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ニューエイジ/アンビエント好き必聴です!Loris S. SaridやTarotplane、XYR、D.K.といった世界各地のユニークなエレクトロニック・アクトを取り揃えるグラスゴー拠点の実験的レーベル〈12th Isle〉から最新リリース。90年代にベルギー・ブリュッセルで始まった共同演奏にルーツを持つFan Club Orchestraによる久々となる最新アルバム『VL_Stay』をストック。24年に再編成された彼らの実に11年ぶりとなる最新タイトル。ミニマリズムやモダン・クラシカルの要素を取り入れた親密で内省こもったコスミッシェ・アンビエントの秀逸作品。




ヴィシュヌ神のアヴァター(神の化身)へのバジャン(讃歌)や古代インドの聖典であるリグ・ヴェーダ、破壊と創造を司る神であるシヴァ神へのマントラ、インドの宗教賛歌などを交えながら、ニューエイジ~ゴスペル/ソウルへクロスオーバーさせることによって生まれた、スピリチュアルなブラックミュージックとニューエイジ・カルチャーの邂逅による唯一無二の傑作。吉兆、福音、天上へと向かう創造的で耽美なニューエイジ史最高峰の響き。浮遊するアンビエンスと朗らかな歌声、チープなリズムマシンとカシオトーンともに織りなされる親密なセッション。ニューエイジ~アンビエントのリスナーのみならず、80sソウルやニューウェイブのファンにもマストな内容で、流石は音楽全域に目が利くNumeroの仕事で極上の逸品。


Andrew Pekler、Jan Jelinekとの即興トリオGroupshowでの活動も知られるベルリンの実験的打楽器奏者ことHanno Leichtmann。90年代後半からサウンドアーティストとしてだけでなく、クリエイターとしてもキュレーターとしても広範かつ独特のヴィジョンを展開し、〈Entr'acte〉や〈Karlrecords〉、〈Dekorder〉、〈Mikroton Recordings〉といった各地の実験的なレーベルからの作品を残してきた同氏が2024年に〈Discrepant〉からリリースしたアルバム『Outerlands』を漸く入荷。本作は、カリフォルニア州サンタモニカの〈Artcraft Organ Company〉が1928年から1929年に製作した、興味深くもほとんど知られてこなかった楽器であるVilla Aurora Organを中心に添えた作品。昨年作でのオーガニックなテイストを継承しつつ、ミニマリズム、エキゾチカ、宗教音楽的なタッチを加えた幽玄なニューエイジ的な作品に仕上がっています。名匠Rashad Beckerによるマスタリングというお墨付き。


高名なトンバク奏者Asareh Shekarchとタール奏者Bahareh Fayaziが、イランの名歌手Reza-Qoli Mirza Zelli (1906-1946)の作品を再解釈した23年のアルバム『Nasim-e Sahar (夜明けの息吹)』が〈Mississippi Records〉から派生し、各地の骨董的な作品を扱うユニークなレーベル〈Little Axe Records〉よりストックしました。イラン音楽のさまざまな旋法を、現世と神秘の両方の愛の物語を語る詩とともに取り上げた、素朴でありながらも力強いトラディショナル・フォーク傑作アルバム。

モロッコ出身の知られざる兄弟3人フォーク/サイケデリック・ロック・トリオ、Les Frères Mégriが1974年に残した激レアなアルバム『Mahmoud Hassan Younès』がアナログ再発!ペンタングルや初期ピンク・フロイドなど、当時の欧米のサイケデリック・ロックに影響を受けつつも、アラビアンな独特の雰囲気を帯びた、当時のアングロスタイルとは一線を画す、トリッピーかつグルーヴィーな中東サイケ・ポップス傑作。

KhruangbinやAltın Gün、YIN YINなどのファンにも!バンドの創設者Rajan Silvaであるインド生まれの父親のレコード・コレクションや、ボリウッド映画のサウンドトラック、父の出身地のポップスやディスコ、インドの古典音楽、Tame Impalaなどの豪州産インディ/サイケデリック・ロック、George HarrisonやMuddy Watersに至るまで、実に多彩な影響のハイブリッド的存在と言える、昨今要注目のサイケデリック・バンド、Glass Beams。彼らの人気作である2枚目のEP作品『Mirage』をストック。2020年の初めに録音。先述したような影響元やマントラを想起させる万華鏡的なヴォーカル・ワークを軸に、宇宙的なDIYエレクトロニクスと、クラウトロック的な要素、ポリリズムが浸透した、プログレッシヴかつ魅惑的な内容の一枚です!


「音楽で表現したいのは”神秘感”なのかもしれない。」今年度最重要物件!非常階段のオリジナル・メンバーであり、ハレルヤズやIdiot O’Clockでも活躍、現行ジャパニーズ・サイケ最高峰「渚にて」にも参加。戸張大輔や麓健一らと並び、昨今急速に再評価進む鬼才ギタリストこと頭士奈生樹。〈Sad Disco〉で再発させて頂いた98年の幻のセカンド・ソロ・アルバム『現象化する発光素』に続いて、2018年に渚にての〈オルグ・レコード〉からCDオンリーで発売されるも昨今入手困難となっていたキャリア中でも隠れた大傑作『IV』が奇跡の初アナログ化!版元は、Tara Clerkin Trioなどの作品で当店おなじみのロンドン拠点〈World Of Echo〉であり、同レーベルが始動させた頭士氏のリイシュー・シリーズの第一弾となる作品。大人気曲「結合の神秘」の様な、青々とした初夏の風景を彷彿とさせるエヴァーグリーンなサイケ・フォーク/ドリーム・ポップ・サウンドから幕を開けつつも、大胆にもRobert Fripp風のミニマル・ギター・サウンドへと移り変わり、やがてヘヴィなドローン/ノイズのシューゲイジングへと押し上げられていく実にプログレッシヴな展開の「鏡 - Mirror」、銀色の糸状のギター・メロディーを循環的なコードパターンの周りに織り交ぜる、毒々しくも叙情的なサイケデリック・ナンバー「夜想曲 - Nocturne」、割礼や宮沢正一にも似た、寂寞のフォーク・ソング「神隠し - Spirit Away」、〈ECM〉作品にも通じる静けさとミニマリズムとサイケデリアが出会う長大なイントロから、やがて神秘的なラストの歌唱に繋がるクロージング・トラック「花が咲きますように - May a Flower Bloom」まで、頭士氏の孤高の音世界が遺憾無く発揮された、キャリア中でも屈指の隠れた名盤。この機会にアナログで是非。


Maria W. HornやEllen Arkbroらとの実験的オーケストラGolden Offence OrchestraのメンバーでもあるスウェーデンのサウンドアーティストMats Erlandssonと、〈Subtext〉や〈Deutsche Grammophon〉といった世界的名門からの傑出した作品でも知られるベルリン拠点の作曲家/サウンドアーティスト Yair Elazar Glotmanによる25年度共作が堂々アナウンス!版元は、Kali MaloneやMaria W. Hornといった現行ドローン/ホーリー・ミニマリズムの名手たちと共に、Erlandsson自身も運営に参加している北欧の最重要レーベルこと〈XKatedral〉。両氏が共同で開発した共通の音楽言語をもとに書かれたソングブック的作品であり、親密な音楽空間を構築していく本作は、主にアコースティック楽器に焦点を当て、電子楽器が光と影を加えた、独自のアプローチによるタイトル。全8曲を通して、各作品は独自の論理に従って展開され、同時にソングブック全体の包括的な調性を反映したものとなっています。Loren MazzaCane ConnorsやIlyas Ahmedなどが好きな方にもレコメンドしたい、望郷と追憶のコンテンポラリー・フォーク傑作!限定300部。




上海の〈Eating Music〉から18年に発表した現行中華アンビエント/ニューエイジ・ダンスにおける一大傑作『Nothing Nil』の大ヒットも記憶に新しい上海拠点のDJ/プロデューサー。その後も〈Mood Hut〉や〈bié Records〉からも素晴らしいタイトルを送り出していた、東アジアのエレクトロニック・シーンの要注意人物Knopha。その直近のタイトルでも群を抜いて優れた仕上がりの最新EP作品『Water Play』が、本邦のクラブ・シーンを長年に渡り支える老舗〈Mule Musiq〉より到着!エキゾチックで東洋的な雰囲気と、DX7などの音色を想起させるアンビエンスの水彩で満たされた、瞑想的なニューエイジ・ダンス"Water Play"、その幻想的なサウンドを土台に、さらなる精神世界の拡張を試みた、高揚感のあるKuniyukiによるリミックス、濱瀬元彦の『Intaglio』やFranco Nanni『Elicoide』といったニューエイジ傑作が頭をよぎる、水晶系ミニマル・アンビエント"Palm Warmth"まで、近年のモダン・ニューエイジ/アンビエント・ダンス作品の中でも、極めて稀有な内容といえる全4曲が収められています。

オリジナルは現在入手困難!DJ Lostboi名義でもPost-Trance Ambientと言うべきデコンスラクテッド・クラブ/ポスト・クラブ以降の特異で孤独なサウンドスケープと音響を織り上げてきたフランスの実験的な女性アンビエント作家、DJであり、Dark0やMerely、Kamixloの弟のUli Kらとの仕事も知られるBarbara Bracciniの変名Malibu。ArcaやMykki Blanco、Chino Amobi、Fatima Al Qadiri、Gobbyといった10年代以降の数々の先鋭的アクトを世に送り出したNYの名門〈UNO NYC〉こと〈UNO〉から22年に当初CDとカセットで発表されていた傑作『Palaces of Pity』が、ボーナストラックを追加したスペシャル・エディション仕様で待望のアナログ化!透徹された天上的な音響を軸に、そこに溶け込んでいくヴォーカルやストリングス、ギターのアンビエンスが甘美で珠玉な、近年のアンビエント作品でも実に稀有な名作。RadioheadやArca、Mica Leviなどの作品にも携わるチェロ奏者Oliver Coatesも参加。力強く推薦できる内容です!




Carlos NiñoやZeroh、Pan Afrikan Peoples Arkestraといったビッグネームとも仕事を共にしていた、ロサンゼルスを拠点に活動するボーカリスト、作曲家、プロデューサーであり、2020年にも西海岸の音楽巡礼地〈Leaving Records〉より素晴らしいデビュー・カセットを発表していたSharada Shashidhar。4年振りとなるフルレングス・アルバム『Soft Echoes』がカセットとLPでそれぞれリリース。本作には大胆にもヒップホップ寄りの作風から離れ、ジャズとインド古典音楽からの影響を融合した、渦巻くスピリチュアルな空間を作り上げた、スピリチュアルで活気に満ちた優美な逸品。




地下カセット界隈を代表するモダン・ニューエイジの重要格Wave TemplesとX.Y.R.もゲスト参加。今年1月にも〈Not Not Fun〉から秀逸なアンビエント作品を送り出したばかり。Akasha SystemやDJ Panthr、Opalineといった複数の名義を使い分け、卓越したアンビエント・ダンス~ニューエイジ作品のカタログを作り上げてきたHunter Thompsonが始動させたトライバル・ダブ名義=Teguによる、今年度2作目となる最新カセット・アルバム『Owl Island』が到着!24年初頭にフロリダの運河沿いで録音されたという10月発表のアルバム。古代の湿地を漂う温かい霧のように流れ込み、低音のうねりと湿気を帯びたシンセのループで揺れる、奥地系トライバル・アンビエント/アンビエント・ダブ秀盤!

コズミック、アシッド、バレアリック・フォークまで聴きどころ満点!80年代半ばよりシェフィールドの元祖ハウスの若手としてキャリアを始動。英国の地下シーンでカルト的な人気を博す名イベント〈Electric Chair〉の主催者であり、Gilles Petersonの〈Worldwide FM〉でも番組をホスト、日本では〈DOMMUNE〉でもプレイしているベテランDJ/プロモーターのLuke Unaがコンパイルした最新コンピレーション・アルバム『Everything Above The Sky』がダブルパック仕様でアナログ・リリース!Stephen Whynott、Sylvain Kassap、Otis G. Johnsonといった面々による、美しくオーセンティックな、時代を経ても風化しないフォーク・ミュージックが収められた素晴らしいコンピレーション作品!現在のオルタナ・フォークを俯瞰する意味でも過去の美しい音楽を望見する意味でも重要作と言える内容となっています。

法螺貝がこの深海への旅の幕を閉じ、下へ、下へ、さらに下へと。決して底に辿り着くことはない。弊店ベストセラーでお馴染み、〈NUMERO〉からの編集作業で一躍世界に知られることとなった女性ニューエイジ作家であり、Robert AshleyとTerry Rileyにも師事していたJoanna Brouk。1981年に〈Hummingbird Productions〉から発表した野心的なコンセプトのカセット・アルバム『Sounds of The Sea』が矢張り〈Numero Group〉から史上初のアナログ化!人魚や船乗りにまつわるさまざまな伝説からインスピレーションを得たブルックが、フルートやヴォーカル、ドローン、クジラの歌などを織り交ぜながら、言葉では表現しきれないほどの名状し難い憧憬を表現した、神秘とエロティシズムに満ちたコンセプト・アルバム。ニューエイジで最も偉大な作曲家のひとりによる、催眠的かつ深遠な偉業と呼びたい大傑作!


最重要スピリチュアル・ジャズ・レーベル〈Strata-East〉の中でも最もリイシューが待望されていた大名盤! ピースフルな世界観とモーダルなサウンド、そしてブラック・グルーヴが融合した名曲「Peace」を収録した奇蹟の一枚!
US産スピリチュアル・ジャズの美しさ、力強さ、深遠さが表現されつくした珠玉の一枚! サックス奏者カリク・アブドゥル・アル・ルーフ率いるジ・アンサンブル・アル・サラームが残した74年録音の初作品。アフロセントリックな「The Sojourner」、まさにトゥ・バンクス・オブ・フォーの原型といえる「Circles」、コルトレーンに捧げた高速モード・ジャズ「Trace Of Trane」、スリルとテンション溢れる「Malika」、ピースフルな「Optimystical」、そしてウォームでソウルフルな前半から怒涛のブラジリアンへと変化する名曲「Peace」まで、一人でも多くの音楽ファンに聴いて欲しい!と心から思う一枚! 中でも生命感にみちた女性ヴォーカリスト、ベアトリス・パーカーの参加曲は宝石のようだ。


これはMUST!!! 出版から40年以上の時を経てもなお多くの聴衆を魅了し続ける1978年の大傑作デビュー・アルバム『Celestial Vibration』と、同時期の未発表アセテートからのサイド・ロング・スタジオ・セッション6曲を収録した、ニューエイジ巨匠Laraajiの決定版的初期作品集が〈Numero〉から特大4LP BOX仕様で登場です。LaraajiことEdward "Flash" Gordonの生い立ちを、数多くの未発表写真とともに紹介したエッセイ(Living ColourのVernon Reidによるもの!)も付属。まさにニューエイジで最も伝説的なアーティストの奇跡的なクロニクルとも言うべき必携の物件!お見逃しなく。



フィンランドのマルチ奏者Antti Vauhkonen率いるジャズ・コレクティヴOiro Penaによるセルフタイトル・デビュー作を同国の地下レーベル〈Ultraääni〉よりストック。オブスキュアで瞑想的、静かに進行するドラマに溢れた北欧ジャズの珠玉の一枚。フルートのリリカルな旋律も相まって、音楽と空間における快楽の粋を尽くしたような、美しい時間を堪能出来るフルートジャズ盤!

2022年にノルウェー・トロンハイムでバスクラリネット奏者のVille Lähteenmäkiを中心に結成されたフリー・ジャズ・トリオによるアルバム同年の『Introducing: Ville Lähteenmäki のデビュー・アルバムをフィンランドの地下レーベル〈Ultraääni〉よりストック。シックで土の匂いのする、明白なリリシズムを抑制しながら展開するフリー・ジャズ作品。その中で霊的な旋律、唄のようなサックスが進行する様子は、フリー・ジャズのひとつのお手本のように響いています。その周辺のファンには是非体験して欲しい作品。限定300部。