Jazz / Soul / Funk

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Harry Case - In A Mood (Transparent blue vinyl LP)
Harry Case - In A Mood (Transparent blue vinyl LP)Klimt Records
¥3,865

アトランタ出身のギタリスト Harry Case が1981年に自主制作に近い形でリリースしたため長らく入手困難だった名盤『In A Mood』。スムースなギターに柔らかいエレピやシンセ、80年代初期のアーバンな空気感が色濃い軽やかなグルーヴのメロウで都会的なジャズファンクに、ほんのりとディスコやモダンソウルの香りが漂う。ふわりと重なるギターのレイヤー、メロディは控えめで空間を感じさせる Harry Case 独特の浮遊感が心地よい、アーバン・メロウの隠れた宝石のような一枚。

Os Tincoas - O Africanto Dos Tincoas (LP)
Os Tincoas - O Africanto Dos Tincoas (LP)Cosmic Rock
¥3,468

アフロ・ブラジル文化、特にカンドンブレの音楽的要素をポピュラー音楽に取り入れたことで知られるブラジル・バイーア州出身のヴォーカル・トリオ Os Tincoãs。彼らの精神性と音楽性が最も美しく結晶した1975年リリースの名盤『O Africanto dos Tincoãs』本作では、カンドンブレの詠唱や伝統的なパーカッションが静かに脈打ち、三声のハーモニーが祈りのように空間を満たしていく。宗教音楽の厳かさと、ブラジル音楽の温かさが自然に溶け合い、アフリカの記憶が現代へと息づくような深いスピリチュアル性を帯びている。バイーアの海風、土の匂い、儀式の静けさ、そのすべてが音の中に息づいており、派手さはないのに、聴くほどに心の奥へ染み込んでくる唯一無二のアフロ・ブラジル音楽の金字塔。

Curtis Fuller - New Trombone (Clear Vinyl LP)
Curtis Fuller - New Trombone (Clear Vinyl LP)Sowing Records
¥3,468

ジャズ・トロンボーン奏者 Curtis Fuller の記念すべきデビュー・アルバム『New Trombone』。録音は Rudy Van Gelder スタジオで、メンバーには Sonny Red(as)、Hank Jones(p)、Doug Watkins(b)、Louis Hayes(ds)というハードバップ黄金期の強力布陣が参加。ハードバップの王道をいくサウンドで、Hank Jones の品のあるピアノをはじめ秀逸なバンドのサポートを得て、Curtis Fuller の歌うようなトロンボーンが心地よい。トロンボーンの魅力がストレートに伝わる味わい深い一枚。

Parlor Greens - Auld Lang Syne / Everyday Will Be Like A Holiday (Opaque Green Vinyl 7")Parlor Greens - Auld Lang Syne / Everyday Will Be Like A Holiday (Opaque Green Vinyl 7")
Parlor Greens - Auld Lang Syne / Everyday Will Be Like A Holiday (Opaque Green Vinyl 7")Colemine Records
¥1,546

ソウル、ファンクを基盤にした現行のインスト・バンドParlor Greensによるホリデーシーズンにぴったりの最新7インチ『Auld Lang Syne / Everyday Will Be Like A Holiday』。オルガントリオ編成による温かみのあるグルーヴで、A面は祝祭感あふれるファンク・アレンジ、B面はしっとりとしたソウル・バラード風インストを収録。クリスマスや新年を彩る定番曲をファンク/ソウルの文脈で再構築したユニークなシングル。

V.A. - Eccentric Deep Soul (Opaque Purple Vinyl LP w/ Pink Splatter LP)
V.A. - Eccentric Deep Soul (Opaque Purple Vinyl LP w/ Pink Splatter LP)Numero Group
¥3,561

自国のソウルやゴスペル、ファンクのみならず、ニューエイジ・ミュージック始祖Iasosや原マスミ、プロト・ヴェイパーウェイヴまで掘り起こし、マニアを唸らせ続けてきた大名門レーベル〈Numero〉からは、名コンピ『Eccentric Funk』や『Eccentric Disco』といった"Eccentric"シリーズの次回作『Eccentric Deep Soul』がアナログリリース。Little TonyやThelma Jones、Thelma Jones、Joey Gilmoreといったアクトたちによるディープ・ソウル・ナンバーを全13曲収録しています。

JJJJJerome Ellis -  Vesper Sparrow (LP)JJJJJerome Ellis -  Vesper Sparrow (LP)
JJJJJerome Ellis - Vesper Sparrow (LP)Shelter Press
¥3,681

サクソフォン奏者、作曲家であり詩人でもある JJJJJerome Ellis が、即興と自身が持つ吃音を音楽の中心に据えて作り上げたセカンド・アルバムが〈Shelter Press〉より登場。黒人の宗教的伝統や祖先からの継承をテーマにしつつ、時間や声のあり方を探るような内容になっている。音楽的にはサックスやオルガン、ハンマーダルシマー、電子音、そして声を織り交ぜたアンビエント、ポスト・クラシカル的なサウンドスケープが基盤。そこにポップスやインディ・ロックからの影響を感じさせる音響処理や、カリブ、ブラック・アメリカン・ミュージックに通じるサンプリングやリズム感覚も混ざり、静謐な祈りや儀式に近いムードを持ちながら、同時にポップな親しみやすさもかすかに漂っている。

Natural Information Society & Bitchin Bajas - Automaginary (CS)
Natural Information Society & Bitchin Bajas - Automaginary (CS)Drag City
¥2,178

Natural Information SocietyとBitchin Bajasという、ドローンへの深い理解と霊的な探究心を持つグループ同士による2015年の共作『Automaginary』。音楽的には、アフロ・グルーヴ、クラウトロック、自由な即興的なジャズ、サイケデリック、アンビエント、4つ打ちのビート、ミニマリズムなど、ありとあらゆる要素が曖昧に融合したサウンドで、グナワ音楽に使われる3弦のリュート「ギンブリ」のミニマルなパターンと、Bitchin Bajasが得意とするアナログ・シンセやヴィンテージ機材によるサイケなレイヤーが混ざり合っている。ミニマル・ミュージックの没入性とジャズ由来の自由さが共存しており、Natural Information SocietyとBitchin Bajasという、2つの部族が出会い、未来の儀式をやってみせたような、ひたすら時間が溶けていくような一枚。 

Lawrence Weiner & Richard Landry - Having Been Built On Sand (LP+DL)Lawrence Weiner & Richard Landry - Having Been Built On Sand (LP+DL)
Lawrence Weiner & Richard Landry - Having Been Built On Sand (LP+DL)Unseen Worlds
¥3,439
The Philip Glass Ensembleにも参加したルイジアナ出身のサックス奏者であり、Talking HeadsやLaurie Anderson、Les McCannらの作品でもその演奏を披露しているニューヨークのロフトやアート・シーンの重要な存在Dickie Landry。コンセプチュアル・アーティストのLawrence Weinerとの連名で、ドイツ・ミュンヘンのギャラリー〈Rüdiger Schöttle〉から1978年に発表した希少作品『Having Been Built On Sand』が、ポスト・ミニマルの聖地〈Unseen Worlds〉から史上初のアナログ・リイシュー。スリーヴ・デザインはヴァイナーによるもの。8曲の無題のトラックを構成されているアルバムで、Lawrence Weiner、Tina Girouard、Britta Le Vaがランドリーの木管楽器の演奏と共にテキストを朗読。ジョン・ケージに学んだネオダダ巨匠Robert Rauschenbergのスタジオ(ローワーマンハッタンの元ミッション兼チャペルでの自然のリバーブの中で録音されています。ジルアール(英語)、ル・ヴァ(ドイツ語)、ヴァイナー(英語・ドイツ語)のポエトリーが重なり合い、関連する、あるいは物理的に近接したテキストのブロックが、ランドリーの音楽を軸に繰り返し、反転し、交錯。アヴァンギャルド・ジャズ meets 朗読というユニークな試みを展開しています。Stephan Mathieuによるリマスタリング仕様。
石橋英子 Eiko Ishibashi - Antigone (LP)石橋英子 Eiko Ishibashi - Antigone (LP)
石橋英子 Eiko Ishibashi - Antigone (LP)DRAG CITY
¥3,783

星野源、突然段ボール、Ogre You Asshole、坂本慎太郎、Jim O'Rourkeなど、アンダーグラウンドやコンテンポラリーといった枠を超えて、名だたるアクトたちを支えてきた現代の日本が誇る名SSW=石橋英子。昨今の絶賛されたサウンドトラック作品での大成功に続いて、早くも2025年度最新作が〈Drag City〉から堂々アナウンス!ポップやファンク、ジャズ、アンビエント、電子音楽、ミュージック・コンクレートといった多種多様なスタイルや雰囲気をシームレスに横断しつつ、インティメイトで壮大な表現を大いに詰め込んだ、今年度要注目の逸品!

Jeff Phelps - Magnetic Eyes (LP)
Jeff Phelps - Magnetic Eyes (LP)Numero Group
¥3,456

未来永劫語り継がれるべき名盤!当店でもベスト・セラーだった一枚が久しぶりに登場。ディスコ、ファンク、シンセポップにシカゴハウスを、シンセ青年目線で暖かく横断した85年の傑作であり〈Tomlab〉からの2010年再発盤も廃盤となって久しかった『Magnetic Eyes』が大名門〈Numero〉から久々のアナログ・リイシューです!Dam-Funkも仰け反る安価日光浴なシンセの心地よさ、ポップに愛溢れるメロディ作りは大きなロマンスがあり、Gary Numan直下のニューウェイヴ魂も備えていて素晴らしい。〈PPU〉とUku Kuutや、〈Private Records〉とAlex Cima始め、あらゆるシンセポップ好きに心からレコメンドできる決定盤!

V.A. - The World Can't Stand Long (LP)
V.A. - The World Can't Stand Long (LP)Cairo Records
¥3,789

弊店でも大人気レーベル、濃密な音楽体験をお約束する〈Cairo Records〉による、60年代アメリカの荒削りで生々しい音楽を掘り起こしたコンピレーション『The World Can’t Stand Long』。一般的なガレージロックの名盤とは違い、収録されているのはローカルで録られた、粗くて、熱くて、時に破綻寸前の音源ばかりで、その「しっちゃかめっちゃかな」勢いこそが、このアルバムの最大の魅力になっている。ローファイな録音、ぶっきらぼうな演奏、叫ぶようなヴォーカルにどこかブルースやソウルの影も感じる泥臭さが混ざり合い、本物の60sガレージロックの熱量がそのまま閉じ込められている。ガレージの奥、教会の裏、田舎町のスタジオなど誰にも知られない場所で生まれた音楽は、フィールド録音と言っても過言ではない生々しさと熱量が同居した、非常に濃密なもの。

Yatha Bhuta Jazz Combo – Same (2025 Repress) (LP)Yatha Bhuta Jazz Combo – Same (2025 Repress) (LP)
Yatha Bhuta Jazz Combo – Same (2025 Repress) (LP)ALL CITY DUBLIN
¥4,321

ヒップホップ/ビートシーンの重要人物Onraとジャズ志向の鍵盤奏者・作曲家であるBuddy Sativaのコラボレーション・プロジェクトYatha Bhuta Jazz Comboによるスピリチュアル・ジャズとビート・ミュージックを架橋した2010年代の隠れた名盤が、アナログ・リマスター+180g重量盤で音質が向上し、装丁もアップグレードしての再登場。Pharoah Sanders や Alice Coltrane を思わせるモーダルな反復や浮遊感のあるハーモニー、コズミックで瞑想的なムードと60–70年代ジャズの反復構造を現代的に再解釈したかのようなOnraらしいヒップホップ的ループ感。スピリチュアル・ジャズmeetsコズミック・ビーツ名盤!

Lemuria (CS)
Lemuria (CS)P-Vine
¥2,750

ハワイアンAORを代表するバンド“KALAPANA”のオリジナル・メンバーでありプロデューサーとしても数々の名盤を残してきた“Kirk Thompson”率いるプロジェクト“LEMURIA”。1978年にリリースされた唯一のアルバム『Lemuria』は知る人ぞ知るコレクターズ・アイテムとして高額で取引されながらもコンテンポラリー・ハワイアン~ハワイアンAORの代表作として広く知れ渡り、さらには数々のディスクガイドでも絶賛されてきた名盤中の名盤!プロダクションのクオリティの高さやアイランド・フィーリングに溢れたソング・ライティングで数多のアーティストにカヴァーされてきた代表曲「Hunk Of Heaven」、「All I’ve Got To Give」など極上メロウ・ソウルナンバー収録したハワイアンAOR決定盤! カセット仕様では初の再発です!

冥丁 - Komachi (CD)
冥丁 - Komachi (CD)PLANCHA
¥2,750

Pitchforkでは”The Best Experimental Albums”にも選出されるなど、日本から大きな話題を呼んだ作家による2019年発表の2ndアルバムが2025年エディションで国内版CD化!
浮世絵や雅楽、そして、宮崎駿からJ Dillaにまでインスパイアされた孤高のエクスペリメンタル・アンビエント大傑作!「lost Japanese mood」をコンセプトに活動する広島在住の日本人作曲家、Meitei / 冥丁。これは本当に美しい・・・・本作は、彼の99歳の祖母の死からインスパイアされており、タイトルは小野小町から取られているとのこと。彼の祖母が生きた古き日本の心象風景を切り取るように、今は失われた日本の原風景を描き出した孤高のアルバム。TempleATS周辺の作家達の才気にも劣らない、国籍すらも遥かに超克し、妖艶にして澱み一つ無い、まさに無比と言えるエキゾティック・アンビエント傑作。鈴木春信によるカバー・アートワークをフィーチャー。Brandon Hocuraによるマスタリング。横田進や竹村延和、吉村弘のファンの方も必携の一枚です!

坂本慎太郎 - ヤッホー (2CD)坂本慎太郎 - ヤッホー (2CD)
坂本慎太郎 - ヤッホー (2CD)Zelone Records
¥2,860

CDにはアルバム全収録曲のインストヴァージョン10曲入りCDが付いた2枚組。
先日3度目のUSツアーとメキシコ公演を終えたばかりの坂本慎太郎。約3年半ぶりの新作『ヤッホー』では、ここ数年の海外でのライブ体験を反映させつつ、ブルース、ムード歌謡、60年代ソウル、サーフ・インスト、ファンクなどを取り入れた多彩なサウンドを展開。さらに今作も独自の視点で切り取った歌詞はまさに唯一無二。10月の配信シングル「おじいさんへ」、11月の配信シングル「あなたの場所はありますか?」を含む全10曲の新作アルバムが完成しました。
今回も前作同様、坂本慎太郎バンドのメンバーを中心にレコーディングされ、ドラムは菅沼雄太、ベース&コーラスはAYA、そしてサックス&フルートは西内徹。ゲストプレーヤーとして2曲にマリンバで角銅真実が参加。レコーディングエンジニア/マスタリングは中村宗一郎。アートワークは坂本慎太郎。

Ernest Ranglin - Guitar In Ernest (Clear Vinyl LP)
Ernest Ranglin - Guitar In Ernest (Clear Vinyl LP)Sowing Records
¥3,493

ジャマイカのギター巨匠Ernest Ranglinによる1965年のジャズ・トリオ作品で、カリブの風をまとったストレート・アヘッド・ジャズの名盤『Guitar In Ernest』が〈Sowing Records〉により高音質リマスター再発。Ernest Ranglinは、スカ、ロックステディ、レゲエの礎を築いたギタリストとして知られるが、本作では完全ジャズ畑の演奏を披露。柔らかく温かいギターの音色と、クールで流麗なジャズ・カルテット編成が好対照で、ピアニストLeslie Butlerとのコンビによる、南国ジャズの洗練された響きがたまらない。スタンダード曲も、カリブの風を感じさせるアレンジで、ジャマイカン・ジャズの至宝といえる一枚。

Remigio Ducros, Luciano Simoncini - America Amore Amaro (Blue Vinyl LP)
Remigio Ducros, Luciano Simoncini - America Amore Amaro (Blue Vinyl LP)SOUNDS FROM THE SCREEN
¥3,997

数々の名峰が並び立つイタリアン・ライブラリーの中にあって最高峰とされる一枚!イタリアの名ライブラリー・レーベルの一つ〈Edipan〉よりリリースされていた巨匠作曲家Remigio DucrosとArawak、Jason Blackとしても知られるLuciano Simonciniによる1977年作『America Amore Amaro』が再発!1970年代中期のアメリカの若者文化への音楽的オマージュを、ファンクやブレイクビーツにイタリア独自のサウンドを融合して表現した一枚で、タイトなドラム、トリップ感あるフルート、ファンキーなフェンダーローズやワウギター、重いベースラインなどが満載。Daniela Casaがワウギターやコズミックなファズを弾いているとも言われている。スペイシーで極上のイタリアン・ライブラリー・サウンドを楽しめる逸品!

Baden Powell & Vinicius de Moraes - Os Afro Sambas (Red Vinyl LP)
Baden Powell & Vinicius de Moraes - Os Afro Sambas (Red Vinyl LP)OJO DE MUJER
¥3,746

ブラジル音楽の巨匠バーデン・パウエルと詩人ヴィニシウス・ヂ・モライスによる1966年の歴史的名盤であり、アフロ・ブラジル宗教カンドンブレの儀式音楽にインスパイアされた革新的なサンバ作品『Os Afro Sambas』。クラシカルなギターと詩的な歌詞、そして女性コーラスQuarteto Em Cyによる神秘的なハーモニーが融合し、土着性と精神性を併せ持っており、サンバやボサノヴァの枠を超えた深い宗教的・文化的意味を持ち、後のトロピカリア運動やMPBにも大きな影響を与えた。ブラジル音楽の深層に触れるための貴重な入り口。リマスタリング済。

La Chooma -  Local Spirits (LP)La Chooma -  Local Spirits (LP)
La Chooma - Local Spirits (LP)Batov Records
¥4,154

すでにローカル・シーンではライブパフォーマンスで注目を集め、BBC Radio 6 Music で取り上げられるなど、国際的な関心も高まるLa Choomaのデビュー作が〈Batov Records〉から登場。本作では、モロッコのグナワやコロンビアのクンビア、エチオ・ジャズ、ジャマイカのダブ、アフロビートといった土地に根ざしたリズムや音色を、サイケデリックなシンセやコズミック・ジャズと融合。土着的で伝統的な音楽を、ただのワールド・ミュージック寄せ集めとするのではなく、それぞれの音楽に宿るスピリチュアルな力を抽出して、現代的なグルーヴへと昇華させている。「Magic Plant」や「Huachuma」に漂う幻覚的なトランス感覚、「High Grow」の不穏なダブとエチオ・ジャズの交錯、「Cozumel」でのカワーラ・フルートの祈りのような旋律。どの楽曲も、フィジカルでありつつ、意識を拡張させるもので、『Local Spirits』というタイトルどおり、土地に根ざした精霊が現代に再び立ち現れるかのような印象を受ける一枚。

Alabaster DePlume - A Blade Because A Blade Is Whole (LP)Alabaster DePlume - A Blade Because A Blade Is Whole (LP)
Alabaster DePlume - A Blade Because A Blade Is Whole (LP)INTERNATIONAL ANTHEM RECORDING COMPANY
¥4,585

ロンドンとマンチェスターを拠点に活動するスポークンワード・アーティストにして詩人、哲学者、サックス奏者Alabaster DePlumeによる最新アルバム『A Blade Because A Blade Is Whole』がシカゴ拠点の現代ジャズ大名門レーベル〈International Anthem〉から登場!デプルームのこれまでの作品は、集団セッション、即興、編集から生み出されたものだったが、本作は、デプルーム自身が作曲、編曲、プロデュースを手がけてお理、そこから、マシー・スチュワート(ストリングス)、ドナ・トンプソン(バッキング・ヴォーカル)、モモコ・ギル(ストリングス&バッキング・ヴォーカル)ら奏者や共同編曲者に楽曲を提供し、彼が長年関わってきた集団芸術スペース、トータル・リフレッシュメント・センターでセッションを行った。人々は癒しを必要としている。しかし、なぜ、そして癒しとはどういうことなのだろうか?という問いかけを通じて生まれた『自分の価値を探して:刃のプロローグ』という70ページに及ぶ詩が歌詞の半分以上を占める本作は思索的で瞑想的で、全体が自分の感情と向き合うような重苦しい吐息のようであるが、同時に長い間水中に潜っていた後、水面にたどり着いたときのような感覚を覚える。なんとも深みのある作品。

Gregory Uhlmann, Josh Johnson, Sam Wilkes - Uhlmann Johnson Wilkes (LP)Gregory Uhlmann, Josh Johnson, Sam Wilkes - Uhlmann Johnson Wilkes (LP)
Gregory Uhlmann, Josh Johnson, Sam Wilkes - Uhlmann Johnson Wilkes (LP)INTERNATIONAL ANTHEM RECORDING COMPANY
¥4,443

ギタリストのグレゴリー・ウルマン、サックス奏者のジョシュ・ジョンソン、ベーシストのサム・ウィルクスの豪華メンバーによるトリオのデビューアルバムがリリース!即興演奏家/作編曲家/プロデューサーであるこの3人の幅広い音楽的キャリアとスタイルが感じられるプログレッシブなエレクトロ・アコースティック・チェンバー・ミュージックにジャズを取り入れたとも言えるような広々として叙情的な好内容。ウールマンの指弾きエレクトリック・ギターの哀愁を帯びた美しさ、ウィルクスによるハイブリッドなリズム・リード、ジョンソンのアルト・サックスのテクスチャー豊かなハーモニーなどトリオの楽器による演奏に高度なエフェクトを駆使することで不思議な心地よさがある。また音楽的な要素だけではなく、共に学生時代からの友人であるトリオの友情や信頼も感じられる幸福なムードも素晴らしい!

Jeff Parker - The Way Out of Easy (CD)
Jeff Parker - The Way Out of Easy (CD)INTERNATIONAL ANTHEM RECORDING COMPANY
¥2,989

ロサンゼルスの伝説的ライブハウスETAでジャズ・ギタリストのジェフ・パーカーが2016年から7年間続けてきた月曜の定例セッションの集大成『The Way Out of Easy』が〈INTERNATIONAL ANTHEM〉よりリリース!パーカーはシカゴのポストロックやジャズシーンで長年活躍しつつ、LAに拠点を移してからも独自の即興スタイルを追求し続けてきた。本作は2023年1月にライブ録音され、ETA閉店直前の熱気がそのまま伝わる。パーカー、ジョシュ・ジョンソン、アンナ・バターズらETA IVtetは、ポストロック、ヒップホップ、ダブなどの要素を取り入れたゆったりとしたグルーヴを展開。特に2012年の曲「Freakadelic」は25分近い大作に再構築され、瞑想的でマントラのような雰囲気を持つ。ほかにも、静かなポストロック風の「Late Autumn」や、サックスの即興から発展したダブ調の「Chrome Dome」など、多彩な表情を見せる。バンドメンバー全員のレベルの高さを背景に、リズムセクションのグルーヴとパーカーのギターがサックスと絶妙に絡み合う、深みのある即興演奏を楽しめる作品。

Mulatu Astatke - Mulatu Plays Mulatu (LP)Mulatu Astatke - Mulatu Plays Mulatu (LP)
Mulatu Astatke - Mulatu Plays Mulatu (LP)STRUT
¥4,733

エチオ・ジャズの創始者、ムラトゥ・アスタトゥケが約10年ぶりに発表したスタジオ・アルバム『Mulatu Plays Mulatu』が〈Strut Records〉より登場。60〜70年代にエチオピア音楽の歴史を塗り替えた自身の代表曲を、熟練のUKバンドやアディス・アベバのジャズ・ヴィレッジに集う現地ミュージシャンと共に新たなアレンジで再演した一枚。西洋ジャズの洗練されたアンサンブルに、エチオピア伝統楽器クラール、マセンコ、ワシント、ケベロ、ベゲナの響きを重ね、豊かな質感と複雑なリズム、自由な即興で名曲たちをアップデート。ムラトゥが長年追い求めてきた「エチオ・ジャズを世界に伝える」という夢の集大成であり、近代的な音楽理論やジャズ教育を受けたわけではないけれど、古くから口承や地域の慣習の中で培われてきた伝統的なエチオピア音楽の中で独自に音楽理論や演奏法、作曲技法を基礎付けた、「エチオピアの無名の音楽科学者たち」への敬意も込めた作品。ロサンゼルスのカルロス・ニーニョ、キブロム・ビルハネら現代アーティストも参加し、伝統と現代性、エチオピアと西洋が深い次元で融合されている。巨匠!

Charles Tyler Ensemble - Voyage from Jericho (LP)
Charles Tyler Ensemble - Voyage from Jericho (LP)Frederiksberg Records
¥6,178

Charles Tyler Ensembleによる、1974年にフィンランドで録音の、アメリカのスピリチュアルな即興性と北欧の静謐な空気が交差する独特の音世界を刻み込んだ異色のフリージャズ作品『Voyage From Jericho』。Albert Ayler周辺で活動したサックス奏者Charles Tylerが、ヘルシンキ滞在中に現地ミュージシャンと組んで制作した本作は、荒々しい祈りのようなサックスと、北欧らしい透明感を帯びたリズム隊がぶつかり合いながらも不思議な調和を生み出している。長尺の即興が中心となる構成は、旅というタイトルにふさわしく、音が絶えず形を変えながら流れていく。熱量と静けさが同時に存在する、70年代フリージャズの中でも特にユニークな一枚。

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