Electronic / Experimental

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Tom Wheatley - AGON (OST) (LP)Tom Wheatley - AGON (OST) (LP)
Tom Wheatley - AGON (OST) (LP)Pan
¥5,862

ロンドン拠点のダブルベーシスト、作曲家のTom Wheatleyが手がけた、Giulio Bertelli監督の映画『AGON』のオリジナル・サウンドトラックが〈PAN〉より登場。映画『AGON』は、架空のオリンピック「LUDOJ 2024」を舞台に、柔道・フェンシング・射撃の3競技に挑む女性アスリートを描く作品で、観客のいないスタジオで競技が行われ、音と映像のすべての層を記録するという設定のもと、スポーツの政治性、身体性、テクノロジーとの関係が浮かび上がる。Wheatleyの付けた音楽は、スコアは、身体の動きそのものを音に変換するというコンセプトで制作された、極めて実験的なもので、各競技と楽器の身体性を対応させるという独自の手法で構築されている。柔道=パーカッション、フェンシング=チェロ、射撃=サックス。それぞれの楽器が競技の動きや緊張を表現し、音が動作の痕跡として立ち上がるような構造になっている。生演奏の信号をスタジオで極端に加工し、金属音、呼吸、擦過音、衝突音が抽象化されて、音楽と効果音の中間にある音響空間が広がる。静寂もまた重要な要素で、観客のいないスタジオの空気そのものが音楽の一部として機能するかのよう。映画音楽でありながら、実験音響・ミニマル・現代音楽の領域に踏み込んだ一枚。

Sarah Davachi - The Will of Tongues (3LP)Sarah Davachi - The Will of Tongues (3LP)
Sarah Davachi - The Will of Tongues (3LP)Late Music
¥6,129

唯一無二のドローンサウンドでカルト的人気を博すSarah Davachiによる最新アルバム『The Will of Tongues』がリリース!本作は、3枚組のLP(CDは2枚組)におさめられた2時間以上に及ぶ、これまでで最も野心的な大作となっている。作品には米国・カナダ・オランダ各地で録音されたオルガンのサウンドに加え、EMPAC(ニューヨーク)やアイルランドのLouth Contemporary Music Societyの為に制作された楽曲も含まれている。

参加アーティストはDavachi自身のオルガン演奏に加え、Whitney Johnson(viola)、Eyvind Kang(viola)、Lucy Railton (cello)、さらにはマイクロトーナル金管アンサンブルDiapasonや、スイス拠点の古楽フルート・コンソートPhaedrus、Chamber Choir Irelandなどが名を連ねている。

本作は、反復、調律理論、音色変化、長大な持続時間、垂直的和声といった彼女の作曲的探求を深化させたものであり、ミニマリズムの系譜に連なる精緻な構造を持ちながらも、より意図的で明確な構築性を備えている。各楽器・アンサンブル間でモチーフが受け渡され、時間とともにゆるやかに変容していく。

聴取そのものへの深い敬意を主題とする本作は、容易なリスニング体験を拒みながらも、音そのものと向き合う行為を促す。長大な時間軸の中で生成される音響とその精神的空間は、極めて内省的かつ没入的な聴取体験をもたらす作品となっている。

Sarah Davachi - Selected Works I & II (2CD)Sarah Davachi - Selected Works I & II (2CD)
Sarah Davachi - Selected Works I & II (2CD)Late Music
¥2,986

電子音楽家・作曲家として知られるSarah Davachiによるアーカイヴ・コンピレーション・シリーズの第一弾が自身のレーベル〈Late Music〉と〈Disciples〉の共同にてリリース!

これまでの作品、カセット、EP、シングル、オリジナルの映画音楽、ライブやスタジオ録音など、過去のカタログから選曲された本作は『Selected Works I』と『Selected Works II』というタイトルで分けられており、LPは各タイトルごと、CDはまとめた2枚組となっている。
初期カセットリリースからのトラックやBoomkatからリリースされたアルバム『Gathers』の別トラック、映画「A Woman Escapes」(2022)のオリジナルスコアからのキュー、自主制作のデジタル限定EP『Horae』(2020)からのトラック、そして未発表トラックなど、いずれもこれまでにアナログでは入手不可だったものが収録されている。

Jeremiah Chiu - In Electric Time (LP)Jeremiah Chiu - In Electric Time (LP)
Jeremiah Chiu - In Electric Time (LP)INTERNATIONAL ANTHEM RECORDING COMPANY
¥4,243
コミュニティ・オーガナイザー、グラフィック・デザイナー、シンセシスト、教師といった多彩な顔を持つLAのアーティスト= Jeremiah Chiuによる2023年度最新ソロ・アルバム『In Electric Time』が現代ジャズ名門〈International Anthem〉から登場。ロサンゼルスのハイランドパークにある〈Vintage Synthesizer Museum (VSM)〉にて、膨大なシンセサイザーのコレクションに触れたJeremiah Chiuが、実際にそれらを用いて録音した大変意欲的な一枚!〈VSM〉創設者兼キュレーターであるLance Hillの助けを借りて、マシンをシーケンス&トリガーし、レイヤー化した事によって作り上げられた、深遠で瞑想的なニューエイジ/コスミッシェ・ムジークの数々を収録した強力盤!
Polygon Window - Surfing On Sine Waves (Expanded Edition) (3LP+Obi)Polygon Window - Surfing On Sine Waves (Expanded Edition) (3LP+Obi)
Polygon Window - Surfing On Sine Waves (Expanded Edition) (3LP+Obi)WARP
¥6,129

(数量限定/日本語帯付き/解説書付き)エイフェックス・ツインことリチャード・D・ジェイムス。若くして「テクノモーツァルト」の称号を得たエレクトロニック・ミュージック界の最高峰であり、誰もが認める〈WARP RECORDS〉の看板アーティストである彼が、ポリゴン・ウィンドウ名義で発表され、エレクトロニック・ミュージックの歴史を変えた伝説のアルバムが帯付き盤LPで待望のリイシュー決定!

1992年、〈WARP〉がリリースした革新的コンピレーション『Artificial Intelligence』の冒頭を飾ったのは、エイフェックス・ツインことリチャード・D・ジェイムスによる「Polygon Window」という楽曲だった(ただし同作ではThe Dice Man名義)。そして翌1993年、若くして“テクノ・モーツァルト”と称された彼が〈WARP〉から初めてリリースしたアルバムこそ、エイフェックス・ツインではなくポリゴン・ウィンドウ名義で発表された伝説的作品『Surfing On Sine Waves』である。当時22歳のリチャードによって生み出された本作は、エレクトロニック・ミュージックのその後の方向性を大きく変える画期的なアルバムとなった。アルバム・タイトルはリチャード自身の発言をもとにRob Mitchellが選定したもので、UKダンス・チャートでは初登場2位を記録。同年には続編としてEP『Quoth』もリリースされ、表題曲のほか、このEPで初登場となる楽曲も収録された。
そして2025年、32年の時を経て登場する『Surfing On Sine Waves (Expanded Edition)』は、オリジナル・バージョンのアルバムとEPをひとつにまとめたエクスパンデッド・エディションとしてリリースされる。

Nala Sinephro - Space 1.8 (LP+Obi)Nala Sinephro - Space 1.8 (LP+Obi)
Nala Sinephro - Space 1.8 (LP+Obi)Warp
¥4,636

(数量限定/日本語帯付き/解説書封入)ナラ・シネフロの来日公演を記念して、アンビエント・ジャズの傑作として名高いデビュー作
『Space 1.8』が日本語帯付きLPにてリリース!

米Pitchfork【Best New Music】 獲得!!〈WARP〉が惚れ込んだ新鋭 ナラ・シネフロ。ジャズの感性、ハープとモジュラー・シンセが奏でる、瞑想的なサウンドで称賛を集めるデビュー・アルバム!!

ロンドンを拠点に活動する、カリブ系ベルギー人の作曲家で、プロテューサー兼ミュージシャンのナラ・シネフロが、待望のデビュー・アルバム『Space 1.8』のCDを名門〈Warp〉からリリース。
本作は2021年9月にデジタル/ストリーミング配信、そして超限定数のみアナログ盤でリリースされ、Pitchforkが【Best New Music】に選出したのを筆頭に、主要音楽メディアがこぞって絶賛、あっという間に入手困難となっていた。
アルバムの作曲、プロデュース、演奏、エンジニア、レコーディング、ミキシングのすべてを、若干22歳のシネフロ自らが手がけ、モジュラー・シンセサイザーの他、ペダル・ハープも演奏している。
このアルバムで、彼女がコラボレートした友人たちには、サックス奏者のヌバイア・ガルシア、同じくサックス奏者でエズラ・コレクティヴで活躍するジェームス・ モリソン、ヌバイア・ガルシアも所属するマイシャからはギタリストのシャーリー・テテとドラムのジェイク・ロング、サンズ・オブ・ケメットのドラム、エディ・ヒック等、現代UKジャズ・シーンを牽引するリーダー的存在が顔を揃えている。
楽曲名の通り、それぞれの曲に吹き込まれた “スペース” は、暖かい光に満たされた部屋でレコーディングされた。アルバム制作中、彼女は、色のそれぞれ異なる周波数を引き出すために、溌剌とした色彩を思い浮かべた。それは共感覚 (ある音である色を感じるというようなこと)の世界で、それをリスナーが逃避して没入できる空間として提供している。どの楽曲も、最初のテイクで、何か食べたり、談笑したり、瞑想した後でレコーディングされている。
「Space 1」は、黄色やオレンジに光り輝くゼロ地点で、彼女が家と呼ぶ様々な場所について描かれている。それは、彼女が子供の頃によく遊んだベルギーのソワーニュの森を思い起こさせるサウンドだ。やがて曲調はもっと湿り気のある音風景に取って代わる。それは彼女の家族が住んでいたマルティニーク島のサン=ジョセフにある緑豊かな山の尾根を表現している。
黄暗青色の霞に包まれた「Space 2」は、蛹のような変化の空間で、柔らかなキーボード、キラキラと揺らめくギター、低音域と高音域の間を滑らかに歌うサックスを経て、曲の後半で鳴り響くシンセサイザーに導かれ、自由落下する至上の喜びが広がっていく。
アルバムは「Space 3」で遊びの領域に着地する。ここではドラマーのエディー・ヒックとプロデューサー兼マルチ・インストゥルメンタリストのドゥェイン・キルヴィングトンとの3時間におよぶ即興演奏が短く切り取られている。
焦げたオレンジ色を想起させる「Space 4」は、ジャン=ミシェル・バスキアの作品にインスパイアされており、純真無垢なサウンドに溢れている。
「Space 5」のパルス音は、ジェイク・ロングのドラムを加工しており、鼓動をイメージしている。
「Space 6」もまた長時間の即興セッションから生まれた。ここでは故意に調子外れにした音の効果が素晴らしく現れ、濃い青と紫が頭上で渦を巻き、下から上昇するように展開するサックスと推進力のあるパーカッション、そして後半では左右にパンするシンセサイザーが溶け合うように一つになっていく。
「Space 7」は献身と祈りのための聖域であり、夏の間の瞑想の直後、真夜中に作られた楽曲だ。金色とピンクの色調を持つこの曲は、彼女が奏でるハープと様々なシンセサイザーの組み合わせによるソロ曲となっている。
アルバムは、黄色のベルベットと新しい夜明けの幻想を包 み込むような「Space 8」でクライマックスに達する。
モジュラー・シンセを通してレコーディングしたハープ音をさらに10層と、モジュラー・シンセのサウンドを8層と、そして自ら演奏したギターを7層を重ねて完成させている。この曲は、音響心理学に対するシネフロのユニークなアプローチを基に、音の持つカタルシスを表現している。深い広がりとシンプルさの絶妙なバランスが未来的な新しい創作を示唆するサウンドは、アルバム全体にも共通している。

Oneohtrix Point Never - Tranquilizer (2LP+Obi)Oneohtrix Point Never - Tranquilizer (2LP+Obi)
Oneohtrix Point Never - Tranquilizer (2LP+Obi)WARP
¥5,909

(数量限定/ブラック・ヴァイナル/日本語帯付き/解説書封入)現代音楽シーンにおいて、静かに、しかし圧倒的な影響力を持つワンオートリックス・ポイント・ネヴァー(以下OPN)が、アルバム『Tranquilizer』を〈Warp〉よりリリース。OPNならではの幻想的で超現実的なサウンド世界が姿を現す。
精神安定剤を意味する『Tranquilizer』の出発点は偶然の光景だった。歯医者の椅子に横たわり、歯に響く振動を受けながら、ふと見上げた蛍光灯のカバー。灰色のタイル天井に貼られた、青空とヤシの木のプリント−−安っぽい人工の楽園。その瞬間、OPNは問いかける。この世界の音とは何か。日常と非日常がかろうじて均衡を保ちながら共存する、この薄っぺらな現実の音とは。
さらに、数年前、インターネット・アーカイブから、巨大なサンプル・ライブラリがインターネットから忽然と消えた事件も創作の引き金となった。90年代から2000年代にかけての何百枚ものクラシックなサンプルCD−−シーケンス、ビート、パッド、バーチャル楽器。『サイレントヒル』から『X-ファイル』まで、数え切れない作品に陰影を与えてきた音源たちが、一瞬にして闇に呑み込まれたという出来事。それは文化の断絶、時代の記憶を繋ぐ回線が無慈悲に断ち切られるような体験だった。幸いにも、失われかけた音の断片は再び救出され、文化的アーカイブとして息を吹き返す。本作は、過去への逃避とは何を意味するのか、そしてその先に何が待っているのかを問いかけ、超現実的でディープなテクスチャーで聴く者を包み込む。
失われた音の断片をもとに、『Tranquilizer』は音の幻覚を描き出す。静謐なアンビエンスがデジタルの混沌へとねじれ、日常の質感は感情の奔流へと変容する。忘却と廃退に形づくられたレコード。現実と非現実の境界はぼやけ、サンプルはノイズへと溶け込み、夢の中で扉がきしむ音を立てる。今作のOPNは、これまで以上に没入的だ。ノスタルジーではなく、失われた音を新しい感情の器として再構築している。
アートワークは、インディアナ州を拠点とするアーティスト、アブナー・ハーシュバーガーによって描かれた絵画で、アブナーが育ったノースダコタの平原を抽象的かつ有機的に再構築している。忘れ去られた素材や農村風景に根ざしたそのビジュアルは、『Tranquilizer』のテーマである崩壊、記憶、クラフト感と呼応する。
過去20年にわたり、OPNは世界有数の実験的エレクトロニック・ミュージックのプロデューサー/作曲家としてその名を確立し、21世紀の音楽表現を刷新し続けている。初期の『Eccojams』はヴェイパーウェイヴを生み出し、『R Plus Seven』や『Garden of Delete』といった作品はデジタル時代のアンビエント/実験音楽を再定義した。さらに、サフディ兄弟の『グッド・タイム (原題:Good Time)』と『アンカット・ダイヤモンド (原題:Uncut Gems)』やソフィア・コッポラの『ブリングリング (原題:The Bling Ring)』の映画音楽を手がけ、今年最も注目を集める映画のひとつであるジョシュ・サフディ監督作『Marty Supreme』の音楽も担当。またザ・ウィークエンド、チャーリーXCX、イギー・ポップ、デヴィッド・バーン、アノーニとのコラボレーションでも知られている。

Burial - Untrue (2LP)
Burial - Untrue (2LP)Hyperdub
¥6,522

未だにその正体や素性が不明ながらも、多くの音楽ファンを魅了し、また多くのアーティストに影響を与えてきたブリアル。「今世紀の最重要エレクトロニック・ミュージック作品」として最大級の賞賛を獲得した、2007年発表のセカンド・アルバム『Untrue』が2LP(140gブラックヴァイナル)でリイシュー。

食品まつり a.k.a foodman - HIKARIGASASHIKOMU (LP+Obi)食品まつり a.k.a foodman - HIKARIGASASHIKOMU (LP+Obi)
食品まつり a.k.a foodman - HIKARIGASASHIKOMU (LP+Obi)Hyperdub
¥5,972

(数量限定/日本語帯付き/オリジナル・ステッカー封入)名古屋出身の電子音楽家、食品まつり a.k.a foodmanがUKの名門レーベル〈Hyperdub〉からは『Yasuragi land』に続く2作目となる最新アルバム『HIKARIGASASHIKOMU』をリリース!

作品のタイトルとなっている"光が差し込む"とは、困難な状況の中における希望の感覚を伝えるフレーズである。foodmanに新たな創造的可能性を開くこの本作は、内省的でありながら極めて多動的な作品であり、自己探求の期間を経た後に見出された明晰さと光を表現している。これは非常に個人的な作品である一方で、500個のタブを同時に開きながら思考が拡散し続けるような、現代においてほぼ普遍化した精神状態の音でもある。それは単なる個人的な心理的問題ではなく、注意力の欠如が社会全体のメディア環境そのものになっている世界を反映している。

本作では声の使用がこれまで以上に重視されており、foodman自身のループ化されたボーカルが取り入れられている。そこには日本の童謡や遊び歌の一部、そして日常の中で浮かび上がってきた思考が歌われている。

その可愛らしさや純粋さにもかかわらず、この音世界は激しく飛び跳ね、断片化し、溶解していく。foodmanの声は繰り返され、解体され、スピードを上げたり下げたりしながら、狂騒的に跳ね回る。そして音の要素が彼を取り囲み、呼びかけ、応答し合っている。

構造やボーカルの取り入れ方は、フットワーク、ゲットー・ハウス、バイレファンキといったジャンルから影響を受けており、それらはすべて極限まで抽象化され、渦巻くようなサイケデリックなエフェクトの断片へと変換されている。

食品まつり a.k.a foodmanの最新作『HIKARIGASASHIKOMU』は7月24日にデジタル配信が開始され、8月21日には通常の輸入盤LPに加えて、日本語帯付き仕様LP(解説書封入)で発売される。

〈食品まつり a.k.a foodman〉

名古屋出身の電子音楽家。2012年にNYの〈Orange Milk〉よりリリースしたデビュー作『Shokuhin』を皮切りに、〈Mad decent〉や〈Palto Flats〉など国内外の様々なレーベルからリリースを重ね、その後のワールドツアーではUnsound、Boiler Room、Low End Theoryに出演。

2021年7月にUKのレーベル〈Hyperdub〉から最新アルバム『Yasuragi land』をリリース。アルバムは Pitchforkの「The Best Electronic Music of 2021」やMusic Magazine、ele-kingなど国内外のメディアの年間ベストに選ばれた。2023年11月にUKのレーベル〈Hyperdub〉から『Uchigawa Tankentai』をリリース。2025年10月にはNikki nairとのコラボレーションEP「NAGOYA EP」を同じく〈Hyperdub〉からリリースした。

自身のルーツの一つでもある沖縄を背景に、シカゴ・フットワークからのインスパイアから浮かび上がる特異のサウンドはニューエイジやアンビエントとひも付きながら、様々なスタイルの音楽を生み出している。ロンドンのラジオ局〈NTS Radio〉のレジテントも担当。他にBo NingenのTaigen Kawabeとのユニット「KISEKI」、中原昌也とのユニット「食中毒センター」、ナカコー (ex.supercar LAMA)、沼澤尚とのセッションユニットとしても活動。

Boards of Canada - Geogaddi (3LP)Boards of Canada - Geogaddi (3LP)
Boards of Canada - Geogaddi (3LP)WARP
¥4,558

不穏な記憶と幻想が交錯する、深淵なるサイケデリック・エレクトロニカの大傑作!万華鏡の如き珠玉のセカンド・アルバム。
アナログ・ノイズ、歪んだサンプル、サブリミナルのように忍び込む旋律──。ボーズ・オブ・カナダが2002年に発表した2ndアルバム『Geogaddi』は、IDM~エレクトロニカ史に刻まれた異形の傑作。前作『Music Has The Right To Children』のノスタルジックな空気感を引き継ぎながらも、よりダークでサイケデリックな世界観へと深化。聴く者の記憶や潜在意識を揺さぶる唯一無二のサウンドは、現在も多くのアーティストに影響を与え続けている。

Sarah Davachi - Two Sisters (2CD)Sarah Davachi - Two Sisters (2CD)
Sarah Davachi - Two Sisters (2CD)Late Music
¥3,772

60〜70年代のミニマル音楽、バロック音楽、スタジオ環境における実験から影響を受け、アナログ・シンセサイザー、ピアノ、電子オルガン、パイプ/リード・オルガン、ヴォーカル、テープ・サンプラー、管弦楽といった多彩な音色を用いた楽曲制作を行うカナダ出身のアーティスト、Sarah Davachiが最新アルバム『Two Sisters』 を自身のレーベル〈Late Music〉からリリース!
本作には室内アンサンブルとパイプオルガンのソロが収録されている。カリヨン(非常に大きな鋳鉄製のベルで構成された鍵盤楽器)、合唱、弦楽四重奏、低音木管楽器、トロンボーン四重奏、そしてサイントーンや電子ドローンを含む多様な楽器が使用されている。
パイプオルガンは、1742年製のイタリア製トラッカーオルガンで、現在はアメリカ南西部の砂漠地帯に設置されている、非常に珍しいパイプオルガンのサウンドが収録されている。

Kelela - new avatar (Purple Vinyl LP+Obi)Kelela - new avatar (Purple Vinyl LP+Obi)
Kelela - new avatar (Purple Vinyl LP+Obi)WARP
¥5,029

(数量限定/パープル・ヴァイナル/Indie Exclusive)ソウル、ダンス、ジャズ、R&Bをシームレスに融合させ、クラブ・カルチャーとアンダーグラウンドを行き来しながら、独自の近未来的世界観を築き上げてきたヴィジョナリー・アーティスト、ケレラが3枚目のアルバム『new avatar』を〈Warp Records〉よりリリース。
アルバム発表にあわせて、ピンクパンサレスやリリー・アレンの作品を手がける気鋭プロデューサー、オスカー・シェラー (Oscar Scheller) プロデュースによるシングル「linknb」は、ケレラの新章突入を告げる必然の一手だ。
スランプに陥っていた時期に生まれたというこの曲は、自分自身を制作へと引き戻すためのマントラとして書かれた。複雑に絡み合うギターリフと重厚なドラムサウンドを軸に、逆境を経て得た自信と、自分を小さく見せることへの拒絶を歌った一曲である。
ミュージックビデオはミシャ・ノットカット (Mischa Notcutt) が監督を務めた。親友であり、過去作品でもクリエイティブ・ディレクターを担ったミシャを招いたことは今回も自然な選択だった。リアリズムと抽象表現を融合させた映像は、孤独な旅路を自己発見と再生の瞑想へと昇華させる。都市の夢景の中心にケレラを据え、確かな意志と目的を持って動く姿を映し出している。
『new avatar』は、ケレラがこれまで積み上げてきたすべての結晶とも言える作品だ。
ワシントンD.C.のインディー・シーンで最初の曲を書き始め、やがてクラブ・ミュージックと電子音楽がキャリアの核心を担うようになった彼女は、本作でその原点と現在をひとつに結びつける。歪んだギターと絡み合うR&Bが、ダンス・ミュージックの新たな交差点と並存し、自身がこれまで音楽的に生きてきたあらゆる場所から引き出した音を結晶化させた。ピンクパンサレス、A・K・ポール、フーシェー (Foushee) とのコラボレーションも収録。

シンガーソングライター/アーティストとしての私の原点が、『new avatar』を制作する過程で経験したカタルシスの背景にある。私が最初に曲を書いたのはパンクハウスだった。当時いたインディー・シーンは、頭の中で聴こえていたジャンルの交差点を探求する実験の場を与えてくれた。そこにいた若者たちは完璧にやり遂げることなんて気にしていなかったから、曲に時間をかけすぎることもなかった。正直なところ、失敗することや、どうでもいいという態度を持つこと、そもそも完璧でなければという強迫観念を解体することが大切にされていた。そのおかげでプレッシャーから解放され、アーティストとしての最初のビジョンが開花した。今回の作品でも同じアプローチを取った。強い意図を持って進みながらも、アーティストとしての出発点に火をつけてくれた自由さと自然な衝動を捉えること。このアルバムであなたが受け取るのは、新たなレベルの確信をもって表現された、私の世界の別の一面。愛と献身というかたちをとることもあれば、怒りというかたちをとることもある
- ケレラ

Joy Orbison - still slipping vol. 1 (LP+Obi)Joy Orbison - still slipping vol. 1 (LP+Obi)
Joy Orbison - still slipping vol. 1 (LP+Obi)XL RECORDINGS
¥4,872

(数量限定/日本語帯付/解説書付き)ガラージ、ハウス、テクノ、ベース・ミュージックを自在に横断しながら独自のサウンドを築き上げてきた、UKダンスミュージックの重要人物、ジョイ・オービソン。7月に初開催される注目フェス「フューチャー・フリークエンシーズ・フェスティバル」への出演を記念して、2021年にリリースされたキャリア初のフルレングス作品『Still Slipping Vol.1』が待望の日本限定帯付LPでリリース!
2009年のアンセム「Hyph Mngo」でシーンを震撼させて以来、ジョイ・オービソンはUKダンス・ミュージックの進化を牽引してきた。〈XL Recordings〉より発表された本作は、ロンドン郊外クロイドンでの記憶や仲間たちとのつながりを映し出したキャリアの集大成ともいえる作品。ガラージ、ハウス、グライム、ヒップホップなど多彩な要素を溶け合わせながら、UKダンスミュージックの現在地を鮮やかに刻み込んだ名盤として高い評価を獲得している。近年はオーヴァーモノやフレッド・アゲインらとの共演でも注目を集め、さらなる飛躍を遂げるジョイ・オービソン。その原点と進化が凝縮された必携の一枚をお見逃しなく!

Phew - Phew (Clear Vinyl LP+Obi)Phew - Phew (Clear Vinyl LP+Obi)
Phew - Phew (Clear Vinyl LP+Obi)P-Vine
¥5,060

日本のロック史のみならず、世界のロックの歴史に刻まれたアルバム!クラフトワークやノイ!、DAF、イーノらの傑作群を生み出した伝説のコニーズ・スタジオに、元アーント・サリーのPhewを迎えて制作されたアルバム。

●なぜあの時、世界の先鋭的なミュージシャンはコニー・プランクのもとで“音”を創りたがっていたのか? クラフトワークやノイ!、DAF、イーノらの傑作群を生み出した伝説のコニーズ・スタジオに、元アーント・サリーのPhewを迎えて制作されたアルバム『Phew』(1981年発表)。

●テクノやポスト・ロックにも多大な影響を与えるジャーマン・ロック・バンド、カンの元メンバー、ホルガー・シューカイとヤキ・リーベツァイトが参加。

●コニー・プランクの卓越したエンジニアリングと、ホルガー・シューカイがエディティングの妙を駆使したその斬新な音世界は、現在においても未だ色褪せることのない孤高の響き。

冥丁 - 泉涌 (LP)冥丁 - 泉涌 (LP)
冥丁 - 泉涌 (LP)KITCHEN. LABEL
¥5,500

2024年11月末、冥丁は、別府市制100周年記念事業の一環として、温泉文化をテーマにした滞在制作に招かれ、別府を訪れた。

「失日本」シリーズで知られる冥丁は、忘れ去られた日本の時代や風景を音として再構築する表現で注目を集める音楽家。今回の制作では、海辺に佇む築100年の旅館「山田別荘」の蔵に約1週間半滞在し、雨水が火山岩に染み込み、癒しの湯となって地上に戻る循環に耳を澄ませた。その結果生まれた作品『泉涌』は、温泉文化の内なる精神をたどるものである。

冥丁は竹瓦温泉、坊主地獄、へびん湯、そして山田別荘の内湯や貸切湯など別府の象徴的な温泉地を訪れ、泉源の音、泥の泡立ち、噴気孔の響き、竹林を渡る風、湯を楽しむ人々の会話などの環境音を丁寧に録音した。これらのフィールドレコーディングとその深い聴取体験を楽曲の音の土台とし、立ちのぼる湯気や体感した湯加減の塩梅までも音として描き出そうと試みている。

この作品は、一連の楽曲として展開し、硫黄と火山岩の風景の中を湯気のように漂っていく。坊主地獄に潜む狂気、山田別荘の内湯に響く幽玄な残響、苔むした竹瓦温泉の風情の中で交わされる日常の語らい。そうした断片が静かに織り込まれている。そこには水の静けさや土地に宿る記憶、そして代々ここで湯に親しんできた人々への深い敬意が込められている。

『泉涌』は、失われた日本の記憶を主題とする冥丁の探求を継承しつつ、新たな領域に踏み込んでいる。別府の風土や記憶を音 で巡礼するかのように、リスナーを深い没入体験へと誘う。マスタリングはStephan Mathieuが担当。また、本作は「失日本」 プロジェクトの新章『失日本百景』の幕開けを飾る作品。このシリーズでは、現代の生活の中でひっそりと息づく「憧憬の残る場」を探求していく。

冥丁 - 古風 II (LP)
冥丁 - 古風 II (LP)KITCHEN. LABEL
¥5,500

日本の古い文化をモチーフにした唯一無比のオリジナリティーで、世界のエレクトロニック~アンビエントシーンで脚光を浴びる広島在住のアーティスト冥丁が、2020年の傑作アルバム『古風』の続編をリリース!

「LOST JAPANESE MOOD」(失われた日本のムード)をテーマに、アンビエント・ミュージックやミュージック・コンクレートを融合させて、時とともに忘れ去られる日本の古い歴史の瞬間をノスタルジックな音の情景に再構築した3部作『怪談』『小町』『古風』で非常に高い評価を得てきた冥丁。前作『古風』をリリース後、冥丁は『古風』制作のために完成させたトラックがまだ47曲ほどあることに気づき、『古風』の世界観をさらに拡張しながら、より深く日本人のアイデンティティーについて思いを巡らせた本作『古風 II』を制作した。

アルバムは陽気な口笛から虫の音や和楽器などの賑やかなハーモニーで幕を開ける。続く「八百八町」(M-3)ではピッチシフトしたボーカル・サンプルやユニークなビートでかつての江戸の活気を表現し、メランコリックな雰囲気の「カヲル」(M-4)では、冥丁が亡き祖母に捧げたアルバム『小町』制作時のセッションを用いて彼女に送る最後のレクイエムを奏でている。アルバム後半の「茶寮」(M-10)では、一音一音が筆の運びのようなシンセ音の繰り返しの中に静けさを感じさせる。この曲は、冥丁が祖母の家で眺めていた水墨画からインスピレーションを得たもので、彼が以前訪れた茶室の印象と結び付けたという。「朽ち果てた土壁や色褪せた畳に感動を覚え、その小さな部屋に漂う宇宙的な時間の流れを音楽にしてみようと思った。」と冥丁は語る。また、非常にドラマチックな展開を見せる「黒澤 明」(M-11)では、日本の豊かな伝統と第2次世界大戦後の混乱を等しく描いた黒澤作品と深く共鳴している。

冥丁は長年に渡り、彼の思い描く日本らしさや日本人らしさを見つけ出そうとしてきたが、過去3枚のアルバムでその答えを求めた後、本作でさらに多くの疑問を投げかけている。過去を振り返ることで、より明確な現在を得ることができるのか?「LOST JAPANESE MOOD」をとらえた後、現代社会の中で日本はどこへ向かうのか?『古風Ⅱ』は、さまざまなムードと質感のある音の断片の中で、我々に過去との関係を見直すことを提案している。

広島在住の音楽プロデューサー。 現代的技巧と日本への深い敬意を融合させた三部作、『怪談』、『小町』、『古風』で国内外の好評を博す。
日本古来の音楽と豊かな歴史、文化の多様性を世界の国々へ伝える、近年のアンビエント・ミュージックの先駆者の一人。

Eerie Enterprise -  Places Remember Events (LP)Eerie Enterprise -  Places Remember Events (LP)
Eerie Enterprise - Places Remember Events (LP)DEKMANTEL
¥4,465

11月下旬入荷予定。アムステルダムの異才upsammyと、先端テクノ、ベースシーンの注目株Piezoによる注目のユニットEerie Enterpriseのデビュー・アルバム『Places Remember Events』。2024年夏に行われた濃密なハードウェア・セッションを起点に1年半の歳月をかけて磨き上げられた本作は、刺激や過剰な緊張感に傾倒しがちな現代のクラブシーンに対し、優しく寄り添うような印象。黄金期のIDMからエレクトロニカを想起させる温かく叙情的なメロディラインと、Piezoならではのエッジの効いた立体的なサウンドデザイン、そしてupsammyの精密な音響センスが見事に融合。躍動感を秘めた複雑なリズム構造でありながら、あえてハーフタイムの空間や余白を贅沢に残すことで、緻密なアレンジメントに心地よい落ち着きと静かな奥行きを与えている。繊細なメランコリーとミステリアスな音響空間が美しく交錯する、エモーショナルで純度の高いエレクトロニカ。

Harikuyamaku - SHIMA DUB LP (LP)Harikuyamaku - SHIMA DUB LP (LP)
Harikuyamaku - SHIMA DUB LP (LP)Honey Records
¥5,500

10/2 (金)発売予定。沖縄が世界に誇るDUBアーティストHarikuyamakuが2013年にCDでリリースしたアルバム『島DUB』がHoney Recordsによってアナログ化!!

オリジナルのCDアルバムより7曲抜粋、未発表音源1曲、Harikuyamakuと共にダンスミュージックユニットangamaとして活動する盟友bitowaによるRemixを1曲収録。

Harikuyamaku、レーベルオーナーYasu-Pacino、Bitowa a.k.a. KOR-ONEの3人で選曲、構成、ミックスの修正などを綿密に行い、Taiji Okuda氏によるマスタリングを経て、ドイツにてプレッシング。音、内容ともに間違いない、一家に一枚、現場でも大活躍間違いなしの最高音盤が完成した。

10年以上の時を経て新たに生まれ変わった島DUBを、ぜひ堪能してください。

OR - Music For Empty Stadiums (2LP)OR - Music For Empty Stadiums (2LP)
OR - Music For Empty Stadiums (2LP)AD 93
¥6,758

11月27日発売予定。Floating Points、Leon Vynehall、The Fieldなどファンにも推薦!Barcelonaを拠点に活動するカタルーニャ出身のプロデューサー/電子音楽家/DJ、OR-Oriol Riverola。John Talabot名義で発表した2012年のデビュー・アルバム『ƒIN』によって世界的な評価を獲得した彼が、実に10年以上の歳月を経て発表する待望のニュー・アルバムが名門〈AD93〉より登場。色彩豊かなシンセサイザーのフックが複雑に絡み合い、ループする電子音と細かな音の変化が次々と折り重なることで、反復を基盤としながらも、単純なミニマリズムには収まらない豊かな展開を形成。旋回するようなシンセのフレーズと刻々と姿を変える電子音のレイヤーによって、ダンス・ミュージックとエレクトロニック・ミュージックの境界を横断する一作。

エレクトロニック・ミュージック・シーンでは John Talabot として広く知られている Oriol Riverola は、これまでのキャリアを通じて、ツアー/ライブ、スタジオでの制作、そして音楽家としての日々の暮らしから生まれる、創造的かつ社会的な刺激を原動力としてきた。

しかし、2020年に世界が一斉に閉ざされたことで、その原動力は突然失われることになった。本当に以前の日常が戻ってくるのかさえ分からない、先行きが不安な状況のなか、ダンス・ミュージックを作ることはどこか奇妙で、意味を失ったようにも感じられた。音楽シーンの多くが、自宅で過ごす時間に寄り添う曖昧なアンビエントへと大きく傾いていくなか、Oriol Riverola はひとつの問いを抱くようになった。

「もし、もっとも多幸感に満ちたアンビエント・サウンドがあるとしたら、それはどんな音楽だろう?」

本作『Music for Empty Stadiums』は、その問いに対する答えとして生まれたアルバムである。全17曲、約95分にも及ぶ本作は、Riverola のキャリアにおいて最も壮大な作品であると同時に、これまでで最もパーソナルな作品のひとつでもある。だからこそ彼は、本作を OR という名義でリリースすることを選んだ。OR は彼のイニシャルを表すだけでなく、カタルーニャ語で「金 - ゴールド」を意味する言葉でもある。

岡田拓郎 - Konoma (LP)岡田拓郎 - Konoma (LP)
岡田拓郎 - Konoma (LP)Temporal Drift
¥5,500

長年にわたり、岡田拓郎は静かな問いを抱き続けてきた。
「日本人の音楽家として、アフリカ系アメリカ人の音楽を単に借用することなくどう敬意を払えるのか?」
――その探求が新作アルバム『Konoma』を形作った。

東京を拠点に活動するギタリスト/プロデューサー/バンドリーダーである岡田は、幼少期からこの葛藤の中で生きてきた。ブルース、ジャズ、ファンクのレコードに惹かれ育ちながらも、そこに刻まれた歴史の重みに直面し、また日本人として日本に生まれ育った自分自身の起源、そしてそれらの音楽との接点について考えを巡らせていた。そんな彼に道を示したのが、アーティスト・シースター・ゲイツ(Theaster Gates) の展示で知った「アフロ民藝」だった。

ゲイツは、ブラック・アートの美学と日本の民藝運動を結びつけ、いずれも“抵抗”の精神に根ざした文化であることを示した。「Black is Beautiful」という言葉が人種差別への抵抗を象徴したように、民藝運動もまた、産業化によって消えゆく日常の美を守るために生まれた。この2つの精神の共鳴が、岡田にとっての『Konoma』の羅針盤となった。本作は文化と時間の境界を越えて鳴り響く余韻に耳を澄ませた作品である。

『Konoma』には、6曲のオリジナルと2曲のカヴァーが収録されている。
どの曲も、この“対話”の中で形づくられた。優雅でゆったりとした「Portrait of Yanagi」は、まるでぼんやりとした記憶の中にある、別の時代のスタンダードのように漂い、短くも濃密な「Galaxy」では、後期サン・ラのエレクトリック・オルガン実験、初期フライング・ロータスのビートテープの分裂的推進力、そしてトリップホップの影のような空気感を想起させる。カバーの選曲も、岡田の思想と対話を鮮明に映す。

ヤン・ガルバレクの「Nefertite」は、1970年代ECMを象徴する冷ややかな美をまとい、ヨーロッパの音楽家たちがジャズの中で自らのアイデンティティを探していた時代を再構築する。一方、鈴木宏昌の「Love」は1970年代日本ジャズ・シーンの電気的な熱気を呼び起こす。当時ミュージシャンたちはサイケデリック、ファンク、フォークを融合させ、独特の"ローカルな方言"を生み出した。両者を通じて『Konoma』は、借りた形式を新たな表現へと“ねじ曲げてきた”アーティストたちの系譜に連なっていく。
ISC Hi-Fi SelectsとTemporal Driftの共同リリースによる本作『Konoma』で、岡田拓郎はこれまでで最もパーソナルかつ広がりのある表現を提示した。
それは、つながり、影響、そして文化を超えて生き続ける美についての瞑想。

Shinichi Atobe - Silent Way (COLORED VINYL 2LP)Shinichi Atobe - Silent Way (COLORED VINYL 2LP)
Shinichi Atobe - Silent Way (COLORED VINYL 2LP)Plastic & Sounds | AWDR/LR2
¥6,490

時代の評価軸を静かにすり抜けながら、現在進行形で更新を続ける孤高の電子音楽家【Shinichi Atobe】。セルフ・レーベルPlastic & Soundsから初となるアルバム「Silent Way」。

本年7月突如始動させたセルフ・レーベル【Plastic & Sounds】より、二枚の12インチ・シングルを経て、現時点での集大成となる全10曲を収録したアルバム「Silent Way」がCOLORED VINYL 2LP(Gatefold Sleeve/33RPM/Limited Press)レコードとデジタルで3月27日にリリース。
マスタリング/レコード・カッティングは、ベルリンのRashad Becker。アートワークは、写真家、山谷佑介の作品を核に、P&Sの全作品を手がける鈴木聖がその世界観を構築。
昨年、10月、Resident Advisorの人気シリーズ「RA Podcast」に登場し2023年4月に行われた世界初ライブの音源が公開、渋谷WWWにて、Plastic & Soundsローンチ公演「"Plastic & Sounds" label launch party」を開催。2026年1月には、同会場のニューイヤーパーティーで名盤「Haet」のライブセットを披露。
また、前作「Discipline」がPitchforkの「The 30 Best Electronic Albums of 2025」に、そして代表曲のひとつである「Butterfly Effect」がRA(Resident Advisor)の「The Best Electronic Tracks of 2000-25」に選出されるなど国内外で注目の高まる中のリリースとなる。

Shinichi Atobe - A.Whispers into the Void | AA.Fleeting_637 (12")
Shinichi Atobe - A.Whispers into the Void | AA.Fleeting_637 (12")Plastic & Sounds | AWDR/LR2
¥3,500

Basic Channel傘下のChain Reactionから2001年にデビュー以来、10年以上の沈黙を経て、2014年以降、UK・マンチェスターのレーベルDDSよりコンスタントにリリースを重ね、ダブテクノ/ミニマル等のクラブオーディエンスのみならず、全世界の熱心な音楽ファンを魅了する電子音楽家【Shinichi Atobe】。
Atobeが自身のプライベート・レーベル【Plastic & Sounds】を設立。第一弾となるリリース「 A.Whispers into the Void | AA.Fleeting_637」が12INCH(45RPM/Limited Press)レコードで7月25日にリリースされる。
ミニマルなシンセとリズムから、流麗なピアノのリフレインの導入と共に徐々に禁欲的に展開する「Whispers into the Void」。BPM125前後のフロアライクな没入ミニマル・ダブテクノ「Fleeting_637」の2曲。
マスタリング/レコード・カッティングには、Shinichi Atobeの作品を多数手がけてきたベルリンのRashad Beckerが担当。

Carmen Villain -  Memoria (Clear Vinyl LP)
Carmen Villain - Memoria (Clear Vinyl LP)Smalltown Supersound
¥4,284

10月上旬入荷予定。ノルウェーの気鋭Carmen Villainのニュー・アルバム『Memoria』が〈Smalltown Supersound〉より登場!Pauline Oliverosのディープ・リスニング思想や、アピチャッポン・ウィーラセタクン監督の同名映画から影響を受け、風化し変容する記憶をテーマに音の空間へと落とし込んだ濃密なもので、フルートやクラリネット、トランペットの繊細なアコースティック録音を解体・再構成し、ダブの手法と立体音響的な質感で再構築。Rhythm & SoundやPoleを想起させる重低音のサブベースと残響、Jon Hassell由来のフォース・ワールド・ジャズの気配、そして微細なクリック&カッツが有機的に重なり合い、空間そのものが息づくようなシネマティックな音響美学を描き出している。過度な歪みやメロディに頼らず、引き算の美学と高度なイコライジングによって音の残影を繊細に捉えた音響芸術。

The Watergirls - The Whole Of The Moon (12")
The Watergirls - The Whole Of The Moon (12")DFA Records
¥3,678

10月上旬入荷予定。The Waterboysの名曲をカヴァーした、The Watergirls名義による最初で最後の限定12インチ!OptimoのJD TwitchことKeith McIvorが末期脳腫瘍の診断を受けたことをきっかけに、広義のOptimoコミュニティのメンバーが集結して制作、当初はリリース予定のないプライベートなトラックだったが、友人を経て共有される中でチャリティ・リリースへと発展した。コミュニティの有志が集結した、悲しみを超えた愛と希望、そしてクラブカルチャーへの感謝が詰まった特別なもの。Hardway BrosのSean Johnstonによるリミックス等を収録し、遅めのテンポで徐々にフロアを加熱させるスローバーニングなダブ〜エレクトロニック・ハウスを展開。エレクトロニックで多幸感にあふれたトラックの上で、親密かつ開放的なメロディが響き渡る、まさに親しい人同士が抱き合い歌い交わすために生まれたダンス・アンセム。グラスゴーの精神とOptimo周辺の固い絆、純粋な情熱が結実した心揺さぶる一枚!

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