Folk / Roots
230 products
キリマンジャロ山の南麓の緩やかな丘陵部にあるタンザニアの都市モシで1950年代初頭にFrank Humplick、Thecla Clara、Maria Reginaの3人によって結成されたファミリー・バンド、Frank and His Sisters。東アフリカ各地にファンを得て敢行したツアーや録音でも知られており彼らの超レアなSP盤音源を収録したアルバムが、[Mississippi Records]と[Lucia Records]の共同リリースで登場!John FaheyのフィンガースタイルとThe Carter Family、The Beach Boys、そして、黄金時代のタンザニア音楽が融合を果たしたかのような夢のギター・ミュージック。晴れの日の午後に窓を開けて聴きたい牧歌的な響きです!
カントリーの要素を受け継いだ郷愁を誘う素晴らしいソングライティング、どこかひっそりとした印象を受ける暖かく内省的な歌声が素晴らしいシンプルなアメリカン・フォーク。地味ですが、素朴な歌声が胸にジーンと響いてくる感動ものの一枚です。Simon and Garfunkelにカバーされた「Blues Run the Game」、Fairport Convention, Nick Drake, Sandy Dennyによってカバーされた「Milk and Honey」等、その知名度の低さに反して多くのアーティストからリスペクトされてきた偉人の歴史的名作。
日本を拠点に活動するヴォーカリスト/ソングライター/プロデューサー、NTsKi(エヌ・ティー・エス・ケー・アイ)のセカンド・アルバム完成。
米Orange Milkと共同リリースした1stアルバム『Orca(オルカ)』(2021年)はデビュー期からの音楽的変遷とヴァリエーションのショーケース、コンピレーションの性格が強かったが、この『Calla(カーラ)』は、はじめからフル・アルバムとして制作されたトータル・プロダクション。アルバム収録曲は『Orca』収録の「Lan Se」の共作者である英プロデューサー、Dan Shuttのデモが元になっており、ミキシングは『Orca』と同じくThe Anticipation Illicit Tsuboi が行った。
『Calla(カーラ)』は、彼女の幼少期からのごく個人的な体験と記憶のかけらを、音に、作曲に、歌に、編曲に、細かく丁寧に転写していくことでひとつの世界を「結晶」のように出現させる。『カーラ』は、そのゆったりとしたテンポ、練られたアレンジ、耳をひくメロディーが混合し、爽やかで魅力的で肯定的、ノスタルジーの切なさ、メランコリーの感覚に裏打ちされた音楽的声明となっている。内省的なこのアルバムは、自己のエクストリームさを主張し続けることよりも、アオシスのような憩いを共有することの意味を無言で提案している。ここに収録された曲は、温かく輝き、優しくきらめき、喚起的でエモーショナルな、簡潔で愛らしい珠玉の作品集だ。
装丁画はShusaku Yoshikawaが撮影した写真を元にEllen Thomasが描いたもの。
本作のLP版はCO2排出量ゼロ/100%循環リサイクルできる画期的な新素材<BioVinyl™>を使った世界で最初のリリースロットの1枚になります。新素材で製造コストが少し高くなり価格に反映することになってしまいますが、どうか恒久使用を目指しご理解・ご支援お願いいたします。
フォークやブルース、黒人霊歌、ジャズ、シャンソン、演歌、インド古典音楽、数多くの音楽性を彷彿させるも『浅川マキの世界』 としか言いようの無い、日本アンダーグラウンド / カウンターカルチャーの女王、愛煙家でいて、ここまで深くて黒い声もない、浅川マキの1970年代全盛期にあたる音源作品集がなんとHonest Jonsから出版!!! Alan Cummingsがライナーノーツを担当し、写真は当時撮影を担当していた田村仁。数年掛けたHonest渾身のリリースです。
代表曲「かもめ」をはじめ、闇を引き込んで鮮やかなブルースを歌う浅川マキの、スタジオもライブ録音も魅力伝わる丁寧な選曲。手掛けるのは浅川マキの大きなファンであり、"ジャパン・ブルース"にあらゆる和物を掘り起こすHonest Jonsの名物スタッフ、Howard Williams氏。氏が長年暖めていた企画なだけあり、イギリスの耳を通った通好みな選曲からアートワークに至るまで、浅川マキの生きた道が美しい黒さをもって1つの作品に落とし込まれています。もちろんライセンスをとった公式作品。ファンの皆様にも、Honest Jonsに触れたくなる音楽探究な方々にも、今作は新しい魅力を吹き込んでくれる事と思います。是非手に取って、聴いて、体の芯から実感してください。
1/A1. 眠るのがこわい (寺山修司/下田逸郎/山木幸三郎) (『Maki II』)
2/A2. ちっちゃな時から (浅川マキ/むつひろし) (『LIVE』)
3/A3. Blue Spirit Blues (浅川マキ/S.Williams) (『Blue Spirit Blues』)
4/A4. ふしあわせという名の猫 (寺山修司/山木幸三郎) (『浅川マキの世界』)
5/A5. ゴビンダ (Traditional/山木幸三郎) (『Maki II』)
6/B1. ちっちゃな時から (浅川マキ/むつひろし) (『浅川マキの世界』)
7/B2. ボロと古鉄 (浅川マキ/Oscar Brown Jr.-N.Cautis) (『Maki VI』)
8/B3. 愛さないの愛せないの (寺山修司/山木幸三郎/山木幸三郎) (『浅川マキの世界』)
9/B4. 裏窓 (寺山修司/浅川マキ) (『裏窓』)
10/B5. かもめ (寺山修司/山木幸三郎/山木幸三郎) (『浅川マキの世界』)
11/C1. 町 (森須九八/浅川マキ) (『Blue Spirit Blues』)
12/C2. 午後 (浅川マキ/山下洋輔) (『ONE』)
13/C3. 前科者のクリスマス (寺山修司/山木幸三郎/山木幸三郎) (『浅川マキの世界』)
14/C4. 引越し (浅川マキ/浅川マキ) (『裏窓』)
15/D1. キャバレー (Langston Hughes 訳:斉藤忠利/山下洋輔) (『Maki VI』)
16/D2. こんな風に過ぎて行くのなら (浅川マキ/浅川マキ) (『裏窓』)
17/D3. 女 (浅川マキ/本多俊之) (『アメリカの夜』)
18/D4. 雪が降る (Traditional/山木幸三郎) (『浅川マキの世界』)
Xenakisの弟子であった電子音楽作曲家であったBruno Mennyがプロデューサーに迎えた実質コラボレーション的アルバムで、Emmanuelle Parreninが収集していた農村地帯の音源に由来した牧歌的かつ古楽的なテイスト溢れるスピリチュアルな楽曲と(実際に農場を改築したスタジオにて録音されたそうです)、Bruno Mennyによる音響感溢れるアヴァンギャルドなテイストが絶妙に絡み合った傑作。Linda Perhacs, Vashti Bunyan, Shirley Collins等の女性アシッド・フォーク愛好家は勿論、幅広い音楽ファンへお薦めできる名盤です!
はっぴいえんどやTin Pan Alley、YMOでの活動を始め、日本のロックからオルタナティヴな音楽、テクノポップからアンビエントまで幅広く活動してきた細野晴臣の名作!疲れた心の処方箋!1973年にリリースされた細野氏の初となるスタジオ・アルバムがヴァイナル・リイシュー!
はっぴいえんどからの盟友、鈴木茂、松任谷正隆、林立夫ら豪華メンバーがレコーディングに参加。後のエキゾティック志向やアンビエント系の作品とも違う、パーソナルな生活感覚が反映された内省的な楽曲も多く収録。フォーク調のゆったりとした楽曲から、陽気なカントリー・ロック・サウンドまでも行き交います。この季節、A4「終わりの季節」はより彩りを増して聞こえますね。一生涯通して聴ける、マスターピースの風格漂う大名盤。
●「エイプリル・フール」でキャリアをスタートさせ、「はっぴいえんど」 や「イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)」での活動のほか、楽曲 提供・プロデュース・映画音楽など幅広いフィールドで活躍し続ける世界的アーティスト・細野晴臣。
●初のソロアルバム「HOSONO HOUSE」が発売された1973年から半世紀となる今年、50周年記念盤としてオリジナルの仕様を完全再現。歌詞カードや内袋等当時のデザインを忠実に再現し、重量盤LPレコードでよみがえります。
●本作は埼玉県狭山市の通称・アメリカ村の自宅に機材を持ち込み、当時の日本では画期的なホーム・レコーディングで制作された 作品。演奏には、のちに細野と共に「キャラメル・ママ」~「ティン・パ ン・アレー」へと発展する鈴木茂(はっぴいえんど)、松任谷正隆、林立夫が参加しており、今なお世代を超えた支持を集める名盤です。
●第65回グラミー賞にて「年間最優秀アルバム賞」ほかを受賞したハリー・スタイルズのソロアルバム「Harry‘s House」のタイトルは、この「HOSONO HOUSE」が由来となっていることがハリー本人の口から語られており、国内外のアーティストにもファンが多い記念碑的作品のリイシュー盤となります。
トラックリスト:
<Side A>
1. ろっかばいまいべいびい
2. 僕は一寸
3. CHOO-CHOOガタゴト
4. 終りの季節
5. 冬越え
<Side B>
1. パーティー
2. 福は内 鬼は外
3. 住所不定無職低収入
4. 恋は桃色
5. 薔薇と野獣
6. 相合傘(インストルメンタル)
バンドがまだ10代だった頃にリリースされた本作で彼らは一躍ロックンロールのカルトスターとなった。
ロックンロールの歴史に深く根ざしたサウンドを生み出す兄弟トリオは、チャーリー・リッチからマディ・ウォーターまで、彼らにインスピレーションを与えた人々に敬意を表し、他に類を見ないアルバムを完成させた。
リリースをお手伝いした作品です!〈P.S.F.Records〉ファンの方も是非!シェシズ『Live (1986-1988)』の公式リイシューを敢行した、若手屈指の〈P.S.F.〉ラヴァーこと宮岡永樹くん主宰の〈越子草Tall Grass Records〉からの牧歌的サイケデリック・フォークの大傑作『木々の歌』、遅ればせながらストックいたしました!
ジャパニーズ・サイケデリック/即興シーン代表格の一人として長きに渡り世界を魅了し続けてきた孤高のインプロヴァイザー・向井千恵と、欧州・仏のカルト名所〈An'archives〉等からも話題作を送り出してきた若手ギタリストにして、新世代きっての〈P.S.F.〉ラヴァーとして推したい、宮岡永樹 (Yonju Miyaoka)。ここ数年に渡り、世代を超えて交友を深めてきた二人が新ユニット『向井千恵と宮岡永樹』として待望のCDデビュー。
あまりに無垢で自然体な音による 類い稀なるアコースティック「うたもの」アルバム。
国内外においてカルト的な人気を誇り、40年以上に渡って独特のスタイルを貫いている二胡奏者/向井千惠 (Ché-SHIZU)。そして、分水嶺、終古のオミット、サヨ族 等において国内外より静かな注目を集める新人/宮岡永樹 (Yonju Miyaoka)。口に出さずとも何処と無く通じ合う美学と感性のもとに、自然と惹かれ合うこととなった異なる世代の二人の作家は、おだやかで歌心に満ちた演奏と不思議な歌のなかで、世代を超えて邂逅を果たしていくのである。時に鋭くも優しく、みずみずしくも素朴な味わいに満ちた、白昼夢へと誘う微睡みの旅。
文・門脇綱生 (Meditations)
ライナーノーツ、坂口卓也、アランカミングス、平山悠
歌詞カード付き