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Jackson C. Frank - 1975 Mekeel Sessions (12")
Jackson C. Frank - 1975 Mekeel Sessions (12")Antarctica Starts Here
¥3,264

Jackson C. Frankが1975年に残した幻の未発表セッションを初めてまとめたミニ・アルバム『1975 Mekeel Sessions』。唯一作として知られる1965年のセルフ・タイトル作に比べ、本作に刻まれた声はあの頃よりも低く、荒れ、人生の影をまとっている。しかしその奥には、彼特有の繊細なメロディと、壊れやすいほどの誠実さが息づいており、ギターは必要最低限の音だけで構成され、語りかけるようなタッチで曲を支える。まるで自室でひとり録音しているかのような親密さがあり、彼の人生の断片にそっと触れてしまったような感触。未発表音源でありながら、6曲は驚くほど統一感があり、単なるアーカイブではなく、Jackson C. Frankのもうひとつの物語を描く作品。

MAREWREW - もっといて、ひっそりね (LP)
MAREWREW - もっといて、ひっそりね (LP)Chikar Studio / TUFF BEATS
¥5,280

マレウレウ1st Album『もっといて、ひっそりね。』が、新たなミックス、マスタリングにより蘇る。アイヌの伝統歌を今に伝える名盤が、ジャケットも一新して初レコード化。

2010年、初作「MAREWREW」の発表を皮切りに、本格始動したマレウレウ。近年はドイツのレーベル「Pingipung」からベスト盤とリミックス盤がリリースされるなど、世界からも熱い視線を注がれる中、2012年発表のファーストアルバム『もっといて、ひっそりね。』がレコード化。全20曲のCD盤から、新たなミックス8曲を含む17曲が収録されている。ジャケットの表紙に採用されているのは、かつてMayunkikiの祖母が手がけたというアイヌの刺繍。そこにRekpoが新たにタイトル、アーティスト名を刺繍したものを組み合わせ、先人との絆が体現された仕上がりだ。インナースリーブでは、OKIとRekpoの愛娘で、2025年にマレウレウに加入したUtowaがイラストを担当するなど、アートワークにも注目すべき1枚。

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4つの声がアイヌの昔と今、未来をつなぐ。時空を越えて響くマレウレウ(蝶)の歌声。

 アイヌの伝統歌「ウポポ」を現代に歌い継ぐ女性ヴォーカル・グループ、マレウレウ。アイヌは、楽譜を残さず、主に口伝で受け継ぐため、彼女たちが歌う歌は、かつて年長者から伝え聞いた歌や、資料館で自ら掘り起こし、探し当てた古い保存音源が基盤となっている。そうした先人たちのウポポに憧憬を抱きながらも、ただ真似するのではなく、「今の自分たちにしか歌えない歌」=現在進行形のウポポを追求していく。そして、それを積み重ねることで、やがて先人たちの歌に自然と近づいていくことがマレウレウのテーマだ。プロデューサーのOKIも「アイヌ文化で重要なのは“個々のスタイル”。伝統を引用しつつ、マレウレウのスタイルを入れることで伝統が様変わりして活性化していくことが大切」と語る。「みんなで一緒に歌った方が楽しい」とライブでウコウク(輪唱)を観客と合唱してみたり、「私たちのルーツ・ミュージックはこんなに素敵なのよ!」と天真爛漫にシェアしてくれる彼女たちの姿勢もまた、伝統の門戸を開く大きな魅力となっている。
 このたびレコード化される2012年発表のアルバム『もっといて、ひっそりね。』は、そんなマレウレウの初期衝動が詰まったフレッシュな作品だ。メンバーのRekpoは、14年前に録音した本作の自らの歌を「同じ曲でも今と節回しが全然違う」と振り返る。アイヌのウポポは自分流の節回しが大事。昔の歌、今の歌、将来の歌。その瞬間の歌を録音物で残し続け、変化を楽しむことに意義があると言う。本作は、2020年にRim Rimが脱退する以前の録音という意味でも、この時にしか生まれ得なかった4人の声のグルーヴを堪能できる貴重な作品だ。
 何百年先まで歴史に残る作品にしたい。その思いから、本盤ではOKIが新たに8曲をミックス、リマスタリングを手がけている。CD盤と聞き比べてみると、重層感、臨場感が増し、とりわけ螺旋状に追い掛け合うウコウクのパートなどは、立体感のある声の渦が恐ろしいまでに迫ってくる。CD盤発表当時から何度も聞き込んだつもりでいたが、こうして改めて聞くと、独創的なリズム、パズルのような歌の旋律構成など、もともとのアイヌの伝統歌が持つ豊かな音楽性に驚かされる。エッジーなベースのフレーズと流麗なトンコリが効いた「KAPIW UPOPO」、打ち込みのビートとキャッチーなメロディーで高揚していくダンス・チューン「KANE REN REN」など、「よけいなことをやり散らかすのが自分の役割」と言うOKIの遊び心が冴え渡るアレンジにも感服。14年の時を経ても色褪せない、むしろ輝きが増したこの音楽を讃えたい。
 先人の歌と共鳴し、自身のスタイルで未来を切り拓くマレウレウの伝統の形。アナログ独自の奥行きのある音が、その真髄を浮き彫りにし、さらなる深遠なウポポの世界を見せてくれるはずだ。

文/岡部徳枝

Tanzmuzik - Sinsekai (2025 Remaster Edition) (2LP)
Tanzmuzik - Sinsekai (2025 Remaster Edition) (2LP)SUBLIME
¥4,998

関西を拠点に活動し、日本のテクノ黎明期を支えた山本アキヲと佐脇興英による日本のテクノ/アンビエント/IDMユニット Tanzmuzik の1994年の名盤『Sinsekai』。YMO的なリリカルさと欧米テクノのミックスによる独自の音楽性を持ち、柔らかく幻想的なサウンドスケープがアルバム全体を包み込んでいる。1994年のリリース当時から「日本テクノの嚆矢」とされ、幻の名盤として語り継がれてきた作品が、リマスターによって音質を現代的にアップデートし、さらにシングルやコンピ収録曲を追加して待望の再発!

I.P.Y -  I.P.Y 25 (CD)I.P.Y -  I.P.Y 25 (CD)
I.P.Y - I.P.Y 25 (CD)TZADIK
¥3,000

ブライアン・イーノのプロデュースによるコンピレーション・アルバム『NO NEW YORK』で鮮烈な印象を残したDNAのオリジナル・メンバーであるIkue Moriのもとに、ソロ、それぞれのプロジェクトにおいて日本だけではなく海外でも活動を続けるアヴァンギャルド・アーティスト、Phew と YoshimiO が集結。Ikue Mori、伝説のアート・パンク・バンド、アーント・サリーの創設メンバー Phew 、30年近く世界で最も先鋭的なエクスペリメンタル・ミュージック・グループ BOREDOMSのコアメンバー YoshimiO という日本アヴァンギャルド界のレジェンド3名によるトリオの最新作で、3人の個性と実験精神が交差する濃密なコラボレーション作品『I.P.Y 25』。録音は東京・Club U.F.O. で行われ、2020年の外出自粛期間中に編集・ミックスが施されたもの。電子音、声、パーカッシブなノイズ、即興的なテクスチャが重なり合い、DNA〜NYダウンタウンの電子実験、Phew のミニマルな声の世界YoshimiO の身体的リズム感がひとつの音像へと融合している。長い経験に裏打ちされた驚きと緊張感、そして3人ならではの自由度が詰まった、現代アヴァンギャルドの必聴盤。

V.A. - Memory Garden: New Age For Old Worlds (Color Vinyl LP)
V.A. - Memory Garden: New Age For Old Worlds (Color Vinyl LP)SECRETS OF SOUND
¥5,136

Chihei Hatakeyama、Mark Barrott、Steve Roach
Lord Of The Isles、Ocean Moonら多彩なアーティストが集まり、アンビエントからニューエイジの現在地を示すコンピ。現行アンビエントの中心にいる作家から、長年シーンを支えてきたベテランまでが幅広く、ひとつのアルバムの中で響き合い、古い世界のための新しいニューエイジというテーマが浮かび上がる。バレアリック特有の開放感と、ニューエイジの瞑想性が同居し、柔らかな光に包まれながら、呼吸が自然と整っていくような音の質感。それぞれのアーティストが異なるアプローチで静けさを描きながらも、アルバム全体としては静かな風景の中をゆっくり歩くような統一感があり、夜の読書や早朝の光、旅先の窓辺、どんな時間にも寄り添う柔らかなアンビエントの魅力が詰まった一枚。

Nalbandian The Ethiopian & Either/Orchestra (2LP)Nalbandian The Ethiopian & Either/Orchestra (2LP)
Nalbandian The Ethiopian & Either/Orchestra (2LP)HEAVENLY SWEETNESS
¥4,894

アルメニア系エチオピア人の作曲家・編曲家で、1950〜60年代のエチオピア近代音楽の基礎を築いた重要人物Nerses Nalbandian。録音が少なく、長らく忘れられた存在だった彼の作品をアメリカのジャズ大編成バンドEither/Orchestraが録音、Ethiopiques シリーズの新作としてリリース!Either/Orchestraは1990年代からエチオピア音楽を探求し、ムラトゥ・アスタケやゲタチュー・メクリャらと共演。Ethiopiques 20『Live in Addis』で世界的評価を獲得している。ブラスが主役の祝祭的サウンドで、アムハラ音階や独特のリズムを、ジャズのアレンジで再解釈。エチオジャズのルーツを辿る内容となっている。

Psychotropic - Only for the Headstrong (12")Psychotropic - Only for the Headstrong (12")
Psychotropic - Only for the Headstrong (12")SEA BIRDS INTERNATIONAL / ALL CITY
¥2,761

1980年代からサイケデリック・ポップの実験で知られるNick Nicelyとハウス、ヒップホップに精通したDJGavin MillsからなるUKデュオPsychotropicによる1990年発表のアシッド・ハウス、レイヴ・シーンの熱狂を体現した12インチシングル『Only For The Headstrong』。Raw Silkのヴォーカル・サンプルやJames Brown「Funky Drummer」のブレイクを引用し、当時のレイヴ文化を象徴するサウンドで、Princeのギター・フレーズを取り入れたリミックスでは、ハードコアなシンセとサイケデリックな質感が融合。ジャンルを越境するユーフォリックなアンセムとして再評価の進むUKダンス・ミュージック史の重要な一曲。

Rob Mazurek - Alternate Moon Cycles (IA11 Edition) (LP)Rob Mazurek - Alternate Moon Cycles (IA11 Edition) (LP)
Rob Mazurek - Alternate Moon Cycles (IA11 Edition) (LP)INTERNATIONAL ANTHEM RECORDING COMPANY
¥4,075

La Monte Youngの永久音楽劇場ファンにも是非!〈International Anthem〉創立11周年記念リイシュー・シリーズ!〈International Anthem〉の最初のリリースであるRob Mazurekによる上質なダーク・アンビエント・ジャズ組曲『Alternate Moon Cycles』が2025年、新たな帯とともに、セッション写真とMikel Patrick Averyによるライナーノーツが掲載された4ページのブックレットが追加されてめでたくも新装リイシュー!仲間のミュージシャン、Matt LuxとMikel Patrick Averyをフィーチャーした2篇のロング・コンポジションからなるこの作品は、シカゴの極小バーCurioでのライブ・テープに収められたもので、部屋の穏やかなきしみ、音、ささやき声、ざわめきの中で、極めてミニマルでありながら非常に親密な空気感を伴って進行していくオーガニック・ミニマル・ミュージック傑作!

aus - Eau (LP)aus - Eau (LP)
aus - Eau (LP)Em Records
¥3,850

作曲家/プロデューサー、フクゾノヤスヒコのソロプロジェクト、aus(アウス)のニューアルバム『Eau(オー)』。奥野楽の演奏する「箏」を全面的にフィーチャーし創作した、ausの魅力的な方向転換といえる美しい作品。

思慮深く展開する繊細な技巧、展覧会や実験映画のための魅力的なサウンドデザインで、国内外から篤い支持を受けるアウスは、これまでキーボードやエレクトロニックサウンド作品を主に手がけてきました。本作『オー』は、依然としてエレクトロニックサウンドでありながらも、日本の楽器の中で最も特徴的な弦楽器のひとつである箏の音世界を軸に展開する、アウスの魅力的な方向転換といえるアルバムです。繊細でありながら豊かな数々の箏のフレーズと音色は、非常に才能豊かな演奏家、奥野楽(おくの・えでん)が担当。アウスは作品解説の中で、このプロジェクトにおける奥野の演奏とその芸術の重要性を称賛しています。
『オー』収録楽曲は、箏の微妙に変化するアタック、揺らめく響きの音色と、他の楽器の音色のバランスをとるようにデザインされています。箏の繊細な減衰と韻律の柔軟性は、持続的なシンセサイザーの音色と対位法的に構築されたピアノの旋律に包まれ、引き込まれるような底流と、物憂げで流動的な質感を伴う流れるようなアンビエンスを生み出しています。

箏の現代史をみたとき、日本のコンテンポラリー音楽の愛好者は『オー』を聴いて、沢井忠夫がリアライズした吉村弘作曲作「アルマの雲」(1979年)、箏の演奏グループKoto Vortex(コト・ヴォルテックス)が同じく吉村弘の作品を取り上げたアルバム『Koto Vortex I: Works by Hiroshi Yoshimura』(1993年)を思い出すかもしれません。どちらも箏を伝統から引き剥がし、アンビエント~テクノの文脈に配置しようとした先駆的作品で、それらは『オー』にも影響を与えています。また、諸井誠の『和楽器による空間音楽』といった70年代日本の現代音楽作品も『オー』の影響源となっています。

フィジカル版にはアウスによる日本語・英語解説付き。ジャケットデザインは橋本麦、マスタリングは大城真が担当。CD/LP/カセット/デジタルで発売し、CD・デジタル版とLP版はジャケット違いとなります。本作はレーベル《FLAU》とエム・レコードの初のコラボレーション・リリースとなります。

Anacleto Vitolo / Hiseka / Gigi Masin / Fabio Orsi - a sad song for A. (4CD Box)Anacleto Vitolo / Hiseka / Gigi Masin / Fabio Orsi - a sad song for A. (4CD Box)
Anacleto Vitolo / Hiseka / Gigi Masin / Fabio Orsi - a sad song for A. (4CD Box)13 (SILENTES)
¥8,396

イタリア実験音楽シーンの精鋭4名による、全4時間に及ぶアンビエント/エレクトロアコースティック大作『a sad song for A.』が、限定300部の4CD豪華ボックスセットとして〈Silentes〉よりリリース。本作は 写真家Stefano Gentileの抱いていた後悔や不安を、4人の作家がそれぞれが異なるアプローチで音に変換。Gigi Masinのメロディアスなアンビエント、Fabio Orsiの深いドローン、Vitoloのエレクトロアコースティック、Hisekaの静謐なミニマルアンビエントがひとつのテーマのもとで並び、静謐で深い内省の世界を多層的に描いている。17×17cmのStefano Gentileの写真入りブックレット、Giulia Dal Vecchioによるテキストも収録。

Leif - Collide (LP)Leif - Collide (LP)
Leif - Collide (LP)AD 93
¥4,136

ウェールズ出身のプロデューサーLeifによる、幼い頃から使い続けてきた傷だらけのAria Pro IIギターを主要音源に、壊れゆくものの美しさを静かに掬い上げたアンビエント作品『Collide』。電装の不安定さがそのまま音の揺らぎとして刻まれ、ノイズ、フィードバック、断片的なメロディが淡く重なり合いながら、崩壊と再生が同時に進むような独特の音像を描き出す。〈AD 93〉からのリリースらしい実験性とミニマルな構築美が共存し、ダウンテンポの柔らかなリズムとギターテクスチャーが溶け合うことで、静謐でありながら深く没入できるサウンドが広がる。Leifの新たな方向性を示す、繊細で親密な一枚。

La Dusseldorf (Blue Vinyl LP)
La Dusseldorf (Blue Vinyl LP)Klimt Records
¥3,693

NEU!解散後にKlaus Dingerが結成したLa Dusseldorfによる、クラウトロックの実験性をポップに昇華させたデビュー作。収録曲「La Düsseldorf」「Silver Cloud」「Time」は、反復するモータリック・ビートとシンセの煌めきによって、催眠的かつ祝祭的な空気を生み出しており、Klaus Dingerのエネルギッシュなヴォーカルとミニマルな構成の中に広がる開放感が印象的。ジャーマン・ロックの枠を越えたジャンル横断的な魅力を放ち、アートロック的な視点とDIY精神が融合したこのアルバムは、後のニューウェーブやテクノにも影響を与えた本作は、クラウトロックの進化を象徴する一枚として、今なお新鮮な輝きを放ち続けている。

Hiele - Emo Inhaler (LP)Hiele - Emo Inhaler (LP)
Hiele - Emo Inhaler (LP)STROOM.tv
¥4,977

ベルギーの音楽家Hieleによるレフトフィールド・エレクトロニクス、IDM、ニューエイジな要素が混ざり合ったアルバム『Emo Inhaler』。レトロなシンセサイザーの音色、遊び心のあるメロディ、深みのあるテクスチャと不規則で複雑なリズムが印象的な本作は、複数のスタジオや列車のコンパートメントで録音。断片をつなぎ合わせたような、奇妙な楽しさと、どこか懐かしいメランコリーが交錯する無邪気で不可思議な音響空間。視覚芸術家や映像作家とのコラボレーション経験を活かした空間や映像と結びつくような映画音楽的な感性と、どこかズレたポップ性を併せ持っている。「感情の吸入器」というタイトル通り、感情の断片を音で吸い込むような夢幻的な作品。

Jesse Sykes And The Sweet Hereafter - Forever, I've Been Being Born (LP)Jesse Sykes And The Sweet Hereafter - Forever, I've Been Being Born (LP)
Jesse Sykes And The Sweet Hereafter - Forever, I've Been Being Born (LP)Ideologic Organ
¥3,764

Jesse Sykes & The Sweet Hereafter による2011年の『Marble Son』以来となる実に14年ぶりの新作『Forever, I’ve Been Being Born』。前作発表後にリズム隊を失った喪失感や、音楽から距離を置かざるを得なかった状況を背景として、10年の歳月をかけて制作された本作は、フォークを基盤にブルースやサイケデリック、オーケストラルな響きが溶け合う、深い陰影を持った作品になっている。ハスキーでありながら透明感を保ち、年齢を重ねた分だけ一層親密で深い響きを帯びたジェシー・サイクスの声を中心にして、ギタリストのフィル・ワンドシャーはその声を縁取るように、時にクラシックな、時にざらついたトーンで対話を重ねる。タイトルが示すとおり生命の循環と向き合っており、ジェシー自身が「弔辞のように感じる」と語るように、全体が静かな受容と祈りのトーンに貫かれている。哀愁を帯びたメロディーと、深く感情的な歌詞、暗くも透明な歌声が時に鎮魂歌のように響く、聴き手を深く包み込む作品。

Cindy Lee - Malenkost (LP)
Cindy Lee - Malenkost (LP)W.25TH
¥3,769
オリジナルは15年に〈Isolated Now Waves〉より限定100部のカセットで発表、17年にはLP化されたものの入手困難となっていた作品が〈Superior Viaduct〉傘下の〈W.25TH〉よりアナログ復刻!ゼロ年代後半に圧倒的人気を誇ったものの、ギタリストのChristopher Reimerの突然の死によって解散することとなってしまった現代カルガリーの伝説的ノイズ・ロック・バンド、”Women”(当時私も大好きでした...!!)のリード・シンガー、Patrick Flegelが展開してきたソロ・プロジェクト、Cindy Leeの人気作『Malenkost』!まさにカタルシス。今は去りし全盛期のローファイ・インディ/ドリーム・ポップへの憧憬、陰鬱と寂寞と不可解・・・"No Worth No Cost"や"Hopeless in a Trance"といった脱線手前な荒々しいノイズの破片から、USアンダーグラウンド特有のローファイな空気感へと西欧的なロマンティシズムとフォークロアを落とし込み、異様なムードを発揮させた天上(突破)なドローン聖歌"Always Lovers"など、この人でしか生み出せないスペクトル的で時代を超越した音楽!
Lamin Fofana - Works In Metal (LP)Lamin Fofana - Works In Metal (LP)
Lamin Fofana - Works In Metal (LP)Honest Jon's Records
¥4,497
シエラレオネとギニアをルーツに持つニューヨーク拠点のエクスペリメンタル作家であり、〈Hundebiss〉や〈Avian〉、〈Peak Oil〉、〈The Trilogy Tapes〉といった各地の先鋭レーベルから卓越した作品群を世に放ってきたLamin Fofanaが〈Honest Jon’s〉より放つ、要注目最新作をストック。鋭い処理と溶解する音響を鍛造し、液体金属のように形を変えながら響く一枚。ペアで配置された楽曲群は、鋭利な刃と柔らかな残響を交錯させ、詩やテキスト、フィールド・レコーディングを練り込みながら、解体と再構築を繰り返す様子が圧倒的です。スーザンヌ・セザールの言葉にインスパイアされた、音響的マニフェストとも呼べる異形のコスミッシェ傑作。

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