MUSIC
4977 products
今年度ベスト級の一枚を漸くストック。Patrick ShiroishiやSeth Graham、More Eaze & Claire Rousay、G.S. Sultanといった面々が集い、どこか裏〈Orange Milk〉な雰囲気ただよう先鋭的音楽レーベル〈Mondoj〉と、欧州のエクスペリメンタル・シーンの中核とも言うべき名フェスティバル〈Unsound Festival〉のコラボ物件が到着。デンマーク出身のサウンド・アーティスト/プロデューサーであり〈Constellation Tatsu〉や〈VAKNAR〉にも作品を残すSofie Birchと、名ヴェニュー〈Cafe Oto〉のレーベル〈Takuroku〉にも作品を残すシンガーAntonina Nowackaによる初のコラボ・アルバム『Languoria』がアナログ・リリース。〈Unsound〉の〈Emphemera Festival〉での即興コラボレーションを契機として生まれた作品であり、ゴージャスで亡霊のような、SFフォークの抽象化といえる珠玉のモダン・クラシカル/アンビエント歌謡に仕上がっています。〈Unsound〉によるキュレーション。PoleことStefan Betkeによる〈Scape Mastering〉でのマスタリング仕様。
今作でもUKガレージやダブから影響を受けた、音数を絞ったパーカッシブ・テクノは健在!アタック強めのキックに空間のスキマで雰囲気、グルーヴを魅せるストイック・ダブビート計4曲!!
アルメニアの伝統的な木管楽器ドゥドゥクの名手として広く知られているアーティスト、Djivan Gasparyanによる名盤が数量限定ヴァイナル・リイシュー!!
Djivan Gasparyanがドゥドゥクを用いて生み出す独特の哀愁を帯びた音色は、正に唯一無二の音と言える。
本作は1983年にソ連時代に発売され、1980年代後半にモスクワを訪れたBrian Enoが、自身のレーベル〈Opal〉から再発したことで、音楽ファンの間でも広く知られることとなった。
今回の再発では1983年当時のアートワークを再現し、33年ぶりにレコード化されたこの作品は、ユニークでパワフルな音楽であり、文化的なインパクトを与え続けている。
独自の作風と唯一無二の歌声で魅了する吟遊詩人、ジェブ・ロイ・ニコルズによる最新アルバム。プロデュースは盟友エイドリアン・シャーウッド!
〈On-U Sound〉率いるエイドリアン・シャーウッドの長年の友人であり、レーベルメイトでもあるジェブ・ロイ・ニコルズ。レゲエ、カントリー、フォーク、ジャズ、ソウルなど様々な音楽的要素を取り入れた作風でコアな音楽ファンからの支持を集め、映画「グッド・ウィル・ハンティング」への楽曲提供でも話題を呼んだ彼が、最新アルバム『United States Of The Broken Hearted』 をリリース。本作では盟友エイドリアン・シャーウッドがプロデュースを手がけ、アコースティックな美しい12曲を丁寧なアレンジで仕立て上げている。また、アルバムには、ここ日本ではコーネリアスとの共作でも知られるプライマル・スクリームのキーボディスト、マーティン・ダフィや、ホレス・アンディやリー・ペリーの作品にも参加するイヴァン・ハシーらが参加している。
未だ謎に満ちた仏/マルセイユの新興レーベル、〈few crackles〉から、フランスのコミューン・フォークの黄金時代を思い起こさせるような、幽玄で狂気すら感じる、底知れぬ美しさを湛えた作品が発表された。「フランス中のスタジオ、草原、小さなアパートメントに集まった友人たちの星雲」とされている ssabaeは、2018年と2021年に同レーベルから登場したbassæの突然変異?と推測されている。ミックスを担当しているPaul Stametsは菌類学者であるというし、サイケデリック・マッシュルームを匂わせるタイトルも頷ける。オープニングの「Tous Les Murs Sont des Portes」がまず素晴らしく、ゆっくりと脳を溶かすマイクロトーン、風景に切り込むサクソフォン、唇の潤いや息づかいが聞こえるような生々しさも有した、童謡めいた儀式的なチャントになっている。徐々に深く潜っていくような、官能的で親密、白昼夢のようなアルバム。
キングストンのEquiknoxxとの共作でも話題を作った、ミネソタ州Twin CitiesのFeel Free Hi Fiは、Derek MaxwellによるカスタムサウンドシステムとShawn Reedのイラストレーション及びデザイン、シルクスクリーンという面白い組み合わせのデュオ。緻密なミニマルと溢れる現場感、陰影のある繊細なテクスチャー、硬質な美学、そして彼らが愛するUKニュールーツ/ステッパーズからの影響が色濃い、DARK&HEVYな竜との舞踏。Shawn Reedによる〈DIGITAL STING〉から発表されるアートワークはどれも最高で、両面シルクスクリーン印刷、手書きのラベルにステッカー、所有欲をくすぐられる盤でもあります。
全体を通してシネマティックな作風となっており、随所で感じられる内相的なギターの表現力はマンスール・ブラウンならではのサウンドと言える。 B面はノン・ビートで展開される4曲が収録されており、彼のギター・サウンドが存分に堪能できる。ラストを飾る「Meikai」は作品中、最もアンビエントに接近した楽曲で、変調されたヴォーカルと煌めくギターサウンド、そして最後に現れる電子音が別世界へと誘うような必聴曲!
活動創成期の音源ながら、その後の方向性を決定付けるエレクトリックギターのフィードバックが詰まった貴重な音源集。
■収録楽曲:
FACE A
1. Smokin’ Cigarette Blues (Live Version)
2. La Mal Rouge
3. 眩 暈 otherwise My Conviction
Vertigo otherwise My Conviction
FACE B
1. Les Bulles de Savon
Soap Bubbles
2. 記憶は遠い
Memory is far away
3. 鳥の声
Bird calls in the dusk
4. My Conviction (2nd. Version)
5. The Last One _1969 (Live Version)
※同タイトル再発版CDのボーナストラック2曲「Résonance」と「Tobacco Road」は、アナログ盤LPには収録されません。
収録時間の関係で、CDの最後に収録されている「黒い悲しみのロマンセ otherwise Fallin’ Love With」は、アナログ盤LPからはカットされています。
その結果このレコードは、1970年の京都で、水谷孝と久保田麻琴が邂逅し作り上げた、ラリーズの歴史上でも異色の音源だけで構成された内容となりました。
■収録楽曲:
FACE A
1. 記憶は遠い
Memory is far away
2. 朝の光 L’AUBE
Morning Light, L’Aube
3. 断章 Ⅰ
Fragment I
4. 断章 Ⅱ
Fragment II
5. 亀裂
Fissure
FACE B
1. The Last One _1970
〈Quiet Time Tapes〉や〈Good Morning Tapes〉からリリースを重ね、バレアリック・アンビエントというジャンルの立役者でもあるバルセロナ拠点のプロデューサー/ヴィジュアルアーティストNueen(又の名前をNacho Pezzati)の新作は、同じくバルセロナの新興電子音楽レーベル〈Balmat〉から。 ミストのように包み込む淑やかなドローンが基調の、ゆったりした漕ぎ出しの前半。"Veta "のパワフルなギアで火がついて、"Maxima “のLiquid Drum ’n’ Bass で夜道を疾走するような後半。〈Balmat〉ではお馴染みの、José Quintanarによるエクリュベージュを基調としたアートワークも素敵です。