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フィールド録音と弦楽器、電子音を幽玄に編み上げるトロントの音響作家Khôraと、自身のルーツであるニカラグアの伝統的パーカッションと、瑞々しいフルート、エレクトロニクスを融合させ、現代のスピリチュアル・フォーク・アンビエントを牽引するMas Ayaによる初の共同名義アルバム『Primordial Mind』。モジュラーシンセ、パーカッション、フィールド録音を軸に、自然と精神世界の境界を描くような実験音楽的アンビエントで、鳥の声や風の音、擦過音のようなフィールド録音が、モジュラーの揺らぎや木管・フルートの生音と溶け合い、原初的で有機的なサウンドを形成している。Mas Ayaの太鼓やパーカッションは、皮の振動や空気の圧をそのまま閉じ込めたような生々しさを持ち、そのダイナミズムは、ある種のシャーマニズムや、時空をゆっくりと歪めていくようなリチュアルな感覚を強烈に孕んでいる。その上を冷徹で抽象的なKhôraの電子音が漂い、静けさと、民族音楽的な精神性、身体性が、互いを排斥することなく交互に呼吸を繰り返すよう同時に存在している。唯一無二の精神世界系アンビエント。
5万近い値で取引されたこともある鬼レアなオリジナルはほぼ幻・・・・The Pan-Afrikan Peoples ArkestraやNate Morganといった〈Nimbus〉関連の希少作品を始め、スピリチュアル・ジャズ〜ジャズ・ファンク〜インド・ジャズまで横断し意欲的な発掘リリースを繰り広げてきた名所〈Outernational Sounds〉からは、David MurrayやChet Bakerとの共演も知られるアメリカのジャズ・ピアニストKirk Lightsey (1937-)と〈Black Jazz〉に傑作を残すサクソフォニストRudolph Johnson (1940-2007)が南アフリカで録音した伝説のセッション音源が待望のヴァイナル・リイシュー!南アフリカ国外でリリースされることはなく、入手には困難を極めたモーダル・ジャズの傑出した作品が初の国外リリース。アパルトヘイトの圧政時代は海外の黒人ミュージシャンが同国を訪れることは大変困難であったものの、アフリカ南部とイギリスで成功を収めていたヴォーカリストのLovelace Watkinsに同行する形で渡航し、現地の最大手レーベル〈Gallo〉のスタジオでレコーディングした作品。コルトレーンの幻影が舞い降りるかのような20分にも及ぶモーダル/スピリチュアル・ジャズ大曲”Habiba”は圧巻です。

1970年代後半、Sun Ra and His Arkestraはアメリカ中西部を中心に精力的なツアーを行い、そのステージは、ジャズの歴史、宇宙的な意思、儀式性が渾然一体となった、他に類を見ないライブ体験として語り継がれている。本作『Somewhere Over The Rainbow』は、1977年インディアナ州ブルーミントンでの公演を収めたライブ盤で、その当時の達成と多層的な音楽性をそのまま封じ込めている。「Take The “A” Train」「Gone With The Wind」などのスタンダード曲が収録されているが、それらは原曲の枠を軽々と飛び越え、スウィング、フリージャズ、アフロフューチャリズム、コズミック・ブルースがひとつの流れの中で連続する変容の音楽へと姿を変える。とりわけタイトル曲「Over The Rainbow」は、穏やかなメロディを保ちながらも、電子オルガンやミニムーグの宇宙的響きも相まって、別の次元に接続されたスタンダードとでも言うべき独特の世界。Marshall Allen、Danny Ray Thompson、Michael Rayら主要メンバーが参加した編成は、多層的な渦を形成し、ステージ全体が儀式のような熱気に包まれていく。スタンダード曲の再解釈とコズミック・ジャズが同じステージで呼吸する、歴史と未来が同時に鳴っている瞬間を鮮明に感じられる一枚。

東京を拠点に活動し、Delphine Dora、Aidan Baker、大友良英、Phewらとの共演でも知られる即興演奏家 Ayami Suzukiによる最新作『Remnants』が〈Students Of Decay〉限定100本で登場。本作は、2019年に父を亡くしたことを契機に制作が始まった、「存在と不在のあいだ」をテーマにした極めてパーソナルな作品。最小限の機材を用いて自身の内面と対峙する、本人が「儀式のようだった」と語る環境で録音された音は、静かで繊細でありながら、どこか温かく包み込むような余韻を残す。漂う残響、わずかな音の揺らぎ、記憶の影。彼女のヴォイスが層を成し、ディレイやリバーブの中で輪郭を溶かしていく様は、喪失が時間とともに変化していくプロセスそのものを描き出すかのよう。亡き父との対話、あるいは「不在の存在」との共演であることを示唆する、「これはソロアルバムではない」という本人の言葉は象徴的で、哀悼という一言では片付けられない、消え去ったものの残り香であり、今もなお響き続ける魂の祈り。

北イングランドを拠点に活動する15人編成のスピリチュアル・ジャズ大所帯Ancient Infinity Orchestraによる、愛とつながりが音にあふれたメロディックなスピリチュアル・ジャズ。リーダーのOzzy Moyseyによる美しい作曲を軸に、メンバーそれぞれが即興で寄り添い、心温まる広がりのあるメロディが花開いていく。編成は非常にユニークで、ダブルベース2本、ハープ、サックス、クラリネット、弦楽器群、オーボエ、フルート、マンドリン、コンガ、ピアノ、ドラム、そして様々な小物パーカッションまで揃い、ライブや録音では床に楽器を散らし、思いついた瞬間に手に取って音を重ねる自由な雰囲気。友人同士でもあるメンバー間の信頼感が、広大でありながら親密、土の匂いがするのに宇宙的でもある独特のサウンドを生み出している。愛をアルバム全体を包み込むテーマとして据え、フォーク、ジャズ、クラシックなど多様な伝統音楽の素養を持った奏者たちが、作曲という器の中でそれぞれの表現を解き放つ。焚き火を囲んだ即興的な賛美歌のよう。

ジャズファンのみならず、ニューエイジ~アンビエント脈でも神格化されている、当時アシュラム内でのみ販売だった幻の霊的カセット音源が遂に公式リイシュー。
アリス・コルトレーン没後10年に解禁された音楽史の秘宝!! 現在も高い人気を誇るファラオ・サンダースなどに代表されるスピリチュアル・ジャズの原点で あるジャズ界の巨人、ジョン・コルトレーンの妻にして自ら奏でるピアノ、ハープを駆使した数々の名作を残すアリス・コルトレーン。若いクラブ・ミュージック・ファンにはフライング・ロータスの叔母としても知られる彼女の没後10年を迎えた2017年、自らのスピリチュアル・コミュニティ内にのみカセット・テープ・フォーマットで発表していた幻の音源がついにその姿を現す! ヴァイナルのみ追加2曲収録、ダウンロード・カード付属、インサート〜歌詞カード、ゲイトフォールド仕様。
デヴィッド・バーン主宰のレーベルが満を持して贈る本作は「World Spirituality Classics、 Volume 1 :The Ecstatic Music of Alice Coltrane Turiyasangitananda」である。Turiyasangitananda(トゥリヤサンギータナンダ)とは彼女が帰依したインドのグル、サティヤ・サイ・ババの信者として70年台後半に改名した名だが、彼女は1983年に48エーカーの広さを誇るSai Annata Ashramを設立し、そこでプライベートな作品をカセット・テープに吹き込んで身内のみに発表していた。
これらの作品において彼女は、6枚のジョン・コルトレーン作品、そして67年の「A Monastic Trio」から14枚に及ぶリーダー作に至る彼女のオフィシャル・リリースでは聞くことのできないヴォーカルまで披露しており、自らハープを演奏しながらの弾き語りから、24名に及ぶヴォーカル・アンサンブルに至るまで多様なスタイルで自らのスピリチュアリズムを具現化している。晩年の4半世紀の重要な活動の結実となった一連のカセット・テープの最初のリリースとなったのは1982年の「Turiya Songs」で、続いて発表されたのが「Divine Songs」(1987)、さらに「Infinite Chants」(1990)、「Glorious Chants」(1995)という合計4本が残されており、インドのモードを駆使しながらウーリッツァーなどエレクトリック・ピアノなどを使ったアレンジは、彼女が培ってきたバップやブルースといった西洋音楽の要素と東洋のスピリチュアリズム、そして特にインド音楽とを融合させた唯一無二のものだ。
それこそがただの宗教音楽に止まらない独自の魅力を作り出しているのであり、彼女の音楽は後世のジャズ・ミュージシャンはもとより甥であるフライング・ロータスが主宰するからリリースされているカマシ・ワシントン、そして彼も参加しているケンドリック・ラマーらジャズを飛び越えた数多のアーティストたちに伝播し、そして支持されている。ジャイルス・ピーターソンのラジオ・ショウ「WorldWide」においてエリカ・バドゥが自らのセットに彼女の楽曲をピックアップしたり、フォーテットがジェイミー・カラムのラジオ・プログラムで披露したスピリチュアル・ジャズ・ミックスでルーティーンに取り入れていることでも分かる通り、その影響はジャンルを超えて現在の音楽の中に息づいていると言えるだろう。
この幻の作品群をまとめるにあたり、西洋の父と同じくサックス奏者となった息子のラヴィ・コルトレーン、オラン・コルトレーンのサポートを得たがオリジナル・マスターからリマスタリングを施している。手がけるのはオーネット・コールマン、サン・ラ、そして御大ジョン・コルトレーンを手がけてきたレジェンド・エンジニアであるベイカー・ビグスリー。
さらにライナー・ノーツにはジョン・コルトレーン「Offering: Live at Temple University」のライナーで最優秀アルバム・ノーツ賞を受賞したアシュリー・カーンが手がけ、加えて「dublab」のマーク“フロスティ”マクニールによる関係者へのインタビューが付属するという完璧な布陣で、今まで語られてこなかったアリス・コルトレーンの晩年の貴重な記録として音はもちろんのこと、資料的な価値としても非常に意義のある作品となっている。
没後10年に際しアメリカ、ヨーロッパ、そして南アフリカでも数多くのイヴェントが企画されており、リリースのタイミングとしても完璧 !「ヴォリューム1」と題されている通り、さらなるリリースも期待され、CDには全8曲を、ヴァイナル・ヴァージョンにはさらに2曲を追加収録。ジャズ・ファンのみならず全ての音楽ファンが刮目して聴くべき音楽史の秘宝というべきコンピレーションである。

ベースと北アフリカの弦楽器ギンブリを自在に操る、イスラエル出身の音楽家 Shay Hazan がテルアビブのジャズシーンの精鋭たちとともに作り上げたアルバム『When It Rains It Pours』。ギンブリの低くうねる響きと、アラブから北アフリカ圏の旋法を思わせるメロディが、砂漠の風景を想起させるミニマルなグルーヴを生み出し、そこにジャズの自由なインタープレイが重なることで、都市的でありながら古代的なスピリチュアリティを帯びたサウンドが広がる。アフロビートの躍動感、スピリチュアル・ジャズの瞑想性、そして中東音楽の深いルーツが自然に溶け合い、ジャンルを超えて旅するように聴ける作品になっている。
南アフリカ・ケープジャズの重要人物Tete Mbambisaが1979年に残した名作『Did You Tell Your Mother』。テナーサックスのBasil Coetzeeを迎えたカルテット編成で、アフリカ的なスピリチュアル性とアメリカのモーダル・ジャズが自然に溶け合う、深みのある演奏。11分超えの「Trane Ride」はタイトル通り Coltraneへの敬意が滲む長尺モーダルで、反復するピアノと熱量のあるサックスがじわじわと高揚していくスピリチュアルな名演。「Past Time」「Winter Time」では、南アフリカ特有の哀愁と柔らかいグルーヴが漂い、ラストの「Irene」では温かく語りかけるようなピアノが印象的。アパルトヘイト時代にも国内に留まり、アコースティック・ジャズを貫いた彼の姿勢がそのまま音に刻まれており、生々しいアンサンブルが当時の空気をそのまま閉じ込めている。

ポートランドの「偉大なブラックミュージック」の最高の実践者、The Cosmic Tones Research Trioの一員Roman Norfleetと、Andre Raiahによるデュオ、MerKaBa Brotherhoodによる、秘教的テキスト、神聖なイメージ、神秘思想を音へと翻訳したかのような、スピリチュアルかつ実験的なアルバムが〈Mississippi Records〉より登場。サックス、キーボード、パーカッションという最小限の編成で、ドローンの揺らぎ、反復するパターン、静かに呼吸するような間合いが重なり、まるで幾何学模様がゆっくりと立ち上がるような音響世界が広がる。ローファイで温かい質感のアンビエント、ニューエイジ、スピリチュアル・ジャズの境界を漂うような音像の奥に霊性を感じさせる手触りが残る。静かに意識を変容させるような、霊性音響探求。

現代のソウル・ジャズとベッドルーム・ビート、シンセ・セレナーデ、黄昏のソナタが織り成す、繊細な輝きを放つシンフォニー。デビュー・シングル「Escalator」では、〈BBC〉の Gilles Petersonにも「勝者」と大絶賛されたシカゴの現代ジャズ集団、Resavoirが2019年に同地の現代ジャズ名門International Anthemから送り出した初のセルフタイトル・フルレングス・アルバム。エレガントなオーケストレーションのローファイ・ジャズ・インストゥルメンタルな組曲、ジョン・ハッセルやジャスティン・ウォルターのようなミニマリズムとテクスチュラリズムへの叙情的な親和性を備えてた全9曲収録しています。

キャリア中最も広がりのある、楽しくて寛容なアルバム。ボン・イヴェールの痕跡は常にメインストリームを越えて広がる。米国のインディ・ミュージック・シーンを代表するフォーク・ロック・バンド、Bon Iverが2019年に大名門〈Jagjaguwar〉から発表した4枚目のアルバム『i,i』が待望のリプレス!Moses SumneyやBruce Hornsby、Wye OakのJenn Wasner、Brooklyn Youth Chorusまで幅広いゲストを迎え、その探究心を最大限に発揮したアートポップの一大金字塔的アルバム。

大名門〈Jagjaguwar〉のカタログ300番目を飾った世紀の傑作!ラブレターでもあり、宗教のように自己理解を探求してきた20年間の終焉の地。そして、おそらくその理解を決して見つけることができないという内なる決意。米国のインディ・ミュージック・シーンを代表するフォーク・ロック・バンド、Bon Iverが2016年に〈Jagjaguwar〉から発表した3枚目のスタジオ・アルバムにして世紀のヒット作『22, A Million』がリプレス!ウィスコンシン州オークレアにあるリードメンバーのJustin Vernonのスタジオ〈April Base〉で録音されたアルバムである本作は、カニエ・ウェストと共にした以前の仕事からインスパイアされ、電子音楽とヒップホップの楽曲制作の要素を組み込んだ、より実験的な内容となっています。2011年の『Bon Iver, Bon Iver』が物理的空間に根ざした生息地を築いたとすれば、『22, A Million』は場所への執着を手放すことを目指したと言えるでしょう。
横田進の代表作のひとつである2002年作『The Boy And The Tree』が、〈Lo Recordings〉より新装リマスターで再登場。自然や生命の神秘をテーマにした本作は、アンビエント/エレクトロニカ期の魅力が美しく結晶しており、透明感のあるメロディと柔らかな音のレイヤーが幻想的な世界を描き出す。本人が語っている通り、本作は屋久島の原生林を歩いた経験や、宮崎駿の映画『もののけ姫』の生態学的メッセージにインスパイアされており、柔らかなシンセの揺らぎ、アコースティックな質感、そして森の奥で響くようなパーカッションが重なり、自然の世界がそのまま音になったような神秘性を帯びている。彼のアンビエント作品の中でも特にメロディが際立ち、夢の中を歩くような浮遊感と、静かな感情の動きが同時に流れ込んでくる、永遠の名盤。

弊店でもベストセラー作家であるイタリアの音楽家Roberto Musciを、アンビエント/ニューエイジ/バレアリック新時代に歴史的遺産を提示する名レーベル〈Music From Memory〉が編集し、多数の未発表曲も収録した名盤が2026年リプレスです!
音楽を学習する為に1974年から1985年の間にインド~アフリカ~アジア諸国を放浪。その間多くの現地録音を行い、帰国後にシンセサイザーや当時の電子機器を用い、フィールドレコーディング素材から生まれる霊魂を瑞々しく昇華させた異国新世界アンビエンスを展開。どことも言えない透き通った異国の風景は匂いも色も無く、ただ頭の中で霧のように広がって異人が生活を築くような..."アンビエント"や"ワールド"を超えて移り変わる景色にただただ虜にさせられます。未発表も多数含み、これは絶対に見逃せません。


オーストリア系エチオピア人のハーピストMiriam Adefris、英国サックス奏者Isaac Robertson、パーカッショニストDillon HarrisonによるトリオFlurのデビュー作『Plunge』が〈Latency〉より登場。本作はロンドンの即興シーンに育まれた繊細かつ広がりのある音の対話で、ハープ、サックス、打楽器という独自の編成を通して、フリー・ジャズ、アンビエント・ジャズ、現代音楽の要素が有機的に交錯する、静かに高揚するような一枚。即興と構築されたパートがスムーズに入り混じり、Alice ColtraneやKaija Saariaho、Azimuth、Angel Bat Dawidなどの影響を感じさせる一方で、音の余白や間合いにおいては〈Latency〉レーベルらしい親密さと抽象性が光っている。スピリチュアル・ジャズに、室内楽の繊細さを注ぎ込んだ、祈りにも似た三者の対話!

1965年5月1日、NYタウンホールでのライブを収めた、フリージャズ史の象徴的作品。わずか20分の演奏ながら、Donald Ayler (tp)、Charles Tyler (as)、Lewis Worrell (b)、Sonny Murray (ds)と共に、Albert Aylerの音楽の核心がむき出しになった圧倒的な記録で、特有の単純明快なマーチングやフォークソング的なメロディが、瞬時にフリーな咆哮へと解体されるカタルシスに溢れている。洗練された芸術としての音楽ではなく、その存在を懸けて発する生々しい振動。

1970年代NYロフト・ジャズの重要人物で、息の長い活動の末、2020年代に入り再び注目を集めるアルトサックス奏者Alan Braufmanの完全新作スタジオアルバム。本作は2025年秋にわずか1日で録音されたという緊張感と即興性に満ちた作品で、Braufmanが70年代から追求してきたスピリチュアル・ジャズの精神と、現代のアンサンブルの精度が見事に結びついた内容。参加メンバーは、前作から引き続き、Patricia Brennan(vib)、Chad Taylor(dr)、Luke Stewart(b)で、スピリチュアル・ジャズ、ポスト・バップ、モーダルな東洋的テーマが有機的に絡み合い、歴史と現在がひとつの線でつながるような現在進行形のロフト・ジャズを体現している。

エリック・サティ、クロード・ドビュッシーなどの西洋音楽のエッセンスとエチオピア教会音楽の悠久の歴史が物語る神聖美が邂逅し、アフリカの約束の大地の上にて魂の脈打つ鼓動と瞑想の響きが混ざり合った孤高の音楽家Emahoy Tsege Mariam Gebruが、1972年にプライベート・プレスしていたアルバム全曲に、未発表のピアノ録音2曲を加えた『Church of Kidane Mehret』が〈Mississippi Records〉よりカセットで登場!!!エルサレム中の教会で録音された本作は、エチオピア正教の音楽典礼と直接関わっており、今回初めて、エマホイの最も感動的なピアノ作品とともに、ハルモニウムと重厚でドローンを伴ったパイプオルガンを聴くことができる。祈りに満ちたピアノが古代のままの教会の石壁に反響するような先行公開された「Ave Maria」やエチオピア正教会の典礼の自由詩を一音一音ピアノで解釈したような啓示的な作品である「Essay on Mahlet」、ハルモニウムによる「Spring Ode - Meskerem」、ヨーロッパ音楽への理解と、エチオピアの宗教音楽への生涯にわたる献身が融合したような2つのオルガン演奏など、彼女が「エチオピアの教会音楽」と呼んだものに対するユニークなヴィジョンの探求が記録されている。ポスト・クラシカルやアンビエントの文脈からも共感を集める、密やかなスピリチュアリティはなにものにも代えがたい魅力に溢れている。メタリックシルバーの箔押しによるオールドスクールなチップオン・ジャケットと、学者でピアニストのThomas Fengによる詳細なライナーノーツが掲載された12ページのブックレットが付属。

Stones Throw Recordsが新たに立ち上げるインプリント〈Listening Position〉の、バイノーラルをモチーフにしたキャップです。「いま私は深く聴いている」という意思を周囲に伝えるための帽子とのことで、後ろ向きにかぶることで、周囲に静粛を求める合図となるとのことです。

Stones Throw Recordsが新たに立ち上げるインプリント〈Listening Position〉の第1弾リリースとして、Kelan Phil Cohran & LegacyのTシャツです。刺繍されたロゴに、ボディは100%再利用コットンで生分解性素材を仕様。

USプレスの180g重量盤ブラック・ヴァイナル、帯付きラミネート加工Stoughton社製チップオン・ゲートフォールド・ジャケットの豪華な仕様。Cohranファミリー提供による未公開写真+Adler Planetariumのオリジナル・プログラムノートを掲載した4ページ・インサートも封入。
Stones Throw Recordsが新たに立ち上げるインプリント〈Listening Position〉の第1弾リリースとして、Kelan Phil Cohran & Legacyによるスピリチュアル・ジャズの名作『African Skies』が待望のリイシュー。
2010年に限定1,000枚のみでアナログ・リリースされた本作は、長年にわたり廃盤状態が続き、ジャズ・コレクターの間では“聖杯(ホーリー・グレイル)”と称される幻の一枚。中古市場では500ドル以上で取引され、Discogsでは数千人が「Want」登録するなど、再発が強く望まれてきた作品だ。今回のリイシューは、この深遠な録音作品の決定版とも言える内容となっている。
Kelan Phil Cohranは、アフロ・フューチャリズムを切り拓いた伝説的集団Sun Ra Arkestraのメンバーとして活動し、数々の名盤に参加。さらに1960年代には、自身のバンドThe Artistic Heritage Ensembleを率いてオリジナル作品を発表し、マルコムXへのトリビュート作品など、現在も高い評価を受けるコレクターズ・アイテムを残している。
また彼は、Earth, Wind &Fire、Chaka Khanらに影響を与えた教育者・メンターとしても知られ、8人の息子たちが在籍したシカゴのブラス・バンドThe Hypnotic Brass Ensembleの精神的支柱でもあった。
