Avant-Garde / Contemporary
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「コンタクテ」とは、'接触'のこと。電子音と生身の奏者(楽器音)の接触であり、そしてシュトックハウゼンのいう'瞬間形式'のそれぞれの瞬間の接触など、様々な意味を含んでいます。
'瞬間形式'について、シュトックハウゼンは、1961年1月12日ケルン西ドイツ放送の深夜音楽番組で次のように述べています;「近年、ドラマチックなフィナーレをもつ形式からは程遠い音楽が多く作曲されている。こうした作品には、クライマックスもその予兆もなく、さらに作品全体が発展していく段階もまったくない。むしろいきなり激しく盛り上がり、作品の最後まで'ピーク'を維持しようとしている。常に最大か最小であり、聴き手はどのように曲が進むかを予測することもできない。あるパッセージの一部という瞬間ではなく、一定の持続の一部分でもない。'今'への集中が、時という水平の概念を打ち破る縦線を作り、無時間的なものへと我々を導いている・・・」
様々な方向から飛び出してくる、ブーブーガーガーいう音や、暗騒音、打楽器、ピアノの音などに耳を傾けるうちに、聴き手は、無情に流れる時間が支配するこの世界から解き放たれ、とても濃密で不思議な音楽体験をするのです。
なお、「コンタクテ」は電子音のみの版と電子楽器、ピアノ、パーカッションのための版の2種類ありますが、ここでは2トラックとも後者の版によっています。
我らが漆黒の伝道師、灰野敬二が81年にPinakotheca(Tom RecchionやJohn Duncanも在籍)から発表した不朽の大名盤「わたしだけ?」が史上初のヴァイナルリイシュー!
リイシュー版のCDですら高値を付けるなど再発を待ち望んだ人も多いのではないでしょうか。まさしくジャパニーズ・アンダーグラウンドを代表する世紀の一枚。即興で紡ぎ出される言繰り、漆黒に咆哮するギター、暗闇の中で爆発するノイズの絶叫、全てが完璧な調和と崩壊の上で成り立っている世界最高峰のアウトサイダー・アートにして、一瞬の気の緩みさえ、存在できない絶妙な緊張がフィールドを支配した究極のサイケデリック・ノイズ・アヴァンギャルド。約30分に渡るノイズ・インプロヴィゼーション、ラスト曲の"捧げる"は灰野敬二の根底を限りなく放出した極上の大曲です。ジャケットには金銀をソレゾレ表裏に使用し、Elysian MastersにてDave Cooleyがリマスタリング、Bernie Grundman MasteringのChris Bellmanがカッティング、Record Technology Inc.での高品質プレスと文句の無いプレス仕様に仕上がっています。ダウンロード・コードには同時期のライブ音源を収録。
70年代後半に現代エクスタティック・ダンスの概念を築いた演出家でアーバン・シャーマンとも称されたガブリエル・ロス。
世界的に有名な彼女のダンス瞑想「ファイヴ・リズム」のサウンド・トラック(96年作)を45rpm高音質で初アナログ化。
(再マスター180g重量盤、45回転高音質カット)
【Track List】
A1: Body Parts (Eternal Dance)
A2: Flowing (Dolphin)
A3: Staccato (Bushbeat)
B1: Chaos (Snake)
B2: Lyrical (Ghostdancer)
B3: Stillness (Stone Circle)
C1: Body Parts
C2: Flowing
C3: Staccato
D1: Chaos
D2: Lyrical
D3: Stillness
2015年には同レーベルから再発された傑作「The Long String Instrument」に続く形で超重要リリースが到来。1987年にテキサス・オースティンにある未完成のオフィス・タワーで録音された同名カセットの音源に加え、オランダ地下音楽の聖地〈De Fabriek〉に残された未発表楽曲を追加収録した拡張再発仕様。幽玄に膨れ上がり、徐々に徐々に形を変え行く、恍惚のドローン・サウンドを披露した正真正銘世紀の大傑作!針を下せば一瞬で天上に飛びます。Pauline Oliveros、La Monte Young、Harry Bertoia等を始め、全ミニマリズム愛好家に推薦。