Folk / Roots
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前作Lookafteringからは9年ぶり。自身が好む1人で録音していた時期、マスターピースの"Just Another Diamond Day"発表以前の状態に立ち返ろうと、ほとんどの作業を彼女自身で担当して制作。そのためこれだけの制作年月が必要だったようですが、やはりVashti Bunyan。出てくる音全てがVashti Bunyan。暖かい歌声と詩の世界、それを詰め込んだ演奏の素朴さはこの人の他誰も生み出せない結晶です...アートワークはその前作Lookafteringに続いて娘のWhyn Lewisが制作。Lookafteringとは対になっているとの事です。
日本の音楽史に刻む歴史的金字塔!細野晴臣プロデュース!古きに思いを寄せるシアトルの名レーベル、Light In The Atticからは、日本のシンガーソングライターの草分け的存在/日本産アシッド・フォークの開祖の1人としても知られる金延幸子の72年伝説の大名作「み空」が公式再発!
日本の音楽の頂点の1つと言っても過言ではない至高の一枚!昨年には「45年目のみ空」と題した公演も行われたばかり、90年代にCDリイシューされ、小沢健二などを中心に渋谷系シーンからも再評価を浴び、00年代にはスペインのGuerssenやオーストラリアのChapter Musicもいった海外レーベルからも再発、今や音楽好きが避けては通れない作品となりました。深く心へと刻まれるその音楽はとても繊細なようでありながら、限りなく力強い輝きへと満ち、今も愛される本当の名盤で在り続けます。日本の風土へとブリティッシュ・フォークの幻想が舞い降りたのかの如し表題曲「み空」(A1)の煌めきに始まり、何となく肩の荷が降りるような「時にまかせて」(A4)が爽やかに通り過ぎ、シングル・ヴァージョンでは大瀧詠一の初プロデュースとなった「空はふきげん」(A5)の言葉にならない美しさへとただ涙。掛け値無しにアコースティックな躍動感へと満ち溢れた珠玉の名曲のオンパレード。細野晴臣、鈴木茂、林立夫がサポートと恐ろしい布陣であり、さらに金延幸子は制作当時24歳というのもトンデモない事実です。オリジナル・アナログ・マスター・テープからのリマスタリング仕様。貴重写真の数々や英訳歌詞、新規インタビューが掲載されたブックレット(12ページ)と帯が付属。RTIでの高品質ヴァイナル・プレス。日本に生まれた音楽好きなら1度は聴いておきたい1枚です。未体験の方は絶対にお見逃し無く!
1970年から何1つ変わらない素朴な美しさ、音使い、尊い結晶のような歌声に田園を思わせるメロディの数々、再生した1音からすぐにメルヘン世界へと変わる空気… 前作以上に楽器のアレンジは凝られた印象で、ただの復活作にはならない、もう1つの名盤へと舞い上がる魅力に溢れています。
「地球の反対側のシド・バレット」ともいわれた豪のアウトサイダー・ポエット、ピップ・プラウドの音楽作品を、彼のバイオグラファーであるデヴィッド・ニコルズ教授の監修で編纂したアンソロジー。全曲本邦初登場!
彼は舌がもつれ気味の静かな声をもち、声域はオクターヴの半分にも満たない。(中略)これらの曲で示される幼年期の感性の完全な理解こそ、彼の作品の最も非凡な特徴である」(解説より)……と記述されるプラウドは、豪において誰の前例もなく、当時の業界は扱いあぐね、フォロワーすら成立しなかった点で「先駆者」とも評せられず、前後に隔絶した存在のまさしく「アウトサイダー」。一度耳にすれば脳裏を離れなくなる強烈な個性は、シド・バレットやダニエル・ジョンストンに並ぶものだ。
本作は、60年代に制作された幻の私家版1stアルバム、メジャーで発表したアルバム2作、そして70年代初頭の秘蔵録音から選んだアンソロジーで、マスターテープから起こした音源ソースを元に最新リマスターを施した。また、ニコルズ教授の協力で、作家手書きの草稿をもとに「ピップ語」というべき英詩を世界で初めてテキスト化し掲載(→この英詩だけでも価値大!)。CD版はボーナス3曲追加。