Electronic / Experimental

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In Transit (LP)
In Transit (LP)FELT
¥4,589

A Made Up SoundことDave Huismansによる新名義In Transitでのセルフタイトル・デビュー・アルバム。2013年夏、Korg ESXサンプラーを使って2週間で制作された楽曲群を、長年にわたりリメイクし仕上げたもので、幾重にも重ねられたテクスチャーと緻密な編集によって、幻想的かつ内省的な音響を構築。テンポを抑えた穏やかなグルーヴと、ダブ・テクノから影響を受けたKorg ESXサンプラーによる反復と残響処理が光る。複雑な構造と知的な編集技術による深いリスニングにも耐える内容は、Civilistjävel!やDJ Trysteroなどを輩出した〈FELT〉からのリリースで、北欧的な静謐さと現代的な感覚が共存したDave Huismansの沈黙からの復帰を象徴する一作。クラブカルチャーの外側で育まれた静謐な電子音楽。

V.A. - Telepathic Fish: Trawling The Early 90s Ambient Underground (2LP)V.A. - Telepathic Fish: Trawling The Early 90s Ambient Underground (2LP)
V.A. - Telepathic Fish: Trawling The Early 90s Ambient Underground (2LP)Fundamental Frequencies
¥6,898
ニューエイジ視点でアンビエント・テクノやIDMを紐解いた〈Music From Memory〉の名コンピ〈Virtual Dreams〉に続く画期的コンピレーションが登場!90年代初頭のロンドンで行われた伝説的アンビエント・パーティ〈Telepathic Fish〉の記憶を掘り起こす大作。Mario Aguera、David Vallade、Kevin Foakes(DJ Food)らによって企画され、〈Ambient Soho〉や〈Megatripolis〉といった当時の実験的空間と交差したシーンを今に伝える内容となっています。Global CommunicationやSpacetime Continuum、Nightmares On Waxといった面々による未発表音源や貴重音源の数々を収録した本作は、黎明期のアンビエント・アンダーグラウンドの多彩な相貌を映し出しています。20ページに及ぶブックレット/写真資料も付属。音と時代の空気を結び直し、90sアンビエント/チルアウトを現在に手渡す必聴のアーカイヴ作品!
Devon Rexi meets John T. Gast - Breathstep (LP)Devon Rexi meets John T. Gast - Breathstep (LP)
Devon Rexi meets John T. Gast - Breathstep (LP)ACCIDENTAL MEETINGS
¥4,732

アムステルダム拠点のNicolini、Nushin Naini、La RatによるトリオDevon Rexiと、UKアンダーグラウンドの重要人物John T. Gastによるコラボレーション作『Breathstep』。クラウトロックの反復性、ノーウェイヴ的な生々しい質感、そしてGastの深く沈み込むダブ処理が混ざり合い、有機と人工が同時に脈打つような独特の音響世界を形成。音の断片が突然現れては消えるコラージュ的構造、湿り気を帯びた重低音、呪術的に加工されたヴォーカル。どれもがダンスミュージックの枠を外れながら、身体の奥を震わせる奇妙なグルーヴを生み出している。残響や空白の扱いが異様に巧みなGastのプロダクションもあり、音が沈んでいく深度そのものを聴かせるような感触のある前衛性と中毒性を兼ね備えた1枚。

TIBSLC - City of Something (LP)TIBSLC - City of Something (LP)
TIBSLC - City of Something (LP)co:clear
¥4,483

ライプツィヒ拠点の電子音楽作家TIBSLCが、デジタルな霞の中の夢世界をテーマに描いたエクスペリメンタル・アンビエント『City of Something』。霧の層のように重なるシンセは輪郭がゆっくり溶け、ボーカルは光の粒のように曲の中へふっと現れては消える。淡いメロディが浮かんでは遠ざかる、視界がぼんやり滲むようなアンビエント・ポップや、ダウンテンポ寄りの微細なグルーヴが立ち上がる、アンビエント、エレクトロニカ、ダウンテンポ、ダブテクノ、トリップホップが柔らかく溶け合うハイファイ・アンビエントの断片集。電子音の粒子が漂い続ける、都市のどこでもない場所を描いた繊細な音響設計が静かに広がる一枚。

Yaka - Dream Big (LP)Yaka - Dream Big (LP)
Yaka - Dream Big (LP)APPENDIX.FILES
¥4,838

フィラデルフィア拠点のサウンドデザイナーYakaが、水辺の世界や両生類的モチーフを軸に構築したコンセプチュアルな電子音楽作品『Dream Big』。Aサイドは荘厳なコーラスと、水面を跳ねる粒子のようなブレイクビーツ、湿度を含んだ低域、遊び心のあるメロディが次々と姿を変える。ベースは水中で形を変える塊のように揺れ、シンセは薄い膜のように重なりながら、時折光が反射するような高域が差し込む。Bサイドではクラブ的なグルーヴがゆっくり脈打ち、薄明かりのアンビエンスで作品全体の物語が静かに閉じる。水辺の生態系を電子音で描いたような音世界と、ユーモアとスピリチュアルの中間にあるメロディ感が自然に結びついた、高精細な音響作品。

james K -  Friend Remixes (CD)james K -  Friend Remixes (CD)
james K - Friend Remixes (CD)AD 93
¥3,325

NYを拠点に活動する音楽家james Kの3rdアルバム『Friend』を再構築したリミックス・アルバム。Objekt、Roza Terenzi、JASSS、Drew McDowall、Huerco S.など、現行エクスペリメンタルからクラブ・ミュージックの重要アーティストが多数参加し、原曲の内省的なムードをそれぞれの手法で拡張している。曇り空のような質感と気だるいヴォーカルを軸にしつつ、ブレイクビート、アンビエント、インダストリアル、ドリームポップまで、多様な手法を用いており、特にHuerco S.による14分超の「Peel」は、深い霧の中を漂うようなアンビエント・テクスチャーで、アルバムの中でもひときわ没入度の高いトラック。『Friend』の親密さを保ちながら、別の物語へと書き換えるようなリミックス集に仕上がっている。

Rudi J - I Guess I'm Not In Tune After All (LP)Rudi J - I Guess I'm Not In Tune After All (LP)
Rudi J - I Guess I'm Not In Tune After All (LP)SOUVENIRS FROM IMAGINARY CITIES
¥4,754

ブリュッセルのアンダーグラウンドから現れた奇才Michael Crabbéが、Rudi J名義で放つ最新作。アナログな質感とデジタルの断片をざっくり混ぜ合わせた、奇妙に歪んだダンスホール/ベース・ミュージックが全8曲にわたって展開。トリッピーでアンビエントな浮遊感と、サウンドシステムを前提にした深い低音が両立、ジャズやオーケストラ的な要素もふっと顔を出し、遊び心と不穏さが同居する白昼夢のような世界観。ベース・カルチャーの精神を保ちながら、ダンスホールの外側へと大胆に踏み出した注目作。

Jura Soundsystem - Morning Star (LP)Jura Soundsystem - Morning Star (LP)
Jura Soundsystem - Morning Star (LP)Temples Of Jura Records
¥3,865

〈Isle Of Jura〉を主宰するKevin Griffithsのプロジェクト、Jura Soundsystemによる、オーガニックでスピリチュアルなバレアリック・ダブ『Morning Star』。深いエコー、柔らかい低音、ゆったりとしたパーカッションが重なり、まるで部屋の空気がゆっくりと変わっていくような、瞑想的で香り立つサウンドが広がる。ギターや鍵盤、フィールド録音などの生音が、アナログ的な質感とともに漂い、バレアリック特有の柔らかい熱を帯びた音像を形成している。レフトフィールド・ディスコの感覚も健在で、静かに身体を揺らすミッドテンポのグルーヴが心地よい。香りとエスケープイズムをキーワードにした、夕暮れの海辺や、深夜のリスニングにぴったりの空間を満たすチルアウト。

Shackleton - Euphoria Bound (2LP)Shackleton - Euphoria Bound (2LP)
Shackleton - Euphoria Bound (2LP)AD 93
¥6,171

カルト的名門〈Skull Disco〉を主宰し、初期ダブステップの発展に貢献、現在はその卓越した音像をさらにトライバル/シャーマニックに研ぎ澄ます鬼才Shackleton。彼が長年追求してきた儀式的ビートと黙示録的ヴィジョンが、さらに直接的で切迫した形で結晶した2枚組アルバム『Euphoria Bound』が名門〈AD 93〉より登場。複雑に絡み合うパーカッション、緊張感を帯びたテクスチャー、そしてスピリチュアルな高揚感が同時に押し寄せる。音の層が絶えず積み重なっては崩れ、また新たな形へと変質していくプロセスが、陶酔と緊張が交錯する独特の感覚を生み出している。Shackletonならではの深い没入感が強く際立つ一枚。

Evanora Unlimited - Portraits from Memory (LP)
Evanora Unlimited - Portraits from Memory (LP)Not On Label
¥4,629

カリフォルニアを拠点に、ゴス、インダストリアル、ベッドルーム・ポップ、ポスト・パンクを独自のダークな感性で交差させるマルチ・アーティスト、Evanora Unlimitedが完全自主制作で発表したパーソナルでコンセプチュアルなアルバム『Portraits from Memory』。英語・スペイン語・クロアチア語が混ざる多言語の歌詞、退廃的で耽美なエレクトロニック・サウンド、Thoom、Alles Catalan、Ushkoなどの豪華かつカルトなゲスト参加が、アルバム全体に記憶の断片をつなぎ合わせた夢の劇場のような独特の物語性を与えている。ポップ・ミュージックのフォーマットを借りながら、自らの内傷的な記憶やアイデンティティの亡霊を召喚するような、耽美で歪んだエクスペリメンタル・ポップの怪作。

Radio Hito -  L'uso e gli attributi del cuore (LP)Radio Hito -  L'uso e gli attributi del cuore (LP)
Radio Hito - L'uso e gli attributi del cuore (LP)MEAKUSMA / MAPLE DEATH
¥5,875

イタリア系ベトナム人アーティストRadio Hitoが、フランスの詩人Claude Royet-Journoudの詩集をもとに制作した、声とMIDI音源だけで構成された、現代の歌曲とも言える10曲の連作が収められたアルバム『L’usage et les attributs du cœur』。中心にあるのは、朗読と歌のあいだを揺れ動く親密な声と、Casio CTKワークステーションの 素朴で透明なMIDI音色。ピアノ、ストリングス、ベルといったプリセット音が無機質な光のように配置され、言葉の響きそのものを際立たせる。楽曲は短いフレーズの反復で構成され、音数は極端に少ない。そのため、わずかな変化が大きな揺らぎとして立ち上がり、意味が揺らぐ瞬間をそのまま音にしたような独特の緊張感が続く。19世紀のリートの伝統を、デジタル音源とミニマルな構造へと移し替えたような、古さと新しさが同時に存在する一枚。

Palomatic - Trill (2LP)Palomatic - Trill (2LP)
Palomatic - Trill (2LP)Feedback Moves
¥6,986

和物シーン屈指のパーティー〈和ラダイスガラージ〉や〈スナックねこ〉〈BAR KITTY〉といったイベントのオーガナイズから、〈Zero Gravity〉や〈ExT Recordings〉といった先鋭的なレーベルの運営に至るまで、日本のアンダーグラウンド・シーンを代表する電子音楽家/DJ、永田一直が94年に設立、23年に正式復活を果たした名門レーベルであり、〈Syzygy Records〉や〈Sublime Records〉と並び、日本の黎明期のダンス・シーンを支えた〈Transonic Records〉。その作品群でもニューエイジ・リバイバル以降の視点から大いに再発見されたアンビエント・テクノ名作であり、元・電気グルーヴの高橋コウジがPalomaticとして95年にCDオンリーで発表した唯一作、世界中から人気高まる『Trill』がベルリンの『Feedback Waves』より奇跡のアナログ再発!

永田氏の〈ExT Recordings〉から21年に発売された、初期〈Transonic〉を国産ドリーム/アンビエント・テクノ全盛期の走馬灯の如く熱く振り返ったショーケース・アルバム『Transonic Records From 1994 To 1995』にも、本作より"Foaming Waves"と"Under The Ground"の2曲が収録。それに続く形で〈ExT〉からデラックス・エディションでCD再発もなされた名作がこの度初めてアナログ化!

Palomaticは、90 年代前半から中期にかけて日本のエレクトロニック・ミュージック・シーンで活躍した高橋コウジの別名であり、電気グルーヴのシンセ・プログラマーとしても活動していたほか、ニックヨシザワとのTakahashi Tektronix (と) や InterferonことKiyoshi HazemotoとのMutronでも活動。1993 年に福岡から日本のクラブ・シーンを牽引した〈Syzygy Records〉 よりデビュー曲「Halo」をリリースした後、Takahashiは、シーンを定義する〈Transonic〉のコンピ盤へ一連の作品を提供。ブリストルのトリップホップやシェフィールドのブリープ・テクノのムーディーなベースの重み、ベルリンのテクノとベルギーのトランスのケミカル・ラッシュまでが、明らかに日本的な感性でエレガントな音楽のタペストリーにまとめられたような、時代を超越した日本のエレクトロニック・ミュージックの金字塔。アルバムの目玉であり、今日のテンポの速いダンスフロアにピッタリとハマる"Foaming Waves"や、ジャパニーズ・ドリーム/アンビエント・テクノの極点といえる"Halo"など、名曲がずらりと並ぶ大傑作!

Economy of Meaning - Mind Sink (LP)Economy of Meaning - Mind Sink (LP)
Economy of Meaning - Mind Sink (LP)TAX FREE RECORDS
¥3,554

8月中旬再入荷。コペンハーゲンを拠点に、カセットテープや日常のオブジェクト、環境音を用いて極めて親密でプライベートな音響世界を編み上げるデンマークのサウンドアーティストKristoffer KjærskovによるプロジェクトEconomy of Meaningによる、浮遊するアンビエンスと断片的ループのコラージュ『Mind Sink』。制作はコペンハーゲンのアンダーグラウンドな実験音楽、テープレコーディング・シーンに深く根ざして行われ、フィールド録音、ギター、オブジェクト、シンセなど多様な音素材がレイヤーされている。音は一定の重力から解放されたように漂い、短いフレーズや質感の断片がゆっくりと重なり合う。自然音・環境音・物音のレイヤーが電子音と混ざり、いつかどこかの記憶のような曖昧な風景が立ち上がる。また、意図的に残された微細なノイズやテープのヨレが、この曖昧な風景に独特の陰影と平熱の体温のような温かみを与えている点もなんとも言えない魅力で、北欧の静謐な空気の中で、時間の流れを優しく歪ませてしまうような、至福のエクスペリメンタル・チルアウトがじんわりと響いてくる。

From 2 -  Indie Stock (LP)From 2 -  Indie Stock (LP)
From 2 - Indie Stock (LP)South of North
¥4,979

アムステルダムの実験的フォーク集団From 2による、インディロックのフォーマットを借りながら、その内側で静かに構造をねじ曲げていく、フェイクのようで本物、本物のようでフェイクな独特の魅力を持つアルバム『Indie Stock』。柔らかなフォークの質感で始まったかと思えば、ノイジーなギターや奇妙にズレたリズムが突然入り込み、曲が進むほどに別の姿を見せる仕掛けが随所に潜む。ユーモラスで謎めいた楽曲が並び、フォーク、インディロック、実験音楽がゆるやかに混ざり合う。静けさと混沌、親しみやすさと奇妙さが同居するサウンドは、インディロックの枠を愛しつつ、その枠の中で遊び、裏切り、変形させていく。インディロックの新しいかたちを感じさせる注目作。

Evanora Unlimited - Lustful Expanse (LP)
Evanora Unlimited - Lustful Expanse (LP)Not On Label
¥4,826

USアンダーグラウンドの異才Evanora Unlimitedの破壊的ポップの原点をもっとも荒々しい形で体験できる初期作品『Lustful Expanse』。全曲1〜2分台というスピード感の中で、金属的なビート、ざらついたノイズ、歪んだシンセが一気に押し寄せる。インダストリアルの攻撃性とパンクの衝動が直結した、破裂するようなエネルギーがアルバム全体を貫いている。Evanoraのヴォーカルは、囁き、語り、叫びが混ざり合い、感情がそのまま音になったような生々しさを持つ。ゲストとしてHiHelgaが参加する「Willow’s Perception」は、荒々しいノイズの中にメロディの影が差し込む異質な存在。破壊的な音像の中にふと現れる静けさが、アルバムの緊張感をさらに高めている。後半には全曲のインスト版を収録し、ビートの骨格やサウンドデザインの細部がより鮮明に聴こえ、プロダクションの鋭さと精密さが際立つ。二層構造によって、作品の奥行きがより深く感じられるアルバム。

Sheefy McFly - Baddies Only (12")Sheefy McFly - Baddies Only (12")
Sheefy McFly - Baddies Only (12")CAPE ST. FRANCIS
¥3,357

Moodymann率いる〈Mahogani Music〉周辺のアーティストと交流があり、AUX88 との仕事でも知られるデトロイトのプロデューサーSheefy McFlyによる、初のUS外リリース作『Baddies Only』。参加しているボーカリストはすべてデトロイトの女性アーティストで、本人が「デトロイトの女性アーティストへのラブレター」と語る通り、コミュニティの熱量がそのまま刻まれている。フットワーク、エレクトロ、ゲットーテックの要素が交差するスピード感とストリート感の強いクラブトラックが中心で、高速ビートの鋭さに、女性ボーカルの存在感が重なり、曲ごとに強さ、色気、遊び心が立ち上がる。デトロイトの今をそのまま切り取った、コミュニティに深く根ざした音。

Ndox Electrique - Tëdd ak Mame Coumba Lamba ak Mame Coumba Mbang (LP)
Ndox Electrique - Tëdd ak Mame Coumba Lamba ak Mame Coumba Mbang (LP)Les Disques Bongo Joe
¥3,597
アゼルバイジャンやマルティニークなどの神秘的な音楽からスイスの地下音楽、フランスの電化ライまで、各地の辺境音楽を掘り起こすだけでなく、Altin GunやDerya Yıldırım & Grup Şimşekなど現代の突出した才能も紹介してきたスイスの名門〈Bongo Joe〉から超強力物件!北アフリカの儀式文化の起源を辿るべく結成されたセネガル拠点のデュオにして、出演アーティストが出演者を決める先鋭的音楽フェスティバル〈Le Guess Who?〉にも出演が決まったNdox ElectriqueがBongo Joeから登場。電子音楽的要素を取り入れたアヴァン・ロック・サウンドと「ンドエップ」儀式の激しく儀式的なヴォーカル・チャント、そして、リズミカルなパーカッションがシームレスに融合。〈Nyege Nyege Tapes〉や〈Rock in Opposition〉ファンにもレコメンドしたい儀式的Avant-Rockの怪盤!
Naaljos Ljom - II (LP)Naaljos Ljom - II (LP)
Naaljos Ljom - II (LP)Motvind Records
¥5,194

ノルウェーのデュオNaaljos Ljomがデビュー作で提示した、民俗音階と電子音の探求をさらに推し進めた続編『II』。アーカイブ録音の研究、Eivind Grovenの音程理論、そしてフィドルの導入を重ねながら、ノルウェー民俗音楽の微分音的構造を電子的ダンス・フォークとして再構築した一枚。シンセは鋭い倍音を含んだうねりを放ち、フィドルや民俗楽器の音程の揺れと重なることで、独特の音像が立ち上がる。クラフトワーク初期のようなミニマルな推進力とノルウェー民俗音楽の非均等音階  という奇妙で魅力的なハイブリッド。サウンドコラージュ的手法も随所に見られ、アーカイブ録音を学習素材として扱う過程が音楽に反映されている点もユニーク。民俗音階の異質さを前景化し、電子音で拡張した現行のフォークロア電子音楽の中でも特に個性的な一枚。

Henriette Eilertsen Trio - Moder (LP)
Henriette Eilertsen Trio - Moder (LP)Motvind Records
¥5,194

『Poems for flute』で注目を集めたフルート奏者Henriette Eilertsenが率いるトリオによる、フルート、チェロ、エレクトロニクス、ドラムという編成で、室内楽・ジャズ・抽象電子音の境界を丁寧に探る現代的アンサンブル作品。『Moder』。フルートは柔らかい息のニュアンスと鋭い輪郭が同時に立ち上がる独特のトーンで、アルバム全体の語り手として機能。チェロとエレクトロニクスは室内楽的なムードと抽象的な揺らぎを行き来しながら、フルートの旋律に影を落としたり光を差し込んだりする。ドラムは呼吸として空間を支え、音の密度を過剰にせず、三者の対話が自然に流れる余白を保っている。ゲストとしてJon Balkeが参加し、ピアノにより、抽象的な和声の層がふっと立ち上がる瞬間も印象的。ハイブリッドな室内楽として非常に完成度の高い一枚。

Egil Kalman & Hans Hulbaekmo - Unit of Time (LP)Egil Kalman & Hans Hulbaekmo - Unit of Time (LP)
Egil Kalman & Hans Hulbaekmo - Unit of Time (LP)Motvind Records
¥5,194

ノルウェー、スウェーデンのフォーク、ジャズ、電子音楽シーンを横断して活動するダブルベース/モジュラーシンセのEgil Kalmanとドラム/コンガ/口琴のHans Hulbækmoによるデュオ作。2024年のライブ録音をそのまま収録しており、ダブルベースの深い低音とモジュラーシンセの揺れる倍音が土台をつくり、その上をドラムやコンガが細かな粒を刻むことで、一定のテンポではなく地形が動くようなリズムが立ち上がる。長年の共演で培われた柔らかい対話も説得力があり、伝統音楽、フリージャズ、ドローン、電子音楽の要素が自然に混ざり、リズムで時間を再構築するというコンセプトを独自編成で実現した作品。

Ignatz - I Don't Know (LP)
Ignatz - I Don't Know (LP)By the Bluest of Seas
¥4,935

ベルギーのエクスペリメンタル・フォークの孤高の存在、Ignatzが、長いキャリアの中で初めてピアノを中心に据えて制作した最新作『The Water Is Getting High』。2024年に自宅で録音され、親密で静謐な空気感がそのまま封じ込められている。これまでのローファイ・ブルース、フォークの延長線上にありながら、ピアノという新しい媒介によって、より内省的でミニマルな世界が広がる。単音の余韻、ゆっくりとしたフレーズ、部屋鳴りや微かなノイズまでもが音楽の一部となり、深夜の記録のような生々しさと詩情が同居。彼は独学でピアノに向き合っており、その技術的な未完さが、かえって彼特有の壊れやすく繊細な旋律を際立たせている。静謐なミニマリズムと、彼本来の孤独なブルースが溶け合った、独自の詩情感じられる一枚。ローファイ・ブルースの求道者が、ピアノという静かで深い語り相手を得て辿り着いた、最も純粋な告白。

Tezeta - Seventh Place (LP)Tezeta - Seventh Place (LP)
Tezeta - Seventh Place (LP)KLANG TONE RECORDS
¥5,796
エチオ・ジャズとアンビエント・ジャズの歴史的交差点。UKブリストルの音楽集団〈Bloom〉を母体とする8人組アフロ・ジャズ・バンド、Tezeta。2016年1stアルバム『Seventh Place』が、〈KLANG TONE RECORDS〉より初LP化。ハイル・メルギアを思わせるエキゾチックなフェンダー・ローズに、ヴィブラフォンやマリンバのサイケデリックな揺らぎ、ジャジーに咆哮するサックス、そして現代的アフロビートの推進力が重なり合う、洗練と熱気を併せ持つ唯一無二のサウンド。ハチロクのリズムに漂うエチオ・ジャズの霊感、モダンなクロスオーヴァーの感覚は、デブレ・ダモ・ダイニング・オーケストラやランゲンドルフ・ユナイテッドら欧州勢とも共鳴。アンビエント・ジャズのファンにも薦めたい、瞑想的なアフロ・ジャズの傑作!
Shape of the Moon - When the land is laid bare (LP)Shape of the Moon - When the land is laid bare (LP)
Shape of the Moon - When the land is laid bare (LP)Marionette
¥5,646

カリフォルニアを拠点に活動するデュオShape of the Moonによる、詩とエレクトロアコースティック音響が緊密に結びついた音の物語『When the Land Is Laid Bare』。メンバーは、詩人・パフォーマーのBenjamin Burkeと、サウンドアーティストのBear Glass。本作の録音は、モハーヴェ砂漠の夜空の下で行われたライブと、Bear Glassが所有するオフグリッドスタジオでのセッションを中心に構成されている。音楽は、Burkeの語りが中心にありながら、モジュラーシンセ、シタール、ベース、ローズ、ベル類、サックスなどがゆっくりと地形を変えるように重なり合う。語りは単なる朗読ではなく、音と同じ呼吸で進むもうひとつの楽器として機能し、言葉が風景を描き、音がその輪郭を広げていく。耳元の語りと、砂漠の広がりを思わせる空間性が同時に存在し、近さと遠さが同じフレームに収まるような独特の感覚。静けさの中に物語が流れていく言葉と音響というアプローチを深く掘り下げた一枚。

Kelela - new avatar (Purple Vinyl LP+Obi)Kelela - new avatar (Purple Vinyl LP+Obi)
Kelela - new avatar (Purple Vinyl LP+Obi)WARP
¥5,029

(数量限定/パープル・ヴァイナル/Indie Exclusive)ソウル、ダンス、ジャズ、R&Bをシームレスに融合させ、クラブ・カルチャーとアンダーグラウンドを行き来しながら、独自の近未来的世界観を築き上げてきたヴィジョナリー・アーティスト、ケレラが3枚目のアルバム『new avatar』を〈Warp Records〉よりリリース。
アルバム発表にあわせて、ピンクパンサレスやリリー・アレンの作品を手がける気鋭プロデューサー、オスカー・シェラー (Oscar Scheller) プロデュースによるシングル「linknb」は、ケレラの新章突入を告げる必然の一手だ。
スランプに陥っていた時期に生まれたというこの曲は、自分自身を制作へと引き戻すためのマントラとして書かれた。複雑に絡み合うギターリフと重厚なドラムサウンドを軸に、逆境を経て得た自信と、自分を小さく見せることへの拒絶を歌った一曲である。
ミュージックビデオはミシャ・ノットカット (Mischa Notcutt) が監督を務めた。親友であり、過去作品でもクリエイティブ・ディレクターを担ったミシャを招いたことは今回も自然な選択だった。リアリズムと抽象表現を融合させた映像は、孤独な旅路を自己発見と再生の瞑想へと昇華させる。都市の夢景の中心にケレラを据え、確かな意志と目的を持って動く姿を映し出している。
『new avatar』は、ケレラがこれまで積み上げてきたすべての結晶とも言える作品だ。
ワシントンD.C.のインディー・シーンで最初の曲を書き始め、やがてクラブ・ミュージックと電子音楽がキャリアの核心を担うようになった彼女は、本作でその原点と現在をひとつに結びつける。歪んだギターと絡み合うR&Bが、ダンス・ミュージックの新たな交差点と並存し、自身がこれまで音楽的に生きてきたあらゆる場所から引き出した音を結晶化させた。ピンクパンサレス、A・K・ポール、フーシェー (Foushee) とのコラボレーションも収録。

シンガーソングライター/アーティストとしての私の原点が、『new avatar』を制作する過程で経験したカタルシスの背景にある。私が最初に曲を書いたのはパンクハウスだった。当時いたインディー・シーンは、頭の中で聴こえていたジャンルの交差点を探求する実験の場を与えてくれた。そこにいた若者たちは完璧にやり遂げることなんて気にしていなかったから、曲に時間をかけすぎることもなかった。正直なところ、失敗することや、どうでもいいという態度を持つこと、そもそも完璧でなければという強迫観念を解体することが大切にされていた。そのおかげでプレッシャーから解放され、アーティストとしての最初のビジョンが開花した。今回の作品でも同じアプローチを取った。強い意図を持って進みながらも、アーティストとしての出発点に火をつけてくれた自由さと自然な衝動を捉えること。このアルバムであなたが受け取るのは、新たなレベルの確信をもって表現された、私の世界の別の一面。愛と献身というかたちをとることもあれば、怒りというかたちをとることもある
- ケレラ

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