Avant-Garde / Contemporary
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電子音楽の一大名門〈Mego〉にジム・オルーク主宰の〈Moikai〉、〈Sonoris〉、そして〈Staalplaat〉の伝説的サブレーベル〈Mort Aux Vaches〉などなど、世界各地の名所から傑出した作品群を送り出してきたKevin Drumm。2022年にデジタル・リリースしていた作品『OG23』が、Christoph Heemann主宰の〈Streamline〉よりアナログ化!Éliane RadigueやPhill Niblock、Roland Kaynのファンまで、電子音響マニアの心をくすぐる、電子的フィールドレコーディングにも通じる強烈なエレクトロアコースティック作品!光り輝くテクスチャーと共に孤独な宇宙空間を漂う、氷河の様であり虚脱的なアンビエント・エレクトロニック・サウンドスケープ長編を2曲収録。


Nicola Rattiとの名プロジェクトことBellowsの一員としても活動、自身のレーベル〈Schoolmap〉と〈Fringes Recordings〉からのリリースを通じてドローンマスター= Eliane Radigueの再評価にも貢献した重要人物であり、名門〈Senufo Editions〉のオーナーとしても知られるミラノ出身の名実験作家Giuseppe Ielasi。自身も〈12k〉や〈Shelter Press〉〈Entr'acte〉など各地の名門から作品を送り出してきたほか、マスタリング技師としても現代の電子音響に不可欠の人物である同氏が自身の〈Senufo Editions〉から2013年にCDオンリーで発表した傑作アルバム『Rhetorical Islands』が、Jan Jelinek主宰の〈Faitiche〉より2024年度初アナログ化。2011年にパリの〈l’Audible Festival〉のためにJérôme Noetingerに依頼された無題の作品のために制作されたオリジナル素材を収録。〈Entr'acte〉からリリースされた『15cds』テープからいくつかのサウンドが抜粋された電子音響の破格の傑作!Kassian Troyerによるカッティング仕様。限定300部。
オルガニストのEllen ArkbroとHampus Lindwall、そして視覚芸術家Hanne Lippardによる『How do I know if my cat likes me?』がニューヨークを拠点とする〈Blank Forms Editions〉から登場!!本作は現代のデジタル化された日常をテーマにした、実験的でユーモア溢れるミニマリズムの作品で、コンセプチュアル・ポエトリー的に、同じフレーズやメロディーが繰り返されることで、言語の機能が徐々に美的な可能性に変化していく様子が描かれている。アルバムを通して、無駄に繰り返すことが生み出す奇妙な美しさに触れ、言葉がただの機能を超えてアートとして輝きを放つ瞬間に出会える。日常の小さな摩擦や無意味なやりとりから、意外なまでに深い感動が湧き上がってくる『How do I know if my cat likes me?』は、現代社会のありふれた風景を音楽で表現し、同時にその裏側に隠れた乾いたユーモアや冷徹さ、そしてちょっとした美しさを感じ取ることができる、ユニークな作品!

BonoboやBat For Lashes、Mica Leviを始め、数々のビッグネームと共演している英国のチェリストであり作曲家、Lucy Railtonによるソロ・チェロ作品として初のリリースとなる40分の作品『Blue Veil』がStephen O'Malley主宰の〈Ideologic Organ〉よりリリース!!パリのサン・テスプリ教会で録音された本作は、8つの楽章からなり、レイルトンが長年関心を寄せてきた微分音と和声の知覚を探求している。レイルトンが遊び心たっぷりに「シング・アロング・ミュージック」と呼ぶ、「一緒に聴く」という能動的なリスニング・モードで、チェロの中で持続し、最後にはレイルトンの一瞬の存在に溶け込んでいくような、心と音との即時的な出会いのための空間を開くような内容。キャサリン・ラムやエレン・アークブロの音楽、マリアンヌ・アマッハーやモートン・フェルドマンなどの作品の解釈の実践に影響を受けながら生まれた作品。プロデュースにKali Malone & Stephen O’Malleyという布陣も最強です。

James RushfordにSam Dunscombeという盟友と共に弦楽アンサンブルGolden Furを率いて、オーストリアの現代音楽作曲家のKlaus Langともコラボレーションを行っていた豪州の実験的チェロ奏者/作曲家/演奏家であり、〈Black Truffle〉や〈Blank Forms Editions〉、〈Another Timbre〉などの名門にも傑出した作品を残すJudith Hamannの最新アルバムが〈Shelter Press〉よりアナログ・リリース。数年に渡って様々な国で録音された6つの作品を収録。以前のリリースでも聞かれたコラージュ技法と拡張されたサウンド・パレットをさらに発展させた『Aunes』。シンセサイザーやオルガン、声などを、Hamannによるチェロの目映いほどに純粋であり包み込むような音色とともに織り込んでいます。Joe Taliaによるミックス&Stephan Mathieuが〈Schnittstelle〉にてマスタリングを担当という鉄壁の布陣で送る内容。
イタリアの作曲家フィリッポ・トレッカによる1979年のレア盤『Aquarium Sounds』が〈Sonor Music Editions〉により初の正規再発!オリジナルはプロモーション用のみで流通した作品で、TV番組『Così Per Gioco』と『Acquario』に提供された音源を中心に構成されている。若き日のチッチョリーナ(イロナ・スターラー)のボーカルをフィーチャーした「Elena Tip」も収録されている。トレッカのほか、アキッレ・オリーヴァ(ベース)、アレッサンドロ・アレッサンドローニ Jr.(キーボード)、ジャンカルロ・デ・マッテイス(ギター)、マルコ・パリージ(ドラム)といった実力派が集まり、アコースティック楽器と初期シンセを駆使して、プログレ・ポップとライブラリー音楽が交差する独自の世界観を作り上げた。長年コレクター垂涎だった本作が、イタリア音楽遺産のひとつとしてついに発掘。お見逃しなく!
Aphex Twinがファッションブランド〈Supreme〉のために作ったプレイリストに、姉妹作『Overground』収録の「Roxy」が選曲されたことでも新たな注目を集めているイタリアのライブラリー音楽の名作家、Sandro Brugnoliniが1970年に録音した傑作『Underground』が〈Sonor Music Editions〉よりめでたくリイシュー!本作はSilvano ChimentiやGiorgio Carniniら名手が集い、サイケデリック、ジャズ、ファンク、ラテン、アフリカのリズムを独自に融合させた音楽が特徴的。同時期の姉妹作『Overground』はドキュメンタリー映画『Persuasione』のサウンドトラックとして制作されたのに対し、『Underground』は当時のライブラリーレーベルから別タイトルでリリースされていた。Brugnoliniの独特でサイケデリックかつジャズやファンクを融合した唯一無二の音楽は、現代の耳にとっても傾聴に値するものであることが分かる。質の高いリマスターと美しいアートワークで、コレクター必携の一枚となっている。
シカゴの作曲家・即興演奏家・民俗音楽家ベン・ラマー・ゲイの最新アルバム『Yowzers』が〈 INTERNATIONAL ANTHEM〉より登場!本作では彼のキャリアで築かれた音楽的語彙と共演者たちとの信頼関係がアルバム全体を通して強く感じられ、民話が語られているのを聞くかのような、リズムとメロディの物語性に満ちた意欲作。本作の中心は彼のカルテット(トンマーゾ・モレッティ、マシュー・デイヴィス、ウィル・ファーバー)で、長年にわたる共演を経て築かれた即興的かつ緻密な音楽言語が展開される。民俗的なメロディや物語を核に、ジャズ、ゴスペル、エレクトロニカ、フォークなどを自在に横断、楽曲の多くはシカゴでライブ録音され、その場の空気感や身体性が濃厚にパッケージされている。またカルテット外のゲストとのスタジオ制作も加え、サウンドの幅を拡張している。物語の語り部として、過去のフォークロアやブルースの精神を未来へと受け渡すような構成になっている。『Yowzers』は、混沌とした今という時代の空気をとらえつつ、音楽を語ることとして捉え、希望と継承のメッセージを静かに伝えるような一枚。新しさと懐かしさ、即興と構築が共存する、現代の真のフォーク・ミュージック!

日本の前衛を代表する音楽家、多田正美氏(East Bionic Symphonia, Gap, Marginal Consort)や日本の環境音楽の先駆け的存在、菅谷昌弘氏などによる注目作も手掛けた、Yama Yuki氏主宰の東京のサウンド・アート系新鋭カセット・レーベル〈ato.archives〉から最新タイトル。Tetsuya Maruyama氏監修のもと南米拠点の知られざる実験映像作家たちによる音響作品を集めた画期的コンピレーション・アルバム!フィールド録音、テープ操作、電子音響、ドローン、そして土着的リズムやフォークロアの残響が錯綜し、映像的想像力と音の彫刻が交錯する音世界。儀式的でありつつ詩的、そしてラディカル。サウンド・アート、民族誌的実験音楽、ポスト・コロニアルな批評性が交わる唯一無二の記録です!

カセットテープ版にのみ収録されていたボーナストラック2曲を新たにリマスタリングし収録し、待望のCD版が登場です!goatやYPYなどでの活動や〈birdFriend〉運営でもおなじみ日野浩志郎主宰の注目レーベルにして、Keith Fullerton WhitmanやMark Fell & Will Guthrieといった強力な面々を送り出してきた〈Nakid〉からは、日野と中川裕貴によるユニット「Kakuhan」による2022年度ファースト・アルバム『Metal Zone』がアナログ・リリース。中川による弓弾きのチェロと日野の角ばったエレクトロクスとドラム・マシンのシンコペーションが、Photekの『Ni Ten Ichi Ryu』とArthur Russellの『World of Echo』を足し合わせたようなサウンドを生み出す、破格のエクスペリメンタル・クラブ・ミュージック作品!ZodiakことTakashi Makabeによるデザイン。
様々なコラボレーションを経た上で2022年に活動をスタートし、チェロとエレクトロニクスを中心にそのユニットに備わる音楽性=「電子音楽/弦楽」「現代音楽/クラブミュージック」「作曲/即興」「フィジカル/メタフィジカル」「人工/自然」など、音・音楽が持っている様々な極/曲を、その名の通り「攪拌」する、KAKUHAN(日野浩志郎×中川裕貴)。
ラモンテ・ヤングやテリー・ライリー、セシル・テイラーからアルバート・アイラー迄、ミニマルミュージック~サイケデリック~フリージャズ等の名盤をリリースしていた、フランス名門Shandarから1970年にリリースされていたライヒの霊的傑作ミニマル作品。
同じくミニマリストであるJon Gibsonがマラカスをミニマルに鳴らす上空に、東洋思想を反映した正に「波」と言える四台のオルガンによる瞑想世界。教会音楽的な流れで聴いても耐えうる事の出来る、素晴らしい内容です。現代音楽~ミニマルミュージックだけでなく、精神性を伴ったライヒにしては珍しい非常に霊的な座右の一枚。
破壊と創造的対話。孤独と絶望を経た魂の歌声。1967年から69年にかけて、アヴァンギャルド・ジャズの革新者Albert Aylerは名門〈Impulse! Records〉に一連のアルバムを録音。1967年にリリースされたこのアルバム『In Greenwich Village』は、アイラーにとって同レーベルからの最初のLPとなった作品であり、間違いなくこのレーベルでのベストと言える内容に仕上げられています。
イギリスのヴィジュアル・アーティスト、トム・フィリップス、美術史家のフレッド・オートン、作曲家のギャヴィン・ブライヤーズが1969年に創作した実験的オペラ「イルマ」中でも最も有名な録音である、ブライアン・イーノがプロデュースし、1978年に自身のObscure Recordsからリリースされた『Irma an Opera by Tom Phillips』が〈DIALOGO〉よりヴァイナル・リイシュー!本アルバムはトム・フィリップスのオペラのための音楽で、ブライアーズが小説の断片と50cm四方の紙に印刷された数小節の音符を使って作曲した。その楽譜について、トムが「おそらく、ここに示された指示を、あたかも古代のオペラの現存する唯一の断片、あるいはそのようなオペラの目や耳による目撃者の証言の断片であるかのように扱」うと述べているが、1950年代のジョン・ケージやモートン・フェルドマンの作品のように、その実現は演奏家に完全に依存したものとなっている。本盤ではA面は、ピアノ、鍵盤打楽器、弦楽器が奏でる音階の緩やかな流れに、波音などがコラージュされたミニマルな音楽。B面はロングトーンのストリングスにヴォーカリストが歌う小説の断片が重なっている。アンビエントとは何かを考えさせられる重要な作品。
1978年にブライアン・イーノのプロデュースによりオブスキュア・レコードからリリースされた、実験的作曲家ジョン・ホワイトとイギリスの作曲家で、コントラバスの演奏家でもあるギャヴィン・ブライヤーズによる作品『Machine Music』がイタリアはミラノを拠点とする〈Dialogo〉よりヴァイナル・リイシュー!A面はホワイトの4曲が収録されており、6組の低音旋律楽器がベル・メトロノームの設定に合わせて演奏するものや、空ボトルの非パーカッシブな音楽の可能性についての考察とも言える、フクロウ鳴き声のような音で非常にゆっくりと音階が下降してくるもの、口琴によるものなど多様な内容。ブライアーズの長大で壮大な「The Squirrel And The Ricketty Racketty Bridge」はB面に収録されており、4人のギタリストがそれぞれ2本のギターを同時に演奏するものとなっている。延々と続く無個性的な音の連なりはまるで機械の自動演奏か夢遊病者の演奏会!
Brian EnoのObscure Recordsからの2枚目のリリースで、彼自身がプロデュースした1975年作『Ensemble Pieces』がイタリアはミラノを拠点とする〈Dialogo〉よりヴァイナル・リイシュー!この作品は、3人の英米の実験的作曲家、クリストファー・ホッブス、ジョン・アダムス、ギャヴィン・ブライヤーズらによるスプリット・アルバムで、クリストファー・ホッブスが2曲、ジョン・アダムスとギャヴィン・ブライヤーズが1曲ずつ演奏しており、ホッブスとブライヤーズは各曲でパフォーマーとしても参加している。実験的なクリストファー・ホッブスのA1/B1、スポークン・ワードとオーケストラのジョン・アダムスのA2、ブライアン・イーノとデレク・ベイリーが参加したギャヴィン・ブライヤーズの不協和音の辺境クラシック・アンビエントのB2と、個性的な音楽が整然と並ぶコンセプチュアルな作品。中でも白眉とも言えるのがギャヴィン・ブライヤーズによる『1, 2, 1-2-3-4』。この曲は器楽奏者/ヴォーカリストのためのもので、それぞれがポータブル・カセット・マシンに接続されたヘッドフォンを装着している。各演奏者はヘッドフォンの音楽だけを聴き、その音楽には自分の楽器や声のための''パート''が含まれており、カセットとともに自分の楽器パートを演奏する。このパートを再現できるかどうかは、自分が聴いたものにどれだけ慣れているかにかかっている、というもの。結果、収録された緩やかで夢幻的なスタンダードメドレーは、本人たちが演奏しているつもりの音と、実際に鳴っている音との狭間で揺れ動く、唯一無二の不調和のハーモニー!Caretakerのファンの方にもお勧めできそうな一枚。

西洋から遠く離れ、アフリカ、インド、中近東と各大陸を渡り歩き、リズムを手にし、伝統と土着の音楽を学んで渡った音楽仙人。イタリアの国営放送〈RAI〉やラジオ局〈Radio Popolare〉などにも携わったレジェンド=Roberto Musci。〈Music From Memory〉などからの編集盤や再発盤で2010年代に世界的な再評価を浴びたこの偉人による、「旅、民族、神秘主義」というテーマのもと作り上げられたトライバル・アンビエント/サウンド・コラージュの破格の傑作盤が〈Soave〉から登場。ヒンズー教の僧院 (アシュラム) でマントラを聞き、仏教哲学を学びながら過ごす時間の深い意味の探求から、宇宙探査、月や火星への人類の居住まで、イスラムの神秘主義宗教であるスーフィズムが新世界の発見に同行することを想像しながら、人類がどのように生き、新世界に何をもたらすのかを想像する、ムスチ氏の崇高なヴィジョンが秘められた作品です。
当店でもロング・ヒット。これぞ、Julia HolterとMassive AttackとBrigitte Fontaineの奇跡の邂逅!フランスの名門実験レーベル[Shelter Press]からも作品を繰り出していたNative Instrumentの変名ST/NEやRupert Clervauxの別名義CVXなどを始め、クセの強い作家たちのリリースを抱えるロンドンの要注目レーベル、[Laura Lies In]より、ブリストル拠点のTara Clerkinを中核に様々なメンバーが参加するという変則ユニット、Tara Clerkin Trioがデビュー・アルバムを発表!! これぞ、2020年代の新たな音楽の形でしょうか? ブリストルのお家芸トリップ・ホップからジャズ、民族音楽、チェンバー・ミュージックまでじっくりと煮込んで異次元へと昇華。70年代[Saravah]のその先をも思い起こさせる画期的アヴァン・ポップ・サウンドを提示しています。この艶、只者ではありません。Rupert Clervauxによるマスタリングと盤質も万全。12"x12" カラー・インサートが付属。必聴!

版元完売。徹底したアヒンサーを提唱実践、「ノイズ」の枠を超越したオルタナティヴな表現を試み続けるジャパノイズ伝説、Merzbow。イタリアの〈Urashima〉からデラックス・木製ボックスセットをリリース。ハンドナンバリング入り、限定99部。

版元完売。徹底したアヒンサーを提唱実践、「ノイズ」の枠を超越したオルタナティヴな表現を試み続けるジャパノイズ伝説、Merzbow。イタリアの〈Urashima〉からデラックス・木製ボックスセットをリリース。ハンドナンバリング入り、限定99部。

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『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』、『パトレイバー2/THE MOVIE』、『天使のたまご』などで知られる押井守が原作脚本を手がけた、1999年の日本のアクション・ポリティカル・スリラー・アニメ『人狼』のサウンドトラックが〈WRWTFWW Records〉より公式ヴァイナル化!重量盤プレス。
