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Sonic BoomとJ Spaceman率いる伝説のアングラ・サイケデリック・ロック・バンドSpacemen 3が残した、至高の美学とディスクグラフィの全貌を記録したヴィジュアル・アーカイブブック『Spacemen 3 Vinyl – Extended Edition』。Danny Passarella編著による本作は、1986年から2024年までに世界各地でリリースされた貴重なオリジナル盤から限定ヴァリアント、プロモ盤、ブートレグまでを網羅し、ジャケットデザインやタイポグラフィ、当時の手書き歌詞やプレス用ポスターなどの膨大な紙資料を通してSpacemen 3の美学が生々しく蘇る。さらにSonic Boomをはじめとする当事者やインディペンデント・レーベル関係者への独占インタビューを収録し、プレス工場の裏話やジャケット制作の葛藤など、名盤誕生の裏側にあった熱いドラマを克明に捉えている。ストリーミング時代にこそ手にとって確かめたい、レコードという物質が持つ圧倒的な存在感と美しさを証明する決定本。

Tom ThielとMax Loderbauerによるベルリンの伝説的デュオSun Electricが、約20年ぶりとなる待望のニュー・アルバム『Episodes』を〈De:tuned〉から発表!ベルギー芸術アカデミーの協力を経て、1960年代の希少なヴィンテージ機材Subharchord Synthesizerを用いて制作、特有のサブハーモニックな重厚感と温もりのある電子音が、精緻に組み立てられたミニマルなシーケンスのなかでゆっくりと変化。静謐で宇宙的なドローンから浮遊感あふれるディープなテクノ・リズムまで、緻密で奥深い音響テクスチャーが美しく広がっていく。長年培われた巧みな音響設計とヴィンテージ機器への飽くなき探求心が見事に結実した全6曲。知性と情緒が美しく交錯する音響世界。
ロンドン南東部出身のマルチ奏者Black Steelが、Mad Professorと手を組み名門〈Ariwa Sounds〉から1988年に発表したUKルーツ〜ダブの隠れた大名盤『Jungle Warrior』。レーベルの看板プレイヤーとして数々のヒット作を支えてきた彼が、高次の存在からのインスピレーションとJah ShakaやDennis Brownらへの敬意を胸に創り上げた作品で、ヴォーカル・パートから地続きで重厚なダブ・バージョンへと流れ込む伝統的なスタイルを踏襲しつつ、5歳から培われたBlack Steelの類まれな演奏技術とソウルフルな歌声が炸裂。Mad Professorによるクリアで緻密なミキシング、地底を揺らす極太のベースライン、そして冴え渡る空間エフェクトが美しく融合し、80年代後半のUKヘヴィー・ルーツ特有の澄んだ静寂と重厚なグルーヴを描き出している。高潔なルーツ精神と最上級のダブ音響設計が見事に結実した、UKレゲエ史に誇るべき傑作。
ブリストルの地下シーンを賑わせる気鋭の〈Accidental Meetings〉から、同レーベルの重要アーティストLovely Daveが手掛けた注目のミックステープが登場!ブリストルらしい自由奔放な選曲美学を凝縮した、レーベルの新ミックス・シリーズの記念すべき第1弾となる意欲作。多国籍なシンセフォークやカリンバの澄んだ響きからカーティス・メイフィールドの極上カバー、果てはプロト・ニュービートや変速クラブトラックまでを鮮やかに横断。さらにゴシックなニューウェーヴ、くすんだミニマルウェーヴ、ピッチを落とした歪んだバトゥカーダ・ハウスやスクロンク・ジャズが不規則に入り乱れ、ささくれだった質感とダンスフロアの熱量が異質なカオスを描き出す。ジャンルの垣根を軽やかに飛び越え、緻密かつユーモラスに組み上げられた異彩を放つサウンド・コラージュ。

ブリストルのマルチ奏者MemotoneことWill Yatesによる最新作『Warm Shadows』。Ugnė Uma、Typesun、Jabu’s guestらが参加し、声・生ドラム・電子音が影をまとって共鳴する、深い余韻の一枚。アルバム全体を包むのは、アンビエント的な静けさと、ジャズの呼吸、そして電子音の淡いざらつきの重なり合い。Ugnė Umaの歌声は東欧フォークのようなメランコリーを帯び、Typesunの生ドラムは漂う音像に微かな身体性を与えている。夜の部屋の薄明かり、湿った空気、森のざわめきを思わせるような、タイトル通りの暖かい影がゆっくりと広がるような音楽。孤独な夜にそっと寄り添い、暗闇の中に確かな体温を感じさせてくれる屈指の音響詩。

ベルギー・リエージュを拠点に活動するfrançois vankaによる、東ベルギーの自然保護区や森との境界線、川の谷間を巡る散策の中で採集された音の断片を凝縮し、自然物から作り上げた自作楽器やフィールドレコーディングを用いて紡ぎ出された静謐な音響日記のようなデビュー作『quelques endroits』。セイヨウニワトコから削り出したチャイムやカタツムリの殻、フランス海岸の貝殻などを用いたハンドメイド楽器の素朴な不規則音と、霜のように繊細な音色、静かに漂うピアノとループが美しく交錯。風や水のせせらぎ、鳥たちの羽ばたきといった森のささやきに澄んだ響きが優しく溶け合い、作り手と聴き手の境目をやわらかく曖昧にしていくオーガニック・アンビエント空間を創出している。あらかじめ決められた構造を持たず、時間の流れから切り取られた自然の美しさと内省的な響きが調和した繊細な音像が静かに寄り添う好内容作!

フランスとアルジェリアにルーツを持つ音楽家Sara Mokraniによる、フランス・モンミライユの森に囲まれた小さな家で、モジュラーシンセ、フィールドレコーディング、そして近隣の村で見つけた古いオルガンを組み合わせて制作された繊細極まるエレクトロニック・アンビエント作品『Bismillah』。古いオルガンが奏でる優美な持続音に、モジュラーのシーケンス、そしてDIYドラムマシンのループや微細な歪みを帯びた環境音が有機的に重なり合う音響空間。シンプルな旋律が現れては静かに消えゆくミニマルな反復のなかで、時間と空間の境界がゆっくりと溶け出し、周囲の豊かな自然と深く対話するかのような静謐なテクスチャーを生み出している。タイトルが示す「神の名において」という言葉の通り、静けさのなかに凛とした祈りとスピリチュアルな美学を内包した内省的な秀作!

Raja Kirikのメンバーとしても知られるインドネシアの自作楽器奏者Johanes "Mo’ong" Santoso Pribadiと、Scotch Rolexこと石原茂による異色デュオTakkak Takkakのセカンド・アルバム『Abu』。ジョグジャカルタ、リトアニアのシュヴェンチョネレイ、ベルリンという3つの拠点を跨ぎ、二人の精神的・身体的ルーツを融合させて創り上げた、存在しない架空の灰の火山島の音響生態系。ジャワのガムランや自作の木製打楽器、竹笛が放つ生々しく有機的な鳴りと、石原が自身のルーツに向き合い導入した和太鼓。それらが極太のエレクトロニック・キックや攻撃的なビート、さらにはドローン・メタルや歪んだシンセと激しく衝突し、古代の泥臭い儀式性と未来的なメカニズムが不気味に同居するバイオメカニカルな音響世界を生み出している。アジアン・ミニマリズムの神秘的な響きから狂騒のレフトフィールド・ダンスフロアへと変幻自在に姿を変え、アジアとヨーロッパの境界を極彩色のノイズとリズムで塗りつぶす未知の音響体験!

Nyege Nyege傘下の〈Heat Crimes〉から、トルコ出身のUtku Önalによるソロ・プロジェクト、Terskolの未発表発掘デビュー作。2017年から2021年にかけてモジュラーシンセと不調なドラムマシンのみを用い、自室で密かに構築された圧巻のサイボーグ・スラッジ、ドゥーム音響で、アナログ・オシレーターの裸の電圧と壊れかけたマシンリズム、そして重度のリバーブによって物理的な重圧と極低音域を形成。Godfleshの苛烈なインダストリアル感覚やSunn O)))の重厚なドローン、Muslimgauzeの呪術的なリズム像、さらにはKevin Richard Martinに通じる音圧が融合し、時代からも特定の地域からも切り離された極冷の音像が空気を締め付ける。大げさなパフォーマンスを排し、冷徹な電圧の蓄積とノイズの破滅的な連鎖によって静かに精神を削り取る圧倒的なリアリティ。音楽史の隙間から突如現れた漆黒のドキュメント!

ギリシャ正教会の現役司祭であるDionysios Tabakis神父が自宅で密かに録音を重ねたデビュー作『Paradise Metal』が、〈Heat Crimes〉と謎多き〈Elhellel〉から共同リリース!東地中海の伝統楽器群やビザンティン音楽理論を根底に置きながら、現代の孤立や抑鬱といった深淵に迫る異色の作品で、西洋の平均律から解き放たれたメタルギターやフレットレス・エレキギターが織りなす微分音のうねりと、石造りの聖堂を思わせる重厚なドローン。スコット・ウォーカーの晩年作にも通じる音の重みそのものを引きずるような静かな地鳴りのなか、正教会聖歌の伝統を受け継ぐエヴゲニア・シメラ・アルメニの歌声が暗闇を照らす一筋の光のように差し込む。司祭としての聖なる祈りと孤独な個の精神性が交錯し、ギリシャ伝統のビザンツ音律とヘヴィなギタードローンが高次元で融合した唯一無二の交響録。

2026年限定リプレス!「ふと目がさめると、午後の向う側。グリーンなサウンドが、まわりの風景をつつみこみます」。今年度ベストと言える最重要リリース!テン年代に隆盛したニューエイジ・ミュージック・リバイバルの中で巨大な再評価を浴び、今や国産アンビエントの中でも最大級の人気を誇る一枚が公式再発!日本の環境音楽/アンビエントのパイオニア、吉村弘が86年に発表したキャリア重要作品「Green」が、日本の知られざるアンビエントやニューエイジ、環境音楽を一挙コンパイルした昨年の大傑作編集盤「Kankyo Ongaku」(グラミー賞ノミネート!)も爆発的な人気を博した大名門〈Light In The Attic〉から初となる復刻リリース!
オリジナルは10万円越えで取引されることも多々な鬼レア盤にして、某動画サイトの再生回数は200万を優に超える超人気作!70年代にはタージ・マハル旅行団の公演にもゲスト参加、80年代からは、数多くのミュージアムやテレビ番組、ギャラリー、ファッション・ショー、公共施設、化粧品会社などに至るまでデザインや音響を手がけ、現代日本の都市のサウンド・デザインにも寄与してきた吉村弘。『Green』は吉村自身もフェイバリットに挙げていた音源で、ホーム・スタジオにて1985年から86年の冬にかけてYAMAHAのFMシンセサイザーで録音された作品で、忙しい東京の都会の喧騒とはまるで対照的に、ゆったりとした色調でやさしく広がるエヴァーグリーンなサウンドを披露。どこまでも優しく風雅に響き渡り、人の心へと確かな潤いと彩りをもたらしてくれる極上の一枚(本作の制作の際には、吉村自身もふと眠ってしまったことがあったとのことです。)ヴァイナル・リマスタリング仕様&〈RTI〉での高品質プレスと盤質も万全。これまで未公開だった吉村手書きのトラック・ノートも付属。これはアンビエント~ニューエイジ・ファンならずとも、全音楽好きが一度聴くべきマスターピースです!

〈Gern Blandsten Records〉のカタログの中でも特に入手困難だったGarden Varietyの1993年リリースのセルフタイトル作が、ついに〈Numero Group〉より再発。オクターブ・リフを軸にしたギターは荒々しくも知的で、ストロークは常に前へ突き進む。リズム隊はタイトで、Anthony Romanのボーカルは怒りよりも壊れそうな感情を前面に出し、叫びと歌の境界を揺れながら、曲の切なさを鋭く浮かび上がらせる。パンクの勢いとポストハードコアの構造的なセンスが交差し、JawboxやFugazi、Superchunkに通じるインディ・ロック的なメロディ感も自然に混ざる。録音は粗削りで、スタジオの空気や演奏の勢いがそのまま残り、90年代USアンダーグラウンドの湿度と熱量がダイレクトに伝わる。90年代初期エモの原型を示す重要作。

〈Gern Blandsten Records〉のカタログの中でも特に入手困難だったGarden Varietyの1993年リリースのセルフタイトル作が、ついに〈Numero Group〉より再発。オクターブ・リフを軸にしたギターは荒々しくも知的で、ストロークは常に前へ突き進む。リズム隊はタイトで、Anthony Romanのボーカルは怒りよりも壊れそうな感情を前面に出し、叫びと歌の境界を揺れながら、曲の切なさを鋭く浮かび上がらせる。パンクの勢いとポストハードコアの構造的なセンスが交差し、JawboxやFugazi、Superchunkに通じるインディ・ロック的なメロディ感も自然に混ざる。録音は粗削りで、スタジオの空気や演奏の勢いがそのまま残り、90年代USアンダーグラウンドの湿度と熱量がダイレクトに伝わる。90年代初期エモの原型を示す重要作。

9月下旬再入荷。50周年記念版!全ての色目が異なる100%再生グリーン・ヴァイナル。「植物のための、そしてそれらを愛する人々のための暖かな地球の音楽」これまで幾度となく非公式再発が為されてきた歴史的名盤が遂に公式再発!70s視点で空想未来を飛行する絶品のSci-Fi電子盤!ファンク/ディスコ脈でも大いに作品を生み出し活躍したカナダの作曲家、Mort Garson(1924-2008)の76年大傑作がなんとSacred Bonesから復刻リリース!
当時ロサンゼルス近郊でSimmons社のマットレスを購入した際に、ノベルティ用として制作されたレコードで、内容はそのタイトル通りの光合成ヒーリング・ムーグ・ポップ・サウンドスケープ集。まさかのSacred Bonesからの再発と言うのもある意味驚きですが、同レーベルの根差してきたサイケ感のルーツといったところでしょうか。1曲目から凄まじい埃の臭いと哀愁に満ちていて、空想する楽しみが豊かに息づいてます。ライブラリー音楽からコスミッシェムジークを通ってアンビエントまで直結のBGM具合です。ただただ暖かく、ある意味ニューエイジで未知の光景へ想いを馳せたくなります。モンド~エレクトロニック系のファンにも是非。

Karkossyn名義でのダークな音像で知られるUKの電子音響作家Tavis Hitchcockが、新たなプロジェクトGrandma Loveを始動、一転してノスタルジーや家族との夏の思い出をテーマに掲げたセルフタイトルのデビュー・アルバムが名門〈Constellation Tatsu〉からリリース。色あせたパッドシンセや繊細なパーカッション、フィールドレコーディングに加え、古いホームビデオのVHSから抽出したような音の断片を繊細に構築。夕暮れ時に家へと帰る道すがらや、どこか懐かしい部屋の陽だまりを思わせる、セピア色のチルアウトな音響を見事に描き出している。時間の彼方に消えかけた記憶が、静かに蘇るような、心解きほぐされる好内容な一作!

Karkossyn名義でのダークな音像で知られるUKの電子音響作家Tavis Hitchcockが、新たなプロジェクトGrandma Loveを始動、一転してノスタルジーや家族との夏の思い出をテーマに掲げたセルフタイトルのデビュー・アルバムが名門〈Constellation Tatsu〉からリリース。色あせたパッドシンセや繊細なパーカッション、フィールドレコーディングに加え、古いホームビデオのVHSから抽出したような音の断片を繊細に構築。夕暮れ時に家へと帰る道すがらや、どこか懐かしい部屋の陽だまりを思わせる、セピア色のチルアウトな音響を見事に描き出している。時間の彼方に消えかけた記憶が、静かに蘇るような、心解きほぐされる好内容な一作!

クラシックのヴァイオリニストとして20年近いキャリアを持ち、ポストパンクや即興演奏を経て独自の表現に到達したShaina Panのソロ・プロジェクトsachi's mirrorによる、静かな変容と旅路を描き出す待望のデビュー・フルアルバム『Talking in a Different Way』が名門〈Constellation Tatsu〉からリリース。長年の現代クラシックで培われた優美なヴァイオリンとストリングス・アレンジに、フィールドレコーディング、くすんだサンプルのテクスチャー、そしてフロントに据えられた自身の歌声が幻想的に交錯。アンビエントやドリームポップ、前衛室内楽がシームレスに溶け合い、薄霧の中で静かに渦を巻くような幽玄の音響空間を作り出している。実験精神とロマンティシズムが気品高く同居する一本。

クラシックのヴァイオリニストとして20年近いキャリアを持ち、ポストパンクや即興演奏を経て独自の表現に到達したShaina Panのソロ・プロジェクトsachi's mirrorによる、静かな変容と旅路を描き出す待望のデビュー・フルアルバム『Talking in a Different Way』が名門〈Constellation Tatsu〉からリリース。長年の現代クラシックで培われた優美なヴァイオリンとストリングス・アレンジに、フィールドレコーディング、くすんだサンプルのテクスチャー、そしてフロントに据えられた自身の歌声が幻想的に交錯。アンビエントやドリームポップ、前衛室内楽がシームレスに溶け合い、薄霧の中で静かに渦を巻くような幽玄の音響空間を作り出している。実験精神とロマンティシズムが気品高く同居する一本。

UNKNOWN MEのメンバーとしても知られる日本人アンビエント作家H. Takahashiが、2016年に名門〈Constellation Tatsu〉から発表した初期代表作『Body Trip』。現代国産アンビエントの金字塔として国内外で愛され続ける名盤が、最新リマスター音源に加えて新世代のアーティスト陣によるリミックスを追加した2枚組で復刻。繊細なシンセサイザーのトーンと静かな反復、そして控えめなメロディラインが織りなす瞑想的な音響空間。心地よく身体に染み渡るオリジナル音源の温もりに加え、ダブやアンビエント・テクノ、エレクトロニクスの要素を含んだ多彩なリミックス群が作品の新たな魅力を引き出している。静けさと深み、そして穏やかな安らぎに満ちた、好内容作。

UNKNOWN MEのメンバーとしても知られる日本人アンビエント作家H. Takahashiが、2016年に名門〈Constellation Tatsu〉から発表した初期代表作『Body Trip』。現代国産アンビエントの金字塔として国内外で愛され続ける名盤が、最新リマスター音源に加えて新世代のアーティスト陣によるリミックスを追加した2本組カセットで復刻。繊細なシンセサイザーのトーンと静かな反復、そして控えめなメロディラインが織りなす瞑想的な音響空間。心地よく身体に染み渡るオリジナル音源の温もりに加え、ダブやアンビエント・テクノ、エレクトロニクスの要素を含んだ多彩なリミックス群が作品の新たな魅力を引き出している。静けさと深み、そして穏やかな安らぎに満ちた、好内容作。

ブリュッセルを拠点に活動し、自身のレーベル〈Maloca Records〉も率いるプロデューサー、フィールドレコーディング作家Le Motelの最新作『Pozo de Agua』は、ベトナム現地録音を用いた前作『Odd Numbers / Số Lẻ』に続き、環境音とコラージュ、エレクトロニクスをシームレスに織り交ぜて作り上げた、どこか遠い場所へと誘うような良質な音響作品。収録曲の多くは移動中の列車内や屋外で制作され、旅先での情景やふとした記憶、情感を素直にサウンドへと落とし込んでいる。水滴の跳ねる音や風の揺らぎといった自然界の音のかけらを楽器と同等に扱い、柔らかな電子音やポリリズム、バレアリック、ニューエイジ的なダウンテンポの質感と精緻に重ね合わせている。繊細なテクスチャーがたゆたう、深みと静寂を湛えたオーガニック・エレクトロニクス秀作!

現代文化における不変の存在、エラ・フィッツジェラルドの長らく埋もれていた1966年の珠玉の作品がリリース!
シンガー・ソングライター、作曲家、そして人道主義者であるエラ・フィッツジェラルドの未発表ライヴ音源『ライヴ・アット・ファルコナー・シアター・コペンハーゲン・6th・フェブラリー・1966』が、7月に全世界リリースされる。
1967年の2月6日にデンマークはコペンハーゲンのファルコナー劇場で録音された今作は、ラジオ局デンマーク放送用のモノラル音源であり、あるデンマーク人プロデューサーの個人アーカイヴに保管されていたもの。何十年もの間忘れ去られたまま廃棄処分される運命にあったが、この希少なアーカイヴ音源のリリースは、エラのキャリアにおけるありのままの瞬間をファンが探求し、その世界に浸るまたとない機会となるだろう。
出演は、デューク・エリントン・オーケストラ。ピアノを担当していたのは、編曲家兼音楽監督としての役割に加え、ジミー・ジョーンズ。そして彼と共に演奏していたのは、ベースのジョー・コンフォートとドラムのガス・ジョンソンだった。ライヴを鑑賞した今作のプロデューサーのボーエ・ロジャー・ヘンリクセンはこの日のエラについて「ここ数年のコペンハーゲンでのトリオだけのコンサートに比べ、より生き生きとしており、機械的な印象が薄れていた」と話している。180g重量盤
音を「構築」するというよりも、ひとつの音の内部に聴き手を留まらせるようにして、微細な倍音や音色の揺らぎを浮かび上がらせたその瞑想的な音楽性は、後の『Adnos Trilogy』、『Songs of Milarepa』、『Jetsun Mila』、そして『Trilogie de la Mort』へと続く、チベット仏教に深く触発された一連の傑作群の起点となった。今回の2LPは、作家自身が「楽曲を編集したりカットしたりせずに収録できる場合のみ、ヴァイナル化を許可する」という姿勢を貫いた作品。全3部をそのまま収録し、4面目にはエッチングを施した、高品質オーディオファイル・クオリティの特別仕様です。
ジャマイカの巨匠Joe Gibbsと、天才エンジニアErrol Thompsonの黄金コンビが手掛け、70年代レゲエ史に燦然と輝く名作『African Dub』シリーズの知られざる第5章『African Dub Chapter 5』。70年代に遺された未発表音源や新たなダブ・ミックスを編纂し1984年にリリースされた、シリーズの中でも異彩を放つ変則的アーカイヴ作品。Chapter 1〜4で確立されたディープなリバーブや過激なエフェクト処理を継承しつつ、80年代初期ダンスホールへと繋がるタイトでスクエアなリズム感が交錯。ルーツ・ダブの重厚な美学と初期ダンスホールの躍動感が絶妙に同居する音響空間は、ミキシング技術の真骨頂。80sダンスホールとも響き合う、隠れた名盤!
