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Weirs - Diamond Grove (LP)Weirs - Diamond Grove (LP)
Weirs - Diamond Grove (LP)Dear Life Records
¥3,098

ヴァージニア州、メヘリン川沿いに残る18世紀の酪農農場。2023年9月、この場所にノースカロライナ周辺の音楽仲間9人が集まり、家の居間と食堂を即席スタジオに仕立てて録音したアルバム『Diamond Grove』。Weirsは固定したメンバーを持たず、オールドタイム音楽とDIYノイズを自由に横断する共同体的な集団で、ここではSluiceやMagic Tuber Stringbandの面々を含む編成で、夜が更けるまで古い歌や旋律に取り組んでいる。彼らは、忘れ去られそうな古い楽曲を収集し、Guided by VoicesのようなインディーロックからJean Ritchieのようなフォークまで、幅広い影響を融合させており、その音楽は伝統を保存するのではなく、伝統をどう生かすかを問い直すもので、古い賛美歌をMIDI化してiPhoneスピーカー越しに鳴らし直したり、ゴスペルを納屋の残響ごと封じ込めたりと、音の場そのものを演奏と同等の要素として扱っている。その結果、古い旋律は再現されると言うよりも、今この瞬間にふっと立ち上がって、リスナーの前に姿を現すのように響く。本作は、農場の古い建物、土地の記憶、夜の虫の声までが音楽の一部になっており、トラッド/フォークの純粋性を疑いながら、それでも歌の命脈をつなぎ、今日の耳にどう届きうるかを模索している。その本質はフォーク・リヴァイヴァルよりもむしろミュジーク・コンクレートやローファイ実験音楽の感覚に近いもので、アウトサイダー・フォークの系譜にありつつ、地域性と現代感覚を交差させたユニークな一枚。

Stan Hubbs - Crystal (LP)
Stan Hubbs - Crystal (LP)Numero Group
¥3,796

Stan Hubbsが1982年に自主制作した唯一のアルバムで、ローファイ・サイケデリアのカルト的傑作『Crystal』が大名門〈Numero〉よりリマスター再発。カリフォルニアの森の中のキャビンで録音された個人的な幻覚世界で、完全に自分の世界に没入したアウトサイダー・アート的作品。歌詞は死や孤独、ドラッグなどをテーマにしたものが多く、男女ヴォーカルが交錯し、メロウで孤独、そして陶酔的。夜の森で誰かが淡々と自分の夢や死について語っているような雰囲気に満ちている。一度きりの録音で永遠のカルト的存在となった孤高のサイケデリック詩人による音の私小説とも言える作品。

Genesis P-Orridge - Early Worm (LP)
Genesis P-Orridge - Early Worm (LP)DAIS Records
¥3,201

1968年、18歳のGenesis P-Orridgeが地元ソリハルの実家の屋根裏で、学校の友人たちと録音した初期音響実験の記録《Early Worm》が発掘、復刻!!当時アセテート盤で1枚だけプレスされたロウでフィルターのかかっていないサウンドスケープは、後のCOUMトランスミッション、スロッビング・グリッスル、サイキックTVへと続く創作の原点とも言える作品で、ノイズ、即興、テープ操作などを通じてサイケデリック、フルクサス、ジョン・ケージ、ビートニク・ボヘミアンからの影響を露わにしている。長らく行方不明だったが、近年アーカイブ整理中にRyan “Gelik” Martinによってマスターテープが発見され、オリジナルのオープンリールテープから直接マスタリングして限定アナログ盤でリリース。P-Orridge自身による60年代UKアンダーグラウンドの空気を綴ったライナーノーツ付き。「少なくとも、P-Orridgeの音楽へのアプローチは最初から大胆で異端だったことを示している。インクレディブル・ストリング・バンドのようなサイケデリック・フォークをより混沌としたようなサウンドだった」と評された、カオティックな宅録実験。Genesis P-Orridgeの愛好家や研究者たちにとって、その重要な構造的なテーマと音響的質感を明らかにする、失われたリンクのような重要作!

Dexter Wansel - Life On Mars (LP)
Dexter Wansel - Life On Mars (LP)Philadelphia International Records
¥3,345

ジャズ~ディスコ~ファンク界隈に名を轟かす名キーボード奏者、Dexter Wanselの1976年発表の初ソロ・アルバム。壮大な幕開けを飾るA Prophet Named K.G.、多くのDJに愛されるLife On Mars、宇宙シンセシストにツボなTheme From The Planetsなどなど、好曲揃いでサンプリングネタも満載。Robert Abel系宇宙観のアートワークも良い、コズミック・ジャズ・ファンク。

Tooper Keps -  1000 Guest Rooms (7")Tooper Keps -  1000 Guest Rooms (7")
Tooper Keps - 1000 Guest Rooms (7")SOUTH OF NORTH
¥2,824

オランダとフランスを拠点とするレーベル〈South of North〉からは、謎のエンターテイナーTooper Kepsによる最初で最後(!?)の7インチEP『1000 Guest Rooms』が登場。「長年リゾートで裕福層を楽しませてきたコード進行を凝縮し、それを元にEPを制作した」と説明されており、ヤマハの安価なキーボードを使ったチープで奇妙なシンセ・シャンソンが、どこか不気味でユーモラスな世界観を描き出す、唯一無二の世界観。奇妙さの中にリゾート社会への皮肉と自己嫌悪を詰め込んだ、強烈にクセのあるアヴァン・ポップ。

billy woods - Today, I Wrote Nothing (10 Year Anniversary Reissue) (Coke Bottle Clear 2LP)billy woods - Today, I Wrote Nothing (10 Year Anniversary Reissue) (Coke Bottle Clear 2LP)
billy woods - Today, I Wrote Nothing (10 Year Anniversary Reissue) (Coke Bottle Clear 2LP)Backwoodz Studioz/Rhymesayers Entertainment
¥6,976

billy woodsの2015年作『Today, I Wrote Nothing』が、リリースから10年を経てリイシュー。本作は彼の広大なディスコグラフィの中でも、最も実験的でスケッチ的な傑作で、リリース当時はBlockheadとの共作『Dour Candy』や、『Race Music』に続くリリースだったが、両作の延長ではなく、むしろ構成もテーマもバラバラな断片のコレクション。全24曲は、ジャズの埃っぽいループ、幽霊のようなソウルのサンプル、軋むフィールド録音にラップを乗せた、詩的な断章集のようだが、暗いムード、孤独、不安、暴力といったモチーフが通底し、woods特有の知性と皮肉がにじんでいる。政治でも社会でもなく、もっと私的で、曖昧で、日記的なwoodsの一面がここにある。ロードムービー的な閉塞感と、死や失望の予感が漂う、くすんだ断章形式のヒップホップ。

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Pierre Bastien - Tools (LP)
Pierre Bastien - Tools (LP)ESITU RECORDS
¥2,698 ¥5,449

フランスの音楽家ピエール・バスティアンによる、彼独自の自動演奏楽器Mecaniumを用いた実験音楽の世界を深く掘り下げた作品『Tools』。本作はバスティアンが長年愛用している自動演奏装置の元となるメカーノのドライバーに捧げられており、サウンドの素材の生々しさと、機械的な自律性が作り出す予期せぬ音の組み合わせやテクスチャによって成り立っている。複数の独立した音の要素を同時に発生させ、重ね合わせるもので、ウッドベース、カズー、トランペット、打楽器といった多様な音源が、機械仕掛けによってコラージュされている。コンロン・ナンカロウから連なる自動演奏音楽の歴史を継承しつつ、キュートでアヴァンギャルド、かつミニマルでプリミティヴな独自の美学を展開した一枚となっている。

Alpha Maid -  Is this a queue (LP)Alpha Maid -  Is this a queue (LP)
Alpha Maid - Is this a queue (LP)AD 93
¥4,398

ロンドンを拠点に活動するアーティスト、Alpha Maidによる、粒子物理学への関心と社会への苛立ちを背景として、エレクトロニック、ポストパンク、グライム、インディーロックなど多様なジャンルが交錯するオルタナティヴなサウンドが印象的なデビュー・アルバム『Is This a Queue』が〈AD93〉より登場。一見するとキャッチーなメロディラインを持ちながらも、グリッチやノイズ、非線形な音響処理が散りばめられており、予測不可能な展開を見せる。サウンドの構築においては、ドラマーのValentina Magalettiや、ロンドンのシーンで活躍するCoby Sey、Ben Vinceといった豪華なゲストが参加。彼らとのコラボレーションにより、豊かで複雑なテクスチャーが加わっている。DIY精神に満ちたAlpha Maidの感情的なボーカルと、洗練されたプロダクションが融合した、現代のロンドン・アンダーグラウンド・シーンを象徴する意欲作。

Ambient Warrior - Warrior Voices (LP)Ambient Warrior - Warrior Voices (LP)
Ambient Warrior - Warrior Voices (LP)Isle Of Jura
¥4,398

プロデューサー Ronnie Lion、マルチ奏者 Andreas Terranoによる、レゲエ/ダブにアンビエント、ラテン、ジャズを溶け込ませた独自の世界観で知られる90年代のカルト・アンビエント・ダブ・プロジェクト、Ambient Warrior。その Dub Journey’s にヴォーカル曲を加えた姉妹作として構想されたものの、長年未発表のまま眠っていた音源をまとめた『Warrior Voices』がついに完成!ヴォーカルとして参加しているRoy Shirley、Twinkle Brothers、Joseph Cotton、Ricky Ranking、Greekieらレゲエのレジェンドたちの歌声と、Ambient Warriorの浮遊感あるサウンドが融合した、90年代アンビエント・ダブ名作に声を与えたスピリチュアルな作品。

滞空時間 Taikuh Jikang - 鳥 (2LP)
滞空時間 Taikuh Jikang - 鳥 (2LP)microAction Recordings
¥6,600

南洋の呪術的音楽「ガムラン」を現代的な文脈で捉え直し、新たな音楽の地平を切り開く唯一無二の 音楽ユニット・滞空時間。
2024年に新メンバー角銅真実、ゲストミュージシャン嶺川貴子を迎え 滞空時間史上最強メンバーで発表した5th AlbumのLPがリリースが決定。(2枚組重量盤プレス)
ジャンルや カテゴリー、国や土地から自由に羽ばたく「鳥」たちがコンセプト。
カッティングエンジニアに 武沢茂(日本コロムビア)、サウンドエンジニアに内田直之を迎えた最高傑作。
前作4th Album「Majo」より3曲追加。

「ようこそ 可愛いお嬢さん さあよく聞きな ボクの唄 この森いっぱい震わせて 命の不思議を教えてあげる」
「新たな鳥の神話集」より

Member:
川村亘平斎 (Gamelan,vo,per)
HAMA (Gamelan,per)
GO ARAI (Violin)
さとうじゅんこ (Voice) 
AYA (Bass)
トンチ (Steelpan) 
鈴木雄大 (Trumpet) 
あだち麗三郎 (Sax,per) 
角銅真実 (Gamelan,per,vo)

guest: 嶺川貴子 (Key,vo)

滞空時間 TAIKUH JIKANG
稀代の影絵師/音楽家・川村亘平斎が、南洋の呪術的音楽「ガムラン」を 現代的な文脈で捉え直し、新たな音楽の地平を切り開く唯一無二の楽団。
「架空の島の民謡」をコンセプトに、ガムランやスティールパンが響き合うエキゾチックなサウンドと、現代的な影絵が融合したパフォーマンスは、日本のみならず世界中から熱い支持を受けている。
2年連続 FujiRockFestival(2024/2025)に出演するなど、常に変化し続ける彼等のお祭り騒ぎは、ますます目が離せない。
現在までに5枚のアルバムとライブDVDを1枚発表。
https://www.taikuhjikang.info/

Roland Alphonso - ABC Rocksteady (LP)
Roland Alphonso - ABC Rocksteady (LP)Kids Of Yesterday
¥3,461

ジャマイカの名門〈Gay Feet〉が1968年に残した、ロックステディ黄金期の空気をそのまま閉じ込めた、甘くメロウなインスト名盤『ABC Rocksteady』。テナーサックスの巨匠 Roland Alphonso を中心に、ロックステディを作り上げた伝説のギタリスト Lynn Taitt、名オルガニスト Aubrey Adams らが参加した豪華編成で、〈Gay Feet〉のヒット曲を再構築。メロウでリラクシンなムードが全編に漂い、Roland Alphonso のジャジーで甘いテナー、Lynn Taitt の繊細なカッティングとメロディ、ロックステディ特有の柔らかいグルーヴを支える Aubrey Adams のオルガンが完璧に溶け合う。ジャマイカ音楽の美しさを堪能できる一枚。

V.A. -  Elders of the Begena: The Harp of David in Ethiopia (2LP)V.A. -  Elders of the Begena: The Harp of David in Ethiopia (2LP)
V.A. - Elders of the Begena: The Harp of David in Ethiopia (2LP)Death Is Not The End
¥6,436

エチオピア正教の伝統に深く結びついた巨大な竪琴で、ダビデの竪琴とも呼ばれる神聖な楽器ベゲナ。その伝統を受け継ぐ複数の名手による演奏を収めたコンピレーション作品『Elders of the Begena: The Harp of David in Ethiopia』。同じく〈Death Is Not The End〉からリリースされている『The World Is But a Place of Survival』が幅広いベゲナの演奏者を収録しているのと比べ、本作は少人数の長老的奏者に焦点を当てた構成で、より伝統の深部に焦点を当てた静謐で重厚、瞑想的な演奏が中心となっている。扱うテーマも、キリストの受難、聖母マリア賛歌、祈りなど、より宗教儀礼に近い内容が多く、また、録音も1999年と2008年にアディスアベバで行われたもので、録音者も録音時期も異なり音質・空気感・演奏スタイルに違いが出ている。音楽というよりも祈りの場に立ち会うような、長年にわたり継承されてきた奥深い精神世界の核心をおさめた貴重な記録。

Powell -  We Do Recover (Clear Vinyl 2LP)Powell -  We Do Recover (Clear Vinyl 2LP)
Powell - We Do Recover (Clear Vinyl 2LP)Diagonal
¥6,955

ロンドンの奇才 Powell による、親友の自死という深い喪失と依存症、回復という個人的テーマを軸に2018〜2025年の長い期間に録音された音源から構成された約4年ぶりのフル・アルバム『We Do Recover』。電子音のざらつきや不安定さをあえて残しながら、アンビエントやIDM、レフトフィールド・テクノの要素をゆるやかに行き来する作品で、感情の揺れや回復のプロセスをそのまま音の流れに落とし込んだような構造になっている。ビートが前面に出る瞬間は少なく、むしろ断片的なメロディやノイズの粒子が浮かんでは消えることで、内省的で少し壊れた質感の美しさが立ち上がる。曲ごとにムードが大きく変わりながらも、全体としては、崩れたものを拾い集めて再構築していくような、独特の世界観となっている。

Super Mazembe - Their Greatest Hits (LP)
Super Mazembe - Their Greatest Hits (LP)Survival Research
¥3,533

東アフリカで絶大な人気を誇った、ケニア産ルンバ・コンゴレーズ・バンドOrchestra Super Mazembeの代表曲をまとめたコンピレーション。オリジナルは1980年代にケニアやジンバブエでリリースされていたもので、コンゴ発祥のルンバ・コンゴレーズをベースにしながら、当地の音楽シーンに合わせてよりダンサブルでキャッチーなスタイルへと発展している。軽快なギターリフと流れるようなリズム、複数ボーカルによるコール&レスポンス、ルンバ・コンゴレーズの長尺でトランス感のある展開と東アフリカのポップ感の融合した、ダンサブルで心地よいアフリカン・グルーヴが詰まっている。東アフリカ全域で大ヒットし、バンドの代名詞とも言える名曲「Shauri Yako」や、ルンバ・コンゴレーズ直系のギターリフを中心としたトランシーなダンスパートが延々と続く「Atia-Jo」などを収録した決定版。

Alberto Baldan Bembo - Io E Mara (LP)Alberto Baldan Bembo - Io E Mara (LP)
Alberto Baldan Bembo - Io E Mara (LP)Sonor Music Editions
¥5,714

ヴィブラフォン、オルガン、ピアノ、編曲を自在に操るイタリアのマルチ奏者兼作曲家Alberto Baldan Bemboによる、長らく幻のサントラ/ライブラリー音源として語り継がれてきた作品1970年代の作品『Io E Mara』。本作は、週末の時間帯ごとの情景を描いたコンセプト・アルバムで、サイケデリックなスキャット、シタール、ジャズ・ピアノ、ラテン・グルーヴが交錯。波音や鳥のさえずりなどの効果音と、妖艶な女性ヴォーカルが絡み合い、官能的かつ幻想的な世界観を構築している。ラウンジ、モンド・イタリアン・サントラの代表作として、バレアリック、チルアウト・ファンにも人気の一枚。

Fred Wesley & The JB's - Damn Right I Am Somebody (LP)
Fred Wesley & The JB's - Damn Right I Am Somebody (LP)Strongly Felt
¥4,187

Fred Wesley & The J.B.'sによる1974年のファンク名盤で、James Brownのプロデュースのもと、政治的メッセージと強烈なグルーヴが融合したレア・グルーヴの金字塔『Damn Right I Am Somebody』。James BrownのバックバンドJ.B.'sのリーダーであるトロンボーン奏者Fred Wesleyを中心に、重厚なホーンセクションとタイトなリズム隊が織りなすサウンドは、ブラック・プライドを高らかに宣言するタイトル曲「Damn Right I'm Somebody」や、Moogシンセの強烈なリフが印象的な「Blow Your Head」など、後のヒップホップにも多大な影響を与えた。税金と社会構造への疑問を投げかける「I'm Payin' Taxes, What Am I Buyin'?」など、社会批判的な視点も含まれ、James Brownが掲げたファンク=メッセージという哲学が色濃く反映された作品。

Allen Ginsberg -  First Blues (2LP)Allen Ginsberg -  First Blues (2LP)
Allen Ginsberg - First Blues (2LP)Death Is Not The End
¥6,782

アメリカの伝説的ビート詩人Allen Ginsbergが1971年から1981年にかけて録音した楽曲を収めた、詩と音楽の融合を試みた異色のアルバム『First Blues』が〈Death Is Not The End〉よりヴァイナル再発。本作は1971年から1981年にかけて録音された楽曲を収録しており、ラグタイム、ブルース、バラッド、即興詩などが混在するユニークな構成となっている。ギンズバーグの詩的な語りと歌唱が交錯する楽曲群には、Bob Dylan、Arthur Russell、David Amram、Happy Traumなど、ジャンルを超えた豪華なミュージシャンが参加しており、ハーモニウムや指シンバルを用いた素朴な演奏と、ユーモアや政治風刺、性的表現を含む率直な歌詞が特徴的。ギンズバーグの声そのものが持つ力と、詩人が歌うことで生まれる新たな表現のかたちによって、詩と音楽の境界を軽やかに飛び越えていく、文化的にも音楽的にも貴重な記録。

峰厚介 - DAGURI(LP)
峰厚介 - DAGURI(LP)ビクターエンタテインメント株式会社
¥4,950

峰厚介の代表作とするに相応しい存在感に満ちた作品である「DAGURI」が、1973年オリジナル盤リリースから約50年経ちリイシュー!菊地雅章グループで頭角を現した峰厚介が、自身のレギュラー・グループを率いて録音した作品。板橋文夫を含む気鋭のミュージシャンを揃えたグループの演奏は重厚にして躍動感が溢れ、あたかも新たな時代の幕開けを告げるかのような勢いと鮮烈さがある。この時期コルトレーンからの影響を受けていたという峰のプレイには閃きとスケールの大きさがあり、「Thirsty」や「Daguri」など、突き抜けるような旋律を圧倒的な表現力で吹き切っている。ダイナミズム、リリシズム、エキゾチシズムを兼ね備えた、峰の代表作とするに相応しい存在感に満ちた作品である。全曲自身による作曲。1973年録音。

t峰 厚介(ss, ts)
t宮田英夫(ts)
t板橋文夫(p)
t望月英明(b)
t村上 寛(ds)

トラックリスト:
【A面】
1. サースティ
2. セルフ・コントラディクション
3. ダグリ

【B面】
1. エクスペクテイション
2. スピン・ドリフト

African Jazz, OK Jazz, African Team, Dibango & Pepito - African Jazz invites O.K. Jazz (1961-1970) (2LP+Booklet)African Jazz, OK Jazz, African Team, Dibango & Pepito - African Jazz invites O.K. Jazz (1961-1970) (2LP+Booklet)
African Jazz, OK Jazz, African Team, Dibango & Pepito - African Jazz invites O.K. Jazz (1961-1970) (2LP+Booklet)Planet Ilunga
¥6,327

コンゴ音楽への深い愛情と確かな審美眼で、超高内容の作品を復刻する〈Planet Ilunga〉より、グランド・カレことJoseph Kabasele率いるAfrican Jazzと、フランコことFranco Luambo率いるO.K. Jazzという、1960年代のコンゴ音楽を牽引した二大巨頭の共演を収めた音源を初めて一つのコンピレーションに集めた2枚組LP。収録されているのは主に1960年代初頭にAfrican Jazzのレーベル〈Surboum African Jazz〉のために録音された楽曲群で、ルンバ、ボレロ、チャチャといったラテン由来のリズムがコンゴ独自のルンバ・コンゴレーズへと昇華させていく過程を捉えている。African Jazzの華やかで洗練された雰囲気と、O.K. Jazzの野太く土着的なムードの両方が共存しており、コンゴ音楽の多様性を深く知ることができる。心地よさの中に黒人音楽の奥深い本質を見ることができる、永遠のクラシック。この作品は、両楽団の遺族公認のもとリリースされており、コンゴ音楽の源流と、その後のスークースへと繋がる発展を理解するための歴史的にも文化的にも価値の高い決定版。

Grand Kalle & African Jazz, Manu Dibango - Joseph Kabasele And The Creation Of Surboum African Jazz (1960-1963) (2LP)Grand Kalle & African Jazz, Manu Dibango - Joseph Kabasele And The Creation Of Surboum African Jazz (1960-1963) (2LP)
Grand Kalle & African Jazz, Manu Dibango - Joseph Kabasele And The Creation Of Surboum African Jazz (1960-1963) (2LP)Planet Ilunga
¥6,756

フランコ、グラン・カレ、ドクター・ニコと、数多の伝説的な偉人たちに彩られたコンゴ音楽。彼の地の音楽への深い愛情と確かな審美眼で、超高内容の作品を復刻する〈Planet Ilunga〉より、Grand Kalléと彼のバンド African Jazz、若き日の Manu Dibango による歴史的録音を集めた2枚組LP『Joseph Kabasele And The Creation Of Surboum African Jazz (1960–1963)』。Grand Kalléが設立したコンゴ初のコンゴ人による自主レーベル〈Surboum African Jazz〉から1960〜1963年に録音された未発表・稀少音源を多数収録。Grand Kalléの芸術性とManu Dibangoの若き才能が交差する、コンゴ音楽の黎明期とその国際的広がりを体感できる珠玉のコレクション。

Tortoise - TNT (2LP)Tortoise - TNT (2LP)
Tortoise - TNT (2LP)Thrill Jockey
¥5,712

Tortoiseによる1998年にリリースのあまりにも有名な3rdアルバム『TNT』がリプレス!Pro Toolsを駆使した緻密な音響構築が特徴で、ジャズ、ダブ、クラウトロック、ミニマリズムなど多様なジャンルを横断しながら、流麗で繊細なインストゥルメンタルを展開。ジェフ・パーカー加入後初の作品であり、ジャズ的な即興性と繊細なフレージングが加わったことで、バンドの音楽性が大きく広がっている。各楽曲はメロディよりも質感や空間性を重視したサウンドで、録音と編集のプロセスが創作の中心にあり、スタジオを楽器として扱う姿勢が明確に表れている。リズムの変化や音の配置が緻密で、聴くたびに新たな発見があるような構造を持つ、ポストロックの金字塔として今なお高く評価される名作。

V.A. - Born in the City of Tanta - Lower Egyptian Urban Folklore and Bedouin Shaabi from Libya's Bourini Records 1968-75 (LP)V.A. - Born in the City of Tanta - Lower Egyptian Urban Folklore and Bedouin Shaabi from Libya's Bourini Records 1968-75 (LP)
V.A. - Born in the City of Tanta - Lower Egyptian Urban Folklore and Bedouin Shaabi from Libya's Bourini Records 1968-75 (LP)Sublime Frequencies
¥5,641

1960〜70年代にリビアのベンガジで活動していたインディーレーベル〈Bourini Records(اسطوانات البوريني)〉を中心に、エジプトの周縁地域で育まれたもうひとつの大衆音楽の歴史を紹介するコンピレーションが〈Sublime Frequencies〉より到着。20世紀のエジプトでは、カイロを中心とする洗練された大衆音楽、アートソングが主流で、中産・上流層に親しまれていたが、カイロから遠く離れたアレクサンドリアやタンタ、さらにはリビア国境に至るまでの地方では、より素朴で荒々しい「シャアビ/アル=ムシーカ・アル=シャアビーヤ(庶民の音楽)」が育っていた。その中で重要な役割を果たしたのが、1968〜75年にかけて活動したベンガジ拠点のインディーレーベル〈Bourini Records〉で、このレーベルは、基本的にはエジプト人アーティストによる7インチ・シングルを40〜50作ほどリリースし、盲目のベドウィン歌手アブ・アバブやアレクサンドリアのシェイク・アミンらの短いが鮮烈なキャリアを支えた。本コンピレーションに収録された音源は、ラフで生々しい演奏や即興的な構成、シャアビ特有の打楽器やアコーディオン、竪琴などが収録されているのが特徴的で、主流音楽とはまったく異なる美学を示している。中には、動物のように唸るヴォーカルや、不協和音で終わる手拍子曲など、実験的なトラックも含まれる。この音楽は、洗練や理想を追求する都市部のポップスとは対照的に、「無名の人々の日常」をそのまま記録したもので、50年以上が経った今も、その迫力や切実さは色あせておらず、まるで目の前で演奏されているかのように響く。中央から見捨てられた周縁の声を拾い上げた伝説のレーベル〈Bourini Records〉の音楽は現在も強いリアリティをもっている。

Shinichi Atobe - A1.SynthScale A2.Disappear | AA.Between Thoughts (12")
Shinichi Atobe - A1.SynthScale A2.Disappear | AA.Between Thoughts (12")Plastic & Sounds | AWDR/LR2
¥3,500

Basic Channel傘下のChain Reactionから2001年にデビュー以来、10年以上の沈黙を経て、2014年以降、UK・マンチェスターのレーベルDDSよりコンスタントにリリースを重ね、ダブテクノ/ミニマル等のクラブオーディエンスのみならず、全世界の熱心な音楽ファンを魅了する電子音楽家【Shinichi Atobe】。
本年7月突如始動させたプライベート・レーベル【Plastic & Sounds】より、第二弾となるリリース「A1.SynthScale A2.Disappear | AA.Between Thoughts」が12INCH(45RPM/Limited Press)レコードとデジタルでリリースされる。
昇降しながら展開するシンセと疾走感のあるリズムが絡み合いプログレッシブ・ロックの片鱗をも感じさせるエレベーション・シンセ・ダブ・テック「SynthScale」、続く「Disappear」は、浮遊する上音に突如出現するピアノ、突き進むリズムの合間に差し込まれるドラムの固め打ちがうねりをあげる。10分を超える大作「Between Thoughts」は、野太いベースラインを主体にボイスサンプルが浸透し、柔らかくジェントルに展開するShinichi Atobe流の長編ミニマル・ハウス。
マスタリング/レコード・カッティングには、Shinichi Atobeの作品を多数手がけてきたベルリンのRashad Beckerが担当。

GEZAN with Million Wish Collective - i ai e.p. (12")
GEZAN with Million Wish Collective - i ai e.p. (12")GLOCAL RECORDS
¥3,850

2024年3月に公開されたマヒトゥ・ザ・ピーポーの初監督作品『i ai』は、赤い色彩に彩られた異形の青春映画であった。

舞台は兵庫の明石と神戸。主人公となる新米バンドマンのコウ(富田健太郎)と、コウが憧れるヒー兄(森山未來)を中心に、生を死をめぐるストーリー

が展開される。それはマヒトの実体験を土台にしたものでもあり、現実とフィクションが二重写しになりながら、やがてその境界線はじわりじわりと融解し

ていく。共演はさとうほなみ、堀家一希、吹越満、永山瑛太、小泉今日子、K-BOMB、大宮イチなど個性的な面々。写真家の佐内正史による透明感あふれる

映像がこの作品に特別な情感を与えていたことも特筆すべきだろう。

映画のセオリーに囚われることのないその作品には、「壊れゆく社会のなかで他者と関わりながらどのように生きていくことができるのか」という、近年

のGEZANの作品やマヒトの文筆活動にも共通するテーマが投げかけられていた。私たちは決してひとりで生きていくことはできない。だが、他者と生きるこ

ともまた決して楽なことではない。世界の分断が極限まで進んだこの時代を私たちはどのように乗り越えることができるのだろうか?

監督のみならず、脚本や劇中音楽までマヒトが手がけたこの作品のなかで極めて強い印象を残していたのが、「i ai」と題されたメインテーマ曲だった。

GEZANの新曲でもあるこの曲は、ここ数年のGEZANの取り組みの延長上にあるもの。この12インチシングルはその「i ai」を収録しており、初のアナログ

リリースとなる。

柔らかなギターのアルペジオに導かれ、少しずつ熱を帯びていくその楽曲には、静けさと激しさを内包した映画のムードが凝縮されている。言葉にならな

い複数の声を束ねた合唱は、社会からこぼれ落ちた嘆きのようにも、歓喜の叫びのようにも聞こえる。GEZANは総勢15名のコーラス隊Milion Wish

Colectiveとの活動も展開してきたが、ここにはその活動で培われた感覚が活かされている。

また、この曲は9分8秒にわたるゆったりとしたダンストラックと捉えることもできるだろう。南米など各地で生み出されているオーガニックなダンスト

ラックと共通するものがあり、世界各地のグローカルミュージックを扱ってきたGLOCAL RECORDSから、それも12インチシングルというDJフレンドリー

な形でリリースされることにも意義がある。

B面にはGEZANとの縁も深いCOMPUMAによるリミックスを収録。アフリカ的なパーカッションで始まり、途中では親指ピアノなどを挟みつつ、ふたた

び印象的なあの合唱へと戻る。めまぐるしく起承転結が入れ替わる、18分18秒のショート・ムーヴィー。そんなドラマチックなリミックスである。

カッティング&マスタリングを手がけたのはDJとしても活動するTOREI。アートワークを手がけたのは東京在住のヴィジュアルアーティスト/グラフィッ

ク・デザイナー、jvnpey。彼らの愛情あふれる仕事ぶりもこの12インチを特別なものにしている。

「分断」という言葉の対義語をAIに問うてみると、「統合」「連結」「統一」「団結」「融和」という言葉が次々に表示された。どの言葉もどこか白々しく、

こそばゆいが、「i ai」という楽曲に鳴り響く蜃気楼のような合唱は、「分断」の対義語となる新しい言葉を探り当てようとしているようにも思える。映画

『i ai』では「エンドロールが終わった後も共に生きよう」というメッセージが投げかけられていたが、この12インチからは「音が止まったあとも共に生き

よう」というメッセージが浮かび上がってくるのである。

文・大石始(文筆家)

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