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Driftwood -  Maps (CD)
Driftwood - Maps (CD)Room40
¥2,347

オーストラリアのマルチ奏者Aviva Endeanとニック・アシュウッドによるデュオ、Driftwoodによる、アンビエント/ドローンを軸に、風景の広がりや地形の変化を思わせる音響を丁寧に描き出した一枚『Maps』がオーストラリアの実験音響レーベル〈Room40〉より登場。微分音に調律された2台のリードオルガンを中心に、クラリネットやモジュラーシンセが交錯。微細な揺らぎを持つ持続音、淡い倍音、ゆっくりと重なるレイヤーが中心となり、静けさの中にわずかな動きを感じさせる。特に14分を超える最終曲「You Are Here」は、音が少しずつ変化しながら広がっていく没入型の構成で、聴くほどに深く意識が沈んでいくような瞑想的な時間を生み出す。全編を通して、自然の風景や地図の線がゆっくりと浮かび上がるような感覚があり、レーベルらしい空間性と質感へのこだわりが光るアンビエント作品。

Aki Onda -  In the Depth of Illusion: A Soundtrack for Nervous Magic Lantern (LP)
Aki Onda - In the Depth of Illusion: A Soundtrack for Nervous Magic Lantern (LP)Room40
¥4,121

実験音楽家Aki Ondaが、アメリカ前衛映画の巨匠Ken Jacobsの代表的映像作品「Nervous Magic Lantern」のために制作したサウンドトラックが〈Room40〉よりアナログ化。Onda自身が長年にわたり自身のライフワークである『Cassette Memories』プロジェクトなどのために世界各地で録音・収集してきた音源を即興的にレイヤーし、構築。テープの歪みやノイズ、日常音の断片がレイヤー状に積み重なり、抽象映像と響き合う独特の感覚のずれを作り出している。長尺曲「Brooklyn Bridge」では、ゆっくりと音のレイヤーが積み重なり、聴くほどに深く入り込み、まるで音の中を漂うような体験へと誘う。日常音と抽象音響が交錯する、サウンドアートとしての完成度が非常に高い作品。

Ivan Dubious - Flamboyant / Impassive (7")
Ivan Dubious - Flamboyant / Impassive (7")NUNKI INC.
¥3,125

イタリア・ボローニャを拠点に、ミニマル・ダブやレフトフィールド・ベースの領域でストイックな低音を追求し続けるIvan Dubiousによる最新7インチが自身の主宰する〈Nun.kI.rec〉から登場。A面「Flamboyant」は、深く沈むサブベースとタイトなキックが牽引するミニマル・ステッパーズ。装飾を排した硬質なリズム構造が際立ち、タイトルとは裏腹に、ストイックで研ぎ澄まされたサウンド。一方、B面「Impassive」は、乾いたスネア、無機質な反復、抑制されたエフェクトによる、よりダークで冷徹な音像。アレンジからミックス、マスタリングまで本人が手がけたセルフ・プロダクションで、重量級の低音設計と精密な音作りが光る。

The 18th Parallel - All Fruits Ripe (LP)The 18th Parallel - All Fruits Ripe (LP)
The 18th Parallel - All Fruits Ripe (LP)FRUITS RECORDS
¥4,994

スイス・ジュネーヴを拠点に、現行ルーツ・レゲエ・シーンの最高峰としてヴィンテージ・サウンドを追求し続けるレーベル〈Fruits Records〉のハウスバンドThe 18th Parallelが、10年にわたる録音セッションをまとめ上げたショウケース・アルバム『All Fruits Ripe』。Rod Taylor、Keith Rowe、Micah Shemaiah、Var、Hezron、Itral Itesといった、世代もスタイルも異なるジャマイカのシンガーたちを迎え、ヴォーカル曲とそのダブをペアで収録。録音にはLeroy “Horsemouth” WallaceやScully Simmsなど黄金期を支えた名ミュージシャンも参加し、ミックスは現代ルーツの名匠Roberto Sánchezが担当。アナログ感のある温かい録音、太いベースライン、ホーンの厚みなど、70年代のChannel OneやStudio Oneを思わせる質感が全編を貫く。しかしそれはただの復古主義ではなく、録音、ミックスの精度、ダブの深さ、演奏の緊張感は現代的で、クラシックとモダンが完璧に同居した一枚。

Grischa Lichtenberger - Live At Fondazione Museo Pino Pascali (LP)Grischa Lichtenberger - Live At Fondazione Museo Pino Pascali (LP)
Grischa Lichtenberger - Live At Fondazione Museo Pino Pascali (LP)Hermit Records
¥5,317

〈Raster-Noton〉や〈Semantica〉などからのリリースで知られるドイツの電子音楽家Grischa Lichtenbergerが、2013年にイタリア南部ポリニャーノ・ア・マーレのPino Pascali Museumで行ったライブ録音『Live At Fondazione Museo Pino Pascali』。活動の核心である、空間そのものを楽器化するというアプローチが最も純度高く刻まれたドキュメント。美術館の広い展示空間に響く金属的な衝突音、細かく断片化されたビート、機械的なパルス、そして突然訪れる静寂。Lichtenbergerの音は、単なる電子音ではなく、建築物の内部で反射し、歪む、物質としての音として立ち上がってくるかのよう。空間の中で音が変形していくような立体感と、制御された混沌の中に精密な構築美が浮かび上がる。

Drew Id - Interstellar Dub (7")
Drew Id - Interstellar Dub (7")Dubmission Records
¥2,694

オーストラリアはブリスベンを拠点に活動するプロデューサーDrew Idが、UKの老舗〈Dubmission Records〉から放つ最新7インチ『Interstellar Dub』。サウンドシステム文化の伝統を受け継ぎながら、ウィリアム・ギブスン『ニューロマンサー』に着想を得たというSF的ダブを展開。未来的で冷たい質感のシンセやノイズによるサイバーパンク的な世界観で、A面「Interstellar Dub」は、深く沈むサブベースと無重力のような残響が広がる、宇宙空間を漂うようなダブ・トラック。B面「Aphid Steppa」は、より攻撃的なステッパーズ・スタイル。クラシカルなダブと未来的な音像が交差する、〈Dubmission〉らしい高品質な一枚。

Congo Lion - Silver Dragon (LP)Congo Lion - Silver Dragon (LP)
Congo Lion - Silver Dragon (LP)BACK TO BASICS RECORDS
¥5,231

ヨーロッパのルーツ・シーンから登場したコンシャス・シンガーCongo Lionが放つ、待望のフル・アルバム『Silver Dragon』。10代でアフリカに移住し、Burning SpearやPeter Toshらから強い影響を受けた彼が、現代の社会問題を鋭く見つめたメッセージを、クラシカルなルーツ・レゲエの枠組みで力強く表現した一枚。プロデュースはKariganが担当し、温かいアナログ質感と現代的な抜けの良さが共存。70s〜80sルーツ・レゲエの空気感を現代的にアップデートしたような、温かくもタフなアナログ感が全編を貫く。コンシャスでスピリチュアルな歌声と、曲によってはカリブ海を思わせる軽やか佐野コントラストも鮮やか。タイトル曲「Silver Dragon」をはじめ、植民地主義や暴力の連鎖を告発する楽曲が並び、B面にはダブ・バージョンも収録。伝統と革新が交差する、2026年ルーツ・レゲエ注目作。

Jon E Cash - Sublow (2LP)
Jon E Cash - Sublow (2LP)Sneaker Social Club
¥6,368

UKアンダーグラウンドの深層で育まれ、後にグライムやダブステップの基礎を形づくることになるサブロー・サウンド。その中心人物であり、Black Opsクルーの創設者として知られるJon E Cashの2000〜2004年音源をまとめた決定盤コンピレーションが、〈Sneaker Social Club〉から2LPで登場。UK garage、2‑step、Miami bass、UK hip‑hopの要素を独自に融合し、沈み込むようなサブベースと硬質なビートで構築されたトラック群は、20年以上経った今も圧倒的な存在感を放つ。イースト・ロンドン・グライムと並走しながらも、より黒く、よりファンクの残り香を宿したもうひとつのUKベース史を体感できる重要作。Sublowの名を冠した唯一無二の低音美学が、ついにアーカイブとして結実した2枚組。グライム前夜の最もドープな熱源。

DJ Ralf - Live at Titilla on April 25th "Festa Della Liberazione" - 1994 (CS)
DJ Ralf - Live at Titilla on April 25th "Festa Della Liberazione" - 1994 (CS)Never Sleep
¥3,432

ガバやハードコアの聖地として悪名高かったリッチョーネのクラブCocoricòにおいて、ハウス、バレアリックの桃源郷として伝説的な夜を紡ぎ続けた別館フロアTitilla。1994年4月25日のイタリア解放記念日にそこで録音された、若きDJ Ralfによる幻のライブセット。ガバの熱狂が隣のメインフロアで渦巻く中、Titillaで鳴り響いていたこの伝説の夜がチャリティ作品として復刻。バレアリック、Hi‑NRG、ディスコを縦横無尽に横断しながら、ロータリーミキサーを駆使した ロングブレンドとアカペラの大胆なフェードが織りなす、90年代イタリアン・クラブ文化の熱気をそのまま封じ込めた一作。深夜から早朝へとフロアを再点火するような高揚感、アナログ機材特有の温度感、そして人間味のあるミニマルが共存する、当時の空気をダイレクトに感じられる貴重なライブ録音。収益は女性支援団体Liberamente Donnaに寄付されるチャリティ・リリース。

The 18th Parallel meets Roberto Sánchez - Dub Avalanche Vol. 1 (LP)The 18th Parallel meets Roberto Sánchez - Dub Avalanche Vol. 1 (LP)
The 18th Parallel meets Roberto Sánchez - Dub Avalanche Vol. 1 (LP)Fruits Records
¥4,994

スイス・ジュネーブ拠点のレゲエ・コレクティヴ The 18th Parallel と、スペインの名エンジニア Roberto Sánchez がタッグを組んだ「未来派ダブ実験シリーズ」の第1章『Dub Avalanche Vol. 1』。Fruits Recordsのアーカイヴから厳選された10曲のクラシック/未発表リディムを、The 18th Parallelの生演奏をベースに、Roberto Sánchezがエコーやリバーブを駆使してダブ化して再構築。The Viceroys、Lone Ranger、Cornell Campbell、Dennis Walksといったレジェンドの声の断片が点描のようにエコーの中に一瞬現れては消える。現代的かつ本格的なダブ作品。

横田進 Susumu Yokota -  Will (Skintone Edition) (CD)横田進 Susumu Yokota -  Will (Skintone Edition) (CD)
横田進 Susumu Yokota - Will (Skintone Edition) (CD)Lo Recordings
¥2,736

横田進が2001年に自身のレーベル〈Skintone〉から発表したアルバム『Will』が〈Lo Recordings〉より再発。横田進の作品群の中でも特にダンサブルで、クラブ志向の強いファンキーな作風で、Herbert的な実験性と遊び心を感じさせるサンプリングワークが特徴的。軽快で洗練されたハウスビートに、独自の音響処理や幻想的なメロディが重なる、アンビエントや実験的作品が多い横田進の中で、よりストレートなハウスに振り切った〈Skintone〉カタログの異色作。

横田進 Susumu Yokota - The Boy And The Tree (Skintone Edition) (CD)
横田進 Susumu Yokota - The Boy And The Tree (Skintone Edition) (CD)Lo Recordings
¥2,736

横田進の代表作のひとつである2002年作『The Boy And The Tree』が、〈Lo Recordings〉より新装リマスターで再登場。自然や生命の神秘をテーマにした本作は、アンビエント/エレクトロニカ期の魅力が美しく結晶しており、透明感のあるメロディと柔らかな音のレイヤーが幻想的な世界を描き出す。本人が語っている通り、本作は屋久島の原生林を歩いた経験や、宮崎駿の映画『もののけ姫』の生態学的メッセージにインスパイアされており、柔らかなシンセの揺らぎ、アコースティックな質感、そして森の奥で響くようなパーカッションが重なり、自然の世界がそのまま音になったような神秘性を帯びている。彼のアンビエント作品の中でも特にメロディが際立ち、夢の中を歩くような浮遊感と、静かな感情の動きが同時に流れ込んでくる、永遠の名盤。

横田進 Susumu Yokota - Laputa (Skintone Edition) (CD)横田進 Susumu Yokota - Laputa (Skintone Edition) (CD)
横田進 Susumu Yokota - Laputa (Skintone Edition) (CD)Lo Recordings
¥2,736

2003年に自身のレーベル〈Skintone〉からひっそりとリリースされ、過去に海外に向けライセンスリリースされることもなかったことから、長らく幻のアルバムとして語られてきた横田進の『Laputa』が、ついにSkintone Editionとして登場。『The Boy And The Tree』と『Symbol』の間に位置する本作は、キャリアの中でも最も実験性が強く、神秘的で、不穏さと美しさが同居する特異点のような作品。ドローン、断片的なサンプル、ストリングス、ノイズ、囁き声、ブルースギターなど、多様な素材がコラージュのように重なり合い、ガリバー旅行記の幻想的な浮島の名にふさわしい異世界的なサウンド。複数の映画が同時に流れているような多層的な音像は、横田のサンプラー/セレクターとしての才能を鮮烈に示しており、メロディアスな瞬間と抽象的な音響が交互に現れ揺れ動く独特の世界観は、今聴いても圧倒的な個性を放っている。

Musica Transonic + Mainliner - Solid Static (LP)
Musica Transonic + Mainliner - Solid Static (LP)Black Editions
¥5,998

南条麻人、Acid Mothers Templeの河端一、Ruinsの吉田達也という日本アンダーグラウンドを象徴する3名が1997年に残した幻のセッションが、ついに初の正式LPとして復活。Mainlinerの轟音ヘヴィ・サイケと、Musica Transonicの即興性/破壊的エネルギーが真正面からぶつかり合う記録で、さらなるサイケデリックの深淵へと突き進む姿を捉えている。河端のギターは暴れ、南条のベースは地鳴りのように唸り、吉田のドラムが空間を切り裂く。10分超の重量級トリップ「Solid Static」を筆頭に、ノイズ、サイケ、フリージャズが溶け合う、90年代ジャパニーズ・サイケ特有の濃さに満ちた内容でありながら、今の音としても聴ける鮮度を持つ、日本サイケ、ノイズ史の重要断片。

Sister Nancy - One Two (LP)
Sister Nancy - One Two (LP)VP RECORDS
¥5,376

女性ディージェイのパイオニアとして知られるSister Nancyが、Channel Oneスタジオ録音、Winston Rileyプロデュースという黄金布陣のもとで生み出した、80年代初期ダンスホールの決定的クラシック『One, Two』。世界で最もサンプリングされるレゲエ曲のひとつ「Bam Bam」をはじめ、タイトル曲「One Two」、「Transport Connection”」など、今なおプレイされ続ける名曲を多数収録。Channel Oneの名手たちが多数参加し、跳ねるベース、ミニマルなビート、Nancyの軽やかで芯のあるトースティングが一体となった、ダンスホールの歴史を語るうえで欠かせない不朽の名盤。

Nídia & Valentina - Estradas (LP)Nídia & Valentina - Estradas (LP)
Nídia & Valentina - Estradas (LP)Latency
¥4,969

2026年リプレスです!昨今の実験音楽界隈を大いに賑わせる、全盛期真っ最中のイタリア人パーカッション奏者であり、Holy TongueやTomagaでの活動も大人気のValentina Magalettiと、リスボンの名門〈Príncipe〉クルーとしても知られるアフリカ系ポルトガル人アーティストNídia による共作が、パリ拠点の先鋭レーベル〈Latency〉より到着。それぞれの特異なビートメイキング・センスを融合させ、現代のダンス・ミュージックに新たな風を吹き込むエキサイティングな一枚!シンコペーションされたドラム・パターン、脈打つマリンバのライン、メロディックなインタールードを通して、多様でありながら普遍的な音楽言語を探求し、ポスト・クラブ/アフロ・エクスペリメンタルの地平を鮮やかに更新するような、近年でも稀有な傑作。名匠Kassian Troyerの手により〈Dubplates & Mastering〉にてマスタリング。

Mick Harris - Culvert Dub Sessions Seven (2LP)
Mick Harris - Culvert Dub Sessions Seven (2LP)L.I.E.S.
¥6,171

Culvert Dub Sessions待望のヴァイナル第二弾!Napalm Deathの一員として知られ、のちにScornやLullでインダストリアル/ダブの深層を切り拓いてきた鬼才、Mick Harris。その最新アルバムが、米国インダストリアル/ロウ・テクノの一大拠点〈L.I.E.S.〉よりアナログ・リリース。ベースの重低域とざらついたテクスチャーが、深海へ潜航するような音響世界を描き出す全8曲を収録。ディレイとリヴァーブが彫刻のように反復され、ダブの減衰とノイズの質感が折り重なりながら、陰影に満ちた空間を構築。光なき領域を探るような本作は、まさにインダストリアル・ダブの極北を体現する重厚な一枚です。

Brian Auger's Oblivion Express - A Better Land (LP)Brian Auger's Oblivion Express - A Better Land (LP)
Brian Auger's Oblivion Express - A Better Land (LP)SOUL BANK MUSIC
¥4,965

60年代からハモンドオルガンの名手としてUKのジャズ・ロックシーンを牽引し、70年代には自身のバンドOblivion Expressでファンクやフュージョンの領域を完全に切り開いた巨匠、Brian Auger。そのOblivion Expressによるの2作目『A Better Land』は、前作のハードなジャズ・ロック路線から一転、アコースティックで牧歌的、温かい空気感に満ちた作品。本作の鍵を握るのは、ギタリストJim Mullenで、英国的フォーク、カントリーの香りを持つメロディを導入。そこにAugerのオルガン、エレピが色彩を添え、ソウル・ジャズのグルーヴとメロディアスな歌心が共存する独自のサウンドが生まれている。「Dawn Of Another Day」「Women Of The Seasons」など、穏やかな曲調の中にサイケデリックな陰影が差し込むのも魅力。彼のディスコグラフィー全体を見渡しても極めて異質で、同時に時間が経っても色褪せない美しい輝きを放ち続ける名盤。

Jeff Bruner - Four Corners (CD)Jeff Bruner - Four Corners (CD)
Jeff Bruner - Four Corners (CD)Em Records
¥2,970

アメリカン・ミニマリストの正統を継ぐ作曲家、ジェフ・ブルーナーのキャリア初となる作品集。アンプリファイド・カリンバを多重録音した大作、リー・ペリーもヴァン・ダイク・パークスも驚く脱構築主義Sci-Fiポストパンク・カリプソレゲエ、メランコリックな美しさで彩られた器楽曲あわせて4作品を収録し、この知られざる作曲家の美しく風変わりな音楽を紹介します。

『Four Corners』は、米西海岸のミニマリスト作曲家ジェフ・ブルーナーの半世紀にわたる興味と様々な側面を紹介する初の単独作品集です。ここに選ばれた1970年代から2020年代までの楽曲は一貫した美的関心のもとに作曲され、伝統を礎に、独自の視点で変化を加えた奇妙で魅力的な音楽集になっています。ブルーナーは同郷の作曲家ハロルド・バッドやダニエル・レンツと親交があり、テリー・ライリーやジョン・アダムスといったミニマル/ポストミニマル作曲家の音楽との関連性も彼の諸作にはっきり伺えます。

そんな本コレクションの重要曲である「Magic Mbira(魔法のムビラ)」(1979年)は、ライリー風の要素を、レンツのカスケード・エコー・システムを彷彿とさせるテープディレイの音響処理で巧みに構築した傑作。このアンプリファイドされたムビラ(カリンバ)のための曲は、クラシックの伝統的なリサイタルホールを抜け出し、より開かれた場で演奏したいという願望においてローランド・P・ヤングの名作『Isophonic Boogie Woogie』とも親和性を持ちます。

ブルーナーの特異な側面は、SF映画『Foes』のプロモーション用に制作された脱構築主義カリプソレゲエ曲「Reggae Foes」(1978年)に現れており、このD.カニンガム/D.トゥープを濾過して歪ませたブラックアーク・サウンドのような世界感を、クラシック流儀の作編曲で達成していた驚くべき作品です。また、ガット弦のフレットレス・バンジョーでアメリカン・フォークソングを再構築した「Cold Rain and Snow」(2020年)、レンツに捧げられたピアノ曲「Remembrance in a Pale Room」(1995年)という、メランコリックな美しさで彩られた2つのソロ楽器のための曲も収録。ブルーナーによる曲解説と貴重写真、「Magic Mbira」の楽譜付き。

Jeff Bruner - Four Corners (LP)Jeff Bruner - Four Corners (LP)
Jeff Bruner - Four Corners (LP)Em Records
¥3,850

アメリカン・ミニマリストの正統を継ぐ作曲家、ジェフ・ブルーナーのキャリア初となる作品集。アンプリファイド・カリンバを多重録音した大作、リー・ペリーもヴァン・ダイク・パークスも驚く脱構築主義Sci-Fiポストパンク・カリプソレゲエ、メランコリックな美しさで彩られた器楽曲あわせて4作品を収録し、この知られざる作曲家の美しく風変わりな音楽を紹介します。

『Four Corners』は、米西海岸のミニマリスト作曲家ジェフ・ブルーナーの半世紀にわたる興味と様々な側面を紹介する初の単独作品集です。ここに選ばれた1970年代から2020年代までの楽曲は一貫した美的関心のもとに作曲され、伝統を礎に、独自の視点で変化を加えた奇妙で魅力的な音楽集になっています。ブルーナーは同郷の作曲家ハロルド・バッドやダニエル・レンツと親交があり、テリー・ライリーやジョン・アダムスといったミニマル/ポストミニマル作曲家の音楽との関連性も彼の諸作にはっきり伺えます。

そんな本コレクションの重要曲である「Magic Mbira(魔法のムビラ)」(1979年)は、ライリー風の要素を、レンツのカスケード・エコー・システムを彷彿とさせるテープディレイの音響処理で巧みに構築した傑作。このアンプリファイドされたムビラ(カリンバ)のための曲は、クラシックの伝統的なリサイタルホールを抜け出し、より開かれた場で演奏したいという願望においてローランド・P・ヤングの名作『Isophonic Boogie Woogie』とも親和性を持ちます。

ブルーナーの特異な側面は、SF映画『Foes』のプロモーション用に制作された脱構築主義カリプソレゲエ曲「Reggae Foes」(1978年)に現れており、このD.カニンガム/D.トゥープを濾過して歪ませたブラックアーク・サウンドのような世界感を、クラシック流儀の作編曲で達成していた驚くべき作品です。また、ガット弦のフレットレス・バンジョーでアメリカン・フォークソングを再構築した「Cold Rain and Snow」(2020年)、レンツに捧げられたピアノ曲「Remembrance in a Pale Room」(1995年)という、メランコリックな美しさで彩られた2つのソロ楽器のための曲も収録。ブルーナーによる曲解説と貴重写真、「Magic Mbira」の楽譜付き。

Sheriff Lindo - Aftershock Dubs [2026 repress] (LP)
Sheriff Lindo - Aftershock Dubs [2026 repress] (LP)Em Records
¥3,850

オーストラリアのダブ・パイオニア、シェリフ・リンドの2ndアルバム『Aftershock Dubs』(2014年)を、ご要望にお応えし12年ぶりアンコールプレス!リンド保安官のレゲエへの愛と知識とソウル・サイエンスが凝縮した、ダブの歴史における重要なピースとして国際的に評価された続『Ten Dubs』ダンスホールDUB傑作!

『Aftershock Dubs』は、ダブの伝説的名盤として世界中で愛される『Ten Dubs That Shook the World』(1988年)以来、約25年ぶりとなる南半球のダブマスターの「第2のアルバム」として注目され、エム・レコードにとっても初のダンスホール仕様のリリースとなった記念すべき一枚です。1stアルバム以降、ほとんどリリースの無かったリンド保安官ですが、地元のサウンドシステム現場のため音楽制作を続けていました。本作は、自身の《4/5 Studios》で1990年から2005年にかけて録音されたダブプレート集で、スタジオの技巧を凝らした遊び心あふれる内容であり、非常に深い重低音が特徴の秘密兵器アルバムです。ジャマイカからも英国からも遠い土地で、このような発展を遂げ、何処にも似ていないダンスホールを確立していたことは驚異というより他はありません。オリジナル世代のルーツ・ファンから、デジタル、ニュールーツ世代に至るまで、幅広い層の頑固なベースミュージック愛好家を唸らせるヘビー級の内容は、最初から最後まで非の打ち所がないクオリティであると絶賛されています。 選曲は、サウンドシステム「タッチ・ザ・スカイ」のHigh-Cとトラックメーカー/エンジニアのRuv Bytesこと倉谷拓人。

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一般にダブとはVo.入りの原曲があり、そのリズムをエフェクトなど施して強調させたものが主流だが、シェリフの場合は原曲など存在しない生粋のダブ・リズムに美点が置かれている。楽曲に登場する音はひとつひとつが厳選され、エフェクトが加わり、ほどよい「やり過ぎ」感には自然と首を振ってしまう。ジャマイカやUKのエンジニアに影響を受けたダブワイズは、オリジナリティーと十分な頑固さが加わり、今も実に耳新しい。この『アフターショック・ダブス』に刻まれた80-90年代のワン・ドロップ、初期デジタル・レゲエ、ステッパーなリズムなど、 その幅広さには彼のレゲエ/ダブへの惜しみない愛情を感じる。ロー・ボックスからどっしり押し出されるベースに加え、ホーン・ドライバーから発射される音の緻密さと奥行きは、彼ら一派によって豪州でサウンドシステムが稼働し始め、スペシャルをプレイして実験を重ねたことの大きな成果だと思う。長年かけて鍛えられた音源を聴くと、シェリフの「Me Deh Yah!」という声がはっきり聞こえる! (宗重敦志 aka High-C)

OOIOO / Lightning Bolt - THE HORIZON SPIRALS / THE HORIZON VIRAL (Metallic Silver Vinyl LP+Obi)OOIOO / Lightning Bolt - THE HORIZON SPIRALS / THE HORIZON VIRAL (Metallic Silver Vinyl LP+Obi)
OOIOO / Lightning Bolt - THE HORIZON SPIRALS / THE HORIZON VIRAL (Metallic Silver Vinyl LP+Obi)Thrill Jockey
¥4,950

BOREDOMSのYoshimiO率いる日本のエクスペリメンタル・ロックバンドOOIOOと、米ロードアイランドのノイズロック・デュオLightning Boltという、どちらも唯一無二の音楽性を持つバンドによるスプリットLP。OOIOOは、ガムラン、ポリリズム、アクロバティックなヴォーカルを駆使し、儀式音楽とサイケデリック・ロックが渦を巻くようなトランス空間を形成。Lightning Boltは、爆走ドラムと巨大なファズが暴れまわりつつ、先行公開曲CLOUD COREに象徴されるように、混沌の中から奇妙なメロディが立ち上がる。両者に共通するのは、無邪気な解放感と蒸気機関のような推進力。OOIOOの螺旋的リズムとLightning Boltの暴走ノイズが、対照的でありながら同じ精神性で響き合い、スプリットでありながら一つの大きな作品として成立している。

Prymek & Sage - Shelter (Clear Yellow Vinyl LP)Prymek & Sage - Shelter (Clear Yellow Vinyl LP)
Prymek & Sage - Shelter (Clear Yellow Vinyl LP)AKP RECORDINGS
¥5,198

Fuubutsushiのコア・メンバーとしても絶大な支持を集める、アメリカの音楽家Chaz PrymekとM. Sageによるデュオが、6年ぶりに届けた最新作『Shelter』。コロラド州の山間にあるM. Sageの新スタジオで録音された本作は、ギターとピアノのファーストテイクの即興を中心に据えた、親密で穏やかなアンビエント作品。エレキギターの柔らかな残響と、ピアノの静かなタッチが寄り添うように重なり、そこへスライドギター、アコーディオン、クラリネット、リコーダー、控えめなシンセが淡く色を添える。アメリカーナの牧歌性と室内楽の静謐さが溶け合い、山の風景をそのまま録音したようなパストラルな音世界が広がる。即興性の高さと音の余白はアンビエント・ジャズや ECM 系の静けさにも通じ、時間がゆっくりと流れていくような、心地よくも成熟した対話。

One Leg One Eye -  CRONE (LP)
One Leg One Eye - CRONE (LP)AD 93
¥5,276

アイルランドの伝統音楽の常識を覆すダーク・フォーク・バンド、Lankumのフロントマンであり、その卓越した音楽的探求心とアイルランドの呪われた歴史、伝承を受け継ぐIan Lynchによるソロ・プロジェクトOne Leg One Eyeによる、前作『…And Take The Black Worm With Me』で提示した、アイルランド神話の深層を掘り起こすドローン・フォークを、さらに強烈な形で押し広げた2ndアルバム『CRONE』。本作は、アイルランド神話に登場する主権の女神をテーマに制作され、怒り、狂気、美しさが同居する儀式的で呪術的な音世界が展開。重く濁ったドローンの層に、語り・祈り・呪文のような声が絡みつき、伝統的なフォークの枠を完全に逸脱した、神話の深層へ潜る音楽として成立している。ゲストにはアイルランド演劇界の重鎮Olwen Fouéréが参加。老いた女神の化身のような圧倒的な声が、作品全体に霊的な緊張感を与えている。

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