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Thompson Sound All-Stars - Linval Thompson & Friends Vol.1 (LP)
Thompson Sound All-Stars - Linval Thompson & Friends Vol.1 (LP)THOMPSON SOUND
¥5,093

Linval Thompsonがプロデュースした黄金期ルーツ・レゲエを体系的にまとめたコンピレーション『Linval Thompson & Friends Vol.1』。Channel OneとKing Tubby’sの音源を軸に、Cedric “Congos” Myton、Horace Andy、Freddie McKay、Junior Delgado、King Kong、U Brownら、70年代後半から80年代初頭を代表するシンガー、DJを一枚に収めたもので、バックはSly & RobbieとRoots Radicsが担当。太いベースラインと乾いたドラムが、当時のジャマイカ音楽の力強い質感をそのまま支えている。Linvalのプロデュースは、リズムの芯を太く保ちながらヴォーカルの存在感を前に出すバランスが特徴で、各アーティストの個性が自然に立ち上がる。Horace Andy「River」や U Brown「Roots Is Roots」といった未発表音源も収録され、黄金期の空気が新たに発掘されたような新鮮さを添えている。Linval Thompsonのプロデューサーとしての重要性を再確認できる一枚。

Linval Thompson - I Love Marijuana (LP)
Linval Thompson - I Love Marijuana (LP)THOMPSON SOUND
¥5,093

1978年にリリースされたLinval Thompsonの代表作であり、Channel Oneで録音され、King Tubbyのスタジオでミックスされた、ジャマイカ音楽の黄金期を象徴するクラシック『I Love Marijuana』。Bunny Leeのもとでキャリアを始めたLinvalが、シンガーとしての存在感を確立した作品で、当時のトップ・ミュージシャンであるFamilyman Barrett、Robbie Shakespeare、Sly Dunbar、Chinna Smithらが参加し、ルーツレゲエの重心の低いグルーヴをしっかりと支えている。ヴォーカルは硬派なルーツの質感だけでなく、ラヴァーズ寄りの柔らかさも持ち合わせており、社会的テーマの曲と日常的な曲が自然に並ぶ構成が特徴。King Tubbyのミックスは過度に派手ではなく、必要な場面で空間を広げるような残響処理が施され、曲の流れに奥行きを与えている。ルーツからラヴァーズ、初期ダブの魅力をストレートに味わえるクラシック。

Greville & The Open Hearts Luna Forest Kitchen (12")
Greville & The Open Hearts Luna Forest Kitchen (12")Mad Habitat Recordings
¥3,434

James Grevilleが主宰する〈Mad Habitat〉から、長尺のアンビエント、バレアリックを軸にした、非常にパーソナルな12インチ『Luna Forest Kitchen』が登場。愛犬Lunaに捧げられた作品で、VermonaのドラムマシンやMinimoog Model Dを中心としたアナログ機材の温度感が前面に出ている。10分を超える長い尺の中で音がゆっくりと形を変え続け、反復というよりひとつの風景を観察し続けるような展開が続く。柔らかいパルス、丸みのある低域、薄いシンセの揺らぎが重なり、サイケデリックな浮遊感と穏やかな安らぎが同じレイヤーで響く。DJ Earl Greyの語りが音の流れに親密なニュアンスを与え、Santilliのパーカッションが有機的なリズムの気配を添える。オーストラリアのローカルな感覚と、現代アンビエントの静かな探求が自然に交差する、長尺電子音楽の好例。

NPLGNN -  BABYLON INNA 'A CAPA MI (CD)NPLGNN -  BABYLON INNA 'A CAPA MI (CD)
NPLGNN - BABYLON INNA 'A CAPA MI (CD)G10000000
¥2,833

ナポリ拠点のプロデューサーNPLGNNによる、ローカルなストリート感覚と実験的ベース・ミュージックの文脈が自然に交差する、最新作『BABYLON INNA ’A CAPA MI』。ロウ・テクノ、ステッパーズ、ダンスホール、ポスト・インダストリアルが混ざり合い、荒く削れた低域とざらついた質感が全編を貫く。反復の中で細かな変化が続くことで、都市の圧力、夜のざわめき、サイレンの残響といったナポリの音風景が抽象化されて立ち上がるかのよう。ビートは直線的ではなく、圧力と質感で前へ進むタイプ。金属的なノイズや壊れかけたスピーカーのような歪みが、むしろ作品の美学として機能している。身体性の強いステッパーズ的な重心と、ブレイクスの跳ねる感覚が同居し、クラブの強度を持ちながら、リスニングでも音響的な細部を楽しめる構造になっている。ナポリの地下ダンスの現在形を示すと同時に、UK、ベルリン周辺の実験的ベース・ミュージックとも共振する一枚。

V.A. - Rough Trade 45th Anniversary 7” BOX SET Vol. 2 (7"x9 BOX SET)V.A. - Rough Trade 45th Anniversary 7” BOX SET Vol. 2 (7"x9 BOX SET)
V.A. - Rough Trade 45th Anniversary 7” BOX SET Vol. 2 (7"x9 BOX SET)Rough Trade
¥21,765

10月30日発売予定。世界限定1,000部 完全生産限定!!!!
〈Rough Trade〉7インチ・ボックスセットの第2弾がリリース!
数々の著名人インタビューやメモリアルな写真、アートワーク
そして、ザ・スミスの "新" シングルも収録...ファン必須の内容!

昨年リリースされたボックスセット第1弾がレーベル創成期にフォーカスしていたのに対し、本作第2弾は1980年代から90年代初頭にかけての貴重な7インチ・シングル計9枚を収録。〈Rough Trade〉がレーベルとして成熟を遂げた時代の音が刻まれている。

ザ・フォール「Totally Wired」を皮切りに、スクリッティ・ポリッティ「The Sweetest Girl」、ロバート・ワイアット「Shipbuilding」、アズテック・カメラ「Oblivious」、ザ・ゴー・ビトウィーンズ「Cattle & Cane」、ジョナサン・リッチマン「That Summer Feeling」、ザ・サンデーズ「Can't Be Sure」の7作品は、オリジナル・リリース時のB面と同内容で待望の 7インチ・リプレスとなる。

マジー・スターによる「Five String Serenade」のカバーは、トラヴィスとリーの要望により1993年のオリジナル・リリースからB面が変更。デヴィッド・ロバックとホープ・サンドバルによるカバー曲「Blue Flower」に差し替えられ、ユニークな両面カバー7インチとなった。

これらの作品に加え、本作ボックスセット第2弾には、なんと ザ・スミスのメンバー、モリッシーとジョニー・マーの要望により制作された9枚目の "新" シングルが収録。このボックスセットのみで入手可能となる本作は、オランダではリリースされていたものの、「The Headmaster Ritual」/「I Want The One I Can't Have」がオフィシャルな〈Rough Trade〉シングルとなるのは今回が初となる。本作 7インチのアートワーク制作はモリッシーが監修、これまでのザ・スミスのシングルにおけるファウンド・アートの使用に倣い、彼は1939年のアメリカ人俳優ビリー・ハロップの写真を選定した。

さらに、モリッシーとジョニー・マーは本作ライナー・ノーツに寄稿しており、他にもエルヴィス・コステロ、ハリエット・ウィーラー、スチュワート・リー、グリーン・ガートサイド、ジョナサン・リッチマン、ザ・サンデーズのハリエット・ウィーラーとデイヴィッド・ガヴリン、そしてザ・ゴー・ビトウィーンズのリンディ・モリソンとロバート・フォースターら錚々たる著名人らによるコメントが記されている。ライナー・ノーツには、〈Rough Trade〉の創始者ジェフ・トラヴィスとジャネット・リーへのインタビューも収録。80〜90年代のレーベルや、音楽シーン、収録アーティストたちとのコラボレーションについて当時の貴重な話が語られており、アーカイブからは秘蔵写真も多数掲載。当時アーティストたちを撮影したアントン・コービン、ローラ・レヴァイン、ポール・スラッタリー、デイヴィッド・コリオらの作品も収録されている。

Tracklist

The Fall/RT056 (1980)
A. Totally Wired
B. Putta Block

Scritti Politti/RT091 (1981)
A. The Sweetest Girl
B. Lions After Slumber

Robert Wyatt/RT115 (1982)
A. Shipbuilding
B. Memories Of You

Aztec Camera/RT122 (1983)
A. Oblivious
B. Orchid Girl

The Go-Betweens/RT124 (1983)
A. Cattle And Cane
B. Heaven Says

Jonathan Richman/RT152 (1984)
A. That Summer Feeling
B. This Kind Of Music

The Smiths/RT0507S (2026)
A. Headmaster Ritual
B. I Want The One I Can’t Have

The Sundays/RT218 (1989)
A. Can’t Be Sure
B. I Kicked A Boy

Mazzy Star/45rev19x (1983)
A. Five String Serenade
B. Blue Flower

Rue des Garderies - Live at Pe:rsona (3LP)Rue des Garderies - Live at Pe:rsona (3LP)
Rue des Garderies - Live at Pe:rsona (3LP)Femacosmé
¥7,321

パリのオルタナティブ電子音楽ユニットRue des Garderiesが、2025年夏のPe:rsona Festivalで行った長尺ライブを収めた3LP。〈Femacosmé〉の美学を強く反映した作品で、アンビエント、IDM、ポストポップ、サイケデリック電子音が半即興的にゆっくりと溶け合う。音は常に揺れ、焦点が合ったりぼやけたりしながら、有機音とシンセの残響が霧の層として重なっていく。リズムは明確なビートではなく、遠くで脈打つ鼓動のようなIDM的な揺れが時折立ち上がり、空間の奥行きが変化するたびに、音の距離感が静かに移動する。声の断片はメロディではなく人の気配として扱われ、電子音の層の中に幽霊的な気配を生む。2時間以上の演奏をそのまま作品化したことで、どこかへ向かう旅ではなく、その場で意識がゆっくり変化していくような状態がそのまま立ち上がってくる。現行パリ・アンダーグラウンドのサイケデリック電子音楽を象徴する一作。

Johari Salleh - Jazz Dari Angkasapuri (LP)Johari Salleh - Jazz Dari Angkasapuri (LP)
Johari Salleh - Jazz Dari Angkasapuri (LP)AUDIBLE BEAUTY RECORDS
¥5,251

中東や北アフリカのアラブ圏の、知られざるファンク、ソウル、ジャズを発掘する名門〈Habibi Funk〉が新設したレーベル〈Audible Beauty〉からマレーシア産極上ジャズが登場!マレーシア音楽史の重要人物、Johari Sallehが1970年代に残した極めて希少な放送用録音をまとめたアーカイブ作品『Jazz Dari Angkasapuri』。〈Habibi Funk〉の姉妹レーベル〈Audible Beauty Records〉による復刻で、遺族公認の正式ライセンス、未発表写真、詳細なライナーノーツを収めた12ページのブックレット付き決定版。ジャズのモーダルな深みとマレーシア固有の旋律感が自然に交差する独特の質感。柔らかいトランペットが滑らかに旋律を導き、リズムはしなやかなスウィングからジャズ・ファンク的な躍動まで幅広く展開する。70年代ジャズの熱量とマレーシアの旋律美が心地よく混ざり合い、地域性とジャズの普遍性が美しく重なる音像が際立つ。南国マレーシアのゆるさがなんとも絶妙に漂う。長らくコレクターの間で語られてきた幻の録音を丁寧に掘り起こした、Salah Ragab、Ahmed Malek、Mulatu Astatkeらの地域性を帯びたジャズに繋がる一枚。

Alfonso Soliano - Tiga Trombone (LP)Alfonso Soliano - Tiga Trombone (LP)
Alfonso Soliano - Tiga Trombone (LP)AUDIBLE BEAUTY RECORDS
¥5,251

中東や北アフリカのアラブ圏の、知られざるファンク、ソウル、ジャズを発掘する名門〈Habibi Funk〉が新設したレーベル〈Audible Beauty〉からマレーシア産極上ジャズが登場!マレーシア音楽史の礎を築いた作曲家であり編曲家Alfonso SolianoがRadio Television Malaysia向けに残した幻の録音をまとめたアーカイブ作品『Tiga Trombone』。当時は放送用に数十枚のみ制作されたという希少音源を、家族の正式ライセンスのもとで復刻した充実作。ジャズ、ラテン、マレー伝統音楽が自然に交差する独自のサウンドが魅力で、ホーンセクションは柔らかく、時にラテン的な軽快さを帯び、リズム隊はしなやかなスウィングとトロピカルな温度感を併せ持つ。メロディには土地の空気感が滲み、マレー語の響きやローカルの情緒がジャズのフォーマットの中で立ち上がるような印象。風景がゆっくり変化するようなアレンジが続き、ピアノやホーンのフレーズが柔らかく連なりながら、地域性とジャズの普遍性が美しく重なる。未発表写真や詳細なライナーノーツを収めたブックレットも付属。

幾何学模様  Kikagaku Moyo (LP)
幾何学模様 Kikagaku Moyo (LP)Guruguru Brain
¥5,398

9月下旬再入荷。Kikagaku Moyoの原点を刻んだセルフタイトル作。ストリートでのバスキングから始まったという初期の勢いと、自然発生的なジャムの空気をそのまま封じ込めており、シタール、パーカッション、テルミン、管楽器、そしてエアリーなヴォーカルが、彼らの自然と精神世界を往復するサイケデリックの核を形づくっている。音像の中心にはRyu Kurosawaのシタールがあり、ロックの反復に東洋的な浮遊感を重ねて独特の軽さを生む。ギターは柔らかい残響をまとい、波のように揺れるコードがゆっくりと広がる。ドラムはタイトでありながら余白が多く、微妙に揺れるテンポがトランス的な感覚をつくる。テルミンや管楽器の加える色彩に、遠くから聴こえるような淡い存在感のヴォーカルは楽器のうねりに溶け込む。サイケデリックロックの骨格にフォークの素朴さとインド古典や様々な音楽のニュアンスが自然に混ざり合い、自然の中で録音したような開放感を持つ、幾何学模様の原点となる一枚。※入荷時よりスリーブ上部に若干ダメージございます、予めご了承くださいませ。

Tengger - Sky (LP)Tengger - Sky (LP)
Tengger - Sky (LP)Guruguru Brain
¥5,467

SXSW、KEXP、グラストンベリーなど世界各地のフェスや実験音楽シーンで評価を集めてきた、韓国出身のIttaと日本出身のMarqidoによるデュオTenggerによる、空を中心とした日々変化する環境との対話から生まれたアルバム『Sky』。シンセは光を含んだ柔らかいトーンでゆっくり層を重ね、地平線の向こうまで伸びるような持続音が空間を支える。Ittaの声は歌というより風の流れのようで、電子音の中に淡い人の気配を残す。旅先で収録されたフィールドレコーディングも織り込まれており、抽象的な電子音のレイヤーの中に、実際の風景の気配が静かに息づき、アルバム全体がひとつの環境として連続するように構成されている。サイケデリック、アンビエント、ニューエイジを横断する、空と環境への静かな感応を電子音で描いた淡い音響世界。

Morgan Buckley & Ben Donohoe - Sworx (LP)
Morgan Buckley & Ben Donohoe - Sworx (LP)Wah Wah Wino
¥5,086

ダブリンの異端レーベル〈Wah Wah Wino〉の中核アーティスト、Morgan BuckleyとBen Donohoeによる、壊れた未来の電子音楽を濃密かつユーモラスに結晶化した作品『Sworx』。IDM、クラウトロック、エレクトロが同時進行するような、ビートは一定なのに、ポリリズムが微妙にズレ続け、歩いている地面が少しずつ傾いていくような不思議な感覚で、高周波のシンセ、断片化されたサンプル、ノイズ混じりのデジタル質感が散りばめられ、監視社会やネットワークの裏側を覗き込むような皮肉なムードと実験精神が全編に漂っている。一方で、ふとした瞬間に現れるメロディは柔らかく、Arthur Russellのような雰囲気を感じさせる場面もある。全12曲、どれも短編映画のように世界観がはっきりしていて、Buckley & DonohoeがLittle Movies名義で培ってきた音で物語をつくる感覚の深化を感じさせる一枚。

Alek Lee - Like A Flower (LP)
Alek Lee - Like A Flower (LP)ANTINOTE
¥5,025

テルアビブ出身の音楽家Alek Leeによる、本人の抱えてきた感情をそのまま音に変換したような、非常にパーソナルなアルバム『Like A Flower』が、フランスの名門〈Antinote〉より登場。ダブ、バレアリック、トリップホップ、シンセ・ポップが彼独自の感性で自然に溶け合い、軽やかさと陰影が同時に存在する独特の世界。メロディカとゆったりしたビートが柔らかく揺れ、地中海の風を思わせるバレアリック感が広がる「Alright」。「Compensation」や「Like A Flower」では、乾いたビートと沈むベースが90年代ブリストルの影を落とし、ざらついた質感が心地よい。一方で「Change」や「Let The Sun Just Shine」では、80sシンセとギターが重なり、夜の都会の静けさを思わせるスモーキーなムードが漂う。Alek Leeの素朴な歌声は飾り気がなく、その弱さが曲に人間味を与えている。アナログ主体の制作で、メロディカ、生パーカッション、ギター、コーラスなど手触りのある音が随所に感じられるのも魅力。Alek Leeの内面を静かに照らし出す良質な一枚。

Pablo's Eye - Everything You Giveaway (LP)Pablo's Eye - Everything You Giveaway (LP)
Pablo's Eye - Everything You Giveaway (LP)STROOM.tv
¥5,215

ベルギー発のアート・コレクティヴPablo's Eyeが、Richard Skinnerの詩集『the light user scheme』をモチーフに制作した最新作『Everything You Giveaway』。ギターやシンセの細い線がゆっくり漂い、波のうねりのような低いパルス、小石が跳ねるような短い打音、詩に登場する翡翠のイヤリングの光を思わせる高音のきらめきなど、物語の断片が音の質感として散りばめられている。曲ははっきりした展開を持たず、中心を避けるように周縁を回り続ける構造で、失われたものが世界に溶けていくというテーマと静かに響き合う。音数は少ないが、ひとつひとつの音が空気を震わせるように響き、親密で、どこか遠い場所の記憶をそっと撫でるような音像が続く。アンビエント、電子室内楽、繊細な作曲が交差し、詩的イメージを丁寧に音へと溶かし込んだ、確かな美意識に貫かれた一枚。

Lolina - Monopoly of Mistakes (CD)Lolina - Monopoly of Mistakes (CD)
Lolina - Monopoly of Mistakes (CD)RELAXIN RECORDS
¥3,298

Inga Copeland名義から続くLolinaの最新作『Monopoly of Mistakes』。乾いたドラムマシン、303系のうねるベースライン、素っ気ないほどミニマルなシンセが骨格を作り、都市の空気をそのまま閉じ込めたような冷たい質感が全編を貫く。ヴォーカルは語りと歌の中間にある距離感のあるスタイルで、感情を抑えた声がビートの隙間に配置されることで、独特の緊張感が生まれている。ビート主導の曲と短い音響的ミニチュアが交互に現れ、断片的な構造で進むが、ミニマルな設計が一貫しているため、作品全体がひとつの世界としてまとまる。様々な音楽性を吸収しながらも、どれにも完全には属さないLolinaの音楽そのもの。

Salamanda - Music To Watch Seeds Grow By 008: Salamanda (Basil)  (CS)Salamanda - Music To Watch Seeds Grow By 008: Salamanda (Basil)  (CS)
Salamanda - Music To Watch Seeds Grow By 008: Salamanda (Basil) (CS)Music to Watch Seeds Grow By
¥2,964

人気作リプレスです!韓国・ソウルを拠点に活動するデュオSalamandaが、植物にまつわる大人気シリーズMusic To Watch Seeds Grow Byに登場。第8弾となる本作は窓辺のバジルの一日を描いた、ミニマルで親密なアンビエント。水滴の落ちる音、時計の針のような反復、植物のゆっくりとした脈動を思わせるビート。Salamanda特有の柔らかい電子音と、生活の延長にあるような小さな音の粒子が重なり、光合成や吸水のスピードに同期したような、独自のタイムレスな感覚が光る。Salamandaの二人が実際に自宅で育てているバジルから着想を得たという背景もあってか、バジルの周囲で起こる小さな出来事を音で描写しつつ、「バジルは自分が食べられる運命を知っているのか?」という哲学的な問いも作品の奥に潜み、穏やかで可愛らしいだけでなく、どこかファンタジーと深い思索が同居する奥深い魅力も併せ持っている。単なるBGMとしてのアンビエントではない、つい忘れてしまう、植物という隣人との静かな対話ともいうべき一本。今回も種、付いてます。

Patricia Wolf - Music To Watch Seeds Grow By 009: Patricia Wolf (Yarrow)  (CS)Patricia Wolf - Music To Watch Seeds Grow By 009: Patricia Wolf (Yarrow)  (CS)
Patricia Wolf - Music To Watch Seeds Grow By 009: Patricia Wolf (Yarrow) (CS)MUSIC TO WATCH SEEDS GROW BY
¥2,964

植物の成長や生態系の営みをテーマにしたシリーズ『Music To Watch Seeds Grow By』の第9作目にPatricia Wolfが登場。2024年夏にロッキーマウンテン生物研究所で行われたアーティスト・イン・レジデンスを起点に、植物生態学者との共同調査やフィールド録音を取り入れながら、植物の生命プロセスを音で描いたコンセプト作。柔らかいシンセの層がゆっくり広がり、風や土の湿り気を思わせる微細なフィールド録音が静かに寄り添う。音の成長が聴こえるような構造で、ひとつのモチーフが少しずつ膨らみ、新しい層が自然に加わる。静けさの中に有機的な動きがあり、植物の生命を音で観察するような、静かで有機的なアンビエント作。B面には、現地で録音したフィールド録音に加え、インスピレーション源となった生態学者Paul CaraDonna博士によるガイド付きメディテーションを収録し、自然の営みに耳を澄ませる。

Vincent Yuen Ruiz - Trio (LP)Vincent Yuen Ruiz - Trio (LP)
Vincent Yuen Ruiz - Trio (LP)FELT
¥3,965

Vincent Yuen Ruiz率いるコペンハーゲンのRytmisk Musik Konservatorium出身アーティストによる、静謐な室内楽的アプローチのアンビエント・ジャズ作品。ピアノ、ダブルベース、ドラムという伝統的なトリオ編成を取りながら、誰かが主役になるというヒエラルキーを避け、沈黙、空間、集団的注意を音楽の中心に据えている。ピアノは淡い光を落とすように響き、ダブルベースは深い影を作り、ドラムは空気の動きを確かめるように最小限のアタックを置く。3人の演奏は役割分担ではなく、同じ呼吸の中で音を置いていく水平なアンサンブルとして機能し、クラシカルな和声、ミニマリズム、即興の語法が自然に重なっていく。音の密度は常に薄く、影と光のコントラストがゆっくりと変化し、ジャズでも現代音楽でもアンビエントでもない、独自の音楽性の一枚。

Pub - Summer (Transparent Blue 12")
Pub - Summer (Transparent Blue 12")Ampoule Records
¥3,543

自身は〈Ampoule〉を主宰、14歳の頃から音楽を作り続けてきたグラスゴー出身のアンビエント/エレクトロニカ界の鬼才”Pub”。2000年にリリースのダブ・テクノ傑作曲「Summer」が待望の2026年リプレスです!
ライヴ・インプロヴィゼーションによるセッションから生まれた16分に及ぶ長尺作品で、静かにうねりながら変容を続ける音響空間は、IDM、アンビエント、ダブを有機的に結びつけた唯一無二の世界。名門〈Dubplates&Mastering〉でのマスタリング。20年の時を経ても色褪せることのない、IDM〜ダブ〜アンビエント愛好家必聴の一枚。

Tara Clerkin Trio - Somewhere Good (LP)Tara Clerkin Trio - Somewhere Good (LP)
Tara Clerkin Trio - Somewhere Good (LP)World Of Echo
¥5,498

ブリストルのレフトフィールド・ポップ、ジャズを独自の感性で探求してきたTara Clerkin Trioの最新作『Somewhere Good』。ハーモニウム、ウッドベース、管楽器、鍵盤、サンプル、奇妙なパーカッションなど、多彩な編成を柔らかく重ね、アコースティックと電子音の境界を曖昧にする室内楽的でありながら現代的なサウンド。ダウンテンポのゆるやかなテンポ感の中で、メロディは控えめに現れ、パーカッションやサンプルは少しズレた位置に置かれることで、ほんのり奇妙で、でも心地よい浮遊感が生まれている。Tara Clerkinの淡いヴォーカルは楽器のレイヤーに自然に溶け込み、静かな美しさとレフトフィールド・ポップの親しみやすさを同時に支えている。録音はスタジオのものと各地でのフィールド録音を組み合わせた丁寧な音作りでmブリストルの現在進行形の感性をそのままパッケージした、静けさと奇妙さが共存するレフトフィールド作品。

Lee "Scratch" Perry - Disco Devil Vol. 2 (6 More Classic Discomixes From The Black Ark Studio 1977-8) (LP)
Lee "Scratch" Perry - Disco Devil Vol. 2 (6 More Classic Discomixes From The Black Ark Studio 1977-8) (LP)STUDIO 16
¥4,247

ブラック・アーク黄金期の1977〜79年に制作された5つのクラシック・ディスコミックスを公式にまとめた〈Studio 16〉の人気シリーズ第2弾『Disco Devil Vol. 2 (6 More Classic Discomixes From The Black Ark Studio 1977-8)』。Lee “Scratch” Perryが最も創造性と狂気を爆発させていた時期の12インチ・ロングミックスを収録し、ブラック・アークの魔術的サウンドをそのまま封じ込めた決定的コンピ。「Reggae Music」の9分に及ぶディスコ・ジャムでは、太いベースと乾いたステップの上でヴォーカルとメロディカが霧のように拡散。「Words」ではナイヤビンギ的な高揚とルーツ・レゲエの静けさが同じ空間で重なる。「Vampire」はフェイズやフィルターが音像を歪ませるサイコアコースティックなダブ処理が際立ち、ブラック・アーク期の魔術が最も濃密に味わえるクラシック中のクラシック。

Lee 'Scratch' Perry - Disco Devil Vol. 1 (5 Classic Discomixes From The Black Ark Studio 1977-9) (LP)
Lee 'Scratch' Perry - Disco Devil Vol. 1 (5 Classic Discomixes From The Black Ark Studio 1977-9) (LP)STUDIO 16
¥4,247

ブラック・アーク黄金期の1977〜79年に制作された5つのクラシック・ディスコミックスを公式にまとめた〈Studio 16〉の人気シリーズ第1弾『5 Classic Discomixes From The Black Ark Studio 1977–9』。Lee “Scratch” Perryが最も創造性と狂気を爆発させていた時期の12インチ・ロングミックスを収録し、ブラック・アークの魔術的サウンドをそのまま封じ込めた決定的コンピ。代表曲「Disco Devil」はMax Romeo「Chase the Devil」をベースに、Perry自身がヴォーカルとエフェクトを重ねた ブラック・アークを象徴するサイケデリック・ダブの金字塔。煙のように立ち上るエコー、ざらついた質感、湿度を帯びた残響が絡み合い、スタジオそのものが呼吸しているかのような独特の音響空間を生み出す。さらに、Junior Murvin「Roots Train」やLord Creator「Such Is Life」など、当時の12"ミックス文化を象徴する長尺ヴァージョンを収録。特に「Such Is Life」は 未発表だったフルレングス・ディスコミックスが初めて公式に復元された貴重音源。ブラック・アーク期の魔術が最も濃密に味わえるクラシック中のクラシック。

Onra - After Dark (LP)
Onra - After Dark (LP)ALL CITY DUBLIN
¥4,555

フランスのビートメイカー、プロデューサーとして、アジアの古い歌謡曲をサンプリングした『Chinoiseries』シリーズから、80sシンセ・ファンクへのオマージュ『Long Distance』まで、世界中のディガーを唸らせてきた Onra。彼が、自身の代名詞であるモダン・ブギー路線をさらに洗練させた最新作『After Dark』。80sブギー、ファンク、R&Bのエッセンスを、現代的なビート感覚と都会的なメロウネスで再構築した、アーバン・ナイト・ミュージックの決定版。跳ねるシンセベース、煌めくコード、軽やかなドラムマシン。Onraが長年磨き上げてきた夜のブギーの美学が、散りばめられたメロウ・トラックでより柔らかく、よりシルキーに表現されている。一方で、ビートメイカーとしてのルーツも健在で、サンプル感覚やタイトなリズム構築が、インスト・ヒップホップとしての強度も保っている。都会的で静かな高揚感に浸る、完成度の高いモダン・ブギー作品。

Ezmeralda - Untitled (CS)Ezmeralda - Untitled (CS)
Ezmeralda - Untitled (CS)BLUNDAR
¥3,144

コロンビアのアーティストEzmeraldaによる、ラテンアメリカのアンビエント感覚と北欧のレーベル〈Blundar〉の電子音響美学が交差するカセット作品『Untitled』。伝統的クンビアのリズムを直接引用するのではなく、その空気だけを抽象化して音のテクスチャに溶かし込むスタイルで、音は水彩画のように境界が曖昧で、柔らかく発光するシンセの奥で細かな粒子が漂う。反復は機械的ではなく、手触りのあるループとして響き、時間がゆっくり折り重なるような感覚を生む。ラテン的な温度感は控えめながら、色彩や湿度感として作品全体に残り、アンビエントの静けさと人間的な温度が自然に共存している。風景としての電子音ともいうべきもので、静かに広がるテクスチャが心地よい一本。

V.A. - Aftermath and Transitions (Traces of the Ukrainian Underground in Cologne 1994-1996) (LP)
V.A. - Aftermath and Transitions (Traces of the Ukrainian Underground in Cologne 1994-1996) (LP)STROOM.tv
¥5,219

1990年代初頭、ドイツ・ケルンのDIYシーンとウクライナのアンダーグラウンドが思いがけず交差した、その貴重な痕跡をまとめたコンピレーション『Aftermath and Transitions』。舞台となるのは、巨大な廃穀物サイロRhenaniaを拠点に活動したコレクティブSHM1で、ヴィジュアルアーティストのGuido ErfenとエンジニMichael Springerを中心に、主流とは無縁の独立した録音・流通ネットワークを築いていた。1990年、パンク、アヴァンギャルド、民謡的モチーフ、荒々しいグルーヴが混ざり合う、西側ではほとんど知られていなかったウクライナの地下文化の収められた1本のカセットがErfenの元に届いたことをきっかけに、音源の交換や人的交流が始まる。やがてウクライナの音楽家もケルンを訪れ、1994年以降、SpringerのPhantom StudioやRhenaniaのSHMスペースで非公式セッションが重ねられていった。本作は、その1994〜1996年の録音をまとめたもので、ウクライナとケルンのアンダーグラウンドが互いに触発し合い、新しい音の形を模索した4つの異なるセッションを収録している。ポストソ連期の混沌と創造性、ケルンのDIY精神、そして国境を越えた音の交換が生々しく刻まれた、歴史的にも音楽的にも稀有な記録。

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