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今年の国産ニューエイジ/アンビエント重要物件を漸く入荷!個人的にも大好きなユニットです。CD Age以降の日本のニューエイジを特集した画期的コンピレーション『Heisei No Oto』でもピックアップされた本邦の女性アーティストであり、LUNA SEAのSUGIZOらとの"LE FOU"や”かけら風”としても活動。妖しげな企画盤やアンビエント作品の数々で知られる今は亡きカルト・レーベル〈FOA Records〉から傑作群を送り出してきたNORIKO(奇しくもPOiSON GiRL FRiENDと同じノリコ!) による伝説的ユニット、Dream Dolphinが1996年から2003年に残した激レアな作品群からトラックを選りすぐったコンピレーション・アルバム『Gaia: Selected Ambient & Downtempo Works (1996-2003)』が〈Music From Memory〉から登場!!!!!
楽曲のほとんどが今回初のヴァイナル・リリース!高校でいじめに遭った際に触れたラジオから流れるダンス・ミュージックを創作の源へ、「前世はイルカだった」という一途な信条から命名されたこのプロジェクトは、SUGIZOや越智義朗、Kim Cascone (Heavenly Music Corporation)らによる推薦文が掲載された4作目『Atmospheric Healing』からの「Take No Michi」が『Heisei No Oto』で紹介されたことをきっかけに世界的な再評価が一段と大きく進展しました。「おでかけアンビエント」を掲げ、異常系トランステクノから深海アンビエント、ヒーリング・トラックまで無数の作品を制作、独自の音楽/人生観を突き詰めてきたNORIKOの足取りをレフトフィールドな目線から辿っていく今年度最重要クラスのコンピレーション・アルバム。選曲はやはり〈Revelation Time〉のEiji Taniguchi氏。まさしく一生モノであり全音楽好きマスト。
32周年記念再発!Aphex Twinによる1992年の伝説のレイヴ大名作『Digeridoo』が、Richard D.James信頼の名匠Beau Thomasによる現代風のリマスタリングのもと拡張エディションでアナログ再発!コーンウォールで開かれたビーチ・パーティーの最後にレイバーたちを熱狂させるために作り上げられた、衝撃的なエネルギーを放つ傑作EPの2024年拡張版。オリジナル版の「Digeridoo」、「Flaphead」、「Phloam」、「Isoprophlex」の4曲に加え、Richard D. JamesがNakamichi CR7eカセットデッキでエンコードしたヴァージョンが収録。
エレクトロニック・ミュージック界の巨匠Mixmaster MorrisとJonah Sharpが、細野晴臣のスタジオで共同制作した傑作『Quiet Logic』がリマスタリング仕様で初めてとなるアナログ・リイシュー!Yellow Magic Orchestraの主要人物としての細野、モリスの世界的なチルアウトDJパフォーマンス、シャープの先駆的な〈Reflective〉レーベルといった、彼らのユニークな音楽的バックグラウンドの邂逅から生まれた、サウンドスケープを再定義するような破格のアンビエント・テクノ/IDM作品!
Jon Hassellと吉村弘に影響を受けた作家が創り出す夢のような風景。小久保隆やYas-Kaz、伊藤詳などを始め、オブスキュア/ニューエイジ・リバイバル以降の地平で数々の名作を掘り起こしてきた名レーベル〈Glossy Mistakes〉から最新物件。ポルトガルの名門〈Hozulam〉からリリースされた前作 『Cavalcante』での成功に続き、同国のアーティスト、funcionárioがアンビエントと第四世界の領域を深く掘り下げた最新フルレングス盤『Momento Claro』が登場!Jon HassellやBrian Eno、そして、吉村弘や小久保隆といった日本の環境音楽作家にインスパイアされたという一作。テクスチャーとレイヤーに富んだ音のタペストリーを提供しながら、スピリチュアリティと内省的な感覚を呼び起こす傑作アンビエントアルバム。
果てしなく続くオンライン・アンダーグラウンドを彷徨い続けたヴェイパーウェイヴ伝説の秘宝がOlde English Spelling Beeよりヴァイナルで奇跡の復刻!情報デスクVIRTUALやNew Dreams Ltd.など様々な名義で数々の傑作を作り上げたVEKTROIDことRamona Andra Xavierが最もその名を知られるMacintosh Plus名義最強のアルバム「Floral Shoppe」がレコードとなって日本上陸!
ポスト・インターネットなフィーリングでアンビエント〜ニューエイジ、ヴェイパーウェイヴを繋ぎ、拡張し、一時代を築き上げた伝説的レーベル、Beer On The Rugからデジタルで2011年にリリース、そして翌年12年カセット化。100部限定のみであったオリジナルのカセットは幾度となく今やブートレグが出回り、たまに出品されるオリジナルもマーケットプレイスでは10万円を下らない(100万円以上の値段で出品されたこともある)名実ともに究極のコレクターアイテム、そして至高の名盤として未だに威光を放つ一大傑作。新たな概念の誕生目まぐるしいヴェイパーウェイヴの世界を一躍世に知らしめたとんでもない一枚です。
いくつもの時間軸が交わる異空間を彷徨うような、そんな異質な視聴体験がこの一枚にはあります。アンビエント、ニューエイジ、ビートミュージック、インダストリアル、ファンク、エクスペリメンタル、あまりにも雑多として特定不能のサウンドが飛び交う異形の音楽。スクリューされる独特のスローモーション・ヴォイスから怒涛のサンプリング・コラージュ、ズッシリと重いビートが次々と炸裂する埋没感の極み・・・そして、Diana Ross”It's Your Move”がネタ元としても知られる大名曲”リサフランク420 / 現代のコンピュー”に至っては何度リピートしたことかと、、、そんな思い出がある人も多いのではないでしょうか。この音楽に感じるものが目新しさではなく、ノスタルジックな何かであったとしても間違いではありません。かつて大量生産され「つまらない」と思われていた過去の遺物へと新たなる価値を付与したヴェイパーウェイヴの神秘の世界を代表する一作。もちろん大・大・大・大・大推薦!お見逃しなく!
日夜音楽を通してアラビック/ダブに襲撃を繰り返し続け、あまりにも膨大な音源の数々を残してきただけでなく、未だにその未発表音源までもが掘り起こされる今は亡き英国の名手ことMuslimgauze。90年代オーストラリアの地下シーンを代表する実験系名門レーベル〈Extreme〉に残した1990年傑作アルバム『Intifaxa』が 〈Other Voices Records〉と〈Kontakt Audio〉の共同で2024年度2LPリイシュー!フィールド・レコーディングと、ディープでトライバルなサウンド、サイケデリック・ハウス/リチュアル・トランスを思わせる独特のグルーヴが溶け合わされた本作は、当時のレイヴのバックルームで流れていてもまったく違和感の無いダンスフロアライクな一枚に仕上がっています。
ロンドンの地下テクノ聖地、[The Trilogy Tapes]より発表したデビューMIXカセット以来、オーガニック~テクノ、コンクレート、電子音響、ダブの狭間にて、エレクトロニック・ミュージックの新境地開拓へと邁進してきた同地の女性アーティスト/DJ、BeatriceDillon。2020年にベルリンの聖地[PAN]から発表していた名作がリプレスです!
彼女のUKダンス・ミュージックへの愛と、アフロ・カリビアンからの影響を大いに物語るオーガニック・ミニマル・サウンド。さすがの出来です。これぞ、現代のIDM。今作は、UKバングラのパイオニアであるKuljit Bhamraを始め、Laurel Halo、Batu、セネガルのグリオ、Kadialy Kouyaté、Untold、Lucy Railtonといった豪華ゲストによるFM音源やサンプルを用いて制作。ミュータントな感性とヴィジョンが初っ端から冴えまくり、生音と電子音の境界さえもゆらぐ瞬間があちらこちらからのぞきます。ダブとUKテクノ、アフロ・ダンス・ミュージック、コンクレート・サウンドを土台に紡ぎ上げるミニマルなテクスチャー、現代のエレクトロニックにおける実験的なコンポジションの集大成といえる一枚。名技師、Rashad Beckerによって、Dubplates & Masteringでマスタリングと盤質も万全。
〈Merge Records〉や〈Local Action〉をまたぐアメリカのシンガーソングライターDawn Richardと同国のマルチ奏者/作曲家で、〈Double Denim Records〉や〈Cascine〉等からも作品を送り出しているSpencer Zahnの最新コラボレーション作品『Quiet in a World Full of Noise』が〈Merge〉から登場。雰囲気に満ちたオーケストラによるサウンドスケープと甘美なソウル、ジャズが融合したアンビエントR&Bの傑作!
Perfume GeniusやJay Som、Julie Byrneも参加!LAを拠点に活動するマルチ奏者であり、以前はポスト・パンク・バンドのMoaningではベーシストとして活動していたPascal Stevensonによるプロジェクト、Fashion Club。セルフ・プロデュースによる2枚目のアルバム『A Love You Cannot Shake』が〈Felte〉から登場。スティーブンソンの性転換や禁酒という人生の出来事から形作られた作品であり、これらの体験や個人的な試練、苦難を取り巻く彼女の流動的な感情の分析とも言える内容。穏やかなポップ、グリッチなインダストリアル、壮大なクラシック音楽の中間のどこかに位置するスロットル・バラード”Faith”、ガレージ風の陽気なテクノの推進力に溢れる”Ghost”、アンセミックなハートランドロックのエレクトロニックな解釈”One Day”など数々の名曲を収録。
日本の幽霊話のジャンルの1つである怪談。その怪談の持つ闇の中の美しさや「Lost Japanese Mood」(失われた日本のムード)と称する雰囲気を、精巧な作曲構成に落とし込んだ冥丁の1stアルバム『怪談』(2018年)は、Pitchforkの「Best Experimental Albums of 2018」への選出をはじめ、Bandcamp、The Wireなど様々な海外メディアから賞賛され、世界のアンビエント〜エクスペリメンタルシーンに冥丁の名を確立し、その後リリースされる『小町』『古風Ⅰ』&『古風Ⅱ』などの「Lost Japanese Mood」を主題にしたシリーズの最初のアルバムであり、冥丁独自の音世界と卓越した音楽性を示した重要作。
日本各地に伝わる伝説や幽霊話に独自の解釈を加えて文学作品に昇華させた小泉八雲の名作『怪談』は、本作の方向性に大きなインスピレーションを与えており、「漣(さざなみ)」「骨董」「障子」「筵 (むしろ)」などの楽曲は、小泉八雲作品へのオマージュと言える。また、漫画家・水木しげるからも影響を受けており、「塔婆 」や「地蔵」は水木氏の漫画『ゲゲゲの鬼太郎』へのオマージュとして制作された。
このように、日本の重要な芸術から影響を受けた本作には、明らかな不気味な要素だけではなく、ユーモア、情緒、そして哀愁も、まるで霧で濡れた苔のように視覚的に表現されている。さらに、ローファイ・ヒップホップの新しい波に興味を持った冥丁はその要素を再編して絶妙に織り混ぜ、繊細なバランスで怪談の持つ和の雰囲気を構築した。
本5周年記念盤は、オリジナルリリース元のEvening Chantsと、『古風』シリーズをリリースしているKITCHEN. LABELという2つのシンガポールのレーベルによる共同リリースとして、ボーナストラック2曲を追加、カラーヴァイナル(スモークヘイズ)。マスタリングはテイラー・デュプリーが担当。
1990年から1994年の間に制作され楽曲をまとめ、1995年にリリースされた移籍後2枚目となるアルバム。初期のアンビエントやIDM、ハードコア・テクノを踏襲しながら、アシッドやノイズ、“ドリルンベース”とも形容される破綻したビートを搭載するなどエイフェックス・ツイン二面性や多様性を網羅する一枚。強烈なインダストリアル・ダウンテンポが炸裂したシングル「Ventolin」や、「Xtal」と並べて語られる名曲「Alberto Balsalm」を含む全12曲を収録。180g重量盤。
キャリア屈指の人気を誇る名曲「Girl/Boy Song」を収録したエイフェックス・ツインの代名詞的作品。
自らの本名を冠し、同名の亡き兄へと捧げられた作品(1996年リリース)。アナログ・シンセからソフトウェア・シンセへと制作機材もシフトし、痙攣するビートにクラシックやトイ・ミュージックを掛け合わせ、無二のポップ・ミュージックへと昇華された90年代を代表するアルバム。ドラマチックにたゆたう弦楽器とエモーショナルにのた打ち回るビートとのコントラストが琴線を直撃する名曲「Girl/Boy Song」は本作に収録。
No Honey From TheseやPlastic Cocon、S.M. Nurseといった複数のミニマルウェイヴ~エクスペリメンタル・ユニット/バンドで活動を展開し、〈Domestica〉にも掘り起こされていたオランダ地下シーンの知られざる重要人物Menko Koningsが、"EM"名義で自身の創設したレーベル〈Top Tape〉から1986年にリリースした超入手困難なカセット作品『B-Movies』が奇跡の再発!Menko Koningsによる80年代の地下ソロ・カセットテープ3部作の再リリース第2巻。83年にソロ活動を始めた当初、ギターとベース、4トラックカセットテープレコーダーしか持っていなかったいうMenkoが、リズムボックスやシンセを借りたりながら編み上げた、ファンキーで神経質な、張り詰めたサウンドを鳴らす、尖鋭的DIYエクスペリメンタル/ミニマルの傑作!
目を覚ませ、Sleeper。ポートランド拠点のビデオゲーム・サントラ作曲家のAmos Roddyと開発者のGareth Damian Martin (Jump Over The Age)が手を取った、傑作RPG『Citizen Sleeper』のサントラ盤が〈Stumpy Frog Records〉からデラックス2LPヴァイナル・プレス!ダウンテンポやエレクトロニカの要素を取り入れた、宇宙的な瞑想に溢れる一枚。宇宙のように広がる空間に美しい電子音響が漂い、強靭でエクスペリメンタルなビートが提示され、アンビエンスが鮮やかに展開される、ゲームOSTとして珠玉の一枚です!
日夜音楽を通してアラビック/ダブに襲撃を繰り返し続け、あまりにも膨大な音源の数々を残してきただけでなく、未だにその未発表音源までもが掘り起こされる今は亡き英国の名手ことMuslimgauze。90年代オーストラリアの地下シーンを代表する実験系名門レーベル〈Extreme〉に残した94年作『Citadel』が〈Kontakt Audio〉から初アナログ化!そのキャリア中でも比較的チルで、ブレイクビーツ的な展開まで聴き取れるレフトフィールドで異色の、アンビエンスに溢れた作品。抑制の効いた展開が徐々にクレッシェンドしていく、美しい展開も楽しめるキャッチーな一枚。
日夜音楽を通してアラビック/ダブに襲撃を繰り返し続け、あまりにも膨大な音源の数々を残してきただけでなく、未だにその未発表音源までもが掘り起こされる今は亡き英国の名手ことMuslimgauze。90年代オーストラリアの地下シーンを代表する実験系名門レーベル〈Extreme〉に残した92年作『Zul'm』が〈Kontakt Audio〉から初アナログ化!Muslimgauzeならではのトライバル、祝祭的な側面が強く顕れた、ビートが強靭でクラブ・ユースな一枚。鉄板のダークアンビエント的な感覚とドープなビートの交錯も、中東的な質感を提示する呪術的なトラックも併せて楽しめる秀逸な内容です!
寺田創一の金沢明子ハウスミックスに通じるストレンジな和物ハウスも収録!当店でもベストセラーな、細野参加の『弁才天』や日本最初期のニューエイジ作品でもある激レア作品『新中国』などの傑作も有名。加山雄三の従兄弟にして、彼の「ザ・ランチャーズ」にも参加した国産Prog/Psych重鎮、喜多嶋修の96年のアルバム『Beyond the Circle』が、先日宝達奈巳の1stのアナログ化を敢行した米国の〈Forest Jams〉より初めてのレコード盤にて公式再発!スピリチュアルでメロディアスであると同時に、エネルギーに満ちた音楽。第四世界ダンス・ミュージック/バレアリック視点からも大変秀逸な、ミニマルで優雅な桃源郷の音楽。緻密に構築された旋律がギターや電子音響、フルートとして絡み合う珠玉の時間の中で、民族音楽的な要素やオブスキュアな美的感覚が提示される逸品です!