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Visible Cloaks - Paradessence (Silver Vinyl LP)Visible Cloaks - Paradessence (Silver Vinyl LP)
Visible Cloaks - Paradessence (Silver Vinyl LP)Rvng Intl.
¥3,875

Visible Cloaksが長年にわたり架け橋となってきた日本の環境音楽と現代電子音楽の対話を、さらに深く、広く押し広げた最新作『Paradessence』。80年代日本アンビエントの精神を、現代的な音響技術と抽象的なサウンドデザインで再構築した、14の精緻な音の彫刻といった趣きで、Visible Cloaksの核であるSpencer DoranとRyan Carlileに加え、尾島由郎、柴野さつき、Félicia Atkinson、LiftedのJoe Williamsら国境も世代も越えたコラボレーターが参加。彼らの存在が、作品に柔らかな有機性と、透明でハイパーリアルな電子音の両方をもたらしている。音は粒子のように生まれ、群れとして動き、空間に溶けていく。静寂すら音楽の一部として扱われ、気配として立ち上がる。Visible Cloaksがこれまで培ってきた音響的な精密さと、コラボレーターたちが持ち込む有機的な感性が交差し、デジタルでありながらどこか自然物のような質感を帯びたサウンドが広がっていく。

IDK - Even The Devil Smiles (LP)
IDK - Even The Devil Smiles (LP)Rhymesayers Entertainment
¥4,252

ラッパー、プロデューサーのIDKことJason Millsによる最新ミックスLP『Even The Devil Smiles』。自身の過去の収監経験や、早期釈放という人生の転機を背景に、生存・変容・裏切り・精神的葛藤・回復を描くもので、ハードなビートと内省的なリリックを融合。MadlibやNo I.D.といった大物プロデューサーとのコラボで、クラシックなヒップホップの質感と現代的なサウンドを併せ持っている。IDKが自身の過去と精神的葛藤を真正面から描いた個人的で内省的なヒップホップ作品。180g重量盤

The Lazarus Plot - Something Good Has Got To Come Out Of All Of These Goodbyes (Red Vinyl LP)
The Lazarus Plot - Something Good Has Got To Come Out Of All Of These Goodbyes (Red Vinyl LP)Numero Group
¥4,197

〈Numero〉が発掘した、イリノイはエルジンのスクリーモ第二波を象徴するバンドThe Lazarus Plotの全録音集。1998〜2000年の短い活動期間に残された7インチ2枚、スプリット、EP『The End』、コンピ提供曲、さらに未発表2曲までを網羅した決定的アーカイブ。ざらついたギター、突進力のあるドラム、Laura Laurentの張り裂けるような叫びが、90年代中西部DIYシーンの空気をそのまま閉じ込めた生々しい質感を生んでおり、メロディと爆発的なスクリームが交互に現れる構成は、エモとハードコアの境界に位置し、感情の振れ幅をそのまま音に刻みつける。1〜3分台の短い曲が多く、感情の瞬間を切り取ったような断片性がバンドの儚い活動期間とも響き合う。ローファイでありながら、距離の近い親密さと強烈な情緒の濃度を併せ持つ、あの時代のスクリーモの核心を捉えた作品。24ページのフルカラーブックレットも付属。

Jared Mattson & Ruban Nielson - FEAR (LP)Jared Mattson & Ruban Nielson - FEAR (LP)
Jared Mattson & Ruban Nielson - FEAR (LP)Jagjaguwar
¥3,345

The Mattson 2のギタリストJared Mattsonと、Unknown Mortal OrchestraのフロントマンRuban Nielsonによる初のコラボレーション作品。2024年に Palm Springsで初めて顔を合わせ、その場のセッションからわずか2日でアルバムが完成したという、きわめて自然発生的なもの。クリーントーンのギターがゆっくりと揺れ、メロディがふわりと浮かんでは消える、The Durutti Columnへの明確なオマージュを感じさせる、余白の多いギター・ミュージック。7曲すべてが即興から生まれたため、構築よりも流れの音楽で、Rubanのサイケデリックな感覚と、Jaredのジャズ、サーフ由来の滑らかなフレーズが自然に混ざり合い、デイドリームのようなムードが漂う。軽やかで、メランコリックで、どこか懐かしい、Palm Springsの2日間がそのまま封じ込められたような、無垢なギター・インスト作品。

Orgone - New You (2LP)Orgone - New You (2LP)
Orgone - New You (2LP)Colemine Records
¥4,736

ロサンゼルスを拠点に活動する現行ファンク・バンドOrgone。60〜70年代のソウル、ファンクを現代的にアップデートしてきた彼らの中でも、ファンの間でカルト的名作と語れてきた作品『New You』が、〈Colemine Records〉から2LP仕様で再発。重心の低いファンク・グルーヴが全編を貫き、タイトなドラム、太いベース、切れ味のあるホーン、そして曲ごとに異なる表情を見せる女性ヴォーカル陣が加わり、70年代黄金期のソウルを思わせる熱量がしっかり息づいている。アフロビート的なグルーヴィーな曲から、シネマティックなファンク、サイケ寄りのソウルまで、ヴィンテージ感と現代的なキレのバランスが絶妙。LAの多文化的な音楽背景を反映したカラフルで濃密なファンク・アルバムでありながら、家でも自然に聴ける、現行ファンクのクラシック。 

DJ Haram & Sha Ray Critical Thot (LP)
DJ Haram & Sha Ray Critical Thot (LP)Backwoodz Studioz/Rhymesayers Entertainment
¥5,224

700 Blissのメンバーとしても知られるDJ Haramと、ベイエリアの新鋭ラッパーSha Rayがタッグを組んだ、〈Backwoodz Studioz〉から登場する強烈なコラボ作。鋭利な言葉を放つSha Rayのラップが、Haramの中東的な音階とインダストリアルな質感と合わさって、ラップ/クラブ/ノイズの境界に位置にするハイブリッドなサウンドが全編を貫く。攻撃的なトラップのビートが、壮大なストリングスへと変化し、インダストリアルな空間が突然ラップ曲へ変貌するなど、Haramのプロダクションは常に緊張感と予測不能性を孕む。攻撃性と脆さが同居する独自の存在感を放つSha Rayのラップと相まって、Armand HammerやMoor Mother周辺のアートラップの系譜に連なる重要作。

Fatboi Sharif & Child Actor - Crayola Circles (LP)Fatboi Sharif & Child Actor - Crayola Circles (LP)
Fatboi Sharif & Child Actor - Crayola Circles (LP)Backwoodz Studioz/Rhymesayers Entertainment
¥5,224

異形の語り口で知られるFatboi Sharifと、掴みどころのない、漂うようなサウンドメイキングのChild Actorが初タッグを組んだ、ラップという形式を越えて心理の迷宮を描くようなアルバムが〈Backwoodz Studioz/Rhymesayers Entertainment〉から登場。Sharifのラップはリズムよりも声の質感や比喩の連鎖に重心があり、寓話・悪夢・断片的な記憶が混ざり合う独特の語り。Child Actorのプロダクションは硬質なビートではなく、アンビエント、インダストリアル、シネマティックな要素が溶け合う水面のように揺れ続ける音像で、Sharifの声を包み込みながら、曲ごとに異なる心理空間を描き出す。2026年アンダーグラウンド・ヒップホップの最前線。

Marco Benevento - Glera (Coke Bottle Clear Vinyl LP)
Marco Benevento - Glera (Coke Bottle Clear Vinyl LP)Big Crown Records
¥3,654

鍵盤奏者/プロデューサーMarco Beneventoによる、ジャズを軸にしながら、イタリア映画音楽、レゲエのローエンド、サイケポップ、ドリームポップまでを軽やかに横断するシネマティック・ジャズアルバム『Glera』が〈Big Crown Records〉より登場。3年にわたり書き溜めた個人的なスケッチを発展させた作品で、スタジオを楽器として扱うというプロデューサー的視点がより明確に結実しており、曲ごとに異なる場面が立ち上がる映画的構成が魅力的。ホーン、ハープ、環境音、声の断片が緻密にレイヤーされ、音の質感そのものが物語を運んでいく。祝祭感と哀愁が交互に押し寄せる情緒の振れ幅、ジャズの即興性とソウル/レゲエの重心の低いグルーヴの共存。Beneventoのキャリアの中でも最もカラフルで、ジャズ、ソウル、ビートミュージック、サイケの境界を越えて楽しめる注目作。

Will Long - Within a Zoo Hypothesis (12")Will Long - Within a Zoo Hypothesis (12")
Will Long - Within a Zoo Hypothesis (12")Will Long
¥2,986

Celer名義のアンビエントや、「Long Trax」シリーズのディープハウスで知られるWill Longが、ジャングル・シリーズとして2025年に発表していた第2弾『Within a Zoo Hypothesis』がリプレス!シリーズのコンセプトである、オールドスクール・ジャングルへの批評的かつディープなアプローチとして、90年代のヴィンテージ・サンプラーが持っていた機能的制限をあえて課し、当時の「不自由の美学」とローファイな質感へのリスペクトを徹底している。無骨なシンセ、地を這う重厚なベースライン、チョップされ変化し続けるドラムブレイク。進化や洗練を頑なに拒むようなアナーキーの精神脈打つ、かつて私たちがいたようで、どこにも存在しなかった場所へと引きずり込むような、Will Long流のジャングル解体と再発見。限定100部

Will Long - Look Anew (12")
Will Long - Look Anew (12")Will Long
¥2,482

Will Longが継続しているディープ・ハウス・シリーズ。活動家Stephen Bikoの思想にインスピレーションを得て制作された『Look Anew』。タイトルが示すように、「新たな眼差し」を問いかける、静かなメッセージを宿したアンビエント・ハウス作品。
ダビーなアンビエンス、政治性と瞑想性がシームレスに共存する、Will Longならではのスピリチュアルなリスニング体験。マスタリングはStephan Mathieuが担当。180g重量盤

Will Long - A Total To Arrive At Temporally (12")Will Long - A Total To Arrive At Temporally (12")
Will Long - A Total To Arrive At Temporally (12")Will Long
¥2,986

Celer名義のアンビエントや、「Long Trax」シリーズのディープハウスで知られるWill Longが、ジャングル・シリーズの第3弾『A Total To Arrive At Temporally』をリリース。シリーズのコンセプトである、オールドスクール・ジャングルへの批評的かつディープなアプローチとして、90年代のヴィンテージ・サンプラーが持っていた機能的制限をあえて課し、当時の「不自由の美学」とローファイな質感へのリスペクトを徹底している。無骨なシンセ、地を這う重厚なベースライン、チョップされ変化し続けるドラムブレイク。進化や洗練を頑なに拒むようなアナーキーの精神脈打つ、かつて私たちがいたようで、どこにも存在しなかった場所へと引きずり込むような、Will Long流のジャングル解体と再発見。限定200枚。

Boards of Canada - Inferno (Black Vinyl 2LP+Obi)Boards of Canada - Inferno (Black Vinyl 2LP+Obi)
Boards of Canada - Inferno (Black Vinyl 2LP+Obi)WARP
¥5,657

13年の沈黙を破り、ボーズ・オブ・カナダが最新アルバム『Inferno』を発表。〈Warp Records〉より5月29日にリリースされることが明らかとなった。本作は、マイケル・サンディソンとマーカス・イオンによる音楽プロジェクト、ボーズ・オブ・カナダにとって2013年の『Tomorrow's Harvest』以来となる待望の5thアルバムとなり、18の新曲が収録される。

Skin Flesh and Bones - Dub in Blood (LP)Skin Flesh and Bones - Dub in Blood (LP)
Skin Flesh and Bones - Dub in Blood (LP)Pressure Sounds
¥7,920

名匠Phill PrattがプロデュースしたChannel One渾身のDUB作品!
ライブ重視の伝説の凄腕バンドSkin, Flesh and Bones による意義深い録音!数あるダブ作品の中でも、最も貴重で価値のあるアルバムの1枚!
更にLee PerryがBlack Arkで録音したSunshot Band音源も含むボーナス・トラックを追加収録!!
シェフ、シンガー、プロデューサー、10のレコード・レーベルのオーナー、名匠Phil Prattは、ジャマイカの音楽シーンにおいてとてもユニークな存在である。60年代にロックステディ・シーンで重要な役割を果たしたPhil Prattは、「Artibell」や「My Heart Is Gone」といった大ヒット作を筆頭に、ジャマイカを代表するルーツ・ミュージックを多数生み出してきた。

Philip Fullwood & I -Mo-Jah - Words in Dub (LP)
Philip Fullwood & I -Mo-Jah - Words in Dub (LP)Pressure Sounds
¥7,920

Phillip FullwoodがBurning Spearの元で培ったスキルをフル活用しWinston McKenzieとBlack Arkや、Channel Oneで仕上げたダブ作品『Words in Dub』(1979)。
内容の素晴らしさと極端な希少性が相まってアルバムに対する評価も恐ろしいほど膨れ上がり、オリジナル盤は常に超高額で取引されるファンが切望し続けた作品。オリジナル・スリーヴを忠実に再現し世界初リイシュー。

Boards of Canada - Inferno (Transparent Red Vinyl 2LP+Obi)Boards of Canada - Inferno (Transparent Red Vinyl 2LP+Obi)
Boards of Canada - Inferno (Transparent Red Vinyl 2LP+Obi)WARP
¥7,858

(数量限定レッド・トランスルーセント・ヴァイナル/16Pブックレット封入/日本語帯付き)13年の沈黙を破り、ボーズ・オブ・カナダが最新アルバム『Inferno』を発表。〈Warp Records〉より5月29日にリリースされることが明らかとなった。本作は、マイケル・サンディソンとマーカス・イオンによる音楽プロジェクト、ボーズ・オブ・カナダにとって2013年の『Tomorrow's Harvest』以来となる待望の5thアルバムとなり、18の新曲が収録される。

Severin Black - Brandy EP (12")
Severin Black - Brandy EP (12")Parallel Line
¥3,249

Riddim Changoサブレーベル、Parallel Lineの003は英ウェールズ出身、ベルリン在住のSeverin Blackが登場。Pavel Milyakov(Buttechno)やVanessa Bedoretが参加したアルバムCountry Musicでケルティック音楽やフィードバック、ダブの要素を融合させ、前作のLord Have Mercy / Brass VIPではさらにオルタナティブなステッパーに歩みを寄せた Severin Blackの今作は、フルートのループが不穏な空気を纏うタイトルトラック "Brandy"、リチュアルなステッパー ”Yarmouth"、B面は9分半に及ぶライブテイク"Cautious (Dub)"を収録。
イギリスからベルリンに移住し、現行のオブスキュアダブ界隈への反応を見せるだけでなく、元々の実験音楽性とベルリン移住後に深まったディストーション、歪みの要素を加えたSeverin Blackの新作EPは300枚の限定プレス、2026年末には来日してのライブも予定している。

Orgone -  New You (Natural w/ Black Swirl Vinyl 2LP)Orgone -  New You (Natural w/ Black Swirl Vinyl 2LP)
Orgone - New You (Natural w/ Black Swirl Vinyl 2LP)Colemine Records
¥4,736

ロサンゼルスを拠点に活動する現行ファンク・バンドOrgone。60〜70年代のソウル、ファンクを現代的にアップデートしてきた彼らの中でも、ファンの間でカルト的名作と語れてきた作品『New You』が、〈Colemine Records〉から2LP仕様で再発。重心の低いファンク・グルーヴが全編を貫き、タイトなドラム、太いベース、切れ味のあるホーン、そして曲ごとに異なる表情を見せる女性ヴォーカル陣が加わり、70年代黄金期のソウルを思わせる熱量がしっかり息づいている。アフロビート的なグルーヴィーな曲から、シネマティックなファンク、サイケ寄りのソウルまで、ヴィンテージ感と現代的なキレのバランスが絶妙。LAの多文化的な音楽背景を反映したカラフルで濃密なファンク・アルバムでありながら、家でも自然に聴ける、現行ファンクのクラシック。 

goat - Without References / Cindy Van Acker (LP)goat - Without References / Cindy Van Acker (LP)
goat - Without References / Cindy Van Acker (LP)Latency
¥4,745

日野浩志郎率いるリズム・アンサンブルgoatが、スイスの振付家Cindy Van Ackerの舞台作品「Without References」のために制作したスコアを収録した一枚。金属打楽器やガムラン、ベル、チェロの擦過音など、音階よりも拍・反復・空間を中心に構築されたミニマルな音楽。録音は日野自身が担当し、ミックスに西川文章、マスタリングにRashad Beckerを迎えた万全の布陣。サックス不在の特殊編成で制作された本作は、goatの通常のポリリズム路線とは異なる、打楽器のみで組み上げた純度の高い構造美が際立つ。反復するパターンが徐々にズレ、干渉し、空間そのものがリズムを帯びていくような感覚は、舞台芸術とミニマル・ミュージックの交差点。徹底したストイシズムが限界を超えたときに現れる、沈黙よりも雄弁なリズムの宇宙。

巽啓伍 Keigo Tatsumi - AT US (LP)
巽啓伍 Keigo Tatsumi - AT US (LP)Mystery Circles
¥4,658

カセットが弊店でもベストセラーだった人気作が、待望のヴァイナル化です!日本のインディ・ロック・シーンの中心的存在never young beachのベーシストとしても知られる巽啓伍(たつみけいご)による、初となるソロ作品『AT US』がカセットで登場。写真家のタケシタトモヒロによる写真展『Across the United States』の場内音楽を担当した事をきっかけに制作されたオリジナル・サウンドトラック作品。「森は生きている」の元メンバーとしても知られるドラマー/パーカッショニスト増村和彦がパーカッショニストとして参加。同じく「森は生きている」の岡田拓郎がミックス/マスタリングを担当とバックアップも万全の一作!

Grimm Grimm - Kazega Fuitara Sayonara (7")
Grimm Grimm - Kazega Fuitara Sayonara (7")Pickpocket Records
¥1,980

かつてはロンドンのバンドScreaming Tea Partyのフロントマンとして活動し、その後、My Bloody ValentineのKevin Shieldsが設立した〈Pickpocket Records〉からソロ名義でデビュー、欧州インディー、実験音楽シーンで確かな存在感を築いてきた東京出身でロンドンを拠点に活動するKoichi Yamanohaによるソロ・プロジェクトで、ネオフォーク、バロック・ポップ、エクスペリメンタル・ロックを横断する独自の音楽性で知られているGrimm Grimm。その〈Pickpocket Records〉からリリースされた、初期の代表的7インチ『Kazega Fuitara Sayonara』。童謡のように素朴なメロディが静かに反復し、フォークの親密さに、薄いノイズや残響がほんの少し混ざる。音像はローファイに寄りすぎず、フォークの輪郭を保ちながら、実験的な処理が淡く重なる絶妙なバランス。語りかけるような声の距離感が強く、歌というより個人的な記録のような雰囲気を持つ、Grimm Grimmの親密さ、静けさ、そして少しの歪みが純度高く表れた初期の重要作。

V.A. - Jon Savage's SF Sike 1966-72 (2LP)V.A. - Jon Savage's SF Sike 1966-72 (2LP)
V.A. - Jon Savage's SF Sike 1966-72 (2LP)CAROLINE TRUE RECORDS
¥5,539

英国の作家、音楽ジャーナリストであり、ポストパンクから電子音楽までの幅広いコンピ企画で知られるJon Savageが監修した、1966〜72年サンフランシスコ・サイケデリックの核心をまとめた『Jon Savage's SF Sike 1966-72』。The Beau Brummels、Quicksilver Messenger Service、Moby Grape、Skip Spence、Santana、Sly & The Family Stone、Grateful Deadなど、当時のシーンを象徴するアーティストを網羅し、フォーク寄りの柔らかいサイケからブルース・ロックの荒々しさ、ジャム・バンド的な長尺ものまで、サンフランシスコ特有の多様性を一枚で体験できる内容。音の質感は一貫して開けた空気を持ち、乾いたギター、ゆるやかなテンポ、広がる残響が特徴。演奏には余白が多く、ベースやドラムが自然に揺れながら、ギターやオルガンが隙間にふわりと入り込む。理想主義や自由の感覚がそのまま音に刻まれたような、当時のムードがよく伝わる。サイケ黎明期から、幻想が薄れ始めたアフター・サイケまでを含む選曲で、時代の変化を音で追えるのも魅力。Savageの資料性の高いライナーノーツと合わせて、サンフランシスコ・サイケの歴史を読むためにも機能しそうな一枚。

Mad Professor -  Dub Me Crazy 6: Schizophrenic Dub (LP)
Mad Professor - Dub Me Crazy 6: Schizophrenic Dub (LP)ARIWA SOUNDS
¥5,168

Mad Professorが80年代に展開した代表シリーズ「Dub Me Crazy」の中核タイトルで、1986年という時期は、UKダブが アナログ機材と初期デジタル処理を併用する過渡期で、Ariwa Sound Studioの特徴的な電子的ダブ処理が確立し始めた時期。本作でも、シリーズの中でもエフェクトの密度が高く、より実験的なダブ処理が前面に出ており、Mad Professorがアレンジ、ミックス、プロデュースをすべて自身で担当。Black Steel、Billy Cross、RobotiksらAriwa常連の演奏陣が参加し、80年代UKダブの過渡期を象徴する出来栄え。短い反射を連続させるディレイや、急に音が吸い込まれるようなフィルター処理が頻繁に現れ、スタジオ機材の反応そのものを音楽化したような独特の質感を生み出している。アナログの暖かみと電子的なクールさが自然に混ざり、ミニマルな構造の中で細部の変化が絶えず続く。シリーズの中でも特に動きの多いダブで、Ariwaサウンドの方向性を決定づけた重要作。80年代UKダブの魅力が凝縮された、手作業のダブ処理が光る一枚。

Brian Eno - Ambient 1: Music For Airports (LP)
Brian Eno - Ambient 1: Music For Airports (LP)Virgin EMI Records
¥5,847

説明不要、ブライアン・イーノが1979年に発表したアンビエント音楽の金字塔『Ambient 1: Music for Airports』。注意深く聴いても、聴き流しても成立する音楽というイーノ自身の理念を明確に提示した最初の作品であり、アンビエントというジャンル名を定着させた歴史的アルバム。1978年にロンドンとケルンで録音され、ピアノ、女性声、シンセサイザーなどの素材を異なる長さのテープループで重ね合わせるという革新的手法で構築。空港の緊張感を和らげるために設計され、実際にニューヨークのラガーディア空港で短期間使用された記録も残る。イーノが1975年の事故療養中に体験した雨音と静かな音楽が溶け合う感覚や、エリック・サティの家具の音楽の思想が背景にあり、空間の質を変える音楽というコンセプトが本作で結晶した。ドラマ性を排した静謐な響きがゆっくりと漂い、ピアノの単音、声の断片、柔らかなシンセが空気のように浮遊する音響空間を形成。アンビエントの原点にして永遠の基準点。空間を静かに変える音楽の本質。

Sofie Birch - Bivabippabualukka (LP)Sofie Birch - Bivabippabualukka (LP)
Sofie Birch - Bivabippabualukka (LP)STROOM.tv
¥5,376

デンマークのサウンドアーティストSofie Birchが、兄Alfredと数年かけて制作した、癒し、遊び心、子どもらしさ、神話、変容をテーマに、アンビエントとボサノヴァの温かさを柔らかく融合させた、独自の世界観が光るアルバム『Bivabippabualukka』。Birch特有のドリーミーなアンビエンスに、ボサノヴァ的なコード感や軽やかなリズムが自然に溶け込み、柔らかい風が吹き抜けるような音の手触りが続く。メロディは強く主張せず、小さなフレーズが跳ねたり、ふっと消えたり、また現れたりする、子どもの視点を思わせる遊び心のある音に、シンセの淡いレイヤー、ささやくような声、小さな打楽器や電子音の粒子が重なり、神話的・夢的なイメージが立ち上がる。最終マスタリングをカセットで行なったことも加わり、わずかなサチュレーションやノイズが作品全体をひとつの日記のように結びつけた、精神的変容の記録。柔らかな音像とスピリチュアルな要素が同居する注目の一枚。

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