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Equiknoxx、Duppy Gunとのコラボレーションでも知られる米ミネソタ州ツインシティーズを拠点とするサウンドシステム・デュオ Feel Free Hi Fiの初のフルアルバムが、メンバーであるShawn Reedが運営するレーベル<Digital Sting>からリリース!全8曲収録の本作は全編インストのみで、インダストリアル・ダブや変態的ダンスホールはそのままに、環境音やシネマティック・サウンドを探求しており、ダークでヘヴィでパーカッシブなこれまでのFeel Free Hi Fiサウンドや美学を集大成するかのような素晴らしい内容!〈DIGITAL STING〉から発表されるアートワークはどれも最高で、両面シルクスクリーン印刷、手書きのラベルにステッカー、所有欲をくすぐられる盤でもあります。

ロンドンを拠点に活動するアーティストfeeoによる、ドローン、アンビエント、実験的エレクトロニクス、即興音楽、エクスペリメンタル・ポップを要素としつつ、その枠を越えて、音楽というよりも感覚のスケッチ集のような印象を残すデビュー・アルバム『Goodness』が〈AD 93〉から登場。feeoのヴォーカルは歌唱と語りの中間に位置し、リバーブやディレイによって空間に溶け込むような質感を持ち、歌詞は意味よりも響きやリズムの感触が重視されている。ピアノやシンセはミニマルなフレーズを繰り返しながら微細な変化を加え、曖昧で浮遊的なリズムとドローン的な持続音を背景に静かで広がりのある音像になっており、フィールドレコーディングや環境音も積極的に取り入れられ、音の隙間や余白が音楽の一部として機能している。各楽曲はそれぞれ独立した音響スケッチでありながら、鎖の輪のように連なって詩的な物語を形成し、聴き手の内面に静かに語りかけてくる。現代的な音響感覚と個人的な詩情が融合した繊細な感覚や記憶の断片集。
アフロビートの創始者として知られるFela Kutiが、そのスタイルを確立する以前に率いていた初期バンドKoola Lobitosによる、1965年前後のハイライフ黄金期に録音された音源をまとめた重要盤。ハイライフ特有の軽快なリズムを軸にしながら、ロンドン留学時代に吸収したジャズのコード感やブラス・アレンジが随所に差し込まれ、明るいダンス性と都会的な洗練が自然に同居するのがこの時期の魅力。曲によっては、アフロビートにつながる反復性がすでに芽生えていて、FelaとTony Allenが新しいアフリカ音楽を模索していた気配が濃厚。長らく入手困難だった初期音源を現代的な音質で楽しめる貴重な復刻。



音響作家フェリシア・アトキンソンと、アンビエント/現代音楽作曲家クリスティナ・ヴァンツーによる、水をテーマにした静謐で詩的な作品『Water Poems』。さざ波のように揺れるシンセ、水滴の反射を思わせるピアノ、風や空気の気配を含んだフィールドレコーディングにアトキンソンの囁くようなスポークンワードが重なる。音数は少なく、空気の振動を聴かせるようなミニマルさで、静けさそのものが音楽として機能している。ふたりの音の間が美しく響き、詩と音が溶け合う、独特の質感。聴くほどに深く沈んでいくような柔らかく内省的な世界が広がる、揺らぎや気配、静けさの質感を音で描き出した、アトキンソンとヴァンツーの美しい共作。


Peter BroderickとのLa NuitやJe Suis Le Petit Chevalier名義での活動も知られる、弊店でも毎度おなじみフランス拠点のエクスペリメンタル・アーティスト、Felicia Atkinsonの最新作が自身の本拠地〈Shelter Press〉から登場。フィールド・レコーディング風に録音された楽器、キーボードから作り出された楽器の音像、アトキンソンがキャラクターのように扱う楽器、彼女が「存在しないオーケストラのファンタジー」と呼ぶものから構成されたアルバム。白昼の幻想の中をただ漂いっぱなしな、虚ろな景色。インティメートでサイケデリックなモダン・クラシカル/アヴァンギャルド作品!名匠Stephan Mathieu によるマスタリング仕様。

〈Shelter Press〉を主宰する、フランスの現行地下シーン最大のアイコンと言っても過言ではない重要人物にして、昨年の〈Portraits GRM〉からのRichard ChartierとのスプリットLPも秀逸だった鬼才Félicia Atkinsonによる24年度最新アルバム『Space As An Instrument(楽器としての宇宙)』。自身の囁き声を交えた、哀愁と追憶のモダン・クラシカル秀逸作品!ピアノを主軸に置いた本作では、抑制された反復的な旋律を通じて語られる直線的な物語が、音楽の端々にある電子音や、発音される子音のかすかな響きと絡み合い、孤高の響きを生んでいます。

〈Shelter Press〉を主宰する、フランスの現行地下シーン最大のアイコンと言っても過言ではない重要人物にして、昨年の〈Portraits GRM〉からのRichard ChartierとのスプリットLPも秀逸だった鬼才Félicia Atkinsonによる24年度最新アルバム『Space As An Instrument(楽器としての宇宙)』。自身の囁き声を交えた、哀愁と追憶のモダン・クラシカル秀逸作品!ピアノを主軸に置いた本作では、抑制された反復的な旋律を通じて語られる直線的な物語が、音楽の端々にある電子音や、発音される子音のかすかな響きと絡み合い、孤高の響きを生んでいます。




ポストハードコア・バンドthe north endのメンバーとしても知られる、東京を拠点に活動するアーティストFeLidによる、ギターの偶発性とアンビエント、ダブの音響処理を組み合わせたソロ名義2作目となるカセット作品『Magic Hour』。即興的に鳴らされるギターのフレーズが柔らかく揺れ、夕暮れの光がゆっくり変化していくような色彩感を帯びて進む。アンビエントの静けさ、ダブの空間処理、そして、細やかな編集による透明感が重なり、都市の片隅で立ち止まったときにふと立ち現れる、どこでもない世界を思わせる音像が広がる。

ブリストル・レフトフィールドを代表する名門〈Bokeh Versions〉からは、ブラジル・サンパウロ出身のアーティスト Felinto による7インチ・シングル『Festa Punk』が登場。ブラジルのハードコア・パンク・バンド Os Replicantes の1987年作『Histórias De Sexo E Violência』収録曲「Festa Punk」へのオマージュとして制作されたもので、インダストリアルなざらつき、ダブのうねり、ギターの轟音、暴動を煽るようなヴォーカルが混ざり合う、サンパウロのパーティ・パンクを体現する一作。
コロンビアのプロデューサー、鍵盤奏者Felipe Gordonによる、ディープ・ハウスを軸にしながら、ジャズ、ラテン、ヒップホップ、ビート・ミュージックの要素を自然に溶かし込んだ多層的な最新アルバム『Tezeta』。タイトルのTezetaは、エチオ・ジャズの巨匠Mulatu Astatkeが用いた郷愁や憧憬を表すエチオピアの伝統的モードでその感情がアルバム全体のムードを静かに支えている。丸みのあるシンセとジャズ的コードワークが柔らかく広がり、ディープ・ハウスの4/4ビートがしっかりと身体を支える。MNDSGNを思わせる質感や、インディ寄りのポップ感を持つヴォーカルの扱いが、ハウスの枠を越えた、クラブ・ポップ、フューチャー・ジャズ的な魅力を生み出している。ディープ・ハウスを中心に多彩な音楽的要素を有機的に結びつけた、完成度の高いアルバム。

ギターとコンピューターで無二のエレクトロニック・サウンドを創出するフェネス、約5年半ぶりのニュー・アルバム『モザイク』。おそろしいほど精緻に構築された音像が途方もなく美しい無比の傑作
これはフェネスのこれまででもっとも内省的なアルバムである。2023年末に作曲・録音され、2024年夏に完成した。フェネスはこの4年間で3つ目となる新しいスタジオ・スペースを開設した。さしあたっての構想はなく、今回は厳格な作業ルーティーンでゼロからスタートした。朝早く起きて正午まで作業をし、ひと休みしてまた夕方まで仕事をした。最初はアイデアを集め、実験し、即興で演奏するだけ。その後、作曲、ミキシング、修正。しかし、タイトルは早くから決まっていた。『モザイク』だ。それは、要素をひとつずつ配置して全体像を構築するという、ピクセルが一瞬でそれを行うようになる以前の、旧式の画像作成技術を反映したものだった。
『モザイク』は、その名前が示す通り、繊細かつ複雑なアルバムで、音の断片をつなぎ合わせて広大で没入感のあるものにしている。まるで忘れられた記憶を復元するかのように、あるいは、音のモニュメントを構築するかのように、フェネスは細心の注意を払い、ほとんど瞑想のようなプロセスでこの作品を一層一層、組み立てた。
『モザイク』は、多様な影響と、リスナーによって探求される複数の可能性を備えた、映画的で非常に魅力的で美しいスコアである。
『モザイク』でフェネスは、彼が単なるミュージシャンではなく、音の建築家であることをふたたび証明した。たとえ一瞬であっても、エーテルに溶け込む前に、われわれが生息するための世界を作り上げている。科学と夢が出会い、精密さと詩が出会い、音そのものがわれわれを再発見へと誘う古代の言語となるアルバムだ。まさに珠玉だ!
