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Gilla Band - The Early Years (10 year anniversary) (12")Gilla Band - The Early Years (10 year anniversary) (12")
Gilla Band - The Early Years (10 year anniversary) (12")Rough Trade
¥2,986

テクノやインダストリアルに影響を受けた硬質なノイズ〜ポスト・ロックで人気を博すダブリンの4人組 Gilla Bandが、初期の名作をまとめた『The Early Years EP』のオリジナルリリースから10周年を記念した再発盤をリリース!!
本作には地元ダブリンのインディペンデント・レーベル〈Any Other City Records〉や〈The Quarter Inch Collective〉、そして2015年には本作と同じく〈Rough Trade〉からリリースされた廃盤の7インチ・カバー曲など、レア音源が多数収録。

本作の再発盤では、オリジナルのカラーブロックをベースにした新たなアートワークを採用。さらに、全曲がリマスタリングされ、再びダンスフロア向けにアップデートされている。
ファンに愛され、ライヴでも定番となっているのが、ポスト・ダブステップの鬼才Blawanによる奇天烈で中毒性の高い名曲「Why They Hide Their Bodies Under My Garage」のカバー。全8分に及ぶこの楽曲は、まさに唯一無二の衝撃作!!

石橋英子 Eiko Ishibashi and Jim O'Rourke - Pareidolia (LP)石橋英子 Eiko Ishibashi and Jim O'Rourke - Pareidolia (LP)
石橋英子 Eiko Ishibashi and Jim O'Rourke - Pareidolia (LP)Drag City
¥3,376

星野源、突然段ボール、Ogre You Asshole、坂本慎太郎など、アンダーグラウンドやコンテンポラリーといった枠を超えて、名だたるアクトたちを支えてきた現代の日本が誇る名SSW=石橋英子と、シーンの枠組みを越えて多大なリスペクトを浴びてきた我らがジム・オルークとの5作目の共作が〈Drag City〉より登場!本作は、2023年のフランス、スイス、イタリア、アイルランドを回った欧州ツアーでの即興ライブ録音を素材にしたサウンド・コラージュ。各地の演奏から響きや音の関係性を拾い集め、コンピューター生成音、フルート、ハーモニカなどが交錯する動的な音世界を作り上げている。二人は事前に打ち合わせをせず、それぞれ準備した音素材を持ち寄って現場で即興的に対話し、日ごとに異なる演奏を展開。ライブ中に録音した素材もその場で再利用するなど、旅の途中で生まれる偶然や状況の変化がそのまま音楽に反映された。『Pareidolia』では、ツアーの様々な瞬間をリミックスし、たとえばパリのジム・オルークの音とダブリンの石橋英子の音を重ねるような形で、理想的な記憶を描いている。無作為に見える音の流れにも、どこか意味や構造を感じ取ってしまう──そんな「Pareidolia(錯視)」的な感覚をテーマに、聴く人それぞれが自由に解釈できるような、柔らかくも謎めいた電子音響作品。

Tommy Guerrero - From The Soil To The Soul (2LP)
Tommy Guerrero - From The Soil To The Soul (2LP)Be With Records
¥5,597

サンフランシスコのスケーターにしてマルチ奏者、トミー・ゲレロによる、オリジナルはCDで2006年にリリースされた名盤『From The Soil To The Soul』が、〈Be With Records〉による再発プロジェクトの一環として、本人協力のもと高音質でリマスタリングし、重量盤2LP仕様・見開きジャケット仕様で再発。ブルースやフォーク、ラテン、ファンク、ソウル、ヒップホップといった多彩なルーツを感じさせつつも、誰が聴いてもトミー・ゲレロと分かる唯一無二の音。本作は、サンフランシスコの空気感そのままに、彼のギター・ソウルの世界をさらに深く、豊かに展開した一枚。軽快でスモーキーなファンクに、アメリカーナやヘヴィサイケ、ローファイなファズ感、ラテンのリズムが溶け込み、サウンドにややダークで深みある重さが加わっている。全編ほぼ宅録で、ベース、ギター、鍵盤、カリンバなど多くの楽器をトミー自身が演奏。ジャンルを超えた音楽性とDIY精神が共存する、トミー・ゲレロの魅力が凝縮された傑作。20年近い時を経て、いまアナログで聴けることが本当にうれしい再発。再発盤は本人の手でアートワークも一新され、ストリート・アーティストBarry McGeeによるカバーデザインも深紅に刷新された。

Electric Satie - Gymnopedie '99 (LP)
Electric Satie - Gymnopedie '99 (LP)ISC Hi-Fi Selects
¥5,798

1998年にCDのみでリリースされたMitsuto Suzuki(鈴木光人)による幻のコンセプト作品『Electric Satie』が、〈ISC Hi-Fi Selects〉から初のアーカイブ再発。タイトル通り、エリック・サティのピアノ作品を電子音楽で再構築した一枚で、ボサノヴァ調のダウンテンポからチルアウト、IDM、アンビエントまで、ジャンルを横断しながらサティの旋律が現代的な響きで蘇る。「ジムノペディ」「サラバンド」「家具の音楽」などサティの代表曲が、デジタル処理と柔らかな電子リズムで大胆に再構成されながらも、原曲の甘美な旋律とモーダルな浮遊感をしっかりと継承。Music From Memoryの『Virtual Dreams』や、Warpの『Artificial Intelligence』系コンピに通じる空気感も漂わせる、隠れたエレクトロニック名品!

E.S. Island - 南風 from Hachijo / Southwind From Hachijo (2LP)
E.S. Island - 南風 from Hachijo / Southwind From Hachijo (2LP)Forest Jams
¥5,726

細野晴臣プロデュースのオキナワン・テクノ歌謡のキラー曲であり、名シリーズ『テクノ歌謡』コンピでも紹介された「テクテクマミー」はあまりにも有名。じゅん&ネネの一員としても活動した歌手、そして、政治家という肩書きも持つ早苗ネネ。浅香唯や柏原芳恵にも楽曲提供も行っている彼女とその夫であった高橋英介、鮫島秀樹らからなる日本のシンセ・ポップ・バンド、E.S. Islandが92年に人知れず残した、オリジナルはCDオンリーのアルバム『南風 from Hachijo』が、宝達奈巳を再発した注目の〈Forest Jams〉より初アナログ化!彼ら夫婦が八丈島で暮らしていた頃に、島での営みや体験、日常風景を描いた作品で、テクノ・ポップ時代の作品とは一線を画す和レアリック〜アンビエント・ポップを展開しています。オリジナルのライナーノーツによると、「島でのハイでハッピーな日常の波動を音に」落とし込んでいるとの事で、第四世界にも通じるイマジナリーで幽玄なテイストで仕上げられており素晴らしい!『Midnight in Tokyo Vol.4』にも選曲された憑依的ニューエイジ歌謡「夢風鈴〈土〉」を始め、文句無しでニューエイジ・ファンにレコメンドできる内容!

ゑでぃまぁこん Eddie Marcon - やっほのぽとり Yahho no Potori (Transparent Yellow Vinyl LP)ゑでぃまぁこん Eddie Marcon - やっほのぽとり Yahho no Potori (Transparent Yellow Vinyl LP)
ゑでぃまぁこん Eddie Marcon - やっほのぽとり Yahho no Potori (Transparent Yellow Vinyl LP)A Colourful Storm
¥4,979

限定カラーヴァイナル仕様。兵庫・姫路を拠点に活動する日本最高峰のアシッド・フォーク・デュオ、ゑでぃまぁこんによる傑作の一つである2009年作品『やっほのぽとり』がメルボルンの〈A Colourful Storm〉より待望のアナログ・リイシュー!怖 (Coa)やLSD Marchといった伝説的なバンドで活躍したEddie Corman & Jules Marconにより2001年に姫路で結成。繊細でアコースティックな領域へのスタイルシフトを象徴するこのデュオは、これまでに実に数十枚ものアルバムとシングルをリリース。テニスコーツのさやを始めとしたゲスト・ミュージシャンによる優雅な楽器演奏で飾られた親密な空間を背景に、その優しく、物憂げな雰囲気をいきいきと伝える、親密で幻想的なアシッド/サイケデリック・フォーク傑作。永遠のマスターピース「とらとらいおん」を聴くためだけでも価値のある素晴らしいアルバムです。リマスタリング仕様。日本語の歌詞カード付属。

Annie A - The Wind That Had Not Touched Land (LP)Annie A - The Wind That Had Not Touched Land (LP)
Annie A - The Wind That Had Not Touched Land (LP)A Colourful Storm
¥4,667

〈Shelter Press〉主宰の当店お馴染みの実験的アーティストFelicia Atkinson、ニュージーランドの地下シーンを代表する作家として現在注目が高まっているMaxine Funke、ロンドンを拠点に活動するデュオのTime Is Away、そして、Christina Petrieといった豪華面々が一堂に会した、一度限りの特大コラボレーション・プロジェクト、Annie Aによるアルバムが〈A Colourful Storm〉よりアナログ・リリース。フィルレコ素材や持続音、アンビエント・サウンドなど、それぞれの音が持つ感触や気配が静かに重なり合い、まるで風や光が溶け合うように、ひとつの繊細で透き通った音の風景へと融けていく様子がとても美しい作品。音は音のままにあることを手放し、祈りのように、儚く滲む憂いや記憶のように、やさしく都市の呼吸に滲み出していく、そんな一枚です。

Various Artists - Echoes Of Italy Vol.2 - Early 90's House Vibes - The Birds Of Paradise (2LP)
Various Artists - Echoes Of Italy Vol.2 - Early 90's House Vibes - The Birds Of Paradise (2LP)JUNGLE FANTASY
¥5,978

DON CARLOSコンパイルによる1980年代後半から1990年代初頭のイタロ・ハウスが最盛期だった時期の作品を集めた2枚組コンピレーション『Echoes Of Italy Vol.2 - Early 90's House Vibes - The Birds Of Paradise』が〈JUNGLE FANTASY〉より登場!!本作はイタロ・ハウスの黄金時代を象徴するような、グルーヴ感溢れるビートに加え、時にエモーショナルでロマンチックなメロディーが絡みついている。そのサウンドは、80年代後半から90年代初頭のクラブ文化とともに成長したこのジャンルならではの、情熱的でありながらもどこか切ない雰囲気を漂わせている。また、このアルバムはただの「ダンスミュージック」にとどまらず、イタリアという場所の文化的背景を色濃く反映している点が特徴的で、音楽は、地元のクラブシーンやディスコに通い詰めた若者たちの、夢と自由を追い求める精神から生まれており、その情熱がアルバム全体に流れている。単なるダンスビートだけでなく、情緒やメロディ、リズムの細部にまでこだわっており、リスニングにも耐えうる趣ある作品!

Andrea Burelli - Sonic Mystics for Poems (of Life and Death of a Phoenix) (LP)Andrea Burelli - Sonic Mystics for Poems (of Life and Death of a Phoenix) (LP)
Andrea Burelli - Sonic Mystics for Poems (of Life and Death of a Phoenix) (LP)Not On Label
¥4,796

Andrea Burelliによる、自身の人生や神話的なモチーフを重ね合わせながら、人生と死、再生の神秘を描くコンセプチュアルなセルフリリース・アルバム『Sonic Mystics for Poems (of Life and Death of a Phoenix)』。ベルリンの名門アンサンブル Solistenensemble Kaleidoskop の弦楽奏者たちによる深い響き、FMシンセやMoogベース、ミニマルなマシーンドラムといった電子音、地中海の民謡やクラシックの影響を感じさせる旋律やリズムが絡み合い、クラシック、電子音楽、地中海音楽の境界を越えていく。彼女の自由に変化する歌声は、時に神秘的に、時に素朴に、時間や空間を超えた世界を旅していく。「フェニックス」という架空の旅人を中心に据え、夢と現実、終わりと始まり、喪失と再生といったテーマをめぐる精神的な旅路を描いており、水を象徴として、地中海の文化的多様性、絵画や映像表現に通じる色彩感覚が詩や音楽に染み込んでいるよう。祈りのような気分に実験的な現代クラシックと地中海の伝統音楽、アンビエント電子音楽が交わる奥深い一枚。

Astrid Sonne -  Great Doubt EDITS (LP)Astrid Sonne -  Great Doubt EDITS (LP)
Astrid Sonne - Great Doubt EDITS (LP)Escho
¥5,458

アストリッド・ソネによる2024年の傑作『Great Doubt』を、交流のある気鋭アーティストたちが大胆に再解釈したリミックス/エディット集『Great Doubts Edits』。Conrad Pack、ML Buch、Blood Orange、Valentina Magaletti、Lolina、Smerz、Slauson Malone、HVADといった多彩な顔ぶれが、原曲の室内楽的な繊細さ、アートポップの親密さ、R&B的な温かさを、それぞれの視点から引き出している。インダストリアル・ダブの荒々しい解釈や、Autechreを思わせる12分超えの電子音響、ブライトで艶やかなソウル・ポップ、煌めくアンビエント・ポップ、歪んだ実験的R&B、ミニマルなビート・ポップなど、アプローチは実に多様。原曲の持つ静かな内省や切実な歌詞世界を尊重しつつも、時に大胆に逸脱し、聴き手に新しい解釈の余地を与えている。静謐で詩的なオリジナルを愛するリスナーにとっても、ダンス・フロア向けの再発見を求めるリスナーにとっても魅力的な、ソネの音楽世界を広げる一枚。

Adam Rudolph's Moving Pictures - Glare of the Tiger (2LP)Adam Rudolph's Moving Pictures - Glare of the Tiger (2LP)
Adam Rudolph's Moving Pictures - Glare of the Tiger (2LP)META
¥4,992

アダム・ルドルフ率いるムービング・ピクチャーズによる『Glare of the Tiger』。本作は、伝統と現在、そして未来をつなぐクリエイティブ・ミュージックの極みといえるアルバムで、ルドルフが30年以上かけて磨き上げてきた独自のコンセプトのもと、長年ともに演奏を重ねてきたメンバーが、抜群のコンビネーションと独自の音楽言語で応えている。参加メンバーは、オーネット・コールマン、ユセフ・ラティーフ、ロイ・ヘインズ、ドン・チェリー、サム・リヴァース、ジョン・ハッセルといった20世紀ジャズ/即興音楽の巨人たちと実際に共演・師事してきた面々ばかりで、そうした歴史との直接的なつながりを持ちながら、彼らはルドルフ共に今を表現する新たな音楽を生み出している。「伝統を敬うとは、過去を模倣することではなく、自分自身の声で新しい音楽を創り、いまを響かせること」とルドルフ自身が語るように、ジャズや即興音楽の歴史の延長線上にありつつも、明確に次の時代へ向かう意志を持ったアルバム。

V.A. - Rough Trade 7" boxset vol.1 (7"x8 BOX SET)V.A. - Rough Trade 7" boxset vol.1 (7"x8 BOX SET)
V.A. - Rough Trade 7" boxset vol.1 (7"x8 BOX SET)Rough Trade
¥18,858

レーベル45周年を記念した豪華ボックスセット
極めて貴重な7インチとブックレットを収録して
世界に1000個の超限定仕様でリリース決定!!!

世界で最も影響力のあるインディ・レーベル〈Rough Trade〉の物語は、1970年代後半、ロンドン西部に位置するレコード・ショップのバックヤードから始まった。

革新的なアーティストたちの作品を継続的にリリースし、音楽シーンに多大なる影響を与え続けてきた〈Rough Trade〉は、1977年の初リリース以来、パルプ、アミル・アンド・ザ・スニッファーズ、ジョックストラップ、アノーニ、ディーン・ブラント、スリーフォード・モッズ...など、多彩なアーティストを擁しながら最前線の作品を発表し続けている。
そして今回、レーベルの45周年を記念して共同マネージング・ディレクターであるジャネット・リーとジェフ・トラヴィスが、自ら厳選したボックス・セットをリリースする。付属するブックレットには、レーベル・ファンとして知られるドン・レッツや、実際にレコーディングに関わったエルヴィス・コステロなど、錚々たる著名人によるコメントが掲載され、当時を代表するフォトグラファーたちと協力した貴重なアーカイブ写真も収録されている。さらに、ジャネット・リーとジェフ・トラヴィスによる独占ロングインタビューが行われ、2人が愛情を持って選曲した各シングルへの想いや、当時の音楽シーン事情、レーベルの創設秘話などが語られている。

世界限定1,000セットでシリアルナンバー入り。うち500セットは〈Rough Trade〉のウェブストアで販売されるという超限定のボックスセットは、本作 vol.1 とは全く別のアーティストをフューチャーした vol.2 も発売予定。ヒット曲から隠れた名曲まで網羅して、コレクター心をくすぐる要素満載の充実した内容で、往年の〈Rough Trade〉ファンはもちろん、新規のファンにも絶好のガイド・ブックとなる宝箱。

【Track List】
Augustus Pablo/RT002(1978) 
A. Pablo Meets Mr Bassie
B. Mr Bassie Special!
 
Stiff Little Fingers/RT004(1978)
A. Alternative Ulster 
B. 78 Revolutions A Minute (78RPM)
 
Subway Sect/RT007(1978)
A. Ambition 
B. Different Story
 
Swell Maps/RT010(1978)
A. Read About Seymour
B. Ripped & Torn and Black Velvet

The Raincoats/RT013(1979)
A. Fairytale In The Supermarket 
B. In Love & Adventures Close To Home
 
Cabaret Voltaire/RT018(1979)
A. Nag Nag Nag
B. Is That Me (Finding Someone At The Door Again?)
 
The Pop Group/RT023(1979)
A. We Are All Prostitutes 
B. Amnesty International Report On British Army Torture Of Irish Prisoners
 
Young Marble Giants/RT043(1980)
A1. Final Day 
A2. Radio Silents 
B. Cakewalking

Henzo - The Poems We Write For Ourselves (2LP)Henzo - The Poems We Write For Ourselves (2LP)
Henzo - The Poems We Write For Ourselves (2LP)Sneaker Social Club
¥5,573

マンチェスター地下シーンのキープレイヤー、Henzoがついに完成させた初のフルアルバム『The Poems We Write For Ourselves』が〈Sneaker Social Club〉から登場。ダンスフロアのラフな衝動と精密なサウンドデザインがせめぎ合っており、ダンスホールやデンボウ、UKガラージ、潰れたエレクトロ、ハーフステップ・ベースといった要素が入り混じり、湿気を帯びたネオン色のリズムに彩られたマンチェスター夜のエネルギーをそのまま詰め込んだ決定版的作品となっている。「Worm Grunting」では北アイルランドのMC・Embyが参加し、スモーキーなフロウを披露。そのほか、繊細なミニマリズムからヘビーな2ステップ、壊れたゲットーテック、エレクトロ・ダブまで、緻密に計算されたリズムと質感が交差していく。タフで無駄のないサウンドプロダクションと、ずらしたリズム・パターンのセンスは、Two Shell、Facta & K-Lone、Hesaitix、Paperclip Minimiserらとも共鳴しつつ、あくまで彼独自のもの。クラブミュージックの文脈にいながら、リスニング的な繊細さもあり、独自の実験精神でその枠を押し広げるような一枚になっている。Henzoがこれまでの道のりで磨き上げた、緻密かつ野心的なベース・ミュージック。静かな時間の積み重ねが花開いたような趣きがある。

Panda Dub meets Adi Shankara - Essaouira EP (12")Panda Dub meets Adi Shankara - Essaouira EP (12")
Panda Dub meets Adi Shankara - Essaouira EP (12")Dubatriation Records
¥3,463

Panda DubとAdi Shankaraによるエキゾチックな雰囲気をまとったフレンチ・ダブの現在形を描き出す最新12インチ『Essaouira EP』が〈Dubatriation Records〉より登場。本作はふたりの共同セッションで生まれた音源を、今回のリリースに向けて再構築したもの。Panda Dubらしいオリエンタルな旋律やエスニックなサンプル使い、そしてキャッチーなリズム感。それに対してAdi Shankaraは、ざらついた質感や催眠的なサウンドスケープで応答する。どちらも異なるアプローチながら、静謐で深淵なダブへのまなざしは共通している。霊性と没入感を持ち合わせたトラックたちは、単なるダンス・トラックでも、懐古趣味のダブでもなく、いまこの時代の内省的な旅路を描く音楽。夜にヘッドフォンで静かに耳を澄ませたくなる、遠くから響いてくるような、でもどこまでもパーソナルなダブ・サウンド。

Roots Architects -  From Dub 'Til Now (LP)Roots Architects -  From Dub 'Til Now (LP)
Roots Architects - From Dub 'Til Now (LP)Fruits Records
¥4,736

Buena Vista Social Club、コンゴのKekeleも頭をよぎる、キングストンの伝説がふたたび集結!1960年代末から現在まで、歴史を築いてきたジャマイカのセッション・ミュージシャン50人以上を集めた、前代未聞のオールインストゥルメンタル・プロジェクトRoots Architectsによる『From Dub 'Til Now』がスイスのレーベル〈Fruits Records〉より登場。ジャマイカの音楽において建築家と言うべき、リズムの職人たちが新たな楽曲で共演することで、無名の英雄たちにスポットライトを当てる試みで、2024年にリリースされた『From Then 'Til Now』に続き、今回はダブ編をリリース。プロデューサー兼ダブ・マスターのロベルト・サンチェスが手掛けるサウンドは、70年代末キングストンの空気感そのもの。King Tubby、Lee "Scratch" Perry、Scientistの最盛期を思わせる、豊かなエフェクトとリズム操作が冴えわたる。Leroy "Horsemouth" Wallace、Lloyd Parks、Chinna Smith、Robbie Lyn、Fil Callenderら、生けるレジェンドが60代〜80代になってなお、黄金時代の息遣いそのままにリズムを紡ぎ出す。しかし、そこに生まれるのは、ただの懐古ではなく、いまこの瞬間も生きているルーツ・レゲエのグルーヴ。歴史が涵養する深みを味わえる充実の一枚! 

Al Wootton -  Rhythm Archives (12")Al Wootton -  Rhythm Archives (12")
Al Wootton - Rhythm Archives (12")Trule
¥4,893

Holy TongueやTruleの活動で知られるAl Woottonが、メルボルンのElectronic Sound Studioで掘り当てたヴィンテージ・ドラムマシンの宝庫。その貴重な音色たちをサンプリングして組み上げた、タイトル通りのアルバム『Rhythm Archives 』が登場!80年代ジャンク、ライブラリー・ミュージック、ダブの残響、そしてHoly Tongueで鍛えたリズム感覚。無駄を削ぎ落とした構成で、古びたマシンたちの素朴なビートが主役になる。『March』のビートは、湿った段ボールを叩いたようなチープさが逆にクセになるし、『Slow Rock』ではCR-78とねじれた声ネタが、映画『Liquid Sky』の退廃的な空気を思わせる。150bpmで走る『Shuffle』にはフットワークの影がちらつくけれど、そこにあるのは模倣ではなく、ずれたリズムの再発見と言える。ドラムマシンへの偏愛とダブの流儀が貫かれた、朽ちたリズムの向こうに新しい風景を描き出す一枚。

Om Unit -  Acid Dub Studies III (LP)Om Unit -  Acid Dub Studies III (LP)
Om Unit - Acid Dub Studies III (LP)Om Unit Self Released
¥4,893

待望のVol.3!先日はSeekersinternationalとも意外なコラボレーションを実現、レイヴ・サウンドからドラムンベース、ダブステップ、フットワーク、ジャングルまでも横断してきたブリストルの名DJ/プロデューサー、Om Unit。〈Planet Mu〉でのMachinedrumとの仕事やD&Bの御大レーベル〈Metalheadz〉、dBridgeの〈xit Records〉など各所から独特の作品をリリースし評価を得た彼の最新作が限定自主リリース。貫禄の出来といった仕上がりで独自の宇宙観を大発揮。ダブとアシッド、アンビエントを軸に据え、ドップリな303ベースラインを聴かせてくれる傑作盤。

Save 39%
Akira Umeda & Metal Preyers - Clube da Mariposa Mórbida (LP)Akira Umeda & Metal Preyers - Clube da Mariposa Mórbida (LP)
Akira Umeda & Metal Preyers - Clube da Mariposa Mórbida (LP)Nyege Nyege Tapes
¥2,821 ¥4,597

『Clube da Mariposa Mórbida』は、サンパウロ拠点のDIYアーティストAkira Umedaと、ウガンダはカンパラを拠点とするレーベル〈Nyege Nyege Tapes〉 周辺で活動するMetal Preyersがコラージュ的に作り上げた、異文化横断型のエレクトロ・アコースティック作品。南米のファンク、ノイズ、実験的なシンセ、民族楽器などが錯綜し、現実と仮想、過去と未来、デジタルとアナログの境界が曖昧に。収録曲では、倒錯したブラジル・ファンクや壊れた寺院の鐘、電子的なミュージックボックスなど、さまざまなサウンドが交錯する。二人のコラボは、Metal Preyers側が送った音の断片やコンセプトを、UmedaがGoogle翻訳を駆使しながら解釈し、自らの直感に基づいて印象を音にしていった。Umeda はそれを「粘土細工のような幽霊の成形作業」と語っている。従来の「第4世界音楽(Fourth World)」よりもさらに異次元的な夢幻世界。

Save 42%
DJ Anderson do Paraíso - Queridão (LP)DJ Anderson do Paraíso - Queridão (LP)
DJ Anderson do Paraíso - Queridão (LP)Nyege Nyege Tapes
¥2,675 ¥4,597

ブラジル・ベロオリゾンテのファンク・シーンに革新をもたらしたプロデューサー、Anderson do Paraísoのアルバム『Queridão』が、ウガンダの首都カンパラを拠点とする〈nyege nyege tapes〉より登場!彼は、ダウナーでミニマルな「ベロオリゾンテファンク」の中核的存在で、2010年代半ば、ベロオリゾンテの路上パーティ「Baile do Serrão」に通うようになったことで作風が大きく変化し、リオのファンクをベースにしながらも、スローでリバーブが効いたビートや不穏な空気感を取り入れた独自のサウンドを確立した。本作の楽曲ではクラシカルな要素(ピアノ、バイオリン、ソプラノコーラス、ティンパニなど)と電子音(トラップのハイハットやロボット音)を融合しており、特に「Blogueira Que Virou Puta」や「Chama as Sua Colegas」では、静けさや緊張感を使って官能と恐怖が交錯するようなムードを演出している。この幽玄で実験的なファンクはTikTokやストリーミングでも注目され、ジャンルの新たな可能性を切り開いている。

Save 35%
Catu Diosis - Anyim (LP)
Catu Diosis - Anyim (LP)Hakuna Kulala
¥2,642 ¥4,068

ウガンダ・カンパラのアーティスト、Catu Diosisによるデビュー作『Anyim』が〈Nyege Nyege Tapes〉のサブレーベルであり東アフリカやコンゴのアンダーグラウンド・エレクトロニック・ミュージックを世界に紹介する〈Hakuna Kulala〉から登場!アフロハウス、Batida、Kuduroといったアフリカン・ダンスミュージックの要素をベースにしつつも、そこから大胆に逸脱していく異形クラブ・ミュージック集。振付師やMCとしての経歴、さらにRian Treanorとの共演などを経て完成させた本作は、東アフリカのクラブ・サウンドを軸にしながら、変則ビートと声のミニマリズム、そして身体性を融合させた強烈な一作。踊り手としての鋭いタイミング感覚と、プロデューサーとしての自在な逸脱が随所に見られ、Kuduroの推進力を土台にしつつ、グルーヴは常に崩れ、再構築され、定型に落ち着くことはない。生々しく、それでいて極めて洗練されたサウンド。前衛的ダンスミュージック!

Save 42%
MC Yallah & Debmaster - Gaudencia (LP)MC Yallah & Debmaster - Gaudencia (LP)
MC Yallah & Debmaster - Gaudencia (LP)Hakuna Kulala
¥2,657 ¥4,597

1999年から東アフリカのアンダーグラウンド・シーンで活動を続けてきたMC YallahことYallah Gaudencia Mbiddeの最新作『Gaudencia』が〈Nyege Nyege Tapes〉のサブレーベルであり、東アフリカやコンゴのアンダーグラウンド・エレクトロニック・ミュージックを世界に紹介する〈Hakuna Kulala〉より登場!プロデュースは前作に引き続き、ベルリン拠点のフレンチ・ビートメイカーDebmasterが全編を担当。アフリカでしか考えられないようなマイクさばきとジャンルを超えたビートが完全に融合し、アフリカン・ヒップホップの枠組みすら軽々と飛び越える内容に仕上がっている。Yallahは英語、ルガンダ語、ルオ語、スワヒリ語を自在に行き来しながら、ラップ・歌・アドリブを織り交ぜる多言語かつ多面的な表現力で、より深く、自身の内面と音楽観に潜り込んでいる。20年以上かけてようやく自分の"信徒"を見つけたというMC Yallahの言葉どおり、『Gaudencia』は彼女の音楽人生の集大成であり、アフリカン・ラップの未来を指し示す予言の書のようでもある。破壊的で、精神的で、唯一無二な一枚。

AVENIR - Primitive Maxi Trial (LP)
AVENIR - Primitive Maxi Trial (LP)Heat Crimes
¥4,597

パレルモ拠点のプロデューサーEmiliano Pennisiによる90年代後半〜2000年代半ばの未発表音源を発掘した作品『Primitive Maxi Trial』がウガンダの首都カンパラを拠点とする、世界各地のオルタナティブなエレクトロニック・ミュージックやエクスペリメンタル系を自由に追求するレーベル〈Heat Crimes〉より登場。彼が関わるアンダーグラウンド・コレクティブ「Paradigma」の文脈から現れた本作は、単なる回顧録ではなく、まるで埃をかぶった幽霊のような“ポスト・デジタル以前”の遺物として響く。楽曲群は、VST黎明期のチープな質感、MPC 1000のザラついたビート、雑誌の付録CD-ROMから抜き出したようなサンプルが混在する、“サルベージされたポップカルチャー”の断片のような質感を持つ。IDM、ノイズ混じりのテクノ、無意味なアンビエント、レイヴ——あらゆるジャンルが雑然とした記憶のコラージュのように出現し、アウトサイダー・アート的でもある。記録よりも儀式のように鳴らされる、閉塞感と自由が同居する奇妙に私的でシュールな音楽。懐古ではなく、ある時代の空気そのものに触れるような一作。

Jako Maron - Mahavélouz (LP)Jako Maron - Mahavélouz (LP)
Jako Maron - Mahavélouz (LP)Nyege Nyege Tapes
¥4,597

インド洋に浮かぶフランス領レユニオン島出身の電子音楽家Jako Maronによるレユニオン島の伝統音楽・マロヤを電子的に再構築した作品『Mahavélouz』が、ウガンダの首都カンパラを拠点とする〈nyege nyege tapes〉より登場!前作ではマロヤ特有のリズムにテクノの要素を重ねていたが、今作ではブラジルのビリンバウに近い、現地の伝統旋律楽器ボブルに焦点を当てている。Maronはこの楽器の独特な音色に魅了され、ふだんは打楽器に埋もれてしまうその響きを前面に出すべく、演奏家Zean Amemoutoulaopのソロを中心にトラックを構成。伝統的な打楽器の代わりにTR-606や909といったドラムマシンを用いて、ボブルの音色にフィードバックやシンセ、電子音を交えることで“電子マロヤ・カバレ”へと昇華させた。アルバムは「ボブルが声を持つ」というコンセプトで貫かれており、霊性や儀式的ムードを感じさせるトラックが並ぶ。最後にはボブルの音色をモジュラーシンセで模倣した楽曲も収録されており、その印象の違いも興味深い。

Save 38%
ThisisDA - Fast Life (LP)
ThisisDA - Fast Life (LP)Heat Crimes
¥2,678 ¥4,346

10年以上にわたってエクスペリメンタル・ラップの世界で独自の道を切り開いてきたロンドン生まれ・ブリストル拠点のラッパー/プロデューサーThisisDA。ジャズ・コレクティヴSumo ChiefやKlein、Eyedressとのコラボを通じて、ジャンルにとらわれず自由なスタイルを追求してきた彼の探究心の結晶のような作品『Fast Life』が、ウガンダの首都カンパラを拠点とする、世界各地のオルタナティブなエレクトロニック・ミュージックやエクスペリメンタル系を自由に追求するレーベル〈Heat Crimes〉より登場!本作ではドリル、グライム、エレクトロ、トラップといった要素を自在に横断しながら、型にハマらないサウンドを展開しており、〈Hakuna Kulala〉のビートメイカーDebmasterや、ウェールズ出身のシンガーMimi Jonesとの共作を含みつつ、全体を通してThisisDAの軽妙なワードプレイと強烈な個性に貫かれている。ミニマムでアブストラクトなビート、力強くも繊細なラップ、ソウルフルなオートチューン、さらにはサウスのネオン光るサウンドまで取り入れた今作は、ヒップホップの枠を大きく飛び越えた意欲作と言える一枚!

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