MUSIC
6071 products
アイヌ語で「歌を歌おう」を意味する「ウポポ・サンケ」。アイヌのアーティストの中でも最もよく知られた人物であり、当店でもおなじみの安東ウメ子(1932-2004)が2003年に発表したアイヌ音楽の珠玉の傑作が史上初のアナログ再発。Oki Dub Ainu BandのOKI(トンコリハープ)が参加、女性ボーカルグループ「マレウレウ」のメンバーやアイヌのパーカッション奏者、弦楽器奏者、男性歌手たちがサポート。2003年の夏、十勝の農場でレコーディングされた恐るべき一枚。伸縮自在にして、息もぴったりなボーカルスタイルのコール&レスポンスは、まるでマントラのような空気感を醸し出しています。2LP版に付属するライナーノーツには、安東ウメ子とOKIが奏でたこれらの14曲の物語に関する逸話的な思い出が集められています。Okiによって再び一部ミックスされた後、名匠Kassian Troyerの手によりマスタリングとカッティングが行われ、45回転仕様の素晴らしいサウンドが実現されています。

ドイツのエレクトロニック・シーンを長年に渡って牽引してきた名門〈Kompakt〉からは、そのボスであるWolfgang Voigtの大人気名義”GAS”の最初のセルフタイトル・アルバムがアナログ・リイシュー。1996年に聖地〈Mille Plateaux〉から最初にリリースされて以来、オリジナルの形では入手出来ないでいた本作が、Wolfgang Voigtの最も謎めいた、奇抜なプロジェクトのデビュー・フルレングスとしてこの度完全復刻リリース。90年代中盤の、ダブ・テクノの全盛期で産み落とされた、果てしなく広大であり瞑想的な力に満ちた、チルアウト・ミュージックの極点と呼ぶべきアンビエント名作!
オリジナル・テープ素材からの復元&リマスター仕様。サハラ砂漠以南のオブスキュア過ぎる音楽の数々を掘り起こしてきた名レーベル、Sahel Soundsからは、西アフリカに位置するニジェール共和国のアウトサイダー・ミニマル・エレクトロニクスの一大秘宝、Mammane Saniがカセットでリリースしていた実験電子音楽作品の再発盤!ニジェールの国営ラジオで1981年に録音された自主制作カセット作品ながら、商業的には失敗に終わっており、ほんのひと握りだけが流通したとされています。しかしながら、録音は成功し、その後彼の音楽は30年間国営ラジオのテーマに採用され、ニジェールのエレクトロニック・ミュージックのパイオニアとして認知されるに至っているようです。本作は、西アフリカへと伝わる伝統音楽由来の珍妙なグルーヴ+電子オルガンの催眠術の如し響きの神秘的融合。ニジェールの民俗音楽を土台に、脳髄をも蕩けさせにかかる抜群の脱力感を発揮した珍盤中の珍盤です!

LambchopやSilver Jewsといった名グループと何年も練習やツアーを共にしていた米国の名ギタリスト/作曲家William Tyler。2020年の名作アルバム『New Vanitas』より5年ぶり、待望の新作をリリース。アメリカン・プリミティヴやブルースなどの要素を中核としながら、米国中西部の雄大な自然美とランドスケープを想起させる、微睡みと郷愁に満ちたドローン・ギター・サウンドがゆったりと展開していく傑作。
オブスキュアな目線から再評価進むエモ/ポスト・ロック名作!自国のソウル、ゴスペル、ファンクにとどまらず、ニューエイジ・ミュージック始祖ヤソスや日本からは原マスミまで、世界各地のオブスキュアなサウンドを掘り起こしてきた米国の大名門〈Numero〉からは、ボストンの4人組バンド、Karateが2000年にリリースした『Unsolved』が25周年記念エディションとしてオリジナル・プレスのD面を再現し、『Death Kit 7"』と『Crown Hate Ruin』とのスプリットを収録した増補版で登場!かつての奔放な激しさの多くを受け継ぎながら、控えめなジャズのメロディーとスローコアの抑制によってもたらされる静かな瞬間は、Karateのインディー・ロックの成熟を示す到達点のような作品!


今作にはDon Drummondによる5曲のオリジナル楽曲「Marcus Junior」「The Reburial」「Confucious」「Chinatown」「Smiling」に加えて、Duke Ellingtonの名曲「Caravan」のカバーや、同じくDuke Ellingtonの「In A Mellotone」をカバーした「Surftide Seven」、「Ringo」はあの美空ひばり(作曲:米山正夫)の「りんご追分」のカバー、1950年代のイギリスのバラード・シンガー、David Whitfieldのアレンジで知られるピアニスト/アレンジャー/オーケストレーターのPaul Conradが作曲した「China Clipper」のカバー、そして極めつけとしてRoland Alphonsoによる 「Lawless Street」を収録。数量限定180g重量盤でのリイシュー。

完売必至につき、絶対にお見逃しなく。全アンダーグラウンド・ミュージック・ファンに捧ぐ伝説的アイテムが奇跡の再来!甲府在住の大学生だった音楽家の鎌田忠主宰のもと、1980年から1985年にかけて海外のアングラ文化の影響を背に受けながら、222タイトルもの実験的なカセットと数枚のアナログ盤という実に膨大な作品群を残した伝説の〈DD. Records〉。近年様々な方面などから掘り起こされてきた同レーベルが85年に残した幻の傑作であり、国産ミニマル/インダストリアル/NWの破格の傑作『Disk Musik』が、英国の〈Phantom Limb〉より史上初のアナログ再発!「オルタナティブ・ミュージック・シーンを記録するために行われた最も素晴らしいDIYの取り組み」と評されたこともある〈DD. Records〉の、カルト的であり、比類のないほどに豊かなカタログを代表する一作!3人組グループ、Circadian Rhythmによる和レアリック風味抜群の白昼夢アンビエント・フォーク"Shela"から、カルト的な人気を博すミュージシャン/画家の倉地久美夫による沈鬱なプロト・ポスト・パンク・サウンドが極めてクセになる"カクスコ持った一日"、T.Isotaniによる天上的で耽美なポスト・ミニマル/ニューエイジの逸品"1/2 Orange"、Cat Dogが放つ虚脱的サイケ・エレクトロニクス"木目"など、実に実験的で多彩な表現が詰め込まれた破格の傑作。この機会に是非!
〈SEX TAGS〉運営でも知られるノルウェーのカルトDJ/プロデューサーDJ Sotofettが大名門〈Honest Jon's Records〉から2015年にリリースした超大人気2枚組アルバム『Drippin' For A Tripp』が再プレス!Jaakko Eino KaleviやPhillip Lauer、Gilb'Rといった様々なゲストとフィーチャリングした超人気作!青々としてどこまでも広がる幻想的アンビエントからサイケデリックで屈折的なバレアリック・ハウス、向こう側から聞こえるトライバルなアンビエント・ダンス・サウンドまで、バラエティ豊かな第四世界ダンス・ミュージックの数々を収録した凄まじい内容の一枚!

インダストリアルひいては電子音楽史に欠かせないUK伝説、Throbbing GristleにPsychic TVを渡り歩いたPeter ChristophersonとJohn Balanceによる伝説的ユニット= Coil。Peter Christophersonが参加していない唯一の異例なアルバムとしても知られる2000年の作品『Queens Of The Circulating Library』が〈Dais Records〉よりアナログ・リイシュー。「絶えず変化し続ける音楽的コンポジションの循環シリーズ」の第一部として宣伝された作品で、ThighpaulsandraとJohn Balanceのデュオによって制作された49分に渡る一枚。まさにTime MachinesやNurse With Woundの『Soliloquy For Lilith』と並び、ポスト・インダストリアルにおける、感覚的に歪んだロングフォーム・ドローンの頂点に立つ作品!

大名門〈Dais Records〉より新着物件が到着。インダストリアルひいては電子音楽史に欠かせないUK伝説、Throbbing GristleにPsychic TVを渡り歩いたPeter ChristophersonとJohn Balanceによる伝説的ユニット= Coilによる2000年作品『Constant Shallowness Leads to Evil』が、完全リマスタリング仕様にて史上初オフィシャル・ヴァイナル・エディションで再登場!都会からウェストン・スーパー・メアの海岸沿いの静かな場所に移ったことで、俗世の影響から完全に切り離され、よりフリンジなオブセッションを追求することができるようになったという当時の彼らが生み出した、Time Machinesにも匹敵する、瘴気と狂気に満ちた戦慄のサイコ・アクティヴ・ノイズ・アルバム。
インダストリアル史にその名を刻むレジェンド、Throbbing GristleのGenesis P-Orridge & Peter “Sleazy” Christophersonらが監修、自身らの〈Industrial Records〉より1981年にオリジナル・リリースしたビートニク文学巨匠William S. Burroughsの実験音楽作品集『Nothing Here Now But The Recordings』が名門〈Dais Records〉よりアナログ・リイシュー。1980年、ニューヨークを訪れた2人がバロウズと彼の遺言執行者James Grauerholzと面会し、それまで全く聞かれてこなかったバロウズの実験音楽作品をコンパイルするという困難な作業を開始。膨大な時間を費やして集めた上げた音源はTGの解散に伴って閉鎖された同レーベルの最終リリースとして1981年春に無事発売。98年に回顧CDボックス・セットに収録されるまで静かに絶版になっていた作品。Josh Bonatiによるリマスタリング&オリジナル・アートワーク復刻仕様。

アウトサイダー・ディスコからアンビエント〜即興フォークまでレフトフィールドを縦横無尽に駆け回った巨人Arthur Russellによる1970年代に数回しか演奏されなかったライヴ演目『Instrumentals』が〈Rough Trade〉盤としては初となるアナログ盤リイシュー!!
Pitchforkでは8.4点、「BEST NEW REISSUE」のスコアを獲得!12Pに渡る豪華ブックレット付属のリマスター仕様!実験音楽とディスコを繋ぐ歴史的作家、Arthur Russellの84年作「INSTRUMENTALS VOL.2」と83年作「TOWER OF MEANING」へ70年代の未発表音源が追加された2LP編集盤「First Thought Best Thought」が新たなタイトルとなりリマスター新装再発。
こちらの音源はほんの一握りの公演でしか演奏されていない楽曲で構成。ディスコ以前の彼のフォーク・サウンドもまた黄泉の情緒香るクラシカルな味わいで大変素晴らしい。前衛的なビートや表現は控えめながら、繊細に抑揚を付け、しなやかに波打つ柔らかな旋律と豊かな情緒が結びついた、モダン・クラシカルやエレクトロニカをも時代を超えて表現したサウンドスケープはあまりにも先駆的。Arthur Russell入門にもバッチリの一枚です!
UK ダブの鬼才エイドリアン・シャーウッド主宰〈ON-U SOUND〉からの第1弾リリースとなるニュー・エイジ・ステッパーズのデビュー作『New Age Steppers』。もはや説明不要のエイドリアンを中心にポップ・グループ、スリッツ、クリエーション・レベルといった当時の先鋭達17人が集まった本プロジェクトは、ロック、パンク、ニュー・ウェイヴ、レゲエ、ダブといったカテゴリーを遥かに超えた前人未踏のサウンドを作り出した。間違いなく80年代のシーンを代表し現在でもその革新性が年々評価される名盤の40年ぶりとなるヴァイナルリイシュー!全音楽ファン必携の1枚!
1970年以降激しさを増すカンボジアの混乱前に録音された、クメール王朝の伝統を残すカンボジア宮廷音楽の貴重な記録。複数の木琴にゴング、笛や二胡などに女性たちの歌も加わり、ガムランや中国南部の音楽にも通じる、のどかでありながら美しい響き。
録音: 1966-68年…1、2、4、5(mono)
1970年…3、6、7、8(stereo) カンボジア宮廷
Ocora名盤再発!仏教伝来以前からといわれるチベットの古来の宗教、ボン教に伝わる儀礼のための音楽の実況録音盤。1983年初出アルバムの再発売。
01 Chant dedicated to the protective divinity Midü 守護神ミドゥのための聖詠
02 - 13 Nag-zhig’s propitiatory ceremony (nag-zhig bskang-ba) ナグ=ジグ鎮魂(贖罪)祭
14 Tea Offerings (ja-mchod)
供茶
15 Drum-beating in Praise of Shenrab (gshen-rab mchod-rgna) シェンラブを讃える太鼓
録音:1981年3月、1983年4月 チベットでの儀礼の実況録音

ヴァイナル・オンリー/デジタル無しとのことです。〈DD.Records〉や〈Vanity Records〉ファンにも推薦したい日本の初期DIYエレクトロニクスの遺産。芦川聡や広瀬豊、高田みどりといった日本の環境音楽/アンビエントのパイオニアによる歴史的名作から、『Patlabor 2: The Movie』に『Ghost In The Shell』、『Tokyo Fist』といったサントラ作品、イタリアン・ライブラリー/サントラ物まで、数々の秘宝を掘り起こしてきたスイスの一大名門レーベル〈WRWTFWW Records〉から特大物件!吉村弘『Pier & Loft』や濱瀬元彦『樹木の音階』、芝野さつき『Rendez-vous』といった傑作のプロデュースから、〈青山スパイラル〉(ワコールアートセンター)、〈東京オペラシティ ガレリア〉、〈キャナルシティ博多〉といった各種集客施設の館内音楽の制作なども手掛けている日本のアンビエント・ミュージックのレジェンドの一人、尾島由郎。自身の主宰していたレーベル〈複製技術工房〉から限定50部で83年に発表していた幻のカセット作品『Club』が、尾島氏本人をスーパーヴァイザーに据える形での完全公式再発が実現!これまで一度もレコードではリリースされることの無かった、世界中のコレクターが探し求め続けた伝説の逸品が待望のアナログ化。アヴァンギャルドなエレクトロニカ的サウンドからプロト・テクノ、メカ・アンビエント、耳に心地よく響く、タイムレスで美しいスタイリッシュな実験音楽を収めた、時代を超越したコレクション。オリジナルマスター音源からの復刻。まさに日本のエレクトロニカのルーツと言えるマスターピース的内容です。
Alva Notoと坂本龍一によるコラボレーション・アルバムであり、全5枚の〈V.I.R.U.S.〉のアルバム・シリーズの第3弾に当たる2006年作品『Revep』が、2021年に〈Calyx Studio〉とのコラボレーションでのリマスタリング仕様でアナログ・リイシュー。二人のコラボレーションは『Vrioon』に始まり、『戦場のメリークリスマス』のテーマ曲としても知られる坂本の名曲「Merry Christmas Mr. Lawrence」の共同アレンジを中心とした音楽交流から生まれたオリジナル作品に加え、ボーナストラックの「City Radieuse」と「Veru 1」「Veru 2」の3曲を追加収録。
Mika Vainio (Pan Sonic)と並ぶフィンランド電子音楽界の英傑、Vladislav Delay。ダブ・テクノ始祖〈Basic Channel〉のサブ・レーベルとして、数々の名作を世界に送り出してきた聖地、〈Chain Reaction〉から2000年に発表した大傑作が、実に20年の時を超え、リマスター仕様でヴァイナル・リイシュー!95年に創立され、MonolakeやShinichi Atobe、Porter Ricksといった数々の名作家を輩出した〈Chain Reaction〉から00年にCDで発表、廃盤状態だった一枚が待望の復刻!当時、全盛期を迎え始めていたエレクトロニカからBasic Channel直系のダブ・テクノ、アンビエントまでもが神々しく溶け合い、果てしなくディープで深遠なゾーンを演出。今なお世界中のテクノ・リスナーたちを魅了しつづける奇跡の一枚です。Rashad Beckerによるリマスタリング。Kassian Troyerの手によって〈Dubplates & Mastering〉にてヴァイナル・カット。

ハウス・ミュージック界のマイルス・デイヴィス。シカゴ~ディープなハウス界隈の名仕事の数々で知られる大重鎮ことLarry Heard (1960-)によるMr. Fingers名義で24年振りのフルアルバムとなる2018年発表の名作。シカゴ・ディープ・ハウスのクラシックとしてあまりにも先駆的なダンス・サウンドのいつの時代でも普遍的な美しさを放っています。
一家に一枚!長年レア化していた大人気なトリプルパック作品が自身のレーベル〈Alleviated Records〉から待望の公式再発!Mr. Fingersとしても名高いシカゴハウスのレジェンド、Larry Heardによる01年の大傑作『Love's Arrival』の2023年度リプレス盤をストックしました。Brett Dancerが主宰するブルックリンのハウス・レーベル〈Track Mode〉からリリースされていた作品であり、ディープ・ハウスの名作として長年愛されてきた7枚目のスタジオ・アルバム。
