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Folk / Roots

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MIZ - Sundance Ranch (LP)
MIZ - Sundance Ranch (LP)SPACE SHOWER MUSIC / JET SET
¥4,950

ウェットでセンチメンタルな質感に富んだ、北海道を舞台に深く穏やかなサウンドに包まれる至福の名作!
MONO NO AWAREの玉置周啓(Vo.)と加藤成順(Gt.)によるアコースティック・ユニットMIZが2022年にリリースした『Sundance Ranch』は、東京から北海道までをキャンピングカーで横断しながら生まれた、全10曲のロードムービー的作品。札幌は芸森スタジオのエコールームにて100%天然のリヴァーブ成分のみでレコーディングされた深みのある音像が、彼らの優しく心地よいサウンドをより一層引き立たせています。さらに今作にはマーティ・ホロベック(Ba)、石若駿(Dr.)も参加。確かな音の広がりを感じる傑作が、多くのリクエストに応える形で待望のアナログ再発!

Ivy Knight - Iron Mountain (LP)Ivy Knight - Iron Mountain (LP)
Ivy Knight - Iron Mountain (LP)Scenic Route Records
¥6,365

ブルックリンを拠点に、フォーク・ミュージックの最も静かな形を追求するシンガーソングライターIvy Knightによる、50〜60年代のオールド・フォークやカントリーが持つ郷愁を、現代のミニマリズムで再解釈するデビュー・アルバム『Iron Mountain』。アコースティックギター、淡いシンセ、ささやくような歌声だけで構成された極限まで削ぎ落とした音数が特徴で、「Headlamp」「Red Rock」「Canyon」など曲名からも感じられるように、乾いた空気、岩肌、夕暮れの影といった、彼女が旅したアメリカ南西部の風景が音の余白とともに立ち上がる。Ivyの歌は語りのように親密で、過去の記憶や旅の断片が淡いフィルム写真のように重なっていく。ミニマルで親密、そして風景的。たった一人で静かに耳を傾けたい、旅の途中で感じる静かな孤独を共有するかのような一枚。

Brendan Eder Ensemble - Cape Cod Cottage (LP)Brendan Eder Ensemble - Cape Cod Cottage (LP)
Brendan Eder Ensemble - Cape Cod Cottage (LP)JAZZ DAD RECORDS
¥5,463

ロサンゼルスの作曲家、マルチ奏者 Brendan Eder が率いるアンサンブルによる、室内楽、アンビエント、ミニマル、フォークロアが柔らかく溶け合った作品。タイトルの通り、ニューイングランドの海辺にある小さなコテージを思わせる、静けさ、温かさ、ノスタルジーがアルバム全体を包んでいる。フルート、クラリネット、バスーンなど木管中心の室内楽編成、素朴で温かいフォークロア的な旋律による懐かしさに、現代的なミニマル感覚がふんわりと漂う。

Dagmar Zuniga - In Filth Your Mystery Is Kingdom / Far Smile Peasant in Yellow Music (LP)Dagmar Zuniga - In Filth Your Mystery Is Kingdom / Far Smile Peasant in Yellow Music (LP)
Dagmar Zuniga - In Filth Your Mystery Is Kingdom / Far Smile Peasant in Yellow Music (LP)AD 93
¥5,172

自主レーベル〈People’s Coalition Of Tandy〉から発表され、アンダーグラウンドで静かに話題を呼んだDagmar Zunigaのデビュー作が、ついにアナログ化。Austyn Wohlersのフルート、Zach Phillipsのピアノ、Hayes Hoeyのギターや声といった最小限の構成で、テープの揺れ、部屋鳴り、指先のノイズまでもが楽曲の一部として息づき、録音の物質感と歌の親密さが同じ温度で並ぶ。アコースティック楽器の断片、壊れかけの電子音、日記のように短いスケッチが連なり、夢の残滓を拾い集めたようなアウトサイダー・アンビエンスは、フォークでもノイズでもアンビエントでもない、稀有な作品。Cindy LeeやJoanne Robertson、さらにはLinda Perhacsの幻影までをも連想させる独自の音世界。

Ignatz - I Don't Know (LP)
Ignatz - I Don't Know (LP)By the Bluest of Seas
¥4,935

ベルギーのエクスペリメンタル・フォークの孤高の存在、Ignatzが、長いキャリアの中で初めてピアノを中心に据えて制作した最新作『The Water Is Getting High』。2024年に自宅で録音され、親密で静謐な空気感がそのまま封じ込められている。これまでのローファイ・ブルース、フォークの延長線上にありながら、ピアノという新しい媒介によって、より内省的でミニマルな世界が広がる。単音の余韻、ゆっくりとしたフレーズ、部屋鳴りや微かなノイズまでもが音楽の一部となり、深夜の記録のような生々しさと詩情が同居。彼は独学でピアノに向き合っており、その技術的な未完さが、かえって彼特有の壊れやすく繊細な旋律を際立たせている。静謐なミニマリズムと、彼本来の孤独なブルースが溶け合った、独自の詩情感じられる一枚。ローファイ・ブルースの求道者が、ピアノという静かで深い語り相手を得て辿り着いた、最も純粋な告白。

V.A. - Ethiopian Musics 1971 - Recorded by Ragnar Johnson and Ralph Harrisson (2LP)V.A. - Ethiopian Musics 1971 - Recorded by Ragnar Johnson and Ralph Harrisson (2LP)
V.A. - Ethiopian Musics 1971 - Recorded by Ragnar Johnson and Ralph Harrisson (2LP)SUB ROSA
¥5,132

パプア・ニューギニアでのバンブー・フルートの名録音でも知られる録音技師のRagnar JohnsonとRalph Harrissonが1971年にエチオピア各地を巡りながら録音したフィールド音源を、丁寧なリマスターを施しまとめたアーカイブ2LP『Ethiopian Musics 1971 - Recorded by Ragnar Johnson and Ralph Harrisson』。Addis Ababaの猥雑なバーでの民謡演奏から、エチオピアン・ハープによる正教の宗教歌、Afar砂漠のチャント、Anuakのサンザ、Nuerのハープとダンス・ドラムまで、都市・砂漠・国境地帯の音が幅広く収録されている。深い祈りや民謡の生命力、旋律というより風と同化しているのかのようなフルートなど、どの録音にも、当時の空気、土地、人々の実態がそのまま刻まれている。50年以上前の録音ながら、リマスターによって細部の質感が鮮明に立ち上がり、エチオピアの多民族文化が音の地層として積み重なる重要な再発。

Reverend Baron - Daniel (CD)
Reverend Baron - Daniel (CD)Karma Chief Records
¥1,946

7月下旬入荷。LAのシンガーソングライターDanny Garciaのソロ名義Reverend Baronによるアコースティック・インストゥルメンタル作品。父から祖父へと受け継がれ、自身の手に渡った一本のメキシコ製ナイロン弦ギターを携え、LA、メキシコシティ、ネブラスカを旅しながら紡いだ11曲を収録。録音にはほぼこの一本のギターのみが使用されており、その枯れた温かみのあるトーンが作品のアイデンティティとなっており、メキシコの伝統的ギターワークとアメリカーナの静けさが自然に混ざり合う。どの曲も短いスケッチのように風景が立ち上がり、歌がないことでかえって旅の記憶や土地の空気がそのまま音に染み込んでいるような親密さがある。山火事でスタジオを失った後に生まれた作品という背景もあり、音には語らない物語のような深い陰影が漂う。ニックドレイクにも通じるような、一本の古いギターが繋ぐ、一冊の旅日記のようなアルバム。

Reverend Baron - Daniel (LP)Reverend Baron - Daniel (LP)
Reverend Baron - Daniel (LP)Karma Chief Records
¥3,886

7月31日発売。LAのシンガーソングライターDanny Garciaのソロ名義Reverend Baronによるアコースティック・インストゥルメンタル作品。父から祖父へと受け継がれ、自身の手に渡った一本のメキシコ製ナイロン弦ギターを携え、LA、メキシコシティ、ネブラスカを旅しながら紡いだ11曲を収録。録音にはほぼこの一本のギターのみが使用されており、その枯れた温かみのあるトーンが作品のアイデンティティとなっており、メキシコの伝統的ギターワークとアメリカーナの静けさが自然に混ざり合う。どの曲も短いスケッチのように風景が立ち上がり、歌がないことでかえって旅の記憶や土地の空気がそのまま音に染み込んでいるような親密さがある。山火事でスタジオを失った後に生まれた作品という背景もあり、音には語らない物語のような深い陰影が漂う。ニックドレイクにも通じるような、一本の古いギターが繋ぐ、一冊の旅日記のようなアルバム。

Connie Converse - How Sad, How Lovely (Opaque Silver Vinyl LP+7")
Connie Converse - How Sad, How Lovely (Opaque Silver Vinyl LP+7")Third Man Records
¥3,879

7月下旬再入荷。1950年代ニューヨークで活動しながら、当時はほとんど知られることのなかったシンガーソングライターConnie Converse。彼女が1954年に漫画家Gene Deitchの自宅キッチンで録音した音源をまとめ、失われた天才の発掘として2009年にリリースされた『How Sad, How Lovely』が未発表音源を含むエクスパンデッド・エディションとしてボーナス7インチ付属で再発!ギター一本と声だけの極めてミニマルな構成にも関わらず、ベッドルーム・フォークの先駆けのような親密さと静けさがあり、時代を超えて届くような、淡々とした語り口が心に刺さる。自由・孤独・逃避・愛をテーマにしながら、どこかユーモラスで皮肉も効いた歌詞世界、キッチン録音のざらついた粗さが逆に生々しく、先駆性と孤独の美しさが宿る。Converseはその後30年以上消息不明となり、消えたシンガーソングライターの存在を世界に知らしめた深い余韻を残すアーカイヴ。

Julie Doiron - Loneliest In The Morning (CS)Julie Doiron - Loneliest In The Morning (CS)
Julie Doiron - Loneliest In The Morning (CS)Numero Group
¥2,290

フォーキー・サイケデリックバンド、ERIC'S TRIPのベーシストとしてカナダ音楽のアンダーグラウンドの寵児として知られるようになったカナダ・モンクトン出身のSSW、Julie Doironのソロ2作目として1997年に<Sub Pop>からリリースされた『Loneliest In The Morning』がこのたび大名門<Numero>からリイシュー!!繊細なギターの弾き語りをベースに、ドラムやエレキギターによる最小限のアレンジの上に歌われる静かに囁くような声。シンプルかつダークなサウンドはによる本作は、彼女の内省的で美しいヴォーカルとソングライティングの良さを際立たせており、ソフト・グランジの元祖、90年代のサッド・ガールとも呼ばれる彼女のキャリアにおける重要な一枚!

Doug Firebaugh - Doug Firebaugh: Performance One (LP)
Doug Firebaugh - Doug Firebaugh: Performance One (LP)Numero Group
¥3,842

オリジナルは10万円超で取引もされている激レア盤。1975年に若きシンガーソングライター、ダグ・ファイアボーがバージニア州ロアノークの安モーテルにこもってわずか3日間で吹き込んだ私的で濃密な一枚『Performance One』。ナッシュビルの音楽シーンに飛び込みたいという夢を胸に、全曲を自ら書き、自ら歌い、ギターをつま弾く。伴奏にペダルスティール奏者を一人だけ招き、カントリーやフォークを土台にした、淡く霞がかったようなコズミック・アメリカーナの秘宝。都会のスタジオ録音とは無縁の、閉ざされた部屋に染み込むような音の質感が魅力で、そこには夢への焦がれと孤独な旅の匂いが同居している。当初は小さなグレーマーケット・レーベルからひっそりと流通しただけで、長く知る人ぞ知る存在だったが、このたび〈Numero Group〉が50周年記念としてリマスター。くすんだ質感や漂うような空気感を保ちながらも細部をくっきりと浮かび上がらせ、当時の生々しさと儚さを、現代に甦らせた価値ある再発。

V.A. - Bulayo: Guitar Songs from Tanzania, Kenya, Zambia, and DR Congo (LP)
V.A. - Bulayo: Guitar Songs from Tanzania, Kenya, Zambia, and DR Congo (LP)Mississippi Records
¥3,736

1979〜80年に英国系ケニア人ミュージシャンJohn Lowが憧れのギタリストたちからフィンガースタイルを学ぶため、東アフリカから中部アフリカを旅しながら録音した、アフリカン・アコースティック・ギター音楽をまとめたコンピレーション。John Lowは、Jean-Bosco Mwenda、Losta Abelo、Emmanuel Mulemenaといった名手の家を訪ね、時には滞在しながら、各地に根付く伝統を丁寧に記録していった。録音は家庭の居間、村の広場、酒場など、生活の場そのもので行われ、ギターの音色に混じって、笑い声や会話、周囲の環境音が自然に入り込む。スタジオ録音では決して得られないその場の空気が刻まれており、磨き上げられた作品というより、音楽が日常の中でどのように響き、共有されていたのかをそのまま伝える、かけがえのない記録。また、Francis KitimeやMtonga Wangananguなど、当時ほとんど録音が残っていなかった奏者の演奏も収められており、文化的資料としての価値も非常に高い。多くの音源は今回が初出で、Lowが残したオリジナルテープから、Andrew Walterが丁寧に修復・リマスターを施し、当時の温度感を損なうことなく鮮やかに蘇らせている。さらに、John Low本人による解説と歌詞、タンザニアの研究者John Kitimeのコメントも収録され、地域のギター文化を深く理解できる内容になっている。〈Mississippi Records〉が愛情を込めて続けてきたアフリカン・ギター音楽の記録の系譜を受け継ぐ一枚であり、『African Guitar Box』をさらに発展させた作品。

Bon Iver - For Emma, Forever Ago (LP)
Bon Iver - For Emma, Forever Ago (LP)Jagjaguwar
¥3,321
2020年、ローリング・ストーン誌の史上最高のアルバムランキングでは461位を獲得。米国のインディ・ミュージック・シーンを代表するフォーク・ロック・バンド、Bon Iverが2007年7月に自主リリースし、2008年に〈Jagjaguwar〉から再発表されたデビュー・スタジオ・アルバム『For Emma, Forever Ago』。2006年末から2007年初めにかけて、山小屋で録音された、失恋や平凡さといったテーマを歌う金字塔的一枚。ジャスティン・ヴァーノンのファルセットをフィーチャーした重厚なコーラス・アレンジメントやホーンなど、フォーク・ミュージックの音楽性を取り入れた豊穣なサウンドを披露した傑作!
Sister Irene O'Connor - Fire of God's Love (LP)Sister Irene O'Connor - Fire of God's Love (LP)
Sister Irene O'Connor - Fire of God's Love (LP)Freedom To Spend
¥3,679

オリジナルは1973年リリースの、修道女Sister Irene O'Connorによる自主制作作品として長らくカルト的評価を得てきた伝説的アルバム『Fire of God’s Love』。オコナーはフランシスカン・ミッショナリーズ・オブ・メアリー修道会に所属するカトリック修道女で、教育や奉仕の傍ら音楽活動に携わってきた。1960年代にはシンガポールでギターを手にし、子どもたちと歌う中で作曲を始め、70年代に入り、同じ修道女で録音技師でもあったシスター・マリミル・ロブレガットとともにシドニーのカトリック放送局のスタジオでこのアルバムを制作。オルガン、ピアノ、アコースティックギターを主体に、チープなリズムボックスやベースペダル、そして大量のリヴァーブを駆使し、オコナーはソプラノで英語・ラテン語・マレー語の詞を歌い、同時にオルガンの全パートを演奏している。マリミルの技術と感性による録音・ミキシングは、清らかでありながら異世界的。霊的で恍惚感のある響きとなっている。歌詞のテーマは「慈悲」「光」「救済」といった聖書的題材に根差していながらも、音楽的には形式的な讃美歌ではなく、フォークや当時のサイケデリック、さらには早すぎたシンセポップを思わせる響きを含んでいるようで、モンド、電子音楽、カルト・アンビエント、フィメール・フォークなど多様な文脈で語られる稀有な作品となっている。修道院という閉ざされた環境から生まれながらも、時代もジャンルも超えてリスナーを魅了し続ける奇跡の一枚であり、無二のスピリチュアル・ポップ/サイケデリック・フォークの古典。長らく入手困難だったが、〈Freedom To Spend〉によってリマスターが施され、公式に復刻。詳細なライナーノーツと歌詞を収めたブックレットも付属した価値ある再発。

Sister Irene O'Connor - Fire of God's Love (CD)Sister Irene O'Connor - Fire of God's Love (CD)
Sister Irene O'Connor - Fire of God's Love (CD)Freedom To Spend
¥2,365

オリジナルは1973年リリースの、修道女Sister Irene O'Connorによる自主制作作品として長らくカルト的評価を得てきた伝説的アルバム『Fire of God’s Love』。オコナーはフランシスカン・ミッショナリーズ・オブ・メアリー修道会に所属するカトリック修道女で、教育や奉仕の傍ら音楽活動に携わってきた。1960年代にはシンガポールでギターを手にし、子どもたちと歌う中で作曲を始め、70年代に入り、同じ修道女で録音技師でもあったシスター・マリミル・ロブレガットとともにシドニーのカトリック放送局のスタジオでこのアルバムを制作。オルガン、ピアノ、アコースティックギターを主体に、チープなリズムボックスやベースペダル、そして大量のリヴァーブを駆使し、オコナーはソプラノで英語・ラテン語・マレー語の詞を歌い、同時にオルガンの全パートを演奏している。マリミルの技術と感性による録音・ミキシングは、清らかでありながら異世界的。霊的で恍惚感のある響きとなっている。歌詞のテーマは「慈悲」「光」「救済」といった聖書的題材に根差していながらも、音楽的には形式的な讃美歌ではなく、フォークや当時のサイケデリック、さらには早すぎたシンセポップを思わせる響きを含んでいるようで、モンド、電子音楽、カルト・アンビエント、フィメール・フォークなど多様な文脈で語られる稀有な作品となっている。修道院という閉ざされた環境から生まれながらも、時代もジャンルも超えてリスナーを魅了し続ける奇跡の一枚であり、無二のスピリチュアル・ポップ/サイケデリック・フォークの古典。長らく入手困難だったが、〈Freedom To Spend〉によってリマスターが施され、公式に復刻。詳細なライナーノーツと歌詞を収めたブックレットも付属した価値ある再発。

Greg Mendez - Beauty Land (LP)Greg Mendez - Beauty Land (LP)
Greg Mendez - Beauty Land (LP)Dead Oceans
¥3,579

2023年のセルフタイトル作が幅広い注目を集めたフィラデルフィアのSSW、Greg Mendezが、その勢いを受けてさらに深く内面へと潜るフルアルバム『Beauty Land』。本作は、窓のない自宅スタジオで一人きりでテープ録音されたもので、そのためか、音のすべてが手触りのあるローファイ質感で、まるで目の前でつぶやかれているような深みのある親密さが全編を貫いている。重いテーマを扱い、短い曲の中に、人生の痛みと救いの断片がそのまま封じ込めている。ローファイSSWの素朴さに、ドリームポップが淡くにじむ独特の質感で、トイピアノやキーボードのかすかな揺らぎ、かすかに震える歌声が、夢と現実の境界を歩くような静かな非現実感を生んでいる。短い楽曲が連なる、まるで短編集を読むような構成も魅力的。USインディの現在地を象徴する一枚として、ジャンルを越えて支持されそうな一枚。

Greg Mendez (LP)
Greg Mendez (LP)Dead Oceans
¥3,579

フィラデルフィア拠点のマルチ楽器奏者/ソングライター、Greg Mendez による3枚目のフルアルバムとなる24年度最新セルフタイトル作品が、USインディ名門〈Dead Oceans〉より到着。記憶という不安定なカメラへとフォーカスした生々しいその歌詞には、時間の重みや恐らく時間を喪失してしまう、ということへの不安などが親密に織り込まれているだけでなく、それらの最も厳しい真実でさえ、ユーモアを称えることが出来ると力強く強調する、崇高なナラティヴが秘められています。そこに規律正しい現実は無くとも、真実を指し示すコラージュを作り上げようと力強く祈りを込めた、珠玉で美しいインディ・ポップ・ソング集。

Mei Semones - Tsukino (CS)Mei Semones - Tsukino (CS)
Mei Semones - Tsukino (CS)Bayonet Records
¥1,956

日本人の母を持つ、ミシガン州アナーバー出身、ニューヨーク・ブルックリン拠点の女性ギタリスト/シンガーソングライターであり、ジャズやブラジル音楽、J-Popなど多様な影響源を独自の音楽世界に落とし込んできたMei Semonesによる2022年に発表していたEP『Tsukino 月の』がUSインディ名門〈Bayonet Records〉からカセットで登場!ジャズやMPBなどの影響を受けたインディー・ポップ/フォークのアーティストとして極めて稀有な仕上がりであり、愛らしく珠玉の一枚。ジャズとしての魂を洗う清々しさと、インディ・ミュージックに遍在する、ポエティックで柔らかい感性を存分に発揮した、日本語詞の可愛らしさまで抱えた作品。

Korlakang - Samong Sai (7")
Korlakang - Samong Sai (7")Guruguru Brain
¥3,998

7月下旬入荷予定。バンコク西岸、トンブリーから現れた新鋭4人組Korlakangによる、〈Guruguru Brain〉からのデビュー・ダブルサイダー 7インチ。タイ伝統音楽の旋律美と、70年代サイケデリックの質感を現行エスノ・グルーヴとして再構築した一枚。A面「Samong Sai」は、タイ民謡特有の哀愁を帯びたメロディがゆったり漂い、アナログ・シンセの淡い残響とギターの柔らかな揺れが重なるサイケ民謡調。B面「Jackfruits」は一転して軽やかで、リズミカルなタイ・サイケ、エスノ・グルーヴ。乾いたギターのカッティングと跳ねるパーカッションが心地よく、伝統旋律の骨格を保ちながら、ダンス寄りのグルーブとトロピカルな色彩が際立つトラック。

Christer Bothén -  Christer Bothén Donso n’goni (LP+DL)Christer Bothén -  Christer Bothén Donso n’goni (LP+DL)
Christer Bothén - Christer Bothén Donso n’goni (LP+DL)Black Truffle
¥5,035

〈Black Truffle〉より、80代になるスウェーデンのマルチ奏者Christer Bothénが自身の軌跡を辿りながら、伝統楽器ドンソ・ンゴニの深淵な世界を単独で表現した稀有なソロ作品が登場。1970年代からスウェーデンのジャズや即興シーンで活躍してきた彼は、1971年にマリへ渡り、南部ワスル地方で狩猟者のカーストが奏でる神聖なハープ、ドンソ・ンゴニに出会う。伝統的には狩猟者一族にのみ演奏することが許されたこの楽器を、熱心な師匠ブロエマ・ドビアからのマンツーマン指導で習得し、伝統を尊重しつつも自分のスタイルでの演奏許可を得たという。本作は、伝統的なワスルの七つの曲に加え、両者の境界を曖昧にするBothén自身の作曲『La Baraka』を収録。主にペンタトニックの繰り返しに集中しながらも、その中で無限のニュアンスや即興的な息づかいが躍動し、単調に陥ることなく深い聴きごたえを生み出している。特に、楽器に付随する小さなラトルの効果や演奏の微妙な加速・減速が、静かに、しかし鮮やかに音楽の流れを彩っていて、最終曲では長年の弟子でありベーシストのカンサン・トルビョルン・ゼッターベリと、金属スクレイパー奏者マリアンヌ・ンレムボ・リンデンが加わり、独特の響きをさらに深めている。ストックホルムの高音質スタジオで2019年から2023年にかけて録音され、細部まで鮮明に捉えられた音像は、ドンソ・ンゴニのブルブルと震える低音弦の豊かな鳴り響きが強烈に印象に残る。これは約半世紀にわたるBothénの献身的な探求が結実した、精神的とも言える集中の記録で、作品にはマリ滞在時の鮮やかな写真と詳細な解説も添えられ、この深淵な楽器の神秘と魅力を多角的に伝えている。

Ruth Parker -  Otherwise Occupied (LP)
Ruth Parker - Otherwise Occupied (LP)Flippin Yeah Industries
¥4,482

オーストラリア・メルボルンのシンガー・ソングライター Ruth Parker による、ギター、ウクレレ、アコーディオン、ブズーキ、チェロ、マンドリンなど多彩なアコースティック楽器を取り入れたアレンジに、彼女の繊細で親密な歌声が重なるアルバム『Otherwise Occupied』。静かな余白を大切にしたサウンドは、インディ・フォークやシンガー・ソングライターの系譜に位置づけられる一方で、豊かな質感とメロウな響きによってドリーム・フォーク的な側面も感じさせ、聴き手に内省や感情の微細な動きを追体験させるように響く。派手さよりも細部のニュアンスに耳を傾けることで、しみじみとした深みとやさしい気持ちに包まれる一枚。

Scott Seskind - Chance (LP)Scott Seskind - Chance (LP)
Scott Seskind - Chance (LP)Ebalunga!!!
¥4,752

カリフォルニアのカルトSSW、Scott Seskindが1991年に自主カセットのみで発表したローファイ・ベッドルームフォークの秘宝『Chance』が初の公式リイシュー。4トラックのポータスタジオで録音された本作は、声とギター、繊細なチェロ、女性コーラス、マンドリンといった最小限の編成で構成され、ささやくような声と乾いたアコースティックギターが、深夜の独白のような親密さでまるで日記をめくるように淡々と綴られていく。宅録ならではの質感が、曲に宿る孤独や希望、記憶をより鮮明にしている。〈Efficient Space〉の名コンピ『Sky Girl』収録をきっかけに新たな世代へと広く届き、再評価の中心となった楽曲「I Remember」も収録。派手さはないが、日々の断片を静かに縫い合わせたような誠実な歌が胸に残る。

V.A. - Field Recordings from the Sahel (CS)V.A. - Field Recordings from the Sahel (CS)
V.A. - Field Recordings from the Sahel (CS)Sahel Sounds
¥2,319

サハラ砂漠以南のオブスキュアな音楽からご当地の知られざる現行アクトまでを紹介してきた、現代でも屈指の発掘レーベル〈Sahel Sounds〉から2018年に発表されていた、西サハラ地域全域で収集したアンビエント解釈可能なフィールド・レコーディング楽曲を収めた画期的ミックステープ作品『Field Recordings from the Sahel』をストック。砂漠のオアシスで人知れず残された声から、深夜のラジオ放送、地方の村落での祈りの呼びかけ、ニジェール川を流れる川船の音まで、レコードに収録される機会の少ない、見過ごされた至福の音楽へのオマージュに満ちた逸品。

Scott Seskind (LP)Scott Seskind (LP)
Scott Seskind (LP)Ebalunga!!!
¥4,752

カリフォルニアのカルトSSW、Scott Seskindが1985年に自主制作でひっそりと残したセルフタイトル作『Scott Seskind』が初の公式リイシュー。4トラックのポータスタジオで録音された本作は、乾いたアコースティックギターと、少し掠れた声が、部屋の空気ごと閉じ込められたように響く、素朴で誠実なローファイ・フォーク。「Walking」「Out Of The Blue」「Empty Arms」など、短いメロディの中に生活の断片や感情が静かに刻まれている。一方で、「Bobby Sands」「This Is My Country」など、社会的テーマを扱う曲も収録され、内省的な歌と鋭い視点が同居する、一人の部屋から世界を見つめるようなローファイフォークの原点ともいうべき一枚。

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