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1650 results
Richard Youngs - Hidden (LP)Richard Youngs - Hidden (LP)
Richard Youngs - Hidden (LP)Black Truffle
¥4,996

これまでに100枚以上の作品を発表してきた多作な実験音楽家Richard Youngsによるアンビエント最新作『Hidden』。本作ではMoog Grandmotherシンセサイザーによるランダム化されたアルペジオが核となっており、反復的で催眠的なパターンは、クラウス・シュルツェやタンジェリン・ドリームなどのクラシック作品を思わせる電子的質感。Richard Youngs特有の「アイデアを徹底的に追求する」スタイルが貫かれ、シンプルながら深い表現となっている。ベルリン・スクール的な電子音楽の伝統を継承しつつ、現代的で瞑想的な一枚。

Kuniyuki - Open Window (12")
Kuniyuki - Open Window (12")Studio Mule
¥3,363

札幌の音楽家Kuniyuki Takahashiによる、モダン・クラシカルとエスニック・ジャズが融合した静謐な音響作品『Open Window』。本作は、札幌のスタジオに差し込む光と風からインスピレーションを得て制作された作品で、Kuniyukiが長年追求してきたジャンルを越えた音楽的表現の集大成とも言える内容。A面「Open Window」は、ECM的な静けさと透明感を湛えたモダン・クラシカル。ピアノやストリングスが繊細に重なり、空間と時間が溶け合うような音響。B面「Tobira」は、エスニックな打楽器とニューエイジ的なジャズの要素が融合し、異世界への扉を開くような幻想的なサウンドスケープ。Kuniyukiらしい有機的かつ瞑想的なアプローチが全編にわたり貫かれており、クラブ・ミュージックと深いリスニング体験の境界を自在に行き来する充実作。

Petre Inspirescu - Vîntul Prin Salcii (CD)
Petre Inspirescu - Vîntul Prin Salcii (CD)Mule Musiq
¥2,897

ルーマニアのミニマル・テクノ、アンビエントの重要人物で、ダンスミュージックと現代音楽の境界を行くPetre Inspirescuによる、2017年リリースのジャズやクラシックの要素を取り入れたミニマル・アンビエント作品『Vîntul Prin Salcii』。柳を吹き抜ける風という詩的なタイトルが示すように、自然との調和や静けさ、時間の流れを感じさせる静謐な音世界。

Uku Kuut - Vision Of Estonia (LP)
Uku Kuut - Vision Of Estonia (LP)Peoples Potential Unlimited
¥3,045
ソビエト出身のファンク作家Uku Kuutの80年代音源を収録した2012年に発表されていたMeditationsでもベストセラーだった傑作盤が、数量限定再プレス。以前にも同レーベルから7"が出ていましたが、本作はそこに収録されていた名曲Vision Of Estoniaを含む1982年~1989年の音源をLPにて収録。夜景が似合あう微睡みの甘さ、南国を巡るリゾート感、スポーツカーで走り抜ける都会の高層ビル群…どの曲も素晴らしく、こんな感性の鋭い楽曲群がやっと発表された事に驚きです。大半がインスト曲のため、ファンク好きだけでなくアンビエント/ニュー・エイジ、そこから広がったシンセ/ポップ好きにもビシビシ来る内容です。
Copenhagen Clarinet Choir & Anders Lauge Meldgaard - Jeux d’eau (LP)Copenhagen Clarinet Choir & Anders Lauge Meldgaard - Jeux d’eau (LP)
Copenhagen Clarinet Choir & Anders Lauge Meldgaard - Jeux d’eau (LP)conatala
¥3,500

デンマークのミニマル・アンサンブル、Copenhagen Clarinet Choirと作曲家Anders Lauge Meldgaard のコラボレーション・アルバム《Jeux d’eau》をリリース

《Jeux d’eau(ジュ・ドー)》は、実験的アンサンブル Copenhagen Clarinet Choir と、デンマークの作曲家・演奏家 Anders Lauge Meldgaard による探究的なコラボレーションから生まれた作品です。中心となるのは Meldgaard による作曲と、日本発の電子楽器 New Ondomo の演奏。この楽器は1920年代後半にフランスで生まれた最も古い電子楽器のひとつ オンド・マルトノ に着想を得て開発されたもので、Copenhagen Clarinet Choir の鮮やかなエネルギーと冒険心が、Meldgaard の音楽的ヴィジョンに生命を吹き込んでいます。 
プロジェクトの着想源となったのは、イタリア・ティヴォリにある Villa d’Este の庭園を Meldgaard が訪れたことに始まります。この場所はかつて Franz Liszt や Maurice Ravel にインスピレーションを与え、彼らは同名のピアノ曲《Jeux d’eau(水の戯れ)》を作曲しました。本作もその系譜を受け継ぎながら、新たな音の旅へと聴く者を誘います。従来の作曲家たちが厳格な構造に重きを置いていたのに対し、Meldgaard はより開かれた形式を採用し、演奏者が即興的に関与できる余地を残しています。
こうした柔軟性が、ミニマル・ミュージック特有の反復の性質に、よりしなやかで心地よい響きを与えています。
コペンハーゲンの The Village で録音されたこのアルバムでは、クラリネット・クワイアの有機的な共鳴と、New Ondomo および電子音の予測不能なテクスチャが交錯する音響体験が展開されます。
《Jeux d’eau》は、構造と自由、前進と反復を絶妙に行き来する音楽です。Terry Riley や Steve Reich といったアメリカの古典的ミニマル・ミュージックに影響を受けながらも、単なる模倣にとどまらず、後期ロマン派的な抒情性を帯びたメロディと豊かなハーモニーにより、反復の厳格さがやわらげられています。加えて、Jo Kondo や Sueko Nagayo のような日本の作曲家に通じる繊細さと明快さも感じられます。作品全体は、躍動と静寂が交差する、遊び心と深みを兼ね備えた音世界を生み出しています。
この作品は、水への賛歌であると同時に、人間と自然の繊細なつながりに対する静かな問いかけでもあります。流れるような形とオープンな記譜法により、音楽は自然のダイナミクスを映し出す鏡のような存在となり、演奏者には即時の気づきと、協調、バランスへの配慮が求められます。水のように、音楽もまた変化し続けるものであり、私たちの環境が常に移ろいゆく存在であること、そしてそれを守る責任があることを、優しくも力強く伝えています。

Debris (LP)
Debris (LP)Superior Viaduct
¥4,576

NWW list!! DEBRIS’の1976年唯一作がヴァイナル再発!1976年にオクラホマ州チカシャから現れたDebrisは、アメリカ地下音楽史の中でも特異な存在で、土地柄もあって周囲から冷遇されながらも、トリオ編成でストゥージズやヴェルヴェット・アンダーグラウンド、キャプテン・ビーフハート、さらに英国グラムの影響を消化し、極めてラディカルな音を生み出した。地元スタジオの「10時間録音+1000枚プレス+ジャケット印刷」の格安パッケージに飛びついた彼らは、すべての曲をワンテイクで収録。偶然にもラモーンズの1stと同月に出たこの一枚は、ノイズ混じりのガレージ・パンクの衝動と、シンセや電子処理を導入した前衛性を併せ持つ作品となった。リリース直後にはCBGBやMax’s Kansas Cityから出演依頼も届いたが、バンドは結局地元を出ることなく解散。残された1枚のLPは、失われたカルト盤としてコレクターの垂涎の的となり、Nurse With Woundリストに名を連ねたことで伝説的地位を固めた。その影響はSonic YouthやThe Melvinsといった後続にまで及び、今ではアメリカ地下音楽の最重要記録のひとつとされている。

Tapes -  Photos of my Frog EP (12")Tapes -  Photos of my Frog EP (12")
Tapes - Photos of my Frog EP (12")Jahtari
¥3,676

2009年の『Hissing Theatricals』EPで注目を集めたUKのトラックメイカーTapesによる8ビット・ゲーム音楽とデジタル・ダンスホールを融合させたユニークな作品『Photos of my Frog EP』。サウンドシステム向けに設計されたダンスホール・トラックと、一部その8ビット・バージョンを収録。カエルの鳴き声やシャッター音などのフィールド録音を散りばめた、遊び心あふれる音作りに、任天堂風のチップチューン・サウンドと重厚なベースライン、スペーシーなシンセが融合。デジ・ダブファンはもちろんんこと、ヴェイパーウェイブ、ゲームミュージック好きにもアピールする、Tapesの遊び心と音響センスが炸裂したカエルとゲームとダンスホールの奇妙で楽しい世界。サウンドシステムでも、ヘッドフォンでも、思わずニヤリとしてしまう一枚。

Carlos Giffoni & Joachim Nordwall -  New Music (LP)
Carlos Giffoni & Joachim Nordwall - New Music (LP)Dead Mind Records
¥5,332

『New Music』は、MerzbowやPrurientとの共演歴もあるNYノイズシーンの中心人物として知られるCarlos Giffoniとスウェーデンのエクスペリメンタル音楽家で、〈iDEAL Recordings〉主宰者Joachim Nordwallによる、テクノ、ノイズ、電子音響の要素を融合させた強烈なサウンド・アート作品『New Music』。Giffoniの深いシンセ・ドローンとNordwallの儀式的な構造が衝突し、機械的でありながら有機的な音響世界を形成。脈動する電子リズム、没入的なドローン、抽象的なテクスチャーが交錯する、フィジカルなリスニング感覚は、テクノの外縁部とノイズ、電子音響の境界を越え、宇宙的な領域に踏み込んだ一枚となっている。

Enno Velthuys | Paul Riedl - Split (CD)
Enno Velthuys | Paul Riedl - Split (CD)Dead Mind Records
¥3,473

2009年に逝去したオランダのカルト的シンセシストEnno Velthuysと、米デスメタル・バンドBlood Incantationの中心人物Paul Riedl両者によるアンビエント作品『Split』。Enno Velthuysはメランコリックで瞑想的なシンセ・アンビエントを中心とした80年代に残された未発表のカセット音源を収録。Paul Riedlは現行で制作された新録アンビエント作品を収録。深い空間性と内省的テクスチャーに満たされた、Blood Incantationでのコズミックな感覚をアンビエントに転化した内容となっている。世代も背景も異なる二人の音が、アンビエントを架け橋として、ひとつのアルバムで響き合う一枚。

Hiele - Emo Inhaler (LP)Hiele - Emo Inhaler (LP)
Hiele - Emo Inhaler (LP)STROOM.tv
¥4,977

ベルギーの音楽家Hieleによるレフトフィールド・エレクトロニクス、IDM、ニューエイジな要素が混ざり合ったアルバム『Emo Inhaler』。レトロなシンセサイザーの音色、遊び心のあるメロディ、深みのあるテクスチャと不規則で複雑なリズムが印象的な本作は、複数のスタジオや列車のコンパートメントで録音。断片をつなぎ合わせたような、奇妙な楽しさと、どこか懐かしいメランコリーが交錯する無邪気で不可思議な音響空間。視覚芸術家や映像作家とのコラボレーション経験を活かした空間や映像と結びつくような映画音楽的な感性と、どこかズレたポップ性を併せ持っている。「感情の吸入器」というタイトル通り、感情の断片を音で吸い込むような夢幻的な作品。

Anne Imhof - WYWG (LP+Art Booklet)
Anne Imhof - WYWG (LP+Art Booklet)PAN
¥9,845

絵画、彫刻、音響、映像などを横断する作品で知られる世界的な現代芸術家、Anne Imhofによる、エクスペリメンタルな音響作品『WYWG』が大名門〈PAN〉より登場。本作は、彼女が2001〜03年に録音・撮影した個人的な映像や音声素材をもとに、それらを現在の視点から再編集し、アート作品として再提示したもので、従来の楽曲構造にとらわれない、アンビエント、エレクトロニック、インダストリアル、ポストクラブ的要素を融合し、緊張感と静寂が交錯するサウンドが特徴的。イムホフ自身に加え、イライザ・ダグラスやビリー・ブルシールなども制作に参加し、彼女のパフォーマンス作品で構築される、緊張感と無気力感が入り混じったような世界観を音で再現している。即興性と身体性を重視した録音で、Imhof自身の声やギターも用いられ、パフォーマンスや共同体的な空気と密接に結びついた音響表現となっている。48ページのアート・ブックレットが付属するなど、単なる音楽作品ではなく、彼女のアートを体現する総合的なインスタレーションというべき一作。

Jon Porras - Achlys (Marbled Vinyl LP)
Jon Porras - Achlys (Marbled Vinyl LP)Shelter Press
¥3,297

Barn Owl の片翼としても知られるJon Porras による『Achlys』。本作は、アンビエントとドローン、実験的ギター・ミュージックの中間にあるような、崩壊や変容をテーマにした非常に音響的な作品で、核となるのはギター。指弾きで書かれたフレーズを録音したあと、モジュラー・シンセやエフェクト・チェーンに通して構造を崩し、曖昧にし、音を重ねていく。旋律は姿を残しつつも、霧や残像のように漂い、はっきりした曲というよりも堆積物や気象のようにたまっていく音のレイヤーになる。サブベースや加工されたノイズが地盤をつくり、その上を断片的なギターや持続音が浮遊する。旋律やリズムに縛られず、音が変化し崩れていく瞬間そのものを聴かせる音作りと、高い山の森で嵐に包まれたときの体験をヒントにしたという、自然体験を抽象化したような音響のパレットにより構成されるこのアルバムは、静かにして強い余韻を残す、一種の気象現象を目にするかのような印象を残す一枚。

Alien Trackers - Dubs from Vortex Beach (LP)Alien Trackers - Dubs from Vortex Beach (LP)
Alien Trackers - Dubs from Vortex Beach (LP)Jahtari
¥4,489

〈Jahtari〉主宰者であるdisruptと、バルセロナを拠点とするアウトサイダー・トランペッターPablo Voltによるユニット、Alien Trackersのヘビー級ダブ・アルバム『Dubs from Vortex Beach』。本作は、架空のビーチを舞台にした12のダブ・トラックで構成され、レゲエ、ダブ、ダンスホールを核としつつ、リー・ペリーのスタジオ、ブラック・アークのようなソウルフルな温かさと、デジタルダンスホールの強力なインパクト、そして〈Jahtari〉特有のサイケデリックな未来派ダブが絶妙なバランスで融合されたユニークなテクスチャが魅力的。Voltのサイケデリックなトランペットが浮遊感を添え、ほっこりとしたビートと奇妙な音響が心地よく混ざり合う、異世界のビーチで聞いているような、幻想的で酩酊感のあるインストゥルメンタル・ダブ作品。

V.A. - Virtual Dreams II - Ambient Explorations In The House & Techno Age, Japan 1993-1999 (2LP)V.A. - Virtual Dreams II - Ambient Explorations In The House & Techno Age, Japan 1993-1999 (2LP)
V.A. - Virtual Dreams II - Ambient Explorations In The House & Techno Age, Japan 1993-1999 (2LP)Music From Memory
¥5,163

仮想夢空間再び。MUSIC FROM MEMORYが手掛けるアンビエントテクノ・コンピレーションとして大きな話題となった「VIRTUAL DREAMS」の続編が完成!
第二弾は90年代の国産アンビエントテクノをテーマにコンパイル!
収録曲のほとんどがCDでしか聴けなかった音源!!!

ニューエイジ、アンビエント、オブスキュア・ブギーの再発から現行の才能の発掘まで手掛ける、現在のエレクトロニック・ミュージックを語るうえで外してはならない重要レーベル MFMことMUSIC FROM MEMORY。
そのMFMがパンデミック期の2020年末にアナウンスした重要コンピレーションが「VIRTUAL DREAMS」である。
レイヴ全盛と距離をとる形で生まれたベッドルームで嗜む電子音楽としてのテクノを標榜したAIこと「アーティフィシャル・インテリジェンス」。あるいは。デトロイトテクノに備わっていた内面志向と性的衝動を仮想空間で音像化した「バーチャル・セックス」。

これら90年代前半のIDMテクノ、ベッドルームテクノの影響を受けながら独自の発展を続けていたのが日本のシーンであった。
メジャーでは電気グルーヴが初期JPOPとテクノの融合を行いながら、クラブシーンではススム・ヨコタやケン・イシイが海外のレーベルと契約をし、日本に逆輸入。そして彼らの動きとも連動するようにSublime RecordsやTransonic Records、Syzygy Records、Frogman Records、Form@ Recordsといったレーベルが次々と立ち上がり、当時のテクノ・リスナーたちを楽しませてくれた。
1993年に青山MANIAC LOVE、1994年新宿リキッドルームがオープンするなど、クラブミュージックとしてのテクノが発展する中で、ベッドルームでの実験も前述のレーベルを中心として展開。
ベッドルームで制作された少ない予算の作品がシスコなどの専門店から大手レコードショップまで取り扱っていたことは、その奥深さへの可能性が広がっていたという意味で、文字通り黄金の時代だったといえるだろう。

本作の収録曲は大阪のレコードショップ REVELATION TIME を営み、MFMではドリーム・ドルフィンやHEISEI NO OTOの選曲を行ってきたEiji Taniguchiと、MFM創始者であり、2023年末に急逝した稀代の音楽探求家であるJamie Tiller がセレクト。
また、Jamieにとっては生前最後のプロジェクトとなり、VIRTUAL DREAMSのコンセプトに合致した作品が本邦に多数あると考えてリサーチ、計画、コンパイルをおこなってきたという。

アートワークは京都出身でライヴ・ペイントを中心に制作活動を行っているKenta Senektが手掛け、デザインをMFM作品やSAFE TRIPレーベルのデザインを担当してきたアムステルダム拠点のSteele Bonusが担当。さらに三田格によるライナーノーツが付属している。

A1. dub squad - blown fruit
A2. akio / okihide - phoenix at desert
A3. palomatic - flutter
B1. virgo - prelude
B2. ambient 7 - escape
B3. web - the cycle of seasons
C1. yukihiro fukutomi - 5 blind boys
C2. katsuya hironaka - pause
C3. riow arai - 1969
D1. modern living - snow bird
D2. missing project - poisson davril galaxy dub
D3. drawing future life - 1969

V.A. -  LA CONTRA OLA Synth Wave & Post Punk from Spain 1980-86 (2LP)V.A. -  LA CONTRA OLA Synth Wave & Post Punk from Spain 1980-86 (2LP)
V.A. - LA CONTRA OLA Synth Wave & Post Punk from Spain 1980-86 (2LP)Les Disques Bongo Joe
¥5,475

1980年代初頭のスペインにおけるシンセ・ウェイブやポスト・パンク・シーンに焦点を当てたコンピレーション・アルバム『LA CONTRA OLA Synth Wave & Post Punk from Spain 1980-86』が〈Bongo Joe〉よりリリース!スペイン国外では初の本格的な紹介となる本作は、当時のスペインで独自に発展していた電子音楽の側面を掘り下げた内容で、インダストリアルな質感を持つシンセ・ポップや、アート・ロック、ダンスフロア向けのトラック、ローファイなカセット実験音源など、全19曲を収録。パンク以降に花開いた表現の自由と、民主化を迎えた時代の空気を色濃く映し出した、創造性にあふれた音楽の記録となっている。クラシックから未発掘の名曲まで、スペインの音楽の夜明けを感じさせる選曲が魅力的!

Call Super -  A Rhythm Protects One (2LP)Call Super -  A Rhythm Protects One (2LP)
Call Super - A Rhythm Protects One (2LP)DEKMANTEL
¥5,546

ロンドン拠点のプロデューサー、DJであるCall SuperことJoseph Seatonがオランダの名門〈Dekmantel〉からリリースしたミックスCD企画を、楽曲単位で抜粋した2枚組LP『A Rhythm Protects One』。90年代のColdcut『Journeys By DJ』やMetalheadz、fabricliveなどのミックスCD文化に影響を受けて育ったCall Superがその伝統を現代に再構築するもので、タイトルが示す「リズムが人を守る」という詩的な思想を軸に、Call Super自身の楽曲に加え、Ondo Fudd、Conny Slipp、Scarletina、Clam1らによる楽曲を収録。それぞれのトラックはセパレート仕様で、DJプレイにも適した構成となっている。ミックスCD文化へのオマージュと、現代のクラブ・ミュージックへの静かな提案が融合した本作は、繊細さとメランコリー、そしてミニマルで内省的なリズム感覚が共鳴する、エレガントで先進的なクラブミュージック。

disrupt - Samurai Showdown / Last Blade (7")disrupt - Samurai Showdown / Last Blade (7")
disrupt - Samurai Showdown / Last Blade (7")Jahtari
¥2,653

Disruptによるゲーム愛と音響実験が融合した限定7"『Samurai Showdown / Last Blade』。 A面「Samurai Showdown」は、同名の格闘ゲームにインスパイアされたトラックで、レトロなゲームのピコピコした電子音風のメロディと重厚なベースが交錯するデジタル・ダブ。 後にSolo Bantonの「Kung Fu Master」のリディムとして再利用され、Jahtariレーベルの代表作のひとつとなった名曲。B面「Last Blade」は、より瞑想的で空間的なアプローチを取ったトラックで、静かな緊張感と深みのあるエコーが印象的。 両曲ともに、ゲームの世界観を音で再構築するようなコンセプトと、Disruptの特徴であるLo-Fi質感とDIY精神が色濃く反映された名作シングル。

Jim O'Rourke - Shutting Down Here (CD)Jim O'Rourke - Shutting Down Here (CD)
Jim O'Rourke - Shutting Down Here (CD)Portraits GRM
¥2,194

1月中旬再入荷。シーンの枠組みを越えて多大なリスペクトを浴びてきた我らがジム・オルークの2020年名作が待望のリプレス。石橋英子(ピアノ)、波多野敦子(ヴァイオリン、ヴィオラ)、Eivind Lonning(トランペット)を迎えたアンサンブル編成となっており、自身の若き頃と、名声を得たのちという30年もの時を超えた、2度に渡るGRMへの訪問からインスパイアを得た壮大な一作。散文的なインプロヴィゼーションと、徹底したミニマリズムを土台に、フィールド・レコーディング素材やエレクトロニックなテクスチャーの構築美の妙を見せつけながら、果てしなく予測不可能なゾーンへと突入した35分13秒。驚異的なバランスで抑えられ、整えられた音場ですが、このような静寂のなかに在っても決して内に秘めた熱を失うことがありません。
ダイナミック・レンジが広範であるため、リスナーは適宜ボリュームを調整する必要があるとのこと。これは絶対にお見逃し無く!!

Pierre Henry - Labyrinthe ! (2LP+DL)Pierre Henry - Labyrinthe ! (2LP+DL)
Pierre Henry - Labyrinthe ! (2LP+DL)Recollection GRM
¥4,532

Peter Rehbergの死去後、〈Editions Mego〉を引き継いだ 〈Shelter Press〉と〈INA-GRM〉による運営のもと、〈GRM〉関連の歴史的に重要な作品を現代へと紹介するフランスの要注意レーベル〈Recollection GRM〉から新物件!Pierre Schaefferと並ぶ、フランスの現代音楽の巨匠にして、ミュージック・コンクレートの先駆者としても知られるPierre Henry (1927-2017)が2003年に残したアルバム『Labyrinthe!』が初アナログ化!2003 年3月29日、パリの〈Radio France〉の〈Olivier Messiaen〉ホールで初演された、〈Radio France〉の委嘱作品。機械的ながらも有機的という、現在のポスト・インダストリアル・ミュージックのルーツとも呼べるような、圧倒的な音塊が収録されたトラック群。知性の冷徹を体現するように響く音響は、冷たく荒涼としていながら生物のように躍動し、無二の鋼鉄的な空間を描き出しています。

Heith - Escape Lounge (LP)Heith - Escape Lounge (LP)
Heith - Escape Lounge (LP)PAN
¥3,497
James Kらも参加!Puce MaryやWeightausendといったポストインダストリアル尖鋭ともコラボレーションしてきた伊地下シーンの影の重要人物。〈Hundebiss〉と並び、同国のエクスペリメンタル界隈屈指にサグで反骨のグルーヴ漂う尖端的な音楽の数々を擁する名門〈Haunter Records〉主宰のHeithが、ベルリンのクラブシーン最大の聖地〈PAN〉より最新作『Escape Lounge』をアナウンス!実験的電子音響と霊的なサウンドスケープが交錯する、Heithによる異世界的ドリフト。倍音の霞が立ちのぼり、アンビエント、ミニマル、フォークロアの断片が液状化するように溶け合っていく。打楽器の残響が儀式の記憶を呼び起こし、空間そのものが息づくような没入感です。
upsammy - Germ in a Population of Buildings (LP)upsammy - Germ in a Population of Buildings (LP)
upsammy - Germ in a Population of Buildings (LP)PAN
¥3,983
〈Nous'klaer Audio〉や〈Dekmantel〉、〈Whities〉などから先鋭的な作品を放ってきたアムステルダム拠点のアンビエント・テクノ/エレクトロニック・プロデューサーUpsammyが2023年にベルリンの実験的なシーンの中核である〈PAN〉からデジタル・リリースしたアルバム『Germ In A Population Of Buildings』が初アナログ化。彼女独自のサウンドスケープが有機的に展開されるアンビエント・エレクトロニック作品!名匠Rashad Beckerによるマスタリングというお墨付きです。
Sister Irene O'Connor - Fire of God's Love (CD)Sister Irene O'Connor - Fire of God's Love (CD)
Sister Irene O'Connor - Fire of God's Love (CD)Freedom To Spend
¥2,264

1月中旬再入荷。オリジナルは1973年リリースの、修道女Sister Irene O'Connorによる自主制作作品として長らくカルト的評価を得てきた伝説的アルバム『Fire of God’s Love』。オコナーはフランシスカン・ミッショナリーズ・オブ・メアリー修道会に所属するカトリック修道女で、教育や奉仕の傍ら音楽活動に携わってきた。1960年代にはシンガポールでギターを手にし、子どもたちと歌う中で作曲を始め、70年代に入り、同じ修道女で録音技師でもあったシスター・マリミル・ロブレガットとともにシドニーのカトリック放送局のスタジオでこのアルバムを制作。オルガン、ピアノ、アコースティックギターを主体に、チープなリズムボックスやベースペダル、そして大量のリヴァーブを駆使し、オコナーはソプラノで英語・ラテン語・マレー語の詞を歌い、同時にオルガンの全パートを演奏している。マリミルの技術と感性による録音・ミキシングは、清らかでありながら異世界的。霊的で恍惚感のある響きとなっている。歌詞のテーマは「慈悲」「光」「救済」といった聖書的題材に根差していながらも、音楽的には形式的な讃美歌ではなく、フォークや当時のサイケデリック、さらには早すぎたシンセポップを思わせる響きを含んでいるようで、モンド、電子音楽、カルト・アンビエント、フィメール・フォークなど多様な文脈で語られる稀有な作品となっている。修道院という閉ざされた環境から生まれながらも、時代もジャンルも超えてリスナーを魅了し続ける奇跡の一枚であり、無二のスピリチュアル・ポップ/サイケデリック・フォークの古典。長らく入手困難だったが、〈Freedom To Spend〉によってリマスターが施され、公式に復刻。詳細なライナーノーツと歌詞を収めたブックレットも付属した価値ある再発。

Space Afrika - Honest Labour (Ruby Wine Vinyl LP+DL)Space Afrika - Honest Labour (Ruby Wine Vinyl LP+DL)
Space Afrika - Honest Labour (Ruby Wine Vinyl LP+DL)Dais Records
¥3,374

ジョージ・フロイドの殺害事件を受けた世界的な反レイシスト抗議運動に刺激され、イギリスの人種差別に対する資金調達を目的として2020年に発表したミックステープ作品『hybtwibt?』が、PitchforkやBandcampでも「2020年のベスト・アンビエント・アルバム」の一つとしても取り上げられていた名ユニットの2021年人気作!!〈Where To Now?〉や〈Alter〉〈Sferic〉といった各地の尖鋭的なレーベルにも顔を出してきた英国・マンチェスター拠点の要注目エクスペリメンタル・デュオであり、Joshua Inyang & Joshua Tarelleからなる"Space Afrika"が名門〈Dais〉からニュー・アルバムをアナログ・リリース!ガラージ、ジャングル、グライム、ドリーム・ポップまでもパルスやパッドのきらびやかな軌跡の中へと液化させ、Dean Blunt、DJ Spooky、Cocteau Twins、Kleinの音楽までをも蝋燭のような物語へと煮詰めたような大作!!!

Coil - Time Machines (CD)Coil - Time Machines (CD)
Coil - Time Machines (CD)DAIS Records
¥1,864

1月中旬再入荷。Psychic TVやThrobbing Gristleでの活動も知られるPeter 'Sleazy' ChristophersonとJohn Balanceが率いたカルト・インダストリアル/エレクトロニック・ユニット、Coil。そのメンバーDrew McDowallが単独で録音した粗いデモ・テープを、バンドメイトのJohn BalanceとPeter Christophersonが完成させた、最小限のポスト・プロダクションで録音された4編のドローンを収めた傑作『Time Machines』が〈Dais Records〉よりアナログ再発。チベットやその他の宗教の儀式音楽からインスピレーションされ、音楽に没入して瞑想したり、トランス状態になることを目的とした、まさに時間を溶かすような深遠で幻覚的な長編ドローンの史上に残る傑作アルバム。

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