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Mikkel Metal - Rebuild (12")
Mikkel Metal - Rebuild (12")ECHOCORD
¥3,311

デンマークのプロデューサー Mikkel Metal によるダブ・テクノの深さと、よりメロディックで構造的なテクノの側面が交差する12インチ『Rebuild』。長年の〈Kompakt〉周辺での活動で培われた、沈み込むような低域と霧のような残響処理はそのままに、ビートやテクスチャを組み替えながら新しい方向性を提示している。トラックはどれも、重心の低いキック、深く揺れるダブ処理、ミニマルな反復を軸にしつつ、メロディやパッドが静かに浮かび上がる構造。硬質なテクノの推進力と、アンビエント的な空間の広がりが同居し、音数は少ないが、その分ひとつひとつの音が立体的で、時間の流れとともにじわじわと変化していく。深さと静かな緊張感”が凝縮された一枚。

Oren Ambarchi - Hubris (10th Anniversary Remaster) (LP+DL)Oren Ambarchi - Hubris (10th Anniversary Remaster) (LP+DL)
Oren Ambarchi - Hubris (10th Anniversary Remaster) (LP+DL)Black Truffle
¥5,064

2016年に〈Editions Mego〉から発表された、Oren Ambarchiの代表作として語り継がれる『Hubris』が、10周年を記念して〈Black Truffle〉より最新リマスターで再登場。Joe Taliaによる精密なリマスターにより、ギターの倍音、電子音の粒立ち、パーカッションの空気感まで、オリジナル以上に立体的でクリアな音像が生まれている。本作は、Ambarchiが『Sagittarian Domain』『Quixotism』で追求した独自のリズムの延長線上にあり、ディスコ/ニューウェイヴの影響を強く感じさせる異形のミニマリズム。20分程の長尺トラックのPart 1では、パームミュートのギターが脈動し続け、その上に電子パーカッションやギターシンセが層を成し、止まらない推進力がトランス感を生む。Jim O’Rourke、Ricardo Villalobos、Arto Lindsayら豪華ゲスト陣が参加し、音が渦を巻くように増殖していくダイナミックな構造も魅力。10年を経てなお新鮮さを失わない、現代エクスペリメンタルの名品。

V.A. - Cerrero dubs (LP)
V.A. - Cerrero dubs (LP)LLORONA RECORDS
¥5,128

コロンビアの名門〈Llorona Records〉から、伝統音楽とダブの最前線を示すコンピレーション『Cerrero Dubs』が登場。レーベルの中心人物Cerreroが、カリブ海沿岸、アフロ・パシフィック地域の名グループの音源を大胆に分解し、未来派ダブとして再構築。参加しているのはLos Gaiteros de San Jacinto、Son Palenque、Sexteto Tabalá、Bejuco、Semblanzas del Río Guapiなど、コロンビア伝統音楽の中核を担うアーティストたち。ガイタ、マリンバ、太鼓のフレーズが深いエコーと重低音の中で揺らぎ、民族音楽の影がダブ空間に漂うような独特の音像が生まれている。クラシック・ダブの手触りを残しつつ、クンビアやジュガ、バンブーコといったコロンビア固有のリズムの魂をしっかりと芯に残すダブ処理。音数はミニマルなのに、レイヤーがじわじわと変化していくことでサイケデリックでトリップ感が強く、伝統音楽の未来図を描くようなアルバム。

Gabor Szabo - Jazz Raga (LP)
Gabor Szabo - Jazz Raga (LP)Vampisoul
¥4,769

ハンガリー出身のギタリストGabor Szaboが1967年に〈Impulse〉から発表した異色作『Jazz Raga』。ジャズ・ギターとシタールを同時に操り、ジャズ、インド音楽、サイケデリアを融合した、60年代カウンターカルチャーを象徴する一枚。ドラムにはBernard “Pretty” Purdieが参加し、ラテン、R&Bのグルーヴまで注入。Rolling Stonesの「Paint It Black」や「Summertime」などの名曲を、ラーガ風のモード感と催眠的なギターで大胆に再構築している。オリジナル曲では、東洋思想への憧れが色濃く反映され、シタールのドローンとジャズの即興が交差する東洋的モンド・サイケ・ジャズの世界が広がる。ジャズの名門 〈Impulse〉が最も実験的だった時期の産物であり、Szaboの個性が自由に解き放たれた作品。

Yu Su - Foundry (LP)
Yu Su - Foundry (LP)Short Span
¥5,286

中国出身、現在はロンドンを拠点に活動するプロデューサーYu Suの2ndアルバム『Foundry』が〈Short Span〉から登場。dip in the poolの甲田益也子、Memotone、Seefeelといったジャンルを横断するアーティストが参加。「Sunless」の水中に沈むようなアンビエント、「Foundry」のアシッド気味の4/4、「A Jewel」のアートポップ的な透明感など、クラブとリスニングの境界を自在に行き来する柔らかな推進力が全編を貫く。金属的なパーカッションが冷たく響いたかと思えば、次の瞬間には甲田益也子の歌声やMemotoneの柔らかな旋律が、その冷たさを優しく包み込んでいく。コラボレーターの協力も得て、Yu Suならではの「間の音楽」が広がる、現代的で美しい一枚。

Ivy Knight - Iron Mountain (LP)Ivy Knight - Iron Mountain (LP)
Ivy Knight - Iron Mountain (LP)Scenic Route Records
¥6,457

ブルックリンを拠点に、フォーク・ミュージックの最も静かな形を追求するシンガーソングライターIvy Knightによる、50〜60年代のオールド・フォークやカントリーが持つ郷愁を、現代のミニマリズムで再解釈するデビュー・アルバム『Iron Mountain』。アコースティックギター、淡いシンセ、ささやくような歌声だけで構成された極限まで削ぎ落とした音数が特徴で、「Headlamp」「Red Rock」「Canyon」など曲名からも感じられるように、乾いた空気、岩肌、夕暮れの影といった、彼女が旅したアメリカ南西部の風景が音の余白とともに立ち上がる。Ivyの歌は語りのように親密で、過去の記憶や旅の断片が淡いフィルム写真のように重なっていく。ミニマルで親密、そして風景的。たった一人で静かに耳を傾けたい、旅の途中で感じる静かな孤独を共有するかのような一枚。

Stardust Multiplier - Convergence (LP)Stardust Multiplier - Convergence (LP)
Stardust Multiplier - Convergence (LP)Personal Affair
¥5,497

デトロイト出身の作曲家でありドラマーのEric Hoegemeyerによるソロ名義Stardust Multiplierの最新作『Convergence』。ガラスマリンバ、フルート、アナログシンセを中心に構成された本作は、儀式的な静けさと、身体の奥に染み込むような深い共鳴を持つアンビエント。制作背景には、Hoegemeyerが経験した重い病気と長期入院があり、病室で聴こえる機械音や環境音、聴覚が再調整されていく感覚がそのまま音楽の構造に反映され、極めてミニマルで、微細な変化が大きな意味を持つサウンドへと結晶している。ガラスマリンバの硬質な響き、フルートの息遣い、アナログシンセの柔らかな音が重なり、自然音と電子音の境界が曖昧になるような音像が広がる。旋律は霧の中からゆっくりと立ち上がり、朝の儀式”のような静謐さと、回復のプロセスを思わせる解放が同居している。深い呼吸を取り戻すような、静かで力強い一枚。

Persian - Dubplate #12 : Persian Meets Miles J Paralysis (12")
Persian - Dubplate #12 : Persian Meets Miles J Paralysis (12")Mysticisms
¥3,843

UKアンダーグラウンドの重要人物Persianの名曲群を、若手プロデューサーMiles J Paralysisが再構築した〈Mysticisms〉の人気シリーズDubplate第12弾。90sデジタル・ダブ、ラガ、UKGのエッセンスを持つPersianの音源が、ダークでサイケデリックな現代ダブへとアップデート。A面は、重心の低いステッパーズとブレイクスの間を行き来する「Big Slide Remix」と「Breathwork Dub」。B面では、Persianのメランコリックな旋律を残しつつ、ダブテクノの深度へ沈み込む「Zatoichis Troubles」や、トリップホップの影を感じさせる「There Is No Love」など、Miles J Paralysisの黒い音響感覚がより強く表れる仕上がり。

Dub Specialists -  Dubplate #11 : Beat To Beat (12")
Dub Specialists - Dubplate #11 : Beat To Beat (12")Mysticisms
¥3,843

UKデジタル・ルーツの名門Conscious Soundsを率いるDougie WardropとLove GrocerのChris PetterによるユニットDub Specialistsが90年代に残した名作『Dub To Dub Beat To Beat』の音源を、〈Mysticisms〉がDubplateシリーズ第11弾として再編集した12インチが登場。本作は、オリジナルのデジタル・ルーツ/ファンク混合の素材をLexx、Miles J Paralysis、Chuggy、Vanity Projectの4名がそれぞれの視点で再構築したクラブ・ダブ。ステッパー、ダウンテンポ、ブレイクス、ライブ・ダブと、同じ素材がまったく異なるダンスフロア仕様に変貌する。Atari 1040、Cubase、Soundcraftミキサーを使った90年代デジタル・ダブの質感はそのままに、現代的な編集でアップデートされた一枚。

Memotone - Warm Shadows (LP)Memotone - Warm Shadows (LP)
Memotone - Warm Shadows (LP)Accidental Meetings
¥4,829

ブリストルのマルチ奏者MemotoneことWill Yatesによる最新作『Warm Shadows』。Ugnė Uma、Typesun、Jabu’s guestらが参加し、声・生ドラム・電子音が影をまとって共鳴する、深い余韻の一枚。アルバム全体を包むのは、アンビエント的な静けさと、ジャズの呼吸、そして電子音の淡いざらつきの重なり合い。Ugnė Umaの歌声は東欧フォークのようなメランコリーを帯び、Typesunの生ドラムは漂う音像に微かな身体性を与えている。夜の部屋の薄明かり、湿った空気、森のざわめきを思わせるような、タイトル通りの暖かい影がゆっくりと広がるような音楽。孤独な夜にそっと寄り添い、暗闇の中に確かな体温を感じさせてくれる屈指の音響詩。

Wesseltoft & Schwarz - Duo (LP)
Wesseltoft & Schwarz - Duo (LP)Mule Musiq
¥6,108

北欧ジャズの象徴Bugge Wesseltoftと、ドイツ電子音楽の革新者Henrik Schwarzによる名作『Duo』が、Kuniyukiによるリマスタリング、Joji Nakamuraによる新アートワークで15周年復刻。ピアノとエレクトロニクスが完全即興で交わる、ジャズと電子音楽の融合における金字塔的デュオ作品。Wesseltoftの透明感あるピアノと、Schwarzの緻密な電子処理がリアルタイムで反応し合う会話性があり、ECM的な静謐さを保ちながら、ミニマルテクノ的な脈動が自然に立ち上がる。ベルリンやルクセンブルクでのライブ録音も含まれ、即興ならではの緊張感と、音が生まれる瞬間のスリルがそのまま刻まれている。ピアノのダンパーが離れる瞬間の微細な音や、電子音のレイヤーの重なりまでが鮮明になった今回のリマスターは、この繊細なデュオの魅力を再発見させる決定版。

V.A. - Pop Ambient 2026 (LP+DL)V.A. - Pop Ambient 2026 (LP+DL)
V.A. - Pop Ambient 2026 (LP+DL)Kompakt
¥4,466

〈Kompakt〉が毎年送り出す名物シリーズ「Pop Ambient」の最新作。Wolfgang Voigt(GAS)によるキュレーションで、2026年版はMicå、Pass Into Silence、Morgen Wurde feat. Tetsuroh Konishiなど、日本勢の存在感も大きいラインナップ。ビートレスのシンセ・レイヤーがゆっくりと揺れ、ポストクラシカルな質感のストリングスや淡いメロディが霧のように立ち上がる、純度の高いアンビエントが中心。Micåの緻密な音響、Pass Into Silenceの静謐なドローン、そしてトランペットが溶け込むMorgen Wurdeの楽曲など、透明度の高い音響美がアルバム全体を貫く。瞑想的でありながら、曲ごとに微細なドラマが潜む構成は「Pop Ambient」シリーズならではの魅力。

Love Joys - Lovers Rock (LP)
Love Joys - Lovers Rock (LP)Wackies
¥5,258

NYの伝説的レーベル〈Wackie’s〉が1983年に送り出した、女性デュオLove Joysの代表作『Lovers Rock Reggae Style』がリイシュー。プロデュースはもちろんLloyd “Bullwackie” Barnesの、深い残響と霧のようなエコーが漂う、〈Wackie’s〉特有のダブ処理が全編を包み込む名盤。柔らかく甘いラヴァーズ・ロックの歌声に対して、バックはWackies Rhythm Forceによる重心の低いルーツ、ダブ。この甘さと重さの組み合わせが、ジャマイカ産ラヴァーズとはひと味違う、NYアンダーグラウンドの影を帯びた都会的なラヴァーズ・ロックとしての魅力を放っている。Rita Marley「One Draw」のカバーや、Errol Dunkley「Black Cinderella」を引用した「Long Lost Lover」など、名曲も多数収録。甘くて、深くて、少しミステリアスな、〈Wackie’s〉の魅力が美しく結晶したラヴァーズ・ロック名盤。

Eva Novoa - Solo (I) (LP)Eva Novoa - Solo (I) (LP)
Eva Novoa - Solo (I) (LP)577 Records
¥5,258

ブルックリンを拠点に活動するピアニスト、作曲家のEva Novoaが、初のソロ・ピアノ作品『Solo (I)』を〈577 Records〉からリリース。2024年10月、NYの名門Sear Sound Studiosにて録音された本作は、すべてオリジナル曲で、ピアノを中心にしながら、フェンダーローズ、エレクトリック・ハープシコード、チャイニーズ・ゴング、パーカッション、声、口笛など多彩な音具を用い、ひとりでアンサンブルを構築するような立体的な音響が特徴。静謐な内省から、突発的なエネルギーの爆発まで、自由即興と作曲的構造が交差するダイナミックなソロ表現が展開される。音の余白や残響が空間を描き、映像が浮かぶような音像は、Eva Novoaが自身の音楽の核心をさらけ出した、深く個人的なソロ作品。

Raymond MacDonald & Christian Ferlaino - A Jig in the Future (LP)
Raymond MacDonald & Christian Ferlaino - A Jig in the Future (LP)KLANG TONE RECORDS
¥6,218

スコットランドの即興サックス奏者Raymond MacDonaldと、イタリアの民族音楽研究者、音楽家のChristian Ferlainoによるデュオ作『A Jig in the Future』。録音はすべて、機械仕掛けの彫刻が動き続けるグラスゴーのSharmanka Kinetic Galleryで行われ、彫刻の軋み、モーター音、機械音がそのまま演奏に混ざり込むという唯一無二のライブ録音となっている。サックス、バグパイプ、ベル、玩具、アコーディオン、パーカッション、声など、多彩な音具をその場で持ち替えながら、事前の打ち合わせなしの完全即興で展開。カラブリア地方のフォークロア的旋法と、MacDonaldの自由度の高い即興が交差し、民族音楽、前衛即興、機械音響が溶け合う、機械仕掛けの森の中のセッション。

Doctor Bionic - Electric Pollen (Transparent Red Vinyl LP)
Doctor Bionic - Electric Pollen (Transparent Red Vinyl LP)Colemine Records
¥3,865

シンシナティのプロデューサーJason Grimesが主宰するインストゥルメンタル・プロジェクトDoctor Bionicが、ラジオ番組のようにさまざまなジャンルを横断する構成のTerrestrial Radio。シリーズ第4作となる『Electric Pollen』をリリース。制作はいつもシンプルなアイデアから始まり、バンドは録音を回したまま自由にジャムを展開していく。多くの楽曲がその場で生まれ、流動的に参加するミュージシャンたちが温度感やグルーヴを加えていくことで、ソウル・ジャズ、ライブラリー・ファンク、インスト・グルーヴを行き来する独自のサウンドが形づくられる。シリーズの特徴でもあるアートワークから着想を得るというコンセプトも健在で、選ばれたビジュアルに呼応するように音が組み立てられており、緩やかに流れながらも統一感がある。独自の周波数にチューニングされた、深夜のラジオからふと流れてくるような都会的でミステリアスなムードで、タイトルが示すように、電気的な刺激と温かい質感が同居した、聴くほどにじわりと染み込む一枚。El Michels Affair、Surprise Chefなどが好きな方にもおすすめできる内容。

crys cole & Oren Ambarchi / Giuseppe Ielasi - Sparkling or Silent / unfamiliar music (paris) (LP)crys cole & Oren Ambarchi / Giuseppe Ielasi - Sparkling or Silent / unfamiliar music (paris) (LP)
crys cole & Oren Ambarchi / Giuseppe Ielasi - Sparkling or Silent / unfamiliar music (paris) (LP)Portraits GRM
¥3,399

crys cole & Oren AmbarchiとGiuseppe Ielasiのスプリットで指し示すエレクトロアコースティックの現在地。cole & Ambarchiの「Sparkling or Silent」は、ギターや小物音、接触ノイズ、空気の揺れのような微細な音が静けさの中にきらめくような変化を描き出す。音がほとんど動かないようでいて、耳を寄せるほど細部が立ち上がり、記憶の残像や、ふとした感覚が浮かんでは消えるようなミニマルなエレクトロアコースティック。一方、Ielasiの「unfamiliar music (paris)」は、長年ライブで蓄積してきた音の断片を再構築したもので、都市の残響や気配が折り重なるような、乾いていながら温度を感じる音響空間が広がる。どちらも派手な展開はないが、音の縁や影にフォーカスすることで、静かな深みへと引き込む力を持つ一枚。GRMの文脈にも自然に接続する、精密で静謐な電子音響作品。

Cathy Hamer - Lady Full Of Dreams (LP)Cathy Hamer - Lady Full Of Dreams (LP)
Cathy Hamer - Lady Full Of Dreams (LP)Numero Group
¥3,865

1980年に自主制作でひっそりと発表され、長らく埋もれていたCathy Hamerのプライベート・プレス作品『Lady Full Of Dreams』が〈Numero〉より再発。70年代末〜80年代初頭のヒッピー文化の残り香をまとった独特の空気感が魅力的で、アコースティックギターを中心にしたフォーク、カントリー基調の楽曲は、どれも短く、日記のようでもあり、部屋録りらしい温度感がそのまま刻まれている。タイトル曲「Lady Full Of Dreams」をはじめ、シンガーソングライターの夢見心地と、カントリーの素朴さが同居する、静かで、親密で、どこか遠くへ連れていってくれるようなかけがえのない瞬間。

Cathy Hamer - Lady Full Of Dreams (Crystal Clear Vinyl LP)Cathy Hamer - Lady Full Of Dreams (Crystal Clear Vinyl LP)
Cathy Hamer - Lady Full Of Dreams (Crystal Clear Vinyl LP)Numero Group
¥3,865

1980年に自主制作でひっそりと発表され、長らく埋もれていたCathy Hamerのプライベート・プレス作品『Lady Full Of Dreams』が〈Numero〉より再発。70年代末〜80年代初頭のヒッピー文化の残り香をまとった独特の空気感が魅力的で、アコースティックギターを中心にしたフォーク、カントリー基調の楽曲は、どれも短く、日記のようでもあり、部屋録りらしい温度感がそのまま刻まれている。タイトル曲「Lady Full Of Dreams」をはじめ、シンガーソングライターの夢見心地と、カントリーの素朴さが同居する、静かで、親密で、どこか遠くへ連れていってくれるようなかけがえのない瞬間。

Alan Braufman -  Anthem for Peace (LP)Alan Braufman -  Anthem for Peace (LP)
Alan Braufman - Anthem for Peace (LP)Valley of Search/The Control Group
¥3,624

1970年代NYロフト・ジャズの重要人物で、息の長い活動の末、2020年代に入り再び注目を集めるアルトサックス奏者Alan Braufmanの完全新作スタジオアルバム。本作は2025年秋にわずか1日で録音されたという緊張感と即興性に満ちた作品で、Braufmanが70年代から追求してきたスピリチュアル・ジャズの精神と、現代のアンサンブルの精度が見事に結びついた内容。参加メンバーは、前作から引き続き、Patricia Brennan(vib)、Chad Taylor(dr)、Luke Stewart(b)で、スピリチュアル・ジャズ、ポスト・バップ、モーダルな東洋的テーマが有機的に絡み合い、歴史と現在がひとつの線でつながるような現在進行形のロフト・ジャズを体現している。

Rhythm & Sound - w/ The Artists (LP)
Rhythm & Sound - w/ The Artists (LP)Burial Mix
¥5,358

待望の2026年リプレスです!伝説のレゲエシンガー達を現代に召喚したMark ErnestusとMoritz von Oswaldによるドリーム・プロジェクトRhythm & Soundの2004年名盤。10インチ・シングルをコンパイルしたもので、底なしに深く響く無機質なトラックにCornell CampbellやTikiman, Love Joys等、歴代の名シンガー達の枯れたボーカルが木霊するベルリン最深瞑想的ダブ傑作。あまりにディープな内容で、今尚全くもって色褪せる事を知らないクラシック・アルバム。

f.ampism -  The Vertical Luminous (LP)f.ampism -  The Vertical Luminous (LP)
f.ampism - The Vertical Luminous (LP)Hive Mind Records
¥4,989

英国ブライトンのサウンド、ヴィジュアル・アーティスト Paul Wilsonによるプロジェクトf.ampismのサイケデリック・ニューエイジ〜エクスペリメンタル作品『The Vertical Luminous』。全13曲の短い断片が連なりながら、シンセの揺らぎ、テープ質感のノイズ、ファウンドサウンドを用いたミュージック・コンクレート的手法が結びつき、静謐さと奇妙な好奇心が同居する独自の音世界を形づくっている。曲名に象徴されるように、月、光、身体、幻視といったイメージが音の中で立ち上がり、万華鏡のように表情を変えながら聴き手を包み込む。サイケデリックな質感を持ちながら、1〜3分台のコンパクトな構成がテンポよく移り変わり、抽象的でありながらどこか有機的で親しみやすくもある絶妙なバランス感。光の粒子が立ち昇るようなサウンドに漂う一枚。

Amarante-Cerisier (LP)Amarante-Cerisier (LP)
Amarante-Cerisier (LP)Okraina Records
¥4,989

フランスの音楽家Mauricio Amaranteと、ダンサー、パフォーマー、ライターとして活動するMarine Debilly Cerisierによるデュオ作品。〈Okraina Records〉が手がける単発の輝きを放つアンダーグラウンド作品シリーズの一環として、限定300枚でリリース。アコースティック・ギターや鍵盤、素朴なパーカッションを中心に、フランス語の語りと歌が静かに交差する。70年代初期のブリジット・フォンテーヌやアレスキ周辺の幻視的シャンソンを思わせる、語りと歌のあいだを揺らぐ独特の声の存在感が印象的。音数は少なく、沈黙や余白が大切に扱われ、まるで短編映画のワンシーンのように情景が立ち上がる。Cerisierの本業であるダンサーとしての間や呼吸の感覚が、音楽的な沈黙や余白として見事に翻訳されており、また、Amaranteのギターやパーカッションも、その身体的な揺らぎに呼応するように配置されている。単なる伴奏を超えた対話のようで、静かで親密、そしてどこか夢のような時間が流れる、美しいアコースティック・シャンソン。

O.K. Jazz - Pas Un Pas Sans... The Boleros Of O.K. Jazz 1957-77 (2LP)O.K. Jazz - Pas Un Pas Sans... The Boleros Of O.K. Jazz 1957-77 (2LP)
O.K. Jazz - Pas Un Pas Sans... The Boleros Of O.K. Jazz 1957-77 (2LP)Planet Ilunga
¥7,476

コンゴが生んだ不世出の巨星、Francoが率いたO.K. Jazzが、1957〜77年の20年間に残したボレロだけを集めたコンピレーション。コンゴ音楽に対する驚異的な熱量で運営される〈Planet Ilunga〉による徹底したアーカイブ作業のもと、オリジナルの45/78回転盤から丁寧に復刻・修復された音源を、年代順に2LPへとまとめ上げている。キューバ由来のボレロに、リンガラの源流とも言えるコンゴ独自のギター・フレーズを編み込み、アフリカン・ルンバのバラード形式へと深化させたO.K. Jazzのスタイルは、甘美でメランコリック、そして深い拍動を湛えている。Vickyをはじめとする名歌手たちの甘美な歌唱が寄り添い、Francoのギターが花開くように泣き、語り、ため息のようなフレーズを紡ぎ出す。特にボレロにおいて、彼のギターは空間を埋めるのではなく、感情の隙間を埋めるような、唯一無二の輝きを放っている。初期の素朴な録音から70年代の充実し、洗練されたアレンジまで、20年の変遷には、彼らがその長大なキャリアの中で、いかにボレロという形式を深く愛し、自らのアイデンティティへと昇華させてきたかを実感させられる。アフリカ音楽ファンはもちろん、ラテン、ギター音楽、スウィートなスロウ・グルーヴ好きにも強く響く、O.K. Jazzのもうひとつの名盤集。言葉にできない悲しみや、言葉にするまでもない喜びを、尋常ならざる輝きと共に、弦の響き一つで表現してしまう、魔法のようなギター。

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