Avant-Garde / Contemporary

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Appearance/Music for Solo Performer: Compositions by T. Ichiyanagi and A. Lucier (LP)
Appearance/Music for Solo Performer: Compositions by T. Ichiyanagi and A. Lucier (LP)Em Records
¥4,400

忘れた頃にやってくるオメガポイントとエム・レコードのお騒がせ合同リリース。今回は、人間の脳波を用いた最初の音楽作品として知られるアルヴィン・ルシエの「一人の演奏家のための音楽」を、あろうことか60年代のジョン・ケージ一派が実演した壮絶な意味不明爆音塊。もう一つは、初期オメガポイントのリリースで現音マニアを震撼させた一柳慧の傑作「アピアランス」のマスターテープ音源という強烈二本立て。単なる希少価値を超えた、プロト・インダストリアルといえるこれら実験音楽の精髄をアンビエント流行の今爆音で浴び歴史的弁証法に問う!!

2月27日発売。今回の音源は一柳慧が自宅で発掘したテープから発見されたもので、1967年にミシガン州ホープ大学で行われたケージ、デイヴィッド・チュードア、一柳慧らによるコンサートの生録音である。

60年代中盤は、ケージとチュードアが電気的に増幅したパフォーマンスサウンドを開発していた只中であり、このホープ大学コンサートでも容赦のないアンプリファイド・パフォーマンス技法による爆音が放たれていた。ルシエの「一人の演奏家のための音楽」(1965年)は、現在、耳にできる中で最も作曲年に近い録音で、今回、世界初公開となる。この1967年版は、1982年にルシエとポーリン・オリヴェロスがLovely Musicから発表したものとは全く趣の異なる、ケージ一派の電気的リアリゼーション技術が施された内容で、事情を知らなければ近隣の道路工事にしか聞こえない形而下意味不明音塊。脳波の実演奏は名手チュードアが担当している。

一柳慧の「アピアランス」(1967年)は、かの『Source Magazine』誌上の巻頭で発表された当時の最新曲で、生演奏のエレクトロニクスとアコースティック楽器を混合した爆裂演奏にはケージも参加。この演奏自体は、2006年にオメガポイントからリリースされたものと同一内容だが、本作で使用したソーステープはマスターテープと考えられ、明らかにリニアリティが高く、音質が大幅に向上している。また、2006年版にはない聴衆の反応も収録された長尺版となる。

本作には、オメガポイントによる序文(テープ発見の経緯を解説)、一柳慧の「アピアランス」2006年解説の再掲、ルシエ作品の研究家で生前より作家と交流のあったサウンドアーティスト佐藤実による解説を収録。(※ジャケット図版は「一人の演奏家のための音楽」のセット図)

The Worm - Pantilde (LP)The Worm - Pantilde (LP)
The Worm - Pantilde (LP)Em Records
¥3,850

英国シアトリカル儀式アンビエントフォーク突然変異体。夢のような田園世界へのタイムトリップでありながら、明確な現実感を持つ、驚くべきフォーク・ファンタジア、ザ・ワーム『パンティルデ』。

コーンウォール出身のアヴァンフォーク・パフォーマンス・アーティスト、ザ・ワームによるこの魔法のようなアルバム『パンティルデ』は、幽玄な新世界、この世のものとは思えないような、それでいてどこか現実にも根ざしている、ケルトの異郷の村の日常を描いた想像上の口承と音楽の物語です。このトータルアルバムの音楽は、奇妙でありながら親しみやすく、幻想的で魅惑的でありながら、同時に大地に繋がっています。ザ・ワームを名乗る音楽家エイミー・ローレンスは、チェロ、ハープ、リコーダー、パーカッションといったアコースティック楽器を儀式的な雰囲気で演奏して歌い、その豊かな歌声は時にオーバーダビングされ、美しく素朴なヴォーカルアンサンブルへと昇華されます。ローレンスはそのヴォイスを用いて、神話的で神秘的な村の生活と風景、そして人間と自然界の関係を描いた歌物語を紡ぎます。
ザ・ワームは、ドロシー・カーター、インクレディブル・ストリング・バンド、ヴァシュティ・バニヤン、ショベル・ダンス・コレクティブ、ブリジット・セント・ジョン、ジェシカ・プラット、キャスリン・ハウ、メアリー・ラティモア、トリストフ・イ・フェニウッドらを含む音楽の系譜に出現した突然変異体のような才能です。『パンティルデ』は、夢のような田園世界へのタイムトリップでありながら、明確な現実感を持つ、驚くべきアヴァンギャルド・フォーク・ファンタジアです。地底に住むというケルト伝説の小人をイメージさせる装丁アートワークはローレンスの手によるもので、「パンティルデ」とは写真のロバの名前のこと。ザ・ワーム自身による英語と日本語の古文書のようなライナーノーツと歌詞を掲載します。CD 版のみ Yama Warashi によるリミックスをボーナス収録。

=作品仕様=
+ 12インチLP、4Pインサート
+ 解説・歌詞:エイミー・ローレンス
+ 日本語・英語訳掲載

Copenhagen Clarinet Choir & Anders Lauge Meldgaard - Jeux d’eau (LP)Copenhagen Clarinet Choir & Anders Lauge Meldgaard - Jeux d’eau (LP)
Copenhagen Clarinet Choir & Anders Lauge Meldgaard - Jeux d’eau (LP)conatala
¥3,500

デンマークのミニマル・アンサンブル、Copenhagen Clarinet Choirと作曲家Anders Lauge Meldgaard のコラボレーション・アルバム《Jeux d’eau》をリリース

《Jeux d’eau(ジュ・ドー)》は、実験的アンサンブル Copenhagen Clarinet Choir と、デンマークの作曲家・演奏家 Anders Lauge Meldgaard による探究的なコラボレーションから生まれた作品です。中心となるのは Meldgaard による作曲と、日本発の電子楽器 New Ondomo の演奏。この楽器は1920年代後半にフランスで生まれた最も古い電子楽器のひとつ オンド・マルトノ に着想を得て開発されたもので、Copenhagen Clarinet Choir の鮮やかなエネルギーと冒険心が、Meldgaard の音楽的ヴィジョンに生命を吹き込んでいます。 
プロジェクトの着想源となったのは、イタリア・ティヴォリにある Villa d’Este の庭園を Meldgaard が訪れたことに始まります。この場所はかつて Franz Liszt や Maurice Ravel にインスピレーションを与え、彼らは同名のピアノ曲《Jeux d’eau(水の戯れ)》を作曲しました。本作もその系譜を受け継ぎながら、新たな音の旅へと聴く者を誘います。従来の作曲家たちが厳格な構造に重きを置いていたのに対し、Meldgaard はより開かれた形式を採用し、演奏者が即興的に関与できる余地を残しています。
こうした柔軟性が、ミニマル・ミュージック特有の反復の性質に、よりしなやかで心地よい響きを与えています。
コペンハーゲンの The Village で録音されたこのアルバムでは、クラリネット・クワイアの有機的な共鳴と、New Ondomo および電子音の予測不能なテクスチャが交錯する音響体験が展開されます。
《Jeux d’eau》は、構造と自由、前進と反復を絶妙に行き来する音楽です。Terry Riley や Steve Reich といったアメリカの古典的ミニマル・ミュージックに影響を受けながらも、単なる模倣にとどまらず、後期ロマン派的な抒情性を帯びたメロディと豊かなハーモニーにより、反復の厳格さがやわらげられています。加えて、Jo Kondo や Sueko Nagayo のような日本の作曲家に通じる繊細さと明快さも感じられます。作品全体は、躍動と静寂が交差する、遊び心と深みを兼ね備えた音世界を生み出しています。
この作品は、水への賛歌であると同時に、人間と自然の繊細なつながりに対する静かな問いかけでもあります。流れるような形とオープンな記譜法により、音楽は自然のダイナミクスを映し出す鏡のような存在となり、演奏者には即時の気づきと、協調、バランスへの配慮が求められます。水のように、音楽もまた変化し続けるものであり、私たちの環境が常に移ろいゆく存在であること、そしてそれを守る責任があることを、優しくも力強く伝えています。

Merzbow - Gareki No Niwa (CD)
Merzbow - Gareki No Niwa (CD)iDEAL Recordings
¥3,960

徹底したアヒンサーを提唱実践、「ノイズ」の枠を超越したオルタナティヴな表現を試み続けるジャパノイズ伝説、Merzbow。スウェーデンの実験音楽レーベル〈iDEAL Recordings〉が展開する限定シリーズiDEAL Secret Circleの第3作として発表されたMerzbowのCD作品『Gareki No Niwa』。本作は、Jim O’RourkeやJohn Duncanらと並んでシリーズに選ばれた11タイトルのひとつで、各タイトル80部のみ制作される特別仕様。過激でサイケデリック、そして聴くほどに発見がある、メルツバウのカタログの中でも不可欠な一作。

Mark Fell, Rian Treanor, Kakuhan - Promo (CD)Mark Fell, Rian Treanor, Kakuhan - Promo (CD)
Mark Fell, Rian Treanor, Kakuhan - Promo (CD)Nakid
¥2,200

2023年9月、10月にMARK FELL/RIAN TREANOR/KAKUHANの3組によって実施した日本ツアーを記念したスプリットCDがリリース!300枚限定です。

90年代以降の電子音楽、或いは実験的なテクノ音楽の巨頭として知られ、Mille Plateaux、Line、Mego、Raster Noton等のレーベルから多数の作品をリリース。そして近年はその「テクノ」の枠さえも飛び越え本当の意味での「現代的」なサウンドを提供するMark Fell。
2023年にはNYEGE NYEGE TAPESからウガンダ / アチョリ族のフィドル奏者 Ocen Jamesとのコラボレーションを収めた音源「Saccades」をリリースするなど、クラブ・カルチャー、実験芸術、コンピューター・ミュージックの交差点から、新たな解体と連動を伴う音楽を創出するRIAN TREANOR。
様々なコラボレーションを経た上で2022年に活動をスタートし、そのユニットに備わる音楽性=「電子音楽/弦楽」、「現代音楽/クラブミュージック」、「作曲/即興」など、様々な音楽が持っている極/曲を、その名の通り「攪拌」するKAKUHAN(日野浩志郎×中川裕貴)。
この3者による完全新曲が収録された全9曲のスプリットCDは、単なる「スプリット(寄せ集め)」ではなく、テクノミュージック以降の音楽の周縁にある「フィジカル/メタフィジカル」の境界を超越、融解するようなアプローチがそれぞれの楽曲の中に現れています。三者の音楽に対する現在進行形の態度が如実に、かつカジュアルに現れた、ジャンルを越えて聴くべき作品になっています。お見逃しなく!

Raphael Rogiński & Ružičnjak Tajni - Bura (CD)
Raphael Rogiński & Ružičnjak Tajni - Bura (CD)Instant Classic
¥2,346

ポーランドのギタリスト、Raphael Rogińskiと、セルビアの伝統歌唱を軸に活動するRužičnjak Tajniが共作した、バルカンの深い伝承を思わせる響きと現代音響が交わるエクスペリメンタル・フォーク作品。強靭でストレートなバルカン歌唱が中心にあり、その倍音や揺れが音楽全体の芯をつくる。対照的にロギンスキのギターは、旋律を前に出すのではなく、ドローンや打弦、鋭い単音を組み合わせながら、独自の質感で周囲を支えている。民謡の旋律や宗教歌、オスマン帝国由来の古い歌など、バルカン半島の多層的な音文化を素材にしながら、和声や音の配置は現代音楽的で、伝統と実験が自然に呼応する独自の音響世界を形成。リズムは明確に刻まれず、呼吸や語りの間合いが時間の流れをつくり、聴き手を歌の奥にある風景へと引き込む。

Morton Feldman - Piano (5CD Box)
Morton Feldman - Piano (5CD Box)Another Timbre
¥8,264

長大なMorton Feldman のピアノ作品をほぼ網羅!Philip Thomas による25年以上の研究と演奏経験が結実した、決定版とも言える 5 枚組ボックスセット。John Tilbury の4CD旧全集では未収録だった作品も多数収録しており、うち3曲は世界初録音。極めて柔らかいタッチと精密なコントロールが印象的なPhilip Thomas の深い理解と静謐な演奏が、Feldman の音楽の本質である、音の消え際、時間の伸縮、静寂の美を鮮やかに浮かび上がらせている。52ページに及ぶPhilip Thomas による詳細な解説も付属。Feldman の作曲思想、演奏解釈、作品背景が丁寧に記されており、研究資料としても価値が高い一作。

Morton Feldman - Trios (6CD Box)
Morton Feldman - Trios (6CD Box)Another Timbre
¥9,867

Morton Feldman後期の三つの大作「Why Patterns?」「Crippled Symmetry」「For Philip Guston」を収めたCD6枚組ボックスセットが〈Another Timbre〉より登場。演奏はGeorge BartonとSiwan RhysによるGBSR Duoに、フルート奏者Taylor MacLennanを加えた編成で、Feldmanが晩年に好んだフルート、ピアノ(またはチェレスタ)、打楽器という独自のトリオ編成による作品を網羅している。収録の後期三大作は、1970年代後半〜80年代のFeldmanが確立した、静けさの中で微細に変化し続ける音を極限まで追求した作品群で、静けさの中で音がわずかに揺らぎ、時間が伸び縮みするような独特の世界。GBSR Duo+Taylor MacLennanによる演奏も、透明度が高く、緊張感と静けさが共存する精緻なもの。音が消えゆく瞬間に重心が置かれた、極限まで繊細な時間の芸術。

Morton Feldman -  Intermission 6 (CD)
Morton Feldman - Intermission 6 (CD)Another Timbre
¥2,483

フェルドマン初期の美学が最も純粋な形で現れたピアノ作品『Intermission 6』。音は流れず、語らず、ただ静かにそこに置かれる。ひとつひとつの音が空間に浮かび、消えていくまでが作品の中心となり、音と静寂の境界がゆっくりと溶けていく。テンポの感覚はほとんどなく、音は点描のように散らばり、そのあいだに広がる余白が、むしろ音以上の存在感を持つ。音がほとんど動かないのに、時間がどんどん深く沈んでいくような独特の感覚。抽象絵画のように、意味や物語を排した純粋な音の配置。後期の長大な作品へとつながる美学の原型が、この短いピアノ曲の中に凝縮されている。静寂の中に微細な色彩が立ち上がる、フェルドマンの核心を味わえる一枚。

Morton Feldman - Piano Violin Viola Cello (CD)
Morton Feldman - Piano Violin Viola Cello (CD)Another Timbre
¥2,483

フェルドマン晩年の美学が極限まで研ぎ澄まされた室内楽作品『Piano, Violin, Viola, Cello』。ピアノと弦楽三重奏というシンプルな編成にもかかわらず、音はほとんど動かず、語らず、ただ静かに置かれる。わずかな配置の変化が、時間の流れをゆっくりと歪め、聴くという行為そのものに意識が沈んでいく。音と音のあいだには大きな余白があり、その静寂こそが作品の中心で、反復するようで決して同じには戻らないパターンが、微細な揺らぎを伴って現れては消え、抽象絵画のような静かな迷宮を形づくる。長大でありながら、密度は限りなく薄い。しかしその薄さの中に、フェルドマンが追い求めた無時間性が息づいているよう。何も起きないようでいて、深く吸い込まれる、フェルドマン後期の核心。

土取利行+坂本龍一 - Disappointment-Hateruma (CD)土取利行+坂本龍一 - Disappointment-Hateruma (CD)
土取利行+坂本龍一 - Disappointment-Hateruma (CD)Wewantsounds
¥3,100

坂本龍一が残した幻のファーストレコーディング作品『Disappointment–Hateruma』が、新たなライナーノーツを収録してCD化。
『Disappointment–Hateruma』は、東京藝術大学大学院に在籍中だった坂本龍一と、ピーター・ブルック・カンパニーの音楽監督として世界的に活躍したことでも有名なフリー・ジャズ系ドラマー土取利行とのデュオ作。当時アナログ限定500枚プレスの入手困難な激レア音源が、今回はHeba KadryによるリマスタリングとAndy Betaの新ライナーノーツ付きで待望の再発です!

Alvin Curran / Andrea Centazzo / Evan Parker - Real Time (LP)Alvin Curran / Andrea Centazzo / Evan Parker - Real Time (LP)
Alvin Curran / Andrea Centazzo / Evan Parker - Real Time (LP)Ictus Records
¥4,497

エヴァン・パーカーとアンドレア・チェンタッツォに、イタリアを拠点に活動するアメリカ人作曲家、パフォーマー、即興演奏家、サウンド・アーティスト、作家であるアルヴィン・カランを加えたスーパートリオの1978年作『Real Time』が<Ictus Records>よりめでたく再発!1977年12月13日にローマで行われたライブを収めたもので、チェンタッツォがパーカッションとパーカッション・シンセサイザー、カランがシンセサイザー、ピアノ、トランペット、パーカーがソプラノとテナーのサックスで参加している。「自分の楽器言語を完成させた3人の3つの言語は、異なる音楽的背景が一体となり、その時代ならではのユニークな融合を生み出す表現の共通点を見出した」とチェンタッツォが回想する非常に印象に残る内容!限定250部

Alvin Curran / Andrea Centazzo / Evan Parker - Real Time Two (LP)Alvin Curran / Andrea Centazzo / Evan Parker - Real Time Two (LP)
Alvin Curran / Andrea Centazzo / Evan Parker - Real Time Two (LP)Ictus Records
¥4,497

エヴァン・パーカーとアンドレア・チェンタッツォに、イタリアを拠点に活動するアメリカ人作曲家、パフォーマー、即興演奏家、サウンド・アーティスト、作家であるアルヴィン・カランを加えたスーパートリオの1977年12月14日にピストイアのテアトロ・コムナーレで行われたコンサートのライヴで、チェンタッツォがパーカッションとパーカッション・シンセサイザー、カランがシンセサイザー、ピアノ、トランペット、パーカーがソプラノとテナーのサックスで参加している『Real Time Two』が<Ictus Records>よりめでたく初ヴァイナル・リイシュー!「自分の楽器言語を完成させた3人の3つの言語は、異なる音楽的背景が一体となり、その時代ならではのユニークな融合を生み出す表現の共通点を見出した」とチェンタッツォが回想する印象的でスポンティニュアスな即興演奏が素晴らしい!限定250部

Evan Parker / Andrea Centazzo - Bullfighting on Ice! (LP)Evan Parker / Andrea Centazzo - Bullfighting on Ice! (LP)
Evan Parker / Andrea Centazzo - Bullfighting on Ice! (LP)Ictus Records
¥4,497

今なお精力的に活動を継続する英国フリー・インプロヴィゼーション界の首領、Evan Parkerとイタリアのフリージャズ系名パーカッショニスト、Andrea Centazzoからなるデュオの1977年12月12日にパドヴァで開催されたコンサートの未発表音源が〈Ictus Records〉からリリース!コンサートは、古い屠殺場跡地に仮設されたサーカステントで開催され、パドヴァが政治的に激動の時代を迎えていたことも相まって、録音には常識からかけ離れた雰囲気の何かが、音楽の背景に残るサウンドスケープのように記録されており、それはイタリアの新興フリー・ミュージック・シーンが最初に開かれたことを示す歴史的なドキュメントであると言えるかもしれない。限定250部

Elektriktus - Electronic Mind Waves Vol.2 (LP)
Elektriktus - Electronic Mind Waves Vol.2 (LP)Ictus Records
¥4,497

Steve Lacy、Evan Parker、Lol Coxhill らとの共演で知られ、70年代から現在までヨーロッパ前衛音楽の最前線を走り続けるパーカッショニスト兼作曲家である Andrea Centazzo が 1976年にElektriktus名義で発表した、イタリア産コズミック・ミニマル電子音楽の秘宝『Electronic Mind Waves』のまさかの続編が実に49年越しにリリース!本作は『Electronic Mind Waves』のオリジナルセッションの未発表テープが近年になって屋根裏部屋から発掘されたことをきっかけに生まれたもので、前作から50年以上の音楽経験を経た Centazzo は、当時の自分と対話するようにデジタル・エレクトロニクスやパーカッションをオーバーダブしていく。「10分のループを作るには、10分間演奏し続けるしかない」と、コンピュータによる自動化を拒み、1975年と2025年を手で演奏するという連続性でつなぐことで生まれた Vol.2 は、回顧でも再構築でもない、時間横断的なコラボレーション。1975年の Elektriktus が生み出した、荒削りでありながら、クラウトロックのコズミック感覚とイタリア的な抒情性が混ざり合う独自の魅力を持つ抽象的な電子音の風景に、長年の即興演奏で培われた脈動する身体性が重ね合わされ、過去と現在が同じ強度で響き合う、唯一無二の音世界が立ち上がる。

Walter Maioli - Caverne Sonore (LP)Walter Maioli - Caverne Sonore (LP)
Walter Maioli - Caverne Sonore (LP)Black Sweat Records
¥4,092

Tomoko SavegeやRos Bandtなどのファンにもお薦めな地質学と旧石器時代のポリフォニー!〈Black Sweat〉や〈Die Schachtel〉〈Soave〉〈Archeo Recordings〉といった自国レーベルを中心とした発掘作業により10年代中盤から後半にかけて再評価が進展したイタリアの地下/前衛音楽。その命脈の中心部に位置し、Aktuala、Art Of Primitive Sound、Futuro Antico、Gruppo Afro Mediterraneoといったイタリアの名だたる名グループで活躍した孤高のフルート奏者、Walter Maioliが1985年から2002年にかけて残した録音物を収めたアルバム『Caverne Sonore』が、〈Black Sweat〉と〈Holidays Records〉の共同でアナログ&CDリリース。巨大な地底湖での水の滴りや鍾乳石、石灰岩といった天然の音響空間と対話する、オルガン、グロッケンシュピール、木琴、石のマリンバなどの演奏による「地球の中心への旅」ともいうべき壮大な作品。

John McGuire - Double String Trios (CD)John McGuire - Double String Trios (CD)
John McGuire - Double String Trios (CD)Unseen Worlds
¥1,976

アメリカ出身の作曲家 John McGuire が晩年に取り組んだ二つのストリング・トリオのための作品をまとめたアルバム『Double String Trios』。二組の弦楽三重奏が精密に重なり合い、ミニマル・ミュージックの反復性とヨーロッパ前衛の構築性が滑らかに融合していく。電子音楽の研究で培われた精密な時間感覚がアコースティック楽器に応用され、透明で結晶のような響きが持続しながら、絶えず微細な変化が生まれている。緻密でありながら温度を感じる独特の音世界は、時間・響き・構造が多層的に折り重なる、現代音楽の中でも特に静謐で美しい結晶のような音楽!

J.P.A. Falzone & Morgan Evans-Weiler - Chordioid (2CD)
J.P.A. Falzone & Morgan Evans-Weiler - Chordioid (2CD)Another Timbre
¥4,397

ヴァインデルヴァイザー楽派の名アンサンブルである”Ordinary Affects”にて16年から共に活動してきたJ.P.A. FalzoneとMorgan Evans-Weiler。それぞれが個別に作曲した長編を収録した2枚組CDが名所〈Another Timbre〉からリリース!19年1月にコネチカット州ミドルタウンのリベラル・アーツ系大学のウェズリアン大学の記念礼拝堂にて、ヴァンデルヴァイザー周りの作品のエンジニアリング、そして、Alan SondheimやJosé Jamesとの共作も知られるLuke Damroschによって録音された一作。虚空のなかで淡々とアイソレーションを加速させる弦楽ドローン・ミニマルなMorgan Evans-Weiler側、哀愁が匂うピアノとヴァイオリン、ヴィブラフォンによる点描的なサウンドが枯淡とした美しさを放ったJ.P.A. Falzone側と、ともに音数は抑えながら、日本的な侘び寂びの風趣さえも感じさせる、大変エニグマティックな室内楽作品。途轍もなく素晴らしいです!

Marc Sabat / Johann Sebastian Bach -  Bach Tunings (CD)
Marc Sabat / Johann Sebastian Bach - Bach Tunings (CD)Another Timbre
¥2,483

現代作曲家、音律研究者である Marc Sabat が、バッハの作品を純正律や歴史的調律法で再構築し、まったく新しい響きを引き出す、非常にユニークで知的な音響実験アルバム。純正律で響く和音は驚くほど澄み渡り、別の調では緊張を帯びて不安定に揺れる。その変化が、バッハの対位法や和声の構造を新しい角度から照らし出し、音楽そのものの骨格が立体的に浮かび上がる。古楽の復元でも現代音楽の再解釈でもなく、調律という音の根本を作曲素材として扱うような、知的で静謐な探求。バッハを別の角度から照らし、音と音の関係性にじっくりと耳を澄ませる。その響きは透明で、ミニマルで、どこか瞑想的。音が正しく響くとはどういうことなのかを問いかける一枚。

Aksak Maboul - Un peu de l'âme des bandits (LP+CD+DL+Booklet)Aksak Maboul - Un peu de l'âme des bandits (LP+CD+DL+Booklet)
Aksak Maboul - Un peu de l'âme des bandits (LP+CD+DL+Booklet)Crammed Discs
¥5,060

マーク・オランデル率いるベルギーのチェンバー・ロック・バンド、アクサク・マブールの1980年発表のセカンド・アルバム。前作「偏頭痛のための11のダンス療法」で確立したスタイルをバンド編成で更に洗練させた、最高傑作の呼び声高い作品。チェンバー・ロック界の歴史的名盤。

Aksak Maboul - Onze danses pour combattre la migraine (LP)Aksak Maboul - Onze danses pour combattre la migraine (LP)
Aksak Maboul - Onze danses pour combattre la migraine (LP)Crammed Discs
¥4,385

マーク・オランデル率いるベルギーのチェンバー・ロック・バンド、アクサク・マブールの1977年発表のデビュー作。エリック・サティやZNR等に通じる、アコースティック楽器とエレクトロニクスが不思議に融合する摩訶不思議な空間。今、チェンバー界の古典として歴史に残る名盤。

Éliane Radigue - Asymptote Versatile (1963-64) (CD)Éliane Radigue - Asymptote Versatile (1963-64) (CD)
Éliane Radigue - Asymptote Versatile (1963-64) (CD)Amgen
¥3,321
Xavier Charles、Angharad Daviesらも参加!ドローンマスター、チベットと電子音楽を合一させたグルEliane Radigue(1932-)が1963〜64年に記した未発表スコアが、長い歳月を経てついに蘇生。Rhodri Daviesのプロデュースにより、〈Huddersfield Contemporary Music Festival 2023〉で初演された、コンテンポラリー/ミニマ・ドローン歴史的録音。フィボナッチ数列をもとに描かれたグラフィック・スコアは、弦、管、ハープ、ギターらによって解釈され、電子機材を用いずとも、その代名詞である深遠な持続音が現前。音の層はわずかな揺らぎと螺旋を内包しながら広がり、静謐と宇宙的な拡張を同時に体験させるかの如し。後年の〈Occam〉シリーズを予見する萌芽にして、祈りのような集中を喚起するラディーグ芸術の源泉的傑作。
Jean-Marie Mercimek - Dans Le Camion De Marguerite Duras (LP)
Jean-Marie Mercimek - Dans Le Camion De Marguerite Duras (LP)Aguirre Records
¥4,876

ジャン=マリ・メルシメックによる、「盲目のためのロードムービー」とも言うべき、視覚ではなく聴覚で旅を描いた実験的なアルバム『Le Camion de Marguerite Duras』が〈Aguirre Records〉の企画として制作され、全300部限定、大型ポスター付きで登場!マリオン・モルとロナン・リウの二人が、フランスとベルギーを舞台に6年かけて録音した作品で、マイクロトーナルなMIDIコンポジション、フレンチ・サウンドトラック、ポストパンク風シャンソンなどを折衷した独特の音世界を構築している。音が風景を映すスクリーンとなり、楽曲は場面として構成され、サウンドデザインとソングライティングが混ざり合う。奇妙でありながらも親しみやすく、過剰な奇抜さに頼らず、あくまで人間味と温もりをたたえた作品に仕上がっている。Luc Ferrariの語りを用いた電子音楽や、Brigitte Fontaineのシュールなシャンソン、Crammed Discsの実験音楽好きにはたまらない内容。知的でありながら情感にも訴えかける傑作。

Tara Clerkin Trio - Tara Clerkin Trio (LP)
Tara Clerkin Trio - Tara Clerkin Trio (LP)Laura Lies In
¥3,321

当店でもロング・ヒット。これぞ、Julia HolterとMassive AttackとBrigitte Fontaineの奇跡の邂逅!フランスの名門実験レーベル[Shelter Press]からも作品を繰り出していたNative Instrumentの変名ST/NEやRupert Clervauxの別名義CVXなどを始め、クセの強い作家たちのリリースを抱えるロンドンの要注目レーベル、[Laura Lies In]より、ブリストル拠点のTara Clerkinを中核に様々なメンバーが参加するという変則ユニット、Tara Clerkin Trioがデビュー・アルバムを発表!! これぞ、2020年代の新たな音楽の形でしょうか? ブリストルのお家芸トリップ・ホップからジャズ、民族音楽、チェンバー・ミュージックまでじっくりと煮込んで異次元へと昇華。70年代[Saravah]のその先をも思い起こさせる画期的アヴァン・ポップ・サウンドを提示しています。この艶、只者ではありません。Rupert Clervauxによるマスタリングと盤質も万全。12"x12" カラー・インサートが付属。必聴!

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