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ケンタタクユウタタク2ndアルバム
デジタルリリースと共にカセットテープでのフィジカルリリース。カセットは100本限定です!
音から想像する。
音を創造する。
様々なストリーミングサービスで、なんでも聴ける時代に、「カセット」というメディアを選んだ中込健太&住吉佑太の二人から溢れ出る「音」は、自分の音、二人にしか出せない音にこだわり「NAYUTA」という作品になりました。
カセットデッキをご用意のうえ、デジタルでは絶対に再現できない、アナログ特有の質感や音質の違いを存分にお楽しみください。
これまた凄いものが、絶対にお見逃しなく。佐渡をルーツに活動を展開する打楽器集団”鼓童”の運営するレーベルである〈0on ぜろおん-0音〉からは、”鼓童”の一員である打楽器奏者の中込健太と住吉佑太からなるユニット、ケンタタクユウタタクの自作打楽器によるパフォーマンスを収めた3rdアルバムとなるカセット作品が登場。
楽器を使わない多人数アンサンブル作品や、物音系コラージュ作品、即興演奏など全4曲を収録。ケンタタクユウタタクの、また新しいサウンドが詰め込まれた意欲作。
200本限定。ダウンロードコードあり。
全編完全自宅録音による、篠笛だけを使った、住吉佑太初のソロ作品。
ドローン、物音、ミニマル、様々な音楽形態を形取りながら、篠笛の音表現の可能性を追求した1枚。全6曲収録。
同じくトゥアレグ出身のギタリスト、Mdou Moctarの女性バンド版といった感じでしょうか。ヨーロッパでのライブも成功させていて、破竹の勢いでトゥアレグの前衛ギター民謡が進撃中です。この二人組は、サヘルの端にある荒れ野の砂漠のイルリダダッド出身で、電気も水道もインフラがほとんどない地域で育まれてきた「デンデ」と呼ばれる音楽(モルタルと乳棒に張られた山羊の皮から作られたドラムに由来する)の求道者。デンデ・ミュージックは、ボーカルやハンドクラップ、パーカッションから構成された希少な音楽で、女性が演奏してシンプルに村と愛と祖先を賛美するという形式になっています。どこかサイケデリックな旋律と祝祭の喜びに満ち溢れた躍動感あふれるリズムセクション、素朴かつ神聖な歌声によって織り成される砂漠のブルース。異郷の響きが聴く人の心躍らせる神秘の音楽です。Tara Jane O'NeilやGeorge Mukabiなども手掛ける名技師、Timothy Stollenwerkによるマスタリング。
SUBLIME FREQUENCIESのリリースで一躍有名になったGROUP INERANEにも通じる、ニジェール共和国サイケデリア!
Sublime Frequenciesに見出されたあのGroup Ineraneと同郷。西アフリカ、ニジェール共和国のトゥアレグ族ギタリスト、Mdou Moctar(サハラ砂漠のMP3音源を収録したコンピ「Music From Saharan Cellphones」で火が着いた)のデビュー・アルバムが登場!レフティ・ストラトのミニマルな演奏によって、恍惚へと向けて突き進んでいくサハラン・トランス・ミュージック!ファズの利いたトランシーな演奏だけでなく、アコースティックギターの美しく瞑想的な曲も収録。特にアコースティック曲は全てのアフリカ音楽好きに聴いていただきたい素晴らし過ぎる演奏。Group Ineraneに全くひけを取らない素晴らしい内容です。限定500枚。
【赤花 再発売に寄せて】
1978年。沖縄県の日本復帰から6年が経っていました。
沖縄の若者は復帰を境に中央志向になり、キラキラ輝く東京へと目が向けられ、当時の私は、沖縄が忘れられてしまうという危機感を持っていました。音楽仲間とそういう話で何度も夜通し話し合ったことを覚えています。
沖縄の若者にもう一度沖縄の素晴らしさを伝えるには、東京から沖縄音楽を発信するということが先決だと、本土デビューすることを決め、この『赤花』をリリースすることになりました。
このレコーディングは当初、沖縄民謡の記録盤のような企画だったのですが、デモテープに『バイバイ沖縄』を忍ばせると受けが良く、『オリジナル盤』という企画に乗せ換えることに成功しました。
そもそも沖縄音楽はポップス感に溢れています。それを分かりやすく伝えたかったので、言葉もメロディーもよりポップスに、ロックに、ソウルに仕上げ、さらにアレンジャーやミュージシャンがそうそうたるメンバーだったので、演奏も素晴らしいです。
そしてレゲエとの出会いも運命的でした。ボブ・マーリーのコンサートで初めてレゲエという音楽に触れ衝撃を受けましたが、そのリズムは沖縄民謡がそのまま歌えるリズムでした。これは私自身が沖縄音楽の素晴らしさを再認識、再発見することができた出来事でした。早速『バイバイ沖縄』に取り入れ、以降はネーネーズなどでもそのリズムを多用することになります。
そういう1978年の『赤花』は、沖縄を再発見して欲しいという若者へのメッセージでしたが、私の再出発、いや原点としても大きな意義のある作品です。
今もネーネーズへと受け継いでいる『島唄をベースにしたオキナワンポップス』の源流を、再発売のこの機会にぜひ聴いてみてください。
知名定男
Shadoks Musicも愛したサイケ守護神Shark Move、Sublime Frequenciesからの再発で辺境愛好家の度肝を抜いたインドネシアのビートルズことKoes Plus、この国随一のロックンロールを聴かせてくれるレジェンドAKA、ソウル系マニアも唸らせる名グループThe Rolliesなどなど、どれも欧米にはない東南アジアのサイケ臭プンプン、しかしその地のロック道に並ぶ良い曲ばかりです。熱気を凄まじいものから、胸を打つ鮮やかな曲まで、主催者Egonのディープすぎる発掘 & 編集感性がこれでもかと発揮。3LPの重量パッケージは"ブツ"としても存在感素晴らしく、一家に一枚ものといっても言いすぎではありません。古き辺境の熱さを心ゆくまでご堪能下さい!
弊店でもお馴染みHailu Mergia And The Walias Bandの1975年にカセットオンリーでリリースていたTezetaが、アフリカのマニアックな音源を紹介しているブログ&レーベル〈Awesome Tapes From Africa〉よりリマスター&リイシュー!バンドの初めてのフルレングスアルバムで、アディスアベバ・ヒルトンのナイトクラブで録音され、プロモーションはメンバー自身による街頭での手渡しという、リリースから45年以上にわたりその存在が知られることすらあまりなかった大変貴重な音源で、初めての復刻となります。とにかくゆるゆるに縦横無尽にグニャグニャに曲がりまくったベースやキーボード、シンセ、ギターがお互いに絡み合うような摩訶不思議な音世界は最初期から健在、どころか、よりシンプルにそれのみを提示してくるようなとんでもない内容!エチオピアの音楽世界は計り知れません‥‥。後年に発表されるHailu Mergiaのソロ作品の珍味的なユルさをバンドでやってしまっているような本作はぜひ多くの人に聴いていただきたい内容です。
THE MASTER MUSICIANS OF JAJOUKAやMALEEM MAHMOUD GHANIといった幅広い民族音楽とミュージシャンを扱っていた名レーベル〈AXIOM〉を運営していた時期のBill Laswellと『Eros In Arabia』でも知られるRichard Horowitzによるプロデュース作!
16世紀に西アフリカからモロッコに連れてこられた奴隷の子孫であるグナワ族は、すぐにイスラム教に改宗したものの、精霊信仰を残したまま、現在のモロッコの少数民族となることに。グナワ族は、7つの色で表現された7つの神の姿を呼び起こすことによって宇宙の起源を再現する複雑な儀式(「リラ」または「デルデバ」と呼ばれる)を数時間かけて行うことで知られています。グナワ音楽が近代化され、より不敬なものになっていく中で、「マリーム」と呼ばれる師によって導かれるこの儀式は、今日でも私的に行われているものながら、その演奏は現代の耳にも驚異的。PAUL BOWLESとPHILIP SCHUYLERによるいくつかの録音(フィールドレコーディングのスタイルでより民族的なドキュメント)を除いて、1990年以前はモロッコの外でほとんど聞かれることはなかったグナワ音楽の恐るべき音世界を世界へと知らしめた世紀の大名作。
初回リリースから30年以上もの時を経て180g重量盤/オーディオフィル/リマスタリング仕様での史上初LP再発。