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米ミシガン出身ながら、心は70年代ドイツの実験音楽シーンに根ざすというコンセプトがユニークなプロジェクト Fling II によるセルフタイトル・デビュー作。NEU!やCANのモータリックなリズム、ClusterやKraftwerk的な電子音響の質感を取り入れつつ、現代的な解釈を加えた強烈なクラウトロック・リバイバル。ギター、シンセ、フェンダー・ローズ、ウーリッツァーなど多彩な楽器を駆使し、70年代クラウトロックのサウンドを細部まで再現。現代的な感性と録音技術も随所に垣間見える懐かしさと新鮮さを同時に感じさせる作品。
フィリピン系米国人キーボーディスト、ヴォーカリスト、作曲家のFlip Nuñez (1931-1995)が1976年に〈Catalyst Records〉から発表したバレアリック/ジャズ・フュージョン大傑作アルバム『My Own Time And Space』を〈Trading Places〉がアナログ再発。60年代にBev KellyやJon Hendricksのバックを務めた後、ラテン・ジャズ・ロック・アクトのAztecaでも衝撃を与えた名プレイヤー!Willie ColonにSantanaのベーシストTom Rutley、ギタリストのMichael Howell、ドラマーのVince Lateanoらを迎えた、聴けば聴くほどに味が出る失われた名盤!
1982年、サンフランシスコのパンク・シーンのど真ん中でFlipperが放ったデビュー作『Generic Flipper』。当時のパンクが、速く、短く、攻撃的へと向かう中、あえて遅く、重く、濁ったスタイルで逆走し、後のノイズロック、オルタナティブの源流となった、ハードコアの常識を真っ向からひっくり返した異端の金字塔。溶岩的な存在感のベース、硬い表面を削るような神経にさわるノイズを撒き散らすギターに、二人のボーカルが交互に叫び、語り、崩れ落ちることで、ユーモアと虚無が同じ場所に存在するような独特のテンションが生まれている。ループするベース、サックス、電子音が渦を巻く、壊れた祝祭のようなカオスというべき8分の異形トラック「Sex Bomb」も収録した、パンクの反・正統派精神を極限まで押し広げた歴史的作品。
先月、ロサンゼルスの野外音楽場ハリウッド・ボウルにて、満員の観客を前に、ファラオ・サンダースとロンドン交響楽団とコラボレートし、マーキュリー賞にもノミネートされたアルバム『Promises』のコンサートを行なったフローティング・ポインツ。
シャバカ・ハッチングスやキーラン・ヘブデン (フォー・テット)、ダン・スナイス (カリブー)、カラ・リズ・カバーデール、大森日向子ら豪華キャストが集結し、ミゲル・アトウッド・ファーガソンが指揮を務めたスペシャルな公演は大きな話題となった。
『Promises』は、米ピッチフォークで2021年の最高点レビューを獲得し、Mojo誌やTime Magazineなどでアルバム・オブ・ザ・イヤーに選出、Resident Advisorからは「最も偉大なモダンジャズ・アルバムのひとつ」と評されるなど大きな称賛を受けている。
2023年に入ってからは、大半の時間を自身初となるバレエ音楽の作曲に費やしているという。フローティング・ポインツが音楽を手がけたバレエ作品『Mere Mortals』は、サンフランシスコ・バレエ団によって2023年1月に上演される予定。
今回公開された新曲「Birth4000」は、スタイルの面では『Promises』や彼が手がけたバレエ音楽とは異なるが、2019年のアルバム『Crush』に通じる躍動感あふれるサウンドは、ダンス・ミュージックとエレクトロニック・ミュージックに対するサムの熱い情熱と才能の高さを証明しており、自身のステージはもちろん、フォー・テットやカリブー、ペギー・グー、ベンUFO、コール・スーパー、パームス・トラックスといったトップ・アーティストがDJセットでプレイするなど、注目を集めていた。
本作のアートワークは、東京を拠点に活動するアーティスト、中山晃子が手掛けている。絵画とパフォーマンスを融合させたスタイル『Alive Painting』で知られ、動きのエネルギーと色彩の鮮やかさを組み合わせることによって、絵画に生命を吹き込む作風が注目を集めている。


「Grammar」、「Vocoder」、「Problems」は、既に米PitchforkのBest New Trackを含む多くの称賛を受け、Resident Advisorは、シェパードを「エレクトロニック・ミュージックにおいて文句なしのMVPの一人」と評している。
2021年はファラオ・サンダース&ロンドン交響楽団とのコラボ作品『Promises』でThe Guardian (Contemporary), TIME Magazine, The New York Times (Jazz), Mojo, The Vinyl Factory他多数のメディアで年間ベストの1位を獲得、そして2022年は宇多田ヒカルのアルバム『BADモード』へプロデューサーとして参加し大きな話題を呼んだ。


数々の名コンピ盤の編纂や再発リリースで知られる世界的名門発掘レーベル〈Strut〉から新物件!英国のジャズ・シーンの超新星として現れたスーパーグループ、"Flock"による、待望の24年度セカンド・アルバム『Flock II』がアナログで到着。メンバーには、デビュー・ソロ・アルバムをシカゴから世界の現代ジャズ・シーンを牽引する聖地〈International Anthem〉からリリースしたばかりのパーカッショニスト/楽器製作者Bex Burchに、CollocutorやDele Sosimi、Unknown To Knownといったグループでも活動するTamar Osborn、そして、Danalogue (The Comet Is Coming / Soccer96)、Al MacSween(Kefaya)、Sarathy Korwarら豪華面々が参加。激しくも催眠的にして、リスナーを深い個人的な旅へと誘う、エーテルのようなサウンドスケープが展開される本作は、英国の最も優れたミュージシャン5人の強い友情と喜びの産物であり、まさにジャンルやカテゴリに縛られない一枚です!


ロンドンの異彩Flora Yin-Wongと、ワルシャワ、ベルリンを拠点にジャズやインダストリアルを横断するサックス奏者Jerzy Mączyńskiによるコラボ作『The Double』が〈Accidental Meetings〉より10インチで登場!インドネシアからポーランドまで届く口承の魔物、民間伝承を題材に織り上げられた先鋭的エレクトロアコースティック作品。サックスの不穏な息遣いや旋律に、シターやハープ、ケメンチェといった弦楽器の荒々しく切迫した響き、そしてゲスト参加のLaila SakiniやAga Ujmaらによる神秘的なヴォイスやスポークン・ワードが重層的に交錯。風から生まれる魔物や深い森に潜む気配を描き出すかのように、伝統楽器の生々しい残響と現代的な音響処理がせめぎ合い、妖しくも冷ややかなアヴァン・フォークロア空間を構築している。異教的なフォークロアの暗香と、実験音響の緊張感が結晶化した先鋭的な一枚。
実験的レーベル〈Archaic Vaults〉主催者であり、〈PAN〉の傑作アンビエント・コンピレーション『MONO NO AWARE』への参加や〈Modern Love〉からの傑作ソロ・アルバムでも知られるロンドン出身の中国系マレーシア人プロデューサー、Flora Yin-Wongによる最新アルバム『Cold Reading』が、英国地下シーンを代表する大名門こと〈Modern Love〉からアナログで到着!6年間に渡ってスケッチされてきたエキゾチックでスピリチュアルな個人旅行のカタログとなった前作『Holy Palm』に対し、ファンタジーの浸食、信念体系の崩壊といった余波を丹念に描写した、超現実主義的な仕上がりの3年ぶりセカンド・アルバム!シュールでトリップした様な魅力溢れる圧巻のコンクレート作品に仕上がっています。Rashad Beckerによるマスタリング仕様。限定500部。

Pitaの生前に〈Editions Mego〉が〈INA-GRM〉と共に立ち上げた先鋭レーベルであり、現在は〈Shelter Press〉がその運営を引き継いでいる〈Portraits GRM〉より最新スプリット・アルバムが登場。実験的レーベル〈Archaic Vaults〉主催者で、〈PAN〉の傑作アンビエント・コンピ『MONO NO AWARE』への参加や〈Modern Love〉からの傑作ソロ・アルバムでも知られるロンドン出身の中国系マレーシア人プロデューサー、Flora Yin-Wongと、〈IRCAM〉で音楽アシスタントを務め、MAX / MSPのプログラムを開発しただけでなく、〈Room40〉や〈12k〉からも作品をリリースしているパリ在住のサウンド・デザイナーSebastien Rouxによる作品をそれぞれ収録。


Florian Heckerによる、音響合成と知覚を探求する実験的電子音楽作品『Natural Selection』。旋律・リズム・ハーモニーといった伝統的要素は排除され、代わりにHecker特有の電子音響合成による、音の質感・空間性・変化に焦点を当てた内容で、9曲構成の各曲は独立した音響実験でありながら、音色や構造の共通性によって緩やかに連関。星座が個々の星が意味を持たずとも並びや関係性によって象徴的な形を成すように、物語やテーマではなく、音そのものの性質がつながりを生んでいく。聴く者が意味を見出すのではなく、音そのものが意味を生成する、音楽を聴くという行為そのものを問い直すような音響芸術の最前線!

凄いのが出ます!合成音、インスタレーション、パフォーマンスを通じて感覚知覚や聴衆の聴覚体験を探求するドイツの実験的サウンド・アーティストであり、Aphex TwinやRussell Haswell、Mark Leckey、刀根康尚といったアーティストともコラボレーションを行ってきたHeckerことFlorian Hecker。〈Mego / Editions Mego〉や〈Rephlex〉、〈PAN〉、〈Presto!?〉といった各地の先鋭レーベルに傑出した作品を残してきた同氏による、2017年の13チャンネル・インスタレーションでの高い達成を収めた10枚組CD BOXセット『Resynthese FAVN』が登場!版元は、Catherine Christer Hennix、鈴木昭男、小杉武久、高柳昌行、Graham Lambkin作品など、数々の前衛的作品を手掛けるブルックリンの〈Blank Forms Editions〉。元々は、オーストリアの首都ウィーンの美術センター〈クンストハレ・ウィーン〉での展覧会『Halluzination, Perspektive, Synthese』にて展示されたもので、本作には、2016年のプロジェクト『FAVN』で初めて発表されたアイデアを発展させた10作品が収録されています。名匠Rashad Beckerによるマスタリング仕様。


ベルリンを拠点に活動する現代アンビエントの要人、Florian TM Zeisig のStroomからの2作目『A New Life』。Róisín & Cathal Berkeleyによるハープとサックス、Lia Mazzarriのチェロが加わり、艶やかなアンサンブルが広がる、まるでフローティングタンクを満たすような、軽やかで芳醇な音世界を描き出している。本作は、イーノ的なアンビエントの精神と、香気漂うニューエイジの質感をまとい、シンセの霞の中に楽器のニュアンスを溶け込ませる見事な手つきと共に、どこかジャンル分けを拒むような深い情感を持っており、チェロに支えられてハープとサックスが絡み合い、喪失感や怒り、静謐さがひとつの流れに編み込まれていく。それらを覆い隠すのではなく、むしろ抱きしめるように響かせるさまは、人間らしさを力強く打ち出し、統合された真実を露わにしようとするかのよう。

オーストリア系エチオピア人のハーピストMiriam Adefris、英国サックス奏者Isaac Robertson、パーカッショニストDillon HarrisonによるトリオFlurのデビュー作『Plunge』が〈Latency〉より登場。本作はロンドンの即興シーンに育まれた繊細かつ広がりのある音の対話で、ハープ、サックス、打楽器という独自の編成を通して、フリー・ジャズ、アンビエント・ジャズ、現代音楽の要素が有機的に交錯する、静かに高揚するような一枚。即興と構築されたパートがスムーズに入り混じり、Alice ColtraneやKaija Saariaho、Azimuth、Angel Bat Dawidなどの影響を感じさせる一方で、音の余白や間合いにおいては〈Latency〉レーベルらしい親密さと抽象性が光っている。スピリチュアル・ジャズに、室内楽の繊細さを注ぎ込んだ、祈りにも似た三者の対話!

RSD2026限定リリース。フライング・ロータスの革新的なプロダクションの原点、シーンに衝撃を与えたデビュー作が20周年を記念し〈Brainfeeder〉よりリマスター再発!!エンボス加工のゴールド・メタリック・スリーブに収められた、ゴールド・スプラッター・ヴァイナルの超豪華仕様!!
各メディアが賛否を交えつつも強烈な個性を打ち出した、フライング・ロータスの衝撃的デビュー作が待望のリマスター再発!!本作は自身の生まれ年にちなんだ作品名となっており、オリジナル盤は2006年に〈Plug Research〉から発売された。中古市場では高騰していた作品であり、自身が主催する〈Brainfeeder〉からの再発は、ファン待望のリリースといえる。
ジャズからジャパニーズ・シンセポップ、アフロ・キューバン・リズム、歪んだゲームサウンドまでを大胆に継ぎ合わせた音像は、単なるインスト・ヒップホップの枠を軽々と突破。温かく有機的でありながら、円環的に構築されたビートは中毒性抜群で、聴くほどに深みを増していく。
マッドリブ的ジャジー感覚、J・ディラ譲りのダスティなグルーヴ、さらにサイケデリックなテクスチャーが融合したそのサウンドは、“コズミック・アンダーグラウンド・ヒップホップ”と称されるにふさわしい完成度を誇る。後の傑作群へと連なる美学をすでに提示した、後のキャリアにつながる記念碑的一枚。
本リリースに際してはダディ・ケヴがリマスターを手がけ、エンボス加工を施したゴールド・メタリック・スリーブに収められたゴールド・スプラッター・ヴァイナルの豪華仕様となっている。
Flying Lotus
この20年にわたり、ロサンゼルス出身のフライング・ロータスは、21世紀の音楽を形作り、影響を与え続けてきた。LAで育った彼は、アリス・コルトレーンやマリリン・マクロード (Marilyn McLeod)といった音楽界の伝説を家族に持つ、豊かな芸術的環境に身を置きながら成長し、ビートメイキングからアニメまで幅広い興味を育んだ。2000年代後半には、ジャズ、ヒップホップ、そして未来的で捉えどころのない要素を融合させるその才能によって、LAの名門シーン"Low End Theory"をはじめとする音楽界で確固たる地位を築いた。
〈Warp Records〉から発表された作品群にはデヴィッド・リンチやエリカ・バドゥらが参加し、ケンドリック・ラマーの歴史的作品『To Pimp A Butterfly』にもプロデューサーとして関わっている。また自身も〈Warp Records〉に所属する一方で、レーベル〈Brainfeeder〉を設立し、サンダーキャット、ジョージ・クリントン、カマシ・ワシントン、ハイエイタス・カイヨーテといったグラミー級アーティストの作品を世に送り出してきた。
音楽だけでなくビジュアル面でも高く評価されるフライング・ロータスは、精巧な映像投影や3Dアニメーション、前衛的なライティングを駆使したライブパフォーマンスでも知られる。そのビジョンは映像作品にも及び、近年では活動の幅をさらに拡張。ホラー・アンソロジー『V/H/S 99』では一編の脚本・監督・音楽を担当し、アーロン・ポールとエイザ・ゴンザレス主演の映画『Ash』では監督兼作曲を務めた。さらにNetflixアニメ『Yasuke』の音楽制作・エグゼクティブプロデュースや、Appleのマジック・ジョンソンのドキュメンタリー『They Call Me Magic』のテーマ曲も手がけている。
2024年秋には、ハウス志向のEP『Spirit Box』をサプライズで発表。ジャンルや表現手法に縛られないその姿勢は、彼がいかに予測不能で多才なクリエイターであるかを改めて示している。
