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ジョン・コルトレーンやサン・ラーの命脈へと連なるスピリチュアル・ジャズの生ける伝説であるPharaoh Sandersが、1980年に〈Theresa〉から発表した珠玉の傑作『Journey To The One』が〈Pure Pleasure〉より180g重量盤でヴァイナル・リイシュー!スピリチュアル・ジャズ至高の名曲「You've Got To Freedom」等名演を収録した、ファラオのキャリア中において屈指の名作。
ステレオラヴの運営するレーベル〈Duophonic〉等、いくつかのレーベルからリリースされたシングルによって注目を集め、99年に多数レーベルからアルバム・リリースのオファーが殺到する中、〈WARP RECORDS〉と契約。当初ステレオラヴやマイ・ブラッディ・バレンタイン等と比較されていた彼等だが、オリジナル・アルバムのリリースを重ねることでその評価を高め、ヨーロッパ、アメリカを中心に確固たる地位を築いた。そんなブロードキャストが、最後のリリースとなる2作品『Spell Blanket - Collected Demos 2006-2009』『Distant Call - Collected Demos 2000-2006』を発売。
惜しまれながらも2011年に他界したボーカルのトリッシュ・キーナンによる4トラック・テープとミニディスクの膨大なアーカイブから集められた曲とスケッチで構成されている『Spell Blanket - Collected Demos 2006-2009』は、ブロードキャストの5枚目のアルバムになるはずだった楽曲群が下地となっており、2005年リリースの『Tender Buttons』後、2006年から2009年にかけて、トリッシュとジェイムズ・カーギルが取り組んだ創作過程を知ることができる作品。
『Distant Call - Collected Demos 2000-2006』は『Spell Blanket - Collected Demos 2006-2009』とは対照的に、『Haha Sound』、『Tender Buttons』、『The Future Crayon』に収録された楽曲の初期のデモ音源を集めたものである。また、トリッシュの死後にジェイムズが発見した2曲「Come Back to Me」「Please Call to Book」も収録されている。この曲は2006年にバンドによって実施された『Let’s Write A Song』プロジェクトーーファンからポストカードに綴った歌詞を募集し、それをもとに楽曲を作ったーーに対するトリッシュのファンへの返答が散りばめられている。
ハードコアからメタル、サイケ、更にはファンク、ヒップホップまで様々なジャンルをミックスし独自のサウンドを奏でる伝説的変態バンド、Butthole Surfersの再発シリーズ第2弾が〈Matador Records〉より9月20日に発売される!今回、リマスターされたのは、バイオリンやオルガンなどを使用したエクスペリメンタルな『Cream Corn From the Socket of Davis』(1985年)、ヘロヘロのディストーション・ギターやピッチ変調などのエフェクトを多用した奇怪なヴォーカルが特徴的な『Locust Abortion Technician』(1987年)、そしてツインドラム編成によるビートに乗せてサイケデリックなノイズが押し寄せる『Hairway to Steven』(1988年)の3作。テキサス出身の奇妙なアウトサイダーから、世界的に有名なアメリカン・アンダーグラウンドの 「卑猥王」へと変貌を遂げていた時期を物語るButthole Surfersの代表的な名盤が今、蘇る!
1987年発表 坂本龍一初の世界リリース作品。通算7枚目のソロアルバムの今作は、世界リリースを前提にビル・ラズウェルとの共同プロデュースで制作され、スライ・ダンバー、ブーツィー・コリンズなど、異なるジャンルのトップ・ミュージシャンたちが参加。エレクトロニックなサウンドをベースにしつつも、沖縄音楽やバリの伝統音楽などオーガニックでエスニックな音楽要素を融合し、東京とニューヨークでレコーディングが行われ、世界20ケ国以上でリリースされたソロ・キャリアの中でもマイルストーン的な作品。重量盤。
トラックリスト:
DISC 1 Vinyl 33 1/3RPM
NEO GEO
SIDE A
BEFORE LONG
NEO GEO
RISKY
FREE TRADING
SIDE B
SHOGUNADE
PARATA
OKINAWA SONG-CHIN NUKU JUUSHII
AFTER ALL
オリジナル発売日:1987年
徹底したアヒンサーを提唱実践、「ノイズ」の枠を超越したオルタナティヴな表現を試み続けるジャパノイズ伝説、Merzbow。SkullflowerやNocturnal Emissionsの作品もリリースしているブルックリンの新鋭レーベル〈No Holiday〉から今年6月に発表された2LP作品『Circular Reference』をストック!紛れも無いジャパノイズの巨人による〈No Holiday〉からの初登場作品にして、世界有数のエクストリーム・ダイナミストとしてのアナログ・リリースに相応しい逸品!フィードバックと中音域のノイズの凄まじいレイヤーに衝突する合成音の奔流は大音量再生推奨です。
中央アジア、ウズベキスタン首都タシケントにあった旧ソ連時代のレコード工場でプレスされていた80年代の共産ダンス・グルーヴたちの貴重なデッドストックからコンパイルされた画期的コンピレーション・アルバム『Synthesizing the Silk Roads』が初となる完全ライセンスで〈Ostinato Records〉よりアナログ・リリース。ウズベキスタンのディスコからタジキスタンの電化フォーク、ウイグルのギターリック、クリミア・タタールのジャズ、韓国のブラスに至るまで、ソビエト中央アジアのジャンルを超えたスタイルの最高のセレクションが収録!鉄のカーテンを内側から解きほぐした恐るべきグルーヴの数々が堪能できる一枚。※入荷時よりスリーブ角一箇所にダメージございます。予めご了承くださいませ。
Harold BuddやJürgen Müller、Jan Jelinekが好きな方にもオススメ!〈Faitiche〉や〈Sferic〉からも傑出した作品を発表しているフランス人ライフガード/実験音楽家Roméo Poirierによるデビュー作『Plage Arrière』が待望の再プレス!〈Kit Records〉から16年に発表したオリジナルのカセットも、20年のLP再発盤も共にプレミア化している貴重な一枚にして、3つの島にまたがるギリシャのビーチ群を舞台としたコンセプチュアルな作品!微分音のサンプル、クリック音、きらめくピアノによる、チルアウトした雰囲気で満たされた、深海系アンビエントの一大傑作!限定300部。
ハウスからフューチャー・ジャズ、アンビエントまでも横断した世紀のクラシックが待ちに待ったアナログ再発!Gherkin JerksやMr. Fingersでの活動を始め、シカゴ~ディープなハウス界隈の名仕事の数々で知られる大重鎮、Larry Heardがロンドンのハウス名門〈Black Market International〉より94年にリリースした「Sceneries Not Songs, Volume One」が史上初のヴァイナル・リイシュー!今回では2x12インチ仕様に改め、オリジナルのLP版には収録されなかった追加トラックも収録。アートワークは故・中西俊夫氏によるもの。
ナンと2000万ストリーミング再生されたというしー辰屈指の人気作がリプレス&LP化!Meditationsでも大大大ベストセラーだった、Will Long名義での良好アンビエント x ハウス作品も知られる東京在住のCelerとシカゴのForest Managementという2人のアンビエント作家が、2018年にオークランドのニューエイジ/アンビエントの聖地〈Constellation Tatsu〉から発表した作品『Landmarks』が待望のカセット/アナログ再発!Paul Therouxの小説『The Mosquito Coast』と、Peter Weirによる 1986 年の同作品の映画化にインスピレーションを得た珠玉のアンビエント/ドローンを全14曲収録。
激ヤバです。まだこんな音源が眠っていたとは恐るべし、鋼鉄の漢。Pan Sonic時代より尖鋭的な電子音楽の地平を大いに押し広げてきた世紀の鬼才であり2017年4月に棄世したフィンランドの巨人、Mika Vainio。その伝説的名義のひとつ”Ø”が残した傑作音源「Fermionit」と未発表の「Kulmamomentti」リミックス版(Kaukolampi & Jimi Tenor)をコンパイルした12インチ盤。
98年にRod Modellと共に、Basic Channelのダブテクノ・サウンドの第二波といえる伝説的レーベル〈Deepchord〉及びダブテクノ/アンビエント・プロジェクトDeepChordを創設したMike Schommer。Von Schommer名義として01年に残した幻のアルバム『dc15』が22年越しに初アナログ化。オリジナルは、02年に限定たった50部のCDRとしてリリースされ、某マーケットプレイスでも3万円近い高値を記録した事もある大変希少な作品!モーテルで録音された孤独で内省的なサウンドスケープを捉えたダブテクノ名作。
シドニー拠点に世界各地から聴衆を集める名オーディオ・ジャーナル/ミックス・シリーズ/ラジオ・ショウ〈Low End Theorists〉傘下の先鋭的エレクトロニック・レーベル〈Theory Therapy〉と、グラスゴーの〈co:clear〉による共同リリース。ポスト・クラブ系名門〈Katharsis〉からも秀逸なアンビエント作品を送り出していたイタリア拠点の実験的作家CHANTSSSSによるデビューLPをストック。アンビエント・ポップと、室内楽、脈打つ低音のリズムが融合した、イーサリアルで静謐なモダン・クラシカル/アンビエント美盤!
「きのこ」へと捧げられたアンビエント作品!Auntie Flo名義で〈Mule Musiq〉や〈Multi Culti〉〈Brownswood Recordings〉〈Sofrito〉といった各地の人気レーベルから作品を送り出して来たインド・ゴア出身/ロンドン拠点のサウンド・アーティストBrian d'Souzaと、〈Céad〉レーベルを主宰するアイルランドのDJ/プロデューサーOr:laによるスプリット・アルバム『Mycorrhizal Fungi』がd'Souza主宰レーベル〈A State Of Flo〉よりアナログ・リリース。Or:la側のB面にハープ奏者のRóisín Berkeleyがゲスト参加。収録された2曲は元々〈Glastonbury Festival 2023〉のパビリオンのために委託されたもので、自然界の繋がりが持つユニークな力、特に人間が学ぶべき菌糸ネットワークに対するアーティストのオマージュが込められています。d'Souza側では、4つの異なるキノコ種(オイスター、レイシ、ライオンズ・マン、シイタケ)から電気インパルスを拾い、それを音符に変換した、文字通りキノコの心の中を歩くエコロジカルなサウンドを展開。Or:la側では、凍てつくテクスチャーとハープの美しいグリッサンドが、平和と調和の中に存在するキノコの生息地を形成。近年興隆した植物のためのアンビエントの中でも際立って深遠な響きを伴った素晴らしい逸品です。限定プレス。
Auntie Flo名義で〈Mule Musiq〉や〈Multi Culti〉〈Brownswood Recordings〉〈Sofrito〉といった各地の人気レーベルから作品を送り出して来たインド・ゴア出身/ロンドン拠点のサウンド・アーティストBrian d'Souzaによる最新アルバム『Genius Loci』が自身のレーベル〈A State Of Flo〉よりアナログ・リリース。古代ローマの'spirit of place'という概念からインスパイアされ、ヴィンテージのアコーディオンを用いて、オランダのザンダームにある〈Het Hem〉の音響特性を捉えたコンセプチュアルな長編ドローン/ダーク・アンビエントを全4作品収録。Karl Choueiriの手による〈Modular Mind Studio〉での録音&マスタリング仕様。
吉村弘や芦川聡など、日本の環境音楽やニューエイジ、アンビエントが好きな方にも激激レコメンドな大変素晴らしい内容の一枚です!ここ数年アンビエント・ジャズ/ニューエイジ方面などからその全盛期を更新している〈Moon Glyph〉からリリースされていた昨年度アンビエント/ニューエイジ傑作、漸く入って来ました!まさに”Shizen Oriented Ambient”な名作『Moss King』で、Loris S. Sarid『Music for Tomato Plants』やGreen-House『Six Songs for Invisible Gardens』と並んで一世を風靡。〈Moon Glyph〉創設者であり、〈Longform Editions〉の長編デジタル作品シリーズや〈Holodeck Records〉にも作品を残すSteve Rosboroughによる人気ユニット、Omni Gardensによる2023年の最新アルバム『Golden Pear』をストック!リラックスして自宅で聴くために作られたサウンドスケープ・ミュージック。『Moss King』でのぼんやりとした、温かみのある、軽快なモーグの音色を、より夢見心地で、より豊かにアップデートした、静謐なミニマリズム息衝くアンビエント作品。メロトロン、ビブラフォン、マリンバ、そして自分で録音したフィールドレコーディングなど、より幅広い音色を取り入れています。
〈Jj funhouse〉からの前作も素晴らしかったベルギー・アントワープ拠点の実験的作家/ヴィジュアル・アーティストであり、アート・コレクティヴ〈Park Pardon〉の一員としても活動しているOval Angleによる4年ぶりのリリースとなる初LPが、ここ数年アンビエント・ジャズ/ニューエイジ方面などからその全盛期を更新している〈Moon Glyph〉より登場。メロウで遊び心のあるトーンをブレンドした、型破りなサウンドデザインと、ジャーマン・エレクトロニクス譲りの揺らめく傾斜したメロディが特徴的な、夢見心地の箱庭宇宙音楽/プログレッシヴ・エレクトロニックを展開したものとなっています。
〈Wire Magazine〉の名コンピ『The Wire Tapper』シリーズでも紹介。これまでも、The Lay LlamasやOrange Car Crashといったアウトサイダーなロック・グループでも活動、〈Hive Mind〉にも作品を残すイタリア・パドヴァ出身のNicolas Gauninが2024年5月にリリースした最新アルバム『Wormhole』をストック。自然主義的なポリリズムと、より拡張的で宇宙的なテクノロジーの間のギャップを埋める、実験的かつユニークなアルバム!合成された現実世界の音色と、鮮明でより現代的なテクスチャが組み合わされた、第四世界トライバル・トランス/プログレッシヴ・エレクトロニックの秀逸作品!
昨年、エクスペリメンタル/アンビエント・ジャズ・グループ”Honestly Same”のメンバーとしても〈Moon Glyph〉から登場。〈American Dreams Records〉や〈Astral Spirits〉といった名門レーベルからも作品を送り出しているシカゴ出身のチェロ奏者Lia Kohlによる最新アルバム『Normal Sounds』を〈Moon Glyph〉よりストック。冷蔵庫の音、食料品店のビープ音、車のクラクションなど、人間が作り出した非音楽的な音のフィールドレコーディングを中心に構成される、親密で白昼夢的なモダン・クラシカル/アンビエント作品。〈RVNG〉作品も知られる管楽器奏者のKa Bairdと現行ノワール・ダーク・ジャズ名手Patrick Shiroishiもゲスト参加。Sean McCannによるマスタリング仕様。
テン年代エクスペリメンタル音楽史にその名を残す大傑作『Because I’m Worth It』で知られる才女であり、2009年から2013年までHype Williamsのメンバーとして活動していた、稀代のカルト作家、Inga Copelandによる変名Lolinaが贈る最新アルバム『Unrecognisable』が自身の〈Relaxin Records〉から登場。政府と市民の戦争で建物が武器として使われる都市を描いた物語をコンセプトとしたアルバムで、レジスタンスグループUnrecognisableの2人のメンバー、Paris HellとGeneva Heatの電話通話の様子が描かれています。本作では、Lolinaが両方のキャラクターの役を演じており、ピッチ・シフトと歪みによって彼女自身の声が認識できないほど。ローファイで虚脱感溢れるエレクトロニクス&ビーツ、固有の亡霊のような歌声による、この人でしかないレフトフィールドな音楽性は今もまだまだ健在です。Hype Williams周辺で暗躍してきたカルト・エンジニアことAmir Shoatの手によるマスタリングとサポートも万全。
1975年に結成され、パンク・ムーブメントの果たせなかった約束を完全に達成し、支配体制側を揺るがす手段としてエクストリーム・カルチャーを探求した、音楽、文化、芸術に対する計り知れない影響を及ぼした英国インダストリアル伝説Throbbing Gristle。2004年に再結成した彼らがバンド最後となった2009年のアメリカツアー限定で入手可能な作品としてリリースされた隠れた傑作『The Third Mind Movements』が〈Mute〉からアナログ・リイシュー!ツアー数年前にロンドンの〈ICA〉で行われたセッション中に録音された6つのライブ録音のシリーズ。マニュピレーション、タイムストレッチされた、リズミカルなブレイクビーツと催眠的なエレクトロニクスの振動が大変な事になっています!同時に再発された『TGCD1』(こちらも入荷してます)とセットで是非!
現在から過去の DIYエレクトロニクス、ポスト・パンク、ダブ、テクノに焦点を当てているというロンドン発の新鋭レーベル〈Long Gone〉(Are The Old Traditions)からは、ウェスト・ロンドンのアーティスト、シンガー、ソングライターのTutu Taによる最新ミニLPがアナログ・リリース。突然変異的なポスト・パンク・サウンドと、オールドスクールなインダストリアル・エレクトロニクスが融合。既に〈NTS Radio〉や〈Rinse FM〉でも取り上げられている、ダブアップされた実験的作品です!
韓国初のロック・バンドとされる「Add4」を率いた同国のロック・ミュージックのパイオニアであり、「ロックのゴッドファーザー」と称される、ロック・ギタリスト/シンガーソングライターのShin Joong-hyunの決定版的アンソロジーをストック。「Add4」の一員として1960年代から1970年代にかけて同国のサイケデリック・ロック・シーンを盛り上げたコリアン・ロックの父、Shin Joong Hyunのキャリアを網羅した一枚。