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当店お馴染み我らが孤高のインプロヴァイザー、実験音楽家のジム・オルークと、長年コラボレーションを重ねてきたトランペット奏者、Eivind Lønningによる2024年度共作がノルウェーの名門〈Smalltown Supersound〉よりアナログ・リリース。日本の山中にあるジムと石橋英子の自宅で制作された3部構成のアルバム。オルークの作曲した霊能的なファンファーレのために、トランペットから馴染みのない異質なテクスチャーを引き出すLønningによる悪魔の悲鳴のような演奏が圧巻です!限定400部。
まさに前衛音楽の歴史が脱線していく世紀の瞬間を捉えた様な破格の一作。1970年代半ば、当時10代だったLe Forte FourのChip Chapman、Joe Potts、Rick Pottsといった面々によって設立された小さなコミュニティとして始まり、50年もの時を経て少しずつ発展。当初の実験音楽集団やマルチメディア出版社という枠をも超え、一つのシーンともいえる巨大な命脈へと成長を遂げてきた〈Los Angeles Free Music Society〉 (LAFMS)。その中核をなす存在であるSmegmaの1979年の歴史的1stアルバムが〈Superior Viaduct〉傘下の〈États-Unis〉より史上初となるアナログ復刻リリース。反アカデミックな即興演奏と異星人的なノイズ・サウンドによる大混乱の中で、テープからシンセサイザー、ホーンにヴォイスまでもが錯綜する恐るべき怪盤!インサート付属。ナンバリング入りの限定500部。
1970年代半ば、当時10代だったLe Forte FourのChip Chapman、Joe Potts、Rick Pottsといった面々によって設立された小さなコミュニティとして始まり、50年もの時を経て少しずつ発展。当初の実験音楽集団やマルチメディア出版社という枠をも超え、一つのシーンともいえる巨大な命脈へと成長を遂げてきた〈Los Angeles Free Music Society〉 (LAFMS)。パサディナの〈Raymond Building〉と〈Poo-Bah Record Shop〉で果てしなく自由であり無秩序なセッションを行いながら、フリー・インプロヴィゼーション、モジュラー・シンセサイザー、ミュージック・コンクレート、自作楽器、ノイズ、メール・アートやアヴァン・ロックを取り込んでいった彼らの中核= Joe Pottsがその関係者やファンから録音を募り、コレスポンデンス・アートの「アセンブリング」という手法を利用し編集・編纂、当時限定200部のみで発表されたコンピレーション・アルバム『I.D. Art #2』が〈États-Unis〉より初アナログ復刻!(このシリーズの第一弾は雑誌であり、第三弾はなんと塗り絵だったとのこと!)Le Forte Four、Doo-Dooettes、Smegma、Ace & Duceのメンバーや、画家、映像作家、レコーディング実績の少ない非アーティストの作品を何十枚も受け取り、フィールド・レコーディング、ボイス・メール、即興演奏をコラージュすることで作り上げた初期の傑作!ちなみに参加者はレコードの収録時間を購入し、完成したLPを1枚ずつ受け取ったとのことです。インサート付属。ナンバリング入りの限定500部。


破壊と創造的対話。孤独と絶望を経た魂の歌声。フリージャズの全てが詰まったとも評される、1965年にESPから発表されていた伝説的名盤。
昨今、エクスペリメンタル地下シーンにてカルトな人気を博すマンチェスターのアーティスト、Tom Boogizmによるプロジェクト、Rat Heartが名門〈Modern Love〉の7インチシリーズにアシンメトリーな2曲を搭載して登場!Ben Vinceをフィーチャーした見事なサックス・リードのA面と、ワイルドでモロいスパニッシュ・ギターのバラードがフリップに収録された傑作シングル!


ジャイルス・ピーターソンが設立し、フォー・テット、フローティング・ポインツ、コアレス、エマネイティヴなどが名を連ねる〈STEVE REID FOUNDATION〉(スティーヴ・レイド基金)と名門〈Ninja Tune〉のWネームでリリースされるのは名手サンジュ・サハイに師事したパーカッショニスト、ドラマー、そしてプロデューサーとして注目を集めるサラシ—・コルワル待望のデビュー・アルバム。
故スティーヴ・リードがフェラ・クティ、ガイ・ウォーレン、そしてランディ・ウェストンとの共演を経てアフリカからインドへ渡ったころの活動に着目したサラシ—は、インドの北西部の片田舎グジャラートへと遠征し、その後プネーにあるドーン・スタジオでのセッションを交えつつ、ラタンプルのシディ族一座のフィールド・レコーディング(本作の屋台骨となるヴォーカルとパーカッション)を敢行した。名うてのプレイヤーとともに完成させた本作はインド北カナラ地方のシディ族のトラディショナル・フォーク・ミュージック(東アフリカ、イスラム神秘主義のスーフィー、そしてインドの影響を受けている)と、ジャズ、そして電子音楽を融合させたものである。マイルス・デイヴィス、アーマッド・ジャマルやジョン・コルトレーン、そしてスティーヴ・リードが追い求めたディープなヴィジョンをアップデートさせた作品がここに誕生した。




日本特別仕様盤。ロンドンを拠点にするインド人ジャズ・ドラマー/パーカッショニスト、サラティー・コールワール。アメリカに生まれ、南インドのチェンナイと西インドのアーメダバードで育ち、8 歳から北インド古典音楽の伴奏楽器であるタブラーを学び始めた。その後ジョン・コルトレーンやアーメッド・ジャマルなどのジャズに出会い、ジャズのドラムスにも手を伸ばした。ロンドンに移住した後、多国籍な音楽家たちと出会い、自らの音楽性を探し始めた。
そんな彼がUKジャズを支える若き音楽家たち11名による大所帯グループ<サラティー・コールワール・アンド・ウパジ・コレクティヴ>を結成し完成させたのが、今作『マイ・イースト・ イズ・ユア・ウェスト』だ。
2018年2月、イースト・ロンドンのローワー・クラプトンにある聖ジェームズ教会にて行なわれたライヴの模様を収録した今作内では、素晴らしいソロが絶え間なく流れているが、とりわけAravindhan Baheerathan(バンスリー)、 Jasdeep Singh Degun(シタール)、Aditya Prakash(ボーカル)、そしてB C Manjunath (パーカッション)、John Ball(サントゥール、タブラ)といったインドのマスター・ミュー ジシャンたちの活躍がみられる。そして、アルト・サックス奏者ジェシー・バニスターが登場し、インドのクラシック音楽の中でも最も古いラーガの作品の一つである「Malkauns」の新た な境地へと我々を連れていってくれる。全ての指揮をとっているのはコールワールであり、その夜がドン・チェリーの「Desireless」の荘厳なヴァージョンである「Utopia and Visions」と共にクライマックスに向かう。
ジャズとインド音楽が合わさる時が来ると、ダイナミックなパワーと共に本能的な変化が起こる。この活力に満ちたグループでは、ジャズ・ミュージシャンとインドのクラシック音楽のミュージシャンが同数でフィーチャーされているため、我々がよくアルバムで耳にする”イースタン”という音響効果としての形式的なシタールやタブラは存在しない。あの晩、そしてこのレコードで選ばれた曲の数々は、インド人と西洋人両方の作曲家を包含している。サラティー・ コールワールがそれらのミュージシャンたちの伝統を繋ぎ、より深く掘り下げようとしていたことは、最初に奏でられる音からも明確に伝わって来るだろう。
スピリチュアル・ジャズの名曲たちを取り上げ、ジャズにインドの古楽器を取り入れたミクス チャー・サウンドを構築している今作。既存のファンにも、コールワール初心者にも、もってこいの一枚と言えるだろう。




