重鎮Loren ConnorsとElliott Sharp、そして新世代の音響探求者Michael Valleraによる、共同即興を実践し、ギターという楽器の輪郭を溶かし合いながら、ひとつの巨大な音響体を形成していく初共演ライブを収めた『When The Moon Is New』。Connorsのブルース由来の揺らぎ、Sharpの複雑なプラック、Valleraのテクスチャー的な音の層が、判別できないほど自然に絡み合い、音は個々の演奏ではなく集合体としての振る舞いを見せる。微細なノイズ、倍音の尾、擦過音が空間の奥行きを描き、広がりのある音響がゆっくりと立ち上がる。緊張と静けさが同時に存在し、3人が互いの動きを聴きながら音を置いていく慎重な姿勢が、演奏の密度を高めている。ギターの可能性を拡張してきた3人が、世代を越えて作り上げた抽象音響の記録。個々の声部が溶け合い、新しい第四の思考が生まれる瞬間を捉えた、現代即興ギターの重要作。

Tortoise - Standards (Clear w/ Hi-Melt Red & White Vinyl LP)Tortoise - Standards (Clear w/ Hi-Melt Red & White Vinyl LP)
Tortoise - Standards (Clear w/ Hi-Melt Red & White Vinyl LP)Thrill Jockey
¥5,496

ポストロックの象徴的存在Tortoiseが2001年に発表した4作目『Standards』。複雑なリズム構造と緻密なアンサンブルが、よりシャープでモダンな音像へと進化。冒頭「Seneca」では、二人のドラマーが織りなすポリリズム的な推進力が一気に空気を変え、ギター、ヴィブラフォン、シンセが立体的に絡み合う。「Eros」「Benway」ではミニマル・ミュージックのような反復がジャズ的な柔軟さと結びつき、音が形として浮かび上がるような構築美が際立つ。後半の「Monica」「Speakeasy」では、電子音のテクスチャと生演奏の温度が自然に交差し、都市的でクールなムードが漂う。Tortoise が2000年代初頭に到達した精密さと大胆さのバランスを示す、ポストロックの枠を超えた、今聴いても新鮮なモダン・アンサンブルが詰まった一枚。

Tortoise - Rhythms, Resolutions & Clusters (Opaque Golden Yellow LP)Tortoise - Rhythms, Resolutions & Clusters (Opaque Golden Yellow LP)
Tortoise - Rhythms, Resolutions & Clusters (Opaque Golden Yellow LP)Thrill Jockey
¥5,496

2026年リプレス!〈Thrill Jockey〉からの当時盤アナログは現在激レアな一作が遂に再発。これぞ、まさにエクスペリメンタルの一つの頂点。ロックからダブ、ジャズ、エレクトロニカにいたるまでの要素を呑み込みながら、約30年もの長きにわたり、ロックの定義を拡張してきた名バンドTortoiseが1995年にリリースした傑作『Rhythms, Resolutions & Clusters』が待望のアナログ復刻!90年代後半のリミックス作品の先駆けとなった一枚。リミックスにはJohn McEntire、Steve Albini、Jim O’Rourke、Mike Watt (Minutemen)、Brad Wood (Liz Phair)といった豪華面々が参加。トータス初期の代表的な楽曲の極上なRemixが満載。デラックス・チップオン・ジャケット仕様。

Ayami Suzuki & Rob Noyes - Classic Fevers and Chills (LP)Ayami Suzuki & Rob Noyes - Classic Fevers and Chills (LP)
Ayami Suzuki & Rob Noyes - Classic Fevers and Chills (LP)Feeding Tube Records
¥5,895

東京を拠点に活動する声の即興家Ayami SuzukiとギタリストRob Noyesが初めて出会い、わずか1時間ほどの即興セッションで録音されたという奇跡のデュオ作品『Classic Fevers and Chills』。事前に作曲も打ち合わせもせず、Rob Noyes自身が「ギターのチューニングだけ変えて、そのまま録った」と語っているにもかかわらず、7曲それぞれに明確な表情があり、まるで長年のデュオのような呼吸の一致が感じられる。声とアコースティック・ギターだけという最小限の編成ながら、静けさの中に濃密な緊張と温度が宿る。Ayami Suzukiの声は、言葉と息のあいだで、祈りのような響きから、風景の一部のような微細な音まで自在に変化。Rob Noyesのギターはラガ風のフレーズやタコマ系フィンガーピッキングが流れるように展開し、倍音が空間に広がる。録音は極めて生々しく、目の前で演奏しているような距離感の近さと、夢の中の民謡のような不思議な時間の流れが生まれている。

Ronnie Boykins - The Will Come Is Now (LP)
Ronnie Boykins - The Will Come Is Now (LP)ESP-DISK
¥4,971

Sun Ra Arkestraの黄金期を支えたベーシストRonnie Boykinsが、1974年に録音した唯一のリーダー作『The Will Come, Is Now』。〈ESP‑Disk〉が活動休止に入る直前に残した重要タイトルで、フルート、複数のサックス、トロンボーン、コンガ、パーカッションを含むセプテットで、Boykinsの作曲家としての幅広さと、低音の重心を軸にしたアンサンブル構築が前面に出ている。Sun Raの宇宙的な和声感の名残もありつつ、演奏の骨格はより地に足がついていて、モーダルな反復から開放的な即興、集団インプロまで自然に切り替わる流れが魅力。Boykinsのベースはグルーブとメロディ性を同時に担い、フルートやサックスが色彩を変えながら重なり、コンガやパーカッションが柔らかい揺らぎを加えることで、小さなオーケストラのような厚みが生まれる。スピリチュアル・ジャズの霊性と、ミンガス的なアンサンブルの強度が同じフレームで響く、70年代前衛ジャズの中でも特異な一枚。

Infant - Dustlick (LP)Infant - Dustlick (LP)
Infant - Dustlick (LP)KINO DISK
¥4,438

Warm Winters、Mappa、Oscilla Soundなどで活動してきたデトロイト拠点のプロデューサーInfantによる、より深く、より抽象的なアンビエント・ダブ・テクノ作が、シカゴの新鋭レーベル〈Kino Disk〉より登場。音は常に溶け、輪郭が曖昧なまま霧状のレイヤーとして重なっていく。リズムは前へ進むというより、深夜の鼓動のようにゆっくり脈打ち、空間の奥行きが静かに変化するたびに、ダブの残響が液体のようにたゆたう。Vainqueurやechospace[detroit]の深い残響美学と、emerやTopdown Dialecticの抽象ダブの質感が自然に交差し、古典と現行のダブ・テクノが同じ温度で並ぶような音像が生まれている。音の密度は薄いのに、空間の深さは広く、深夜の静けさの中で意識がゆっくり変化していくような、静かで鋭い重要作。

Vox Populi! - In Dub (12")
Vox Populi! - In Dub (12")EMOTIONAL RESCUE
¥4,190

80年代フランスのエスノ・インダストリアル、アンビエントのカルト・ユニットVox Populi!のアーカイブ音源を、現代パリの4組のプロデューサーがダブの視点で再構築した12インチ。〈Emotional Rescue〉の15周年企画として制作され、原曲が持つ民族音楽的な質感やポスト・インダストリアルのざらつきが、低域のうねりやエコー処理によって新しい輪郭を与えられ、電子ダブ、アンビエント・ダブ、ステッパーズなど、各プロデューサーの個性がはっきりと表れている。空間処理の細かさが際立ち、倍音の散らばり方や残響の伸びが曲ごとに異なるため、部屋でじっくりと聴いても楽しめる内容。Vox Populi!のアヴァンギャルド性を保ちながら、現代ダブの感覚で未来へと翻訳したような一枚。

Johnny Clarke - Yard Style (LP)
Johnny Clarke - Yard Style (LP)Ariwa Sounds Ltd.
¥5,326

ジャマイカの巨匠ヴォーカリストJohnny Clarkeと、当時新進気鋭のプロデューサーだったMad Professorが1983年にタッグを組んで発表したUKダブ史の金字塔的名盤『Yard Style』。UKの名門レーベル〈Ariwa Sounds〉が初めてジャマイカ人アーティストをフィーチャーした記念碑的作品であり、70年代ルーツ・レゲエの黄金期と80年代以降のUKデジタル・ダブを結ぶ重要な架け橋となった歴史的作品で、電子キックドラムの無機質な打撃と極太のベースライン、そしてマッド・プロフェッサーの代名詞である歪んだデジタル・エコーや巧みなエフェクト処理が見事に結実。過激でサイケデリックな音響実験が繰り広げられる立体的な音像のなかで、Johnny Clarkeの甘くソウルフルなヴォーカルが凛と響き渡り、伝統的なルーツのグルーヴと未来的なエレクトロニクスが見事な融合を果たしている。歴史的価値と中毒性を兼ね備えた大傑作!!

aisie - Black Fire Dream (12")
aisie - Black Fire Dream (12")studio 33
¥4,169

ミステリアスな音響作家aisieによる、マニアックな教育系科学番組の音声、怪電波や乱数放送、擦り切れたレコードの盤面ノイズ、引き伸ばされた極小のフィールドレコーディングなど、異質なサンプリング源のみで構築された深遠な音響作品『Black Fire Dream』。人間の息づかいを感じさせない、AIや機械が密かに自己同期して処理を実行しているかのような不気味で夢幻的な世界を構築。細分化された細やかなリズムと霞んだメロディの断片が生成と霧散を繰り返し、初期Actressの澱んだ質感やCivilistjävel!の静謐な冷たさ、さらにはTopdown Dialecticをスクリュー処理したかのような密室的で茫洋とした音像へと誘っていく。無造作に切り取られたノイズや未知の音源が、魔法のようなコラージュの手法によって幻想的な影絵のように明滅するカルト・エレクトロニクス逸品!!

Jeff Parker ETA IVtet - Happy Today (LP)Jeff Parker ETA IVtet - Happy Today (LP)
Jeff Parker ETA IVtet - Happy Today (LP)INTERNATIONAL ANTHEM RECORDING COMPANY
¥4,872

トータスの一員としても名を馳せるギタリストのジェフ・パーカーを中心に、サックス奏者ジョシュ・ジョンソン、ベーシストのアンナ・バタース、ドラマーのジェイ・ベラローズで構成されるジェフ・パーカー・ETAカルテット。メンバーの3人、パーカー、バタース、ジョンソンはレッチリのフリーのソロ・デビュー作『Honora』(2026年)に参加したことでも注目を集めている。カルテットは2016年にロサンゼルス北東部の会場ETAでパーカーが始めた週替わりレジデンシーから生まれたバンドだ。彼らによる最新作となる『Happy Today』がこれまで2作と同様シカゴの名門〈International Anthem〉よりリリースされる。

本作は、2016年にロサンゼルスの会場ETAで始まったレジデンシーから発展したバンドの2025年時点のバンドの記録を刻む一枚だ。サックスのジョシュ・ジョンソン、ベースのアンナ・バタース、ドラムのジェイ・ベラローズとともに、ミニマルでジャンル横断的な即興演奏を展開する。本作は2025年8月20日、Lodge Roomでの演奏をその場で録音・ミックスしたもので、LP片面に相当する長尺2曲を収録。エンジニアのブライス・ゴンザレスが特注機材で捉えた音像は、困難な時期の中で生まれた束の間の高揚と連帯感を鮮やかに刻む。NPR Tiny Desk出演など近年も精力的なパーカーの歩みとともに、バンドの本質である“場”と“対話”の力を体現した重要作となっている。

Joseph Kamaru - Further Combinations (LP)Joseph Kamaru - Further Combinations (LP)
Joseph Kamaru - Further Combinations (LP)Disciples
¥3,772

ボグダン・ラチンスキーからデニス・ボーヴェル、Phewに至るまで、良質なカルト音源を世に送り出してきた〈Warp〉傘下の〈Disciples〉より、ケニアの知られざるローカル・ヒーロー、故ジョセフ・カマルのコンピレーション、『Heavy Combination』の続編としてミニ・アルバム『Further Combinations』がリリースされた。前作に続き、〈Disciples〉とKamaruの孫でありサウンド・アーティストのKMRUがアーカイヴの中から収録楽曲のセレクトを担当している。

本作には、ハイライフ、70年代ファンク、フォーク、ディスコ、ゴスペルといった多彩な要素が交差する楽曲が収録されており、躍動するリズムとコール&レスポンスが特徴となっている。リマスターはオリジナル・テープから丁寧に行われ、当時の生々しいグルーヴと録音の質感を現代に再提示している。

ジョセフ・カマルについて

ジョセフ・カマル(1939 - 2018)は、アフリカの外ではほとんど知られていないが、1967年以来、母国ケニアの音楽シーンに多大な影響を与えてきた人物である。初期のヒット曲「Celina」と「Thina wa Kamaru」は、妹とともに録音したリズミカルなダンス曲であり、これがカマルをケニアでもっとも有名なベンガとゴスペルの音楽家の一人へと押し上げる礎となった。彼は母語であるキクユ語で多くの歌を歌い、政治活動家であり国民的アイコンでもあった。推定50万枚のレコードを売り上げた彼の音楽は、人生の教訓、政治、社会問題を幅広く取り上げていた。

カマルは1939年、ムランガ地区のカンゲマに生まれた。1957年にナイロビへ移り、清掃の仕事に就く。最初の正式な職は家政夫兼ベビーシッターで、その稼ぎで最初のギターを購入した。1965年に音楽活動を始め、1967年に商業的なブレイクを果たす。彼の音楽キャリアの最盛期は1975年から1985年で、カセットを数多くリリースし、その内容はキクユの民謡を題材としたものだった。1980年代後半には、当時外国人アーティストしか出演しなかったカーニボア・レストランで演奏した初のケニア人アーティストとなった。

彼の多くの曲は政治的で、政府を称賛するものもあれば批判するものもあった。当初は大統領ジョモ・ケニヤッタと良好な関係にあったが、1975年にジョサイア・ムワンギ・カリウキの暗殺を非難する曲を書いたことで対立。その後、ケニヤッタの死後に大統領となったダニエル・アラップ・モイとは親しい関係を築き、1980年にはモイ大統領の随行として日本ツアーに同行した。しかし後に、カマルが多党制民主主義を支持したことでモイの不興を買った。

カマルはVoice of Kenyaのラジオ司会者Job Isaac Mwamtoから大きな支援を受け、彼の音楽は広く紹介された。そのため「ケニアのジム・リーヴス」と呼ばれることもあった。彼は道徳や人生の教訓を扱った約2,000曲を録音し、キクユ音楽の伝説としての地位を確立、東アフリカの音楽シーンに大きな影響を与えた。

1990年代に入り、カマルは「新生」したと宣言し、長年の世俗音楽の演奏をやめることを発表(ただし後年、世俗曲を歌うこともあった)。1993年にはゴスペル音楽に転向し、旧来のグループ「Kamaru Super Sounds」を解散した。この変化は売上に打撃を与えた。彼はかつてケニア・レコード産業協会(KAPI)の会長を務め、ナイロビで教会ミニストリーを主宰、さらにレコード店を2軒経営していた。また、自身の農場にキクユ文化を保存・保護する文化施設を建設することを望んでいたが、2018年10月に亡くなるまでに実現することはなかった。彼は2人の兄弟姉妹、1人の娘、3人の息子を残して世を去った。孫であり同名のジョセフ・カマル、すなわちKMRUは現在ベルリンを拠点に活動する音楽家・サウンドアーティストである。

Kyle Dixon & Michael Stein - Marche 22 (LP)Kyle Dixon & Michael Stein - Marche 22 (LP)
Kyle Dixon & Michael Stein - Marche 22 (LP)Hourglass
¥5,967

ドラマ『ストレンジャー・シングス』の音楽制作でも知られるS U R V I V Eのメイン・メンバー、Kyle Dixon & Michael Steinによる、イタリア・マチェラータの「マルケ・シンセサイザー博物館」に1週間滞在し、CRBやElkaといった今や非常に貴重なヴィンテージ機材や、かつて閉鎖されたFarfisa工場の未完のソフトウェア「MARS」などを縦横無尽に駆使して録音された壮大なシンセ・プロダクション『Marche 22』。ClusterやTangerine Dream、Morton Subotnickといったシンセサイザー・ミュージック60年の先人たちへのオマージュを散りばめつつ、脈動するリズミカルなシークエンスから物憂げでノスタルジックなトーンまで、ヴィンテージ機材ならではの気まぐれな揺らぎと生々しい質感を放つサウンドを展開。デジタルシミュレーションでは決して再現できない、人間と物理的な電子機器とのダイレクトな対話から生まれた温かな音像。遠くの列車の響きや雨の予感のような叙情性とロマンチシズムが全体を覆う、シンセ愛好家必携のレトロ・フューチャーな名盤!

Black Steel - Jungle Warrior (LP)
Black Steel - Jungle Warrior (LP)Ariwa Sounds Ltd.
¥5,326

ロンドン南東部出身のマルチ奏者Black Steelが、Mad Professorと手を組み名門〈Ariwa Sounds〉から1988年に発表したUKルーツ〜ダブの隠れた大名盤『Jungle Warrior』。レーベルの看板プレイヤーとして数々のヒット作を支えてきた彼が、高次の存在からのインスピレーションとJah ShakaやDennis Brownらへの敬意を胸に創り上げた作品で、ヴォーカル・パートから地続きで重厚なダブ・バージョンへと流れ込む伝統的なスタイルを踏襲しつつ、5歳から培われたBlack Steelの類まれな演奏技術とソウルフルな歌声が炸裂。Mad Professorによるクリアで緻密なミキシング、地底を揺らす極太のベースライン、そして冴え渡る空間エフェクトが美しく融合し、80年代後半のUKヘヴィー・ルーツ特有の澄んだ静寂と重厚なグルーヴを描き出している。高潔なルーツ精神と最上級のダブ音響設計が見事に結実した、UKレゲエ史に誇るべき傑作。

Sara Mokrani - Bismillah (LP)Sara Mokrani - Bismillah (LP)
Sara Mokrani - Bismillah (LP)Objects & Sounds
¥5,225

フランスとアルジェリアにルーツを持つ音楽家Sara Mokraniによる、フランス・モンミライユの森に囲まれた小さな家で、モジュラーシンセ、フィールドレコーディング、そして近隣の村で見つけた古いオルガンを組み合わせて制作された繊細極まるエレクトロニック・アンビエント作品『Bismillah』。古いオルガンが奏でる優美な持続音に、モジュラーのシーケンス、そしてDIYドラムマシンのループや微細な歪みを帯びた環境音が有機的に重なり合う音響空間。シンプルな旋律が現れては静かに消えゆくミニマルな反復のなかで、時間と空間の境界がゆっくりと溶け出し、周囲の豊かな自然と深く対話するかのような静謐なテクスチャーを生み出している。タイトルが示す「神の名において」という言葉の通り、静けさのなかに凛とした祈りとスピリチュアルな美学を内包した内省的な秀作!

Takkak Takkak -  Abu (LP)Takkak Takkak -  Abu (LP)
Takkak Takkak - Abu (LP)Nyege Nyege Tapes
¥5,396

Raja Kirikのメンバーとしても知られるインドネシアの自作楽器奏者Johanes "Mo’ong" Santoso Pribadiと、Scotch Rolexこと石原茂による異色デュオTakkak Takkakのセカンド・アルバム『Abu』。ジョグジャカルタ、リトアニアのシュヴェンチョネレイ、ベルリンという3つの拠点を跨ぎ、二人の精神的・身体的ルーツを融合させて創り上げた、存在しない架空の灰の火山島の音響生態系。ジャワのガムランや自作の木製打楽器、竹笛が放つ生々しく有機的な鳴りと、石原が自身のルーツに向き合い導入した和太鼓。それらが極太のエレクトロニック・キックや攻撃的なビート、さらにはドローン・メタルや歪んだシンセと激しく衝突し、古代の泥臭い儀式性と未来的なメカニズムが不気味に同居するバイオメカニカルな音響世界を生み出している。アジアン・ミニマリズムの神秘的な響きから狂騒のレフトフィールド・ダンスフロアへと変幻自在に姿を変え、アジアとヨーロッパの境界を極彩色のノイズとリズムで塗りつぶす未知の音響体験!

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