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Oudi Hrantの名で知られた、盲目のアルメニア人音楽家であり、トルコ出身の最もソウルフルなウード奏者と言われるHrant Kenkulian (1901-1978)。アルメニア人にとっての誇りであり、ウード(フレットのないリュート)の名手である同氏が1964年に〈Prestige〉に残したアルバム『Turkish Delights』がアナログ・リイシュー。1915年のジェノサイド以前、多くのアルメニア人が住んでいたイスタンブール近郊の都市アダパザルで出生。教会の聖歌隊に参加した後、イスタンブールでウードのキャリアを積み、1950年には米国をツアー、63年にはパリ、ベイルート、ギリシャ、ソビエト連邦アルメニアのエレバンを回る世界ツアーも行っています。本作ではHrantの驚くべきクラシック音楽へのインスピレーションが示されたものとなっています。
ボサノヴァの代名詞と言えるブラジルの歌手、詩人、ギタリストことジョアン・ジルベルトが1959年に発表した大傑作1stアルバムのUS盤The Warm World Of João Gilberto』がクリア・ヴァイナル仕様でアナログ・リイシュー。新たな時代の到来を告げた、ボサノヴァの最初期の作品として広く認知されている世紀のマスターピース。同ジャンルの入門にも是非。
Ennio MorriconeやGianfranco Pernaiachiに作曲を学んだイタリアのギタリスト、Bruno Battisti D'Amarioが残したライブラリー・ミュージックの最も先進的な例の一つである知られざる74年の傑作アルバム『Chitarre Folk』が〈Wiseraven〉からアナログ・リイシュー。John FaheyやRobbie Basho の空想の音風景を想起させる、優美なサイケ・フォークの旋律が詰め込まれた幻想的な逸品!限定500部。
フリー・インプロヴィゼーション界の伝説的ギタリストDerek Baileyと、数々の〈ECM〉作品に参加しているパーカッショニストのPaul Motianが共演したデュオ・ライブ音源『Duo in Concert』が、Roland KaynのBOXやJulius Eastman作品で知られるフィンランドの前衛レーベル〈Frozen Reeds〉からアナログ・リリース。それぞれ異なった領域での即興演奏の先駆者が1990年代初頭に行った2つのライブ・パフォーマンスを収めた画期的ライブ・アルバム!
ドイツ・ケルンのフェスティバル〈Week-End Fest〉が始動させた注目レーベル〈Week-End Records〉から新物件!Steve NobleやFredrick Lonberg-Holmといった名インプロヴァイザー達ともコラボレーションしているベルギーのエレクトリック・ベーシスト/サウンド・スカルプター=Farida Amadouによる最新アルバム『When It Rains It Pours』がアナログ・リリース。フリー・ジャズとノイズ・ミュージックの中間に位置する広大な連想空間と暗く重苦しい音の雲、リズミカルなパッセージのコントラストを生み出す挑戦的でユニークな作品!
限定カセット版。Amy WinehouseやLizzo、Pharrell、Sharon Jonesなどのアーティストに楽曲提供し、現在は、The Rootsのメンバーとして〈The Tonight Show〉で毎晩演奏しているDave Guyのデビュー・アルバム『Ruby』が〈Big Crown Records〉からアナログ・リリース。元Holy HiveのHomer SteinweissとNick Movshonによるプロデュース作品であり、Leon MichelsやMarco Benevento、Claire Cottrillといった豪華ゲストが参加。デイヴのホーンラインが轟くドラム、優美なボーカル、踊るようなピアノの上を舞い上がり、アンセミックなエネルギーでアルバムの幕を開けるリードシングル”7th Heaven”、スピリチュアルジャズの雰囲気に傾倒した”Diamond Encore”、メロウで親密なエネルギーでアルバムの秋の訪れを表現した”Quesodillas”や"Green Door"など、大変優れたナンバーが満載であり、将来のクラシックに相応しい傑作に仕上がっています。
人気レーベル〈Timmion Records〉のお抱えなソウル・バンド、Cold Diamond & Minkの最新作『Somebody Cares (My Echo, Shadow and Me Instrumentals)』がアナログ・リリース。2023年にリリースされた、Jonny Benavidez とのコラボレーション作品『My Echo, Shadow and Me』からボーカルを取り除いたインストゥルメンタル・ソウル・アルバム。"Your Last Song"の心に残るバラードから、初期のシングル・リリース”Tell Me That You Love Me”のキャッチーなグルーヴまで、彼らのインストゥルメンタルの熟練度が窺える一枚!
ロンドンの地下シーンを牽引する聖地的オンライン・ラジオ〈NTS Radio〉のレーベル部門から特大物件!ブラジルの都市の現在のバイレファンキ・サウンドの魅力的かつ驚異的な世界を探求する、画期的コンピレーション盤『FUNK.BR - SÃO PAULO』かアナログ・リリース。過去 10 年間、対決的なファンキの産出で評判を高めてきたサンパウロで出現したマンデラオン・サウンドという新たなバイレ・ファンキの系統を紹介した大変意欲的な一枚!これまで未発表だった曲を22 曲も満載したコレクションには、DJ Blakes や DJ Arana などの新進プロデューサーが、シーンの重鎮や国民的アイコンである Deekapz、Mu540、そして比類なき MC GW と並んで登場。まさにサンパウロというセンセーショナルな街の音楽の魔法の重要なスナップショット!
知られざるブラック・ミュージックを中心にリイシューを展開している要注目レーベル〈BACKATCHA〉からグレートなソウル古典を収録した12インチEPが登場!イギリスのラヴァーズ・ロックの登場から10年後の80年代半ばに録音された、Christine LewinによるTyrone Davisの官能的な"In The Mood"のカバーと、Tricia DeanによるJean Carnのソウル・ヒット「Don’t Let It Go To Your Head」のカバーも、Marvin Jamesによるあまり知られていないThe Spinnersの"I'll Be Around"のボーカル・カバーといった優れたナンバーの数々を全6曲収録。
昨年の初のフルレングス『Bewilderment』が大変秀逸な内容だった、Carole King、William Onyeaborなど、幅広いソングライターの影響を受けているというジャズ・ヴォーカリスト、ピアニストのPale Jayによる最新アルバム『Low End Love Songs』が当店お馴染み〈Colemine〉傘下の〈Karma Chief Records〉からアナログ・リリース。前作から早一年、たった4週間で作り上げたという、カタルシスと喜びに満ちたアルバム!ラテンからの豊穣な影響が浸透し、ソウル・ミュージックのルーツに新しいリズムとテクスチャーのレイヤーを追加したような、複雑で豊かな構成のインディ・ソウル作品に仕上げられています。
12月上旬再入荷。チカーノ文化やオールディーズ、ソウル・ミュージックから大きな影響を受けてきたというカリフォルニア州ホーソーン出身のモダン・ソウル・バンド、Thee Heart Tonesによる期待のデビュー・アルバムが〈Big Crown Records〉からアナログ・リリース。ヘビーデューティーなB面バラード"Cry My Tears Away"や"It's Time"、ノーザン・ソウル風のトラックで淡々と記録を打ち立てる"Need Something More"など、リードシンガーのJazmine Alvaradoによる紛れもない歌声に彩られた珠玉の傑作!
イングランド生まれのオーストラリア人弦楽奏者であり、70年代から音楽活動を展開。自身の〈Fringe Benefit Records〉やノイズ/アヴァン系名門〈RRRecords〉〈ReR Megacorp〉などから作品を発表しているJon Roseの最新アルバムが豪州の〈Room 40〉より到着。オーストラリア中部で経験する風の強弱の変化に対応することに重点を置いて制作された2つの自作楽器、Monolith 2021とTube 2022に捧げられたコンセプチュアルかつディープリスニングなドローン/アンビエント作品。Lawrence Englishによるマスタリング仕様。
(数量限定/クリア・ヴァイナル/SideD特殊エッチング加工/DLコード付き/Indie Exclusive)ジョン・ホプキンスのニュー・アルバム『RITUAL』は、深みとコントラストが特徴。儀式、精神的解放、英雄の旅路をインスピレーションに、古代の原始的なエネルギーを取り入れたこの作品は、洞窟のようなサブウーファー、催眠術のようなドラミング、そして超越的なメロディーで構成された41分間のエレクトロニック・シンフォニーである。緊迫感、没入感、そして究極の高揚感に満ちたこの作品は、彼の22年のキャリアを通して探求されたテーマの集大成であり、2021年の前作『Music For Psychedelic Therapy』と対をなす動的な作品となっている。
アルバムの発表に合わせて公開されたプレビュー音源「RITUAL (evocation)」は、深く催眠的なドラムと、啓示的な光を目指すかのような長いビルドアップで構成されている。不協和音の嵐を経て、荒々しいアルペジオのきらめきへと導かれ、最後には澄み切った高らかなヴォーカルが現れる。
『RITUAL』が完成したのは2023年後半だが、きっかけは2022年、ホプキンスがロンドンで開催されたストロボ効果で視覚刺激を引き起こす「ドリームマシーン (Dreamachine)」のプロジェクトのために作曲した音楽から生まれた。
『RITUAL』は、感情的にもサウンド的にも重厚でありながら、温かみのあるライブ感を纏っており、柔らかさと激しさの並置が全体の中核を成している。時間をかけて準備を整え、41分間途切れることなく『RITUAL』に浸ってほしい。
作曲している時は、自分が何をしているのかまったくわからない。どこから来て、どこへ行くのかもわからないし、それが重要なことだとも思えない。ただ、完成した瞬間がわかる。だから僕にできることは、最後まで感じ取り、何が起こっているのかを回顧的に分析し、その目的が何なのかを考えることだけだ。はっきりしているのは、この作品は儀式の構造を持っているということ。僕にとっては儀式だが、あなたにとっては違うものだろう。この儀式が実際に何であるかについて決めつけないことが重要だと感じている。
それは、自分の内なる世界の入り口を開き、隠され埋もれているものを解き放つための道具、もしかしたら機械のようにさえ感じられる。体の緊張によって固定されているもの。だからこの作品は一般的な「アルバム」の定義からは外れたものかもしれない。現在進行形のプロセス、もしくはあなたに語りかけるもの。同時に、ここには物語があるようにも感じられる。僕が経験しているプロセスの物語であり、我々みんなが経験していることなのかもしれない。創造、破壊、超越の物語でもあるのかもしれない。たぶん、それは典型的な英雄の旅の物語であり、忘却と記憶の旅なのだろう。
- Jon Hopkins
未体験の方はこの機会にぜひ。ニューエイジ/アンビエント・リスナーにも必聴の一枚!ドイツのミュージシャン/作曲家のDaniel Rosenfeldが変名C418で残した『マインクラフト』の画期的サントラ盤『Minecraft - Volume Alpha』がアナログ・リプレス。壮大なサウンドトラックと鮮やかなサウンドデザインを作り上げ、マインクラフトのボクセルベースの世界へと新たな命を吹き込んだ、ビートレスで繊細なエレクトロニック・ミュージック大傑作!エリック・サティやブライアン・イーノとも比較される繊細なピアノとまばらなアンビエントモチーフによる穏やかで幻想的なサウンドスケープは恍惚ものです。
ドイツのミュージシャン/作曲家のDaniel Rosenfeldが変名C418にて製作した傑作!物理世界とピクセル化された世界の両方で響くサウンドを描き上げた『マインクラフト』のオリジナルサウンドトラック盤『Minecraft Volume Beta』が〈Ghostly International〉からアナログ・リプレス。前作『Alpha』には未収録の楽曲だけでなく、ゲーム内では使用されたなかった楽曲も収録したC418自身のオリジナル・アルバム的一枚!牧歌的で穏やかなサウンドスケープに仕立てられた前作と比してよりダークで内省的な側面もクローズアップされた魅惑のアンビエント/エレクトロニック・ミュージックが収められています。
オークランドを拠点とするミュージシャン、作曲家、プロデューサーのChuck Johnsonによるニュー・アルバム『Sun Glories』が名門〈Western Vinyl〉からアナログ・リリース。ペダルスチール、シンセ、オルガン、ストリングス、ドラムのユニークな組み合わせを通じて、時間、記憶、幻想というテーマを探求した、シネマティックで、ほろ苦い安堵感と郷愁に満ちたポスト・ロック/アンビエント作品!
ニューヨークを拠点に活動する音楽家、作曲家、映像作家のElori Saxlによる2024年アルバム『Drifts and Surfaces』が〈Western Vinyl〉よりアナログ・リリース。アナログ・シンセやデジタルでの実験と並行して室内楽アンサンブルを活用し続け、質感のある感情や小さなアクションの鮮やかなティティールを描き出す事を得意とするSaxl。本作は、「一時的な動きと日常の停滞の間の流動、非日常と世俗の美しさのパラドックス、そして世界で生きることを定義する野心と怠惰」という共通のテーマに沿って制作された作品を収録した一枚であり、優美なアンビエント・ジャズ/モダン・クラシカル”Surfaces”など素晴らしい楽曲を全3曲収録しています。
2004年に結成されたバークリー出身のインディ・ポップ/アブストラクト・ヒップホップ・バンド、WHY?の2019年以来5年ぶりとなる最新スタジオ・アルバムこと『The Well I Fell Into』が、〈Anticon〉の跡を継ぐ新レーベル〈Waterlines〉からアナログ・リリース。予測不可能で冒険的な7枚のスタジオ・アルバムを通じて、シンシナティのソングライター/プロデューサーのYoni Wolf率いるこのバンドは、サイケデリック・ポップ、ヒップホップ、エレクトロニック・ミュージックの境界を広げてきました。8枚目のフル・アルバムとなる本作は、失恋を解き明かすことをテーマに、これまでで最も美しく、悲痛な別れの浮き沈みを記録したシネマティックな一枚となっています。
ジャンルを超越した決定盤!Butthole SurfersやMelvinsへの参加でも知られる鬼才JD Pinkusが5年間に渡り制作を続けてきた最新アルバム『Grow A Pear』が、Daniel Johnstonのプロデュースでもおなじみのカルト作家Kramerの〈Shimmy Disc〉からアナログ・リリース!Paul Leary (Butthole Surfers)、Sam Coomes (Quasi)、Billy Sheeranら豪華アーティストがサポートした意欲作!ヘヴィなサイケデリア、ドラムンベースのグルーヴ、弾むようなブギ、キャッチーな曲、そして味わい深いホーン、キー、ストリングスの散りばめられたコンボ...アメリカン・インディー・ミュージックの急進的な要素が詰まったまさに宝庫と言える一枚です!
Dorothy AshbyとArve Henriksen、Jon HassellとHildur Guðnadóttirを繋ぐ、愛の不安、調和、不確実性を描く旅。電子音楽家でチェロ奏者のAsma Maroof、ベルリンのクラブ・シーンの中心地〈PAN〉に傑作を残すPatrick Belaga、サックス奏者、理論家、音楽家のTapiwa Svosveによる要注目コラボ・アルバム『The Sport of Love』がアナウンス。現代のロマンスの言語、競争、矛盾について考察をテーマに作り上げた作品であり、第四世界を通過したフリー・インプロヴィゼーション/アンビエント・ジャズと荒涼としたアンビエント・ドローンが溶け合うフリーフォームで破格な一枚!
1980年代のマリ共和国のトップオーケストラの一つであった、Zani Diabaté率いるSuper Djata Bandが1982年に送り出した大傑作『Volume 2』が〈Numero Group〉からアナログ再発!ワスル族の狩猟音楽、グリオの讃美歌、セヌフォ族の田園舞踏、フーラ族とマンディンゴ族の伝統的なレパートリーと西洋のサイケデリック音楽、ブルース、アフロビートを融合させた画期的な一枚であり、Diabatéを神話的な西アフリカのギタリストの殿堂へと送り出したマスターピースと呼べる作品です。