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Ghost Funk Orchestra - Live In Europe (Fuchsia Swirl Vinyl LP)
Ghost Funk Orchestra - Live In Europe (Fuchsia Swirl Vinyl LP)Karma Chief Records
¥3,784

RSD2026限定盤!ニューヨーク発、サイケ・ソウルからシネマティック・ファンクを横断する多人数バンドGhost Funk Orchestraが、2025年のヨーロッパ初ツアーからワルシャワとアムステルダムの2公演を収録した公式ライブ盤。スタジオでは緻密なアレンジが魅力の彼らだが、ライブではホーン、女性ボーカル、ギター、リズム隊が渦のように絡み合い、より黒く、より荒々しく、よりサイケデリックなグルーヴへと変貌。「Evil Minds」「Blockhead」「Fuzzy Logic」など人気曲がスタジオ版を超える熱量で展開され、70年代ソウル・ジャズ〜映画音楽の影響を現代的にアップデートした濃密な音の壁が迫ってくる。録音状態もよくジャンルを越境する バンドの真価を生々しく味わえる一枚。

Robert Henke - Layering Buddha (2LP)
Robert Henke - Layering Buddha (2LP)Astral Industries
¥6,476

Buddha Machineを深く探求したMonolake名義でも知られるRobert HenkeによるオリジナルはCDの2006年作『Layering Buddha』が〈Astral Industries〉より2LP仕様で再発!Buddha Machineは中国の電子音楽デュオFM3が2005年に発表したお経や仏教音楽を流すための装置を元にしたループ再生専用の小型音楽プレーヤーで、Brian Enoが50台まとめ買いしたことでも知られている。Buddha Machineに内蔵された9種類の短いループは、製造誤差によって個体ごとに音質・ピッチ・ループ長が微妙に異なり、このゆらぎを複数台同時に鳴らし、空間に配置。ローファイな再生回路がもたらすざらついた質感と、複数のループが干渉し合うことで生まれる複雑な倍音構造が印象的で、テクスチャーそのものに焦点を当てたHenke自身のキャリアの中でも独自の位置を占める実験的名盤。

Misha Panfilov -  Repetitive Music Vol. 1 (LP)Misha Panfilov -  Repetitive Music Vol. 1 (LP)
Misha Panfilov - Repetitive Music Vol. 1 (LP)Ultraääni Records
¥5,539

エストニアのマルチ奏者Misha Panfilovが、シンセサイザーとピアノだけを使って制作したミニマル作品集『Repetitive Music vol. 1』が〈Ultraääni Records〉から待望の再発。タイトルの通りテーマは反復。反復ではあるが、微妙なズレや揺らぎが積み重なって 色が変わるように聴こえ、どこか人間的。楽器は2つだけにも関わらず、静かに膨らんだり縮んだりする室内楽的な広がりがあり、音の粒が空間に漂い、まるで冬の空気に光が反射するような透明感ある音像。トランスではなく、よく聴くための反復で、意深く耳を傾けるほど小さな変化が美しく感じられる、集中と瞑想のあいだにある音楽。夜明け前の街を歩くような、内省的で穏やかな時間が流れる。

Lee Perry - Disco Devil Vol. 5 (6 More Classic Discomixes From The Black Ark Studio 1977-9) (LP)
Lee Perry - Disco Devil Vol. 5 (6 More Classic Discomixes From The Black Ark Studio 1977-9) (LP)STUDIO 16
¥4,268

ブラック・アーク黄金期の1977〜79年に制作された長尺ディスコミックス6曲を公式にまとめた〈Studio 16〉の人気シリーズ第5弾『Disco Devil Vol. 5 (6 More Classic Discomixes From The Black Ark Studio 1977–9) 』。Lee “Scratch” Perryが最も創造性と狂気を爆発させていた時期のブラック・アークの魔術的サウンドをそのまま封じ込めた決定的コンピ。オリジナル12インチが入手困難な音源を中心に、7インチ音源から再構築した特別編集版も含む貴重な内容。収録曲には Junior Murvin「Cross Over」「Memories」、Twin Roots「Know Love」、Watty Burnett「Rainy Night In Portland」など、Black Arkを象徴する名演が揃う。煙のように立ち上るエコー、ざらついた質感、湿度を帯びた残響が絡み合い、スタジオそのものが呼吸しているかのような独特の音響空間を生み出す。ブラック・アーク期の魔術を生々しく体験できるクラシック中のクラシック。

Lee 'Scratch' Perry - Disco Devil Vol. 4 (6 More Classic Discomixes From The Black Ark Studio 1977-9) (LP)
Lee 'Scratch' Perry - Disco Devil Vol. 4 (6 More Classic Discomixes From The Black Ark Studio 1977-9) (LP)STUDIO 16
¥4,268

ブラック・アーク黄金期の1977〜79年に制作された長尺ディスコミックス6曲を公式にまとめた〈Studio 16〉の人気シリーズ第4弾『6 More Classic Discomixes From The Black Ark Studio 1977–9』。Lee “Scratch” Perryが最も創造性と狂気を爆発させていた時期のブラック・アークの魔術的サウンドをそのまま封じ込めた決定的コンピ。オリジナル12インチが入手困難な音源を中心に、7インチ音源から再構築した特別編集版も含む貴重な内容。収録曲には Augustus Pablo「Vibrate Onn」、Junior Murvin「Tedious」、Raphael Green & Dr. Alimantado「Rasta Train」など、Black Arkを象徴する名演がずらり。湿煙のように立ち上るエコー、ざらついた質感、湿度を帯びた残響が絡み合い、スタジオそのものが呼吸しているかのような独特の音響空間を生み出す。シリーズの中でも特に濃度の高い巻として評価される一枚で、ブラック・アーク期の魔術が濃密に味わえるクラシック中のクラシック。

Jonnnah - What They Left (12")Jonnnah - What They Left (12")
Jonnnah - What They Left (12")Second End Records
¥4,979

フランス・リヨンのプロデューサーJonnnahによる最新フルアルバム『What They Left』が〈Second End Records〉より登場。自身のルーツ、DNA、祖先とのつながりを辿る内省の旅として構想された作品で、アルバムは明確な二部構成。前半は 不安・迷い・断片化したリズムが支配し、霧の中を手探りで進むような不確かさが漂う。一方、後半は 光が差し込むような明瞭さと解放感が広がり、和解と受容へ向かうプロセスが音で描かれる。アンビエントを軸に、ダブの深い残響、テクノの推進力を織り交ぜた 透明でエモーショナルな電子音楽で、細やかなパーカッション、沈み込む低音、澄んだパッドが緻密に配置され、静かに呼吸するような音響空間を形成。深夜の孤独、記憶の断片、再生への歩み。静かだが強い感情の流れが、アルバム全体を貫く、個人的な物語性を強く宿した一枚。

Unknown Mobile - Field Work (LP)
Unknown Mobile - Field Work (LP)Pacific Rhythm
¥4,557

カナダ・ホワイトホースを拠点に活動するLevi BruceのプロジェクトUnknown Mobileが、〈Pacific Rhythm〉へ約5年ぶりに帰還して届けた最新作『Field Work』。本作は2025年の冬から春にかけて世界各地で採取したフィールド録音を軸に構成されており、ポルトガル、スウェーデン、アラスカ、カリフォルニア、ベルリン、そして彼の地元ユーコン準州の自然音や街の気配が、まるで旅の断片のように楽曲へ溶け込んでいる。透明なピアノのフレーズ、繊細な電子音、微細なノイズが層を成し、静かに揺れる水面のようなサウンドスケープを描く。各曲には録音場所の 緯度・経度 が記され、アルバム全体が音の地図として機能するユニークな構造。派手な展開はないが、音の細部が常に変化し続け、聴き入るほどにゆっくりと風景の中へ沈んでいく。夜明け前の静けさ、雪解けの匂い、遠くの街のざわめき。そんな時間の流れまで感じさせる、静かで深い旅の音日記。

Rayakita (LP)Rayakita (LP)
Rayakita (LP)Macadam Mambo
¥3,889

フランスのレフトフィールド名門〈Macadam Mambo〉より、コペンハーゲンの4人組ユニットRAYAKITAのデビュー・アルバム。Jacob Funch、Kim Las、Rasmus Valldorf、Tan Vargasの4名によるプロジェクトで、2024〜2025年にかけてコペンハーゲンで録音された全8曲を収録。アンビエント、バレアリック、レフトフィールド、エクスペリメンタルが交差する独自のハイブリッドで、海辺の涼しさから砂漠の乾いた熱気へと移り変わるような、旅の空気が作品全体を貫く。乾いたパーカッション、ゆらめくシンセ、エキゾチックな旋律が混ざり合い、どこか遠い土地の記憶を呼び起こす。フィールド録音やアコースティック楽器の断片が電子音と溶け合い、手触りの感触のある音響が特徴的。奇妙で美しいレフトフィールド感をそのまま体現した一枚。

Elsas - APORIAMOR (LP)Elsas - APORIAMOR (LP)
Elsas - APORIAMOR (LP)Lapsus
¥4,839

バルセロナ出身でロンドンを拠点に活動するシンガー/プロデューサーElsasによる最新EP『APORIAMOR』。様々なコラボ経験を持つ彼女が、4年にわたる制作期間を経て辿り着いた新しい自己像を刻んだ一枚で、フォーク、エレクトロニック、室内楽的アレンジが自然に溶け合うサウンドは、地中海のルーツとUKオルタナティブの鋭さが交差する独自の質感。柔らかな歌声の奥に、自己理解と再生のプロセスが静かに脈打ち、女性ならではの複雑さを抱きしめるような親密さが漂う。電子音が声やアコースティック楽器の余韻を切り取り、コラージュのように再構築することで、都市の夜の空気を纏った短編映画のように立ち上がる。軽やかさと深い内省が同居する、彼女の新章を告げる作品。

Oker - aerial (LP)Oker - aerial (LP)
Oker - aerial (LP)Aspen Edities
¥5,071

ノルウェーのアコースティック即興カルテットOkerが、完全即興にフォーカスした3作目『aerial』。トランペット、アコースティックギター、ダブルベース、パーカッションという生楽器のみで構成されながら、音は演奏というより現象として立ち上がり、絶えず形を変えていく。収録は20分超の「Equinoctial Tide」と「Crepuscular Rays」の2曲で、タイトルが示す通り、光や風、薄明、潮の満ち引きといった自然現象の振る舞いを音で再現するようなアプローチが特徴で、微細な擦過音、息のノイズ、持続音がゆっくりと重なりながら、環境音と音楽の境界を曖昧にしていく。即興でありながら自然の運動を思わせる有機的な流れが全編を貫く、音がどこまで自然に接近できるかを試みるかのような一枚。

Jesse Hackett - Nocturnes (LP)Jesse Hackett - Nocturnes (LP)
Jesse Hackett - Nocturnes (LP)Hive Mind Records
¥4,896

Gorillazのキーボーディストとしても知られるロンドンのマルチ奏者Jesse Hackettが、原点であるピアノへ回帰した最新作『Nocturnes』。SatieやRavel、Messiaen、Bill Evansなど、深夜に聴き返した音楽からの影響をベースに、ピアノを中心としたメランコリックな楽曲が展開。Finn Petersのサックス/フルート、Akira Umedaのエレクトロニクスが淡く溶け込み、雨に濡れた路地裏のジャズと、ゴシックな室内楽が交差する独特の世界観を形づくる。「Nosferatu」「Chainca Shadow」など、どこか不穏な空気もあり、全13曲がまるで夜の短編集のように流れていく。ロンドンのボヘミアンなバーで過ごした記憶や、人生の転換期に抱えた心の影がそのまま音に刻まれた、個人的な作品。

Wanda Felicia and Cold Diamond & Mink - Reflections Of Love (7")
Wanda Felicia and Cold Diamond & Mink - Reflections Of Love (7")Timmion Records
¥1,542

Wanda Feliciaのデビュー作『Now Is The Time』から現行ソウルの魅力を凝縮したダブルサイダーが7インチで登場!アナログ録音の温かい質感と、Cold Diamond & Minkによる70年代ソウルを思わせる深いグルーヴが、Wanda の柔らかく芯のある歌声をしっかりと支えている。A面「Reflections Of Love」は、レイドバックしたファンクの上を軽やかに漂うミッドテンポ・ソウルで、恋の余韻を静かに見つめるようなメロウさが心地よい。一方、B面「All In The Game」はスロウで情感豊かなバラードで、夜の静けさに寄り添うような落ち着いた歌唱にWandaの表現力の幅を感じる一曲。

ELUCID & Sebb Bash - I Guess U Had To Be There (Transparent Clear Vinyl LP)ELUCID & Sebb Bash - I Guess U Had To Be There (Transparent Clear Vinyl LP)
ELUCID & Sebb Bash - I Guess U Had To Be There (Transparent Clear Vinyl LP)Backwoodz Studioz/Rhymesayers Entertainment
¥5,176

billy woods とのデュオArmand Hammerで知られるNYCアンダーグラウンドのラッパー ELUCID と、スイスのプロデューサー Sebb Bash がタッグを組んだコラボアルバム『I Guess U Had To Be There』が〈Backwoodz Studioz/Rhymesayers Entertainment〉よりリリース!ざらついた質感のビートは、1980年代末のブームバップの影を残しながらも、ジャズやサイケデリア、スピリチュアルなムードが混ざり合い、過去の音にも未来の音にも聴こえる時間軸がねじれたような独特の空気をまとっている。その上を ELUCID の声は呪術的な低音で響き、精神世界、歴史、個人神話を行き来する抽象的なリリックが、音の隙間に深く沈み込んでいく。ELUCID の精神世界と Sebb Bash の異形ビートが完全に融合した、二人の職人が頂点で交わった時にだけ生まれる作品。billy woods、Shabaka Hutchings、Estee Nack、Breeze Brewin などアンダーグラウンドからジャズの重要人物も参加。

Felinto - Festa Punk / Festa Block (7")Felinto - Festa Punk / Festa Block (7")
Felinto - Festa Punk / Festa Block (7")Bokeh Versions
¥2,482

ブリストル・レフトフィールドを代表する名門〈Bokeh Versions〉からは、ブラジル・サンパウロ出身のアーティスト Felinto による7インチ・シングル『Festa Punk』が登場。ブラジルのハードコア・パンク・バンド Os Replicantes の1987年作『Histórias De Sexo E Violência』収録曲「Festa Punk」へのオマージュとして制作されたもので、インダストリアルなざらつき、ダブのうねり、ギターの轟音、暴動を煽るようなヴォーカルが混ざり合う、サンパウロのパーティ・パンクを体現する一作。

Jon Hopkins / Biggi Hilmars - Wilding (Original Soundtrack) (LP)Jon Hopkins / Biggi Hilmars - Wilding (Original Soundtrack) (LP)
Jon Hopkins / Biggi Hilmars - Wilding (Original Soundtrack) (LP)Domino
¥4,715

Jon Hopkinsとアイスランドの映画音楽作曲家Biggi Hilmarsによるオリジナル・サウンドトラックとしてリリースされる本作は、2024年に公開され話題を呼んだドキュメンタリー映画『Wilding』のために書き下ろされた作品である。

映画の舞台はイングランド南東部にある400年の歴史を持つクネップ・エステート。農場経営者イザベラ・トゥリーとチャーリー・バレル夫妻が、人の管理を手放し、土地を自然に委ねる"リワイルディング"に挑んだ実験の軌跡を描いている。

本作で2人の作曲家は、ストリングス、ピアノ、声、オーガニックなテクスチャーを用い、自然界のリズムをそのまま音楽へと昇華。生命が再生していく過程を、静かで息づくようなサウンドスケープとして表現している。ホプキンス自身の声を加工した「Wilding Theme”」をはじめ、音楽は風景や時間と溶け合い、土地に宿る記憶を呼び覚ますように響く。

環境再生というテーマと深く共鳴した本作は、アンビエントや現代音楽、映画音楽の枠を越えた、自然と共生するための音の記録である。

Whitney Johnson, Lia Kohl, Macie Stewart -  BODY SOUND (LP)Whitney Johnson, Lia Kohl, Macie Stewart -  BODY SOUND (LP)
Whitney Johnson, Lia Kohl, Macie Stewart - BODY SOUND (LP)INTERNATIONAL ANTHEM RECORDING COMPANY
¥4,872

7月上旬再入荷(納期変更となりました)。シカゴを拠点に活動するWhitney Johnson、Lia Kohl、Macie Stewartの三人が、長年の即興実践と深い聴取の感覚をもとに紡ぎ上げた『BODY SOUND』。音が生まれる瞬間の親密さと、空間が持つ固有の気配をそのまま封じ込めたような作品で、ヴィオラ、チェロ、ヴァイオリン、声は、ただ重なるのではなく、録音された場所の空気、光、温度と結びつきながら、ゆっくりと形を変えていく。スタジオ、教会、フェス会場のパブ。異なる空間で生まれた即興の断片は、アナログテープの物理的な操作によって再び編み直され、時間の層が折り重なるような独特の深みを帯びる。テープは単に質感を与えるためではなく、もうひとつの即興として機能し、音の流れを揺らし、歪め、再配置していく。そこに立ち上がるのは、フォークの素朴さ、ドローンの持続、実験音楽の自由さが自然に溶け合った、どこかの土地に伝わる古い音楽のような気配。深く、静かで、時にざらつき、時に広がり、言葉よりも先に、音と空間と身体がひとつの呼吸で動くような、内側にある静かな場所へとそっと触れる作品になっている。

DJ Ramon Sucesso - Sexta dos Crias 2.0 (LP)
DJ Ramon Sucesso - Sexta dos Crias 2.0 (LP)Lugar Alto
¥4,721

ブラジル・リオ生まれ、2002年生まれの新世代プロデューサーDJ Ramon Sucessoが、世界的ブレイクのきっかけとなった『Sexta dos Crias』の続編となる『Sexta dos Crias 2.0』をリリース。本作はバイレ・ファンキのエネルギーをさらに過激に推し進めた全2曲、34 分の長尺ミックス作品。A 面「Rompendo o Espaço-Tempo」、B 面「Distorcendo o Universo」は、どちらも16分超のシームレスな展開で、断片化したサンプル、歪んだボーカル、Tresillo系のビートが衝突し続ける、まさに未来志向・低レイテンシーのサウンド。TikTokでのバイラル感覚とクラブの身体性が一点で衝突する、バイレ・ファンキの最前線。マスタリングはDubplates & MasteringのKassian Troyerが担当。バイレ・ファンキ、ベース・ミュージックの可能性を拡張し続ける異才の重要作。

Health & Safety (LP)
Health & Safety (LP)left
¥3,713

IceageのギタリストJohan Suurballe Wiethによるソロ・プロジェクトHealth & Safetyによる、2016年にカセットのみで発表されたセルフタイトル作が初アナログ化。収録曲は「Circadine」「Sertraline」「Paroxetine」の3曲で、いずれも抗うつ薬の名称を冠し、不安・抑うつ・不眠といった内的状態をめぐる静かな瞑想をテーマとしている。鍵盤のゆっくり沈むトーン、薄い膜のように広がるドローン、かすかなチャイムやストリングスが重なり、不規則なチャイム、かすかなヴァイオリン、遠くで鳴る笛のような音色が、眠りと覚醒の境界を彷徨うようなペースで現れては消える。曲間の境界は曖昧で、断片が溶け合う25分のひとつの長い夢のように流れていく。少ない音数の間に情緒が滲み出すミニマルな構成で、静けさの奥に微熱のような緊張が潜む内省的な音響作品。

FROID DUB - Positive And Natural (LP)FROID DUB - Positive And Natural (LP)
FROID DUB - Positive And Natural (LP)DELODIO
¥4,381

スローモーション・ダブの独自路線を確立するフランスのアンビエント、エレクトロ・ダブ・デュオFroid Dubによる、自身の美学をさらに深化させた最新作『Positive And Natural』。全8曲の平均BPMは約85前後と極端にスローモーションながら、808キック、303アシッド・ベース、そしてテープディレイの揺らぎが三位一体となり、静けさの中にドライブ感が宿るミニマル・ダブを構築。タイトル曲「Positive And Natural」のメロディカ的ニュアンスから、「Love」「No Sense」で聴けるうねるアシッド・ダブまで、クラシックなダブの精神と現代エレクトロの質感が自然に溶け合う。音数は極端に少ないのに、テープディレイの揺らぎや微細な残響が空間を満たし、静けさの中に情報量が宿る。トリップホップ/ニューエイジ/DIYダブの流れを感じさせる、温かく漂う質感と実験性が共存する、充実作。

Crespi Drum Syndicate - Colada Talk (LP)Crespi Drum Syndicate - Colada Talk (LP)
Crespi Drum Syndicate - Colada Talk (LP)Cinnamon Disc
¥5,542

マイアミのアンダーグラウンドから登場したデュオCrespi Drum Syndicateによる、Steve Reich『Six Marimbas』、Moebius & Plank、Ricardo Villalobosらを影響源として、ラテンのリズム文化とアヴァンギャルド電子音楽を融合した、ミュータント・ポリリズムの決定盤とも言えるフルアルバム『Colada Talk』。Buchlaモジュラー、金属パーカッション、日用品の音まで取り込んだ長時間の即興による儀式的スタジオワークによって製作され、スライドホイッスル、バスクラリネット、サックスが飛び交い、まるで 電子音楽の中に突然ジャングルの儀式が現れるような奇妙な生命感がある。クラーベを基盤にした跳ねるビートに、電子音が絡みつく電化打楽器アンサンブルは、常に揺れ、跳ね、ねじれ、身体性とアート作品としての不可解さが同時に存在する、マイアミの湿度とストリート感をそのまま電子音へ変換したようなUSアンダーグラウンドの現在形を示す一枚。

The Rootsman - Roots Return (12")The Rootsman - Roots Return (12")
The Rootsman - Roots Return (12")CRYING OUTCAST
¥3,561

UKブラッドフォードのダブ・パイオニアThe Rootsmanによる、自身のカタログから重要曲を再構成したEP『Roots Return』。90年代から続く彼の越境ダブの精神を、現代的な音響でアップデートした濃密な12インチ。パキスタンの宗教音楽やケルト民謡の影響を含む、スピリチュアルでサイケデリックなダブで、パーカッションの多層的なうねりも混ざり合い、地理も文化も横断する辺境ダブの進化形が立ち上がる。Celtarabiaを迎えた「Dub Of The Spirits」は民族楽器の響きが深い残響へ沈み込み、The DisciplesのRussが参加した「Loka Samasta Dub」はよりルーツ寄りの重心の低いダブへと導く。Miles J Paralysisによるリミックスも収録し、オリジナルのスピリチュアリティを保ちながら、よりサイケデリックで身体的な解釈へと拡張。全体を通して、The Rootsmanの長いキャリアが持つ辺境性×霊性×ステッパーズの強度が鮮やかに感じられる一枚。

Paperclip Minimiser - Topology Transform (12")
Paperclip Minimiser - Topology Transform (12")BLANK MIND
¥3,431

UK北西部のプロデューサーJohn HowesによるプロジェクトPaperclip Minimiserによる最新12インチ『Topology Transform』。クリック&カット、UKベース、モダンなブロークン・テクノの系譜を自然に接続し、科学実験の精密さと、ダブの湿度を併せ持つ「フラクタル化したマイクロ・ダブ・テクノ」と評される独自の音響空間。A1はカサついたパーカッションと点描的シンセが高速で交錯し、壊れた機械がダンスしているような奇妙な推進力。A2はハーフタイムの空間処理が際立ち、音の間がグルーヴを形づくる。一方B面はビートレスのアンビエントへ沈み込み、青白い光の中を漂うような静謐さが広がる。Howesが自作ツールで磨き上げた、粒子が自律的に動くような音の細密さと、クラブミュージックの身体性を両立する、クリック&カットの現代アップデートとも言うべき一枚。

平野 剛 Go Hirano - The Habit (LP)平野 剛 Go Hirano - The Habit (LP)
平野 剛 Go Hirano - The Habit (LP)Black Editions
¥4,500

30年以上にわたる活動の中で、ピアニスト・平野剛は日本のエクストリームなアンダーグラウンド・シーンにおいて、静かに人々を惹きつける音の世界を紡いできた異彩を放つ存在です。1990年代に頭角を現し、伝説的レコード店モダーンミュージックが運営していたPSF Recordsからの3枚のアルバムや自主リリース盤などを残しています。

その作品に共通するのは、技術的な完成度を追求するというよりも、その場に立ち上がる即興性と詩性を大切にしたものです。日常のささやかな瞬間に、儚い美しさを差し込むような音楽といえます。

『The Habit』は、2020年10月5日にPianola Recordsのアップライト・ピアノを使用して行われた公開録音を軸に、1980年代後半からカセットMTRに録りためられていた、シンセサイザーを用いた素描のような小品群を織り交ぜて構成されています。

ピアノ、ピアニカ、ウィンドチャイム、パーカッションといった最小限の楽器編成と控えめな音色によって、繊細な旋律が静かに、そしてゆっくりと紡がれていく。広がりのあるピアノの響きは、周囲の音と穏やかに交わりながら漂う。楽器の音だけを提示するのではなく、その場の空気や日常に潜む些細な気配までも丁寧に取り込み、「不完全さ」を生きた表現へと昇華している。

自然体から立ち上がる衝動をすくい上げる飾らない表現と、独自の感覚で環境を取り込む姿勢は、平野剛の変わらぬ美学です。『The Habit』には、長い年月と音に満ちた日々の重なりから育まれた、親密で旋律的な響きが静かに息づいている。

Robert Stillman - 10,000 Rivers (LP)Robert Stillman - 10,000 Rivers (LP)
Robert Stillman - 10,000 Rivers (LP)Kit Records
¥4,969

米メイン州出身、英国在住の作曲家/マルチ奏者Robert Stillmanによる、ウォルター・アイザックソン著『スティーブ・ジョブズ』を題材にした、テクノロジーと人間性の関係をめぐるコンセプト・アルバム『10,000 Rivers』。フェンダー・ローズを中心に、ジャズ、アンビエント、室内楽、実験音楽、そして80〜90年代のスムースなポップ感までを自在に行き来しながら、豊かな音世界を描き出している。録音は1/2インチ・8トラックテープで行われ、リアルタイムでミックスダウン。デジタル処理とは異なる演奏の瞬間性がそのまま刻まれ、楽曲は Jobs、Woz、Iveなどアップルに関わる人物名を冠し、伝記を説明するのではなく、彼らの思想や感情の影を音で抽象化している。モート・ガーソンやムーンドッグを思わせる奇妙な実験性、Billy OceanやGloria Estefan、10ccに通じるスムースなグルーヴ、そしてBrian Wilson的なポップ・センスが同じ地平で溶け合う、ジャンルを超越した全方位型ポップ作品。フェンダー・ローズの柔らかな響きが、テクノロジーの冷たさと人間の温度のあいだを揺れ動くように広がっていく。

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