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80年代関西ノイズ/インダストリアル・シーンを出自とする大橋アキラが、UKのゲトーミュージック新種、ジャングルに同じ匂いを嗅ぎ付けそれを呑み込んで変態した伝説のユニット、それがサイケアウツだ。本作には、天才的かつ大胆なサンプリングとアーメン・ブレイクを駆使した、ナードコアやJ-Coreの先駆にもなるジャングルの突然変異体から、インダストリアル・ミュージックの質量感を伴ったブレイクビーツ、2ステップやブレイクスを独自解釈した未来のベース・トラックなど、多様なクラシック・チューンを息つく暇もなく収録。雑多な音楽ソースとサブカルチャーを傍若無人にちゃんぽんし、内外アーティストにショックを与えたサイケアウツの美学は(当時、小西康陽や久保憲司をも興奮させたように)21世紀音楽の先取りであり、現在、世界各国で盛り上がるモダン・ジャングルにも共鳴しフリークどもを狂わせる。
本コンピレーションの選曲と監修はMurder Channelの梅ヶ谷雄太と、『イアンのナードコア大百科』著者、Ian Willett-Jacobという二人のエキスパートが担当。12曲が初VINYL化、大半が初プレスCD化となり、彼らの代表曲、レア曲、ライブ音源を網羅してビギナーからマニアにまで対応する内容となっている。マスタリングとカッティングは独Dubplate & Mastering。梅ヶ谷によるマル秘解説も必読!
=作品仕様=
+ CD(通常ジュエルケース)
+ 帯付き
+ マル秘ボーナストラック追加
TRACKS:
01. Swampy Murder
02. Mujin O.B.
03. Tong poo
04. Lum'n'Bass
05. Hellboro (Funky Hell Mix)
06. Red Comet (Shining Cosmos Mix)
07. LPU vs. Cycheouts (DJ Horn Mix)
08. I.G.T.F.
09. 0083 Mantras (God-outs Mix)
10. God Eater
11. Beast 666 Step (Emperor Kumazawa Mix)
12. Hit Man (Jungle Assassin Mix)
13. Dub Killer 91 (Minnie House Mix)
14. Solomon's 2-step (Gato Mix)
15. Cycheouts Live at Lubnology (short edit)
(+ 1 secret track)





言わずと知れた大人気作。Shuggie Otis、O'Donell Levy、Eddie Fisherらとも並ぶマイアミの名プレイヤー、Little Beaverが1974年に残した傑作『Party Down』がアナログ・リイシュー。Jay-ZやSlum Village、Knxwledgeら数々のラッパー、ヒートメイカーに愛されたサンプリング・ソースの宝庫的な存在。Billboard R&B chartでも2位という大ヒットを飛ばした金字塔的アルバム!よりアンダーグラウンドなテイストで、ソウル、ジャズ、ファンクをブレンドした、アーバンで開放的なフィーリングに満ち溢れるファンキー・ソウル永遠の名盤!手製チップオン・スリーヴ仕様。
ヴァイナル・オンリーでのリリース。90年代中盤のエレクトロニック・ミュージックにフォーカスし、『Virtual Dreams』以降のニューエイジ・リバイバル以降の目線から掘り下げる米国の要注目レーベル〈re:discovery records〉から最新物件が登場。90年代にアメリカのレイブ・アクトの代表格としてサーキットを回ったNYの伝説的なアシッドテクノ・アクトPrototype 909と、そのサイド・プロジェクト的存在であり、アルバム1枚とコンピレーションに提供した数曲のみを残したユニットFacilの楽曲をコンパイルした編集盤『Excerpts from 1993-1995』がアナログ・リリース。アンビエントダブの傑作"700x7"やスペイシーなトランスの美しさを表現した"Transit"、"Planet S"など、1990年代初期から中期にかけてのニューヨーク・アンビエント・ダブの窓を覗くような素晴らしい作品に纏められています。

謎な部分が多いものの、人類誰しもが聞けば血が騒ぐ原始レベルのパーカッションビート、コーラス、そして飛行機がびゅーんと飛んで来たりと、実験好きもぶっ倒れる変な音響と弄り具合...やばいです。雰囲気からもうやば過ぎます。ブラジル人メンバーらで演奏されているのですが、アフリカンな宴を飛び越え、行き着いた先は完全に宇宙。これまでにも各地から再発が試みられてきましたが、ライセンスをとったものは今回が初とのことです。


1970年代、ガーナでは欧米の音楽が盛んに放送され、ファンク、ソウル、ディスコなどのサウンドが紹介されていた一方で、ガーナは経済的な混乱にも見舞われ、貧困の増大、軍事独裁政権、長期の外出禁止令など、アーティストが生き残っていくには困難な状況にありました。そんな中で広い視野を持った多くのガーナ人アーティストが、欧米でキャリアを積むようになり、スターダムを求めて欧米へと渡ることに。ここで、西洋な現代的な音楽スタイルと、DX7シンセサイザーや様々なドラムマシンなどの新規なテクノロジーを導入したデジタル版ハイライフ・ミュージックを開発。ガーナのダンス・ミュージックの進化と「バーガー・ハイライフ」の出現は、このような背景の中で生まれたとのこと。
本作『Borga Revolution!』には、Thomas FrempongやGeorge Darkoなどのジャンルを代表するアーティストから、AbanやUncle Joe's Afri-Beatなどの無名のバンドによるトラックまで、重要な録音を収録した意欲的な一枚!ゲートフォールド・スリーヴ仕様。各アーティストによるインタビューを元にしたライナーノーツと豪華未発表写真を掲載した16ページに及ぶブックレットが付属しています。
Throbbing Gristleが結成された街としても知られるイングランド東海岸に位置する都市 Kingston upon Hull、通称"Hull"の労働者階級の家庭に生まれたRichie Culverは、とりわけ芸術に触れることなく育ち、何の資格も持たず学校を出、キャラバンを作る工場で働いていたという。音楽作品のみならず、絵画、彫刻、写真からデジタル・パフォーマンスまでに及ぶCulverの作品は、多くが個人的体験・記憶から成り立っている。階級制度、テクノロジーとの拮抗関係、ソーシャルメディアの無常さ、それはUKプロレタリア生活の真髄に迫り、詩的かつ痛烈に洞察している。” I Was Born By The Sea ” にあるのは北の沿岸地域の荒涼とした空気、灰色の空の下で過ごした郷愁だけではない。彼のハンバーサイド訛りの口語に電子音楽の背景が混ざり合い、カタルシスと規律ある抑制の間の微妙な均衡がある。苦々しい記憶と楽観的な前進の間の緊張で振動している、擦過音とハミング。禁欲的でありながらうっとりするようなロマンティックな作品にも思える。

エディンバラでデビューしたThe Catburgersは短命なグループで、このEPは1987年2月28日にロンドンのエレクトロ・リズム・スタジオにて録音、Dan Treacyの〈Dreamworld〉からリリースされる予定だったが、何故か当初は日の目を見ることなく、無期限で棚上げされ、バンドは必然的に消滅してしまった。当時エディンバラのシーンで偶然キャッチした人々の記憶の中にのみ存在し続けていた彼等の存在は、約10年前にSonudcloudに楽曲がアップロードされたことで静かに浸透。遂にはNational Sound Archivesの協力を得、オリジナルマスターテープを復元することに成功。キャッチーで荒削りなC86時代のインディー・ポップス、この時代のスコットランドの空気が詰まった魅力的なタイムカプセル。
johnny’s diskのファーストリリースにして、彼らの演奏を聞いてレーベルを立ち上げる決心をしたという渾身のリリースである。マイナー調の和的なメロディーが心地良いメローなサンバジャズにして和ジャズ名曲”aya’s samba”、メランコリックなエレピと哀愁漂うサックスによるバラード”yellow living”、熱いソロのサックスが印象的な幻想的なモダンジャズ”see sea town”、エレピのフレーズが小気味良い”far-away road”で幕を閉じる。オリジナルのマスターテープからのリマスタリング、ヘビーウェイト仕様カバー、完全限定500枚プレス。
スピリチュアルなベース、メロウなエレピ、エモーショナルなサックス。美しくも雄々しいサウンド、北陸から発信された世界に誇るべき日本のジャズの記録。
北海道のベーシスト、中山英二と夭逝した天才ドラマー、上野好美の貴重なリーダー作。スピリチュアルなベースラインと美しいエレピに誘われ歌い出すサックスが心地よいジャズ・サンバ#1、そしてムーディーな雰囲気が心地よいバラード#2、幻想的なエレピとベース、パワフルなドラムを縫うようにむせぶ、サックスのブロウ、#3。小気味よいサンバのリズムと哀愁のメロディが心に残るラスト#4など生々しいジャズの息吹あふれる傑作。
中山英二(b)
高橋賢志(ts)
渥美孝昭(ds)
桜庭篤司(p)

