Jazz / Soul / Funk
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1970年代後半、ドイツの小さな町で独自に育まれたスピリチュアル・ジャズ・カルテット、Green Cosmos。Coltraneの精神性やインド古典音楽、自由即興の影響を受けながら、外部のシーンに頼らず自らの内側を掘り下げてきた彼らが、より開かれた領域へ踏み出した時期の未発表だった録音集『Morgenmusiken』。沈黙や短い瞑想から始まるライブ・コンポジションは、音が自然に立ち上がる瞬間をそのまま封じ込め、メンバー同士の呼吸はまるでテレパシーのように結びつく。本作ではシタール奏者Narayan Govandeが加わり、アンサンブルはさらに深い静けさと広がりを獲得している。余白や沈黙が積極的に使われ、音は決して過剰にならず、ひとつの音が持つ重みを信じるように配置されていく。自由でありながら抑制があり、緊張と解放がゆっくりと呼吸し、時間の流れを解き、意識を静かに拡張していくような、深い集中を促す音楽。

「シネマティック・ソウル」とも評される独自ブランドなサウンドでも知られてきたNYC拠点のインストゥルメンタル・ファンク/ソウル・バンドであり、〈Big Crown Records〉の代表的な存在ことEl Michels Affair。名ヒップホップ・グループThe RootsのBlack Thoughtとの23年度最新コラボレーション・アルバム『Glorious Game』の2024年インストゥルメンタル・ヴァージョン!


ハードコア・パンクというジャンルにおいて初のアフリカ系アメリカ人バンドとして知られ、音楽的にも文化的にも非常に重要な存在でもある、ワシントンD.C.の伝説的ハードコア・バンドBad Brainsの代表作で、ハードコア・パンクにレゲエやメタル、ファンクを融合させた革新的な1986年作『I Against I』。特筆すべきは、真の意味でジャンルを横断する多様性で、ギターはメタル的なリフとファンクのカッティングを行き来し、ベースラインは跳ねるようなファンクの要素を持ちつつ、ドラムはジャズ的なフィルやレゲエの裏打ちを織り交ぜる。ヴォーカルのH.R.は、怒りとスピリチュアリティを同時に表現するような独特のスタイルで、シャウト、メロディ、語りを自在に使い分けている。アルバム全体を通して、ジャンルの境界を越える実験精神が貫かれており、音楽的価値だけではなく「パンクとは何か」「黒人アーティストがロックをどう再定義するか」といった文化的問いにも応える、思想性の面でも後世に大きな影響を与える重要作。

ジェブ・ロイ・ニコルズがフィンランドの名門〈Timmion〉からリリースする『This House Is Empty Without You』は、南部ソウルの伝統に根差しながらも、彼独自の語り口と温かな声で仕立てられた一枚。バックはお馴染みのハウス・バンドCold Diamond and Minkで、深いグルーヴとアナログ感に支えられ、アルバム全体が穏やかで滋味深い空気を放っている。収録曲は何気ない口調の裏に、陰影あるアレンジが潜んでおり、さらにエミリア・シスコのゴスペル感漂うハーモニーが加わり、いっそう奥行きのある仕上がりになっている。過剰な演出を避け、真実だけを静かに伝えるようなこのアルバムは、今もなお成長し続けるソングライター、ジェブ・ロイ・ニコルズの現在地を示している。時を超えて沁みるソウルの真髄を今に伝えるような充実作。
10月下旬再入荷。Spiritual Jazz Holy Grail! Noah Howardによる、フリージャズの荒々しいエネルギーと、アフリカ的な霊性が強く結びついた、1970年代スピリチュアル・ジャズの中でも特に濃密な一枚『The Black Ark』。アルトサックスは叫び、祈り、うねりながら、パーカッションの儀式的な反復と絡み合い、演奏全体がひとつの場として渦を巻くように展開していく。混沌としているのに、どこか神聖な気配が漂い、破壊と再生が同時に起きているような感覚がある。集団即興の密度は高く、音は自由に飛び交いながらも、深い精神性によってひとつの方向へと収束していく。激しさの中に祈りが宿り、混沌の奥に静けさが潜む生々しく強烈な作品。
10月下旬再入荷。Julius Hemphill による、フリージャズの自由さとブルースの土臭さ、そしてミニマルな反復が独特に絡み合う、1970年代前衛ジャズの中でもひときわ異彩を放つ作品『Dogon A.D.』。Abdul Wadud によるチェロが中心的役割を果たし、チェロがグルーヴを作るという異例の編成が強烈な個性を生んでおり、チェロの反復リフの上でアルトサックスが鋭く乾いた音色で叫び、語る。混沌と構造が絶妙なバランスで共存し、アフリカ的なリズム感とアメリカ南部のブルースの感触が同時に立ち上がる。荒々しいのに洗練され、自由なのにどこか必然性がある、前衛ジャズの永遠の名盤。
トランペッターHannibal Marvin Petersonが率いる Sunrise Orchestraによる、戦争と祈り、怒りと希望をテーマにした1974年の組曲形式の壮大なスピリチュアル・ジャズ大作『Children Of The Fire』。Richard Davis、Billy Hart、Diedre Murrayら精鋭が参加し、ストリングスとホーンが重層的に響くアレンジは圧倒的なスケールで、柔らかな光を思わせる「Forest Sunrise」から、戦火の悲劇を描く「The Bombing」、魂の解放を象徴する「The Ascending of the Soul」へと続く流れは、まるで精神世界を旅するような深いドラマ性を帯びている。自主レーベル〈Sunrise〉から発表され、長らく幻の存在だったスピリチュアル・ジャズ史に刻まれる重要作が待望の再発。
オリジナルは7万円以上での取引も,,,キーボーディストのJ.E. Manuelこと"Jaman"率いる超オブスキュアなジャズ・グループによって、74年にNYのMark Recordsより自主プレスされていた、JAZZ FUNKの知られざる傑作が初の復刻リリース!Stevie Wonderの"You Are the Sunshine of My Life"の秀逸なカヴァーも収録。J.E. Manuelは、Earl Bostic、Sonny Stittなどを始め、数多くのR&Bバンドやミュージシャンとも共演している人物。絶妙にトロ甘く、それでいて仄かな渋味が香る、隠れたジャズ・ファンクの金字塔。Brother Ahhやアフロセントリズムからの影響も底流に、ストレートなジャズ・サウンドやソウル・ジャズ、ファンクといった要素も存分にミックスした傑作。
当店でもロング・ヒット。これぞ、Julia HolterとMassive AttackとBrigitte Fontaineの奇跡の邂逅!フランスの名門実験レーベル[Shelter Press]からも作品を繰り出していたNative Instrumentの変名ST/NEやRupert Clervauxの別名義CVXなどを始め、クセの強い作家たちのリリースを抱えるロンドンの要注目レーベル、[Laura Lies In]より、ブリストル拠点のTara Clerkinを中核に様々なメンバーが参加するという変則ユニット、Tara Clerkin Trioがデビュー・アルバムを発表!! これぞ、2020年代の新たな音楽の形でしょうか? ブリストルのお家芸トリップ・ホップからジャズ、民族音楽、チェンバー・ミュージックまでじっくりと煮込んで異次元へと昇華。70年代[Saravah]のその先をも思い起こさせる画期的アヴァン・ポップ・サウンドを提示しています。この艶、只者ではありません。Rupert Clervauxによるマスタリングと盤質も万全。12"x12" カラー・インサートが付属。必聴!
Bitchin Bajasとの共演でも知られるJoshua Abrams率いるシカゴの異能集団、Natural Information Societyによる、ジャズ、モード音楽、伝統音楽の要素が融合した35分間にわたるミニマルな音の瞑想空間。一つのテーマを35分間にわたり反復・変奏し続けることで、音の持続と変化の微細さを探求。北アフリカの弦楽器ギンブリによる反復リフがが一定のグルーヴを保ちつつ、微細に変化する中、ハルモニウムやバスクラリネットが浮遊するように絡み合い、空間的な広がりが生まれてゆく。リズムは明確な拍子を持たず、緩やかでありながらも内的な緊張感が持続しており、今ここにいるようで、どこか遠くへ漂っているような、揺らぎのある音楽空間となっている。さらに深く、音と時間の哲学的探求を進めた作品。
名門〈Honest Jon's Records〉が贈る、1961年から1973年にかけてリリースされた珠玉のゴスペル・ソウルのコレクション『Life in Heaven is Free - Checker Gospel 1961 - 1973』が2枚組アナログ・リリース。〈Chess Records〉の子会社に残された名曲の数々をピックアップ。重低音と激しいドラム、ブルージーなギターとホーンなど、その生々しく荒々しいライブ感が特徴的な素晴らしいトラックの数々を収めています。ライナーノーツが付属。〈Dubplates & Mastering〉でのマスタリング、名匠Kassian Troyerの手によるカッティング仕様と盤質も万全!
1977年に英国〈Music De Wolfe〉系列の〈Rouge〉からリリースされた、Soul City Orchestraによる、ライブラリー系インスト作品『Meal Ticket』。オリジナルの裏ジャケットには「リズムとストリングスを強調したプログレッシブ・ロック風オーケストラ・ファンク」と記載されており、コンガを含むパーカッションが牽引するファンキーなロック・グルーヴと、ストリングスがドラマティックに絡むシンフォニック・ディスコ・ソウルの側面を併せ持っている。70年代UKライブラリー特有の洗練とブラックネスが高い次元で融合された隠れた名作。
1972年に英国の名門ライブラリー音楽レーベル〈Music De Wolfe〉からリリースされたコンピレーション作品『Hogan, The Hawk And Dirty John Crown』。Alan Hawkshaw、Alan Parker、Simon Haseley、Reg Tilsley など、当時の〈De Wolfe〉を代表する作曲家たちが参加。ファンク/ソウルジャズ/ジャズロックの混合サウンドで、生々しいドラムとベースによるブレイクビーツ的グルーヴ、ホーン、ストリングス、ギターが映像的に絡むアレンジが光り、特に Alan Parker や Simon Haseley の楽曲は、後年ヒップホップのサンプリングソースとしても注目されるほど、リズムのキレと音像の太さが際立っている。職人技が光り、映像的でありながら純粋な音楽作品としても高い完成度を誇る、70年代英国ライブラリー音楽の魅力を凝縮した名作コンピ。
1972年に英国の〈Music De Wolfe〉から発表された、オリジナルは入手困難な英国ライブラリー音楽の至宝『Great Day』が〈Be With Records〉によってついに正規アナログ再発。Simon HaseleyとPeter Renoの2人が手がけた楽曲は、ファンクを軸にしながらも、ジャズロックやソウルジャズの要素を巧みに織り交ぜ、当時のテレビや映画のサウンドトラックを思わせる迫力とスピード感に満ちている。鋭く切れ込むドラム、重心の低いベースライン、緊張感を煽るホーンやストリングスが次々と登場し、どの曲も映像的なイメージを喚起する構成になっている。特に「Hammerhead」や「Silver Thrust」などは、後年ヒップホップのプロデューサーたちにも愛され、Madlibや El‑P、The Alchemistらに影響を与えたとされるほど、サンプリング・ソースとしても評価が高い。ライブラリー音楽の機能性を超えて、純粋な音楽の喜びに満ちた、70年代英国ライブラリーの魅力を凝縮した、ジャンルを越えて愛される名盤。

フィラデルフィア出身のサックス奏者 Byard Lancaster が、スピリチュアル・ジャズの黄金期に残した最重要作のひとつ『Us』。アフロセントリックなリズム、自由度の高い即興、祈りのようなメロディが渦を巻き、70年代ブラック・ジャズの熱気と解放感をそのまま閉じ込めたようなアルバムがLPに加えて7インチも付属して再登場。アフリカン・パーカッション、反復するベースライン、祈りのようなサックス、集団としての音を重視したアンサンブルにはフリージャズの自由さと、ブラック・コミュニティの精神性が共存しており、スピリチュアル・ジャズの核心に触れる演奏と言える。70年代フィラデルフィアの熱気と土着性を凝縮したような、都市の雑多さと、アフロルーツのスピリチュアリティが混ざり合うローカル・ミュージシャンとの濃密なセッションが生々しく記録されている。

〈Planet Mu〉や〈The Trilogy Tapes〉といったアンダーグラウンドの名門からリリースを重ねるイラン系カナダ人兄弟Saint Abdullahと〈International Anthem〉、 〈4AD〉などからの作品への参加で知られる人気ジャズ・ドラマーJason Nazaryによるコラボアルバムの第2弾が〈Disciples〉よりリリース!
2023年作『Evicted In The Morning』の続編となる本作は、サイケデリック、ドリーミーに消えては現れる実験的なサンプリングコラージュの中に規則的なリズムが時折顔を出しながらフリージャズのような展開をしていく、聴くたびに新たな発見のある作品となっている。「Here to Body Ratio」は情感溢れるサックスとギターに性急なドラミング、ストレンジに心地よい電子音が独自のバランスを生み出す作品のハイライト。
本作は、反戦デモや国家抑圧が続く新たな時代に向けた"Freedom Now Suite(自由のための組曲)”とも言うべき作品だ。ゲストにはロサンゼルスを拠点とする日系アメリカ人のマルチ奏者Patrick Shiroishi と Ryan Easter が参加している。
兄弟が「‘tellectual condition(知的病)」と呼ぶような表層的な知識が支配する時代において、アルバムはあえて遅く、複雑に、時間に逆らうことを選ぶ。ここでのサンプリングのコラージュは、ポストモダン的な遊戯ではなく、“感情の構造”なのだ。
『Wiretaps for Oral』を聴いていると、語りかけてくるのはサンプルそのものではなく、そのあいだの“隙間”だと気づかされる。信号が途切れる亀裂、ビートが抜け落ちる瞬間、その隙間に意識が宿る。意味を「与える」のではなく、それを「抱える」こと、強引に形を与えず、ただ触れること。
このデュオは、私たちに“盗聴線に耳をあて、囁きを聴け”と誘う。そうして彼らは思い出させてくれる、近くにいるということは、距離よりも「聴くこと」に関わっているのだと。

Keita Sano主宰の〈Mad Love〉より見出された東京の3人組にして、じゃがたら、キミドリ、戸張大輔、さかな、裸のラリーズ、Laraajiなどを始めとしたアーティストたちからの影響を受けているというWool & The Pantsが、〈PPU〉より発表したデビューEPがカセット化!Yu Tokumo (ギター、ボーカル), Kento Enokida (ベース)、Aki Nakagomi (ドラム)から構成されるこの人たち、本当に素晴らしいです!どこまでもクセになる絶妙に"ズレ"た音のヴァイブス。脱線したポスト・パンク観からテン年代の宅録ベッドルーム/ローファイ・ムード、サイケデリック、ソウル、ダウンテンポなどが奇跡的なバランスで配合されたレフトフィールド・ポップス傑作..!!! 幅広いリスナーに推薦したい内容です!ボーナストラック4曲を追加収録。

最終入荷です。Huerco S主宰のもと、現行ダブ/アンビエントの傑作の数々を産んだ新世代のカルト的名所〈West Mineral〉在籍でも知られる米国・フィラデルフィアのアンビエント作家、もはや現代アンビエントの重要角と言っても過言ではないUllaの『Hometown Girl』が到着!木管楽器、鍵盤楽器、弦楽器、ドラム、ヴォイスが幾重にも重なり、エレクトロニクスがまばらに散りばめられ、オープン・ウィンドウのフィールド・レコーディングの香りが漂う静かな室内学的作品。まるで手書きのメモの日記をめくりながら、さまざまな感情を振り返っているような気分になる切なくメランコリックで朧げなアンビエント・フォーク12曲を収録。マスタリングはRashad Beckerが担当しており、一音一音の質感がすばらしい!

現代UKジャズの最高峰として、シーンの最前線を更新し続ける存在、シャバカ (・ハッチングス)が、ソロ名義として3作目となる最新アルバム『Of The Earth』をリリース。本作は、自身が新たに立ち上げたレーベル〈Shabaka Records〉からリリースされる初のアルバムとなる。
『Of The Earth』は、全編にわたってシャバカ自身が作曲・プロデュース・演奏・ミックスまでを手がけた、極めてパーソナルな作品だ。本作では、サンズ・オブ・ケメットやザ・コメット・イズ・カミングで展開してきたダンス志向/リズム重視のアプローチと、近年のソロ作品(『Perceive its Beauty, Acknowledge Its Grace』『Afrikan Culture』)で追求してきた、緻密でテクスチュラルなサウンド世界とを有機的に結びつけながら、インストゥルメンタリスト/プロデューサーとしてのシャバカの新たな輪郭を明確に提示している。
ツアー移動中にポータブル機材で制作されたビートやループが楽曲の基盤となり、その上を合唱的なフルートの旋律が大きく舞い上がる。電子的なリズム・シークエンスは、ディアスポラ的な歩みの物語を描き出す。またシャバカは、本作でラップにも挑戦しており、次のように語っている。
『アンドレ・3000が恐れや気負いなく、誠実に新たな次元を探求していく姿勢に刺激を受けた。だからこのアルバムで、自分自身の声を見つけようと決めたんだ。- Shabaka』
2025年半ば、シャバカは南アフリカのドラムの巨匠ルイス・モホロの追悼コンサートでのパフォーマンスをもって、自らに課していたサックス演奏の休止期間に終止符を打った。『Of The Earth』は、約1年半にわたってサックスを演奏しなかった期間を経て制作された最初のレコーディング作品であり、フルートを中心に向き合ってきた時間が、今後の楽器との関係性にどのような未来をもたらすのかを見つめ直す、ひとつの総括でもある。
ディアンジェロの『Brown Sugar』は、私が初めて買ったCDで、セルフ・プロデュース/セルフ・パフォーマンスによるアルバムが持ちうる感情的な可能性について、長く続く好奇心を呼び起こしてくれた。この作品は、創造的な自己表現における自由を祝福するためのレコードなんだ。コロナ以前の私は、クラリネットとサックスしか演奏できず、音楽制作やフルートの演奏方法についても何も知らなかった。だからこれは学びの旅であり、その結果として生まれた音楽を振り返る作品でもある。
- Shabaka
エレクトリック・ベースの歴史を決定的に塗り替えた、1976年発表のジャコ・パストリアスのデビュー作。Weather Report 在籍期に録音され、ジャコの革新的なベース奏法が一気に世界へ知られるきっかけとなった作品で、ハーモニクス、コード弾き、メロディアスなソロ、ファンクグルーヴなど、ジャコの革新性がすべて詰まっている。Herbie Hancock、Michael Brecker、David Sanborn、Don Alias など豪華メンバーも参加の、現在でもベースのバイブルとして語り継がれる名盤。
南アフリカのクワイト黎明期を象徴する1994年の名作『Mix To Groove』が正規リマスター再発。Doctor HouseことNelson Phetole Mohaleは、80年代から数々のアーティストのバックを支え、南ア・ハウスの基盤を作り上げた重要人物。本作は、彼が独自のスタイルを確立したタイミングで生まれた作品であり、クワイトがストリートの音楽として形を成し始めた時代の空気をそのまま閉じ込めている。全編を貫くのは、クワイト特有のスロウで重心の低いビートで、乾いたドラムマシンの質感、太く沈み込むベースライン、ミニマルな反復が生み出す独特の揺らぎは、ハウスともヒップホップとも異なる独自の間の感覚を持っている。Doctor Houseの語りのようなヴォーカルがその隙間にゆったりと乗り、音楽というより生活のリズムに近いグルーヴが印象的。gqomやamapianoへと続く系譜の原点を体験できる一枚。
亡き夫John Coltraneに捧げられたスピリチュアルなジャズの名作1st A Monastic Trio。 John Coltraneが亡くなった翌年68年に録音。Alice Coltraneとしては初めてのバンドリーダー作品で、ピアノやハープに彩られながらどこか寂しさと哀愁に満ちた美しさを持つ1枚です。Jimmy GarrisonやRashied Ali、Pharoah Sandersらが参加。説明不要の名作!
