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Orgone - New You (CD)
Orgone - New You (CD)Colemine Records
¥1,946

ロサンゼルスを拠点に活動する現行ファンク・バンドOrgone。60〜70年代のソウル、ファンクを現代的にアップデートしてきた彼らの中でも、ファンの間でカルト的名作と語れてきた作品『New You』が、〈Colemine Records〉から2LP仕様で再発。重心の低いファンク・グルーヴが全編を貫き、タイトなドラム、太いベース、切れ味のあるホーン、そして曲ごとに異なる表情を見せる女性ヴォーカル陣が加わり、70年代黄金期のソウルを思わせる熱量がしっかり息づいている。アフロビート的なグルーヴィーな曲から、シネマティックなファンク、サイケ寄りのソウルまで、ヴィンテージ感と現代的なキレのバランスが絶妙。LAの多文化的な音楽背景を反映したカラフルで濃密なファンク・アルバムでありながら、家でも自然に聴ける、現行ファンクのクラシック。 

billy woods - Hiding Places (LP)
billy woods - Hiding Places (LP)Backwoodz Studioz/Rhymesayers Entertainment
¥6,589

アンダーグラウンドヒップホップの雄、billy woodsと、LAのプロデューサーKenny Segalが組んだ、崩れかけたデトロイトのWilliam Livingstone Houseを写したジャケットが象徴的な2019年作『Hiding Places』。woodsのラップは、鋭い言語感覚と、拍からズレる語り口や、急に沈黙が入る瞬間が、精神の落ち着かなさをそのまま音にしたような質感を生み、一方Segalのビートは、ジャズのコード、ロック的な歪み、埃っぽく腐食したような質感を再構築し、退廃した都市の空気をそのまま閉じ込めたよう。日常の裏側へ引きずり込まれるような前半から内面の声が増幅していくような閉塞感が強まる後半まで、Mothermary、Elucid、Self Jupiterらゲスト陣の声の助けも借りて、多層的で不穏な物語が続いていく。現代的で重く、アンダーグラウンドなヒップホップ重要作。

Rhythm & Sound - See Mi Yah (LP)
Rhythm & Sound - See Mi Yah (LP)Burial Mix
¥5,296

待望の2026年リプレスです!伝説のレゲエシンガー達を現代に召喚するMark ErnestusとMoritz von Oswaldによるドリーム・プロジェクトRhythm & Soundの2005年名盤。底なしに深く響く無機質なトラックにWilli WilliamsやSugar Minott等、歴代の名シンガー達の枯れたボーカルが木霊するベルリン最深瞑想的ダブ傑作。前作より更に深度を増したあまりにディープな内容で、今尚全くもって色褪せる事を知らないクラシック・アルバム。

Andrea Borghi - Palsecam (LP)
Andrea Borghi - Palsecam (LP)Aposiopèse
¥4,721

イタリアのサウンドアーティストAndrea Borghiによる、VHSテープと再生装置そのものを素材にした最新作『Palsecam』。磁気テープの揺れ、機構の摩耗、劣化といった旧メディアの物質的な痕跡を直接扱い、機械が記録を読み取る瞬間の振動や歪みをエレクトロアコースティックな音響として提示する。ここで響くのは懐古的なフィルムノイズではなく、機械の内部が自律的に動いているような触覚的な音。ざらついた低域のノイズ、金属的なクリック、磁気の揺れが層を成し、光と影のようなコントラストを生む耳で感じるキアロスクーロが特徴的。遠くでかすかに揺れる映像の残骸や声の断片が、機械ノイズと混ざり合い、記憶の残響と物質の現在性が同じ空間に存在するような独特の質感をつくり出す。VHSというしばしば軽視されるフォーマットに新たな価値を与え、音と物質の関係を探るBorghiの美学が鮮やかに表れた一枚。

Mala Fama - Jichushka (LP)
Mala Fama - Jichushka (LP)TAMBIEN
¥4,696

エクアドルはイバラ出身のキチワ系コミュニティ出身のサウンドアーティスト、Mala Famaが、孤独や喪失を解放への道として捉えたコンセプト作『Jichushka』。キチワの儀礼音楽や北部エクアドルの先住民コミュニティの音文化を軸にしながら、電子音の実験性を大胆に取り込んだ独特の音世界が広がる。2016〜2022年のホームスタジオでの制作を通じて、アンデス地域の多様な音楽系譜、マリンバ、クンビア、バジェナート、アフロ・エクアドルの声が自然に混ざり合い、コミュニティの身体性と電子音の重層的な構造が共存する。リード曲「Mortaja II」に象徴されるように、儀礼的な循環構造や声の残響が、喪失の感情を静かに堪えながら新しい始まりを示す。穏やかなアンビエントと重いシーケンスが交互に現れ、過去の記憶と未来の可能性が同じ空間で響くような感覚を生む。キチワの文化的力と電子音の探求が交差する、現代エクアドル音楽の重要作。

Helga Myhr - Slåttespel (LP)
Helga Myhr - Slåttespel (LP)Motvind Records
¥6,596

2025年のノルウェー民族音楽全国大会、Landskappleikenで、国内最高のハーディングフェーレ奏者と評されたHelga Myhrが、自身の原点であるノルウェー南部ハリングダールの伝統曲だけを演奏した初のアルバム『Slåttespel』。幼少期から弾き続けてきた音楽を、3挺のハーディングフェーレで記録した作品で、伝統の核をそのまま提示するような強い存在感を放っている。共鳴弦が生む複層的な響き、弓の圧や指板の摩擦まで感じられる生々しい音像、そして舞曲特有の身体性のあるリズムが、山岳地帯の風景や踊りの記憶を立ち上げる。Myhrの演奏は、伝統を忠実に再現するだけでなく、どこか現代的で、ノルウェー伝統音楽の深い歴史と、現代的な感性が自然に交差する、現行の北欧フォークロアを代表する一枚。

Aly Eissa - Eggshells (LP)
Aly Eissa - Eggshells (LP)Motvind Records
¥5,732

カイロの実験音楽シーンを牽引するウード奏者、作曲家のAly Eissaによる最新ソロ作『Eggshells』。師であるAbdo DagherとHazem Shahinから受け継いだエジプト古典音楽の深い知識と、民俗音楽、宗教的唱和、モウリド文化の記憶が、彼自身の感性の中で再構築されており、アルバムの大半を占める長尺のタイトル曲では、ウードの微細な音程と即興が連続し、音が壊れそうで壊れない脆さの中で形を変え続ける。続く「Sukr At‑taganni」では、13世紀の詩人Baha’ al‑din Zuhayrの詩を朗読し、声とウードが同じ呼吸を共有するように響く。音楽は、固定された拍や構造から離れ、モチーフと即興が交互に現れながら、通常の時間感覚をゆっくりと外れていく。微分音、鋭い打弦、空気に溶けるような繊細なフレーズが重なり、本質的な伝統音楽の領域へ招き入れられていく。エジプト古典の厳密さと、個人的な探求の自由さが交差する、現代ウード音楽の重要作。

Lawrence English -  The Rest Is My Ghost (LP)Lawrence English -  The Rest Is My Ghost (LP)
Lawrence English - The Rest Is My Ghost (LP)Room40
¥4,154

Lawrence Englishによる、『Wilderness of Mirrors』『Cruel Optimism』へと続く三部作の最終章として位置づけられる『The Rest Is My Ghost』。Swans、The Necks、Mats Gustafsson、Chuck Johnsonら多数の演奏者が参加し、重層的な倍音、濁りを含んだテクスチャ、声の粒子がゆっくりと積み重なり、巨大な音の風景を形成していく。美しい層の中に微かな汚れが混ざり、過去の記憶が変質していくような質感が印象的。楽器の輪郭はあえて曖昧化され、リバーブや干渉音によって誰の音か分からないが確かにそこにある幽霊的な響きが生まれる。静けさから始まり、徐々に圧力を増し、地鳴りのような質量へと変化する構造は、Englishが語る「未来の可能性を再び開くための音」の姿そのもの。政治的・文化的な批評性と、アンビエントの深い音響美が同居する一枚。

Loren Connors and David Grubbs - Somewhere in the Wind (LP)Loren Connors and David Grubbs - Somewhere in the Wind (LP)
Loren Connors and David Grubbs - Somewhere in the Wind (LP)Room40
¥4,154

長年の交流を重ねてきたLoren ConnorsとDavid Grubbsが、2025年のブルックリンで行った2つのライブを収めた最新作『Somewhere in the Wind』。3作目の共作にして、初めて完全ギター・デュオとしてステージに立った記録であり、ふたりの演奏が自由に荒々しく響く。Connorsの影のようなポスト・ブルースと、Grubbsの微細に調律されたイントネーションが、ライブ空間や観客の気配と混ざり合い、音が膨らんだり歪んだり、軌道を外れたりする瞬間がそのまま音楽の中心になる。スタジオ録音の静謐さとは異なり、ここではその場でしか生まれない熱がギターの響きに刻まれている。祈りのような静けさから始まり、徐々に重さと荒さを増していく長尺の演奏は、ふたりが長い年月で育んできた信頼と対話をそのまま映し出す。ギターという楽器の領域を押し広げ、静かな熱量とともに深く耳に残る名演。

Egisto Macchi - E.S.P. (LP)
Egisto Macchi - E.S.P. (LP)Cometa
¥3,376

イタリア前衛音楽の中心人物Egisto Macchiが、1973年に テレビシリーズのために制作したライブラリー作品『E.S.P.』。クラシックの室内楽的アンサンブルと電子音を曖昧に溶け合わせ、ミニマルな反復や不協和なテクスチャを用いて心理的サスペンスを音だけで描き出す、彼の代表的アブストラクト作品のひとつ。ざらついたシンセ、金属的なパーカッション、緊張を孕んだストリングスが途切れたり影のように変形したりすることで、画面の外側にある見えない気配を想像させる。ライブラリー音楽特有の機能性と抽象性が高い次元で結びつき、場の空気を一瞬で変えるような独特の存在感を放つ。イタリア前衛、電子ライブラリーの系譜を辿るうえで欠かせない一枚。

Sudeshna Bhattacharya & Mosin Khan Kawa - Mohini (LP)Sudeshna Bhattacharya & Mosin Khan Kawa - Mohini (LP)
Sudeshna Bhattacharya & Mosin Khan Kawa - Mohini (LP)Motvind Records
¥5,194

インド古典音楽の名門系譜に属するサロード奏者Sudeshna Bhattacharyaと、欧州を拠点に活動するタブラ奏者Mosin Khan Kawaによるデュオ作品『Mohini』。ノルウェーで録音、Bhimpalasi、Hamsadhvani、Mishra Bhairaviの3つのラーガを収めた、純度の高いインド古典。サロードは低音の重さと金属的な響きが同時に立ち上がり、タブラは柔らかいパルスで寄り添いながら、二人の呼吸がそのまま音の流れを形づくる。伝統形式の中で生まれる緊張感と静けさ、深みにあふれた古典音楽。〈Motvind Records〉らしい丁寧な制作で、古典の構造と即興の生命力が自然に共存する一枚。

Ignatz - I Don't Know (LP)
Ignatz - I Don't Know (LP)By the Bluest of Seas
¥4,869

ベルギーのエクスペリメンタル・フォークの孤高の存在、Ignatzが、長いキャリアの中で初めてピアノを中心に据えて制作した最新作『The Water Is Getting High』。2024年に自宅で録音され、親密で静謐な空気感がそのまま封じ込められている。これまでのローファイ・ブルース、フォークの延長線上にありながら、ピアノという新しい媒介によって、より内省的でミニマルな世界が広がる。単音の余韻、ゆっくりとしたフレーズ、部屋鳴りや微かなノイズまでもが音楽の一部となり、深夜の記録のような生々しさと詩情が同居。彼は独学でピアノに向き合っており、その技術的な未完さが、かえって彼特有の壊れやすく繊細な旋律を際立たせている。静謐なミニマリズムと、彼本来の孤独なブルースが溶け合った、独自の詩情感じられる一枚。ローファイ・ブルースの求道者が、ピアノという静かで深い語り相手を得て辿り着いた、最も純粋な告白。

岡田拓郎 - Still Water (7")岡田拓郎 - Still Water (7")
岡田拓郎 - Still Water (7")toka
¥2,750

岡田拓郎にとって、国内外のメディアやリスナーから高い評価を受けた『Konoma』以降、初となるフィジカルリリースとなる。本作は、TOKYO DESIGN STUDIO New Balanceが手がけた新型フットウェア「MT2 」のキャンペーンのために制作された。キャンペーンムービーは、New Balance T-HOUSEのオウンドメディアで公開されている。

 A面「Still Water」は、池田抄英(Flute)を迎え、フォーキーかつアフロミュージックの要素を取り入れながら、音数を極限まで削ぎ落としたミニマルなアンサンブルによって構成されている。即興演奏をもとに録音された演奏はアナログテープに収められ、静かな水面のように移ろう音の揺らぎと豊かな余白が感じられる。

 B面「Dohman Sehman」は、ヴィンテージファンクのムードを出発点としながら、日本の民謡や歌謡曲にも通じる旋律感覚とフォークロアな響きを織り交ぜた楽曲。松丸契(Alto Sax)、カツマル・メイ(Tenor Sax)、香田悠真(Wurlitzer / Farfisa)、小西佑果(Bass)、海老原颯(Drums)ら気鋭のミュージシャンが参加。ダブの手法を想起させる空間的なミックスと重厚なリズムセクションが生み出す、力強いグルーヴが印象的な楽曲となっている。

 静謐な余白を湛えた「Still Water」と、力強いグルーヴを内包した「Dohman Sehman」。対照的な二つの楽曲を通じて、『Konoma』以降の岡田拓郎の創作の広がりを感じさせる作品となっている。

富樫雅彦 - WE NOW CREATE (LP)
富樫雅彦 - WE NOW CREATE (LP)ビクターエンタテインメント株式会社
¥5,500

日本フリージャズ史の最重要アーティストである富樫雅彦、高柳昌行、高木元輝、吉沢元治による希有の傑作。高柳のフィードバックの手法を有効に使ったギター、高木のダイナミックなテナーサックスとコーンパイプ(縦笛の一種)、吉沢の自由すぎる程に天衣無縫な弦の響き、そして富樫の緻密さと迫力を兼ね備えた知的なドラミングは、まさに新しい時代の到来を告げる大名盤!

小瀬村晶 Akira Kosemura - Polaroid Piano (15th Anniversary Edition) (LP)小瀬村晶 Akira Kosemura - Polaroid Piano (15th Anniversary Edition) (LP)
小瀬村晶 Akira Kosemura - Polaroid Piano (15th Anniversary Edition) (LP)Room40
¥4,154

オリジナルは2009年リリースの、ピアノ・アンビエント、ポスト・クラシカルの名作として長く愛されてきた小瀬村晶の代表作『Polaroid Piano』が、15周年記念盤で登場。フェルトでミュートしたアップライトピアノをモノラル録音し、鍵盤のタッチ音や椅子の軋み、空気の揺れ、そしてLawrence Englishによるフィールドレコーディングを丁寧に織り込んだ、パーソナルで静かな音のスナップショット。ポラロイド写真というテーマの通り、収められた12の小品はどれも短く、柔らかく霞んだフェルト・ピアノの響きが、まるでソフトフォーカスの写真のように淡く輪郭をにじませる。シンプルなメロディーが静かに反復し、微細な環境音が背景に溶け込む音像は、音楽がその場の空気ごと記録されているかのよう。15周年盤では新たに「Enough Grace」が追加。アルバム全体に温度のある優しい質感が広がる、時間の手触りまで封じ込めたような、長く手元に置きたくなる一枚。

Sa Pa - Rhythm From Ambient (12")
Sa Pa - Rhythm From Ambient (12")DUB TECHNO FOR LIFE
¥3,859

10月中〜下旬入荷予定(変更となりました)。フィールド録音やアンビエントを軸に活動してきたSa Paが、自身のレーベル〈Dub Techno For Life〉から放つ12インチ『Rhythm From Ambient』。アンビエントの質感をそのままリズムへ転写するというコンセプトで作られた作品で、霧のようなテクスチャ、柔らかい残響、微細なノイズが、ミニマルなキックと低域の揺れの上でゆっくり形を変えていく。ダンストラックとしての強度を持ちながら、音響作品としての繊細さが失われておらず、低重心のベースは深く沈みつつも軽やかで、空間の中で呼吸する低域がトラックの中心にある。フィールド録音的な空気や粒子が前面に出ることで、Sa Paらしい音響の細やかさが自然に機能している。同じ素材を多角的に再構築する構成も相まって、アンビエントとダブ・テクノの境界を探る充実の12インチ。

emer -  Fog (LP)emer -  Fog (LP)
emer - Fog (LP)Short Span
¥4,318

サウンドアーティストMarija Rasaによるプロジェクトemerのデビュー作で、アンビエント・ダブ、ダウンテンポ、実験音響が静かに重なり合う作品『Fog』。厚いベースがゆっくりと空間を満たし、その上で微細な音の粒子や声の断片が浮かんでは消える。ダブの伝統的な手法を基盤にしながら、音を再配置するようなミキシングが作品の中心にあり、霧の中で音が形を変えていくような感触が続く。リズムは控えめながら確かな存在感を持ち、低域の気配が全体を支える。アンビエントの柔らかさと、音響研究に基づく冷静な空間設計が自然に同居し、ヘッドフォンでもスピーカーでも印象が変わる多層的な音像が魅力。初期〈Short Span〉を象徴する、内省的なアンビエント・ダブ作品。

Linton Kwesi Johnson - Bass Culture (LP)
Linton Kwesi Johnson - Bass Culture (LP)Island Records
¥6,957

UKダブ・ポエトリーの象徴、Linton Kwesi Johnsonが1980年に発表した代表作『Bass Culture』。プロデュースと一部演奏を担うのはDennis “Blackbeard” Bovell。ロンドンのGooseberry Sound Studiosで録音された本作は、低域の厚みとタイトなリズムを軸に、LKJ の語りが鋭く響くもので、詩の内容は社会的・政治的テーマを正面から扱いながら、音楽としてのグルーヴを保っている。ベースは深く沈み、ドラムは乾いた質感で刻まれ、ホーンやギターは必要最小限のフレーズで空間を支える。ダブ処理は控えめながら精密で、言葉の強度を損なわずに音の奥行きをつくる。都市の空気をそのまま封じ込めたような生々しさがあり、レゲエの温度感とロンドンの社会的リアリティが自然に重なっていく。ダブ詩という表現を決定的な形にした作品であり、UKレゲエ、ダブの成熟を象徴するクラシック。

V.A. -  veneration for the sacred action (3LP)V.A. -  veneration for the sacred action (3LP)
V.A. - veneration for the sacred action (3LP)life is beautiful records
¥6,829

ロンドンの〈Life Is Beautiful Records〉が設立3周年を記念して制作した初のコンピ『veneration for the sacred action』。Aloisiusを中心としたキュレーションにより、エレクトロニカ、ダウンビート、フォーク、オルタナ、アンビエント、クラウトなど、多様なスタイルが自然に連なり、レーベルの現在地をそのまま音として浮かび上がる。声の扱いが特に豊かで、スポークンワード、柔らかな歌声、加工されたヴォーカル、民族的な声が、電子的テクスチャやアコースティック楽器と有機的に混ざり合う。ローファイな質感のトラックの隣にクラウトロック的反復が置かれたり、フォークの親密さとエレクトロニカの抽象性が並列で配置されたりと、ジャンルを横断するコラージュ的構造がコンピレーションとしての魅力を強めている。多層的で、絶えず表情を変える風景のような作品であり、レーベルの活動そのものを音で記録したアーカイブ的な性格が強い。また、どれも感覚が非常に鮮やかで現代的、〈Life Is Beautiful Records〉の世界観を総合的に味わえる、充実のコンピレーション。

cv313 - echospace [detroit] presents: 'Altering Illusions' [1/3] Remastered (2LP)
cv313 - echospace [detroit] presents: 'Altering Illusions' [1/3] Remastered (2LP)Echospace
¥6,793

〈Echospace〉が長年保管してきたアーカイブから選び抜かれた未発表素材、ロストテープ、別ミックス、ライブ録音を再構成したシリーズの第1巻『Altering Illusions [1/3] Remastered』。2007年から2010年のcv313の深層期を象徴する音源に加え、今回はRadius名義のレアなダブ・トラックも収録され、デトロイト録音ならではの湿度とアナログの質感がそのまま刻まれている。Stefan Betkeによるリマスターは、音像はより明瞭になりながらも、特有の沈んだまま光を反射するような質感は失われていない。サブベースの圧、最小限の構造、細かく調整された空間処理が重なり、cv313のダブテクノが持つ静かな重みがゆっくりと広がっていく。Interpolation Tapesシリーズからの追加曲も含め、低域の奥行きと反復のニュアンスがさらに強調され、〈Echospace〉のアーカイブ期を象徴する非常に重要な2LP。

Bot1500 - The Black Sea (LP)Bot1500 - The Black Sea (LP)
Bot1500 - The Black Sea (LP)Short Span
¥4,654

〈AD93〉の姉妹レーベル〈Lith Dolina〉からの前作『Surreal』で注目を集めた日本人アーティストBot1500ことShinichi Kobayashiによるセカンド・アルバム『The Black Sea』が〈Short Span〉から登場。全曲高BPMの高いテンションを保ちながら、静けさと陰影を重視した独特のサウンド。音数を絞ったミニマルな構造の中で、湿り気を帯びたシンセがゆっくりと揺れ、パーカッションやブレイクが鋭く差し込む。静寂が音の一部として機能し、余白がリズムの輪郭を際立たせる。日本の海岸の夏夜を思わせる暗く湿ったトーンが漂い、電子音が水面に反射するように広がるダブ的処理が印象的。IDMの精密さとダブの空間性が自然に同居し、内省的でありながら静かな運動性が宿る、独特のテンションを生む充実作。

Lee 'Scratch' Perry - Disco Devil Vol. 3 (5 More Classic Discomixes From The Black Ark Studio 1977-9) (LP)
Lee 'Scratch' Perry - Disco Devil Vol. 3 (5 More Classic Discomixes From The Black Ark Studio 1977-9) (LP)STUDIO 16
¥4,247

Black Ark最盛期の1977〜79年にLee “Scratch” Perryが制作した長尺12"ディスコミックスをまとめた〈Studio 16〉の人気シリーズ第3弾『Lee 'Scratch' Perry - Disco Devil Vol. 3 (5 More Classic Discomixes From The Black Ark Studio 1977-9)』。The Jolly Brothers「Conscious Man」、Max Romeo「Norman」、Leroy Sibbles「Garden Of Life」など、当時のBlack Arkを象徴する名演が高品質リマスターで蘇る。ディスコミックスならではの長尺構成で、ヴォーカルからダブへの展開が自然につながり、反復するリズムの中で音がじわじわと形を変えていく。ベースは深く沈み、ドラムは乾いてタイト。Perryの手作業によるエフェクト処理が極端に施され、音が煙のように立ち上がるBlack Ark特有のサイケデリックな空気が漂う。宗教的高揚と幻覚的な混沌が同居しする魔術的ダブの真髄。

Oltrefuturo - Figure Del Flusso (Movimenti Adriatici) (2LP)Oltrefuturo - Figure Del Flusso (Movimenti Adriatici) (2LP)
Oltrefuturo - Figure Del Flusso (Movimenti Adriatici) (2LP)Macadam Mambo
¥5,485

イタリア人アーティストOltrefuturoが、自身のルーツであるアドリア海にインスピレーションを得て制作した『Figure Del Flusso (Movimenti Adriatici)』。レフトフィールド志向と、チル、ダウンテンポの感覚が自然に結びつき、海辺の空気を電子音で描いたような柔らかいサウンドが広がる。シンセは水面の反射のように揺れ、リラックスしたパーカッションが心地よくリズムを刻む。アンビエントとダブの境界を漂うサウンドデザインにバレアリックな開放感とレフトフィールドの奇妙な陰影が同居し、トランシーな高揚とオーガニックな質感がゆっくりと流れの中で形を変えていく。海流のように穏やかで、しかし確かな推進力を持つ作品。

I Marc 4 - Silver Music (LP)
I Marc 4 - Silver Music (LP)Sonor Music Editions
¥4,961

イタリアの映画音楽およびライブラリー・ミュージックの黄金期を飾る伝説的存在の中でも、その時代のサウンド・アイデンティティを決定づけた真の立役者と評される名手4人組I Marc 4が残した、最も希少なライブラリー作品『S.M.2001 Silver Music』と『S.M.2002 Silver Men』の音源をまとめた決定版リイシュー。ローマを拠点に、MorriconeやRotaの録音にも関わった職人たちが、短尺ながら完成度の高いジャズ・ファンク、シネマティック・ジャズを次々と生み出していく。Carlo Pesの軽やかなギター、Antonello Vannucchiの柔らかいオルガン、Maurizio Majoranaの深いベース、Roberto Podioのタイトなドラムが作るあまりに完成されたアンサンブルは、ライブラリー音楽の枠を軽々と越えていく。Edda Dell’Orsoの声が加わるトラックでは、一気にイタリア映画の空気が立ち上がり、映像的な陰影とレアグルーヴ的な躍動が自然に共存。ビートの強い楽曲はブレイクとしても機能し、70年代のスタジオ職人芸と現代的なサンプリング文脈が交差する魅力を持つ。〈Sonor Music Editions〉による銀色のアートワーク再構成も美しく、I Marc 4の魅力をストレートに味わえる重要な再発。

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