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Harry Bertoia - Hints Of Things To Come (CD)Sonambient
¥2,236
彫刻家、工業製品のデザイナー、そして凄まじく鋭利な持続音を生み出す音響彫刻放出家でもあるエクスペリメンタル界の伝説、Harry Bertoia (1915~1978)。70年代当時、10年以上に渡って、サウンドスカルプチュアを発展させてきた彼のテープ・アーカイブの中でも最もユニークでメロディックな作品の一つとも言われる歴史的に傑出した作品『Hints Of Things To Come』がCDリリース。アンビエントなパッセージ、長大なドローン、クジラのようにも聞こえるゴングの音色、きらめくハーモニクス、そしてアーティストが自身のサウンドスカルプチュアの奥深くにある音を探しているような感覚によって定義されるマスターピース!
Christoph Heemann - End of an Era (Clear Vinyl LP)Ferns Recordings
¥3,796
全前衛音楽ファン歓喜の新着物件が登場!アヴァンギャルド音響/ノイズ・コラージュ集団ことH.N.A.S. (Hirsche Nicht Aufs Sofa)やTimo Van Luijkとの実験ユニットIn Camera、Andrew Chalkとのドローン・デュオMirrorといった数々の名プロジェクトに参与してきたドイツの実験音楽家Christoph Heemannによる実に8年ぶりとなる最新ソロ・アルバム『End Of An Era』が、Small Cruel PartyやGiancarlo Toniutti、水谷聖ら豪華面々を送り出してきたフランスの前衛レーベル〈Ferns Recordings〉よりアナログ・リリース。1999年から2021年にかけて録音ミックスされた音源を収録しており、「Time And Again... And Again」は2022年6月にリミックスされたものとなっています。謎のドラムパターンを背後に、捻じ曲げられた異形音響群が迫る20分以上に及ぶ激ヤバなサウンド・アート長編を全2曲収録しています。Wolf EyesやMerzbow、Small Cruel Party作品も手掛けるPole Kaによるレイアウト。マスタリングはPaul Lavigneが担当。限定300部。
David Toop - Pink Spirit, Noir World (2LP)Foam On A Wave
¥4,783
Penguin Café Orchestra、Gavin Bryars、Michael Nymanといった数々のレジェンドを輩出したことでもおなじみ、Brian Enoが主宰した聖地的レーベル〈Obscure〉より登場。日本でも『フラッター・エコー 音の中に生きる』などの書籍が近年出版され、大きな話題となった前衛音楽家であり、 General StrikeとThe 49 Americansといった名グループにも参与してきた名手David Toop。それぞれ1996年と97年に〈Virgin〉からリリースされていた作品である『Pink Noir』と『Spirit World』からの楽曲をコンパイルした編集盤が〈Foam On A Wave〉から2LPアナログ・リリース。Max Eastleyに、近藤等則、Musa Kalamula、Jon Hassellといった豪華面々をフィーチャーした楽曲を収録。新しい音の可能性に対し、臆することのない姿勢を示した傑作選!ゲートフォールド・スリーヴ&リマスタリング仕様。初めてアナログで発表されることとなる楽曲が収められています。
François Bayle - 50 Ans D'Acousmatique (15CD BOX)INA-GRM
¥10,372
2012年にリリースされ長らく廃盤、高騰していた傑作をストック!フランス電子音楽研究所として広く知られる電子音楽/エレクトロ・アコースティックの一大聖地、[INA-GRM]より、Olivier MessiaenやKarlheinz Stockhausenに学び、アクースモニウムの開発及びGRMのディレクターとして長年電子音楽界に貢献した仏電子音楽界の巨匠、François Bayleの50年にも及ぶ作品の数々をコンパイルした15枚組CDボックスが登場!! まさにフランスが誇るミュージック・コンクレートの一大金字塔的傑作集。果てしないこの全貌を15枚のフル・ボリュームで是非一度ご体感ください!CDはそれぞれ厚紙スリップ・ケースに収納。160ページにも及ぶ挿絵入りブックレット(英語/仏語併記)が付属。大推薦!
Harry Bertoia - No Date Tapes 2 (CS)Sonambient
¥2,782
彫刻家、工業製品のデザイナー、そして凄まじく鋭利な持続音を生み出す音響彫刻放出家でもあるエクスペリメンタル界の伝説、Harry Bertoia (1915~1978)。70年代当時、10年以上に渡って、サウンドスカルプチュアを発展させてきた彼のテープ・アーカイブからの2番目の公式カセット作品『No Date Tapes 2』。ベルトイアのアーカイブの中の録音日の記されていないテープのコレクションから選ばれた楽曲を収録。限定100部。
Harry Bertoia - Sonambient: Recordings of Harry Bertoia - (11CD Box & Book)Important Records
¥12,168
彫刻家、工業製品のデザイナー、そして凄まじく鋭利な持続音を生み出す音響彫刻放出家でもあるエクスペリメンタル界の伝説、Harry Bertoia (1915~1978)。自身のレーベルから出版された11枚のレコードを新たにマスターから掘りおこし、なんと11枚のCDボックスにして大放出。
最初のレコードを発表したのは1970年のことで、残りの10枚は氏が亡くなる1978年のあいだに発表されたもの。100ページにもおよぶ付属のブックレットには、Smithsonianによる氏のインタビュー、数々の彫刻写真資料や歴史のエッセイも収録。2015年の生誕100周年にむけて企画されたIMPREC渾身のボックスが、ようやく陽の目をみることになりました。
最初のレコードを発表したのは1970年のことで、残りの10枚は氏が亡くなる1978年のあいだに発表されたもの。100ページにもおよぶ付属のブックレットには、Smithsonianによる氏のインタビュー、数々の彫刻写真資料や歴史のエッセイも収録。2015年の生誕100周年にむけて企画されたIMPREC渾身のボックスが、ようやく陽の目をみることになりました。
Eliane Radigue - Opus 17 (2CD)Important Records
¥2,749
これがRadigue史に残された最後のフィードバック音源!70年制作の未発表作品、大きな転換点とされる傑作Opus 17が待望の初CD化!
1970年にヴェルデロンヌで開催されたインスタレーションの為の作品で、この同じ年に自作シンセの第1号を完成させ、濃厚ドローンへの道へと歩んで行きます…ただごーっと鳴っているというよりも、霊的な存在感が研ぎすまされ、音それぞれが浮かび上がって独立行動するような迫力があり、後のシンセ期と生楽器演奏に繋がる芯がありつつ、フィードバックでこその荒い太さが素晴らしい仕上がりです。彼女の技術が惜しみなく注ぎ込まれた全5編を収録。
1970年にヴェルデロンヌで開催されたインスタレーションの為の作品で、この同じ年に自作シンセの第1号を完成させ、濃厚ドローンへの道へと歩んで行きます…ただごーっと鳴っているというよりも、霊的な存在感が研ぎすまされ、音それぞれが浮かび上がって独立行動するような迫力があり、後のシンセ期と生楽器演奏に繋がる芯がありつつ、フィードバックでこその荒い太さが素晴らしい仕上がりです。彼女の技術が惜しみなく注ぎ込まれた全5編を収録。
V.A. - Sound (LP)États-Unis
¥3,998
Bob WilhiteとRobert Smithによるキュレーションにより、ロサンゼルス現代美術館で1979年夏に開催された大規模な展覧会であり、実に44組ものアーティストが参与したという『Sound: An Exhibition of Sound Sculpture, Instrument Building and Acoustically Tuned Spaces』展(同年末にはニューヨークの〈PS1〉でも催された)。この参加者らが提供した短編作品や長編作品からの抜粋を収録したコンピレーション・アルバム『SOUND』が〈Superior Viaduct〉傘下〈États-Unis〉より史上初のアナログ復刻。Bill FontanaにYoshi Wada、Terry Fox、Joan La Barbaraといったアヴァンギャルドの面々から〈Los Angeles Free Music Society〉 (LAFMS)のTom RecchionやJohn Duncanにいたるまで、極めて豪華なアーティストたちによる展覧会の魅力が味わえる珠玉の一枚となっています。ポスター付属。ナンバリング入りの限定500部。
V.A. - Blorp Esette Volume One (LP)États-Unis
¥3,998
1970年代半ば、当時10代だったLe Forte FourのChip Chapman、Joe Potts、Rick Pottsといった面々によって設立された小さなコミュニティとして始まり、50年もの時を経て少しずつ発展。当初の実験音楽集団やマルチメディア出版社という枠をも超え、一つのシーンともいえる巨大な命脈へと成長を遂げてきた〈Los Angeles Free Music Society〉 (LAFMS)。パサディナの〈Raymond Building〉と〈Poo-Bah Record Shop〉で果てしなく自由であり無秩序なセッションを行いながら、フリー・インプロヴィゼーション、モジュラー・シンセサイザー、ミュージック・コンクレート、自作楽器、ノイズ、メール・アートやアヴァン・ロックを取り込んでいった彼らが1977年に発表したコンピレーション・アルバム『Blorp Esette』が〈États-Unis〉よりアナログ復刻。〈LAFMS〉の初期メンバーであったAce Farren Fordがプロデュースし、Don Van Vliet (aka Captain Beefheart)によるアートワークをフィーチャーした初期の傑作にして、彼らの中核をなすSmegmaやLe Forte Fourのみならず、The Residents (!)なども参加した重要コンピ!インサート付属。ナンバリング入りの限定500部。
Lionel Marchetti - La grande vallée / Micro-climat (LP+DL)Recollection GRM
¥3,364
〈GRM〉や〈GMVL〉を始め、数々の音楽スタジオに参与し、大いに凄まじい電子音を生み出したフランスのエレクトロアコースティック作家であり、Ralf Wehowsky(P16.D4、RLW)やMichel Chionといった数々の名作家ともコラボレーションを展開してきた大ベテラン、Lionel Marchettiが〈Recollection GRM〉から登場!〈INA GRM〉に委託されて、フランス・パリの〈INA GRM Studios〉にて93年から95年にかけて制作、96年に初演された20分超えの長編"La grande vallée"。リヨンの〈CFMI studios〉にて89年から90年に作曲され、91年に初演された"Micro-climat"(こちらも20分超え)の2作品を収録。流石、この人ならではといったサウンドの連続で、圧倒的としか言い様の無い凄まじい音場に包まれる傑作。それぞれ、サンクスには、Jérôme Nœtinger、Christian Zanési、Xavier Garciaといった名前も。これは全電子音マニアに大推薦の一作!
Alva Noto, Ryuichi Sakamoto - Insen (Remaster) (2LP)NOTON
¥5,329
V.I.R.U.S.の5枚のアルバム・シリーズの第2弾に当たるアルヴァ・ノトと坂本龍一によるコラボレーション・アルバムであり、2005年に発売された『Insen』がリマスタリング仕様で史上初のアナログ・リイシュー。電子楽器とアコースティック楽器との相互作用の可能性を追求したアルバムにして、すべての感情と記憶の器ともいうべき大傑作!8つのコンポジションを通して、カスケード・ピアノのエコーは、デジタル・ブレイクのタペストリーと結合、衝突、溶解し、その活力を増していきます。未発表ボーナス・トラックの”Barco”を追加収録。2021年に〈Calyx Studio〉とのコラボレーションでのリマスタリング&Carsten Nicolaiによるアルバム・アートワーク・デザイン仕様。
David Dunn - Angels and Insects(天使と昆虫)30周年記念エディション (CD)Em Records
¥2,970
デヴィッド・ダン『天使と昆虫』リリース30周年記念エディション。ダン自身による秀逸な解説を日本語訳で掲載し、オカルトと混沌が渦をまくこの傑作をアーカイブ。これこそCDが相応しい!
ポスト・ケージ世代のアメリカの作曲家/サウンドアーティストのデヴィッド・ダンは、音響生態学・生物音響学の第一人者で、ICCでの展覧会「サイレント・ダイアローグ」(2007)でもレクチャーを行ったその筋の最先端。そんなダンのCDデビュー作『天使と昆虫』(1992)は、超自然的な天界の天使の名前と、自然界の水中に棲む昆虫という、二つの極端な世界とのコミュニケーションに焦点を当てた驚くべき包括的なアルバムである。同時に、彼が取り組んでいる音を媒介にした自然環境・社会環境と生命体の相互作用、そのポスト・サウンドスケープの方向性もしっかり提示されている。(これを「環境音楽」と勘違いすれば100% クレーム返品!)
収録作のひとつ「49の善き天使の表」は、ルネサンス期の数学者・占星術師ジョン・ディーと霊媒エドワード・ケリーの神秘的な調査に基づく、コンピュータ処理された声のための作品。400 年前、天使の言葉というふれこみでディー博士が発明した「エノク語」をテキストにし、天使(=エイリアン)の声の音響化を試みたオカルティックな実験作で、まるで魔方陣の上で空間が裂け、声が漏れてくるかのような怪しさとカッコ良さは悶絶必至!
もう一方の「混沌と池の創発的な精神」は、水辺に棲む昆虫が発する、人間が耳にすることのできないマイクロ音をデジタルフィールド録音し、人間界での可聴音に調整して提示されたオーディオコラージュ作品。ここでも音を媒介にした異界と人間の接近遭遇が図られるが、昆虫(=エイリアン)がコミュニケーションする音は「人間が作り出したほとんどの音楽よりも複雑な順序で構成されているかのような」(解説より)凄まじいもので、それを前に人間のなす術はない。ダンの転機となる重要作でもある。
=作品仕様=
+ CD(通常ジュエルケース)
+ 24頁ブックレット(英語・日本語訳)、帯付き
+ 解説;デヴィッド・ダン
TRACKS:
「49の善き天使の表」(1991)
1. Segment 1 (4:06)
2. Segment 2 (4:05)
3. Segment 3 (4:05)
4. Segment 4 (4:00)
5. Segment 5 (4:00)
6. Segment 6 (4:05)
7. Segment 7 (4:07)
8. 「混沌と池の創発的な精神」(1991)[24:31]
ポスト・ケージ世代のアメリカの作曲家/サウンドアーティストのデヴィッド・ダンは、音響生態学・生物音響学の第一人者で、ICCでの展覧会「サイレント・ダイアローグ」(2007)でもレクチャーを行ったその筋の最先端。そんなダンのCDデビュー作『天使と昆虫』(1992)は、超自然的な天界の天使の名前と、自然界の水中に棲む昆虫という、二つの極端な世界とのコミュニケーションに焦点を当てた驚くべき包括的なアルバムである。同時に、彼が取り組んでいる音を媒介にした自然環境・社会環境と生命体の相互作用、そのポスト・サウンドスケープの方向性もしっかり提示されている。(これを「環境音楽」と勘違いすれば100% クレーム返品!)
収録作のひとつ「49の善き天使の表」は、ルネサンス期の数学者・占星術師ジョン・ディーと霊媒エドワード・ケリーの神秘的な調査に基づく、コンピュータ処理された声のための作品。400 年前、天使の言葉というふれこみでディー博士が発明した「エノク語」をテキストにし、天使(=エイリアン)の声の音響化を試みたオカルティックな実験作で、まるで魔方陣の上で空間が裂け、声が漏れてくるかのような怪しさとカッコ良さは悶絶必至!
もう一方の「混沌と池の創発的な精神」は、水辺に棲む昆虫が発する、人間が耳にすることのできないマイクロ音をデジタルフィールド録音し、人間界での可聴音に調整して提示されたオーディオコラージュ作品。ここでも音を媒介にした異界と人間の接近遭遇が図られるが、昆虫(=エイリアン)がコミュニケーションする音は「人間が作り出したほとんどの音楽よりも複雑な順序で構成されているかのような」(解説より)凄まじいもので、それを前に人間のなす術はない。ダンの転機となる重要作でもある。
=作品仕様=
+ CD(通常ジュエルケース)
+ 24頁ブックレット(英語・日本語訳)、帯付き
+ 解説;デヴィッド・ダン
TRACKS:
「49の善き天使の表」(1991)
1. Segment 1 (4:06)
2. Segment 2 (4:05)
3. Segment 3 (4:05)
4. Segment 4 (4:00)
5. Segment 5 (4:00)
6. Segment 6 (4:05)
7. Segment 7 (4:07)
8. 「混沌と池の創発的な精神」(1991)[24:31]
Tomoko Sauvage - Musique Hydromantique (LP)Shelter Press
¥3,462
廃盤デッドストック入荷、お見逃しなく!and/OARやChampion Versionからも登場している横浜出身の日本人アーティストでパリ在住のTomoko Sauvageのセカンド・ソロアルバムが、Félicia Atkinson主宰の名レーベル、Shelter Pressから発表した2017年作。
建築や温度、湿度、人間の存在から影響を受けた環境音響の実験と即興に関する音楽を作り上げてきたTomoko Sauvage。彼女は10年以上にわたり、フランスの様々な州の水や、電子機器と組み合わせた水の健全性や視覚的な特性を調査してきました。本作もまた、自然音をシミュレートしたシンセサイザーとハイドロフォン(水中マイク)で増幅された視覚的サウンド・アート。絶えず変化していく要素要素、遅延される環境音がドローン状の膜のように広がり、空間ごと時間を真空パックするエコー・チェンバー。地味なようでいて、多彩な一面が顔を覗かせる圧倒的な変化と変遷が楽しめる環境音響の極北的作品。そして、Rashad BeckerによるDubplates&Masteringでのマスタリングと作品を取り巻く環境も完璧。限定500部
建築や温度、湿度、人間の存在から影響を受けた環境音響の実験と即興に関する音楽を作り上げてきたTomoko Sauvage。彼女は10年以上にわたり、フランスの様々な州の水や、電子機器と組み合わせた水の健全性や視覚的な特性を調査してきました。本作もまた、自然音をシミュレートしたシンセサイザーとハイドロフォン(水中マイク)で増幅された視覚的サウンド・アート。絶えず変化していく要素要素、遅延される環境音がドローン状の膜のように広がり、空間ごと時間を真空パックするエコー・チェンバー。地味なようでいて、多彩な一面が顔を覗かせる圧倒的な変化と変遷が楽しめる環境音響の極北的作品。そして、Rashad BeckerによるDubplates&Masteringでのマスタリングと作品を取り巻く環境も完璧。限定500部
James Rushford - Lake From The Louvers (LP)Shelter Press
¥3,194
カナダのサウンド・アーティストとCrys Coleとのエクスペリメンタル・デュオOra Clementiなどを始め複数のグループへ参加、豪州の実験音楽系聖地〈Black Truffle〉や〈Unseen Worlds〉といった名門にも名を連ねる豪州出身の作曲家/パフォーマーのJames Rushfordの最新作。Joe TaliaやOren Ambarchiを始めとした〈Black Truffle〉周辺人脈との共作も数多く発表しているこの人ですが、当店でも人気の女性実験作家、Félicia Atkinsonらが主宰する仏のレーベル/プラットフォーム〈Shelter Press〉から初登場。コンクレート・サウンド、エレクトロニクス、楽器のために書かれたというソロ作品で、スイス・ジュネーヴのレマン湖畔でアーティスト・レジデンシー〈La Becque〉での滞在中に制作されたサイケデリックなドローン・アルバムに仕上がっています。まるで、晩年のモネの作品のような光の煌めきがイメージと反射、前景と背景、表面と深みの区別を取り去ってくれる、一連なりの音の断片。Stephan Mathieuの手によるマスタリング、〈Dubplates & Mastering〉でのアナログ・カットと鉄壁の布陣。限定500部
Malvern Brume - Body Traffic (LP)MAL Recordings
¥3,417
レーベル分完売につきお見逃しなく。Elle AndrewsとJon Kが主宰する英国・ロンドン拠点の要注目レーベル〈MAL Recordings〉からは、Helmが運営する〈Alter〉や〈Kashual Plastik〉といった名所からも作品を送り出してきた、同地のエクスペリメンタル・アンダーグラウンドの秘蔵っ子、Rory Salter aka Malvern Brumeの新作LPがアナログ・リリース。Coilの荒涼としたリチュアル・マジックと、BBC Radiophonic Workshopの最も実験的でミニマルなフリンジの間のどこか、レアでエキセントリックでミステリアスなミッシング・リンク的作品!Rashad Beckerによるマスタリング&デラックス・スクリーン・プリント・スリーヴ仕様。デザインはJon Kが担当。限定300部。
Roland Kayn – Infra (3CD BOX)Reiger Records Reeks
¥7,543
Musica Elettronica Vivaと並び、イタリアから世界を大きく先導していた伝説的前衛即興集団、Gruppo di Improvvisazione Nuova Consonanzaにも参加での活動も知られ、ドイツ最高峰のクラシック・レーベル〈Deutsche Grammophon〉にも作品を残した稀代の電子音楽家、Roland Kayn (1933-2011)。「サイバネティック・ミュージック」と称された同氏が80年代初期に〈Colosseum〉レーベルからリリースした重要なサイバネティック作品の一つである『Infra』(1978-79)が初CD化!1978年秋から1979年秋にかけて制作された全180分のサイバネティック・ミュージックを収録した特大盤!カインの大ファンであるジム・オルーク氏によるオリジナル・テープからのリマスタリング仕様。
Katalin Ladik - Water Angels (LP)Alga Marghen
¥3,176
Henri Chopinも賞賛。旧ユーゴスラビア(現在のセルビアのノヴィ・サド)出身、現在は1990年代に暮らしていたハンガリー・ブダペストに拠点を置く詩人、女優、ヴィジュアル・アーティストのKatalin Ladik。70年代に詩人として活動を始め、やがて、パフォーマンスへと発展、パフォーマンス・アートや実験音楽、メール・アート、コラージュ、写真などを取り入れた独自の演劇的言語を築き上げた彼女の未発表曲 (1989-2019)を収録した一枚がイタリアの〈Alga Margen〉からアナログ・リリース。東ヨーロッパのフェミニズム問題と結びついた活動を繰り広げた現代の最も先駆的なアーティストの一人であったLadikの作品は、女性アーティストが直面する個人、社会、実存の困難を反映したもので、その作中には、二重構造や性的に曖昧な人物、ジェンダーを中和する要素などが繰り返し登場。また、60年代から70年代にかけては、セルビアの前衛的な演劇集団である〈Bosch + Bosch〉の女優としても活動しています。限定300部。
Li Yilei - 之/OF (Clear Vinyl LP)Métron Records
¥3,637
ロンドンを拠点に活動するパフォーマンス&サウンドアーティストのLi Yileiが、冥丁や7FOらの作品も知られる英国の要注目レーベルである〈Metron Records〉から2021年にリリースし、各所でも大きな話題を呼んでいたエクスペリメンタル/アンビエント傑作『之 / OF』を漸くストックできました。アナログ・シンセサイザーやヴォーカル・サンプル、フィールド・レコーディング、ヴァイオリン、古琴などの弦楽器を用いながら、詩や計時といった宋の芸術や絵画、特に花や鳥の絵などをテーマに作り上げた、広大な時間を感じさせる傑作!
Deathprod - Sow Your Gold In The White Foliated Earth (LP)Smalltown Supersound
¥3,367
Harry BertoiaやMichael O'Shea、北インド古典音楽のファンにも激激レコメンドです!〈Rune Grammofon〉や〈Touch〉といった各地の名門から傑出した作品を送り出してきたのみならず、前衛即興グループSupersilentなどへの参加も知られるノルウェーの実験電子音楽家Helge Sten, aka Deathprodによる3年ぶりの最新アルバムが、北欧のエレクトロニック・ミュージック/ニュー・ジャズ/実験音楽の一大集積地である〈Smalltown Supersound〉より登場。2014年にオスロで行われた現代音楽フェスティバル〈Ultima Festival〉の際に、前衛作曲家Harry Partchの創作自作楽器のコレクションにアクセスすることを許された体験から出発した傑作サウンドアート作品。
Brunhild Ferrari, Christoph Heemann - Sturmische Ruhe (LP)Black Truffle
¥3,894
これは今年度重要物件。近年も再評価の進むエレクトロ・アコースティックの巨匠、Luc Ferrariの奥方であり、我らがジム・オルークとの共作アルバムもかなり極上だったBrunhild Ferrari、そして、H.N.A.S.やMimirでもお馴染みの独音響職人Christoph Heemannによる初となるコラボレーション作品がOren Ambarchi主宰の豪州実験系聖地〈Black Truffle〉よりアナログ・リリース。2011年から2014年にかけて、夫のリュック・フェラーリとも共有されていたパリのスタジオにて制作。悪天候での雨や嵐の録音が元となっており、それらは、処理/編集され、エレクトロニクスと溶け合わされることで、非常に不穏かつ神話的なリスニング体験を生み出しています。
David Tudor - Monobirds (2LP+Booklet)Topos
¥11,662
これは全アブストラクト/ノイズ・ファン歓喜の大傑作!John CageやMerce Cunninghamといった面々の深い関係でも知られ、ノイズファン始めエクストリーム層にも愛されてやまないピアニスト/現代音楽家であり〈Folkways〉や〈Cramps〉〈Lovely Music〉など数々の名門レーベルにその名を残す英傑、David Tudor。その知られざる貴重録音を収めたアナログ盤ダブル・パックが〈TOPOS〉から到来。1969年12月、インド西部グジャラート州アーメダバードにある国立デザイン研究所の音楽スタジオにて、自身がアメリカから持ち込んだ設置したムーグ・シンセサイザーを用いて行った一連の録音”Monobird”を一枚目に、10年後の1979年3月1日に、ニューヨークのディスク〈Xenon〉で行われたレコーディングでは、前述の録音からの1曲をメイン・ソース・トラックとして使用した2テイクを制作し二枚目に収録。〈Xenon〉でのパフォーマンスと”Monobird”の関係を考察した中井悠氏によるエッセイ『When David Tudor Went Disco』が付属。
John Cage - Variations VII (2LP)TOPOS
¥7,289
最近は、David Tudorの特大物件を出版していた〈TOPOS〉から到着。1950年代後半から1960年代前半にかけてニューヨークで行われたアート、ダンス、音楽の並外れた活動の集大成であると同時に、これらの分野の作家たちがテクノロジーを作品に取り入れるという新しい時代の始まりを告げることとなったイベントであり、1966年の10月13日〜23日にかけて開催された一連のパフォーマンス・シリーズである〈9 Evenings〉。1965年末、ベル電話研究所の研究エンジニア、Billy Klüverが招聘したJohn Cage、Lucinda Childs、Öyvind Fahlström、Alex Hay、Deborah Hay、Robert Rauschenberg、David Tudorというニューヨーク拠点の豪華面々が彼の研究所のエンジニア/科学者の仲間とともに、アーティストの音楽パフォーマンス向けの装置を開発し、この音響システムの中で、デヴィッド・チュードアが編成した変調手段を利用し、通信回線から電話線、マイク、楽器の代わりに様々な家庭用電化製品、周波数発生器などを用いて行われたこのイベントのパフォーマンスを収録した作品。
Alvin Lucier - I Am Sitting In A Room (CD)Lovely Music
¥2,398
「私は今あなたと違う部屋に座っています。私は自分の話し声を録音しています。部屋の共鳴周波数がそれ自身を強化していくことによって、リズムの要素のみを除いて私の話し声が完全に破壊するまで、録音と再生を繰り返します。その時点であなたが聞くものは、私の話し声によって表現された部屋の自然な共鳴周波数そのものであります。私はこの運動を、私の話し声が持つ帯域の不規則さを滑らかにする方法として考え、この現象自体を明らかにすることを意識はしていないのです。」
現代音楽家Alvin Lucier(1931-)による、オリジナルは1981年発表の名作「私は部屋に座っている(1969)」が再プレス。
特定の空間に響く話し声を、何度も声が不明瞭になるまで録音再生を繰り返すことによって、その空間にある特有の周波数を露わにする音響工学的探求作品。実際その場に居合わせることによって初めて成立する作品であり、記録された音源を聞いただけでは単なる音響作品的に捉えれらますが、本来の目的は広大で無限のスペースをリスナーに体現させる画期的な内容。
Alvin Lucier - Music On A Long Thin Wire (CD)Lovely Music
¥2,398
1980年超名盤。15メートルの長さのワイヤーを貼り その両端に巨大な磁石を設置し、空気とワイヤーの振動関係をオシレーターによって発した1972年発表作品。本CDでは約18分のトラックが4つ収録されておりますが、実際は72時間連続してのインスタレーションだった模様。その場の天井、空気の流れ、人の出入り等によりに変化していく瞑想的恍惚持続音。