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ロンドンで生まれ育ち、アフリカ・ナイジェリア系ヨルバ族の血を引くオルタナティブ・ジャズ・アーティスト、muva of Earthがジャイルス・ピーターソン主催のレーベル<Brownswood Recordings>から待望のデビュー・アルバムをリリース!
スピリチュアルなマントラと気高いリリシズムを織り交ぜ、アフロ・フューチャリズム、ジャズ、クラシックなどをブレンドした彼女の音楽は、まさに変幻自在。muva本人が奏でるハープや、繊細にきらめくチャイム、そして遊び心あふれるピアノが美しい先行シングル「heaven hear me above」を筆頭に全8曲からなる本作は、脆弱性や癒し、前進的な考え方を中心とした瞑想的なプロジェクトであり、muvaはエンパワーメントと自己表現を呼びかけている。
この先行シングル「heaven hear me above」について、muvaはこう語っている:
「この曲は、自分らしさを誇りに思うことの意味について。また、天に理解を求める声明でもある。過去にあなたを傷つけたかもしれないけど、そんなつもりはなかった。私の意図は純粋であり、今も学びの途中であることを分かってほしい。愛を込めて。」
1960年にCandid RecordsよりリリースされたMax Roachのフリーダム・ナウ組曲がSowing Recordsよりリイシュー!Max Roach(drums)とAbbey Lincoln(vocals)を中心に、Booker Little(trumpet)、Julian Priester(trombone)、Walter Benton(tenor saxophones)、James Schenk(bass)、Michael Olatunji、Raymond Mantilla、Tomas du Vallら3人のパーカッションという素晴らしいメンバーで、冒頭曲Driva' Manにはテナーサックスの巨人Coleman Hawkinsも特別出演しております。
オリジナルリリース当時はアフリカ系アメリカ人の解放運動の歴史において非常に重要な時期で、1863年にエイブラハム・リンカーン大統領が奴隷解放を命じたものの、100年近く過ぎた当時も差別は続いていたと言います。この作品が発表された1960年にはケネディ大統領が就任し、差別解消のムードが一気に盛り上がりを見せ、その後、キング牧師の“I Have a Dream”のスピーチで有名なワシントン大行進(1963年)があり、ようやく1964年の公民権法制定にこぎつけました。アルバムは奴隷時代のことや解放宣言の時代、自分たちのルーツであるアフリカなどをテーマに5曲の組曲として構成されています。このような時代のうねりとリンクした表現は非常にリアルであり、パワフルに気持ちを動かされるものがあり色褪せない魅力を持っています。
クリアーヴァイナル仕様で、300枚限定。
フリー・ジャズの先駆者で伝説のトランペット奏者、ドン・チェリーの未発表ライヴ音源!日本語ライナーノーツ付き
フリー・ジャズの先駆者で伝説のトランペット、コルネット奏者、ドン・チェリー。昨年のレコード・ストア・デイ限定作品としてリリースされた、1965年にデンマーク国営ラジオで収録された彼の未発表音源『チェリー・ジャム』が、この度12インチ重量盤およびCDで再発される。
オーネット・コールマンとの共演でも知られる鬼才、ドン・チェリー。このセッションが録音されたコペンハーゲンでチェリーは1963年にアーチー・シェップと共演し、レコー ディングもしている。1964年の秋にはアルバート・アイヤーとツアーをし、1966年には人気のカフェ・モンマルトルの常駐になるなど縁の深い場所なのである。1965年は、チェリーが代表作のブルーノート作品『コンプリート・コミュニオン』を発表したり、『ベートーヴェン・ホールのジョージ・ラッセル・セクステット』へ参加するなど、自身にとって音楽的な実りの多い年だった。それと同じ時期にデンマークの地元ミュージシャンと共 にデンマーク国営ラジオで行なわれたセッションが、今作『チェリー・ジャム』だ。
チェリーとピアニストのアトリ・ビョーンがジャム・セッションという形で定期的に共演していたことが、その現場を収録してデンマークの大衆と共有しようというデンマーク・ ラジオの決断に繋がった。参加ミュージシャンは全員コペンハーゲンのジャズ・シーン出身者で、テナー・サックス奏者のモーエンス・ボッレルプ、ベーシストのベニー・ニールセン、ドラマーのサイモン・コッペルがラインナップを固める。デンマーク人ミュージシャンから成るこの時の顔ぶれはしかし、最初の放送日以降、聴かれることがなかった。リチャード・ロジャースによるソウルフルなバラード「You Took Advantage of Me」を除く3曲が、チェリーの未発表作品というのもまた驚きである。
ドン・チェリーの異文化に対する飽くなき好奇心と型に捉われない自由な思考、そして音楽上の制約への拒絶が、ジャズ、ワールド・ミュージックにとどまらず幅広く、未来のクリエイターたちに道を拓いたのだ。