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Hal Singer & Jef Gilson -  Soul Of Africa (LP)
Hal Singer & Jef Gilson - Soul Of Africa (LP)Endless Happiness
¥4,319

オリジナルは1974年に仏〈Le Chant Du Monde〉からリリースされたHal Singer と Jef Gilson によるアフロ・パリジャン・ジャズの代表作のひとつ『Soul of Africa』が〈Endless Happiness〉から登場。アメリカのレジェンド Hal Singer による熱量の高いテナーサックスと、フランスの鬼才 Gilson の霊的なピアノ、そして重厚でしなやかなリズム隊が渾然一体となり、冒頭からラストまで息を呑むような高揚感が続く。モーダルなコード進行の上でアフリカン・パーカッションが躍動し、スピリチュアルでダンサブル、かつどこか幻想的な雰囲気を纏った傑作。アフリカ的なリズム感覚とヨーロッパのジャズシーンの洗練が交わることで、独自の重層的な音世界が生まれている。45回転盤仕様での登場!

V.A. (Kersi Lord) - Rang Birangi : Colours Of Life (LP)V.A. (Kersi Lord) - Rang Birangi : Colours Of Life (LP)
V.A. (Kersi Lord) - Rang Birangi : Colours Of Life (LP)Tara Disc Record
¥6,987

1972年のインド映画『Pakeezah』のバックグラウンド・ミュージックを収録した未発表アルバム『Rang Birangi: Colours Of Life』が入荷できました!ナウシャード、マダン・モハン、S.D.バーマン、R.D.バーマン、カリヤンジ・アナンドジ、ウシャ・カンナといった著名な音楽監督とともにインド映画音楽の黄金時代を支え、 特に、シンセサイザーやグロッケンシュピールをインド映画音楽に導入した先駆者としても知られる、R.D.Burmanの側近であり作曲家、編曲家、アコーディオン奏者Kersi Lordによる作曲で、音楽としての品質もさることながら、古典音楽よりもインドをリアルに感じさせる圧倒的な空気感が素晴らしく、インド映画音楽独自の価値を感得せずにはおれない内容。生前Kersi Lordと親交があったムンバイ拠点の〈Tara Disc Record〉により実現したもので、インドの音楽文化への深い愛情と共感、インド映画音楽を内側から捉える審美眼にも拍手!また、ジャケットデザインも非常に手の込んだもので、表面の金の扉の絵柄が観音開きできるようになっており、その中にある白い紙を上にあげるとレコードが取り出せるという、こちらもインドにしかなさそうなアイデアがたまりません!

Miss Indubala - Miss Indubala (LP)Miss Indubala - Miss Indubala (LP)
Miss Indubala - Miss Indubala (LP)Tara Disc Record
¥6,987

20世紀前半に活躍したベンガルの伝説的女性声楽家、Miss Indubalaの貴重な音源を集めたコンピレーション・アルバム『Miss Indubala』が入荷できました!本作では彼女が主に1920〜30年代に残したSP盤音源を収録しており、トゥムリ、ダドラ、ガザル、ホーリ、カヤールなど、当時の北インド芸能文化を象徴するような多彩なジャンルの楽曲が詰まっている。彼女の音楽は繊細でありながら芯のある表現が特徴的で、しなやかで艶のある声が時代を超えて心を打つ。採算ではなくパッションによって運営されているという〈Tara Disc Record〉レーベルオーナーの、100年前の南アジアの音楽文化を丁寧に掘り起こしアナログ盤として蘇らせる真摯な仕事も見事で、ノスタルジーだけではなく、現在の視点から聴いても興味が尽きない内容となっている。

Zohrabai Agrewali - Zohra Bai Of Agra (LP)Zohrabai Agrewali - Zohra Bai Of Agra (LP)
Zohrabai Agrewali - Zohra Bai Of Agra (LP)Tara Disc Record
¥6,987

Kesarbai KerkarやBegum Akhtarなどの伝説的歌手たちに影響を与えたとされている、20世紀初頭に活躍したインド古典音楽の偉大な女性声楽家のひとりであるZohrabai Agrewali(1868年頃〜1913年)。非常に貴重な彼女の代表的な録音を集めたコンピレーション・アルバム『Zohra Bai Of Agra』が入荷できました!Zohrabai Agrewaliはアグラ・ガラナの代表的な存在として知られ、古典声楽の中でもとりわけカヤールを得意としたが、本盤にはカヤール、トゥムリ、ガザルなど、多彩なジャンルが収録されている。100年以上前の南アジアの空気がそのままパッケージされているような音質と、採算ではなくパッションによって運営されているというムンバイ拠点の〈Tara Disc Record〉レーベル・オーナーの北インド音楽への深い愛情を感じさせる選曲が堪能できる珠玉の一枚!!

DJ Haram - Beside Myself (Green Vinyl LP)DJ Haram - Beside Myself (Green Vinyl LP)
DJ Haram - Beside Myself (Green Vinyl LP)Hyperdub
¥5,108

ニュージャージー州出身で現在はニューヨーク・ブルックリンを拠点に活動し、Moor Motherとのノイズ・ヒップホップ・ユニット700 Blissでも知られるプロデューサーのDJ Haram。Rinse FMやThe Lot Radioからフックアップを受け、Sonar、Dekmantel、Boiler Roomといったイベントへの出演も果たすなど活躍の場を広げる彼女がデビュー・アルバム『Beside Myself』をリリース!

本作は、日々の闘争の中で精神がいかにして生き延びるかを描いた作品であり、Armand Hammer、Bbymutha、SHA RAY、Moor Mother、Dakn、August Fanon、El Kontessa、Kay Drizz、Aquiles Navarro、Abdul Hakim Bilalといった数多くのコラボレーターたちと共に、痛みと怒りを乗り越える旅を描きつつ、時折訪れる束の間の喜びの中で苦悩を嘲笑してみせる。

Haramは自らを「マルチ分野にまたがるプロパガンディスト、現代の反権威的アラブ、ジェンダー化された労働階級、神を畏れる無神論者」と称し、「アンチ・フォーマット、オーディオ・プロパガンダ、アンチ・ライフスタイルの没入型音響」を制作しているという。生み出される音楽はまさに彼女の言葉を証明するものとなっている。

そのサウンドは明らかに彼女自身の作品とわかる一方で、明確に分類することは困難である。ジャージークラブ、パンク、ノイズ、中央アジアおよび中東のパーカッション、シンセサイザー、808、うねるような重低音、ざらついたライブ・プロダクションなど、さまざまな要素が絡み合うことによってその独創的なサウンドが生み出されている。

その中心には、作家、詩人、フェミニストのAudre Lordeを思わせる詩的な悲しみと、Kim Gordon(ex Sonic Youth)を想起させる物質的な現実と抽象的な概念が同等に探究されている。

彼女の描く荒んだ未来像には安易な救済は存在しない。しかし、その中に込められたドラマとカタルシスは、毅然とした形で提示されている。

Tapes - Summer Jam c/w Summer Jam (Live Acid Mix) (10")Tapes - Summer Jam c/w Summer Jam (Live Acid Mix) (10")
Tapes - Summer Jam c/w Summer Jam (Live Acid Mix) (10")Em Records
¥2,750

幸せなべースミュージック名曲「Summer Jam」待望の2025年リプレス。盟友7FOとの伝説的ライブ・セッション・ヴァージョンにカップリング変更し、サマージャム感が増した新装丁にてフレッシュに再登場。<キラー>の定義は再び更新される!

名盤『No Broken Hearts on the Factory Floor』(2015年) 以後、Rezzettでの活動に専念していたTapesが紆余曲折をへて発表した「Summer Jam」(2020年)。近未来的ディストピア感が覆う世の中であえてメジャー・コードのみの作曲に挑戦したこの曲は異質ですらある幸福感を放つが、それは(イージーな)ダークムードに対する彼一流の批評態度だ。Rezzett作品のヨジれてヒネくれた電子的表現(<これも最高)に慣れた耳なら戸惑うような白玉コードを多用した曲だが、二度訪れるブレイクの瞬間、忘れかけていた音楽のミラクルに遭遇するだろう。メロディアスでポップながらイージーリスニングにならないのはベース ミュージックを追求してきた手腕による。エレクトロニック・ ミュージックが複雑なアートフォームに発展すればするほど置き去りにせざるを得ない<プライマルな何か>を問いかける、ほがらかでシリアスな問題作だ。 2025年版のカップリングは、盟友7FOとの伝説的な2019年のライブ・セッションを収録。日本人丸出しの7FOの最高のロウテく・ギターソロをフィーチャーし「Summer Jam」は喜びの中に完結する!

SAB - Crystallization (LP)SAB - Crystallization (LP)
SAB - Crystallization (LP)Em Records
¥3,850

あのVanity Records最初期リリース作であり、近年、再評価著しい日本産(プレ・)ニューエイジ傑作を全世界待望の単独LP再発。オリジナルマスターからハイレゾAD変換/最新マスタリングを施し、更に、長年の誤解を解く正しい曲名でお届けする決定版エディション。発掘レア写真も多数掲載!作品解説:柴崎祐二。

ポストパンク期の大阪を代表するインディー・レーベル、ヴァニティ・レコードの第二弾として1978年に発表された『クリスタリゼイション』は、SAB(サブ)と呼ばれた当時若干19歳の天才音楽家が思い描いた壮大な音楽の叙事詩を、電子音楽機材を用いて磁気テープ上に「結晶化」したアルバムで、「ニューエイジ」の呼称・風俗が日本に広まる前に出現したプレ・ニューエイジ・ミュージックの名盤です。録音では2人のミュージシャンのサポートを受けていますが、大半はSAB自身による多重録音で制作されたもの。SABの唯一のソロ・リリースである『クリスタリゼイション』には、Brian EnoとObscureレーベル勢やPopol Vuhからの影響を窺わせる編曲・楽器法が聴けますが、それらの影響からの回避も同時に試みられており、その結果、「どんなシンセ音楽の系譜にも属さない傑作」(※註)という地位を獲得。2020年代のオーディエンスにとっての新たな古典となっています。また、近年勃興したニューエイジ・リバイバルや日本の環境音楽の再発見といった動向の中で、時を経て一層輝かしい音楽価値を持つこととなりました。アートワークは思想家ロジェ・カイヨワの著作から着想を得ており、図版(土星)はまりのるうにい(松岡正剛夫人)が描いたもの。

※註)『レコード・コレクターズ』誌2023年11月号特集「日本の新名盤1970-89」掲載 田山三樹氏による『Crystallization』評。

=作品仕様=
+ オリジナルマスターよりハイレゾAD変換/最新リマスター
+ 4頁インサート、発掘貴重写真掲載
+ 解説:柴崎祐二/英訳掲載

Jean-Claude Eloy - 音の始源を求めて 15 GAKU-NO-MICHI MATERIALS (5CD)
Jean-Claude Eloy - 音の始源を求めて 15 GAKU-NO-MICHI MATERIALS (5CD)サウンドスリー
¥9,680

5枚組CD「楽の道」は、従来の音楽概念を打ち破る壮大な実験。電子音楽とサウンドスケープが融合し、聴く者の意識を無限の宇宙へと誘う。作曲家・エロアは、この作品で「音の道」を追求し、聴覚体験の新たな地平を開い「楽の道」は、1977-781にNHK電子音楽スタジオで3度にわたり、合計1200時間以上かけて制作された。作曲家・エロアは、この作品で、西洋音楽の伝統と東洋の思想を融合させ、独自の音楽世界を構築。

「楽の道」は、単なる音楽作品ではなく、聴く者の意識を深淵へと誘う瞑想的な体験。時間の流れ、空間の広がり、そして自己との対話を促す。「楽の道」は、視覚的な要素を一切排除し、聴覚にのみ訴えかける。聴衆は、音の洪水の中に身を投じ、独自の物語を紡ぎ出す。

アルバムレビュー(小坂井雄三)
フランスの作曲家、ジャン・クロード・エロアが1977~78年にNHK電子スタジオで東京のサウンドスケープを元に制作した電子音楽「楽の道」の素材集CD5枚組!実は購入する前はフルヴァージョンにオマケで素材集が付いてくるのかと思ったいたのだが、来てみたらなんと全部素材。正直言って「あちゃー、これははしまった。」と後悔しました。エロアはこれらの素材を慎重にリアルタイムでミックスしながら仕上げたということで「そんじゃ、これをミックス、アレンジして自分なりの『楽の道』を作ってみるべか。」と半ば諦めの気持ちで聞き始めたのですが、聞くととんでもはっぷん。一つ一つの音の密度が高くて独立した作品として聞けることに気づいて驚愕です!特に梵鐘の音を再生速度を落として再生したと思しきテイクはその重厚さと繊細さに圧倒されました。またパチンコ屋のサウンドスケープがちょっとフィルタリングを施したりしてるだけなのに、とんでもない異世界に飛べるような音響になっていてこれも圧倒されました。流石に単独で聞くにはちょっと厳しいかな、というテイクもありましたが、迫力の電子音響の渦に溺れそうになります。「自分なりの『楽の道』」なんてこれを聞きこんだ後の遠い先の世界になりましたね。

電子音楽というとどうしても高価なモジュラーシンセや自作の発振器などの個性のある音源の使用を想起しがちですが、エロアはそうした音源に頼るのではなく(ストリングアンサンブルぽいシンセが使われていた。)、東京の街角のサウンドスケープ(右翼の街宣車や歩行者天国終了のナレーションは日本人以外では理解しにくいのでは?)にフィルタリングなどの編集を施すことで斬新な音響をクリエイトすることに主眼を置いているようだ。そうした姿勢は自分の制作のコンセプトにも共鳴するところが多い。(宇宙エンジンの2ndでもそんな音が聞けるよー。)

いやー、清水の舞台からダイブして全身骨折しながらゲットした甲斐があったってもんです。万人にお薦めとはちょっと言い難いですが、それだけの価値は十分あるものだと思います。

頭士奈生樹 Naoki Zushi - Paradise (LP)
頭士奈生樹 Naoki Zushi - Paradise (LP)Sad Disco
¥5,500

非常階段の結成メンバーであり、国産サイケデリック・ロックの伝説的存在 「渚にて」の一員としても活動する傍ら、長きに渡りソロ活動も展開。コンテンポラリー・フォークや神秘主義を経由し、内省的かつ親密でありつつ、暖かく青々とした独自のサイケデリック・サウンドでリスナーを魅了し続ける孤高のギタリスト、頭士奈生樹。88年発表の幻のファースト・アルバム『パラダイス』が最新マスタリングで再発!

日本のサイケデリック・アンダーグラウンドを代表する名門〈P.S.F.Records〉を主宰したモダーン・ミュージック店主の故・生悦住英夫氏が最大級の賛辞を寄せた、柴山伸二らとの伝説的サイケデリック・バンド「ハレルヤズ」や「Idiot O'Clock」にも参加。地下音楽の聖地として高名な京都のロック喫茶「どらっぐすとうあ」の住人のひとりであり、あの非常階段の結成メンバーとしても名高い頭士奈生樹。『パラダイス』は、柴山主宰の〈オルグ・レコード〉から発表した頭士のキャリア初のソロ・アルバムであり、アナログ・フォーマットでの再発は今回が初となる。

1987年の8月から9月にかけて、京都のタウンハウススタジオで録音。オリジナルのLP盤は500部のみがプレスされ、長い間幻の一枚として世界中のマニアやコレクターに探されていた。頭士と柴山、高山謙一(Idiot O'Clock、螺旋階段)の共同でのプロデュース編曲。

頭士は、本作にて、リード・ボーカルとエレクトリック・ギターのみならず、アコースティック・ギター、ベース、ドラム、マンドリン、グロッケンシュピールと多彩な楽器の演奏を披露するなど、マルチ・プレイヤーとしての手腕を見せつけている。

瞑想的イントロから幕を開けつつ、高鳴る青々としたサイケ・ギターの疾走がカタルシスを呼び起こす、自身の人気の高いナンバーである「こびと」、後の頭士の作品でも見られる、精神世界への傾倒の予兆を感じさせる内省的サイケ・フォークの逸品「ハレルヤ:左側」、ギター・サウンドを土台に、深くドロドロと心の奥底から込み上げる熱情を絡ませていく珠玉のハード/ガレージ・サイケデリック・キラー「パラダイス:真昼」、冬の日の暖かな幻影とノスタルジアを想起させる、頭士流クリスマス・ソングといえるスピリチュアルで耽美な「目の前の天使達」、"ハレルヤズ"のその後の展開を思わせてくれる、牧歌的でメロディックなサイケ・ポップとして珠玉な「童話」、愁いを帯びる寂寞のファズ・ギターの咆哮と淡いアルペジオという対称的なイメージのインストゥルメントに包まれながら、深く内面世界へと潜水していく様が優美なサイケデリック・シューゲイズ「Spirit In My Hair」など、同氏の初ソロ作として申し分無い破格の仕上がりとなった傑作1stアルバム!

Gilla Band - The Early Years (10 year anniversary) (12")Gilla Band - The Early Years (10 year anniversary) (12")
Gilla Band - The Early Years (10 year anniversary) (12")Rough Trade
¥2,986

テクノやインダストリアルに影響を受けた硬質なノイズ〜ポスト・ロックで人気を博すダブリンの4人組 Gilla Bandが、初期の名作をまとめた『The Early Years EP』のオリジナルリリースから10周年を記念した再発盤をリリース!!
本作には地元ダブリンのインディペンデント・レーベル〈Any Other City Records〉や〈The Quarter Inch Collective〉、そして2015年には本作と同じく〈Rough Trade〉からリリースされた廃盤の7インチ・カバー曲など、レア音源が多数収録。

本作の再発盤では、オリジナルのカラーブロックをベースにした新たなアートワークを採用。さらに、全曲がリマスタリングされ、再びダンスフロア向けにアップデートされている。
ファンに愛され、ライヴでも定番となっているのが、ポスト・ダブステップの鬼才Blawanによる奇天烈で中毒性の高い名曲「Why They Hide Their Bodies Under My Garage」のカバー。全8分に及ぶこの楽曲は、まさに唯一無二の衝撃作!!

Blazer Sound System x Rockers NYC - Positive Mental Attitude (CS)Blazer Sound System x Rockers NYC - Positive Mental Attitude (CS)
Blazer Sound System x Rockers NYC - Positive Mental Attitude (CS)Good Morning Tapes
¥2,998

〈GOOD MORNING TAPES〉からは、ニューヨークのアンダーグラウンド・シーンで長年活動を共にしてきたZebrablood、Rainstick、Marcus BurrowesによるB2B2B、バック・トゥ・バック・トゥ・バックミックスが登場!互いにDJやプロデューサーとしても知られる3人が、緊密なコンビネーションで90分間の濃密なサウンド・ジャーニーを繰り広げている。セレクトされるのは、デジタル・ダブの荒々しくも重心の低いグルーヴ、精神性の高いルーツ&カルチャー寄りのディープ・カット、そしてBLZRことBlazerによるリミックス&エディット。すべてのトラックはBLZRの手によってダブ処理が施され、スモーキーで揺らぎのある空間に包まれていく。クラブというよりはむしろ深夜のセッションやDIYスペースを思わせる生々しさと温かさに満ちていて、単なるレゲエやダブの枠を超えた自由なミックス感覚が光る。古いデジ・ダブの荒削りな質感、90年代UKルーツの冷たい響き、そしてNYのベース・カルチャー的実験精神が交錯するような内容で、深く浸れるミックスとなっている。

石橋英子 Eiko Ishibashi and Jim O'Rourke - Pareidolia (LP)石橋英子 Eiko Ishibashi and Jim O'Rourke - Pareidolia (LP)
石橋英子 Eiko Ishibashi and Jim O'Rourke - Pareidolia (LP)Drag City
¥3,376

星野源、突然段ボール、Ogre You Asshole、坂本慎太郎など、アンダーグラウンドやコンテンポラリーといった枠を超えて、名だたるアクトたちを支えてきた現代の日本が誇る名SSW=石橋英子と、シーンの枠組みを越えて多大なリスペクトを浴びてきた我らがジム・オルークとの5作目の共作が〈Drag City〉より登場!本作は、2023年のフランス、スイス、イタリア、アイルランドを回った欧州ツアーでの即興ライブ録音を素材にしたサウンド・コラージュ。各地の演奏から響きや音の関係性を拾い集め、コンピューター生成音、フルート、ハーモニカなどが交錯する動的な音世界を作り上げている。二人は事前に打ち合わせをせず、それぞれ準備した音素材を持ち寄って現場で即興的に対話し、日ごとに異なる演奏を展開。ライブ中に録音した素材もその場で再利用するなど、旅の途中で生まれる偶然や状況の変化がそのまま音楽に反映された。『Pareidolia』では、ツアーの様々な瞬間をリミックスし、たとえばパリのジム・オルークの音とダブリンの石橋英子の音を重ねるような形で、理想的な記憶を描いている。無作為に見える音の流れにも、どこか意味や構造を感じ取ってしまう──そんな「Pareidolia(錯視)」的な感覚をテーマに、聴く人それぞれが自由に解釈できるような、柔らかくも謎めいた電子音響作品。

Tommy Guerrero - From The Soil To The Soul (2LP)
Tommy Guerrero - From The Soil To The Soul (2LP)Be With Records
¥5,597

サンフランシスコのスケーターにしてマルチ奏者、トミー・ゲレロによる、オリジナルはCDで2006年にリリースされた名盤『From The Soil To The Soul』が、〈Be With Records〉による再発プロジェクトの一環として、本人協力のもと高音質でリマスタリングし、重量盤2LP仕様・見開きジャケット仕様で再発。ブルースやフォーク、ラテン、ファンク、ソウル、ヒップホップといった多彩なルーツを感じさせつつも、誰が聴いてもトミー・ゲレロと分かる唯一無二の音。本作は、サンフランシスコの空気感そのままに、彼のギター・ソウルの世界をさらに深く、豊かに展開した一枚。軽快でスモーキーなファンクに、アメリカーナやヘヴィサイケ、ローファイなファズ感、ラテンのリズムが溶け込み、サウンドにややダークで深みある重さが加わっている。全編ほぼ宅録で、ベース、ギター、鍵盤、カリンバなど多くの楽器をトミー自身が演奏。ジャンルを超えた音楽性とDIY精神が共存する、トミー・ゲレロの魅力が凝縮された傑作。20年近い時を経て、いまアナログで聴けることが本当にうれしい再発。再発盤は本人の手でアートワークも一新され、ストリート・アーティストBarry McGeeによるカバーデザインも深紅に刷新された。

Electric Satie - Gymnopedie '99 (LP)
Electric Satie - Gymnopedie '99 (LP)ISC Hi-Fi Selects
¥5,798

1998年にCDのみでリリースされたMitsuto Suzuki(鈴木光人)による幻のコンセプト作品『Electric Satie』が、〈ISC Hi-Fi Selects〉から初のアーカイブ再発。タイトル通り、エリック・サティのピアノ作品を電子音楽で再構築した一枚で、ボサノヴァ調のダウンテンポからチルアウト、IDM、アンビエントまで、ジャンルを横断しながらサティの旋律が現代的な響きで蘇る。「ジムノペディ」「サラバンド」「家具の音楽」などサティの代表曲が、デジタル処理と柔らかな電子リズムで大胆に再構成されながらも、原曲の甘美な旋律とモーダルな浮遊感をしっかりと継承。Music From Memoryの『Virtual Dreams』や、Warpの『Artificial Intelligence』系コンピに通じる空気感も漂わせる、隠れたエレクトロニック名品!

E.S. Island - 南風 from Hachijo / Southwind From Hachijo (2LP)
E.S. Island - 南風 from Hachijo / Southwind From Hachijo (2LP)Forest Jams
¥5,726

細野晴臣プロデュースのオキナワン・テクノ歌謡のキラー曲であり、名シリーズ『テクノ歌謡』コンピでも紹介された「テクテクマミー」はあまりにも有名。じゅん&ネネの一員としても活動した歌手、そして、政治家という肩書きも持つ早苗ネネ。浅香唯や柏原芳恵にも楽曲提供も行っている彼女とその夫であった高橋英介、鮫島秀樹らからなる日本のシンセ・ポップ・バンド、E.S. Islandが92年に人知れず残した、オリジナルはCDオンリーのアルバム『南風 from Hachijo』が、宝達奈巳を再発した注目の〈Forest Jams〉より初アナログ化!彼ら夫婦が八丈島で暮らしていた頃に、島での営みや体験、日常風景を描いた作品で、テクノ・ポップ時代の作品とは一線を画す和レアリック〜アンビエント・ポップを展開しています。オリジナルのライナーノーツによると、「島でのハイでハッピーな日常の波動を音に」落とし込んでいるとの事で、第四世界にも通じるイマジナリーで幽玄なテイストで仕上げられており素晴らしい!『Midnight in Tokyo Vol.4』にも選曲された憑依的ニューエイジ歌謡「夢風鈴〈土〉」を始め、文句無しでニューエイジ・ファンにレコメンドできる内容!

ゑでぃまぁこん Eddie Marcon - やっほのぽとり Yahho no Potori (Transparent Yellow Vinyl LP)ゑでぃまぁこん Eddie Marcon - やっほのぽとり Yahho no Potori (Transparent Yellow Vinyl LP)
ゑでぃまぁこん Eddie Marcon - やっほのぽとり Yahho no Potori (Transparent Yellow Vinyl LP)A Colourful Storm
¥4,979

限定カラーヴァイナル仕様。兵庫・姫路を拠点に活動する日本最高峰のアシッド・フォーク・デュオ、ゑでぃまぁこんによる傑作の一つである2009年作品『やっほのぽとり』がメルボルンの〈A Colourful Storm〉より待望のアナログ・リイシュー!怖 (Coa)やLSD Marchといった伝説的なバンドで活躍したEddie Corman & Jules Marconにより2001年に姫路で結成。繊細でアコースティックな領域へのスタイルシフトを象徴するこのデュオは、これまでに実に数十枚ものアルバムとシングルをリリース。テニスコーツのさやを始めとしたゲスト・ミュージシャンによる優雅な楽器演奏で飾られた親密な空間を背景に、その優しく、物憂げな雰囲気をいきいきと伝える、親密で幻想的なアシッド/サイケデリック・フォーク傑作。永遠のマスターピース「とらとらいおん」を聴くためだけでも価値のある素晴らしいアルバムです。リマスタリング仕様。日本語の歌詞カード付属。

Annie A - The Wind That Had Not Touched Land (LP)Annie A - The Wind That Had Not Touched Land (LP)
Annie A - The Wind That Had Not Touched Land (LP)A Colourful Storm
¥4,667

〈Shelter Press〉主宰の当店お馴染みの実験的アーティストFelicia Atkinson、ニュージーランドの地下シーンを代表する作家として現在注目が高まっているMaxine Funke、ロンドンを拠点に活動するデュオのTime Is Away、そして、Christina Petrieといった豪華面々が一堂に会した、一度限りの特大コラボレーション・プロジェクト、Annie Aによるアルバムが〈A Colourful Storm〉よりアナログ・リリース。フィルレコ素材や持続音、アンビエント・サウンドなど、それぞれの音が持つ感触や気配が静かに重なり合い、まるで風や光が溶け合うように、ひとつの繊細で透き通った音の風景へと融けていく様子がとても美しい作品。音は音のままにあることを手放し、祈りのように、儚く滲む憂いや記憶のように、やさしく都市の呼吸に滲み出していく、そんな一枚です。

Ayane Shino - RIVER THE TIMBRE OF GUITAR #2 REI HARAKAMI (Transparent Blue Curacao Vinyl LP)
Ayane Shino - RIVER THE TIMBRE OF GUITAR #2 REI HARAKAMI (Transparent Blue Curacao Vinyl LP)Musicmine/ Sublime RecordsS
¥4,989

絶品です!クラシック・ギタリスト、志野文音による注目のシリーズ『The Timbre of Guitar』の第2弾は、あのレイ・ハラカミの楽曲群を繊細かつ親密なギターの響きで再構築した珠玉のトリビュート作品!こちらも高い評価を得た、Susumu Yokota『Sakura』のカバー作に続く本作は、彼女が紡ぐクラシカルな旋律を通じて、バレアリックやラテン音楽の内包する晴れやかで暖かな空気感を落とし込みながら、ハラカミ楽曲の本質に静かに触れつつ、温度を失わずにその「浮遊感」や「湿度」ら「親密さ」といったものを写し出すことに成功しています。

Various Artists - Echoes Of Italy Vol.2 - Early 90's House Vibes - The Birds Of Paradise (2LP)
Various Artists - Echoes Of Italy Vol.2 - Early 90's House Vibes - The Birds Of Paradise (2LP)JUNGLE FANTASY
¥5,978

DON CARLOSコンパイルによる1980年代後半から1990年代初頭のイタロ・ハウスが最盛期だった時期の作品を集めた2枚組コンピレーション『Echoes Of Italy Vol.2 - Early 90's House Vibes - The Birds Of Paradise』が〈JUNGLE FANTASY〉より登場!!本作はイタロ・ハウスの黄金時代を象徴するような、グルーヴ感溢れるビートに加え、時にエモーショナルでロマンチックなメロディーが絡みついている。そのサウンドは、80年代後半から90年代初頭のクラブ文化とともに成長したこのジャンルならではの、情熱的でありながらもどこか切ない雰囲気を漂わせている。また、このアルバムはただの「ダンスミュージック」にとどまらず、イタリアという場所の文化的背景を色濃く反映している点が特徴的で、音楽は、地元のクラブシーンやディスコに通い詰めた若者たちの、夢と自由を追い求める精神から生まれており、その情熱がアルバム全体に流れている。単なるダンスビートだけでなく、情緒やメロディ、リズムの細部にまでこだわっており、リスニングにも耐えうる趣ある作品!

Andrea Burelli - Sonic Mystics for Poems (of Life and Death of a Phoenix) (LP)Andrea Burelli - Sonic Mystics for Poems (of Life and Death of a Phoenix) (LP)
Andrea Burelli - Sonic Mystics for Poems (of Life and Death of a Phoenix) (LP)Not On Label
¥4,796

Andrea Burelliによる、自身の人生や神話的なモチーフを重ね合わせながら、人生と死、再生の神秘を描くコンセプチュアルなセルフリリース・アルバム『Sonic Mystics for Poems (of Life and Death of a Phoenix)』。ベルリンの名門アンサンブル Solistenensemble Kaleidoskop の弦楽奏者たちによる深い響き、FMシンセやMoogベース、ミニマルなマシーンドラムといった電子音、地中海の民謡やクラシックの影響を感じさせる旋律やリズムが絡み合い、クラシック、電子音楽、地中海音楽の境界を越えていく。彼女の自由に変化する歌声は、時に神秘的に、時に素朴に、時間や空間を超えた世界を旅していく。「フェニックス」という架空の旅人を中心に据え、夢と現実、終わりと始まり、喪失と再生といったテーマをめぐる精神的な旅路を描いており、水を象徴として、地中海の文化的多様性、絵画や映像表現に通じる色彩感覚が詩や音楽に染み込んでいるよう。祈りのような気分に実験的な現代クラシックと地中海の伝統音楽、アンビエント電子音楽が交わる奥深い一枚。

Astrid Sonne -  Great Doubt EDITS (LP)Astrid Sonne -  Great Doubt EDITS (LP)
Astrid Sonne - Great Doubt EDITS (LP)Escho
¥5,458

アストリッド・ソネによる2024年の傑作『Great Doubt』を、交流のある気鋭アーティストたちが大胆に再解釈したリミックス/エディット集『Great Doubts Edits』。Conrad Pack、ML Buch、Blood Orange、Valentina Magaletti、Lolina、Smerz、Slauson Malone、HVADといった多彩な顔ぶれが、原曲の室内楽的な繊細さ、アートポップの親密さ、R&B的な温かさを、それぞれの視点から引き出している。インダストリアル・ダブの荒々しい解釈や、Autechreを思わせる12分超えの電子音響、ブライトで艶やかなソウル・ポップ、煌めくアンビエント・ポップ、歪んだ実験的R&B、ミニマルなビート・ポップなど、アプローチは実に多様。原曲の持つ静かな内省や切実な歌詞世界を尊重しつつも、時に大胆に逸脱し、聴き手に新しい解釈の余地を与えている。静謐で詩的なオリジナルを愛するリスナーにとっても、ダンス・フロア向けの再発見を求めるリスナーにとっても魅力的な、ソネの音楽世界を広げる一枚。

Adam Rudolph's Moving Pictures - Glare of the Tiger (2LP)Adam Rudolph's Moving Pictures - Glare of the Tiger (2LP)
Adam Rudolph's Moving Pictures - Glare of the Tiger (2LP)META
¥4,992

アダム・ルドルフ率いるムービング・ピクチャーズによる『Glare of the Tiger』。本作は、伝統と現在、そして未来をつなぐクリエイティブ・ミュージックの極みといえるアルバムで、ルドルフが30年以上かけて磨き上げてきた独自のコンセプトのもと、長年ともに演奏を重ねてきたメンバーが、抜群のコンビネーションと独自の音楽言語で応えている。参加メンバーは、オーネット・コールマン、ユセフ・ラティーフ、ロイ・ヘインズ、ドン・チェリー、サム・リヴァース、ジョン・ハッセルといった20世紀ジャズ/即興音楽の巨人たちと実際に共演・師事してきた面々ばかりで、そうした歴史との直接的なつながりを持ちながら、彼らはルドルフ共に今を表現する新たな音楽を生み出している。「伝統を敬うとは、過去を模倣することではなく、自分自身の声で新しい音楽を創り、いまを響かせること」とルドルフ自身が語るように、ジャズや即興音楽の歴史の延長線上にありつつも、明確に次の時代へ向かう意志を持ったアルバム。

V.A. - Rough Trade 7" boxset vol.1 (7"x8 BOX SET)V.A. - Rough Trade 7" boxset vol.1 (7"x8 BOX SET)
V.A. - Rough Trade 7" boxset vol.1 (7"x8 BOX SET)Rough Trade
¥18,858

レーベル45周年を記念した豪華ボックスセット
極めて貴重な7インチとブックレットを収録して
世界に1000個の超限定仕様でリリース決定!!!

世界で最も影響力のあるインディ・レーベル〈Rough Trade〉の物語は、1970年代後半、ロンドン西部に位置するレコード・ショップのバックヤードから始まった。

革新的なアーティストたちの作品を継続的にリリースし、音楽シーンに多大なる影響を与え続けてきた〈Rough Trade〉は、1977年の初リリース以来、パルプ、アミル・アンド・ザ・スニッファーズ、ジョックストラップ、アノーニ、ディーン・ブラント、スリーフォード・モッズ...など、多彩なアーティストを擁しながら最前線の作品を発表し続けている。
そして今回、レーベルの45周年を記念して共同マネージング・ディレクターであるジャネット・リーとジェフ・トラヴィスが、自ら厳選したボックス・セットをリリースする。付属するブックレットには、レーベル・ファンとして知られるドン・レッツや、実際にレコーディングに関わったエルヴィス・コステロなど、錚々たる著名人によるコメントが掲載され、当時を代表するフォトグラファーたちと協力した貴重なアーカイブ写真も収録されている。さらに、ジャネット・リーとジェフ・トラヴィスによる独占ロングインタビューが行われ、2人が愛情を持って選曲した各シングルへの想いや、当時の音楽シーン事情、レーベルの創設秘話などが語られている。

世界限定1,000セットでシリアルナンバー入り。うち500セットは〈Rough Trade〉のウェブストアで販売されるという超限定のボックスセットは、本作 vol.1 とは全く別のアーティストをフューチャーした vol.2 も発売予定。ヒット曲から隠れた名曲まで網羅して、コレクター心をくすぐる要素満載の充実した内容で、往年の〈Rough Trade〉ファンはもちろん、新規のファンにも絶好のガイド・ブックとなる宝箱。

【Track List】
Augustus Pablo/RT002(1978) 
A. Pablo Meets Mr Bassie
B. Mr Bassie Special!
 
Stiff Little Fingers/RT004(1978)
A. Alternative Ulster 
B. 78 Revolutions A Minute (78RPM)
 
Subway Sect/RT007(1978)
A. Ambition 
B. Different Story
 
Swell Maps/RT010(1978)
A. Read About Seymour
B. Ripped & Torn and Black Velvet

The Raincoats/RT013(1979)
A. Fairytale In The Supermarket 
B. In Love & Adventures Close To Home
 
Cabaret Voltaire/RT018(1979)
A. Nag Nag Nag
B. Is That Me (Finding Someone At The Door Again?)
 
The Pop Group/RT023(1979)
A. We Are All Prostitutes 
B. Amnesty International Report On British Army Torture Of Irish Prisoners
 
Young Marble Giants/RT043(1980)
A1. Final Day 
A2. Radio Silents 
B. Cakewalking

Julien Dechery - Warmth In Cool (CS)Julien Dechery - Warmth In Cool (CS)
Julien Dechery - Warmth In Cool (CS)Good Morning Tapes
¥2,858

『Sky Girl』やイライヤラージャの80年代タミル映画音楽コンピで知られるディガー、ジュリアン・デシェリーが〈Good Morning Tapes〉にふたたび登場。今回は舞台を北インドに移し、ヒンドゥスターニー古典、宗教歌、民謡などをベースにした90年代〜2000年代の映画音楽を、ダウンテンポ、トリップホップ、アンビエント的な視点から再構築したミックスとなっている。『Warmth in Cool』と題されたこのミックスは、FMシンセ、シタール、メロディアスなヴォーカル、バレアリックなビートがゆったりと交わる、夢見心地のサウンドスケープで、Ganavyaが描くアリス・コルトレーン風スピリチュアル・ジャズの新世代解釈にも通じるムードを感じさせる。ロマンティックな映画の挿入歌やニューエイジ的なシンセの間奏が、心の深いところまで静かに染み込む、まさに精神的な没入のためのミックステープ。

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