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ヨーロッパ最大の文化施設、ロンドンのバービカン・センターにて行なわれたソールド・アウト・コンサートからの音源を収録したアブドゥーラ2年ぶりとなる新作『3』は、2種類のパフォーマンスから構成されている。
3枚組LPの1枚目には、コンサート開始前に無観客の会場で行なった演奏を、テープ・マシーンを用いて直でアナログにレコーディングを収録。こちらは、かの有名なメンフィスのサン・スタジオでエルヴィス・プレスリーが使用したものと同じ機材である。そしてLPの2枚目および3枚目には、実際のコンサートを収録。
収録楽曲は新曲から、アブドゥーラが幼少期に聴いて育ったというゴスペル、アメリカン・ジャズ、ジャイヴなどの影響を感じさせるアレンジメントが施されたジャズの名曲数々が名を連ねる。その中には、彼の友でありヒーロー的存在であるデューク・エリントンやジョン・コルトレーンが含まれる。さらに、今作ではアブドゥーラの魅惑的なヴォーカル・パフォーマンスもフィーチャーされている。それは、先住民の言語と英語の両方で歌われる奴隷制度の痛みについての悲痛な歌で、パワフルでハッとさせられる瞬間を作り出している。作品全体的にパーカッションがないことによって、より痛烈な瞬間とエネルギッシュな瞬間の両方を際立たせた内容となっている。

アフリカとアジアの影響をしっかりと取り入れ、よりワールドワイドなサウンドへと踏み出したこの8曲の多彩なトラックには、Dara、Aiisha、Kwesi Gilbert Northern、AyidaTengemanaのヴォーカルに加え、カホン等のような南米のパーカッション、アフリカのコラ、シタール、日本の琴やフルート等を用い、Alice Coltraneにも通じるスピリチュアルな内容となっています。

日本特別仕様盤。ロンドンを拠点にするインド人ジャズ・ドラマー/パーカッショニスト、サラティー・コールワール。アメリカに生まれ、南インドのチェンナイと西インドのアーメダバードで育ち、8 歳から北インド古典音楽の伴奏楽器であるタブラーを学び始めた。その後ジョン・コルトレーンやアーメッド・ジャマルなどのジャズに出会い、ジャズのドラムスにも手を伸ばした。ロンドンに移住した後、多国籍な音楽家たちと出会い、自らの音楽性を探し始めた。
そんな彼がUKジャズを支える若き音楽家たち11名による大所帯グループ<サラティー・コールワール・アンド・ウパジ・コレクティヴ>を結成し完成させたのが、今作『マイ・イースト・ イズ・ユア・ウェスト』だ。
2018年2月、イースト・ロンドンのローワー・クラプトンにある聖ジェームズ教会にて行なわれたライヴの模様を収録した今作内では、素晴らしいソロが絶え間なく流れているが、とりわけAravindhan Baheerathan(バンスリー)、 Jasdeep Singh Degun(シタール)、Aditya Prakash(ボーカル)、そしてB C Manjunath (パーカッション)、John Ball(サントゥール、タブラ)といったインドのマスター・ミュー ジシャンたちの活躍がみられる。そして、アルト・サックス奏者ジェシー・バニスターが登場し、インドのクラシック音楽の中でも最も古いラーガの作品の一つである「Malkauns」の新た な境地へと我々を連れていってくれる。全ての指揮をとっているのはコールワールであり、その夜がドン・チェリーの「Desireless」の荘厳なヴァージョンである「Utopia and Visions」と共にクライマックスに向かう。
ジャズとインド音楽が合わさる時が来ると、ダイナミックなパワーと共に本能的な変化が起こる。この活力に満ちたグループでは、ジャズ・ミュージシャンとインドのクラシック音楽のミュージシャンが同数でフィーチャーされているため、我々がよくアルバムで耳にする”イースタン”という音響効果としての形式的なシタールやタブラは存在しない。あの晩、そしてこのレコードで選ばれた曲の数々は、インド人と西洋人両方の作曲家を包含している。サラティー・ コールワールがそれらのミュージシャンたちの伝統を繋ぎ、より深く掘り下げようとしていたことは、最初に奏でられる音からも明確に伝わって来るだろう。
スピリチュアル・ジャズの名曲たちを取り上げ、ジャズにインドの古楽器を取り入れたミクス チャー・サウンドを構築している今作。既存のファンにも、コールワール初心者にも、もってこいの一枚と言えるだろう。
サンダースやシェップが繰り出す神々しい息吹に、マクビーとギャリソンによるタイトなベース、そして、コルトレーンのピアノとハープによって凄絶さを増す名曲”Africa”(John Coltrane)を両面に渡って収録。スピリチュアル・ジャズの真の姿とも言うべき霊性の嵐が吹き荒れる世紀の名演。

日本語ライナーノーツ付き。今もジャズ・ファンから愛される数多くのスタンダード・ナンバーを世に送りだし、その独創的なスタイルで注目を集め人々の心を鷲掴みにした鬼才ピアニスト、セロニアス・モンク。そんな彼がキャリア絶頂期の1963年に行なったコペンハーゲンで のコンサートの模様を収めた幻のライヴ音源。
1963年3月5日に行なった、デンマークの首都コペンハーゲンにあるオッド・フェ ロー・パレウでの公演は、欧州ツアーの一環だった。メンバーは前年に<コロンビア>から発表されブレイクのきっかけになったLP『モンクス・ドリーム』と同じで、モンクに加えフランキー・ダンロップ(ドラ ム)、ジョン・オーレ(ダブル・ベース)、チャーリー・ラウズ(テナー・サックス)から成るカルテット編成。
今作の元の音源はスコットランドの放送用テープで、デンマーク人プロデューサーが20年程前に文字通りゴミ箱から拾い上げたものを<Gearbox Records>が購入した宝物コレクションの一部である。そのテープからアナログ録音、アナログ・ミックス、そしてアナログ・マスターを施し完成させた、まさに特殊なオール・アナログ・レコーディングでの制作。これまでの中でも指折りと思われるモンクの奏法をレコードにするならこの方法しかないと感じたレーベルの意向で、その過程にデジタルを取り入れることはしなかった。そのおかげで蘇ったコペンハーゲンでのあの夜は、今後も語り継がれていくこと間違いないだろう。



ロンドンで生まれ育ち、アフリカ・ナイジェリア系ヨルバ族の血を引くオルタナティブ・ジャズ・アーティスト、muva of Earthがジャイルス・ピーターソン主催のレーベル<Brownswood Recordings>から待望のデビュー・アルバムをリリース!
スピリチュアルなマントラと気高いリリシズムを織り交ぜ、アフロ・フューチャリズム、ジャズ、クラシックなどをブレンドした彼女の音楽は、まさに変幻自在。muva本人が奏でるハープや、繊細にきらめくチャイム、そして遊び心あふれるピアノが美しい先行シングル「heaven hear me above」を筆頭に全8曲からなる本作は、脆弱性や癒し、前進的な考え方を中心とした瞑想的なプロジェクトであり、muvaはエンパワーメントと自己表現を呼びかけている。
この先行シングル「heaven hear me above」について、muvaはこう語っている:
「この曲は、自分らしさを誇りに思うことの意味について。また、天に理解を求める声明でもある。過去にあなたを傷つけたかもしれないけど、そんなつもりはなかった。私の意図は純粋であり、今も学びの途中であることを分かってほしい。愛を込めて。」



1960年にCandid RecordsよりリリースされたMax Roachのフリーダム・ナウ組曲がSowing Recordsよりリイシュー!Max Roach(drums)とAbbey Lincoln(vocals)を中心に、Booker Little(trumpet)、Julian Priester(trombone)、Walter Benton(tenor saxophones)、James Schenk(bass)、Michael Olatunji、Raymond Mantilla、Tomas du Vallら3人のパーカッションという素晴らしいメンバーで、冒頭曲Driva' Manにはテナーサックスの巨人Coleman Hawkinsも特別出演しております。
オリジナルリリース当時はアフリカ系アメリカ人の解放運動の歴史において非常に重要な時期で、1863年にエイブラハム・リンカーン大統領が奴隷解放を命じたものの、100年近く過ぎた当時も差別は続いていたと言います。この作品が発表された1960年にはケネディ大統領が就任し、差別解消のムードが一気に盛り上がりを見せ、その後、キング牧師の“I Have a Dream”のスピーチで有名なワシントン大行進(1963年)があり、ようやく1964年の公民権法制定にこぎつけました。アルバムは奴隷時代のことや解放宣言の時代、自分たちのルーツであるアフリカなどをテーマに5曲の組曲として構成されています。このような時代のうねりとリンクした表現は非常にリアルであり、パワフルに気持ちを動かされるものがあり色褪せない魅力を持っています。
クリアーヴァイナル仕様で、300枚限定。
