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アメリカのアヴァンロック・カルテットHorse Lordsと、ミニマル音楽の重鎮Arnold Dreyblattによる、〈RVNG Intl.〉の世代を超えた音楽家によるコラボレーションをテーマとしたFRKWYSシリーズ第18弾『FRKWYS Vol. 18: Extended Field』。Dreyblattが長年探求してきた純正律とHorse Lordsのポリリズミックで実験的な演奏スタイルが融合し、緻密でありながら身体的なグルーヴを持った作品となっており、金属製ダブルベースの弓奏、変則チューニングのギター、複雑なドラムパターンが交錯する。Dreyblattの緻密な音響とHorse Lordsのライブ感、ミニマリズムが持つ理論的な厳密さとアヴァンロックの肉体的強度、Horse Lordsの複雑なリズム構造とミニマリズムの反復美学という、ミニマリズムとアヴァンロックの新たな接点を提示しており、考えながら踊るような、知的でありながら感覚的にも深く響く一枚となっている。



La Monte YoungやPauline Oliveros、Alvin Lucierのもとで学んだアメリカのヴィジュアル・アーティストにしてミニマル作家Arnold Dreyblatt。Yoshi Wadaの名盤もリリースしていたIndia Navigation Recordsから1982年にリリースされていた、ミニマル・ミュージック傑作。バス・ビオール(中世の弦楽器)、小型アップライトピアノ、ポータブルパイプオルガン、ハーディガーディにより、強度、速度、音色を変化させた恍惚なパターンを様々に収録。
2025年リプレス!オリジナルは2012年リリースの、OMの5作目となるアルバム『Advaitic Songs』。ミニマルかつ儀式的なドゥーム/ドローンを基盤にしながら、今作はチェロやヴァイオリンなどのストリングス、女性ヴォーカル、中東・南アジア的要素を含む旋律など、より多層的で荘厳な音響が全編にわたって注ぎ込まれている。スティーヴ・アルビニをはじめとするエンジニア陣の手によって生々しく記録された音像は、深いリヴァーブと空間的広がりを持ち、まるで聖堂の中で演奏されているかのような響きを持つ。スピリチュアル・ジャズや中東音楽、グレゴリオ聖歌やヨーロッパー中世音楽、神秘主義的ドローンなどに通じる要素を取り入れながら、ドゥームの骨格を保ち続けている点も驚異的で、宗教的・哲学的なミニマル音楽と東洋的エッセンスをも融合させた、スピリチュアル・ドゥーム/メディテーショナル・ドローンとでも言うべき、極めてユニークな充実作!

『2025年3月29日、kalavinka(福岡県糸島市)にて行われたライブ演奏。
江戸期の竹で製作した地無し尺八と、kalavinka龍石氏による瓢箪スピーカーが、極めて柔らかな音の層を紡ぐ。 呼吸を通して瞑想へ導かれたのち、静謐へと移ろう40分間の記録。』
本作は、2025年3月29日に福岡県糸島市「kalavinka」にて行われたライブ演奏を収録したもので、自作の地無し尺八と瓢箪スピーカーによる、約40分間の即興演奏となっております。演奏前には呼吸を通じて静けさへ導く導入が行われ、会場全体が瞑想的な空間へと移行していく様子も含め、その場の空気感をできる限り損なわぬよう記録しました。
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<アーティスト>
KENJI IKEGAMI / 池上健二(地無し尺八製管師/演奏家)
1981年生まれ。熊本県出身。 10代の頃より民族音楽や瞑想音楽に傾倒し、2004年東京にて日本各地に古来から伝わる虚無尺八(古典本曲)をライフワークとして尺八を始める。その後、古典から得たインスピレーションは即興やドローンミュージックなどの原始的な技法を取り入れたスタイルへと変化し、演奏活動やトラックメーカーへの音源提供を行う。また、2010年からより理想の音を求め、尺八製作を開始。8年の修行を経て2018年自身のブランド「池上銘地無し尺八」を立ち上げる。自然の響きに焦点をあて製作される池上銘は、これまでに無い新しい音を生み出し、特に海外のプレーヤー達に高く評価され支持されている。2023年、尺八の材料になる真竹の聖地、また故郷でもある九州に拠点を据え、研究・製作・演奏を精力的に行っている。
www.ikegami-jinashi.com


ジョージア出身の電子音楽家 Rezo Glonti による、過去の記憶や風景を音の断片として再構築する Recollections シリーズの続編となる7インチ作品『Recollections V–VI』。短いフォーマットながら、彼の音楽が持つ透明感のあるアンビエント、繊細なエレクトロアコースティック、微細なノイズの揺らぎが凝縮されており、フィールド録音のような自然なテクスチャーと、柔らかく重なる電子音が静かに呼応し、過去の風景がぼんやりと浮かび上がるような感覚を生む。大きな展開はなく、音の粒子がゆっくりと漂うだけだが、その余白こそが作品の魅力で、聴くほどに深い内省へと沈み込んでいく。小さくも豊かなアンビエント作品。

東京の〈Solitude Solutions〉からのデビュー以来、卓越したアンビエント/エクスペリメンタル作品を送り出してきた日本の実験的作家、福住康平のソロプロジェクトUltrafogによる、ギターの残響と淡い記憶のような音像が漂う静謐なアルバム『A Replica Screams』。ギターを中心にした靄のような音像で、ギター・ドローンが空間に滲むように広がっていく。音の密度がゆっくり変化し、聴くほどに景色が移り変わっていくようで、夢のようなアンビエントのよう。派手な展開はないが、音の揺らぎや質感の変化が美しく、深く沈み込むような印象を残す一枚。

2017年に発表され、高い評価を受けたLPで、オハイオ州シンシナティ拠点のレーベル〈Students Of Decay〉から限定アナログ盤としてリリースされた作品。弦楽器、声、オルガン、ピアノによる楽曲群を収録し、Pitchfork誌に「意識と無意識の間、かろうじて存在するが、確かにそこにある」と評された。Godspeed You! Black Emperorのアナログ録音スタジオ「Hotel2Tango」(モントリオール)で録音され、Davachiの鍵盤演奏に加え、Camille Hesketh(ソプラノ)、Jessica Holmes(チェロ)、Jessica Mosson(ヴァイオリン)が参加している。

ロンドンを拠点に活動するアーティストfeeoによる、ドローン、アンビエント、実験的エレクトロニクス、即興音楽、エクスペリメンタル・ポップを要素としつつ、その枠を越えて、音楽というよりも感覚のスケッチ集のような印象を残すデビュー・アルバム『Goodness』が〈AD 93〉から登場。feeoのヴォーカルは歌唱と語りの中間に位置し、リバーブやディレイによって空間に溶け込むような質感を持ち、歌詞は意味よりも響きやリズムの感触が重視されている。ピアノやシンセはミニマルなフレーズを繰り返しながら微細な変化を加え、曖昧で浮遊的なリズムとドローン的な持続音を背景に静かで広がりのある音像になっており、フィールドレコーディングや環境音も積極的に取り入れられ、音の隙間や余白が音楽の一部として機能している。各楽曲はそれぞれ独立した音響スケッチでありながら、鎖の輪のように連なって詩的な物語を形成し、聴き手の内面に静かに語りかけてくる。現代的な音響感覚と個人的な詩情が融合した繊細な感覚や記憶の断片集。
9月下旬再入荷。ケベック・モントリオールで結成されたカナダのポスト・ロックを代表する屈指のバンド、Godspeed You Black Emperor!による2015年名作『Asunder, Sweet And Other Distress』のアナログ・リイシュー盤が〈Constellation〉から登場。轟音なユニゾン・リフ、ノイズ/ドローン、揺れ動く倍音、ギターとストリングスの対位法による、インストゥルメンタル・ポスト・ロックの大名作!180g重量盤
1980年超名盤。15メートルの長さのワイヤーを貼り その両端に巨大な磁石を設置し、空気とワイヤーの振動関係をオシレーターによって発した1972年発表作品。本CDでは約18分のトラックが4つ収録されておりますが、実際は72時間連続してのインスタレーションだった模様。その場の天井、空気の流れ、人の出入り等によりに変化していく瞑想的恍惚持続音。

〈12k〉、〈Important Records〉、〈IIKKI〉などからのリリースでも知られる東京拠点の作家Akhira Sanoによる最新作『D‑R』。微細な電子音、さらさらとしたノイズ、雨音のように柔らかく揺れるシンセ、そしてフィールドレコーディングの淡い気配が溶け合い、静謐で抽象的な音響空間を描き出す。「Demande」と「Réponse」という対になる4曲で構成され、ガラスのように硬質な質感と、ぼやけたテクスチャーが重なり合う長尺の音の流れが、聴く者を深い集中へと誘う。電子音と具体音を繊細に編み込むSanoの美学が最も純度高く結晶した一枚。

日本出身・スロベニア在住の作家 Aiko Takahashi による、 ピアノ・テープループ・ドローン・自然音を織り交ぜた静謐なアンビエント作品『The Grass Harp』。柔らかなドローンの流れに、朴訥で優しいピアノ、劣化したテープの質感、鳥の声や川のせせらぎなどの自然音が重なる。春の再生や揺らぎをテーマに、南ヨーロッパの田舎の空気感をそのまま閉じ込めたような音像。時間の流れがゆっくり変化するような、淡く美しい静謐さ。


シアトル拠点のDJ/アーティスト Raica こと Chloe Harris が Jo Johnson のレーベル〈Silver Threads〉からリリースしたサード・アルバム『If Not Now, When』。ドローンやアンビエントを基盤に、IDM的なリズムやテクノ的な推進力を融合。ノイズ、残響、シンセの断片が重なり合い、1stアルバム『Dose』に見られるサイケデリックな没入感とアンビエント的な微細さが併存している。Jo Johnsonと並ぶ形で現行アンビエント/IDMシーンに新たな潮流を提示する一枚。

作曲家でありサウンド・アーティストでもあるヴィオレタ・ガルシアのソロ・チェロ・アルバム『IN / OUT』が〈Bongo Joe〉より登場!スイス、ジュネーブの地下貯水池で録音された本作は、その場所の自然な音響を作曲の不可欠な要素ととらえており、ガルシアが空間で演奏するだけでなく、空間そのものを演奏していると言える。彼女は、近くの壁や遠くの壁に反射する反響や残響に合わせてアプローチを変えながら、ミニマルな現代音楽、ダーク・アンビエント、実験的なノイズを融合させていく。ラ・モンテ・ヤング、エリアーヌ・ラディーグ、ユルク・フレイ、アルヴォ・ペルトといった作曲家からインスピレーションを得たというガルシアは、チェロの拡張奏法、微分音、オルタナティヴ・チューニングを駆使し、マルチ・チェロ・アンサンブルの深みと複雑さを感じさせる音の風景をつくりだしており、洞窟のような空間の共鳴と残響のなかで、それぞれの音が環境と有機的に相互作用しし、響くエコーや陰影のあるドローンのひとつひとつが、彼女のコンポジションの織物に注意深く組み込まれているように感じられる。深いハーモニーと没入感を伴う聴覚の世界へと誘う!

日本を代表するアンビエント/ドローン·ミュージック・シーンを牽引する存在となったChihei Hatakeyamaこと畠山地平が、この度ジャズ・ドラマーの石若駿とのコラボレーション作の第二弾を発表。
ラジオ番組の収録で出会って以来、ライヴ活動などでステージを共にすることはあった2人。2024年5月には2部作の第一弾『Magnificent Little Dudes Vol.1』をリリースしていたが、今回はその第二弾。今作には、受賞歴のあるイギリスのチェリスト、セシリア・ビグナルをフィーチャーしたアルバムのオープニング曲「M3」、シュゲイザー・サウンドを目指して制作したという「M5」などを収録。
Vol.2について畠山地平は次のように話している。「Vol.2にはセッションの後半が収められています。その日は3月のある日の午後でした。長い冬が終わろうとしているのを感じましたし、日本ではコロナの影響が諸外国より長く続いていたので、そんな マスクを付けた日々も終わろうとしていました。『M3』では私たちの演奏にセシリア・ビッグナルがチェロで参加してくれました。これは遥か昔に私がアメリカ人シンガー・ソングライターのデヴィッド・グラブスから受けた影響が見え隠れしています。彼のアルバムの『ザ・スペクトラム・ビトウィーン』に入っている『Stanwell Perpetual』という曲です。しかしこの曲は私が頭の中で何度も形を変えてしまったので、今回の『M3』とは直接は関係がないように思えます」。
すでに昨年10月にデジタル・リリースされていたVol.2だが、今回フィジカルを発売するにあたり、リミックス音源3曲が追加収録されている。3月、4月には「Magnificent Little Dudes Vol.2リリース・パーティー」も予定されていることから、今後の2人の活動から目が離せない。

claire rousayによる、アンビエントとインディー・ロックの感性が融合した、詩的かつ親密な音響作品『a little death』。本作は『a heavenly touch』『a softer focus』に続く三部作の最終章で、フィールド録音、ピアノ、ラップ・スティール、アコースティック・ギター、ストリングス、木管楽器などを用いた音と生活の境界を探るclaire自身のソロ活動の本質を示している。また、メロディやコード進行に、親密で内省的なソングライティングの感覚が垣間見えるのも印象的。m sage、Andrew Weathers、Mari Mauriceなど多彩なゲストも迎えた、claire rousayが築いてきた音と感情の詩学の集大成であり、静けさの中に宿る深い情感と想像力を呼び起こす傑作。

日本を代表するアンビエント/ドローン·ミュージック・シーンを牽引する存在となったChihei Hatakeyamaこと畠山地平が、この度ジャズ・ドラマーの石若駿とのコラボレーションを発表した。
ラジオ番組の収録で出会って以来、ライヴ活動などでステージを共にすることはあった2人だが、作品を発表するのは今回が初めて。『Magnificent Little Dudes』と名付けられた今作は、2部作となっており、2024年5月にヴォリューム1が、同夏にヴォリューム2がリリース予定となっている。
「その場、その日、季節、天気などからインスピレーションを得て演奏すること」をコンセプトに、あえて事前に準備することはせず、あくまでも即興演奏を収録。ファースト・シングル「M4」には日本人ヴォーカリストHatis Noitをゲストに迎えた。ギター・ドローンの演奏をしているとその音色が女性ヴォーカルのように聞こえる瞬間があることから、いつか女性ヴォーカルとのコラボレーションをしたいと思っていた畠山。「今回の石若駿との録音でその時が来たように感じたので、即興レコーディングの演奏中、いつもは使っている音域やスペースを空けてギターを演奏しました。ちょうどこのレコーディングの3週間くらい前に彼女のライヴ観ていたので、Hatis Noitさんの声をイメージしてギターを演奏しました」と話す。
世界を股にかけて活動する日本人アーティスト3組のコラボレーションが実現した『Magnificent Little Dudes Vol.1』は、日本国内外で話題となること間違い無いだろう。
『New Music』は、MerzbowやPrurientとの共演歴もあるNYノイズシーンの中心人物として知られるCarlos Giffoniとスウェーデンのエクスペリメンタル音楽家で、〈iDEAL Recordings〉主宰者Joachim Nordwallによる、テクノ、ノイズ、電子音響の要素を融合させた強烈なサウンド・アート作品『New Music』。Giffoniの深いシンセ・ドローンとNordwallの儀式的な構造が衝突し、機械的でありながら有機的な音響世界を形成。脈動する電子リズム、没入的なドローン、抽象的なテクスチャーが交錯する、フィジカルなリスニング感覚は、テクノの外縁部とノイズ、電子音響の境界を越え、宇宙的な領域に踏み込んだ一枚となっている。
当店だけでも200枚以上を売り上げた〈Aguirre Records〉からの再発盤も高騰していた中で、20世紀のミニマル~サイケデリック・ミュージックの真打ちが〈Superior Viaduct〉よりCD再発!数々のコアなレーベルや関係者が再発を試みるも、誰も成功してこなかった、ミニマル・ミュージック発祥地としても音楽史に残る歴史的名作。ミニマル・ドローンミュージック創始者、またFluxus等の現代美術運動やVelvet Underground人脈でも知られるLa Monte Youngの、1974年フランス名門Shandarからリリースされていた涅槃ラーガ最重要作品が遂に公式再発!!!!! 彼のグルであるPandit Pran Nathより学んだ北インド古典音楽と正弦波持続音を組み合わせた、始まりも終わりもなく延々ミニマルに続く正に聖典的内容。複雑な音楽理論やコンセプトを抜きにしても、サイケデリック・ミュージックとしても真打ち的内容で鉄板。彼なしでは昨今のミニマル~ドローンミュージックや、ブライアン・イーノのアンビエントでさえもあり得なかったでしょう(イーノとの共作で著名であるJon Hassellも本アルバムに参加)。テリー・ライリーのラモンテの音楽に関するコメントで「初めて彼の音楽を聴いたとき、宇宙船に乗っているみたいだった」、「ただ周りは誰も理解せず嘲笑していた」、と何処かで読んだことがありますが、ある種の神秘体験を音像化したかの様なリアリティを捉えた音楽は、近代の音楽史の流れを見ても非常に希有。オリジナルは非常に珍しく高価ですので、この稀に見る機会を是非お見逃し無く!全ての音楽ファンに!!!!!

Marc-Étienne GuibertやGil.Barte、Markus Gibbといった別名義でも知られるフランスを拠点に活動する実験音楽家/サウンドアーティストMert Segerによるクラブミュージックと内省的な音響芸術のはざまに位置するようなダブ、インダストリアル、ドローンの要素が交錯する40分間の音響探求カセット作『Empire Des Pulsions』。スモーキーな低音、歪んだパーカッション、ざらついたテクスチャが、都市の夜や心理の深層を思わせる音像を描き、断片的なリズムによる反復と変化が聴く者を不穏な没入へと誘う。録音はローファイでありながら、空間処理や残響の使い方は非常に繊細で、クラブ以降の音楽における身体性と抽象性のせめぎ合いを体現した作品となっている。限定カセットというフォーマットも含め、アンダーグラウンドな美意識が貫かた一本。
