Avant-Garde / Contemporary
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Piero Umiliani - Atmospheres (LP)Musica Per Immagini
¥3,597
内容激エグで、50年は早い音に感じます・・・映画音楽作品のリイシューが相次ぎ、再絶賛ブームの流れが来ていたことで数年ほど前より読み直しの進んだイタリアの作曲家、Piero Umiliani (Black Sweatが再発した怪盤M. Zallaもこの人!)。1975年に限定出版していたアルバム『Atmospheres』が19年に創設されたイタリアの新鋭レーベル〈Musica Per Immagini〉から復刻!これまた70年代後半の作品とはとても思えない、あまりにも異次元かつ霊能なエクスペリメンタル・ミュージック!深遠なるコスミッシェ・ムジーク(宇宙音楽)の美学から、冥界、「あちら」側なモンド・サウンド〜第四世界ジャズまでもがパッケージされた、もはや異星人な世界観が炸裂した知られざる金字塔的大傑作!!オリジナル・テープからのリマスタリング仕様。
Tetsuo Furudate - The Nocturne, The Nightmare And A Fruit (CD)Sub Rosa
¥2,547
その盟友・Zbigniew Karkowskiを始め、Merzbowや美川俊治らとのコラボレーションも知られるノイジシャン/電子音楽家であり、電子音楽、映画、ビデオなどのプロジェクトで、古い作品と新しい作品の間に時間の通路を作り、再適用することで過去を読み直してきた大ベテラン、古館徹夫 (Tetsuo Furudate)。〈SSE Communications〉や〈Staalplaat〉〈menstrualrecordings〉といったアヴァン系の名所にも在籍し、J.S.バッハからMerzbowまで、東洋と西洋のあらゆる文化を取り入れた文化のミックスを生み出すこの人が、21年度最新アルバムを〈Sub Rosa〉から発表!声とピアノが深みのある感情の瞬間に到達する、ボーダーレスなタイムレスな宇宙を再現したコンテンポラリー/アヴァンギャルドな作品となっています。
Yoshi Wada - The Appointed Cloud (CD)Em Records
¥2,530
本作『ジ・アポインテッド・クラウド』は、大規模なサウンド・インスタレーションとして1987年に展開されたもので、ヨシ・ワダの代表的な作品として位置付けられているにもかかわらず、彼のこうした活動は、日本にはまったく伝えられてこなかった。
ここに収録されているのは、パイプオルガン風の楽器、巨大な金属板やジャンク素材が組み合わされた大規模な自作楽器が、コンピュータの制御で振動したり叩かれたりするインスタレーションに加え、様々なアーティストが参加した、作品展示のオープニングを告げるライブ演奏である。これは一般公開されたインスタレーションとは大きく異なる内容で、当時、本演奏を体験した招待客によってのみ語り継がれ、半ば伝説化していた1987年11月8日の一度限りのパフォーマンスなのである。
ヨシ・ワダをはじめとする即興演奏畑のアーティストによるバグパイプ、あのマース・カニングハム・ダンスカンパニーの公演でデヴィッド・チュードアらと共演してきたパーカッショニスト、マイケル・パグリース、そしてコンピュータのプログラムを制作したのは、同じ時期にラモンテ・ヤングの演奏でも電子音のアシストをしたデヴィッド・レイナ。
ここに収録されているのは、パイプオルガン風の楽器、巨大な金属板やジャンク素材が組み合わされた大規模な自作楽器が、コンピュータの制御で振動したり叩かれたりするインスタレーションに加え、様々なアーティストが参加した、作品展示のオープニングを告げるライブ演奏である。これは一般公開されたインスタレーションとは大きく異なる内容で、当時、本演奏を体験した招待客によってのみ語り継がれ、半ば伝説化していた1987年11月8日の一度限りのパフォーマンスなのである。
ヨシ・ワダをはじめとする即興演奏畑のアーティストによるバグパイプ、あのマース・カニングハム・ダンスカンパニーの公演でデヴィッド・チュードアらと共演してきたパーカッショニスト、マイケル・パグリース、そしてコンピュータのプログラムを制作したのは、同じ時期にラモンテ・ヤングの演奏でも電子音のアシストをしたデヴィッド・レイナ。
Violent Onsen Geisha - Shock! Shock! Shock! (LP)Urashima
¥3,476
東京を拠点に活動を展開してきた日本の実験音楽家にして「デス渋谷系」の一角を担った”暴力温泉芸者”こと中原昌也。1989年以来、影響を大きく受けたと思われるNurse With Woundなどの前衛/ノイズ音楽やテクノ、ヒップホップまでも横断した感性から、妹のカラオケでの歌声に両親の喧嘩、悲鳴、お椀が割れる音に到るまでのサンプル素材に至る奇抜な音塊が妄想的に継ぎ接ぎされた独自のミクスチャー・アプローチで多くのファンを魅了してきたこの人。The Sadistの手島美智雄主宰の伝説的レーベル〈Vanilla Records〉から89年にカセット・リリースした傑作『Shocks! Shocks! Shocks!』が初のアナログ・フォーマットでの復刻。他にはほとんど類を見ないレコーディング・コンテクストから構築された作品群はSonic YouthやBeckといった海外の人気バンドやミュージシャンのハートまでも射止め、全米ツアーに招聘されることにもなり、98年には現在ではおなじみの小説家としての顔を得て、01年には『あらゆる場所に花束が...』で第14回三島由紀夫賞を受賞、作家、映画評論家としてもその後キャリアを拡大していった名手の衝動/創造性が最大限に詰め込まれた初期の大傑作。実にスリリングなパッチワーク・サウンド/コラージュの応酬が堪能できるキラー作品!伊実験作家Andrea Maruttiによるマスタリング仕様。限定299部。
Ryuichi Sakamoto & David Toop - Garden of Shadows and Light (LP)33-33 / ThirtyThree ThirtyThree Records
¥3,976
配給元でも既に在庫少。巨匠・坂本龍一とデヴィッド・トゥープの初のコラボレーション作品であり、2018年8月にロンドンで行われたコンサートの全編を収録したものアルバムが奇跡のアナログ・リリース!!!Evan Parker、矢野顕子、Arto Lindsay、Christian Fenneszなどとの共演や映画音楽、ポピュラー音楽領域でのセッション、サウンド・インスターレションにいたるまで、様々な分野でコラボレーションを行ってきたふたりによる未曾有の即興ライブ・パフォーマンスを収めた要注目録音が現行エクスペリメンタル・シーンのカルト・アイコン的なロンドン拠点のレーベル〈33-33〉から登場です。そのタイトルは、日本の園芸の美学からインスピレーションを得たもので、この二者の卓越した美的センスから織りなす空間的なメタファーがそこかしこから感じられる、ミニマリズムの極地とも言える傑作録音となっています!
Michèle Bokanowski - Rhapsodia / Battements solaires (LP+DL)Recollection GRM
¥2,797
これぞ、深淵から響く音。Pierre Schaefferが設立した〈ORTF〉にて電子音楽を学んだフランス・カンヌ出身の女性作曲家であり、Eliane Radigueの弟子、数々の前衛的作品で知られるMichèle Bokanowskiによるエレクトロアコースティック作品が〈Recollection GRM〉から登場!ダンサー/振付師のMarceline Lartigueへと捧げられ、自身のスタジオで18年に作曲された"Rhapsodia"、09年の〈EXiS Festival Seoul〉にて最優秀映画賞を受賞したPatrick Bokanowski監督映画の劇伴として、〈Kira BM Films studios〉にて制作された"Battements solaires"(それぞれ17分にも及ぶ長編)を収録。
Bernard Parmegiani - Violostries (LP+DL)Recollection GRM
¥2,797
ミュージック・コンクレート創始者、ピエール・シェフェールによって設立されたフランス音楽研究グループ〈INA-GRM〉の最重要人物にして、Aphex TwinやAutechre、Keith Fullerton Whitmanにも影響を与えた仏の電子音楽家Bernard Parmegiani。69年にLPリリースされた激レア・アルバム「Violostries / Bidule En Ré / Capture Éphémère」より”Violostries”、そして、同アルバムに収録された”Capture éphémère”の88年ステレオ・リミックス版、72年度発表「Chronos」に収録されていた”La Roue Ferris”の3曲をコンパイルした電子音楽好き必携の特大編集盤が〈Editions Mego〉と〈INA-GRM〉協賛で運営される重要レーベル〈RECOLLECTION GRM〉から登場!1965年4月にフランスの“Royan Festival”にて、Devy ErlihとBernard Parmegianiによって初演及び録音された作品であり、作曲家/演奏者と楽器/オーケストラの同時対話として提示される、幾つかの音楽研究の方向性の交差点を表すという”Violostries”(1963年〜64年)、パリの〈Maison de la Radio〉のStudio 105にて67年5月に初演、録音したにも関わらず存在し続ける存在し続ける「時間の経過と共に循環するノイズ」である”Capture éphémère”(1967年に作曲、88年版)、マントンの”Festival des chantiers navals”にて71年8月26日に初演、観覧車を回転させることで、そのレゾナンスと融合して、そのバリエーションをどこまでも永続させ、一定の軸を中心に定期的に進化する動きをスケッチするという”La Roue Ferris” (1971年)の3作品を収録。Rashad Beckerによって〈Dubplates & Mastering〉にてカッティング。Stephen O'Malleyによるレイアウト。やはりクオリティは折り紙付きです!
Eli Keszler - Stadium (2LP+DL)Shelter Press
¥3,237
日野浩志郎氏参加のgoatファンから、現代ジャズ・ファンにもお薦め!Laurel HaloやOneohtrix Point Neverのコラボレーターとしても知られるニューヨークのパーカッショニストでありヴィジュアル・アーティストの、Eli Keszlerが才媛Félicia Atkinson主催の仏Shelter Pressから2018年に発表したアルバム。
これで「生音」とは・・・・緩やかに、そして、優雅にビルドアップするこの感覚。心地好いアンビエンスを伴い、静寂の中を縫うように突き抜ける、繊細なリズムとそのダイナミズムは圧倒的です。しかし、不思議と聴き疲れしません。エクスペリメンタル脈において、今最も注目すべきドラマーの一人ではないでしょうか!マスタリングはもちろんShelter Pressお抱えの名技師、Rashad Beckerが担当。
これで「生音」とは・・・・緩やかに、そして、優雅にビルドアップするこの感覚。心地好いアンビエンスを伴い、静寂の中を縫うように突き抜ける、繊細なリズムとそのダイナミズムは圧倒的です。しかし、不思議と聴き疲れしません。エクスペリメンタル脈において、今最も注目すべきドラマーの一人ではないでしょうか!マスタリングはもちろんShelter Pressお抱えの名技師、Rashad Beckerが担当。
Steve Lacy - Straws (LP)DIALOGO
¥4,562
伊前衛/プログレ史に刻む名門〈Cramps Records〉が運営したフリー・ジャズ/インプロの歴史的名シリーズ〈DIVerso〉に伝説的サックス奏者であり、セシル・テイラー、ドン・チェリー、セロニアス・モンクなどとの共演でも知られる名手Steve Lacy (1934 - 2004)が残した77年の金字塔的傑作でありそのキャリアにおいても極めて特異な作品が本邦の〈ストレンジ・デイズ〉による歴史的CD再発以来奇跡のアナログ復刻。版元は昨年始動し同レーベル作品を中心にイタリア前衛音楽史を掘り起こすミラノの要注目レーベルである〈Dialogo〉。76年の11月28日と29日にミラノの〈Fono-Roma〉にて録音された一枚であり、70年代の即興演奏の最も偉大なドキュメントの一つ。高音質プレス。自身によるライナーノーツが付属。限定300部。
Amelia Cuni - Parampara festival 13.3.1992 (LP)Black Truffle
¥3,174
歴史的音源が満を辞して登場です。素晴らしい!!Oren Ambarchi主催のもと数々の前衛的作品群を送り出す豪州の大名門〈Black Truffle〉からは、ミラノ出身であり長年ベルリンに在住、10年以上インドへと滞在し古典的な同国の声楽スタイルであるドゥルパドの巨匠たちに師事したAmelia Cuniが92年にベルリンで催された〈Parampara Festival〉で92年に披露したパフォーマンスを収めた作品がアナログ・リリース。ジョン・ケージの声楽曲の演奏やヴェルナー・デュラン、テリー・ライリーとのコラボレーションでも知られ、ドゥルパドの伝統的な歌唱法を現代へと伝える偉大な人物として国際的な名声を誇るAmelia Cuniの演奏を収録。このフェスティバルは、インド古典音楽の世界的な普及の一環として催された画期的イベントで、インド人教師と海外の生徒たちが一挙参加。当時を振り返る豪華フォトに加え、Peter PannkeとLars-Christian Kochによる新規ライナーノーツが収録されています。
This Heat - Made Available (Color LP)Modern Classics Recordings
¥2,398
廃盤、最終入荷です。特価でストックしました!ロック以降の音楽を大きくアップデートしたと言っても過言ではないUKポストパンク伝説中の伝説、This Heat。77年の〈John Peel Sessions〉の様子を収録した作品として96年にCDリリースされた傑作「Made Available」がオリジナル・アナログ・テープから公式リマスター再発!79年作「This Heat」と81年作「Deceit」からの楽曲を1977年に〈BBC Radio 1〉にてレコーディング。スタジオ盤のテイクとはまた違う狂った破壊力で満点の演奏!
Nurse With Wound - Soliloquy For Lilith (3CD)United Dirter
¥5,978
廃盤デッドストック入荷。正に時空の歪み、完全に曲げられます。1988年に発表、膨大なリリース量誇る大御所Nurse With Wound作品のなかでも、地下音楽史に残るであろう歴史的名作"Soliloquy For Lilith"のBOX 3CDセット!約40分の未発音源も追加収録。
国からの助成金で整えた機材をつかい、娘Lilithのため妻のDiana Rogersonと演奏した長時間のセッション集を作品にした傑作。ドローン~ノイズ系列として捉えられておかしくない感触の音楽ですが、時間と空間の崩壊を彷彿させる秘教的音楽。特製ラミネートのしっかりとした装丁のハードボックス仕様。
国からの助成金で整えた機材をつかい、娘Lilithのため妻のDiana Rogersonと演奏した長時間のセッション集を作品にした傑作。ドローン~ノイズ系列として捉えられておかしくない感触の音楽ですが、時間と空間の崩壊を彷彿させる秘教的音楽。特製ラミネートのしっかりとした装丁のハードボックス仕様。
Tibor Szemző - ARBO X (LP)Fodderbasis
¥3,364
凄い物件が到着。これはお見逃しなく。スティーヴ・ライヒやフィリップ・グラス、MEVのフレデリック・ジェフスキーなどの楽曲演奏でも知られる現代音楽アンサンブルの"Group 180”でも活動していたハンガリー・ブダペスト出身の実験音楽家/メディア・アーティストであるTIBOR SZEMZŐ。昨年は、ハンガリー地下空想民俗/実験音楽のカルト・アイコンLászló Hortobágyiも参加した傑作『Snapshot from the Island』がLP再発されていましたが、今度はなんと21年度最新作が登場!!!!2006年に公開された自身監督の長編映画であり、19世紀に活躍した東洋学者、Alexander Csoma de Körösの人生にインスパイアされた『A Guest of Life』のOSTを題材に素材を再構成し、新たにレイヤー化した全14曲を収録。第四世界〜空想民俗系の愛好家にはたまらない前衛的なモダン・クラシカル傑作に仕上がっています!
Greta Lindholm - Rhythm Voice (CD)Black Sweat Records
¥2,387
Meredith Monk、Bjork、Joan La Barbara辺りのファンにもレコメンド。1970年代から80年代にかけて、インド、メキシコ、日本、北欧、イタリア、フランスなどでツアーを行い、コンテンポラリー・ダンスの振り付けという分野での革新的なアプローチを行ってきたスウェーデンの伝説的ダンサー/振付師/パフォーマーであるGreta Lindholm。スカンジナビアのフォークロアからジャズのスキャット・シンギング、ヒンドゥー教音楽、バロック音楽のアリアからアフリカのピグミー、ミニマリズムに至るまで、世界各地古今東西の様々な声楽文化を取り込み、アヴァンギャルドに独自再解釈。60年代後半に登場して以来、世界のコンテンポラリー・ダンス・シーンでも特異かつユニークな存在としてあり続けた同氏のライブ・パフォーマンスの「音」へと初めてフォーカスした画期的編集版作品が、イタリア地下/前衛へと大きく光を当てた聖地〈Black Sweat〉とスウェーデンの〈sing a song fighter〉より共同リリース。瞬く間に吸われ、気圧され、ただ息を呑むばかり。底なしに実験的にしてパフォーマティヴな音の景色の中でも、催眠術のごとく美しく広がるその息遣いは、半世紀以上に及ぶキャリアを誇るレジェンドならではのもの。凄まじい出来です。これは一生モノお探しの方には間違いなく必携の一枚かと。
Annea Lockwood - Becoming Air / Into the Vanishing Point (LP)Black Truffle
¥3,385
現代の本邦屈指の大名門〈EM Records〉がかつて取り上げた至上の傑作『Glass World Of Anna Lockwood』でもおなじみのAnna Lockwoodの最新タイトルが到着!AMMや灰野敬二、Charlemagne Palestineといった前衛のレジェンドたちの重要作品を数多く手がけてきた、豪州拠点にして、Oren Ambarchi主宰の名レーベル〈Black Truffle〉より、ロンドンの王立音楽大学で電子音楽を学んだニュージーランド出身の女性実験音楽作家、Annea Lockwoodによるニュー・アルバムが登場です!2編の重要なインストゥルメンタル作品を収めた作品となっており、Mary HalvorsonやElliott Sharpなどとの共演も知られる米国の名ジャズ・トランペット奏者Nate Wooleyと、NYCの前衛的なカルテットYarn/Wireがそれぞれ参加。演者全員によるライナーノーツと豪華フォトを掲載したデラックス・ゲートフォールド・スリーヴ仕様。
Loren Connors - Unaccompanied Acoustic Guitar Improvisations Vol. 2 (LP)Feeding Tube Records
¥3,381
〈P.S.F.Records〉や〈ESP-Disk〉のファンにもレコメンド、脱線&陰惨な屋根裏アヴァン・ブルース。灰野敬二やジム・オルークとも共演する孤高のアメリカン・エクスペリメンタル・ミュージシャン、Loren Connors。コネチカット州ニューヘイヴンにある自身の家の屋根裏で79年にテープ録音していた幻の作品が奇跡のアナログ・リリース。奇妙かつ崩壊したメロディの弧を描くその様子は、まるで、Eugene Chadbourneの〈Parachute〉時代のソロ・インプロヴィゼーション作品を彷彿とさせるかのようであり、フリー・ミュージックのひとつの境地とも言える知られざる傑作録音。
Lowell Davidson Trio - Lowell Davidson Trio (LP)ESP-Disk
¥3,273
オリジナルは万越えは下らない激レア盤!50年の時が経過した今でも新鮮かつエキサイティングな作品。ピアノからドラム、ベース、リード楽器まで弾きこなしつつも49歳の若さでこの世を去った夭折のジャズ・ミュージシャンであり、そのピアノの腕はセシル・テイラーとも比較されたLowell Davidson。〈ESP-Disk〉のオーナーであるBernard Stollmanが、オーネット・コールマンの推薦のもと、当時ハーバード大学の学生であった彼を演奏を聴いたことがないままに参加させ、ベースにGary Peacock、パーカッションにMilford Gravesという豪華面々によるトリオ編成で制作した1965年のセルフ・タイトルが21年度ヴァイナル・リイシュー!ベースのゲイリー・ピーコック、パーカッションのミルフォード・グレイブス、そしてピアニストの彼との間には、まるで共生関係が築かれているようでもあり、デヴィッドソンの優れたハーモニック・センスが見事に反映されたフリー・ジャズ史に残る破格の名作のひとつ。日本盤CDもリリースされていた一枚です。限定500部。
Eliane Radigue - Occam Ocean Vol. 3 (CD+BOOKLET)Shiiin
¥3,338
1950年代後半にミュージック・コンクレートの創始者であるPierre Schaeffer、そしてPierre Henryの下で電子音楽の制作を開始。我らがドローン・マスターであり、チベットと電子音楽を合一させたグル、Eliane Radigue。ここ4年に渡って発表してきたシリーズ作品『Occam Ocean』の最新作が〈Shiiin〉より2年越しに登場。19年9月に伊・ボローニャの〈Abbazia di Santa Maria Assunta〉で演奏・録音された第3弾!共にヴァンデルヴァイザー楽派の周辺でも活動する演奏家のDeborah Walkerをビオロンチェロ、Julia Eckhardt (『Occam Ocean 1』から参加)をヴィオラに、昨年〈Unseen Worlds〉より素晴らしいアンビエント室内楽作品を発表したSilvia Tarozziをヴァイオリン奏者に迎えた最新作。32ページにも及ぶブックレットが付属。
Niels Lyhne Løkkegaard - Saturations (LP)Important Records
¥2,843
Jacob Kirkegaardとのコラボレーションでも知られるベテラン作家!自身の運営する〈Hiatus〉や米国実験系名門の〈Important Records〉からも作品を発表してきたデンマーク人作曲家/サウンド・アーティスト/サックス奏者であり、同国の音楽学校である〈Rytmisk Musikkonservatorium, Copenhagen〉こと〈RMC〉で学んだNiels Lyhne Løkkegaardによる最新アルバムが〈Important〉から到着。コペンハーゲンにて16年の11月8日にAlbert Raft、Jeppe Højgaard、Karen Duelund Guastavinoらを始めとした大人数のクラリネット/バスクラリネット奏者を迎えて録音された作品で、その作曲と指揮は自身によるもの。得体の知れない怪奇や不吉があちら側から手招きする、虚脱的&グロテスクなモダン・クラシカル/ドローン・ノイズ作!
Morton Feldman, Philip Thomas - Morton Feldman Piano (5CD BOX)Another Timbre
¥5,515
John Tilburyファンにもお薦めです。Julius Eastmanのカヴァー作品でも知られるApartment Houseの一員であり、現代音楽/実験音楽を中心にパフォーマンスを続けるPhilip Thomasの演奏によるMorton Feldmanの5枚組ピアノ作品集がAnother Timbreから登場!淡々と紡がれて行く朽ち果てたピアノの響きへと呑まれるばかり。フェルドマンのソロ・ピアノ作品を特大ボリュームで楽しむにはうってつけとしか言えない一作です!David Ainleyによるアートワークをフィーチャーした52Pにも渡る豪華ブックレットが付属。
Pauline Oliveros, Stuart Dempster, Panaiotis - Deep Listening (CS)Important Records
¥1,562
限定カセット版。帰還不能の深度です...!! 米女性実験音楽家重鎮であり先駆者、Pauline Oliverosが89年に発表した金字塔「Deep Listening」の30周年を祝し、電子/実験音楽の一大聖地[Important Records]より、同作とDeep Listening Band名義での91年作から抜粋された音源をコンパイル!! 89年に現代音楽の名所[New Albion]から発表した人気作「Deep Listening」と、Deep Listening Band名義で同レーベルに残した「The Ready Made Boomerang」からセレクトされた音源が収録した拡張再発盤。静謐な音場のなかで異次元を生み出すアコーディオン・ドローン、自身のヴォイスで響き渡らせる漆黒のマントラ、文句無しに深く厳かな世界がここに。一生ものお探しの方如何でしょう?
Karlheinz Stockhausen - Kontakte (CD)Wergo
¥1,965
電子音と生の楽器音の接触、そして'今'という瞬間の接触。
「コンタクテ」とは、'接触'のこと。電子音と生身の奏者(楽器音)の接触であり、そしてシュトックハウゼンのいう'瞬間形式'のそれぞれの瞬間の接触など、様々な意味を含んでいます。
'瞬間形式'について、シュトックハウゼンは、1961年1月12日ケルン西ドイツ放送の深夜音楽番組で次のように述べています;「近年、ドラマチックなフィナーレをもつ形式からは程遠い音楽が多く作曲されている。こうした作品には、クライマックスもその予兆もなく、さらに作品全体が発展していく段階もまったくない。むしろいきなり激しく盛り上がり、作品の最後まで'ピーク'を維持しようとしている。常に最大か最小であり、聴き手はどのように曲が進むかを予測することもできない。あるパッセージの一部という瞬間ではなく、一定の持続の一部分でもない。'今'への集中が、時という水平の概念を打ち破る縦線を作り、無時間的なものへと我々を導いている・・・」
様々な方向から飛び出してくる、ブーブーガーガーいう音や、暗騒音、打楽器、ピアノの音などに耳を傾けるうちに、聴き手は、無情に流れる時間が支配するこの世界から解き放たれ、とても濃密で不思議な音楽体験をするのです。
なお、「コンタクテ」は電子音のみの版と電子楽器、ピアノ、パーカッションのための版の2種類ありますが、ここでは2トラックとも後者の版によっています。
「コンタクテ」とは、'接触'のこと。電子音と生身の奏者(楽器音)の接触であり、そしてシュトックハウゼンのいう'瞬間形式'のそれぞれの瞬間の接触など、様々な意味を含んでいます。
'瞬間形式'について、シュトックハウゼンは、1961年1月12日ケルン西ドイツ放送の深夜音楽番組で次のように述べています;「近年、ドラマチックなフィナーレをもつ形式からは程遠い音楽が多く作曲されている。こうした作品には、クライマックスもその予兆もなく、さらに作品全体が発展していく段階もまったくない。むしろいきなり激しく盛り上がり、作品の最後まで'ピーク'を維持しようとしている。常に最大か最小であり、聴き手はどのように曲が進むかを予測することもできない。あるパッセージの一部という瞬間ではなく、一定の持続の一部分でもない。'今'への集中が、時という水平の概念を打ち破る縦線を作り、無時間的なものへと我々を導いている・・・」
様々な方向から飛び出してくる、ブーブーガーガーいう音や、暗騒音、打楽器、ピアノの音などに耳を傾けるうちに、聴き手は、無情に流れる時間が支配するこの世界から解き放たれ、とても濃密で不思議な音楽体験をするのです。
なお、「コンタクテ」は電子音のみの版と電子楽器、ピアノ、パーカッションのための版の2種類ありますが、ここでは2トラックとも後者の版によっています。
Walter Smetak - Interregno (LP)Buh Records
¥3,595
実に150点にも及ぶ楽器を製作した楽器創作者にして、チェリスト、作曲家、彫刻家、作家という実に多彩な顔を持つスイス出身の偉才であり、バイーアのアヴァンギャルドの象徴的な人物としてトロピカリズモの台頭へと大きな影響を及ぼしたともされるWalter Smetak。1969年以降、バイーア大学で実験音楽の様々なワークショップも行ってきた彼が1980年に発表したCarlos Pitaプロデュースのサウンド・アート/アヴァン音楽傑作物件がナンと史上初の復刻!ブラジルのアヴァンギャルドにおいて重要な人物であり、カエターノ・ヴェローゾ、ジルベルト・ジル、トン・ゼーからも熱狂的な支持を受けた彼が〈Discos Marcus Pereira〉よりリリース。オリジナルは万越えで取引される激レアなセカンド・アルバムの21年度再発盤。版元は90年代ペルー産地下ノイズ・コンピを送り出したりと、ペルーの首都リマ拠点に南米の知られざる前衛音楽の命脈を掘り起こしてきた〈Buh Records〉。使用した楽器のカタログや蔵出しの豪華写真を新たに掲載した豪華ブックレットが付属。リマスタリング仕様。限定500部。
Ben Vida - Reducing The Tempo To Zero (USB Card)Shelter Press
¥2,387
この機会をお見逃しなく。マーケットプレイスでは高騰していた人気作が限定50部で奇跡の再プレス。もしやすると、当店がメモリースティック作品を仕入れたのは実にArtificial Memory Trace以来かもしれません。Marina RosenfeldやRhys Chathamといった先鋭的な面々とのコラボレーションや名バンド=Joan Of Arcへの参加でもよく知られるNYの名シンセ奏者/作曲家Ben Vida。〈iDEAL Recordings〉や〈PAN〉といった名所からも作品を繰り出してきたこの人が、2019年にナンと珍しくもUSBカードとして発表していた折り紙付きの傑作ドローン・アルバムが奇跡の再リリース!!!! デジタルとアナログの限界を超えた4時間強の一枚の作品を収めたメモリースティック作品。レコーディングと編集のプロセスは、2015年から2019年にかけて行われ、2016年に発表された『Damaged Particulates』で初めて登場したアイデアと実践の弧を締めくくる内容となっています。まさに没入体験ともいうべき傑作ドローン・ミュージックの聖典であり、La Monte Young、Éliane Radigueの傑作群と比較しても遜色のない内容だと思います。Stephan Mathieuによるマスタリングというのも2度美味しいアルバム。MP3 / WAV / FLACで再生可能。MUST!!!!!