MUSIC
4977 products
「ブラジルのボブ・ディラン」との呼び名も高い、ブラジル音楽が誇る大巨匠、カエターノ・ヴェローゾ。若き革命家でもあった彼はブラジルの圧政的な軍事政権に音楽で抗議するものの、政権批判を行なったとして理由も明らかにされないままに逮捕・拘置されてしまうことに。本作は、彼が亡命先のロンドンで作り上げた1971年の傑作タイトルであり、ブラジル音楽史上最高のサウダージの瞬間が凝縮された一枚。
オリジナルは世界中のコレクターを魅了している国産エキゾチカ・ジャズの大大大名作がなんとリイシュー!細野晴臣、石川鷹彦、松任谷正隆の三巨頭による79年傑作インストゥルメンタル・アルバム、エーゲ海(the AEGEAN SEA)がLP復刻です!アートワークからしてもう間違いなし。世界へと轟いた和ジャズ・フュージョンの威光とギリシアの伝統音楽が混じり合い、南欧の白塗りの街の風景へと想いを馳せる、潤沢なバレアリック・グルーヴが輝かしく響き渡る国産スムース・ジャズ・フュージョン一大傑作。これは音楽好きなら一度は聞いておきたい一枚。もちろん一推しです!限定につきお見逃しなく!
限定300部クリア・ヴァイナル仕様。宇宙一グルーヴィーなハープ奏者ドロシー・アシュビーの1958年にカデットから発表した作品。アフロなパーカッションと幻想的なハープ、ドリーミーでストーリー性のあるアレンジが繰り広げる非現実的なまでの音とモダールな世界。
生前僅か二枚の傑作アルバムを残して夭折した、フィーメルSSW遺産的アーティスト、ジュディ・シルの1972年ロンドンでのライブ音源がヴァイナルでリリース。
限定300枚クリア・ヴァイナル。お見逃しなく!宇宙一グルーヴィーなハープ奏者ドロシー・アシュビーが1957年に〈Regent〉から発表したデビュー・アルバムが久々リイシュー!フランク・ウェス(フルート)、エディ・ジョーンズ(ベース)、ウェンデル・マーシャル(ベース)、エド・ティグペン(ドラム)といった大変個性的なコンボを率いてレコーディングされた最初期の大傑作。
ノイズのパイオニアとして知られる Uwe Nettelbeckによって1971年に結成されたドイツの先駆的ポストロック・バンド、"Faust"。不協和音とディストーションを軸に、音楽のカット・アップやその他のミックス・ソースを用いた芸術的に極端な実験により、たちまち支持を集めた彼らが1971年にリリースしたカルト・クラシックのデビュー作が、オリジナルのクリア・プリント・スリーブ付き180gクリア・ヴァイナル仕様で再発。未体験の方は是非!
John Coltraneの妻であり、Flying Lotusの叔母、そして、インド音楽からヒンドゥー哲学まで実践し、真理の探求者であった、スピリチュアル・ジャズ史に刻む偉人= Alice Coltrane(1937–2007)。1970年に録音/発表された3枚目のソロ・アルバムであり、〈Impulse!〉からのオリジナルは実に4万円越えの高値を付けたこともある『Ptah, the El Daoud』が〈Audio Clarity〉よりアナログ復刻。Ron Carter、Pharoah Sanders、Joe Hendersonなどを始めとした豪華面々を率い、ニューヨーク州ロングアイランドのディックスヒルズにある自宅の地下スタジオで1970年1月26日にレコーディング。コルトレーンにとってホーンを使った最初のアルバムに当たる一枚で、作曲も全て自身が担当。タイトル曲はエジプトの神プタハにちなんだもので、「愛する者」を意味する"the El Daoud"。孤高のブラックネスが炸裂した東洋思想なスピリチュアル・ジャズ作!
ソ連時代からの電子音楽、映画音楽の巨匠、Edward Artemievが手がけたタルコフスキー監督映画『惑星ソラリス』のオリジナル・サントラ盤。1990年に再リリースされた際にモスクワにて1989年と1989年に再レコーディングした『Зеркало(Mirror)』(1975年)と『Сталкер(Stalker)』(1979年)の音源を収録。リマスタリング、新規ジャケットを採用し、アルテミエフ自身による公式ライセンスを得て発表されたLP再発盤。
言わずと知れたJonathan Richman率いる名バンド、The Modern Loversのセルフ・タイトル・デビュー・アルバムが嬉しいカセット・フォーマットで再発!プロト・パンクとオルタナティヴ・ロックを時代を超えて探求した作品であり、リッチマンのウィットに富んだ歌詞と削ぎ落とされたサウンドと、ミニマルでローファイな魅力によって、インディやパンクの世代にも多大な影響を及ぼした大名作。まさにオルタナティヴ・ミュージックの景観を形成する上で、先駆的な役割を果たしたことの証と呼べる一枚。
まさしく、ハロルド・バッドとエリック・サティの音楽が黄泉の果てで出会ったかのように深く沈み込むモダン・クラシカル奥の境地。Nurse With Woundのステイプルトンに見出され、United Dairiesからも作品をリリースしている名作家、Robert Haighのピアノ・ソロの最終作(「Tempus Fugit」CDのリリースをもって音楽活動を停止)。
ロバート・ヘイは、2009年から2011年にかけてピアノ・ソロ・アルバム3部作(「Notes and Crossings」、「Anonymous Lights」、「Strange and Secret Things」)を、2015年には「The Silence of Ghosts」をSiren Recordsからリリースしました。これらのアルバムに収録された楽曲は、プロジェクトの流れや展開を考慮して慎重に選ばれました。必然的に、さまざまな理由から、いくつかの曲はアルバムにフィットせず、そのクオリティにかかわらず未発表となっていました。
「Tempus Fugit」の当初の計画は、サブタイトルが示すように、レアな未発表曲を集めてアルバムにまとめることでした。しかし、楽曲をコンパイルする過程で、ロバートはこのプロジェクトが独自の流れと物語を持つアルバムに発展しつつあることに気づきました。アルバムの構成と進行を考慮し、ロバートは自身のレコーディング・アーカイブから10曲(Unseen Worldsからのアルバム製作時に残された3曲を含む)を注意深くキュレーションし、最適なシークエンスになるようにアレンジしました。
その結果、「Tempus Fugit」は独自の流れを持つユニークなアルバムに成長しました。このアルバムは、ロバートの作品を追いかけてきた人たちへの餞別になると同時に、まだ彼の音楽の扉を開いていない人たちにとっては、入門編となることでしょう。
前2作のいずれとも似て事なる表情を持った作品となっており、音の表面的な美しさだけでなく深い精神性を感じられる素晴らしい内容となっています。Keith JarrettやRoger Enoのアルバムを喚起させるような演奏から前2作同様のサティ調の演奏まで、アーティスティックな情感に溢れた紛う事無き傑作。本作はシンプル&ビューティフルという音楽の一つの理想型でもあります。あらゆる方にお薦めできる普遍的な一枚。ECMファンにも間違い無く訴えかける内容です。
Yazz Ahmedのデビューアルバム『Finding My Way Home』が初めてヴァイナルにてリリース。
本作は、彼女のアラブ文化に根ざした影響と1950年代・60年代のクラシックジャズの影響を見事に融合させた作品であり、Yazzのトランペットの音色は、聴く者を魅了し彼女の音楽の探求心を強く感じさせる。
2011年に発表されたこのアルバムは、Yazzの祖父であるジャズトランペッター、Terry Brownからのインスピレーションを受けており、オリジナルの作曲と即興演奏が織り交ぜられている。
Steve Buscemiの映画『The Listener』のサウンドトラック収録曲「Conciliation」や、Yazzのオリジナル曲「Flip Flop」や、クラシックなジャズのセッティングで演奏されたクインテットによる演奏も特徴で、パーカッショニストのCorrina Silvesterやバス・クラリネット奏者Shabaka Hutchingsとの共演は、彼女の音楽が進化していく過程を垣間見ることができる。ジャズとアラビア音楽が融合したYazz Ahmedの音楽の魅力を存分に堪能できる一枚。
김반월키 Kimbanourke (キムバヌーク) は1999年韓国生まれのシンガー・ソングライター。韓国の空中泥棒(公衆道徳)とアメリカのスフィアン・スティーヴンスの影響を受けて、ギターとハーモニーで音を作りはじめる。別のシューゲイズプロジェクトも進行しており、そこで培った技術もこのソロ・1st アルバムにもポジティブに影響している。2024年にデジタル配信のみでリリースされたアルバム『빈자리 (Binjari) / Absence』では満たされない心の想いを歌っており、アコースティックなサウンドにのせて歌われる韓国語が新しくも懐かしい気持ちになる素晴らしいアルバムです。デジタル配信の半年後に京都のGG RECORDSからリリース。
24年GG RECORDSからリリースされる日本・オリジナル。今回初のレコード化となります。ブラジル出身のSSW、マルチ・インストゥルメンタリスト。O Terno, Sessa, Luiza Lian, Soyuz, Fuensanta, Bruno Berleなどのサポートを行う。2023年9月にソロ・デビューアルバム『UM』をMatraca Recordsからデジタルのみでリリース。古いヤマハの4トラック・レコーダー・カセットを使用して全曲のギターとヴォーカルを録音し、フルートなどのストリングスを重ねて完成された『UM』は、ブラジル特有の美しいメロディとサウダージ感漂うアルバムとなった。2024年に京都のGG RECORDSからレコード化が決定。レコード化のために再度マスタリングを行いリリース。
オリジナルは現在入手困難!DJ Lostboi名義でもPost-Trance Ambientと言うべきデコンスラクテッド・クラブ/ポスト・クラブ以降の特異で孤独なサウンドスケープと音響を織り上げてきたフランスの実験的な女性アンビエント作家、DJであり、Dark0やMerely、Kamixloの弟のUli Kらとの仕事も知られるBarbara Bracciniの変名Malibu。ArcaやMykki Blanco、Chino Amobi、Fatima Al Qadiri、Gobbyといった10年代以降の数々の先鋭的アクトを世に送り出したNYの名門〈UNO NYC〉こと〈UNO〉から22年に当初CDとカセットで発表されていた傑作『Palaces of Pity』が、ボーナストラックを追加したスペシャル・エディション仕様で待望のアナログ化!透徹された天上的な音響を軸に、そこに溶け込んでいくヴォーカルやストリングス、ギターのアンビエンスが甘美で珠玉な、近年のアンビエント作品でも実に稀有な名作。RadioheadやArca、Mica Leviなどの作品にも携わるチェロ奏者Oliver Coatesも参加。力強く推薦できる内容です!
Andy StottやDemdike Stare、DeepChordといった数々の実験的なアクトを揃える現行エクスペリメンタル・シーンに君臨する名門中の名門こと〈Modern Love〉からは、昨今人気な限定プレスの7インチ作品シリーズのニュー・タイトルがまたしてもドロップ!〈12th Isle〉からも作品を送り出していたグラスゴーの実験的作家/シンガーのLucy Duncombeによる最新シングル作品『Sunset, She Exclaims』がリリース。ボブ・ディランの恋人であったボニー・ビーチャーが残した唯一無二のカルト・バラード"Come Wander With Me"の素晴らしいカバーに、自身の特徴的な音声合成による声の実験を織り込んだ、モダン・クラシカルのデコンストラクションとして極めて秀逸かつ優美な内容を収めた逸品!
90年代、ニューヨークのトランスセクシュアル系クラブで活躍し、現在日本を拠点に活動しながら世界中を飛び回り、ハウス・ミュージックを切り口にアーティスティックな音楽展開を続けるカリスマDJ、Terre Thaemlitz(=DJ Sprinkles)。94年の傑作1stアルバム『Tranquilizer』の30周年記念拡張再発盤からのアナログ・カット盤最終作となる、最も人気のあるトラックが収められた『Tranquilizer EP 3』が自身の〈Comatonse〉から登場!数々のチルアウト・ダンス・ミュージックが生まれた90年代前半に産み落とされた作品群の中でも、極めて稀有な美しさを放つ幻想的なクリスタル・アンビエント~ドリーム・テクノの名カットを3篇収録した決定版。アンビエンス名匠Rashad Beckerによるマスタリング仕様。
12月中旬再入荷。Gabor Lazar、Second Woman、Cam Deas & Jung An Tagen、Turning Torso辺りのファンも必聴です!その特異なサウンド・シグネチャーを示す、独自のレイヴ・グリッチ・テクノ~IDMサウンドや、エレクトロアコースティックを通過した実験的ガムラン音楽で知られる、ラディカルなコンピューター音楽を先導してきた鬼才Mark Fell。その息子であり、SND以降の父のサウンドを大胆に継承/アップデートし、〈Planet Mu〉や〈Boomkat Editions〉、〈Nyege Nyege Tapes〉などから先鋭的な電子音楽の数々を送り出すRian Treanorが、Rotherham Sight & Soundとタッグを組んで制作した24年度最新タイトル!父の設計したカスタム・ソフトウェア・シンセを用いて作り上げたフューチャリスティックで破壊的なエレクトロニック・アルバム。ミュータント・ダンスホールやラガ、インダストリアル、フットワーク、レイヴ、ポリリズムといった多様な要素を参照しつつ、新しい形でのクラブミュージックの解体を模索するような傑作盤!
12月下旬再入荷。(12月中旬分は完売しました)2023年に〈Somewhere Between Tapes〉に傑出したドローン/アンビエント歌謡の逸品を残していたエストニア出身でドイツ・フランクフルトを拠点に活動する実験的女性作家、Kristin Reimanによるソロ・プロジェクト、Man Reiの最新アルバム『Thread』が、先述のレーベルのサブラインである〈Somewhere Press〉よりアナログ・リリース。前作の延長線的な内容が収められた本作もまた、浄化作用に満ちた心洗われる耽美な内容。Cocteau TwinsとGrouper、そして、Delphine DoraとEnyaを繋ぐ、幽玄でイーサリアルなアンビエント歌謡の秀逸作品に仕上がっています!Rashad Beckerによるマスタリング仕様というお墨付きです。限定300部。
12月中旬再入荷。ノルウェー・オスロ拠点の名レーベル〈Smalltown Supersound〉からのリリースの数々でも知られるアンビエント/ドリーム・ポップ作家であり、2022年の傑作『Only Love From Now On』が話題を呼んだ事もまだまだ記憶に新しいCarmen Villain。彼女の音楽の旅の次の方向性を予感させる、新しい3曲入りEPがアナログリリース。以前の作品の多くに見られたダブの影響が、より顕著に表面に現れた本作は、「ダブという形式への継続的な興味から生まれたダブの研究」というテーマが込められているとの事。エクスペリメンタルなビートと硬質なテクスチャーを軸に、異質で謎めいた空気感のトライバル・ダブ・テクノ・サウンドを展開しています。PoleことStafan Betkeによるマスタリング仕様。
LAを拠点に活動する電子音響音楽の作曲家・演奏家のSarah Davachiと、さまざまな美術館やギャラリーなどで写真やインスタレーション、パフォーマンスなどの作品を展示する視覚芸術家 Dicky Bahtoによるコラボレーションのライヴレコーディング作品が3CD+ブルーレイ・ディスクにて世界限定500枚にてリリース。音源は2023年9月17日にニューヨーク近代美術館(MOMA)にてOmer Leibovitzによってレコーディングされている。
アウトサイダー・ディスコからアンビエント〜即興フォークまでレフトフィールドを縦横無尽に駆け回った巨人Arthur Russellによる1970年代に数回しか演奏されなかったライヴ演目『Instrumentals』が〈Rough Trade〉盤としては初となるアナログ盤リイシュー!!
Pitchforkでは8.4点、「BEST NEW REISSUE」のスコアを獲得!12Pに渡る豪華ブックレット付属のリマスター仕様!実験音楽とディスコを繋ぐ歴史的作家、Arthur Russellの84年作「INSTRUMENTALS VOL.2」と83年作「TOWER OF MEANING」へ70年代の未発表音源が追加された2LP編集盤「First Thought Best Thought」が新たなタイトルとなりリマスター新装再発。
こちらの音源はほんの一握りの公演でしか演奏されていない楽曲で構成。ディスコ以前の彼のフォーク・サウンドもまた黄泉の情緒香るクラシカルな味わいで大変素晴らしい。前衛的なビートや表現は控えめながら、繊細に抑揚を付け、しなやかに波打つ柔らかな旋律と豊かな情緒が結びついた、モダン・クラシカルやエレクトロニカをも時代を超えて表現したサウンドスケープはあまりにも先駆的。Arthur Russell入門にもバッチリの一枚です!