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Morgan Buckley & Ben Donohoe - Sworx (LP)
Morgan Buckley & Ben Donohoe - Sworx (LP)Wah Wah Wino
¥4,954

ダブリンの異端レーベル〈Wah Wah Wino〉の中核アーティスト、Morgan BuckleyとBen Donohoeによる、壊れた未来の電子音楽を濃密かつユーモラスに結晶化した作品『Sworx』。IDM、クラウトロック、エレクトロが同時進行するような、ビートは一定なのに、ポリリズムが微妙にズレ続け、歩いている地面が少しずつ傾いていくような不思議な感覚で、高周波のシンセ、断片化されたサンプル、ノイズ混じりのデジタル質感が散りばめられ、監視社会やネットワークの裏側を覗き込むような皮肉なムードと実験精神が全編に漂っている。一方で、ふとした瞬間に現れるメロディは柔らかく、Arthur Russellのような雰囲気を感じさせる場面もある。全12曲、どれも短編映画のように世界観がはっきりしていて、Buckley & DonohoeがLittle Movies名義で培ってきた音で物語をつくる感覚の深化を感じさせる一枚。

岡田拓郎 - Still Water (7")岡田拓郎 - Still Water (7")
岡田拓郎 - Still Water (7")toka
¥2,750

岡田拓郎にとって、国内外のメディアやリスナーから高い評価を受けた『Konoma』以降、初となるフィジカルリリースとなる。本作は、TOKYO DESIGN STUDIO New Balanceが手がけた新型フットウェア「MT2 」のキャンペーンのために制作された。キャンペーンムービーは、New Balance T-HOUSEのオウンドメディアで公開されている。

 A面「Still Water」は、池田抄英(Flute)を迎え、フォーキーかつアフロミュージックの要素を取り入れながら、音数を極限まで削ぎ落としたミニマルなアンサンブルによって構成されている。即興演奏をもとに録音された演奏はアナログテープに収められ、静かな水面のように移ろう音の揺らぎと豊かな余白が感じられる。

 B面「Dohman Sehman」は、ヴィンテージファンクのムードを出発点としながら、日本の民謡や歌謡曲にも通じる旋律感覚とフォークロアな響きを織り交ぜた楽曲。松丸契(Alto Sax)、カツマル・メイ(Tenor Sax)、香田悠真(Wurlitzer / Farfisa)、小西佑果(Bass)、海老原颯(Drums)ら気鋭のミュージシャンが参加。ダブの手法を想起させる空間的なミックスと重厚なリズムセクションが生み出す、力強いグルーヴが印象的な楽曲となっている。

 静謐な余白を湛えた「Still Water」と、力強いグルーヴを内包した「Dohman Sehman」。対照的な二つの楽曲を通じて、『Konoma』以降の岡田拓郎の創作の広がりを感じさせる作品となっている。

Tatsuro Murakami - Mita Koyama-cho (LP)Tatsuro Murakami - Mita Koyama-cho (LP)
Tatsuro Murakami - Mita Koyama-cho (LP)Mystery Circles
¥4,348

人気作が2026年リプレスです!消えた町の記憶を奏でる、東京ノスタルジア!2024年に再開発で失われた街、三田小山町への個人の追憶を音にした、マルチ奏者・Murakamiによる、パーソナルなアンビエント作品。ジャズギター、アコースティックギター、サックス、フレットレスベース、アナログ/モダンシンセ、メロトロン、アコースティックピアノといった多彩な楽器を用いて、ジャズ、ニューエイジ、フォーク、ブラジリアン、70年代プログレの要素が融合された音響を構築している。音楽的には、温かいカセットの音質やビンテージアンプの倍音、複雑に編まれたサックスと弦のアレンジが重なり合い、個人的な記憶と風景を音符として呼び覚ますような、深く心に触れるサウンドスケープに仕上がっている。家族の住んでいた街へのノスタルジックなオマージュ。

巽啓伍 Keigo Tatsumi - AT US (LP)
巽啓伍 Keigo Tatsumi - AT US (LP)Mystery Circles
¥4,549

カセットが弊店でもベストセラーだった人気作が、待望のヴァイナル化です!日本のインディ・ロック・シーンの中心的存在never young beachのベーシストとしても知られる巽啓伍(たつみけいご)による、初となるソロ作品『AT US』がカセットで登場。写真家のタケシタトモヒロによる写真展『Across the United States』の場内音楽を担当した事をきっかけに制作されたオリジナル・サウンドトラック作品。「森は生きている」の元メンバーとしても知られるドラマー/パーカッショニスト増村和彦がパーカッショニストとして参加。同じく「森は生きている」の岡田拓郎がミックス/マスタリングを担当とバックアップも万全の一作!

Guest Bartender Deborah Toyota - Music for Babies (LP)Guest Bartender Deborah Toyota - Music for Babies (LP)
Guest Bartender Deborah Toyota - Music for Babies (LP)Mystery Circles
¥4,199

Chastity BeltのメンバーであるJulia ShapiroとエンジニアSamur Khoujaによる新ユニットGuest Bartender Deborah Toyotaによる、赤ちゃんが初めて音に出会うための音楽というコンセプトで制作された、乳児期の言葉や記憶が形成される前の空間を音で描くアンビエント作品『Music for Babies』。 Shapiroのメロディックな感性と、Khoujaの緻密な音響構築が交差し、子守唄とアンビエントに静かな実験精神がかすかに漂う独自の領域。柔らかいシンセ、丸みを帯びた電子音、布のように軽い音のレイヤーがゆっくりと重なり、どの曲も触れても痛まない質感で統一されている。ミニマルな構成の中で音が静かに明滅し、薄いカーテン越しの光のような柔らかさが漂う。赤ちゃんのための音楽というコンセプトを真っ直ぐに形にしつつも、大人が聴いても音の細部の美しさが楽しめる、丁寧な仕上がりの一枚。

claire rousay - emo ambient (Hat)claire rousay - emo ambient (Hat)
claire rousay - emo ambient (Hat)Quality Sounds
¥6,434

11月中旬再入荷(変更となりました)。Thrill Jockeyに在籍し、現在はロサンゼルスを拠点に活動するミュージシャンであり、対象物とその潜在的な音を用いて、クィアネス、人間関係、自己認識を探求している人気実験音楽家、Claire Rousayの限定キャップ。

Cop Tears - The Rules Of The Game (LP)Cop Tears - The Rules Of The Game (LP)
Cop Tears - The Rules Of The Game (LP)The Trilogy Tapes
¥6,546

紐解かれるのは、14世紀中世のポリフォニーからルネサンス、バロック、現代音楽に至る600年もの音楽史。ニューヨークのサウンドアート作家Derek Baron率いるCop Tearsによる愛おしくも歪なDIY室内楽『The Rules Of The Game』。ダブルベース、フルート、エレキギター、ピアニカなどを手に、自宅の部屋で古いテープ機材を通して録音された13の小品、そこには特有のアナログノイズや部屋の空気感、時折混じる微かな笑い声までもがそのまま収められている。格調高いホール録音のクラシックとは対極にある、極めてプライベートで温かな手触りに満ちた音像で、ピッチの微妙な揺らぎや演奏中の些細なミスさえも優しく呑み込んだアンサンブルは、古楽の美しい旋律から近代ジャズや現代音楽の骨格までをそっと紐解き、奏で直す。時代を超えた音楽がフラットに溶け合う、誠実で味わい深い一枚。

ML Buch - Suntub Extras (10")ML Buch - Suntub Extras (10")
ML Buch - Suntub Extras (10")15 LOVE
¥4,194

現代アート・ポップの傑作『Suntub』のML Buchによる、同作の深層を解き明かす10インチEP『Suntub Extras』。ポピュラリティを支えていた歌唱の要素を削ぎ落とし、彼女の緻密なプロダクションの核を成すスケッチ群やルーツをむき出しにしたもので、Kate Bushを思わせる温かみのあるフレットレス・ベースや音響設計、Oneohtrix Point Never的なコラージュ感覚、そしてCocteau Twinsを想起させるドリーミーなギター・エコーが交錯。反復される繊細なギター・フレーズはミニマリズムやニューエイジの領域へと接続され、スローモーな余韻とともに神秘的で透明感あふれる音響世界を描き出している。親しみやすいレイヤーを取り払うことで却って際立つ本質的な魅力に溢れた重要な一枚。

maya ongaku - Nothing Space Music (LP)maya ongaku - Nothing Space Music (LP)
maya ongaku - Nothing Space Music (LP)Guruguru Brain
¥4,950

maya ongaku3年ぶりとなる待望の2ndアルバム『Nothing Space Music』の12inch VINYLが、Guruguru Brainからリリース!
2023年『Approach to Anima』での世界デビュー以降、国内外で精力的にライブ活動を展開し、各地で高い評価を獲得してきたmaya ongaku。 本作では、その経験を経た先にある「沈黙」に焦点を当て、より内省的かつ深度のあるサウンドへと歩みを進めた。反復するグルーヴと繊細なアンサンブル、アンビエントな空間性、即興性を兼ね備えながらも、 本作には人の記憶や感情に寄り添うポップスとしての親密さがあり、時間や境界の感覚をほどいていくような没入感に満ちている。 その一方で、制作の過程で浮かび上がった「Nothing Space」というひとつの空間のイメージ。
それは単なる無ではない。過去・現在・未来、あらゆる時間の記憶が漂い、空と海、陰と陽、音と沈黙といった境界が溶け合う広大な場所。 「Vanishing Waves」から「Permanent Waves」へ。 ジャンルを横断しながらも、そのどれにも属さない独自のサウンドは、国内インディーシーンのみならず、 海外リスナーにも高い親和性を持つ作品として、maya ongakuの新たな到達点となる全8曲を収録した珠玉の名作。

maya ongaku - Approach to Anima (LP)maya ongaku - Approach to Anima (LP)
maya ongaku - Approach to Anima (LP)Guruguru Brain
¥5,251

Guruguru Brain / Bayon Productionからリリースされるデビューアルバム『Approach to Anima』は、maya ongakuが基礎的なグルーヴを構築しながら、彼らの心の奥底にあるものを引き出している。園田のしなやかなギターとボーカル、高野のうねるようなベースライン、池田の浮遊感のある木管楽器、そして繊細なパーカッションとシンセが、主張しながらも抽象的で、落ち着きながらも不穏な空気感を醸し出している。サックスがゆったりと流れる “Approach “は、maya ongakuの世界への導入部であり、”Water Dream “は、”Pillow Song “の穏やかなフィナーレに向かって浮遊しているよう。ネオ・ダダやフルクサスなどの現代芸術と、60年代後半における録音技術の発展が交差する場所など、彼らの多くの関心や影響を簡潔に凝縮している。タイトルが示すように、『Approach to Anima』は終着点ではなく、探求の始まりに過ぎない。幼なじみの3人組、maya ongakuは、のどかでありながら急速に高級化が進む江ノ島で、常にその先を見つめている。高田馬場での路上ライブから世界的に有名になったレーベルボスのバンド、Kikagaku Moyoの10年にわたる勝利の旅から放たれるエネルギーを糧に、インスピレーションがあればどこへでも、そして世界中のどこにでも、自分たちの音楽を見つけることができる。maya onagkuの自由な世界観は、私たちに見えないものを見せ、肉眼の可能性を広げ、彼らの音楽が持つ奔放な生命力を感じさせてくれることだろう。

V.A. - Denshi Ongaku No Bigaku Vol.4 (2LP)
V.A. - Denshi Ongaku No Bigaku Vol.4 (2LP)COSMOCITIES RECORDS
¥5,892

フランスの〈Cosmocities Records〉が手がける、日本の電子音楽にフォーカスした人気シリーズ『Denshi Ongaku No Bigaku』の第4弾。Vol.4は、これまでのアンビエント、ジャズ・エレクトロニクス、ディープ・ハウスの流れを受けつつ、よりクラブ寄りの深いダンスフロアに焦点を当てた構成。Kaoru Inoue、XTAL、Tokyo Black Star、Hiroshi Watanabe、Manabu Nagayama & Soichi Teradaなど、国内シーンの核となるアーティストが揃い、世代とスタイルを横断する内容。都会的なディープ・ハウスと、コズミックな広がりが自然に共存、パーカッションの細かな揺れや、柔らかいキックの推進力がフロアの空気を温め、夜のクラブの深い時間帯をそのままパッケージしたような質感が続く。日本の電子音楽の洗練と多様性を再構成したシリーズ最新章。

V.A. - Denshi Ongaku No Bigaku Vol.3 (2LP)
V.A. - Denshi Ongaku No Bigaku Vol.3 (2LP)COSMOCITIES RECORDS
¥5,572

フランスの〈Cosmocities Records〉が手がける、日本の電子音楽にフォーカスした人気シリーズ『Denshi Ongaku No Bigaku』の第3弾。Vol.3はアンビエント、ハウス、ジャズ・エレクトロニクス、バレアリック、エクスペリメンタルまで、日本の電子音楽の多層性をそのまま流れとして提示、Yosi Horikawa、Chari Chari、Force Of Nature、XTAL、Takuya Matsumotoなど、世代もスタイルも異なるアーティストが一枚の中で自然につながり、国内シーンの広がりをそのまま体感できる内容。繊細な音の粒子のアンビエント、ドリーミーな電子音、都会的なハウスの直進性と柔らかいエスニック感覚が同居するグルーヴ、ジャズのコード感やスウィングを電子音で再構築したトラックなど、日本らしい電子音楽の現在と歴史を横断しながら、質感の異なるトラックが自然に連続する良質なコンピレーション。

Jan Van den Broeke - 84 More Dreams (7")Jan Van den Broeke - 84 More Dreams (7")
Jan Van den Broeke - 84 More Dreams (7")STROOM
¥2,898

Absent Musicのメンバーであり、June11名義でのリリースでも知られるベルギーDIYシーンの重要人物、Jan Van den Broekeの音源を集めた、ベルギーの名門〈STROOM〉の名を一気に知らしめた傑作コンピレーション『11000 Dreams』の約10周年を記念し、1984年頃に彼が多様な名義や形態で残していた音源から4曲を厳選した貴重な7インチ『84 More Dreams』。カルト的な80年代カセット・カルチャーの空気感をそのままに、彼の持つ詩的な音世界をさらに深く補完するアーカイヴ。短編集のように表情を変える4つの断片が溶け合う、味わい深い逸品。

Al Chem - Weird Fiction (2026 EDITION) (LP)Al Chem - Weird Fiction (2026 EDITION) (LP)
Al Chem - Weird Fiction (2026 EDITION) (LP)Art Yard
¥4,626

2000〜2005年に録音され、2017年の初版は高値で取引されていたAl Chemの瞑想的電子ダブ作『WEIRD FICTION』が、2026 EDITIONとして〈Art Yard × All City〉から待望の再発。Berliner Ringのメンバーとしても知られるAlexander Christouによる、ダブ・テクノ、アンビエント、レゲエの感覚がゆっくり溶け合う独特の音世界。Ras Michaelの名作『Rastafari Dub』収録の「No Hoppers」のリワーク「NO HOPPER」も収録した、電子ダブの深淵ともいうべき音楽性で、低域は湿度を帯びて、輪郭が滲む霧のダブ。電子パーカッションの細かな揺れと、どこかmoondogを思わせる奇妙で有機的なリズムの呼吸が同じテンポで重なり、ディレイや残響は深く、音が前後・上下に漂いながら層を作り、どこでもない、古く湿ったでも厳かな空間の中で音が反射しているよう。レゲエ、ハウス、サイケデリア、霞がかった神話的なムードが渾然一体となって静かに広がる、ダブ・テクノの奥の部屋。

Dj Grzyb & The Make-Believe Ensemble - The Return Of Dj Grzyb (LP)Dj Grzyb & The Make-Believe Ensemble - The Return Of Dj Grzyb (LP)
Dj Grzyb & The Make-Believe Ensemble - The Return Of Dj Grzyb (LP)HUVESHTA RITUALS RECORDS
¥5,989

11月中旬再入荷。ポーランドの異色Dj Grzybが率いるアンサンブルによる、東欧山岳地帯のサイケデリアと神秘的なフォークロアが交錯する架空叙事詩『The Return Of Dj Grzyb』。ダブやニューエイジ、イタリアン・コズミック・ディスコの美学を背景に、山脈に語り継がれる異教的神話や異端の精神世界を濃密なストーリーテリングとともに織り上げており、シタールやタンブーラ、タイの伝統管楽器ケーンをはじめとする東西の多彩な生楽器群と、鈍く地を這う重厚で呪術的なミッドテンポ・ビートが巧みに融合。異国情調あふれる旋律と呪術的なトランス感が蠢き、Andrew WeatherallやVladimir Ivkovicの系譜を継ぐ妖艶でレフトフィールドな音響空間を作り上げている。東欧フォークロアの暗香と無国籍なダンス・ミュージックの熱量がひとつに溶け合った、ディープなエスニック音響!

Kim David Bots, Lyckle de Jong - Land of the Few and Far Between / Songs for St. Michel (7")
Kim David Bots, Lyckle de Jong - Land of the Few and Far Between / Songs for St. Michel (7")South of North
¥2,678

オランダのKim David BotsとLyckle de Jongによる、独自の即興・一発録音手法を用い、特定の展示会場や川沿いの芸術機関の地下室といった「場所」の空気感や記憶をその場で短編フレーズへと定着させた実験的スケッチ集を収録した7インチ作品『
Land of the Few and Far Between / Songs for St. Michel』。クラリネットやカワイK1、ガジェット楽器、サンプラーなどを駆使し、耳を頼りにその場で組み上げられたミニマルな音の断片を収録。空間の湿り気や漂流物のようなノイズ、どこか不穏でノスタルジックな旋律が交錯し、架空の童話や白昼夢を思わせる不思議なローファイ・アヴァンギャルド・ポップを展開している。特定の空間が持つストーリーと即興性がリンクした、怪しくも美しい音響の断片集。

Garefowl - Things That Vanish (LP)Garefowl - Things That Vanish (LP)
Garefowl - Things That Vanish (LP)AD 93
¥5,194

1840年、スコットランド北西部の孤島セント・キルダにて絶滅した巨大な鳥、オオウミガラスの最後の1羽を殺めてしまった男の末裔、Ewan Macdonaldらによって結成されたアンサンブルGarefowlによるアルバム『Things That Vanish』。絶滅の悲劇と一族の歴史に向き合うべく、セント・キルダの主島ヒータ島の夜間にレコーディングを敢行。風や波の残響、鳥たちの羽音や水中音響、さらには現地の岩石や骨をX線解析しサイン波へ置換した独自のドローン技術を駆使して構築された、極めて深遠な音響ドキュメンタリー。シンセサイザーを一切排除し、ヴィオラ・ダ・ガンバやチェロ、コンサーティーナ、スモールパイプといった伝統楽器と現地採取の環境音響のみで編み上げられ、島に伝わる海鳥の不気味な伝承や魔術的な伝承歌の気配を宿しながら、気高い北の海の自然美と絶滅への悲哀が、アコースティック弦の深い響きと太古の残響となって静かに立ち現れていく。歴史の傷痕と島の記憶をそのまま音として刻んだような、重厚な一枚。

Mystica Tribe and Scopeotaku - Mystica Tribe Meets Scopeotaku (LP)Mystica Tribe and Scopeotaku - Mystica Tribe Meets Scopeotaku (LP)
Mystica Tribe and Scopeotaku - Mystica Tribe Meets Scopeotaku (LP)13 / SILENTES
¥5,179

東京を拠点に活動するプロデューサーTaka Nodaのソロ・プロジェクトMystica Tribeと、グラスゴーのレフトフィールド・ダブの異才Scopeotakuが結成した国際的ダブ同盟によるアルバム『Mystica Tribe Meets Scopeotaku』。重量級のダブ・レゲエ・リズムを骨組みに、ディープなサイケデリアとインダストリアル〜レフトフィールドな電子音響が重厚に交差。メロディックでありながら変異的なエレクトロニック・ダブが展開され、ミッドナイトのリスニングから異次元のダンスフロアまでを怪しく揺らす独特の歪んだ空間美学を構築している。密室的電子音響充実作。

Contagious - Being (LP)Contagious - Being (LP)
Contagious - Being (LP)MORPHINE RECORDS
¥4,672

Valentina Magaletti、Andrea Belfiも参加。ベルリンの実験音響シーンを牽引するSabine Ercklentz、Andrea Neumann、Mieko Suzukiの3人からなるトリオContagiousのニュー・アルバム『Being』。拠点であるMorphine Raumにて開催してきたジャンル無用のコラボレーション企画「Partners in Crime」でのセッションから結実。自らのサウンドを妥協なく研ぎ澄ませた即興プロセッシングを軸に、緊張感を高めながら、力強いグルーヴを生み出し、そこから一気に音を解き放っていくダイナミックな構成が魅力的。ゲスト参加したSofia Jernbergによる前衛的なヴォイス・パフォーマンス、Valentina Magalettiによる執拗で力強いドラム、そしてAndrea Belfiによるムーンドッグを彷彿とさせる催眠的なパーカッションが見事に交錯し、鋭利かつ肉体的なサウンドを描き出している。

Sofie Birch - Bivabippabualukka (LP)Sofie Birch - Bivabippabualukka (LP)
Sofie Birch - Bivabippabualukka (LP)STROOM.tv
¥5,376

デンマークのサウンドアーティストSofie Birchが、兄Alfredと数年かけて制作した、癒し、遊び心、子どもらしさ、神話、変容をテーマに、アンビエントとボサノヴァの温かさを柔らかく融合させた、独自の世界観が光るアルバム『Bivabippabualukka』。Birch特有のドリーミーなアンビエンスに、ボサノヴァ的なコード感や軽やかなリズムが自然に溶け込み、柔らかい風が吹き抜けるような音の手触りが続く。メロディは強く主張せず、小さなフレーズが跳ねたり、ふっと消えたり、また現れたりする、子どもの視点を思わせる遊び心のある音に、シンセの淡いレイヤー、ささやくような声、小さな打楽器や電子音の粒子が重なり、神話的・夢的なイメージが立ち上がる。最終マスタリングをカセットで行なったことも加わり、わずかなサチュレーションやノイズが作品全体をひとつの日記のように結びつけた、精神的変容の記録。柔らかな音像とスピリチュアルな要素が同居する注目の一枚。

João Pimenta - Gomes Dois Desertos (LP)João Pimenta - Gomes Dois Desertos (LP)
João Pimenta - Gomes Dois Desertos (LP)AMOR IN SOUND
¥6,138

ポルトガル出身の音楽家João Pimenta Gomesが、Mario Caldato Jr.をプロデューサーに迎え、ロサンゼルスにて僅か1日で録音した作品『Gomes Dois Desertos』。重ね録りを一切行わない完全一発録りのライブ・レコーディングと、リアルタイムの即興ミキシングによって生み出された濃密で緊張感あふれる空気感が閉じ込められており、ガラス棒を擦って奏でる希少な音響楽器クリスタル・バシェが生み出す影のような繊細で幻想的なドローンを背景に、深みのあるベースやチェロの旋律、即興性に満ちたパーカッションが幾重にも交錯。ポルトガルの伝統歌謡ファドの郷愁とLAの自由な実験性が白昼夢のように溶け合った、アンビエント・ジャズ〜アヴァン・フォークの最前線。

claire rousay - on holding (CD)claire rousay - on holding (CD)
claire rousay - on holding (CD)Quality Sounds
¥3,436

11月中旬再入荷(変更となりました)。音響作家claire rousayが、2026年に自ら設立した新レーベル〈quality sounds ltd.〉の記念すべき第1弾として発表した作品『on holding』。ヨーロッパおよびUKツアー中に収集された30時間以上におよぶ録音素材から5曲を編み上げた、極めてプライベートで美しい音響ドキュメンタリーで、移動中の環境音や会場の喧騒、ホテルでのスケッチ、そしてサウンドチェックの合間に奏でられた静謐なピアノの旋律がシームレスに交錯。スローモーションのように立ち上るピアノコードと優美な電子音が、日常のふとした瞬間に宿る情緒を静かに描き出していく。繊細な美しさに満ちた一枚。

Jakob Bro & Midori Takada - From Such a Blue Sky / かくも青き空から (LP)Jakob Bro & Midori Takada - From Such a Blue Sky / かくも青き空から (LP)
Jakob Bro & Midori Takada - From Such a Blue Sky / かくも青き空から (LP)Loveland Recordings
¥6,989

デンマークの音響ギタリストJakob Broと、高田みどりによる協働プロジェクト第2弾『From Such a Blue Sky / かくも青き空から』。画家Tal Rがジャケットを手掛け、東京の老舗AVACO Studioにて早朝から日没まで3日間にわたり録音された全3部作の第2章となるもので、前作から音響空間を大きく拡張し、タイのゴングや重厚な太鼓、土笛、エレクトリック・ギターやペダルエフェクトを新たに導入。高田みどりがもたらすアフリカやアジアン・ミニマリズム由来の打楽器・響きと、ブロが紡ぐ繊細で静謐な旋律が互いの余白を尊重しながら密やかに交錯する、濃密な詩情と静けさを湛えた高品質の現代音響。

空間現代 / Kukangendai - Baquet Wheel (LP)空間現代 / Kukangendai - Baquet Wheel (LP)
空間現代 / Kukangendai - Baquet Wheel (LP)Marionette
¥5,159

京都のスペース「外」を拠点に異彩を放ち続ける実験的ロックトリオ空間現代。坂本龍一や灰野敬二、劇団地点との共作など独自の軌跡を辿る彼らが、〈Marionette〉より発表した、特別なバイノーラルマイクで全編ライブ録音された完全アコースティック作『Baquet Wheel』。ジャズやモートリックなクラウトロック、トゥアレグのブルースに由来する断片的なフレーズが、精密な変則ポリリズムとコラージュ的反復の中で一つの束となって推進。点描主義的なドライブ感と時間感覚の解体が、生楽器の剥き出しの躍動感とともに克明に捉えられている。

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