Avant-Garde / Contemporary
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延々と続く渦の様なタンブーラの太いドローンがモアレのような効果を生み出し、瞑想状態そのものの様な状態を搔き出した高純度な瞑想的作品。44Pのブックレット付。
廃盤最終入荷です、お見逃しなく!バイオフィードバック音楽の金字塔、David Rosenboomが1975年に発表した実験音楽史における一大金字塔「Brainwave Music」(脳波の音楽)がなんと拡張版2LPとなって史上初となるヴァイナル・リイシュー!EM RecordsからのCD再発盤も廃盤となっていた中嬉しい復刻案件。4人の演奏者が自分の体に電極とモニター装置を取り付け、ここから脳波、体温、皮膚の反応についての情報を受け取り、分析し、Rosenboomが操作する複雑な周波数分割器とフィルターのセットへと供給され、壮大な電子ラーガを繰り広げる18分越えの大曲”Portable Gold And Philosophers' Stones”、「チリでの干ばつ」についての3つの異なるバリエーションのテキストが異なるスタイルの異なる声で読まれ、それぞれをベータ、アルファ、シータの脳波バンドに関連付け、不穏なピアノ伴奏とともに、3つの絶えず変化するボーカル録音がソリストのそれぞれの脳波バンドの相対的な優位性によって制御される音声コラージュ作品”Chilean Drought”、アルファ脳波生成と反復的な運動課題の実行との間の関連についての研究に基づく最初期の作品であり、両手で非常に速く、絶え間なく繰り返されるパターンを演奏、彼の脳波をモニターすることによって制御される2つのフィルターがピアノの音を処理し、平均のアルファ波の振幅が増加するにつれて徐々に周波数を上げる”Piano Etude I (Alpha)“など、度肝を抜く歴史的楽曲の数々!すっごい気持ちいいです!40分超にも渡る同時期の追加ライブ音源(77年)を収録。David Rosenboom自身の手によりオリジナル・アナログ・マスター音源からマスタリング。Rashad BeckerによってDubplates & Masteringにてヴァイナル・カット。Lasse Marhaugによるゲートフォールド・スリーヴ・デザイン。貴重写真/作曲家自身による新規ノートも付属。ジャンル問わず音楽好きなら未体験ではいられない一枚です。* 入荷時よりスリーブ左上角にダメージございます、予めご了承くださいませ。
ブリュッセル万国博覧会(1958年)でフィリップス館を建設。そのフィリップス館にてエドガー・ヴァレーズの大作電子音楽「ポエム・エレクトロニーク」と共に、400個のスピーカーを用いて演奏された'Concret PH'も収録。数学を音楽に取り入れた非常に難解で理解不能な域から弾き出される、このチリチリとしたキシミ感、絶対他では味わえません。その他Pierre Schaefferへ捧げられた、カオティックなコンクレート'Bohor'等々、まるで目の前に全てが完全な建造物を眺めているかの音像の数々。
ここに収録されているのは、パイプオルガン風の楽器、巨大な金属板やジャンク素材が組み合わされた大規模な自作楽器が、コンピュータの制御で振動したり叩かれたりするインスタレーションに加え、様々なアーティストが参加した、作品展示のオープニングを告げるライブ演奏である。これは一般公開されたインスタレーションとは大きく異なる内容で、当時、本演奏を体験した招待客によってのみ語り継がれ、半ば伝説化していた1987年11月8日の一度限りのパフォーマンスなのである。
ヨシ・ワダをはじめとする即興演奏畑のアーティストによるバグパイプ、あのマース・カニングハム・ダンスカンパニーの公演でデヴィッド・チュードアらと共演してきたパーカッショニスト、マイケル・パグリース、そしてコンピュータのプログラムを制作したのは、同じ時期にラモンテ・ヤングの演奏でも電子音のアシストをしたデヴィッド・レイナ。
これで「生音」とは・・・・緩やかに、そして、優雅にビルドアップするこの感覚。心地好いアンビエンスを伴い、静寂の中を縫うように突き抜ける、繊細なリズムとそのダイナミズムは圧倒的です。しかし、不思議と聴き疲れしません。エクスペリメンタル脈において、今最も注目すべきドラマーの一人ではないでしょうか!マスタリングはもちろんShelter Pressお抱えの名技師、Rashad Beckerが担当。
国からの助成金で整えた機材をつかい、娘Lilithのため妻のDiana Rogersonと演奏した長時間のセッション集を作品にした傑作。ドローン~ノイズ系列として捉えられておかしくない感触の音楽ですが、時間と空間の崩壊を彷彿させる秘教的音楽。特製ラミネートのしっかりとした装丁のハードボックス仕様。
Meredith Monk、Bjork、Joan La Barbara辺りのファンにもレコメンド。1970年代から80年代にかけて、インド、メキシコ、日本、北欧、イタリア、フランスなどでツアーを行い、コンテンポラリー・ダンスの振り付けという分野での革新的なアプローチを行ってきたスウェーデンの伝説的ダンサー/振付師/パフォーマーであるGreta Lindholm。スカンジナビアのフォークロアからジャズのスキャット・シンギング、ヒンドゥー教音楽、バロック音楽のアリアからアフリカのピグミー、ミニマリズムに至るまで、世界各地古今東西の様々な声楽文化を取り込み、アヴァンギャルドに独自再解釈。60年代後半に登場して以来、世界のコンテンポラリー・ダンス・シーンでも特異かつユニークな存在としてあり続けた同氏のライブ・パフォーマンスの「音」へと初めてフォーカスした画期的編集版作品が、イタリア地下/前衛へと大きく光を当てた聖地〈Black Sweat〉とスウェーデンの〈sing a song fighter〉より共同リリース。瞬く間に吸われ、気圧され、ただ息を呑むばかり。底なしに実験的にしてパフォーマティヴな音の景色の中でも、催眠術のごとく美しく広がるその息遣いは、半世紀以上に及ぶキャリアを誇るレジェンドならではのもの。凄まじい出来です。これは一生モノお探しの方には間違いなく必携の一枚かと。